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香港明星

香港映画

2月3日付けの雑誌「MONDAY」の成龍と甄子丹の記事
広東語を勉強中の人!MONDAYの記事はほとんど広東語で書かれていますよ!勉強にいいと思います!

成龍篇:「贖金之王2」は今まで僕がハリウッドでとった映画の中でもっとも満足のゆく出来栄え。撮影の過程は本当に大変だった。毎日早番と遅番と2つのチームを作り、睡眠時間はいつも6時間に満たなかった。でもとても満足している。シナリオはいいし、監督はいい、出演者もいいし、自分のいいたいことは全て言えたし、自由度が高い環境で仕事ができた。一つ特別なシーンがある。僕とイギリス警察が回転ドアーを使ったアクションをやるシーン。このアイデアはずいぶん前から暖めていたものだった。予算の関係、時間が足りない等、様々な原因があって今まではずーっと撮れないでいた。今回は監督のおかげでやっと撮ることができた。回転ドアーのシーンにでてくる3人の俳優はもう7〜8年にわたって僕と一緒に仕事をしてきたオーストラリアの仲間。このシーンは5回も夜通しの撮影を行ったんだよ。いろいろと想像もつかないような問題も発生した。でも結果としてすばらしいものがとれた。みんな運命共同体みたいに仕事をして、とてもいい映画がとれた。どんなに大変でも映画をより完璧にするためにがんばった。

今回は甄子丹に悪役をやってもらった。これは映画会社の主導によるもの。でも僕自身もずーと前から彼と競演してみたかった。かれのカンフーは素晴らしいし、しっかりとしたもの。彼がこの世界に入ってきた時のことを、よく覚えているよ。とっても驚いたから。ユエンウーピンはこんなにすごい新人をよく見つけてきたものだって関心したよ。彼は僕の後継者になるかもしれないとすら、その時思ったよ。今回の僕らの競演は、昔僕とサモハンが競演した時のような感じだった。とても呼吸があうんだ!パンチやキックのシークエンスもやりやすかった。もっとやってみようっと思うのも同じ、OKだと思うと、彼もOK、回りの西洋人たちは口出しもできず、見ているだけだった。ドニーに対してはもう賞賛しか見つからないよ。また機会があったら、一緒に仕事をぜひしたいよ。

僕が他の俳優や監督と比べて優れている点はね、乱作をしないってこと。一年にだいたい一本の映画しかとらない。だからこそ、いつも新しいアイデアが生まれる。そう、観客に新鮮さを与えることができるんだ。今たくさんの人たちがアクション時代劇をとる。たしかに、今はまたそういうものが受け入れられている。でもほとんどの映画が似たような映画になっている。俳優たちが、ワイヤーで飛んでばっかり。その後ろに意味があるんだろうか?もし僕がハヤリのものばかりを追いかけてきたとしたら、こんなに長いこと第一線にいることはできない。今まで築いていた地位なんてものは、あっという間に他の人に取って代わられていたと思う。いつも新しいことに挑戦したいんだ。今は純粋な文芸作品をとる話を持ち上がっている。素晴らしい米国俳優と共演する計画がある。ただシリアスな文芸映画を僕がとるにあたって、ちょっと大変なことは、自分がちょっと朗らかすぎることかな。でも、僕は演技もできるし、アクションもできるし、歌だってうたえる。恐れるものは何もないよ!、

甄子丹篇:「成龍とは初競演だった。ずーっと以前から競演したかった。彼と競演したくないやつなんているんだろうか?数年前の「ラッシュアワー2」でジョンローンのやった役のオファーをもらった。スケジュールがあわなくって断ったんだ。今回は映画会社が僕にジャッキーが君との競演を望んでいるんだけど、って言ってきたんだ。一ヶ月考えて今度の機会を逃したらいけないって思った。この機会を逃したら、いつジャッキーとまた競演できるチャンスがあるんだろうって。だから出演をOKした。その後シナリオを読んでこれはきっと楽しい体験ができるぞって思った。英雄はちょっと厳粛な映画だったけど、今回の映画は喜劇だからね。おもしろそうだなって思った。でも本当に楽しくやれた。ロンドンとプラハ?での撮影にトータル3ヶ月余り。撮影はあっという間だったけど、いいものが出来たよ。

ジャッキーとの競演だけど、なんか暗黙の了解があって、とっても微妙な感じだった。ジャッキーのように経験が豊富な人間との競演には、全てを話す必要がないんだよ。ぼくも今まで自分でたくさんの映画をとってきた。僕たち2人はアクション映画を知り尽くしているからね。言わなくってもこの場面ではどのようなアクションをしたらいいかってわかる。もう僕たちは準備OKだから、さあカメラを回してくれって。回りの西洋人たちは完全に何がおこっているかよくわからないって具合で立っていただけ。僕たちのとるシーンには他の人の介在はいらない。とてもいい仕事ができたし、自分自身誇りに思えるくらいなんだ。得がたい経験だった。ジャッキーとの共演は長年の願いだったから。こんなに早く実現できるなんてね。

この映画の撮影後「千機變」のアクション監督をやった。ジャッキーがゲスト出演をしてくれた。映画会社がジャッキーに脚本を渡した。ジャッキーはすぐ誰がアクション監督かを確かめて、僕だってことを知ると直ちにOKっていってくれたらしい。本当に光栄に思う。撮影中はジャッキーは全て僕に任せてくれた。すごくきさくだった。大きな兄貴、まさにそのもので尊敬に値するよ。え、僕とジャッキーはどっちがアクションがすごいって?はは、彼の知名度は本当に高いからね。絶対みんなは実際に戦ったらジャッキーの方がすごいって思ってるんじゃないかな。でも僕とジャッキーそしてリンチェイ、3人を比べた場合、みんなそのスタイルが違うんだよ。誰がアクションでは一番かなんて僕にはわからない。唯一いえることは、この3人の中で一番若いのは僕だよ!
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