過去の話…
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外道グループ総本部、外道タワー第七会議室
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リチャード
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「
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〜と、言う訳だから頑張ってくれたまえ♪」
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ゴクドー
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「
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…な〜にが『と、言う訳だから…』だよ!!くそ!!ボーナスは出るンだろーなぁ!!?」
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リチャード
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「
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当然、出る。君にとって損は無いと思うんだが…?」
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ゴクドー
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「
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ケッ!これで現物支給とかぬかしやがったらぶっ殺すぞ!?」
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リチャード
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「
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(にやりと笑って)君はこの外道グループがそこまで貧乏だとでも?」
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ゴクドー
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「
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…まあいい!!とっとと片付けてきてやるぜ!じゃあな!!」
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リチャード
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「
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クックック…期待しているよ?(眼鏡の位置を直す)」
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宇宙
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ゴクドー
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「
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ったく!!で?ヒロ!!今回の指令は?」
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ヒロ
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「
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あんた何聞いてた訳ェ!!?」
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ゴクドー
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「
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…ボーナスが出るかどうかだ」
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ヒロ
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「
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(額にしわを寄せて)!!!あ、あんたねぇ…ま…どーせ聞いてたってもう忘れてる頃か…」
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ゴクドー
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「
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おめぇ上司に向かってちっとばかし失礼じゃねぇか?ちゃんとリーダーって…」
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ヒロ
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「
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馬鹿たれぇ!!!何が上司よ!!頭狂った!?いい?あんたは私がいないと仕事受けられないのよ?何故だかわかる!?それはあんたが頭悪いからっ!!
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だから私のほうが偉い訳なの!!アーユーレディ!!!?ハアッハアッハアッ!!!」
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ゴクドー
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「
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…(ちょっとビビッて)!!わ、わーったわーった!!だから大声だすな!!
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ってゆーかホラ!御茶でも飲んで落ちつけ!!俺が悪かったから!な!?
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そ、そーだ!ヒロ!バナナパフェ、好きか!?」
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ヒロ
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「
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(多少冷静になって)いらんわ!!ったく…まあどっちが偉いとかはこの際無しにして…
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ともかくあんたは私より偉くないわけよ」
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ゴクドー
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「
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ヘェヘェ…わーったよ、男女平等だ、それで万事オーケー」
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ヒロ
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「
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なんか表現が違うけどわかったならいいわよ、惑星−ホシ−にも着いたし」
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ゴクドー
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「
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何っ!?ドレ、見せてみろ…お?なるほど、あれがタオワジャンか…」
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ヒロ
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「
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あんたに星を見分けられる頭なんかないでしょっ、ってゆーか大気圏に突入するわよ?」
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ゴクドー
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「
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え?あ!!ゲッ!!ちょ!ちょっと待てィ!!!」
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ゴオオオオオオオ!!!現在宇宙船内には恐ろしいほどの重力と熱がかかっています…
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惑星タオワジャン
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ゴクドー
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「
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…あ〜疲れた…っと、着いたな」
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ヒロ
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「
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わーってるわよ、んな事!何処の馬鹿がこの状態でよし、もう少しだとか言うわけよ!?」
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ゴクドー
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「
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だああ!!いちいち突っ込み入れんな!!鬱陶しい!!」
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ヒロ
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「
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ってゆーかまだ任務の説明してなかったわね…」
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ゴクドー
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「
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あ〜、そーいやそーだな」
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ヒロ
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「
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まあ簡単に言うとマフィアの殲滅ね」
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ゴクドー
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「
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…得意分野か」
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ヒロ
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「
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そーゆー事、え〜と?地図によると本部はこっちか…」
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ゴクドー
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「
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…そんな簡単に本部見つけるなよ?もうちょいアドベンチャーってモンが…」
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ヒロ
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「
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アドベンチャーならちゃんと楽しめると思うから心配しなくても結構」
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ゴクドー
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「
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いや、だからロールプレイング精神ってモンも…いきなりボスってのはどーかと」
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ヒロ
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「
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別の一直線で進んでも雑魚は出るわよ?ホラ来た」
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ゴクドー
