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ララ・クロフト ボヨヨヨヨヨン!!なウワサばかり目立ちますが、ありゃ、タンクガールとしか思えん。Dos/Vゲーム「シャドウウォリアー」でもチラッと登場。どんな風にかは、言えませんが・・・
ランドオブザデッド ゾンビ映画のパイオニアにして反ハリウッドの社会派、ジョージ・A・ロメロ監督が贈るゾンビシリーズ第4作。
第1作「ナイトオブザリビングデッド」では、棍棒など道具を使い、第二作「ドーンオブザデッド」では見よう見まねをし、生前の習慣も垣間見せ、第3作「デイオブザデッド」でゾンビにも教育によって言語や銃器の扱いなど学習能力があることまで見せ、確実に進化を続けるゾンビ。
第4作にあたるこの「ランドオブザデッド」では、一人の黒人ゾンビが立ち上がり、仲間の死人を殺しまくる(?)傭兵と、かれらを操り、終末の世界で都市を牛耳り欲に走る権力者に対して武装蜂起する。
仲間を教え育て、復讐するんだ!許せない奴らをぶっ殺せ!放っておいても人間喰うけど、それでも足りないぶっ殺せ!いずれは脳味噌腐ってまたバカになっちゃうけど、この悲しみも怒りも、感じるうちに世界にきざむのだ!
・・・てゆー事なのか?いやあ、ほんと久しぶりに爽快な、80年代スメルもプンプンな映画を見させてもらいました。そして常に黒人差別やベトナム戦争、暴動や反権力を強く訴える「ロメロ節」も健在!!クソったれなウソCGなんざ全然ナシ!相変わらず名匠トム・サビーニがメイクやってるー!音もなく近づいて噛みつき、内臓をかきむしり、脊髄を引きずり出す戦慄のゾンビ集団は、80年代キチガイホラーオヤジ泣かせです!ゾンビが人間より元気でどうする!?ビビらせるだけのショッカーホラーでどうする!?ノロマだけど気がつけば地獄なゾンビ、そして人間社会への痛烈な風刺が色濃く出ている、内容も充実したゾンビコンテンツを観せてくれるのは、ロメロだけ!ロメロはただのホラーオヤジなんかじゃないんだ!本当はゾンビや吸血鬼やアレな人(失礼)を使ってポリティカル映画を撮る人なんだ!おまえらロメロを誤解スンナヨ?パイオツハザードなんかで満足すんなよ?ロメロマンセー!てゆうか描きたいことと手段のギャップが相変わらずスゲエなロメロ?
今回はネルシャツの黒人と肉屋のオヤジとソフトボール・ギャルがいいトリオです。ロメロ映画は死人のキャラも相変わらず立ってるなあ。え、人間の主要人物は?・・・んなもんどーだってええやろが!てのはウソで、皆、希望や欲望や信念を追い、状況に流され、岐路に立って選択をする人間です。そしてゾンビも人間です。そう、人間はゾンビなのです。ウソです。あと対ゾンビ車輌「デッドレコニング号(死への報い号)」に乗りたいな〜。パンフ見ると、ロメロ髪真っ白だな〜。でもルーカスなんかに全然負けない貫禄あるな〜。てのはほんのジョークです。最後にこれだけ言わせてくれ「ロメロ映画は一度より二度目からがもっと面白い」観まくれロメロ・ムービー!!ヒャハア!
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