628.00km  ALTAY−JINST  RCP-350.00km


「アルタイのラビリンス」

草原のビバーク地からスタート。電柱沿いにメインピストを走ると次第に山に向かって行く。徐々に山間に入っていき路面が荒れてくる。山の谷間を縫うようにピストがはしっている。一度雨が降れば川になるであろう砂利の枯川をハンドルを振られながら抜けていく。遠くに町が見えてきた。近ずくにつれ石畳のような道に変わる。町の入口には少女の石像がそびえている。これまでに通過した町とまるで違う不思議な感じの町だ。古い歴史の中で文化や人種が入り交じり孤立した印象を受けるのは俺だけであろうか?町の中を走り抜け丘を登るとヘリが見えた。

山田氏が見守る中ピストは開けた高原へと入っていく。小高い丘で暫し休憩。松本君もやって来て休憩していると山口氏もやって来た。日差しも暖かくツーリング日和のようで気が抜けそうである。休憩後走り出してまもなく、先に出発していた山口氏が倒れている。V字で吹き飛んだらしい。それにしてもよーコケるおっさんである。フロント周りはだいぶ前からひしゃげてはいたがさらにグシャグシャになっている。マップもGPSも見れない状態でよう走るわい?と変に感心する。バイクを起こしエンジンをかけてあげそれ以上してあげることも出来ないので走り出す。やがてアルタイの山を抜ける。遠く正面の山脈の向こうは中国のウイグル自治区だ。目の前には荒涼たる原野が広がり遠くまでピストが延びている。上から見た感じはフラットのようであったが下へ降りてみると路面は荒れていて凸凹が続く。何も無い平原に突如としてポプラが乱立している。枯れ川を何本も超えやがて小さな町を抜ける。町を抜け丘を越えるとヘリが見た。RCPだ。

RCPでは思い思いに時間を潰す。 RCPでの給油車。手回しポンプだ!

1時間の休憩後再び何も無い平原を走る。100km程走るとやがて丘陵地帯へと入っていく。町をパスしてさらに100km程走ると平原に出て人里に下りてきた感じを受ける。流石に毎日何百キロと走っていると100kmが何でもない距離になってくる。なんだあと200kmかってな感じで、麻痺しているのか、それほど回りに何もないのか定かではないが・・・。今日も無事にゴールする。

今日の結果 SPECIAL 12位 GENERAL 16位

 

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