Diary 2004/11 | ||
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11/06 カリスマという存在 | ||
突然ですがサラリーマン川柳 昼休み ランス話に ふける主任(字余り) 〜千葉県・PNハニーキング〜 ええ、まあ読んで字の如く実話なんですけど。 一時期オレが「下級生2」に耽溺していた一方で、隣に座っている主任は「ランス6」に傾倒しておられます。 偶然にも二人がハマっているソフトが同じ日に出ているのがちょっと面白いですね。 で、お互い相手のプレイしているゲームは触っていないものの、生の感想というのは世間の評判とは別に気になるもので、時々感想や進捗を出先に向かう車中などで話したりしてました(ぉぃ それ自体は特に問題ないと思うんですよ、きっと。 会社のロゴが入った紙袋を持った状態で「七瀬って娘がほんっとかわいいんですよ〜」とか喋ってるのは問題ないのか? と問われると自信は皆無ですが、まあその、なんだ。 お気に入りのキャバクラ嬢について話すダメエロ親父とでも思えば。 それはそれでアレですか、そうですか。 ……この辺深く考えると話が進まないので、とりあえず「問題ない」とゆーことにして話を進めます。 で、それ自体は問題ないと思うのですが、やっぱり物事には最低限度のTPOというのはあると不肖ワタクシめは思うのです。 そう、仮に「ランス6」でキャラの才能限界にぶつかり苦労しているとしても。 うん、前置き長いですけど何が言いたいかというとですね。 昼休みにそばに他の人もいるのに「女の子はHすれば才能の上限がアップするんだけどさ〜」とか言わんといてください(´Д`; アタイ、何事かと思ったわさ(※動揺のあまり、言葉遣いがおかしくなっている様子) 我が上司ながら恐ろしい人だと思います、いやマジで。 若い頃は一体どれだけの器だったんだろ……((((;゚Д゚)))ガクガクブルブル 去る11月3日は文化の日でした。 例によって更新が遅れてアレですが、今日はその時のお話。 もうすぐ150万ヒットだというのに、更新遅れまくりで申し訳ないですが、とりあえず○○○○○のファンブックの仕事がある程度ケリついたので一時期よりは更新頻度上げる予定です。 とまあ業務報告はさておき、文化の日ということで各地の大学では学園祭が開かれていたようです。 かく言う私も友人に誘われて彼が通う亜細亜大学に足を運んでみました。 お目当てはある著名人の講演会だったのですが、もうその人の名前を聞いたら居ても立ってもいられず二つ返事で「行く」と答えてましたですよ。 え? 「いいからさっさと“著名人”とやらの名前を明かせ」って? う〜ん、男性なら絶対知ってる名前だと思うんですが……って焦らしても仕方ないし、まいっか。 えっと、まあそんなわけで行ってきました。 チョコボール向井講演会@亜細亜大学へ!(^^; とりあえず「男性なら絶対知ってる名前」というのは間違ってないと思います。 正直なところ、思いっきりイベントとしては色物ですし、ほとんど人は来ないだろうと予測していたのですが、意外や意外配られたサイン色紙プレゼント抽選券の番号を見るに200人近くは来ていたのではないかと。 さすがチョコボール、トークだけで200人集められるAV男優はそうはいません(ぉぃ 中には結構女性の姿もあって、その辺も驚きだったり。 我が家の妹は人から借りて何度か見たことあると言ってましたが、結構女性でもAVを見る人っているんですかね? いわゆる女友達というのが皆無な人なので、よくわかりません(^^; で、開場前に主催のプロレス研究会の方から諸注意が。 なんでも「今年チョコボール氏が起こした2つの事件については、既に公式見解も発表されているので質問などはしないこと」だそうで。 普段アレな質問を好んでする私ですが、とりあえずフムフムと聞いておきます。 別に事件に対する見解には興味ないですし、こんなの制限事項でも何でもないや。 「今まで相手した女優の中で1番良かったのは誰?」っていう質問は封印されなくてよかった(マテ まあ、そんなこんなで始まったチョコボール向井講演会。 イベント自体は全部で1時間ほどありましたが、いわゆる講演をしていたのは30分ほどであとは質問コーナーという構成でした。 呼んだのがプロレス研究会ということで一応名目上は「プロレスラー・チョコボール向井」としての出演でしたし、講演内容は「なぜプロレスラーになったのか」という題目でしたが、質問コーナーで出たのはほとんどAV関係っていうのがちょっと面白かったです(ぉ みんなわかりやすすぎ(笑) いや、オレも人のこと言えませんけど。 講演の中でちょっと印象に残ったファクターを列挙すると ・自分の中ではプロレスやるのもAV出るのも同じ。ベッドもリングも四角いし汗も流す。戦う相手が男か女かという違いがあるだけのこと(笑) ・10年間男優をやって2000本くらい出演したところで何かこれは自分の本当にやりたいことと違うような気がしてきた ・最初に入ったプロレス団体・FMWに入ったきっかけは杉作J太郎 ってなところ。「プロレスもAVも同じ」というのはなかなか言えるセリフじゃありません。 さすが加藤鷹と並ぶAV男優界のカリスマ。 でも2000本出るまで気付かないのはどうかと思う。 ――ちなみに特に言葉として印象に残ったわけではありませんが、講演全体を聴いていて印象に残ったのは「この人は本当にプロレスが好きなんだなぁ」ということ。 私はプロレスファンでも何でもないのでアレですが、言葉の端々にプロレスに対する愛着と、総合格闘技などに人気を奪われてしまっている現状に対する憤りのようなものは感じ取れました。 男優に飽きたからプロレスも始めた……、そこまで酷くないにしろちょっと近いことは考えていたので、そこは少し意外だったかもです。 んでもってその後は質問コーナー。 こっちがイベント的にも、私の雑記的にもメインだったりします。 明日から使えるチョコボール向井トリビアが満載ですよ(そんなトリビアいらねえ) Q.本名・生年月日・血液型・出身地を教えてください。 A.本名は向山裕(むかいやま ゆたか)。1966年12月15日生まれのB型。群馬県渋川市出身です。 Q.「チョコボール向井」という芸名の由来は? A.昔デビューした頃、バイトしてた日焼けサロンで焼いてたので全身真っ黒だったんです。で、日焼けサロンって全裸になって焼くんで……その、玉(ボール)も焼けるんですよ。なので玉が黒くてチョコボールと。 ――オレは玉の形がチョコボールに似てるからだと昔誰かに聞かされて、それを信じてました。違うのか… Q.初体験とその後の経験人数は? A.