「アカデミー賞は障害者モノに弱い」というセオリー通り、アカデミー賞を獲った作品。それを知っていてもやっぱりいい話。泣き。ピアノが弾けたらいいなあ。

冷徹な暗殺者の話で。お偉いサンを撃つチャンスは相当あったのに、いざっつう時に引き金を引くのに時間がかかるなんて、プロじゃねえぜ、ブルース・ウィリス！

「デーデーデーデッデデ、デーデーデーデッデデ♪」を執拗に繰り返す主題歌（？）だけが印象に残った。しかし出てくる男ども、悪いなあ。女々しいし。

全人類が大泣きに泣いた、みたいなキャッチコピーだったと思うけど、それほどでもなかった。なんか、穴掘って脱獄しただけ？　って感じも、ややしたりして。

ブラッド・ピットファンは見逃せない。なんせラブシーンあり。話としては、「こうなるんだろ！」ってのが見え見えな割にはスローテンポで、ダレる感じ。

詩情あふれる戦争映画。日本兵がメタクソに悪役な感じで出てくるので、意外にも複雑な感情が湧いてくる。

映画としての出来がどうこうというより、話そのものがやっぱり感動的。いいとこ持ってくじゃねえか、スティーブン！