Diary 2007/04 |
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04/01 今年度もよろしくお願いいたしますm(_ _)m |
3月はかなりバタバタしましたが無事に19年度を迎えることができました。 いや〜、よかったよかった〜。 と同時に19年度からは職場での担当領域が倍率ドンくらいの勢いで増えることになったのですが、これはもうそろそろ潮時ということでいいんでしょうか?(ぉぃ なんつーか「働けど働けど我が暮らし楽にならざり」を地でいくような展開ですね(´Д`; 基本的に働くの嫌いな人なんで新年度はストレスとの戦いになりそうです。 まあ、それはさておき今日は自分の誕生日でもあるわけでこれでMU-6も26歳。 このサイトを始めたときはまだ20歳にもなってなかったわけで、時間って気付くと過ぎ去るものですね。 元々時間の使い方は下手なタイプだけど、少しでも有効活用できるように心がけていこう。 ……そう心に誓うのでありました。 で、前回の更新で少し告知した新企画について。 平成18年度は新しい挑戦としてコミケで同人誌を出すということをしてみました。 結果としては夏・冬あわせて200部を売り上げることができ、期待を大幅に上回る成果を得られたと思っています。 出来に関しては客観的に見られない部分が多いのでよくわかりませんが、すげー嫌な言い方すると同ジャンルの本と読み比べた限り悪くはなさそうでしたし(ぉ 何よりサークル側で参加するというのは本当に楽しくて、今後もぜひやっていきたいと思わせるに十分なものでした。 とはいえ基本的に情熱に火が付かないとお話なんか作れないわけで(半ば惰性で作ってるとしか思えない同人誌を作ってるサークルをこれまで軽蔑してましたが、実際作ってみて「惰性で物を作れるのも才能のひとつ」ということを悟りました)、特別本を作りたくなるようなゲームもないしなぁ……というのも事実。 御子石大郁先生ロングインタビューとかできるなら『SilveryWhite』本は今すぐにでも企画したいですけど!!(マテ そんな時ふと思ったわけですよ。 去年のこの時期、Navelを舞台にした美少女ゲームのことを書いたとき、 これ、マジで作っちゃえばいいんじゃね?(えー てな感じで現在、同人3作目にして初のゲームを製作中です。 まだまだ企画を練りつつ、キャラデザなんかをしてもらっている段階で本来はとても人に見せられる状態じゃないんですが(そもそも音楽担当とか見つかってもいないし)、新年度を迎えたのをひとつのきっかけとして情報公開だけさせていただきたいと思います! 自分の半生に渡ってプレイしてきたギャルゲー、エロゲーへの「好き」をたっぷり込めた作品にしたいと頑張ってますのでぜひご期待ください。 ものっそい勢いで訴訟リスクあるから本当に出るか知らんけどな! そんなゲーム『いよかん!』の紹介ページはこちらから! ![]() とりあえず今回は告知も兼ねてメインヒロインの紹介のみ更新。 他にも おいおいまともな形にしていくつもりなので、今日のところはこのグダグダでご容赦くださいm(_ _)m 年度末に作るのはこれでも精一杯だったんだよ……。 |
04/02 まあ予想どおりウソだったわけだが |
はい、%表題%というわけで昨日発表の同人ゲーム『いよかん!』はウソでした。 まあすぐにわかった方がほとんどだと思うんですが、1人でも騙されていてくれたらいいなぁとか。 ただ、実際問題時間がなかったのであの程度の情報ページしかできなかったというのも事実で、今回公開した情報とは別に女性サブキャラクター3人+男性サブキャラクター3人の設定をテキストで用意しており、さらに脳内にはいくつかのイベント案まであったのです(^^; ぶっちゃけテキストで14KBも資料用意してましたからね!(えー それが載せられなかったのは残念でした。 