初体験は16歳、経験人数は……仕事も含めると2000人くらいでしょうか。正直よく覚えてません Q.仕事は好きですか? A.好きですね。というよりも嫌いじゃできない仕事ですから。でも、AVもプロレスも単純に見ているだけの方が楽しかったとは思います。 Q.今までで最高の「対戦選手」は? AVとプロレスと両方で。 A.AVの方は正直割とすぐに忘れちゃうので覚えていません。忘れちゃうというか記憶を引きずっていると、ちゃんとお仕事としてできないので一期一会と考えるようにしています。プロレスの方だと少し前に試合してもらった小島聡選手とかですか。 ――この辺、数え切れないくらい出て初めて言えるセリフな気が。なんかカリスマ感を感じたり。 Q.AV業界で1番稼いでいた時ってどれくらい稼いでたの? A.あの業界は基本的に丸1日拘束して、その場で現金払いなんですが男優のギャラは大体5000円〜数万円くらい。恐らく皆さんがイメージしているほどは稼げないですよ。 Q.加藤鷹についてどう思いますか? A.あんまり好きじゃないです(笑) やっぱりライバルって仲悪くなるんですよ。それに向こうの方が年上だしキャリアも長いんで、こっちとしては立ててたんですが、向こうが何かとつっかかってくるんですよ。また、こっちも負けず嫌いなもので。例えば……撮影現場近くのラーメン屋に二人で食事に行った時に、そこにニンニクが置かれててですね、そのニンニクを向こうが3杯入れたと。それを見てこっちが4杯入れると向こうが5杯入れて……そんなことを繰り返してたら二人とも凄い匂いになったっていうようなことはよくありましたね(笑) でも今はお互い大人になったんで、そんなこともなくいい関係ですよ。 ――あんたら、それ小学生レベルのケンカですよねえっ! 仮にもオレでも知ってる男優同士がそんなアホなことでケンカしてるのかよ。 本当に小学生でも今どきそんなことじゃ争わない気がします。マンガの中の人ですか? 実際の質問はもう少し多かったですが、大体こんな感じ。 結構きわどい質問もあった割にちゃんと答えてくれたので、質問者は概ね満足だったのではないかと。 んで、質問の後は最初に配った抽選券でサインのプレゼント抽選を行って終了。 サインにはチョコボールがおまけに付いてたりしましたが、それはどーでもいいので流します(ぉ ぶっちゃけこの雑記が読み手が読んで面白いものになっているかは甚だ疑問ですが(そもそもチョコボール知らない人もいるだろうし)、自分的にはいい意味で期待を裏切られて面白かったです。 結果として事件を起こしたりはしちゃいましたけど、ベースの部分でこの人は真面目なんだなって人柄の良さが伝わってきて非常にいい感じでした。 同行した友人もその辺は同感だった様子。全員が全員チョコボールに対する好感度をアップさせて帰ったですよ。 色々質問に対する受け答えや何かを見ていると、プロレスにしてもAVにしても凄く愛情と誇りを持って仕事をしているんだというのが伝わってきて、全然仕事に愛着を感じられない自分としてはやや複雑な心境になりました(^^; なんつーか上手く言えませんが、どんな業界でもそこで一種のカリスマになるまでに成功を収めるためには運だけじゃなくて情熱とかが大事なのかな〜と思ったり思わなかったり。 まあ、何にせよ愚にも付かないアイドルのコンサートやよくわからん学者の講演を聞きに、大学まで足を運ぶよりは遥かに充実していたのではないかと。 …………よし、決めた! 今日はチョコボールが出ているのでハァハァしようっと! 今まで書いてきたことを全部台無しにしつつ、今日は久々で疲れたのでこの辺で。 |
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11/10 エロゲって何気に凄いのかもしれん | ||
まずは業務報告とお礼から。 おかげさまで150万ヒット達成いたしましたm(_ _)m 去年からずっと更新頻度が悪くて、足を運んでくださっている方々には申し訳ない限り。 改善したいという気持ちはあるものの、何分読者の皆さんよくご存知の意志薄弱野郎なので、なかなか思い通りには行きませぬ。 多分以前並みの更新頻度に戻るとしたら、オレが会社員じゃなくなった日かと(^^; とりあえずこれからもまったり自分のペースを崩さずにやっていきますので、生暖かく見守ってやってくださいませ。 ……本当はプレゼントの一つもしたいところなんですが、旅行に行って以来かなり深刻にお金がないのでご容赦を。 ボーナスが思ったより多かったら考えます(ウチの部の業績考えると厳しそうだけど) あ、そうだ。せっかく150万ヒットになったのでバレンタイン以来のオフ会でも開催しようと企んでいます。 まだ日は決めてませんけど、一度来た人は二度と来ないというウワサもあるサバトに来る覚悟がある人は心の片隅にでも留めておいてください。 先日友人と話をしていたら「最近すっかりバカ映画紹介サイトだね(藁)」くらいのことを言われました。 たまたま2本続けてバカ映画を見に行っただけで、別にそんなサイトに衣替えしたつもりはないのですが……(´Д`; なんだかちょっと複雑です。 その誤った印象を払拭するため……というわけでもないのですが、「いま、会いにゆきます」を見に行ってきました。 かの超ヒット作「世界の中心で、愛をさけぶ」と同じ編集スタッフが担当した小説は40万部とかなりのヒット、同じ東宝・TBS・博報堂で展開している映画もセカチューより泣けるとか泣けないとかなかなか好評の様子。 なんつーか、凄い勢いで柳の下のドジョウ臭がするのですが(ぉぃ 世の中からはもう学習能力という言葉は失われたデスカ? ――いや、結局セカチューに文句をつけながらこれを見に行くオレが1番学習能力低いというのは、よくよく理解しているのですけど(^^; この映画、公開が発表された頃から注目はしていました。 あからさまに二匹目のドジョウを狙っている姿勢の面白さもさることながら、はたしてセカチューで微塵も泣けなかった自分は泣くことができるのか? という点で。 主演の竹内結子が結構好きなので、とりあえず最悪でも竹内結子萌えムービーとして元取れるだろという目論見の下、劇場へ。 う〜ん、客入りとしては6割7割ってところでしょうか。 カップルや女性客が多いのは当然として、想像していたよりも年輩の方が多いです。熟年夫婦とか。 高校生の恋愛を描いたセカチューと、既に子供もいる夫婦の物語である(らしい)「いま会い」との差ですかね。 ま、男だけの客が少数派というのはいずれにせよ揺らがない事実なんですが。 一応泣いてしまった時に備えてミニタオルを手元に用意したところで、静かに上映開始です。 (※以下、映画のネタバレを含みます) いきなり結論から言っちゃうと泣けませんでした。 しかも見ている間ずっと「な〜んかエロゲみたいなシナリオの映画だな」とか超失礼なことを考えてました(マテ はいそこ、「お前が単に何でもエロゲに還元して見てしまうアホなだけじゃねえの?」とか言わない。 そういう文句は以下あらすじを読んでから言ってもらおうじゃないですか! 〜〜よくわかるあらすじ〜〜 「雨の季節になったら帰ってきます」、そう言い残して澪(竹内結子)がこの世を去ってから1年。巧(中村獅童)と佑司(武井証)の父子は力を合わせて生活していた。素直に母の言葉を信じて雨の季節を待つ佑司、そんなことがあるはずはないと思いながらもどこか雨を気にしてしまう巧……、そんな中迎えた雨の季節。はたして澪は本当に2人の元に帰ってくる。ただし記憶を失った状態で。 思わぬ復活に喜ぶ巧と佑司。2人は澪を家へと連れ帰り、どこか奇妙な3人の共同生活が始まった。記憶は戻らないながらも、巧と佑司と暮らすうちに徐々に打ち解けていく澪。もう一度佑司の母になり、もう一度巧と恋をして、全てが上手くいくかと思われた頃、季節は徐々に夏へと移ろいつつあった。 雨の季節も終わりに迫った頃、澪はふとしたことから一冊の日記を読んでしまう。 そこに書かれた衝撃の事実、奇跡の終焉。 雨の季節と共に訪れた奇跡は、雨と共に終わりを迎える――そんなたった6週間の奇跡の物語。 〜〜あらすじ終わり〜〜 ね? 泣き系のエロゲにありそうでしょ? オレの感想を読んで誰が文句を言えようか、いや言えまい。 あまりにも重大なネタバレなので詳細は書けませんが、ラストのラストで明かされる「なぜ澪が雨の季節に帰ってきたのか」という理由付けがあまりにも唐突すぎてむしろ無い方がいいくらいなところとか凄くエロゲ的です(暴言) 古くは超シナリオ、新しくはワールドといいますか、その手合い。 ぶっちゃけ感動させるだけなら、ラストはいらない気がします。 9年前の世界から澪の意識だけが飛んできて活動してたなんてネタがいきなり出るもんだから、一瞬ポカーンとしちゃったですよ? と苦言めいた物は書いているものの、全体としてはいい話だったと思います。 映像もストーリーラインも綺麗な作りでした。 ラストのSF的どんでん返しも「感動」という観点から見ると、逆に損なってしまっているものの、「いま、会いにゆきます」というタイトルへと帰結する流れは上手かったですし……。 私は元々 ゲーム>マンガ>小説≧映画 という順で感情移入度が下がっていく人間なので、今ひとつ入り込めず泣くこともできませんでしたが、仮に同じプロットを「CLANNAD」のアフターストーリーでやられてたら100%号泣してたかと(ぉ 実際何ヶ所かちょっとグッと来たシーンはもれなく澪を渚に、佑司を汐に重ねちゃった瞬間だったからね!(マテ 汐と暮らしてる朋也の前に渚が帰ってきて、それがまたたった6週間だけで消えちゃうなんて考えただけで泣けるよ(;´д⊂) どうすか、パクるなら今のうちですよ!>エロゲ会社各位 でもまあ、ふざけた感想はさておいて、上映前に割と年齢層上のお客さんが目に付いたのも見終わった後としては納得。 セカチューが若くてある種恋愛に盲目的になってる、あるいはそういう盲目的な恋愛に憧れる世代に受けるのだとすれば、この映画が真に心に響くのは子供がいる人たちでしょう。 別に一人身や単なるカップルが見ても心に響かないとは思いませんが、愛娘・愛息を思い浮かべながら見れば感慨もひとしおかと。 「自分を生んだために母親は若くして死んでしまったのではないか」と悩む佑司に対して、澪がそんなことはないと諭すシーンとか自分も渚が汐に諭している絵が浮かんで思わず……っ(目頭を押さえつつ) えー、全然真面目に書こうとしても上手くいかないので大人しく諦めますが、そのなんだ。 「CLANNAD」や「家族計画」みたいな家族ネタが好きな人なら見に行ってもいいかと(嫌なまとめ) 最初にエロゲに関連付けて話を始めたので、最後まで通してみました。 少なくとも同じチームが作ったセカチューよりは話のレベルが一段上なので、最近ちょっと心温まるものに触れてないなぁという人は見に行く価値ありかと思われます。 とりあえず泣きはしなかったけどお金分は十分満足したですよ。 やっぱり映画はまともなのを見るに限ります(笑) バカ映画はたまにでいいや。 ところで既に書いてますが、「エロゲのシナリオみたいな」というのは別に泣きの要素だとか最後がちょっと超シナリオだから……というだけでもなかったり。 主人公の巧がやたら恋愛に対して不器用だったり、巧の視点から見ると完璧超人みたいだった学級委員長の澪が実は巧と同じくらい恋愛に対して不器用だったり、一見ツンツンしてるのに実は巧にゾッコン(死語)だったり――そんな細かいところも含めて妙にゲーム的というかお約束の記号みたいな物がチラホラと。 「似たもの同士、運命の2人」的なニュアンスを表現するためなんでしょうけど、超シリアスな感動系の映画でよもやこんなラブコメ記号を見るとは(^^; 原作もこんな感じなんでしょうか? いずれにしても、こういう話が世間にも受けるということは潜在的には美少女ゲームの類は広く受ける可能性はあるのかもと思ったり思わなかったり。 ……いや実際のところは、アニメ絵の段階で拒否反応くらうんだろうし、別に広く理解して欲しいなんてことは思ってないんだけどさ。 あ、そうそう。 個人的に大事な点である「竹内結子萌えムービーとしてはどうなのか?」という点にもついでに触れておきますか。 竹内結子萌えムービーとしては満点ですよ、満点! キスシーンのウブそうな感じとか男性諸氏は絶対クラッと来ると思いますです。 とにかく彼女が可愛く、そして綺麗に撮られているのでその点は大満足でした、まる 本当は「φなる・あぷろーち」や「こんねこ」の話も余裕があれば書こうかな〜と思っていたのですが、思ったよりも長くなったので今日はこの辺で。それでは〜。 |
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11/14 笑いの方程式 | ||
