Diary 2005/10
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10/08 少年はまた一つ遠くへ行った

あと1週間でI've武道館ライブですねっ!
開催が迫るにつれて皆さんもテンションが上がってきたことと思います。
中には地方から出てこられる熱い人たちもいらっしゃることでしょう。
でも都内はともかく他の地域ではこのチケットを入手するのはかなり困難でした。地方のアニメイトでは数枚しか入手しなかったお店もあったそうですし、後にチケットぴあで販売された枚数もお世辞にも多くなかったですからね(^^;
「行きたかったけどチケット持ってないし……」
そんな貴方に朗報です。

武道館ライブのチケット、1枚プレゼントしちゃいますっ!

って単純に一緒に行くはずだった友人がお仕事で行けなくなっちゃっただけなんですけどね。
このまま腐らせるのもどうかと思うのでプレゼントとして放出することにしたですよ。
はい、では早速チケット情報。
今回提供させていただく席はA1列。会場右端のエリアですので見やすさまでは保証できません。
が、しかし! 前の方なのは自信を持って保証できます。多分前から2〜3列目くらいなんじゃないでしょうか?
少なくとも「オペラグラス使ってもよく見えないよ」ということはない……はず。
I'veの歌姫さんたちを間近で見たい人にはいい席なのではないかと。
地方在住の方も(移動手段と宿泊施設を確保する必要はあるかもですが)ぜひ応募してくだされ。

「そのチケットほしぇぇぇえええっ!」という方は

1.お名前(ハンドルネーム可)
2.返信用メールアドレス
3.好きなI'veソング・歌姫
4.MU-6さんに何か一言(サイトの感想とかライブに向けての意気込みとか)


をご記入の上でこちらまでメールいただければ幸いです。
申し訳ないのですが、今回急な話なのでチケットは当日現地渡しとさせていただきますが、そのかわり〆切は10/12(水)24:00とさせていただきます。
13日になると同時に抽選させていただき、当選した方には13日朝までに必ずご連絡いたしますので。
なお当然ながらMU-6のすぐ傍の席になってしまいますので、「デブの体臭には耐えられない」という方、「I'veサウンドを生で堪能したいので、周りが騒がしいのはちょっと」という方は最初から応募しないで下さいm(_ _)m
特に後者についてはよろしくお願いします。
コール入れろとは言いませんが手拍子もせず腕組んでいるような人が横に立ってたら自分キレますので(ぉぃ


んで、もう1件。
武道館ライブのニュースを見たときにもチラッと書いたのですが、せっかくなのでオフ会も開こうかと思います。
当日I'veライブに行くよ〜という閲覧者の方々、あるいはそちらには行かない人も含めてよろしかったら参加してください。
あ、そもそもオレと一緒に武道館行く予定の連中は半強制参加な(ぉぃ
……まあそれは冗談ですけどなるべく参加していただけると。

詳細までは考えていないのですが(あと1週間なのに?)現在考えている限りでは
夜10時に秋葉原集合→ライブ参加の腹ペコキッズの胃袋を満たす→カラオケ
という「18歳未満の方は親御さんの許可を取ってきてね」コースを予定しております。
集合場所が秋葉原なのは単に恒例というのと、ライブに参加しない人もいるかもな〜ということで。
オフ会参加者が全員ライブ参加組ならちょっと予定変えるかもしれません。
夜10時とスタートが遅いのですが3〜4時間を想定している(byチケット会社)ライブ終了後、確実に移動が間に合う時間という想定だとこの時間しかありませんでした。
ちょっと開催遅れたり予定より延びたら終わるの9時半になっちゃいそうなんで。

まあ何にせよ。
オフ会に参加してもいいよ、という方はこちらまでメールください!
毎回ただダベって歌うだけの宴ですが……(Webラジオのノリをご想像ください)。
オフに参加される方は参考までに「ライブには行くか」も書いていただけるとありがたいです。


以上、告知2件でした。
あ、そうそう。毎回恒例の「変な目印」ですが今回は多分カトレア抱き枕になりますので(マテ
また人が寄ってこなさそうな目印だなあ(´Д`;

母の学生時代からの友人でMさんという方がいらっしゃいます。
『WinningPost2』が大好き、という微妙な縁で息子である私とも親しくしていただいているのですが、この前母親からメールが来ました。

Mさんに結婚記念日のお祝いメールを出したら届いた返信の一部です。

>MU−6さんの執筆された、「ツンデレ大全」購入しました♪
>いや〜すごいですね☆(いろんな意味で)
>知人として誇らしいです。\(^O^)/いいぞ〜

ちなみに母は購入しておりません。



( ̄□ ̄;)いや買わないでいいから!
40歳を余裕で超えた女性が買う本じゃないですから! ねっ!
……いつもいつも思うことですが、自分は本当に恵まれた環境にいるなぁと思わされます。世間で見かける「オタ趣味を家族や知り合いに迫害されてます」的なことが1回もないんですから。親族や知人に恵まれてるんですねえ。
ビジュアルファンブックの仕事とかでヒロインのファッションについて書かないといけない場合でも、結構妹に意見聞いたりしてるしな(マテ
だって色彩・髪型・服装、全部自分のボキャブラリーの守備範囲外なんだもん(´Д`;

とそれはさておき、ますます広がりを見せるツンデレキャラですが今MU-6の中で1番熱いのは誰か。
普段から見てくださっている方々には言うまでもないことと思いますが、『パルフェ』の花鳥玲愛さんです。
そんな彼女の抱き枕が出ると聞いて思わず予約したのはいつのことだったでしょうか。
待つこと数ヶ月、ついに玲愛が俺の元に嫁入りしてきましたっっっっ!!