ラオウみたいなイメージのみつみ美里とか、みつみの異母妹で見た目も絵柄もそっくりな池上茜とかサブキャラも頭おかしい設定てんこ盛りだったんですが……。 さて、今回のネタは自分の中で「その気になったら作れるんじゃないかと思わせる」という縛りをつけてやったんですが、見事に本人がその縛りに引っかかってしまって最近ちょっと本気で作ってもいいかなと思ったりしている自分が怖いです(笑) 花見とかしてても「これをイベントに組み込めないかな?」とか考えちゃってますからね。 何気に重症です。 もしかして本当に裏でこそこそと作業することになったとしたら、「嘘から出た誠」ということで笑ってやってください。 今日のところは種明かしだけしてお別れです。 |
04/15 使い古された言葉だけど「事実は小説よりも奇なり」 |
今期のアニメも色々始まりましたが皆さんのオススメは何でしょうか? 例によって色々ビデオは録っているのですが、さすがに全部は見られないので何が評判いいのか知りたいところです。 ちなみに普段はこういうこと考えても結局見ないで終わってしまう(でもって、1クールが終わったところで何か鬱憤を晴らすかのように溜まった分を全部削除する)MU-6さんですが今クールは違いますよ! そう、26歳のMU-6はひと味違うぜ! 今の時点で『ハヤテのごとく!』、『アイドルマスター XENOGLOSSIA』、『瀬戸の花嫁』、『らき☆すた』、『この青空に約束を―』はチェックしましたよ。 他にも死ぬほど録画はしたような気がするんですが、それは気にしないことにします。 評判がいいっぽい『グレンラガン』はとりあえず見ようと思ってるんですが。 ちなみに現在進行形で放送中のアニメを見るのって実に数年ぶりだったり(マテ オタにあるまじき縁遠さですな。 同じ時間を割くんだったらついついゲームや映画の方を選んじゃうんですよねえ(^^; アニメから激しく縁遠い男の感想としては、それぞれ簡単に語ると *『ハヤテ』→別にパロネタが好きで原作を読んでいるわけではないので、頑張っているらしいパロの数々も特に心には届かず。 原作もこの時期は流し読みしていた記憶があるので、もう少し登場人物が充実するまでは様子を見るつもり。 (意訳:ええい、ナギやマリアよりも早くヒナギク会長を出せい!) *『アイドルマスター』→ゲームの方は同人誌とかでしか知らないので予備知識抜きで見てます。 そこまで面白いとは思いませんが、作画レベルはさすがに高いなぁと感心してみたり。 このキャラをあえて借りなくてもオリジナルキャラでいいんじゃないの? というのはあまりにも野暮かつ言い古されたツッコミだと思うのでやめておきます。 オープニング主題歌はきっと栗林みな実に違いないと信じていたので、それが違ったのだけは残念です(ぉぃ *『瀬戸の花嫁』→原作はほんの少しだけ読んだ記憶がありますが、結構面白いです。 はるか昔に呼んだ記憶と比べると燦とモモーイはどうかなと思わんでもなかったのですが、そんなに違和感ないし(まあ原作に深い思い入れがある人だとまた違うのかもしれませんが)。 テンションが高い場面だと微妙に置き去りにされてる感もなくはないですが、いい具合なので継続視聴予定。 *『らき☆すた』→ごめん、本当に無理だった。 まだテレビ埼玉でやった第1話しか見ていないんですが何が面白いのかよくわからず。 Aパートは本当にないと思うんですよ。チョココロネだけならともかく「○○をどうやって食べる?」ってネタを引っ張りすぎだろ(´Д`; ……これ第2話以降になると変わったりするんでしょうか? Bパートのノリなら耐えられそうですが、そうでないとかなり厳しいです。 賀東招二がシナリオを書くという第5話は興味あるんですが……。 ああOP? いやまあ多くを語らずというところでお察しください(えー *『この青空に約束を―』→結局金と時間が全てだよな……(ぉ そう身も蓋もない感想を呟いてしまうくらいにぐんにょり感の漂う仕上がり。 