アリスのカワイさ大爆発(笑)のコーナー♪
・何だ何だ、と私は尻尾――もしあれば――を振って彼に擦り寄りたかった。 (46番目)
・「一緒に観てた子なんか、涙ぐんでましたよ。
男だから泣きはしませんが、僕もはらはらしました。――どうかしましたか、有栖川さん?」
「いえ、別に」
駄目だ。思い出すと、また目頭が熱くなってくる。 (紅雨荘)
・「ちょっと代わってくれよ」公園でブランコを譲れ、とせがむ子供のように言ってしまった。 (屋根裏)
・売れない小説家として一本立ち―――情けないのか一人前なのか判らない。 (朱色)
・冷蔵庫を開けると、蕎麦を買い忘れていた。 (ABC)
・いまだに写真を撮られることに慣れていない。
「二回に一回は目をつぶりますねぇ。わざと?」「ほっといてくれ」 (ラフレシア)
・有栖川先生は当然ながらどんでん返しから忍者のごとく現れ、「やぁ、失敬」などと詫びてみせるのだ。 (英国庭園)
アリスの妄想(笑)
・それにしても、自分は学生の頃から、女の子との会話においては、笑わせた回数より笑われた回数の方が多かったっけ、といじけたことを思う。 (黒鳥亭)
・猫、恐るべし。 (ペルシャ猫)
・朝刊を後ろから読んでいくのは、新刊書籍の広告が大きく載っている第二、三面が私にとって最も楽しみだからである。
おいしいものは最後までとっておく質なのだ。 (暗い宿)
・あまり役に立たない助手もどきであるが、使命感が込み上げてくる。 (Y)
・バランスを考えて食べなければ卵サンドばかりが残って仕方がないではないか、と私は思って見ていた。
火村が手を伸ばしかけた最後のハムサンドをひったくってから (ダリ繭)
・聞いてないぞ聞いてないぞ、そんなことは。 (海奈良)
・私は彼の背中を押して廊下に出る。こんなところで真実は得られまい。 (不在の証明)
火村に見惚れる証人の女性の前から、さっさと退散させるの図。
・「拙者が推理作家と知っての狼藉か?」
私は馬鹿なことを呟いた。 (月宮殿)
・「こんな可愛いプレゼントをもらった人もいてるんや。不公平やと思わんか?」 (46番目)
・火村の口元に満足げな笑みがこぼれるのを見て、私も微笑む。 (動物園)
・「魚魚魚」 (海奈良)
・あ、それはちょっと見てみたい。 (朱色)
コロコロしたのが押し合い圧し合いしてたまらなく可愛いという、イノブタ赤ちゃんダービー(笑)
私はそれを見物するヒムアリが見たい〜〜(>_<)o"
・まだまだ若いな、森下君。 (英国庭園)
・「有栖川さんはそのへんのゲームショップに寄って、『絶叫城』を買ったりしないでくださいよ」
「何や、そんなことを心配してたんですか。信用がないんやなぁ」
と笑いながら、その手があったか、と私は考えていた。 (絶叫城)
・私を先生扱いしてくれるあなたは誰、と訝りつつ (ABC)
・「お前こそ、本職なんだから気合を入れて行けよ」
「大きなお世話だ。プレッシャーが懸かるようなことを言うな」 (ラフレシア)
<トロピカル・ミステリー・ナイト ラフレシア殺人事件>のモニターとして
・「宝石商バラバラ殺人事件でなくてよかったな」
のこのこ付いてきておいてこれしきのものでおじけづくなんてとでも思われただろうか? (ダリ繭)
・こんな地獄の底みたいなところで口笛を吹くんじゃないよ、と臆病な私は思う。邪悪なものを呼び寄せそうではないか。 (黒鳥亭)
小さいころ、『オオカミがくるで〜』とか、おかんに脅されたクチでしょうか……?
・「落ち着け。あ、これは自分に言うたんやぞ」 (暗い宿)
・『大学で犯罪について教えています。プロフェッサーなんですよ』
とっさに助教授という単語が出てこなかったので、勝手に昇進させておいた。 (マレー)
・私は右手で口をふさいだ。驚きの声を圧し殺すために。 (Y)
・……そんなこと、私は知らないが。 (海奈良)
・「小学生の頃、奈良県立美術館で開かれた最高のムンク展に独りで行ったんや。
十歳からムンクファンでな」 (砕けた叫び)
……ヲイ。
・私は…………指紋が薄くなった掌を石川啄木のようにじっと見るのだった。 (46番目)
・「小説家やからな」私は胸を張った。 (暗号を撒く男)
・手袋を持参していなかった私は、不用意に指紋をつけないよう両手をスラックスのポケットに入れたままにしておくことにした。理由もなく粋がっている小僧のようにも見えるが仕方がない。 (紅雨荘)
・彼は、何故か、私ではなく火村に英語で問いかけた。
正しい選択だが、語学ができるできないは顔で判断できる場合があるのか、と思う。 (雨天決行)
・私は訪ねた土地に鍾乳洞があると知ったら立ち寄らずにはいられない性分なのだ。 (ラフレシア)
・「これでも飲んで機嫌を直しなせえよ、旦那」 私はプルタグを引いてから、缶ビールを差し出す。 (朱色)
・私の両腕にさっと鳥肌が立った。 (赤い稲妻)
・「日本人の……翻訳家……」
傷つくことを恐れる小心な私は、火村の顔色を窺いながら言った。 (ルーン)
・「生憎、O型は血液型占いを信じへんのや」 (46番目)
矛盾(笑) アリスは解って言ってるよね?