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「
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あ?お!本当だ!!うーっし!いっちょ準備体操代りに暴れっか」
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ヒロ
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「
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ホイホイ、じゃあゴクドーくんは右の300人を御願いね、私は左の300人を殺るから」
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ゴクドー
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「
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おーけーおーけー、五分で終わらす」
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兵士A
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「
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アアアアアアアアオオオオオオオ!!!!」
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ゴクドー
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「
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てんめぇは原住民かっつーの!!!」
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ゴクドーは腰から電磁ロッドを取りだし敵の頭めがけて振り落とした。
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すると兵士はビリビリと音をたてながら灰になってゆく。
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ゴクドー
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「
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ケッ!この電磁ロッドの高圧電流は並じゃねぇぞ?持ってる俺が感じる程にな!」
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兵士B
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「
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オオオオオウウウウウウウ!!!!」
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ヒロ
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「
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やれやれ、可愛いお嬢様に向かって何さらすんだか…カモン!!ブルガス!!」
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そう言うとヒロの投げたボールから屈強で凶悪な生物が現れた。
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ヒロ
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「
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たまにこーいう任務があると餌代が浮いて助かるわ」
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ヒロは襲い掛かる敵をナイフで切り裂きながら呟いた。
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ブルガス
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「
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ぐおおおおおおおおおおおおお!!!!!」
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巨大な牙が兵士達を喰い千切る。
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ゴクドー
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「
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コラァヒロ!!何ちんたらやってんだよ!?んなんじゃ五分で終わんねぇぞっ!?」
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そー言うゴクドーは既に半分を倒していた。
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ゴクドー
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「
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ククク…燃え尽きなぁ!!!」
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ゴウゴウと燃え盛る炎とビリビリと唸るロッドを使い、あっという間に倒して行く。
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ヒロ
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「
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ヒュ〜♪流石にのろのろやってる訳には行かないようね?じゃあ殺りますか♪」
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ヒロの両手の小手の部分から刃物が現れる。
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ヒロ
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「
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フフフ!!これでも昔は切り裂きヒロって呼ばれたモンよ!?」
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少女の半径50Mがまるでシュレッダーに入れられたかの用に切り裂かれて行く。
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そして五分後…宣言通りその付近には動くものは二人以外見当たらなかった。
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ヒロ
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「
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よっと、殲滅完了、後はボスだけね(ナイフを小手にしまう)」
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ゴクドー
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「
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みてぇだな、ヘッ、おめぇの腕は鈍ってなかったようだなぁ?」
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ヒロ
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「
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何よそれ?(笑)もしかして私が戦えないとでも思ってた訳ェ!?アハハハ!!」
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ゴクドー
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「
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まあ頼り甲斐のあることで、ククククク…」
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ブラックスコーピオン本部
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ヴィシャス
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クックック…ようこそ…我が城へ…そして地獄の入り口へ…」
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ゴクドー
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「
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ほ〜お?随分とやる気じゃねぇか?そんなに死にたいか?」
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ヒロ
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「
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そーよ?今からでも奉納金を納めれば助けてあげるわよ?」
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ヴィシャス
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「
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フン、それはできんな、俺は勝つ…そして貴様らは死ぬ…」
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ヒロ
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「
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…あんた途中から話変わってるわよ?」
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ゴクドー
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「
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よせよせ、頭の悪いのは何言ったってわかんねぇよ、とっとと殺っちまおうぜ!」
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ヒロ
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「
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頭悪い?自分の事?(嘲笑)ってボケはここまでで…まあしょーがないわね、っつーわけで頑張ってね二人とも」
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ゴクドー
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「
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あ!?てめぇは戦わねぇのかよっ!?」
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ヒロ
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「
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私は暴力は嫌いだからね(笑)ってのは嘘で、タイマンの方がやりやすいんじゃなくて?」
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ヴィシャス
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「
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ククク…いいのか?こいつがやられれば次は貴様が一人で俺に挑まなくてはならんのだぞ?」
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ヒロ
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「
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聞いてなかった?タイマンの方がやりやすいって、ねぇゴクドーくん♪」
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ゴクドー
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「
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ケッ!!そーゆーこった!行くぜ!?誰だか知らねぇが!!」
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ヴィシャス
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「
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俺の名はヴィシャス…全てを掴む者…」
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完
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