サーヤ様も幼なじみキャラだったのかッ……!(挨拶) 全ての独身三十路女性の星だったサーヤこと紀宮清子様がついに婚約内定されたそうで。 谷選手亡き今、日本にそんな英雄が残っていたことも驚きですが(不敬発言)、それよりも何よりもサーヤがよりにもよって幼なじみフラグを立てたことの方がオレ的には重要。 まさかこんなやんごとない世界にも幼なじみキャラがいたとは……全幼連(全国幼なじみ萌え連合会)会員として知らなかったこと赤面の至りです。 それにしても、こういうニュース見るとつくづく思いますね。 やっぱり幼なじみは好意を抱いてくれる異性最後の砦だと(ぉぃ ほら、人間大抵どこかしらいいところの1個や2個はあるわけで。 でもそれに気付いてもらうにはそれなりに長い付き合いが必要なわけで、その辺に気付きやすいのは幼なじみという。 ギャルゲーとかでよくある「みんなは色々言うけど、わたしは○○くんの優しいところ、たくさん知ってるから……」パターンですよ! 多少顔がブーでもサムライトルーパー好きのオタクさんでも気に入ってくれる人は気に入ってくれると立証されたわけですし……って、うわ何をするやめ(連行されました) それにしても兄の元を訪ねた幼なじみと久々の再会を果たして、そのままゴールインって本当にマンガの中みたいなストーリーだな(^^; 自分もまずは幼なじみとの再会フラグを立てるところから始めようと決意を新たにするMU-6さんなのでした、まる ところで質問なのですが。 存在しない幼なじみとの再会はどうすれば果たせますか?(死ね) 久々にゲームの話ということで前回ちょっとだけ触れた「φなる・あぷろーち」の話でも。 世間的にはどうなのか知りませんが、自分的にはこのゲーム結構期待して買いました。 というのもシナリオの三浦洋晃さんが個人的に割と好きなライターさんだから。 KIDが昔出した作品に「夢のつばさ」という作品がありまして――作品全体としては当時の私の評価では「及第点」といったレベルだったのですが――それに出てきた深山勇希という三浦さんが担当したキャラが超ツボでして、以降ずっと要チェックライターの一角に名を連ねているのです。 今やればもしかすると大したことないのかもしれませんが、当時の自分にとって勇希は大本眞基子さんのCVと相まって「素直になれない幼なじみキャラ」の理想形でした。 何しろ筋金入りの幼なじみ属性保有者である自分の中でも特別な、四大幼なじみに今でもランクインしてくらいですから(^^; と、前置きが長くなりましたが、まあそんなこんなで購入したわけです。 で、結果としてどうだったか? ベテランらしく手堅くしっかりコンパクトにまとまった佳作というのが2キャラクリアした段階での感想。 特にここが凄いっていうのはありませんが、ドタバタした部分も結構楽しくシリアスな部分はシリアスな部分で一定レベルには読ませてくれて、プレイしてて特に引っかかる部分はありません。 正直最初に雑誌で いきなり「国が決めた許婚だ」と言って、謎の美少女が強引に押しかけてきちゃってさあ大変! いったい主人公の平和な日々はいつ戻ってくるの? などといういかにも地雷臭ただようイントロ紹介を見た時は頭痛がしたものですが、やってみると意外なくらい違和感や強引さがありません。 いや強引は強引なんだけど、なんとなくスラップスティックな全体の流れの中に自然に納まっているというべきか。 コメディの部分も大笑いすることはないけどクスクス笑えるくらいには面白いし、キャラも個人的には「萌え〜」とはなってませんが、みんな個性が立っていて可愛いしで素晴らしくよくまとまっていると思います。 ある意味でギャルゲーの教科書的な作りと言えましょう。 これだけでも個人的には十分満足しているのですが、それ以上にポイント高いのは「コンパクトにまとまった」という部分。 社会人になってからどうしても学生の頃より時間がなくなったので、以前よりもプレイ時間には敏感になった私ですが、音声をある程度きっちり聞いて4時間程度でクリアできるというボリュームはかなりありがたい仕様です。 しかもそれでいて、あまり端折った印象は受けないのは上手いとしか。 大した中身もないのに音声付きで10時間近くもプレイさせておいて、最後は説明不足になってるゲームはちったあ見習え(マテ まあ多少贔屓目が入っているのは認めますが、それでも全般的にいい出来です。 少なくともコンシューマのギャルゲーをやろうと思っている人や、今やっているアニメをそれなりに楽しんで見ている人なら普通に推せるクラス。 とはいえ、それだけだったらあえて雑記で取り上げようとまでは思いません(ぉ ちゃんと雑記で取り上げたくなるだけの理由があるのです(以下ネタバレ) それは。 それは! このゲーム、超ガチで血縁エンドをやってやがるのですよ!(ぉ 最近規制を解除したというソフ倫もビックリのガチっぷり。 退かぬ媚びぬ省みぬというライターさんの叫びが聞こえてくるかのようです。 まあ、ギャルゲーの鉄則というべきか「φなる・あぷろーち」にも明鐘という妹キャラが出てきます。 両親を幼い頃に亡くしている主人公にとって最も大切な守るべき存在であり、主人公は彼女を過保護なまでに大事にし、彼女もまたそんな主人公を心から慕っています。 その様子は兄妹のそれではなく、まるで恋人同士のよう。 知人にからかわれたり、街行く人に誤解されるなんていうのはザラです。 ――とここまではギャルゲー・エロゲ世界であればしばしば基本フォーマットとして見られるお話。 案の定、終盤では妹が「お兄ちゃんは知らないかもしれないけど、私たち実は血が繋がってないんだよ!」という告白をかまします。 正直、自分の血液型は両親の組み合わせからは生まれないということも知らずに生きてきた主人公はノンキ畑の出身だと思うわけですが、まあそれは置いておいて、その告白に驚く主人公。 なぜなら彼にとってもまた明鐘はいつの間にかただの妹ではなくなっていたからです。 早速妹の発言の真贋を確かめるべく親戚の元を訪れる主人公。 が、そこで判明したのは主人公と明鐘はれっきとした――ただし腹違いの――兄妹という残酷な事実なのでした。 物語はこのクライマックスの後、ノーマルエンドとトゥルーエンドに分岐します。 ノーマルエンドでは結局2人はいつか自分達の気持ちに折り合いがつくことを祈って、距離を置くべく別々に暮らし始めるという良識的観点から見れば正しい選択をします。 トゥルーエンドの方でも2人は気持ちを押し殺して距離を置こうとするところまでは一緒です。が、ラストのラスト、ついに明鐘が家を出て行こうとしたまさにその瞬間、主人公の気持ちがついに爆発してしまいます。 「やっぱり行かないでくれ! もうお前を失いたくないんだ!」 変態お兄ちゃんキタ━━━━━(゚∀゚)━━━━━━!!!!! 世の中には色んなお兄ちゃんがいますが、血縁とわかってなおここまで真っ向から気持ちを表現するお兄ちゃんは珍しいです。 お前はシスプリ兄か。 そして、ここまで変態お兄ちゃんを全肯定するシナリオも珍しいです。普通周りから諭されるなり引き離されるなりするだろ。 