・「お前なら判るよな?」 「わ、判らん」 (海奈良)
・「家のそばまで行ったおかげで孤高の建築家の顔も見られたし、わくわくしたぞ」 (月宮殿)
・私の心臓はビクンと顫えた。
買いなさい。損はさせないから。 (ペルシャ)
・よし、次行け、火村。 (ダリ繭)
・私は思わず「あっ!」と声をあげた。
よく見ると、玄関脇の姿見に、われわれが映っているだけだった。面目ない。 (朱色)
・「……末端って、誰のこと?」 (悲劇的)
・冷蔵庫を覗くと見事に空っぽだ。かろうじて残っていた卵を三つとも使って、目玉焼きとスクランブルエッグを作りにかかった。 (ダリ繭)
・新発売のインスタント・スパゲティを試すべく、湯を沸かしているところに (ジャパウォッキー)
アリスの食生活2題。人のことは言えないが……(爆)
・「有栖川さん、あれは食べられない。求人募集だからね」
「彼は変わってないだろ」
火村がうれしそうに言った。畜生、不必要に場を和ませてしまった。 (マレー)
・性懲りもなくまた少し道に迷ってから (海奈良)
・密室トリックは解けた。そうとなれば、片桐に自慢しなくては。 (ラフレシア)
・私だって、メチャクチャ気になる。 (英国庭園)
・男好きのする流し目という奴だろうが、探偵の助手たるもの、そんな媚態に幻惑されたりしない。 (ABC)
・かつてない期待のされ方だ。帰ろうか、と気弱に思う。 (女彫刻家)
・「ちっとも楽しくない」 (絶叫城)
・答えを言うな、とわめくことだけは、子供の頃からの得意技だった。 (スウェーデン)
・「あ、ちょっと待って、森下さん」「もう少し考えさせて。まだ答えを言わないで下さい」 (朱色)
・爆発したような有栖川有栖の引出しとは雲泥の差だ。 (46番目)
・好意で足を運んできた人間にそんな言い方はないだろう、と私は不愉快だったが、火村はけろりとしていた。 (竜胆)
・「薦められん。優秀やけど、口が悪くて人当たりがよくない」 (海奈良)
・ああ、確かにスランプかもしれない!
私は、大阪に帰ってワープロに向かうのが怖くなってきた。 (人喰いの滝)
・「俺も役に立つことがあるやろう?」 (46番目)
・最後に彼が正鵠を射る推理を開陳したとしても、それまでに私が何がはずれなのかを示している功績を忘れて欲しくないものだ。 (朱色)
・「今のが……桃ちゃんですか?」
スキー用のごつい手袋をしていった方が無難かもしれない。 (猫と雨と)
・こんな電話は初めてだ。もっとメジャーな作家にコメントを求めるよう忠告してあげようか。 (ABC)
・「おお、英語の講釈か。君としゃべってると、賢くなるな」 (英国庭園)
・珍しくタイガースが開幕から好調なのだから、仕方がないではないか。 (ダリ繭)
・その霊験あらたかさのおかげか志望校にもぐり込むことができ、火村英生と机を並べて勉学に勤しむ機会を
得ることができたわけだ。感謝しなくてはなるまい。 (屋根裏)
・図星→ピクチャー・スター
トラウマ→ハリマオ・ホース
迷宮入り→ゴー・イントゥー・ザ・ラビリンス (マレー)
ぜ〜んぶ「きゃ〜ん、アリスかわいいっ!」てなコトになりそうだったので、まとめてみました。
アリスは基本的に優しい。(どーでもいい人にはかなり辛辣ですが)
犯人にも同情して、同じくらいの優しさを期待して裏切られてしまうことが多いの。
火村のこともなんとか手を差し延べてやりたいって思ってる。たとえ普段は助けられてるとしても……(笑)
思ってるけど、実際は見守るしかできないってのは辛いよね。せめて傍にいてね。
火村との対比でいつもあさっての推理をさせられるのはしょうがないけど、森下君にまで負けさせられてしまうとは……(泣)