MMってなに?
‥‥なに、MMをご存知ない?では簡単にご説明をば。
どういうゲームかというとですね、自分のキャラを作って、武器やフレーム、エンジンなんかを所持金の範囲で選んでロボット(MMではアーマーナイト、略してAKと呼びます)を組む。で、それを使って相手と戦うわけです。戦闘自体はプログラムによる自動処理で、操作の腕は無関係。いかに強いロボットを組むか、運を味方につけるかが問題なだけ。
しかしっ!マッチメーカーの面白さが戦いにあると思ったら大間違い(もちろん戦い自体も面白いんですが)。少なくともこのページでは、勝敗無視、戦い以外に繰り広げられるストーリー重視!ストーリー重視は一般MM共通かと思いますが、ここまで勝敗無視は少ないかな、と思います。
言ってみれば、マスターのいないテーブルトークみたいなもんです。恋あり、因縁あり、突然降りかかる災難あり。楽しいですよー。
ただ、単純に楽しいのは軟派なマッチメーカーの話。硬派なものは、試合で負けたキャラが死ぬことも多いのです。となると、より気合いの入った機体を作らなきゃならないわけです。死にたくなければ、強くなるしかない。ハードな世界ですな。
まあ、当サイトで行われるのは軟派なほうなんですけど(笑)
MMを始めたいんだけど‥‥
■ソフトを入手する
まず必要なのは、ソフトです。ほとんどのハードに対応するものがありますので、ご安心ください。
基本的なソフトには、機体を作るためのもの、試合を実行するものがあります。機体を作るものだけでも大会への参加は可能ですが、両方手に入れておくことをおすすめします。理由は後述。
また、その他に各パーツや武装のデータも入手しておく必要があります。現在の最新版はバージョン4.651です。
機体を作るためのソフトには、KMF(PC98用)やKnight Maker Integrated(Windows用)といったものがあります。試合実行用ソフトには、MM46(PC98用)やMMH(Windows用)などがあります。当サイトで使用しているのは、MM46です。
いずれもVectorのソフトウェアライブラリで手に入ります。お持ちのハードもしくはOS→ゲーム→その他→マッチメーカー、でマッチメーカー用ソフトのページに行くことができます。
■機体を組む
とりあえず機体を作らなきゃ始まらない、ということで、まずはAKを組みましょう。機体の組み方に関しては、ソフトに入っているヘルプなどをご覧いただければいいと思いますが、一応ご説明を。
まずは機体のムーバルフレームを選びます。例えば、ここでの最低機体価格は2500Cr。あまり金持ちとはいえません。フレームはライト級(フレーム名の最初にAKLとついているもの)が適当でしょう。その名の通り軽く小さいため、回避が容易です。どこでわかるかというと、「回避修正」という部分。プラスの値が書かれています。これは回避能力を表す数値で、高ければ高いほど敵の攻撃が当たりにくくなります。マイナスの値が書かれているものは、回避能力の低下を意味します。
同様に、攻撃修正(フレームにはありませんが)は攻撃能力、命中率に関わる数値です。これもプラスであればあるほど良いことになります。
マグネットコーティングをすると反応性能(機体の基本的な性能。高ければ高いほどいい)が上がります。個人的にはお金がないうちはコーティングせず、その分いい武装にするほうがいいと思います。が、お好みでどうぞ。
次にエンジン。フレームのLVと書かれている数値に00つけた分までのエンジンを積むことができます。例えば、LV5のフレームには500Aまでのエンジンが積めます。できるだけ、積める限り最高のエンジンを積んでおいたほうがいいでしょう。これまた好き好きですが。
コンピュータも載せましょう。最初はキッドで十分ではないでしょうか。ちなみにレイディ以上だと、コンピュータのレベルに応じたミッションディスク(MD)というソフトがつけられます。それぞれに応じた性能が上がります。
以上が3つが最低限必要なパーツです。あとはつけてもつけなくても構いません。極端な話、この3点だけで武器も持たずに試合をすることも可能です。