シナリオライターさん、飛ばしすぎです(^^; こうして物語はエンディングを迎えるわけですが、実は「φなる・あぷろーち」は発売前にあるキャンペーンをG'sマガジンと連携して開催してました。 ヒロイン達がシナリオ中のどこかで着るウェディングドレスをいくつかの種類から投票で選ぶというその企画、私もエンディングを迎えるまで一切そうしたシーンはなかったので勝手に「発売延期を重ねる過程でボツになったのかな?」と思っていたのですが……そうは問屋がおろしませんでした。 エンディング曲後のエピローグ、そこに妹にウェディングドレスをプレゼントして家で着せているお兄ちゃんの姿が(´Д`; あンた、筋金入りのド変態だよーーーーーっ!!>主人公 シナリオの三浦さん、ここまで真っ向から勝負しなくてもいいと思います。いやマジで。 最近自分の中で映画がマイブームなので「笑の大学」を見に行ってきました。 この秋・冬は今後「雲のむこう、約束の場所」、「ハウルの動く城」、「ポーラーエクスプレス」、「ゴジラ」と見たい映画がてんこもりなので、しばらくこのブームは続きそうです。 三谷幸喜の脚本とは結構相性がいいので、彼の最高傑作とも言われる舞台を映画化した作品なら楽しめるだろう――そう思って映画館に行ったのですが、とんでもない思い違いでした。 楽しめるなんてもんじゃありません。最高でした。 作中、検閲官・向坂(役所広司)が 「私はこんな巧妙な展開を考える脚本家の頭脳を心から尊敬した」 というセリフを言う場面があるのですが、まさにそれ。 自分は割と簡単に「天才」という言葉を使ってしまう人間ではありますが、少なくともこの作品に関する限り三谷幸喜は天才としか言いようがありません。 舞台で上演されたときに批評家が絶賛したのもむべなるかな。 何一つ問題がない完璧な脚本。 そんな幻想すら抱いてしまいそうな出来でした。 本当に面白い物を見た時って、「おもしろ怒り」とでも言うべき感情に囚われる時ありませんか? 面白くて何も不満なんかなくて、心から満足してるんだけど「なんだよこれ、面白すぎるじゃねーか!」とどうしてか言葉にすると怒っているようなニュアンスになってしまうこと。 劇場から出た後しばらくの間、私はずっとそんな「おもしろ怒り」を感じてました。 で、友達に電話でそれをぶつけたりしてました(ぉ いや、もう自分のボキャブラリーの貧困さが悔しくて仕方ないですが本当に面白い映画でした。 喜劇作家に対して色々指摘する検閲官の笑いを理解していないが故の冷静なツッコミに笑い、検閲官がつきつけた無理難題を受け入れてリライトした脚本そのものの面白さに笑い、それに対するツッコミに笑い、少しずつ変わって笑いを愛するだけの人間性を獲得していく検閲官の微笑ましさに笑い…………、とにかく上映中ほとんどずっと笑ってたような気がします。 この笑いの部分だけでも十分満足でしたが、終盤の締めがまた上手い。 色々なやり取りを重ねていくうちに奇妙な友情めいた物が生まれた2人。 ネタバレになるので詳細は伏せますが、その2人が別れを告げるラストシーンではボロボロ涙まで流して泣いてました(^^; 笑って泣けるお話が大好きな自分としては、とにかく大満足。 役所広司の演技は言うまでも無く、稲垣メンバーもちょっと現実感のない役柄にピッタリ合っていて演技面でも何の問題もなし。 全編にわたって笑いへの愛情に満ちた素晴らしい作品でした。 ちなみにこの映画、密室劇という性質上いわゆる「映画的な」作品ではありません。 大画面で見ないと味わえない迫力も、優れた音響施設で見ないと味わえないような音響効果もそこにはありません。 でも、見に行った人間としては絶対に映画館で見て欲しいです。 劇場内の他のお客さんと一緒に笑い転げる方が絶対に面白いはずなので。 作中の劇場で笑ってるお客さんと重なり合う感覚は1人で見ても味わえませんから。 とりあえずちょっと映画でも見てみようかな〜と思っている、そこの貴方! 絶対損しないので、騙されたと思って見てくださいm(_ _)m 最後に業務連絡。 150万ヒット記念オフ会は忘年会も兼ねて12月頭を予定してます。 参加を検討してくださる方はその辺空けておいていただけると幸い。 |
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11/21 環境条件の重要性 | ||
こういう屈折した、というか素直になれない娘いいなぁ。 というわけでYU-SHOWさんが紹介されていた「一つお前に言っておく」を見ながらニヤニヤしているMU-6です、コニチワコニチワ。 いいですよね、こういうぶっきらぼうな中に優しさとか愛情がたっぷり詰まっている女の子って。 なんとなく絵を見ながら髪型のせいもあってか「GPM」の芝村舞を思い出しました。 こんな娘さん、身近にいないもんですかねえとポワワと妄想。 ……現実にこんな女の子がいたらきっと愛情表現がズレ過ぎてて、きっと自分みたいに人の感情の機微に鈍い人間はちっとも気付かないだろうな(´Д`; フラグ立て失敗。 妄想ですらフラグ立てに失敗するようになったらもう人間おしまいだと思う今日この頃皆さんはいかがお過ごしですか? そんな妄想ですらフラグ立てに失敗するようになった当代一の職業的非モテ・MU-6さんに会える(ってなんか偉そうだな^^;)オフ会ですが、今のところ2週間後の12/4を予定しております。 毎回直前まで誰も行くと言ってくれなくて泣きそうになるので、とりあえず早めに参加者募集します。 参加したいと思っている方、あるいは「その日は無理だけどこの日なら…」ってな人はとりあえずメールしてあげてくださいお願いしますm(_ _)m なお当日やることについても何かアイデアがあったら是非。 今のところ決まっているのはオレが多分マイ紙袋をかぶって待ち合わせ場所に佇むってことくらいなので(職質されます、それ) 取って食うわけじゃないので、気軽にメールしてやってくださいませ。 「雲のむこう、約束の場所」を見に行ってきました。 あの「ほしのこえ」から早2年、もはやオタコミュニティで知らない人はいないというほど有名になった新海監督久々の新作です。 「ほしのこえ」についてはトリウッドまで2回見に行って、しかもサイン入りのDVDまで買っているようなファンなので、上映初日に早速渋谷まで足を運んできました。 余裕を見て上映開始の4,50分前には劇場に着くようにしたのですが、想像以上に人がいてビックリ。 初日だからといえばそれまでですが、2階から階段を下って歩道にあふれ出すくらいに並んでいたのには驚かされました。まだ30分以上あるのに……。 さすが並ぶのを全然苦にしない畑の人々(オレ含む) すぐ傍のパルコに吸い込まれる客層とは明らかに違う世界からやってきている感じの人ばかりなのが和みます。 