それでも自分の想像していた最悪のビジョンがよほどアレだったのか、それと比較すればまだまだ大丈夫な範囲内なんですが、それでも特に男性陣のキャラデザと作画はねえよなあと。 去年の『夜明け前より瑠璃色な』を見てた原作ファンの人もこんな心境だったんですかね〜。 やっぱりファンの母数が少ないエロゲのアニメ化って厳しいものがあるよね。スポンサー的に。 ああ、あと尺の都合上仕方ない面もあるんでしょうが、恐ろしいまでのシナリオの端折りっぷりに全米が泣いた。 これだったら凛奈か海己のどちらかのルートをメインにして、そこに特化してくれた方が良かった(;´д⊂) アニメの感想はこれくらいにしておくとして、先日個人的に大きな事件がありました。 あのですね……、自分、お見合いすることになるかもしれません。 思わずフォントを超でかくしてしまうくらい大事件ですよ。 いやもう2週間遅れのエイプリルフールとかではなくて本当に。 てなわけで今日はそのお話。 始まりは2週間ほど前に遡ります。 年度末のある日、母親から「大変です!」と銘打たれたメールが届きました。 なんで母親からのメールはいつもエロスパムみたいな件名なんだろうと思いつつ、開封してみるとそこには 「突然ですが、お見合いをする気はありますか? おばあちゃんが知り合いの人からキミを紹介して欲しい、と言われているそうです」 という不思議文面が書かれてたわけですよ、これが。 ぶっちゃけ素で「エイプリルフールにはまだ早いんですが」と電話したね、うん。 お見合いする気もなにも、会社員を4年もやっておきながら預貯金はほとんどないし、エロゲーとか2次元美少女の方が3次元より好きだし、そもそも3次元の女の人と仕事以外で話すの怖いしと色んな意味で結婚から縁遠い生物だというのは母親も知っているでしょうに。 なので、電話するついでにもうちょっと細かく聞くことにしました。 ――いきなりあんなメール来ても意味がわからんのですが。 母 「いや、なんかおばあちゃんが知り合いの人と話してたときに、その人のさらに知り合いの人が娘さんのお見合い相手を探してるって言われてね。同じくらいの年の男性がいたら紹介して欲しいって話になったらしいのよ。で、おばあちゃんが『そういえばウチの孫が同じ年だったような……』って言っちゃったらしくて……」 ――整理すると、相手のお嬢さんをXとすると Xさんのお母さん→婆さんの知り合い→婆さん という流れで話が来たと。 母 「おばあちゃんもちゃんと言ったらしいのよ? 『ウチの孫は背も低いし、太ってるし、顔もそんなに良くないし、あんまりいい相手とは思わないですよ』って」 ――いや、そこはもうちょっと孫を褒めてあげようよ、事実だけど。 母 「でも『それでもいいからとりあえず身上書だけでも』って先方は言ってるらしくて」 ――どれだけ相手に困ってるんですか、それ。ゴーレムみたいな女の子しか思い浮かばんのですけど。 母 「で、どうするの?」 普段はあんまり物を考えない私ですが、さすがにこれはちょっと考えます。なにしろ場合によっては一生に影響する話ですからね。 間違っても軽い気持ちで答えてはいけません。 ちょっと考えた末に、口を開いてこう答えました。 「ネタにはなりそうだし、とりあえず書類は出すよ」と(えー ……いや、一応真面目には考えたんですよ? でも結婚とかは置いておくにしても滅多にできない経験なので、経験しておいて損はないだろうと。そう思ったわけです。 だって気になりません? 「世の中のお見合いでは本当に『じゃあ後は若い人に任せて』って言われるのか」とか。 まあ実際「若い人に任され」たらオタ系ショップに行くくらいしか時間つぶしの方法思いつかんけどな!(マテ なんか聞くところによると、この手のお見合いは女性優位らしくて「会う/会わない」とか最終的な「結婚する/しない」みたいなのも原則として女性に選択権があるそうで、どうせ身上書と写真を出した時点で絶対に音信不通になるだろうし、あとで気が変わったら先方に情報行く前に「やっぱやめるわ」と言えばいいやなんて単純に考えていたのですが……なんつーか世の中うまくいかないものですね。 