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台湾明星コーナー
8月15日 JESSICA CODE雑誌記事
レンチャイが何?
今までずっと才能のある人間こそが永劫的に人の心を動かすことができると信じられてきた。これは広東語でよくいわれる「見た目のいい男はハートがない」とは違う。才能のある人こそが、人の心を震えさせることができる、俗にいうところの「電気が通ったような感動」を与えることができる。新聞の芸能版によると当年とって34歳のダビッドタオはずっと母親に早く結婚しろと言われ続け、母親のアレンジで数え切れないほどたくさんの女性とのお見合いを経験してきたという。タオがあった女性は実に多岐に渡っており、ありとあらゆるタイプがいたという。 このインタビューの時間は30分という短い時間。彼の希望する女性は、人を感動させることができる女性、そのような女性が彼のDREAM GIRL?

(もっとつっこみたいのに、)僕と彼の間には香港のマネージャーやら世話役やらが介在していて、ちょっとむずかしい状態。このような質問ばかり続けていたら、何かへんな意図があるように誤解されてしまうかもしれない。そこで僕は話題を変えてみる。あなたが出すCDはいつも自分を露出していないようだが、どうしてですか?自分に自信がないのですか?「僕も本当はいろんな写真をとってるんだよ。アップ、全身、横顔、さらにはいろんな部分に焦点をあてたものなど。何百枚もの写真を毎回とってはみるんだ。制作スタッフたちはどうしたらよいか頭を悩ませる。たくさん悩んだ結果、突然僕に一つの強い気持ちが湧いてきたんだ。悩みすぎじゃないんだろうか?僕の一番の望みは、CDを買った人が、僕の音楽を心に刻んでくれることではなかったのか?もちろんCDの装丁は大切な要素だってことは否定しない。適切なイメージは大切だ。でも、装丁やCDのデザインばっかりにお金と時間をつぎ込んで、このCDを買った人にはこんなおまけはどうだとか、、。ちょっとまてよ!CDを買う人は、僕の創作を買うんじゃないの?よい音楽をききたくって買うんじゃないの?1stアルバムから最近の黒色柳丁まで実際にタオのCDはあまり彼がはっきりうつっているといえない。控えめにおさえた感じのものが多い。「もちろん僕だってみんなとあいたいなって思う。でも、心の中で、みんなには僕の音楽に集中してほしいって気持ちもある。僕は芸能界のいわゆるゲームみたいなことが好きではない。」

Vネックの白いTシャツを着たデビッドタオ。そのTシャツは体にぴったりとしたもので、少しだけ彼の胸の筋肉がうかがえるような感じだ。話をはじめたら、もうとまらない。そうゲームなんだよ。香港と台湾の芸能界、中にいる人々も悪くない、見る人たちも決して悪くないのに、なんだか奇妙な感じがする。たくさんのお金が宣伝だの、CDの装丁やデザイン、衣装などに使われる。そして本来お金が一番使われるべきであるレコーディングになると、お金が足りなくなったりする。これって悪循環ではないの?観衆やマスコミは歌手が出てくるとどんな衣装をきているとか、どのような流行をとりいれているかをまず第一にとりあげる。音楽はどうなんだ?誰もそれについて討論したりしない。もちろん美男美女は罪ではないし、もちろん見た目を楽しませてくれるものはいいに決まっている。でもみんな、もっと視野を広くもとうよ。

僕が知りたかったことは音楽以外にタオは何が好きなのか?ってことだった。「ドライブだよ!」それって香港?台北?「もちろんLAさ!目的地もなくハイウェイを走るときって、本当に爽快だよ!」
「ドライブの時、音楽はきくの?ラジオはきく?」「きかないよ。ドライブにはドライブをすることの喜びがある。それに今のラジオ番組は笑い声ばっかりだったり、DJが発音を間違えたり、聞くに堪えないのが多い」「長距離ドライブはする?アメリカ人は州を越えてドライブするのがすきだよね」「LAを出発してサンフランシスコ、さらにはラスベガス。いろんな所にいくよ。世の中は広い。」タオは本当は広東語が しゃべれる。でも彼は北京語で話し続けた。「LAからニューヨークまでドライブしたことある?」「ないよ!遠すぎるよ。そしたら飛行機でいい!」東から西まで長距離ドライブには長距離ドライブの楽しみがあるはず。耳の中で「10時半の飛行場〜」が聞こえてくる。


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陶吉吉