ここだけ秋葉原と位相が置き換えられてるというか(笑) 中に入ってみてまたまたビックリ。 今回全然劇場については調べてこなかったんですが非常に広いです。 1階席、2階席合わせたら全部で200人以上は入る模様。 また単館系での上映ということでしたし、前作の下北沢トリウッドは本気で狭かったので100人くらいのオーダーかと思っていたのですが……甘く見てました。 ただ200人近く入れるとはいうものの、1階席の前の方なんかは恐らくかなり急角度に首を持ち上げないと見づらいと思います。 実際に見やすい位置を考えると1階席やや後方ないしは2階席前方がいいかと。 2階席は人気もないので何気にスイートスポットかもしれません。検証はしてないですけど(^^; さて、とりあえずパンフレットも買って準備は万端。 ちょっと隣の人が風邪気味なのかやたら鼻息がプピープピーいってて雰囲気ぶち壊されそうなのが、気になりますが映画に集中するとしましょう。 (鑑賞中) とりあえず一言。 何はなくとも劇場を異世界に相転移させたくなりました(マテ 常にそうだとは思いませんが、とりあえず初日の私が見た回は最悪でした。 率直に言って映画の内容以前に劇場の配慮のなさでブチ壊されたというか。 混雑しているのはわかります。次回のお客さんにパンフレットの販売を伝えなくてはならないのもわかります。伸びすぎた列を整理するために「2列になってください」と言わなくてはならないのもわかります。 でもね。 あんたらの声がめっちゃ場内に聞こえてるんですけど!!(´Д`; 少しBGMの音量が下がったり無言のシーンになると、ドア越しに聞こえてくる「ただいまロビーにてパンフレット、ポスターなどの販売を行っております。上映前にぜひお買い求めくださいませ」の声。 これで萎えない人がいたら相当のツワモノです。 せっかく物語世界に没入しに来てるのに、妙な宣伝文句が入って一瞬にして現実に引き戻されるというか。 最初は歩道を挟んだパルコの宣伝かと思い仕方ないと聞き流していましたが、途中で劇場スタッフの声だとわかったらもう我慢できませんでした。 もう少し防音性を高めるか、あるいは小さな声で宣伝はしてください。 次回のお客さんに気を使って鑑賞中の客に気を使わないんじゃ本末転倒です(^^; さて、気を取り直して本題へ。 まだ見ていない人も多いかと思いますのでネタバレは極力避けますが、「新海監督らしいなぁ」というのが第一印象。 よくも悪くも「ほしのこえ」のニュアンスが強く残った作品なので、あれが合う人はこれを見てもガッカリすることはないでしょうし、あれが合わなかった人はこれも絶対に合わないと思います。 作成の方法論としては基本的に完全に同じなので。 ストーリー的には公式サイト参照。 ボーイミーツガールにSFを絡めるという意味では前作に近いのでしょうが、今回は前と比べると周辺も含めて色々描かれるようになっています。 物語に明確な終わりを用意してくれたのも個人的には好印象。 奇を衒わない素直なお話で、見終わった後の感覚は悪くないです。 人によってはひたすら主人公が「〜〜だった」と過去形のモノローグでストーリーを語る構成やら、いわゆる「セカイ系」とでも言うんでしょうか、「こんなにも世界は美しいのに、うんぬんかんぬん」というところが鼻につくかもしれませんが、まあその辺はもう監督の持ち味なんでしょう。 自分的には「また『世界は〜』とか言ってるなぁ」と苦笑しつつも、そこから妙な哲学・サブカル方向に行かなければ気にならないタチなので特に問題なし。 お話面で不満だったのは主に設定面。 対ユニオンのゲリラ組織・並行宇宙論・並行宇宙と置換されると何が問題なのか等々、色々世界観設定が用意されていそうなのに作中で全くと言っていいほどその辺りに触れられていないのは、設定大好き人間としてはかなり消化不良でした。 やっぱりこういった部分はDVDのブックレットなり何なりを待て、ということなんでしょうか?(^^; このままだと気になって買ってしまいそうです(一流のダンサーですね) 音楽・美術方面は言うことなし。 天門さんのBGMは今回も舞台に舞台に合っていて非常にいい感じでしたし、背景美術に至っては例によってもはや偏執的。 「いやいや電車のディテールそこまで描かなくていいから!」みたいな(笑) 小型飛行機・ヴェラシーラが雲を抜けた瞬間の空の青さも印象的でした。 そんな感じで全体としては十分に満足したのですけど、ストーリーや美術といった要素ごとではなく映画全体構成として疑問というか思ったことが一点。 どうしてこんなに細切れの構成にしたんだろう、と。 1シーン1シーンが画面暗転を経て飛び飛びに配置されている印象を全編通じて受けました。 別にそれが悪いとは思いませんが、せっかく1時間半の長編映画なんだからもう少し1時間半の映画なりのロングシークエンスがあっても良かったのかな〜と思ったり思わなかったり。 監督の基本志向が短編寄りなんですかね? よくわかんないですけど。 きっとまた1年後だか2年後だかに公開されるに違いない次回作の時には、個人的にはその辺にも期待したいところです。 ま、色々書きましたけど、とりあえず「ほしのこえ」ファンは見ておけってことで。 あとminoriのゲームをムービー買いするような人も見て損はないと思います(ぉ 最近、ウチの本部に転入生がやって来ました。 要するに他の部から新しい人が移って来たのですが、来る前から部内ではかなり話題になっていました。 というのはその人がまだ2年目――つまり私と同期の若手の女性で、しかも可愛いという評判がどこからともなく流れてきたからです。 しかし、一方で最初に可愛いという話をし始めたのは部長など管理職クラスのオッサン連中なわけで、彼らは若ければ何でも可愛いと言ってしまうような人々。 本部内でも本当に可愛いのかについては半信半疑というところでした。 ところが、正式赴任の1週間前に問題の彼女が挨拶に来て状況は一変。 会う人会う人みんな「可愛い」と言うではありませんか。 これは日々自分がまだ高校に通っていて、学校に向かってダッシュしている最中に見知らぬ女の子とぶつかって「いった〜い、ちょっとどこ見て歩いてるのよ!」「お前こそ気をつけろよ!」(以下略)な妄想を今でも現役で続けている拙者を見かねて神様が投げてくださった蜘蛛の糸ですか? スパイダーウェブですか? とかく最近新人を採用する人数が減っている我が社において、同期の女性でしかも転入生なんてめったにない機会です。 これこそきっと人生最後の転入生フラグのチャンスに違いない! それくらいの勢いで祭りが発生。 