「一応出すつもりあるらしいよ?」 というMU-6さんの軽い気持ちで吐いたコメントを、母親がこれまた軽い気持ちで口を滑らせ、その情報がマッハで先方に伝わったそうで。 「ごめん、おばあちゃんから伝わっちゃったみたい」 と悪びれずに言う母親(そもそも悪びれる理由もないんだけど)に対してお前は中学2年生かという勢いでキレたりした一幕もあったんですが、まあそれは普通に痛々しいので割愛。 逃げ道は……、逃げ道だけは残しておきたかったんだよう……。 こうして見事に逃げ道を封じられたMU-6さんでしたが、やっぱり無意識下でこの問題から逃げたいと思っているのか、書けばすぐに書き終わるであろう身上書を完全放置でしばらく過ごしていました。 が、ネタの神様というのはとことん甘くないと言うべきか、またまた驚きの展開が!(CM前予告風) ……ここで「次回に続く」とやってもいいんですが、鬱陶しいのでこのまま続けます。 急に話が変わって恐縮なんですが、今度『君が主で執事が俺で』が出るじゃないですか。 個性的なキャラが数多く出てくる同作ですが、キャラ紹介を見たときにMU-6はさんざん好き放題言ってたんですよ。 「未有」「夢」はともかくとして、「朱子」「南斗星」「森羅」「美鳩」って名前はちょっとねーんじゃねえの? と。 「ベニス」「ナトセ」っていう読みは論外にしても、この辺の名前って字面自体あんまり見かけないじゃんよ、とか。 まあ、そんなことを友人相手に喋ってたんですよ。 そのことだけ頭に置いて読み進めてください。 ともあれ身上書を完全放置していたある日、なぜか向こうから身上書が届きました(´Д`; なななななななんで相手から先に情報来てるんですかっ!? 現物は実家に届いたようなのですが、想像を超える展開にプチパニックですよ。 やる気? もしかして微妙にやる気? (まあ実際は親御さんが多少やる気になってるんでしょうが) しかもゴーレムみたいな女性を期待してたら、全然そんなんじゃなくて、むしろ「オシャレに非ずは人に非ず」くらいのセリフを平然と吐きそうなお嬢様で(((( ;゚Д゚)))ガクガクブルブル 2次元美少女に見下されるのはむしろ「あざーっす! あざーっす!」という姿勢で受け入れていくMなワタクシですが、なんかもうキャラ設定表(設定表言うな)見た時点で弓兵とペガサスナイトくらい相性悪い感じするんですけど。 で、まあとにかくその資料に書かれた名前の欄を見たのですが、 そこに『きみある』ヒロインの名前が載ってた(マテ なんだ、この展開。 さすがに読みは違いましたが見たときに素で吹いたデスヨ。 どのお釈迦様か知らんけど、オレを手のひらで弄んでいるお釈迦様は相当にタカヒロファンなのか。 え〜と、先述したように多分MU-6さんの「お前いくら何でもメタボ過ぎだろ」という写真を見て多分お断りの連絡が来ると思うんですが、もし会うことがあったら続報書きます。 とりあえず万が一、いや極が一仲良くなることがあったら「ベニ公」と呼ぼう(ぉ |
04/27 わかってた、わかってたことじゃないか |
ちょwwww身上書出したらマジでスルーされてるwwwwwww ある程度予想されていた展開とはいえ、実際にこうなると「お前という人間は全く魅力がないのだ」という残酷な事実を突きつけられているようで微妙にブルーになりますね。 もはや笑うしかない。 きっとあれですよ、今ごろ相手のお宅では 母「あなたとお見合いしたいという人の資料が届いたわよ」 娘「(…別に結婚なんか考えてないんだけどなぁ)」 母「ほら、せっかくの資料なんだからちゃんと読みなさい」 娘「は〜い……プッ(一目吹き出す)」 母「どうしたの、急に吹き出して?」 娘「ちょっ……お母さん、これはいくら何でも無理!」 