第9回 いらかぐみオフ会
滋賀県長浜市

平成23年5月21日(土)〜22日(日)

 平成23年度の「いらかぐみオフ会」は2月下旬には場所は大体滋賀県長浜市と日時は5月21日〜22日にと骨子が大体固まった。
幹事役を引き受ける方が居られない。仕方なく野村万訪さんが引き受けますと表明されたが、関西で開かれるオフ会の幹事を東京の方に頼むのは!!  と七ちょめが引き受けることにした。
そして、チョット早いが3月初旬に、孫右衛門さんが見つけられた宿と他に2つの宿の下見に長浜市内を訪ねる。その報告を掲示板を通じて行うと、多くの意見で、孫右衛門さんが見つけられてきた「紗蔵」に決まる。
古い伝統的な様式の民家で、「浜ちりめん」を扱っていた商家だそうだ」。それを宿に上手に改造されたもの。
洗面所も部屋に付いている近代的な民宿だ。(最初は旅館と思っていたが、民宿だった)
その後、3月11日に東日本を襲った東日本大震災の影響で、オフ会の話も途切れてしまった。オフ会初日と翌日の行動・旅程が皆さんから出てきたのは、5月の連休が終わった頃からである。
東京組の万訪さん・太泉八雲さんは万訪さんの車で長浜入りされる。関西・中国組は七ちょめの車で長浜入りする。例によってKさんはスケッチ三昧の両日とのこと。
持ち込むお酒も、太泉八雲さんのリクエストにより、大阪能勢の秋鹿・池田市の呉春・高槻市富田の寿酒造の国之長となる。只、今度泊まる「紗蔵」はお酒の持ち込みは3000円と表示されているのが気にかかる。
そしてオフ会初日の5月21日(土)を向かえる。天気はたいへん良い。東京組は昨夜12時に品川を出発して、一日湖北を廻るとのこと。関西中国組の孫右衛門さん・Yasukoさん・Norebeeさんと七ちょめの4名はJR茨木駅に集合して、三重県→滋賀県→岐阜県→滋賀県と移道距離の長い探訪した後、長浜市の紗蔵に到着。
宿の前ではKさんがスケッチしながら我々の到着を待っていた。彼は朝から余呉湖の周辺をスケッチされたそうだ。
程なくして東京組も紗蔵に到着し、全員風呂に入り休んだ後、食堂で食事となるが、家庭料理にしてはお金を取っているだけ及第点の料理と思った。
しかし、問題はお酒。ビールはまあまあ世間一般並みの価格と思うが、お酒が問題。
お酒は車の中に置いたままだが、宿の清酒の価格が異常に高い。一般に一升瓶で2000円〜2500円程度の酒がそのままで5000円以上する。持ち込みの酒に3000円払うか、3000円上乗せされた高い酒を買うか。たった3000円のことだが、気分が悪い酒。
でも仕方なく5000円以上する宿の酒を買って、全員で飲むことにしたが。
酒のこと以外の雰囲気は中々よい宿である。
食後、部屋で懇親会にはいり、午後11時過ぎには、寝床に入るようにした。午後9時〜11時頃まで楽しく話したが、一生懸命思い出そうとしても何を話したか思い出せない。加齢のせいなのでしょうが、情けないけど思い出せない。
翌朝、5月22日(日)朝6時30分に全員で宿を出て、長浜市内の古い町並みの探索に向かう。昨日は天気が良かったが、今日は雨の予報。探索に出て直ぐに雨がしょぼしょぼしたが、それ以後降らなかったので、予定通り午前8時に宿に帰着するまで、早朝の長浜市内の古い町並みを探索。
伝統的な様式で建てられた古い大きな家屋が北国街道筋を中心に、市内全域に広がっているのは、全国的に見ても珍しい所と思う。一般観光客は北国街道の黒壁施設辺りしか見ないが、見どころは古い市域全体に広がっている。
朝食後、スケッチするというKさんと分れて、全員で近江八幡市の琵琶湖に浮かぶ沖島に渡るために堀切港に向かう。その途中から豪雨となり、車の運転も困難な程の土砂降り。
長浜市内のスケッチと意気込んでおられたKさんも、この雨ではスケッチすることはできずに、早々に帰宅されたよう。
堀切港にチョット早く着いたので、車の中で待機するも、土砂降りの雨はやみそうにない。
この雨の中じゃ車からも降りられない。沖島行きを決行するか中止するかの判断は??。そうこうしている内に雨が少し小降りになり、沖島に渡ることに決定。沖島島民以外は500円の比較的高い料金を払って島に渡った。
小降りになったと云うもの雨は降り続いている。でも島内の集落は漁師町独特の路地道が続く、なかなかよい町並みで、雨の中の撮影も苦にならない。島内を十分に撮影し、正午の船便で堀切港へ向かって出発。
その後、雨は降り止んだが太陽は顔を出さなかった。堀切港から全員で五個荘金堂に向かう。五個荘の観光施設で昼食後、五個荘金堂・川並・山本を探索する。金堂・川並は皆さん訪ねられていて目新しいものでないが、太泉八雲さん推薦の山本集落は土蔵の町並みでビックリした集落であった。
この山本集落で解散とし、東京組は東近江市八日市と甲賀市旧土山宿とを探索後帰途に。関西・中国組は近江八幡市旧武佐宿・東近江市の旧愛知川宿を見て帰途につき、JR茨木駅で皆さんとお別れして今回のオフ会は終了したが、東京組の強行軍オフ会、帰りは大丈夫だろうか、東名高速道路で帰ったのだろうか、中央自動車道で帰ったのだろうか、居眠りなど……と心配する。
                                      七ちょめ記