シスタープリンセス(PS) ※ディスク2枚組 | |||
メーカー | (発売元)メディアワークス (開発元)スタック |
総合評価 | 70点(佳作) |
ジャンル | ADV | ||
発売日 | 2001/03/08 | ||
シナリオ | 公野櫻子(原案)・白根秀樹・野中幸人 滝晃一・あべけん・佐藤勝一・彩乃小路 |
G'sマガジンが誇る読者参加企画のゲーム化。 全国に狂ったお兄ちゃんを大量輩出したことで知られているのではないかと(^^; |
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原画 | 天広直人 | ||
サウンド | 菊池幸範 |
個人的エピソード |
G'sの企画も毎月読んでますし、小説まで何冊か持ってる身としては。 というわけでデフォで購入。 |
内容 |
お兄ちゃん(主人公)には9人のかわいい妹がいる。 でも、事情があって、妹たちは普段、いろいろな家庭に 別々に預けられている。 だから、兄妹全員が顔を合わせることができるのは、 年に一度、お正月の新年会だけだった。 ところが、2月のある日。 お兄ちゃんは、妹たちからパーティに招待される。 そのパーティには9人の妹が全員集まり、 しかも妹たちからお兄ちゃんにプレゼントがあるという。 お兄ちゃんは、喜んでパーティに出席することにした。 そして、パーティ当日。 会場でお兄ちゃんを待っていたプレゼントとは、 なんと、3人の新しい妹たちだった。 かくして妹が12人に増えてしまったお兄ちゃん。 これから、どんなにぎやかな毎日が始まるのでしょうか? (マニュアルより) #これを読んでも退かない人だけが、購入資格アリ(笑) |
システムとか |
基本的には選択肢分岐型のADV。 朝、どの妹と一緒に登校するかの選択→学校での日常→誰と下校するかの選択→放課後のマップ移動→夜のメールチェックという行動の繰り返しと、随所に用意された選択によってゲームは進行していきます。 これらの行動の際、どこに誰がいるかの表示だけでなくデフォルトで「マイシスター(ゲーム開始時に選択。攻略時にイベント追加)」にカーソルが合わさっているのは便利ですね。 マイシスターを選ぶ性質上、オンリープレイが基本なんでこの配慮はありがたいところ。 また、このゲームの特徴として「血縁度」という隠しパラメータがあります。 選択肢によって好感度と同様、変化してこれが高いと「仲良しの兄妹」に、低いと「実は義理の兄妹だったの!」なEDになるわけです。 ただ、普通のギャルゲの感覚でやっているとまず非血縁ルートに乗ってしまうので要注意。 血縁ルートの選択肢って兄妹っぽいというより、妹イジメみたいなんで攻略本見ないと辛いかもです(^^; セーブ数は3ブロック使用で12個。妹が12人なんでまあOKかと。 スキップは強制スキップのみ。速度は快適ですが、既読が欲しかったところ。 バックログはなし。まあ、シナリオを読ませるタイプのソフトじゃないので可。 鑑賞系はCGとBGM鑑賞を用意。ま、この辺はあって当然ですね。 多くの要素をバッサリ切り捨てた感のあるシステムですが、プレイ時に不便さを感じさせることはないでしょう。 もうちょっとスキップなんかを充実させてくれれば文句なしだったのですが。 |
絵とか |
いや〜、かわいいですわ〜。 全国にお兄ちゃんを生んだだけあって一般受けする絵柄ではないかな〜と。 ただ、DCやPS2の画面に慣れた人なんかには、CGの粗さが目立つと思います。 パッケージには「ハイレゾ仕様」と銘打ってあるんですけどねぇ…。 これがハイレゾなら多くのPSギャルゲはハイレゾですよ(^^; 冗談はさておいて立ち絵なんかの粗さが目立つのは事実。 大きめのTVにコンポーネントケーブルで繋いでる我が家ではそれが顕著でした。 塗りなんかのクオリティは悪くないんですけど。 枚数はなんと217枚。 1人あたり15枚以上あるので、どのお兄ちゃんも満足かと。 |
音楽・音声とか |
BGMは全39曲、うち2曲がボーカル曲(BGM鑑賞で聞けませんが)です。 この音楽なんですが、はっきり言ってショボい出来です。 いまいちどころか全く心に届きませんでした。 なぜだか、音楽のモタリとかまで発生しますし。 大容量のMIDIデータを受信したSC-88とかじゃないんだから(^^; というわけで、お気に入りはED曲「shining☆star」のみ。 一方、音声の方はフルボイス。 声優陣の名前、私は一部しかわかりませんでしたが、キャラには合っているようでしたし演技の方も良かったと思います。 特に四葉や衛なんかは、音声がついたゲームになったことで格段に魅力的になったような気がします。 声の力って偉大ですね。 時々、音声の頭にノイズが乗る以外は不満なしです。 |
シナリオとか |
このソフトのシナリオについて論じること自体、バカらしいという気がしないでもないですが、まあ最低限は。 そもそも気持ちいいくらいキャラ萌えに特化したこのソフトには、厳密な意味でのシナリオというものがありません。 個々のイベントにはあまり繋がりがありませんし、矛盾なんかも生じています。 例えるなら、シナリオというよりも兄妹のエピソードをちりばめたゲームというのが1番近いでしょうか。 非血縁EDも最後に唐突に実妹ではなかったと明かされるだけですし、非血縁ルートと血縁ルートとの違いも本当の最後だけですから(もちろん、選択肢ごとの反応の差はありますが)。 それゆえ「シナリオ」という観点で見ること自体が無意味だと個人的には思います。 そういったことを気にしていたら、このソフトは絶対に楽しめません。 「妹」という冠が付いているために無条件でこっちを慕ってくれる、色々なタイプの女の子に振り回されながら甘ったるい日常を満喫するというのが正しい楽しみ方なんじゃないかな〜と。 萌えれば当たり、萌えなきゃゴミ。そんなソフトだと思います。 私のシスプリシナリオ観はこんな感じです。 でもまあ、非血縁と血縁の両ルートは途中から違う流れにして欲しかったですけどね。 せっかく「血縁度」なんてものを用意したんですから。 どちらかのEDを確認するともう一方は本当にただの作業と化す現状は惜しいです。 |
総評 |
個人的にはわりと萌えられました。日記の発売日頃を参照。 ただ、これって妹属性の人とはまた違う層に受けていると思ってます。 強いて言うなら「シスプリ属性」ともいうべき何か。 あの娘たちは、もはや妹ではないと思うんですよね〜。反応とかが。 まとめ。萌え妹ゲーム。 ツボにハマるか、激怒するかの二者択一的なソフト。 もっともこれを買うような人が、買って怒るとは思えませんけどね(^^; |
書いた時点での総プレイ時間 | 33時間(非血縁ルート終了・血縁は咲耶のみ) | ||
お気に入りのキャラ | 咲耶・四葉・可憐・衛・春歌 #たった5人しかいないや! ……たった? |
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お気に入りのセリフ | 「なるほど、チェキほど」(マテ |
初版2001/04/08