母「ちょっと、あなた人に対して『これ』はないでしょ、どれちょっと見せてごらんなさい」 (母、身上書を読む) 母「確かに『これ』は……ないわねえ」 娘「でしょでしょ?」 みたいな会話がなされているに違いないよ!(被害妄想) 「でしょでしょ?」ってそんなこと言うのは平野綾だけで十分だよ! う〜ん、普通のこと書きすぎたのがいけなかったんですかね? (写真が地雷だったんだよ、という意見からは目を逸らしつつ) ぬう、とりあえず相手の反応をもう少し待ってみるか……(´Д`; ちなみにこういうのって「書類選考で落選しました」っていう連絡は来るものなんですかねえ。 「当選は発表をもって代えさせていただきます」スタイルだと待ちぼうけの予感が。 それはさておきアニメは引き続き見ております。 前回の更新で「全然わからん」と書いた『らき☆すた』の見方がようやくわかってきました。 4コママニアのEFAさんに原作を読ませてもらったのが良かったのでしょうか。 いや、ぶっちゃけた話、面白いとは全然思ってないんですけどね?(マテ ですけど、「これってややオタネタに偏った(アニメ版は「やや」ではなく「相当」か)『あるあるネタ』の集合体なんだ」というのがわかってからは、いちいち「オチがねえんだよ、オチが!」とブーたれていた状態から抜け出せましたですよ。 とりあえず空気のように流せるようになったので、これで自分もワンランクアップだ! いわゆる「ひとつ上の男(アニメ好きとして)」ですね。上野クリニックですか。 そんなにわかアニメ視聴者の端くれとして、お友達に誘われて『電撃文庫ムービーフェスティバル』に行ってきたですよ。 ちなみに原作は『シャナ』以外は全くの未読。 そういう人間にはたして感想を書く資格があるのかは若干疑問ですが、気にせず感想行きます。 ◆灼眼のシャナ 原作の1巻を読んだのはもうはるか古のことなので、あまりはっきり覚えていないんですが、1巻をベースに再構成したストーリー。 とはいえ原作の方には出てこなかったマージョリー・ドーが出てくるなど、ファンサービスもしっかり忘れてません(まあ、あんまり目立ってませんが…)。 多分に展開は端折り気味ですし、そもそも固有名詞の解説なんて一切ないし――誰も名前を呼んでないのに、ごく普通に“狩人”フリアグネという名前が悠二にまで浸透していたりだとか――不親切な部分もあるにはありますが、大多数の観客は原作ないしアニメ版を知っていると思うので、それほど気にすることはないのかもしれません。 上映時間が1番長いことを鑑みても、今回の3本立てのメインはこれという認識で間違っていないと思いますが、その上映時間を全部使って、さらには展開を端折ってもまだ時間が短すぎたのか、シャナが悠二の前で柔らかい一面を見せるまでの変化があまりにも急だったのは残念でした。 フリアグネ戦までは割と冷淡で、戦いが終わったら急に優しくなってるんだもんなぁ。 まあ、ここでデレ入れておかないとツンデレキャラとして成立しなくなっちゃうんでわかるんですけど……。 恐らく序盤結構な時間を割いていた「平井ゆかり」が消えるまでを端折ればシャナとの触れあいはもう少し描けたと思うんですが、一方で個人的には平井さんが消滅するシーンなんかは結構よくできていたんでもったいないんですよね。 原作でこの辺がどうなっていたかは微塵も覚えていませんが、アニメの見せ方はグーでしたよ、グー。 川田まみが歌う挿入歌はたぶんあのシーンと重なる歌詞になってるんで、CDが出たら一度真剣に歌詞を読みたいところ。 色々な点で尺不足を感じさせる点があり、そこは残念でしたが、満足度はかなり高かったです。 TVアニメが放送される前だったならば、あるいは原作の1巻をベースに1時間半〜2時間くらいの映画1本にまとめてしまったも面白かったかもしれません。 ちなみに原作にもあった(ような気がする)サービスカットは映画でも健在なので、そこが見たかった人はご安心を。 