LoveMate〜恋のリハーサル〜(PC) | |||
メーカー | Mink | 総合評価 | 50点(凡作) |
ジャンル | ADV | ||
発売日 | 2000/04/28 | ||
シナリオ | OKAME | 2000年4月28日の「まじアン」戦役に発売 されたうちの1本。それ以外の話題と言うと ……相変わらず分厚いパッケとか?(笑) |
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キャラクターデザイン | 福永ユミ | ||
サウンド | MAMIKO INOUE |
個人的エピソード |
絵が気に入ったので買いました。以上(ぉ |
内容 |
あなたは名門女子校の新任教師。 しかも赴任早々、演劇部の顧問を任されることに。 かつては全国の名を轟かせた演劇部。 しかし、今やその姿は見る影もなくわずか1人を残すのみで廃部寸前。 唯一の部員・麻衣子の演劇にかける情熱に魅せられたあなたはなんとか2人で演劇部 を復活させようと決意するのだった……。 (自前で作成) |
システムとか |
システムは至極単純です。この上なく難易度が低いゲームなのでこんなもんでしょう。 セーブ数は10個。ゲームのボリュームを考えれば十分な数かと思われます。 1日は朝・昼休み・放課後の3ブロックに分けられ、各3〜5回の移動を行います。 この際どこにどのキャラクターがいるかが常に表示されるので目当ての娘に会えないということはありません。 気をつけなくてはならないのは、このゲームでは一定以上同時攻略を行う必要があるので(そうしないと部活のメンバーが集まりませんし)目当ての娘にだけ会っていたのではハッピーエンドに辿り着かないということくらいでしょうか。 その同時攻略にしても常に好感度(進行度)がグラフで表示されているので、 それを見ながらやれば適当なところでイベントを止めることも簡単です。 ただ、ここまで行くと親切を通り越して簡単過ぎるような気もしますが^^; 鑑賞系もCG・音楽・シーン回想と1通り全て揃っています。 このゲームはHシーンでの「ラブシステム」が売りの一つなのですが、早い話がお触りシステムです(爆) 他と若干違うのは女の子の身体上でアイコンがハート型になる位置をクリックすると、 砂時計とハート型のゲージが表示されることです。 この時マウスをドラッグするとお尻や胸が動いてハートゲージが上がっていきます。 女の子が感じると(ゲージが上昇すると)表情なども変化して視覚的にも楽しい……はずです(^^; 砂が落ちきる前にゲージをMAXまで持っていくと好感度にボーナスが加わるという寸法なのですが、 別にこのシステムに頼らなくてもエンディングは見られるのでオマケといった要素が強いようです。 でも、ドラッグの最中は相当な勢いで動かさないとちっともゲージが上がってくれないので、疲れて楽しむどころじゃありませんでした(^^; 声も出ませんしね。 これは新手のいじめですか? #CPU処理速度に応じてマウスを動かす速度が上がるようです(ぉ 果たしてこのシステムを付けた意味があったのかは疑問です。 |
絵とか |
塗り・原画ともにかなりの水準だと思います。かなり好みです。 同じ原画さんの他メーカー作品「SPARK!」などと比べるとレベル向上が著しいです。 立ちグラ・イベントCGともにこれと言って文句はありません。 パッケージを見て、好みだったらこの点に関しては全く心配はいらないでしょう。 ただ、ほぼ強制的にフルスクリーンになるのはどうかと。 ウィンドウでやろうと思うとiniファイルを自力で書き換えないといけないです^^; |
音楽・音声とか |
BGMはMIDIで演奏。GMファイルのようです。私は例の如くSC-88Proで再生しました。 で、感想なんですが……驚くほど印象に残りません。 本当にクリアした後に1曲も思い出せないくらい印象に残りません^^; OPとEDにはボーカル曲が採用されているのですが、まあエロゲらしい出来です。 私個人としてはEDなんかは結構好きなんですけどね。 リーフとかI'veのボーカル曲と比較する方が間違いってもんです。あれらは別格ですから。 反面音声はなかなかのレベルだと思います。 声質もキャラに合っていると思いましたし演技もまあまあなんじゃないかと思います。 「智」の声のボリュームがちょっと小さいように思いましたが、 濡れ場ではしっかり大きくなってるので実用^^;には困りません(爆死) #この年齢で「濡れ場」って表現するのはどうなんでしょう?(ぉぃ |
シナリオとか |
このシナリオは主人公の捉え方次第で印象が全く変わるでしょう。 「新任で経験も何もないのに熱血で無根拠な口先だけの男」と捉えるか、 私のように「ただの熱血バカ」というギャグキャラとして捉えるかで。 前者のように捉えると結構辛いかもしれません。 ほとんど全編が主人公の精神論で占められていますから。 まあ、私もただの精神論で「お前らには才能がある! やればできる」と言われてその気になっちゃう女の子や しかも実際にそれで演劇祭で賞を取ってしまうことには甚だ疑問を感じたりしましたが^^; さて、それはさておき真面目なことを書くと、なぜヒロインが主人公に惹かれるかの 納得の行く描写がないのがまず気になります。 恋愛ものであるからにはプレイヤーを納得させるだけの理由が必要だと思うのですが…。 (一応、各ヒロインが抱えているトラウマや悩みを主人公の熱血が打ち消してくれる、みたいな理由はあるんですけど説明不足の感あり^^;) またHが告白イベントの前にあるのですが、それまで主人公がヒロインのことを気にする素振りを 全く見せないんですよね(さすがに抱いてるときは「愛しく感じて」とか書いてありますが)。 純愛大好き人間の私としては好きでもないのに恋愛ものの主人公が抱くんじゃねー!と思いました。 この辺は「せんぱい」とかにも通ずる不満ですね(笑) そして最大の不満。それは同時攻略ができることです。 途中までの同時攻略は構わないのですが、このゲームではヒロイン全員と関係を持つことが出来ます。 (最終的にはラストで誰かを選ぶことになりますが) しかも別に複数名と関係を持っても何もイベントなどに変化はありませんし。 ヒロイン同士が極めて近い距離(同じ学校の同じ部活)にいる以上、 複数名と関係を持っていたら何か起こる方が自然だと思うのですが…。 そして、そういったイベントがないなら1人としか関係が持てない方が自然なんじゃないかなぁと思った次第です。 普通、絶対にバレるって^^; 同じ部活のメンバーと顧問がHするくらい深い関係持ってるんだしさ。 |
総評 |
私は真っ当に「部活再興を目指す間に芽生える教師と生徒の恋愛」みたいのを想像してたので ちょっと肩透かしをくらった感じです。 もっと恋愛性が強いと思ったのですが…。 結局のところは軽いノリのラブコメといったところでしょうか。 個人的にはシナリオ性を強めて「恋のリハーサル」を描いて欲しかったです。 点数的には50点としましたが、 絵が気に入った方が上記の点を踏まえてプレイする分にはもう10点ほど加点しても構わないと思います。 |
書いた時点での総プレイ時間 | 7時間(コンプリート) | ||
お気に入りのキャラ | 綾瀬香澄 | ||
お気に入りのセリフ | 特になし #主人公の熱いセリフはある意味お気に入りだが(ぉ |
初版2000/05/16 最終更新2001/03/04