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台湾明星コーナー
2003年12月号 香港版MEN’S UNO
「陶吉吉 TALK ABOUT LOVE」 PART II




愛は簡単ではない

 
今まで数え切れない人々が家もしくはカラオケ店で陶吉吉の「愛・很簡単」を聴いたり、一緒に口ずさんだり、歌ったりしていると思うが、そんな時、愛がわかったような感覚になったり、更にこの歌の作者は愛とはどんなものなのか本当に知っているんだなあって思ったりすると思う。でも、この日、陶吉吉と一緒に愛について語り合ったとき、彼は話したいことは一杯あるけれども、何から話していいのかわからない、という風であった。「今の段階で、僕にはまだ自分が理解していないことがたくさんあるんだなあって思っている。時に、人生の意味が何なのかわからなくなることがある。実際、自分がまるでわかったような感覚に陥ることもあるし、有る時には何もわかっていないんだって思うこともある。心の中はこんな風に葛藤と矛盾で満ちているんだ。どういえばいいのかな?僕は愛が存在することについては疑いを持っていない。しかしながら、愛が一体何なのかに関しては疑問で一杯だ。それはどんな感覚をいうのか?それは一瞬の衝動なのだろうか。未だに答えを探しているところなんだ。」陶吉吉は本当に真剣に考えにふけっていた。

「僕は毎年一年の間のある一定の期間は自分はそれを解かっている、という気になっている。でも、その後、再びわからなくなってしまうことがある。今後わからない状態に陥らないことを本当に願ってる。人生の中で、ある特別な感覚がほしいって思う。決して変わることのない気持ちがほしいって思う。だって、人生、すでにめまぐるしい変化で満ちているんだから。本当にはっきりしたことを言うのは難しいね。あるときは、愛したくないって思っていた人を少しずつ愛し始めてしまったり、ある時には、自分にいい影響を与えないってわかっている人を愛さずにはいられなくなったり、、、。」


34歳の陶吉吉が愛についての考えを話すとき、私は彼のことが心配になってしまった。「2005年には結婚するのに、陶吉吉が早い段階で愛のことについてはっきりわかることを願わずにはいられない。はやく生涯の伴侶を彼が見つけられますように。そして彼の愛が再び彷徨うことのないようにと。

人生は美しい
陶吉吉はクリスチャンだ。彼はいつも神からの啓示を求め続け、神によって道が開かれ、前進してきたという。「難しくないですか?この業界で自分の宗教的な立場を強く守ることに対して、障害は免れないことではないでしょうか?」私もクリスチャンであるため、この問題には非常に関心がある。「もちろんあるよ。たとえばコンサートをやるとき、タバコやお酒のメーカーからの協賛は断るようにしないといけなかったりね。別に自分のイメージに影響すからとかではないんだ。ただ、タバコやお酒の宣伝を助けるようなことはしたくないってことだけなんだ。」こんな風に真面目に陶吉吉は答えてくれた
世界はますます問題が多く混乱しているが、生まれつき楽観的な陶吉吉は今なお世界の美しい一面を感じて見ていこうとしている。「僕はマイナス思考は好まない。人生はやはり素晴らしいことで一杯なんだって思う。自分がどのように見るか、感じるかが問題なだけだと思うことが多い。だから、楽観的になるってことが、一番大切なんだって思う。」

  陶吉吉がスタジオ内のスタッフのためにCDの山にサインをしメッセージを書くという作業を丁寧に面倒がらずにやっているのを見て、陶吉吉が幸せそうに自分の信仰について語ったことが本当なんだなあという感覚に陥った。

DAVID GOD BLESS YOU!!



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陶吉吉