その日から同じフロアにいる同期くんに「彼女どんな性格なんだろうね?」とか「来週から毎日働きに来るのが楽しみだなぁ、ボカア。はっはっは!」などの超キモいメッセージをIMで送りまくる始末(超迷惑行為) ちなみにこの辺のメッセージ、私としては半ば以上いわゆる「祭り」気分で投げていて実際に彼女とどうこうなりたいと思っていたかというとそうではありませんでした。 まあ楽しくも無い仕事の一服の清涼剤候補の話題でも使わないと仕事中のメッセージなんてグチばっかりになっちゃうし……とそれくらいの気持ちでやっていたのですが。 同期から「彼女が正式に来た後ストーカーとかになるなよ?」と本気でIMが送られてきた時は普通にヘコみました(´Д`; お前、オレのことそんな風なキャラだと思ってたのか……。 そういう風に見えるメッセージを送っていた自分が悪いとはいえ、正直これは遺憾でした。 このオレをバカにしないでもらおうかっ! リアル女で興味があるのはほっちゃんとミラクルAカップくらいだ!(マテ 会ったこともない同期になんぞ興味があるか! …………それはそれで問題があるような気がします、凄く。 かくして「祭り気分でやってるだけで別に本気で超盛り上がってるわけじゃないですよ」と同期くんの誤解を解くこともしないうちに、ウワサの彼女が転入してきました。 もうその頃には転入生に対する興味を消耗し尽くしていたので、当然の如く何もリアクションを起こさずに過ごすワタクシ(ぉ そんなことをやっていたら業を煮やしたのか同期くんがせっついてきました。 「お前、そろそろ挨拶の一つもしておかないと仲良くなれないんじゃないの?」と。 自分的にはもう祭りは終わったので超どうでもよかったのですが、そういやこいつにはまだ本気じゃない旨言ってなかったなぁと思いつつ「あ〜、なんとなく機会がなくて」とか言い訳をしたりして。 そしたらおせっかいスイッチがONになってしまったのか 「じゃあ一緒に昼飯でも食うか。そしたらそこからMU-6と彼女が喋るキッカケが生まれるかもしれないし」 とか何とか余計なお世話コメンツを発する始末。 なんか上手い言い訳も思いつかなかったので 「いやだからもうオレの中で祭りは終わったんだって。あと同じ年頃の女と話す話題なんて何一つ持ち合わせてないから、一緒にメシ食っても何も喋らないつもりなので誘うなどということはやめてくださいお願いします」 という旨をこの内容の2倍くらいハイテンションな表現で返してやりましたよ(なぜか自慢げ) 「意味わかんない。直前まであんなに盛り上がってたのに」めっちゃ呆れられました。 別に意味わかんないことないと思うんだけどなぁ……。 〜今日の教訓〜 ・自分の行動の意図はしっかり周りの人には伝えないと誤解を招きます ・話題がなくても挨拶くらいはするべきです ・周りの人間の「かわいい」という言葉はうかつに信じないようにしましょう。ヤツらは平気で騙します(ぉぃ 「かわいい」って言うから少なからず期待してたのに、ウチの妹の方がまだかわいいっていうのは詐欺だと思う。 別にアレだって特別かわいいというわけでもないのに。 あのレベルなら見慣れてるので今さら何とも思いません。 う〜ん、自分の審美眼がおかしいのか周りの査定が甘いだけなのか、謎だ。 ……( ̄□ ̄;)はっ、もしかして「仕草萌え」とかそういう可愛さなのか!?(黙れ) とりあえずしばらくの間、モーションに注目していこう。そうしよう。 |
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11/30 ごめんなさいごめんなさい | ||
まずは業務連絡から。 先日来、開催を告知していたオフ会ですがごめんなさい延期させてくださいm(_ _)m ちょっと先週・今週とバタバタしていて全然店の確保や正式告知とか準備ができていないというのがその理由です。完全に自分のスケジュール調整ミスによる延期なので、弁解の余地もないです。 参加を検討していた方には本当に申し訳ないです。 というわけで延期後の日程ですが、1週間延期して12/11にしたいと思います。 今度はもう延期はないはずなので、参加希望の方はメールください。 とりあえず場所確保の絡みから12/5(日)を一応の〆切としますが、その後の飛び入りも基本的には歓迎します。 なお当日の予定ですが 19:00頃 JR秋葉原駅集合 1次会 居酒屋に移動して食事&まったりトーク 2次会 カラオケ屋さんで熱唱 というオーソドックスなプランを予定しております。途中参加・途中退出可ですので2次会からの参加も受け付けますですよ〜。 予算としては1次会・2次会合わせて8K〜10Kくらいになるかと思います。 個人的には0次会としてボーリングでもしようかな、というのも考えているのですが、これは人数が確保できないと空しいだけなので、参加してもいいという人はメールにその旨書いておいてください。 以上、告知でした。 早く人に申告しなきゃいけないのに、なかなか言い出せない。 そんなことってありませんか? 私には今まさに、そういうことに直面しています。 いつ申告したところで、恐らく呆れられるか怒られるのは目に見えていて、しかも言わずに内々で自分で処理できるかと聞かれれば答えはまったくNOなのに、それでも言い出すタイミングがつかめなくて、はずかしくて言えない。 そんな状況、恐らく皆さんも一度や二度は経験したことがあるかと思います。 いや、自分もアホじゃないんでわかってるんですよ? どうせ注意されるにしたって一瞬なんだから「聞くは一時の恥」じゃないけど、さっさと言うこと言って対処してもらった方がいいってことは。 ええ、理屈ではわかってるんです。 でも、そうは言っても実際言うとなるとなかなか恥ずかしくて言えないですよ。
