水質調整剤
塩素中和
水草水槽の場合、市販塩素中和剤を使用すると長い目で見るとよくありません。通常はナトリウム型還元剤を使用しているからです。ナトリウムは多量には植物には害を与えることと好塩性藻類の繁茂を促す可能性があるからです。そのため、ナトリウムを水草水槽では不足しがちな三大栄養素のカリに置き換えたものを使用することで投与過剰の弊害も解消され栄養補給と一石二鳥ということになります。
もっとも塩素の含まれない状態(活性炭等の物理的脱塩素処理)を施せば通常のバランスのとれた栄養素で解消はできます。
アクアガーデンでは一年以上の実験によりその効果を認めております。藻類に悩んでいる方、少しはましになるかも。
KH pH調整剤
水草水槽の場合pHの調整は炭酸ガスで行うことはもう公知のこととなっているでしょう。しかし、厳密にはpHを調整するのではなく炭酸ガスの溶存量を決めればpHが下がるということです。そのときKH(厳密には総炭酸物質量)がどの程度かによってpHの値が変わるということなのです。
水草水槽の場合pHだけでものをいえば6〜7程度が良いでしょう。そのとき炭酸ガス量が適正値20〜30mg/lを示すためにはdKHが0〜4程度でなければなりません。無論このときのRpHは7〜7.8程度でなければなりません。
そのため、源水のKHが高い場合やKHを低下させたい場合、無論イオン交換でことが足ります。しかし、めんどくさい、源水伝導度が比較的低いにも関わらず、KHが高い場合などはKHだけを低下させればよいのです。しかし、pHも若干下がりますがアルカリ度を喪失させるだけの酸の投与であれば理論的にも実践的にもpHは目に見えて低下はしません。そのアルカリ度消失に伴い、炭酸ガスを投入すればpHは従来以上に降下することになり水草の理想とされるpH値をも再現することができるのです。
そのため、pHを調整する というのではなく、KHを調整しpHを調整しやすくするというものが硬度低下剤ということになります。これらは単にpH、KH、炭酸ガスだけをみればリン酸でも酸であれば何でも使用可能となるでしょう。しかし、天然から学ぶなら腐植酸産物(微生物がものを分解するときの副産物)ということになります。
現在、様々な酸を使用してこれらの試みを行ってきました。その中で無機酸、有機酸で使用できるものが何点かあります。リン酸ではいけませんよ。
魚や水草のための添加剤
コロイド、ビタミン、表皮保護材。これらはすべて有機物のため水溶液状では防腐剤が必要となってきます。そのため防腐剤を使用するのであれば水溶性の天然抽出物などを留意するか、粉末状で使用するのが最適です。
また、これら有機物は最終的には微生物に分解されるはめになるものがほとんどで、生分解性の高い、安全なものを選ばねばなりません。また、ビタミンは変性しやすいためその安定な形で利用せねばなりません。
それらのものを開発し試験を繰り返しなにが良いかを模索しました。
その中で、重金属が魚に与える影響として、イオンで鰓を犯すことを防ぐことはできますが結局コロイド状で生体に取り込まれるためいささかどちらが安全か。水道水に含まれる重金属量であれば生体構成成分として利用価値がある程度で有害とはならないようですね。
それより、コロイドによる魚の表皮保護は確かに認められます。また、ある海草の成分を利用すれば水草の保護になるような?? まぁ そのようなものを作りました。
濾過細菌
微生物の保存は凍結乾燥か冷凍しかない。微生物の専門家の友人は観賞魚の業界はええ加減ですね。といつもつぶやいています。水溶液を炎天下トラックで輸送している。凍結乾燥品でも輸送方法、保存方法如何によれば死減してしまうのに・・・
私も大学時代は水質と微生物(窒素循環等の物質の流れ)を卒業のためやっていました。 その筋の人からすればやはりおかしい。
そこで濾過細菌としては芽胞状態で輸送時50℃程度まで耐えられる形態のものを粉末とステック状水草栄養素にしたものがあります。(水草の栄養素のコーナーで述べてます) これにはいささか自信がありますよ。
そして乳酸菌、これは絶対いい。データーも盛りだくさん。養殖から観賞魚まで何にでも使える優れものです。
しかしもう私の手持ちの製品もなくなってしまいました。
そろそろ、利用する人を募って生産せねばなりません。