センサーにはつけると武装の命中率や回避率が上がるものや、敵を妨害するものがあります。前者のほうが実用的でしょう。
補助推進装置(移動力を上げる)や反応増幅装置(何分間か反応性能を上げる)は、使い方次第です。まったく意味のないものになる場合もありますし、逆にとても効果的な場合もあります。
装甲は、安いものは重く、軽いものは高いのが難点です。つけ方が難しいものの一つだと思います。
いよいよ武装を選びます。膨大な数の武器や防具がありますので、機体のコンセプトに応じて選択してください。軽い機体にするならなるべく軽い武器や防具を、重くても防御力が高いほうがいい場合は防御率の高い楯を何枚も持つ、といった具合です。ただ、あまりに重くしてしまうと移動力が減っていきますので注意してください。普通の機体ならば、移動力は最低3、できれば4はほしいところです。
この時、武器であれば移動目標距離を設定します。機体は自動的にこの距離に移動しようとします。威力の大きい距離に設定するもよし、命中率の高い距離に設定するもよし。ちなみに私は前者が多いです(笑)
ただこの「威力」という値、あくまでも「最大威力」ですのでお間違えなきよう。例えば威力8の武器でも、いつも8の威力分のダメージを相手に与えられるわけではありません。
攻撃は、順序が上の武器を優先的に使うようになっています。移動についても同様で、順序が上のものの移動目標距離を目指してAKは動きます。
MM内部では、基本的に乱数処理が行われています。ですから、100%勝てる機体というものは存在しません。それをいかに100%に近づけるか、これが組む人の腕の見せどころといえるでしょう。
■キャラクターを乗せる
次は、こうして組みあがった機体に乗せるキャラクターを考えます(もちろん、機体よりも先にキャラクターを考えてもOKです)。機体に乗って操縦するキャラのことを「パイロット」、「ドーラー」などと呼びます。
MMは、試合後のストーリーも重要です。ですから、どんなキャラクターを乗せるかはかなり大切です。自分で考えてもいいですし、好きな小説やアニメのキャラをモデルにしても構いません。ただ、既存のキャラと名前まで一緒、というのはできれば避けていただきたいと思います。
最初はキャラクターに違和感を感じるかもしれません‥‥一から自分で考えた場合は特にそうです。ですが、長くキャラクターと付き合っていくうちに愛着が沸き、彼らが生き生きと動き出すようになります。
キャラ設定などは、GF世界観と矛盾しなければどんなものでも結構です。世界観にはかなりの自由度がありますので、大抵のことは可能だと思います‥‥が。キャラをあまりにも強い設定にしてしまうと、実際の試合結果との食い違いが出た場合にちょっと恥ずかしいかもしれません(笑)
■試合をしてみる
出来あがった機体は、試合実行用ソフトで試合をすることになります。ただ組んだだけでは強さがわかりません。ですから、試合実行用ソフトでシミュレーションをしてみるとよいでしょう。前に「試合実行用ソフトも入手しておくことをおすすめします」と書いたのは、こういう理由からです。
注意していただきたいのは、この時にシミュレートモードをオンにしておくことです。こうしておかないと、パイロットに実際の試合をした時のように経験がついてしまうのです。当サイトでは他のサイトや個人的な試合でついた経験の認定はしていません。初出場なのに経験がついていたりすると、大会規約違反になってしまいます。お気をつけください。
以上でちょっとはMMについてご理解いただけたかと思います‥‥ちょっとじゃ少ない?全部わかるようにしろって?
このページでMMを説明し切るのは困難だと思います。MMとは奥が深いものです、あとは実際にやってみるのがいちばん!
必要なのは、手間と少しの暇、それに想像力くらいなんですから(笑)
興味を持った方がいらっしゃいましたら、今度ここで開かれる大会にでも出てみてくださいな。見た目より簡単ですし、わからないことがあったら掲示板に書きこんでいただければ、他の皆さんや私がお答えすると思いますので。
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