体重かけたら椅子がぶっ壊れたなんて(´Д`; ちょっと前からギシギシ言うなぁとは思っていたのですが……、先日いつものように「ナースにおまかせ」の涼子さんのステキエロボイスで人には言えないアレな行為に耽っていた時のこと。 ちょっと体重を背もたれにかけたら、アナタ快音と共にそのままフリーフォールですよ。 後ろに今なお君臨する段ボールの長城(寮に引っ越して何ヶ月経ったのかというツッコミは禁止)があったおかげで、大ダメージは免れましたがあれがあのまま地面まで無防備に倒れこんでいたらタンコブは必至だったでしょう。 いっそそのまま昏倒した方が世の中からダニが1匹減って良かったかもですが(爆) ハァハァして転倒→頭部から流血というレジェンドの樹立を避けられたのは嬉しい限りなのですが、これはこれで困りました。 椅子のストッパーの部分がストッパーになってない上に、お尻を乗せる部分が大破してしまったので、何と言うか棒の上に1枚板を敷いたものの上に無理やり腰掛けるような具合になってしまいました。 背もたれを支える機能もまとめてご逝去あそばされたので、もたれかかるなんぞ夢のまた夢。 1時間座るとお尻が痛く、2時間座ると腰が痛くなるドリームチェアの誕生です(;´д⊂) つか、これを書いている今現在も腰が痛くて文章に集中できないのは秘密だ。 とまあ、このように椅子として使いにくくなってしまったのも困り者なのですが、それ以上に厄介なのがこの椅子、私の持ち物ではないということ。 この椅子はベッド・机などと共に寮の備品として整備されているシロモノなのです。 つまり会社の資産なのですな。 ゆえに勝手に粗大ゴミの日に出すなんて言語道断。当然壊したら寮長さんや管理スタッフのおばちゃんに相談しなくてはならないのです。 ただでさえ部屋がこれ以上ないカオスぶりで目をつけられてるは、先日はオ○ホールが見つかるはで寮内の年間MVP間違いなしの我が家にまた不名誉な勲章が一つ加わるのかと思うと憂鬱で仕方ありません(;´д⊂) 全部自業自得なんだけどさ。 単純に弁償だけでいいのか、はたまた会社の資産を損壊したということで始末書の1枚も書かされるのかは知りませんが、色々負い目があるだけになるべく寮長の世話になるようなことはしたくないと思っていた矢先にこれ。 まったく神様は不公平です。一体オレが何をしたというのでしょうか。 最近やったバチ当たりな行為なんて、せいぜいがEFAさんに誘われて東部動物公園まで美山加恋さん(7歳)を見に行った上に、お友達から借りた「先生だ〜いすき2」をプレイしたくらいですよ? ……って、これかーーーっ!?( ̄□ ̄;) 神様ごめんなさい、炉な人をウォッチするためにどうでもいい幼児タレントを見に行ったり、最悪のタイミングでロリゲをプレイするのも今後は控えるので、どうか椅子を元に戻してください。 元に戻さなくてもいいので、せめてまともに座れるようにしてくださいお願いします。 そんなこんなで座る椅子にも不自由するようになってしまった我が家。 空前絶後の散らかり具合といい、どんどん人が住む環境じゃなくなっているような気がします(ぉ とりあえず来週までには寮長に椅子の件を申告しようと思いつつ、腰をさするMU-6さんなのでありました。 みんな、椅子の背もたれは大切にね! あれ、あるとないとじゃ大違いだよ! 今週の映画(いつの間にか半コーナー化してる事実に愕然)。 今週は「ハウルの動く城」を見に行ってきました。 言わずと知れた宮崎駿監督の最新作で、現在日本映画の記録を更新するペースで観客動員数を伸ばしている作品です。 別に私は宮崎作品のファンでも何でもないんですが、キムタクの声はどうなのか? 倍賞さんは? というのが気になったので映画館まで足を運びました。 とりあえず結論から言えば、思ったほど違和感はありませんでした。 キムタクについては事前に叩かれているのを見ていたせいもあるかもしれませんが、 フィルタリングで補正している時点で負けのような気もしますが、気にしない気にしない。 そもそも宮崎作品は声に期待しないというのは定説なわけですし(^^; んで、肝心の作品としての感想はどうか。 Web上では否の方が多い印象ですが、一緒に行った2人のうち片方は全面的に肯定・もう片方は否定的立場を採っていたことなどを見るに世間全体では「賛否わかれる」というのが実際のところでしょう。 しかしながら自分としては技術面以外は別に? という感じでした。 正直なところ「デビルマン」や「キャシャーン」みたいに本気で叩いたり、文章で笑いを取る方向に走るほど貶すところもないけど、反面別に褒めるところもないというか。 まんべんなく受ける映画を撮ろうとした結果なのかどうかは知りませんが、最終的に仕上がったものはとても散漫なものになってしまったように見えました。 作中で描かれている戦争の原因は何だったのか、とかソフィの呪いは結局解けたのか、とかそもそも作中でソフィが若返ったり年食ったりしてるのはどういう設定なんだ、とかの色々な枝葉末節がバッサリ描かれていないのは別にいいのですが(本来ストーリー的にはそれじゃ問題あるような気もしますが)、個人的に1番気になったのは幹の部分がよく見えないということ。 作中の軸になる部分といえば、第1の軸がハウルとソフィの恋愛で、第2の軸が作中しきりに「戦争いくない」と描かれているので戦争へのアンチテーゼだと思うのですが、第1の軸を中心にエンターテインメントにするならもっと明快にそっち方向に行くべきだし、第2の軸を中心にすえるならば、もっと背景も含めて深く掘り下げなければ問題提議には結びつかない気が。 もうちょっと作品にパワーがあれば、あるいは波長が合えば、こういう重箱の隅(?)は気にならなかったのかもですが、うう残念無念。 ま、監督にしてみれば若返ったソフィの髪型が変わる1カットさえ描ければそれで良かったのかもしれませんけど(暴言) あながち的外れでもなさそうなところが怖いです(((( ;゚Д゚)))ガクガクブルブル 結局のところ、90歳の老婆と若者の恋愛っていう煽りに興味を引かれていた部分もあったので、そこのに期待しすぎた自分がいけなかったのかも。パンフ買った友人の弁に曰くソフィがハウルに惹かれる描写が少ないのは「恋愛って案外そんなものだから」だそうですし。 ちっくしょう、電通にしてやられた……。 ちなみにどこだったか忘れましたが、「優れたストーリーが作れることは既に証明済みだから、今回は新しい試みとして監督は枝葉を含めた全体のバランスを気にせずに好き勝手作ったに違いない!」みたいな意見を見かけました。 それを見た時になんとなく思ったこと。 「ハウル」って「リアライズ」みたいだな……(ぉ いわゆる業界の大御所が好き勝手やったところ、自分を含めて多くの人が「きっちりまとめようと思えばまとめられるだけの人なのに、どうしてそうしなかったんだろう?」と思っているところ、その一方で「いや、これはこれで深いし独自の世界が」みたいなことを思っている人も多いところ――結構似ているんじゃないかな? なんてことを思うのは私だけですか?(^^; 私だけですか。そうですか。 違うところといったら「ハウル」は何だかんだで大ヒットするであろう事実に対して、「リアライズ」は……えっと、まあPS2版が大ヒットするかもだし!(問題発言) いや、オレはPC版も好きですけどね? とまあ、いつものごとく最後になぜかエロゲに絡めて終わり。 ゲームの方もそうですけど、やっぱりきっちりまとまっていた方が美しいと思うのです。 それをされて困る人は誰もいないわけですし……とか呟きつつ今日はこの辺で。 |