*お仕事忙しすぎです。
ひい、くるくる。
そうそう。
今年もキリスト教の聖人の命日が来てしまいましたよ。
みんなっ! お菓子屋の陰謀に乗ってチョコレートなんか買ってたりしないよねっ!
くそう。
*例えば児童買春、児童ポルノに係る行為等の処罰及び児童の保護等に関する法律なんかを推進しようと言う、子供を守ろうって言う運動をしている人達の勘違いのこと。
つまり『正常な大人は児童に対して性欲をいだくことは無い。それは異常である』という勘違いについて。
まあ、ちょっと考えたら、明らかに勘違いだってのはわかるんだけれど。
ひとは、何に対して『性欲』をいだくのか。
生物、無機物の別すらなく、ありとあらゆるものに対して『性欲』を覚える可能性があるわけです。
そしてここで『正常』と『異常』とを分けようと言う線を、誰かが引いた。
何のためにかは知らないけれど、多分ず〜っと昔の権力者あたりが労働者の生産性を高めるために権威を持って認定したってあたりが、真実なんじゃないかなと思う。
で、その線が『自分と同年代の異性に対して性欲を覚えることが正常』というものです。
それ以外のものを『正常ではない』もしくは『異常』として、ラベルをつけようとしている。
だから正しく言うならば『児童に対して性欲をいだく者は異常であるとする』となるわけです。
つまり、誰であっても『児童に対して性欲をいだく』可能性はあるのですが、そのような者は異常であるととても長い間教え込まれてきたために、そのような『異常な性欲』を抑え込もうという無意識のブレーキがかかる、ということ。
その証拠に『正常である』といわれるヒトビトが『異常性欲者』に対して向ける目が、どれほど嫌悪感に満ちていることか。
で、そういう『誰であっても児童に対して性欲をいだく事が在り得る』ってことをちゃんと認識しないと、そういう『児童の商業的性的搾取に反対』するっていう運動は正しく行えないと思うのですよ。
まあそもそも、この『児童』というカテゴリーすら、時代や文化で違ってきているわけなんですが。
だから、今では18歳未満は『児童』であり児童に対して性欲をいだくのは異常であるらしいのですが、女性が結婚できる年齢は16歳で、刑法で定められた性的同意年齢は13歳だったりするのです。
*先日の言葉は、改めて読むと何がなんだかわかりませんなあ。
改めて読まないとわからないのがさらにダメダメ。
つまりは、APP研のweb頁のアタマにある言葉にたいする疑問だったわけです。
現在、“ポルノや売買春は当事者の「合意」のもとに行なわれるのでとくに問題はない”という議論(性的リベラリズム)が大手を振ってまかり通っています。ポルノ・買春問題研究会(APP研)は、こうした議論を批判しつつ、女性の人権・性的自由・性的平等を擁護するフェミニズムの見地から、ポルノ・買春問題をはじめ、セクシュアリティをめぐるさまざまな問題を研究することを目的として、複数の研究者および運動家によって1999年12月に結成されました。
性的リベラリズムの否定と、性的自由と、フェミニズムとは、どのようにして結びつくのか。
その接点はどこにあるのかを、彼ら彼女らは明らかにしていない、と思うのです。
もしも『制限付きの自由』を定めるのであるならば、それは『自由』では在り得ない。
そこにあるのは『正しいと認められた行為のみ赦される』という『許可』でしか在り得ず、その『正しさ』は常に恣意的であると言えるでしょう。
その恣意の現れの一つが、例えば性的同意年齢だったり18歳以下は児童であると言う前提だったりするのです。
性的自由を謳うのであれば『制限付きの自由を許可する』ようなことはするべきではないし、もし『自由を制限』した方が世の中が良くなると信ずるのであれば、性的自由は認めず、そこに『基準』を持ち込むこととするとはっきり明言するべきだと思うのですよ。
まあ、つまりは『はっきりとしない態度で薔薇色の未来をのみ語り、その弊害については全くに口を閉ざしつつ支持を集めようとする態度』に見えちゃうな、っていう。
そういう卑怯者の態度に、苛立ちがあるという、ね。
*そもそも、セックスとはどうあるべきであるのか、そういうことを、言ってくれないのが問題なんじゃないかなあ。等と。
性的自由を謳うのであれば、セックスは個人に属するんだから『これが正しいセックスだ』等と言うのは、前言に反するのですが。
性的リベラリズムを否定する人々が考える『正しいセックス』なんてものが存在するとして、それを明言してしまうと、それは恐らく『性的自由』を否定する言葉になると思うのですよ。
*夕べのテレ朝/朝まで生テレビ!でのトピックスは『激論!アメリカは"ならず者"国家か?!』でした。
論点だとか、理論とか、そういうのも面白いんですが。
パネリストの姜尚中(Kang Sang-jung)さんがとてもよかったです。
とても、声がいい。声かよ(笑)
スタジオジブリの作品で声をアテるんじゃないかって気がしましたよ。来年くらい。
ま、この姜尚中という人。面白い人みたいなんで、著作を読まないと遺憾なあと思いました。