フリアグネとの戦闘シーンでは2カットか3カットパンチラもあったよ。 (どこを見ていたのか品性を疑われる発言) ◆キノの旅 原作未読ながらもこれは面白かった。 自分的には今回の映画の中で1番のヒット作でした。 内容については極めてテクノロジーが発達した国にやってきた旅人キノは、そこで病気の女の子に出会う。 キノは、その女の子から預かった品物を、郊外で開拓団として暮らしているという彼女の友達に届けに行くのだが……というあらすじ以上のことは重度のネタバレになってしまうので控えますが、まあなんつーかこのあらすじが既に超ネタバレを内包しているというところで、おおよそお話は察しが付くかと思います(^^; 「えぐい」と言うには優しすぎる、でも「優しい物語」というには後味の悪い、救いのある切なさが好印象でした。 元々が短編(だったよね?)ということもあるんでしょうが、尺的にも無理がない感じでグッド。 一部背景に使われていた3DCGだけは微妙でしたが、総じて高い完成度だったと思います。 あ、でも「総じて」と呼ぶのは早計だったか。 エルメス役の相ヶ瀬龍史さんはもーちょっと頑張ってくださいm(_ _)m キノ役の前田愛さんの方は声の芝居の上手い下手はさておき、ひょうひょうとした感じが合っていて良かったと思いましたが、エルメスの方は極めて一本調子でそこがぐんにょり。あれは機械であることを反映した芝居だったり……はしないよなぁ、やっぱり。 ◆いぬかみっ! この3本立て、明らかに順番間違っただろ。 見終わった後に最初に思ったのはこれでした。 シリアス→シリアス→ギャグは余韻をぶち壊してしまうのでやめた方がいいと思うんだけどなぁ。 渚が死んじゃった後にお葬式で「ボンバヘッ!」とか言われたら春原ぶん殴るでしょ? それと同じですよ(微妙な例)。 『いぬかみっ!』が面白い面白くない以前にこの構成はミスだったように思えてなりません。 とまあ、このような書き出しであることからもわかるように、自分にはこの作品全く合いませんでした。 速水奨をこれでもかと全面に押しだし、あまつさえテーマ曲まで作ってしまったところはさすがに笑っちゃいましたが、なんつーかとにかく「笑いのセンスが合わない」としか言いようがない。 色々と楽しませようとしているところはよくわかるんです。 パロディネタしかり、お色気しかり、下ネタしかりで。 原作はどうだか知りませんが、アニメ版が好きな人はきっとそういうところが合うんでしょう。 なんですが自分にはそのどれもが合わなかったので、その時点で純粋にコメディであるこの作品を評価する資格を失ってしまいました。 冒頭、酒を飲んだ犬神の皆さんが下着1枚になったシーンを見て、頭を抱えた人間なんてのは劇場でもほとんどいなかったんじゃないかと(ぉぃ 我ながら不思議なものだと思いますが、自分や身の回りの人間が口にする分には下ネタもエロもむしろ好きなんですが、こういう作品で見ると退いてしまうんですよね(^^; なんだろうなぁ、そういう若い笑いを扱った作品にはついて行けてないのかなぁ。 オッサンみたい、というかそのものの意見で悲しくなりますが、そんな感じでした。 会場では結構ウケていたので普通に見る分には楽しいんだと思います。 自分も最初にこれが来ていたらもう少しすんなり受け止められた…かも。 以上、あまり役に立たない電撃映画の感想でした。 個人的に『いぬかみっ!』はちょっと…でしたが、他は予想に反して(暴言)結構いい出来だったので興味がある方は見に行っても損はないと思います。 この前の『秒速5センチメートル』もそうですし、昨年の『時をかける少女』もそうですが、アニメを見た方が下手な邦画を見に行くよりは高打率が期待できるかと。 そんなこと言いながらこの辺を見に行く気満々なんで説得力ないですけど(笑)。 いよいよ迎えた黄金週間、実家に戻る準備があるので今回はこの辺で。 ゴールデンウィークは少しこまめに更新できるように頑張ります〜。 |