「も、もうちょっと撮る場所のムードとか考えなさいよ。バカ…」(寮内の一区画にて)


ちなみに立たせる構造にはなっていないのでちょっと自重でひしゃげてしまっていますが、全体で150cmもあります。
当方、当然ながら150cmを超える女性を抱き上げたことなどございませんので体感的にはもっと大きいのですが、公式サイトに150cmと書いてあるので150cmなんでしょう。
確かに立たせてみると思ったより小さいです。抱きかかえた時は凄く大きく感じたんですけどね〜。
もうここまで来たら15Kだろうが20Kだろうが大差ないので、本物の玲愛と同じく161cmで作って欲しかったような気もします。
多分型紙・抱き枕製作用の機械などの問題で実現不可能なのでしょうが…。

って冷静に書いてますが届くまで全然大きさを認識していなくて、夏コミで見た記憶ももう薄れていたことからせいぜい120cmくらいのものを想像していた上に、先ほどもチラッと書いたように取り出して肩に担いだりすると数値上のスペック以上に大きく感じるもので、その予想外の大きさに圧倒されてしまいました(^^;
しかしながらいつまでも圧倒されてばかりもいられません。
これは抱き枕。鑑賞して楽しむものではなく、あくまで寝具として役立って初めて価値があるものなのです。

んでは早速失礼して…
(大変お見苦しいので映像については自主規制させていただきます)



な、何よ…この抱き枕柔らかいじゃないのよっ!

玲愛風に言うとこんな感じですか。
え? なにこれ? これがいわゆる「女体の柔らかさ」とかいうヤツなの?(違います)
こんなのみんなは毎晩抱いてるの?(落ち着け)
真面目な話、「女体の柔らかさ」的な妄想に耽るにはちょっとクッション素材が柔らかすぎるのが難ありですが(全然真面目な話になってない)抱き心地・寝心地はなかなかいいです。
私は身体を横向きにして寝ると微妙に寝つきが悪くなるのでこれまで仰向けに寝ていたのですが、そういう人間でも特に寝苦しくはならかったのは評価できるポイントなのではないかと思われます。
もっと暑苦しかったり邪魔だったりするのではと懸念していましたが、そんなこともなかったですしね。
スベスベの生地の感触を楽しみつつ、ぐっすり眠れました。
「楽しみつつ」とか書くと変な意味に取られそうだな(´Д`;

ただでさえ本とか載っていて狭いベッドがさらに狭くなってしまいましたけど……(^^;
でもまあぶっちゃけネタで買ったものが十分な実用性があったんだから良しとしましょう。
じ、実用性って変な意味じゃないよ、本当だよ!(目をきょろきょろ動かしつつ)
当面は毎晩寝て過ごそうと思います。



……ところでこの抱き枕を使い始めて、最初の数日間、偶然だとは思うんですが異常に疲れやすかったんですけど…寝ている間に玲愛に精気を吸われているという認識で良いのでしょうか?(違
いや〜、玲愛がそんなにえっちな娘だとは思わなかったなあ、あっはっは。
これはあれか。

「玲愛…本当に、えっちに、なってくれたな」
「ああ…あ〜、む、MU-6、せい…
MU-6の、おかげ…MU-6の、ため…だから…」


というやつか。
『パルフェ』玲愛シナリオが元ネタだってわかる人以外には完全にただの変態文章を書き殴りつつ今日はこの辺で。
(※元ネタわかる人が見ても変態文章です)
次はできれば明日か明後日。連休にやったゲームやらのことを書くことになるかと思われます。んじゃまた。

10/15 作者体調不良と多忙につき更新サボってました

遅ればせながら…ではありますが、I've武道館ライブ行ってきました〜!
当日の午前中までバリバリ仕事をしていたので全然予習できなかったのが心残りではありましたが、いやもう本っ当に素晴らしいライブでしたよ!
今回はチケットが手に入らなかったという人も多いと思うので、また第2回・第3回と数を重ねていって欲しいものです。
あるいは地方公演でも可。
こういうのはやっぱり1回限りだと寂しいですからね。その時はまた万難を排してでも参加するつもりです。

とゆーわけでI've武道館ライブレポなわけですが。
正直細々と書いていくといくらでも書くネタはあるのですが、それをやると文章量が凄いことになってMU-6さんが死んでしまうのでなるべく端折ってお届けすることにします。
細かいの読みたい人は事前に許可をもらった各種Webサイトさんのレポートを読まれるのが良いかと。
くだらない前置きはこれくらいにして始まり始まり〜♪


◆開場前

この手のライブで開場前のお楽しみといえばもちろんグッズ物販コーナー。
8月、9月にお金を使いすぎて金欠状態のMU-6さんですが、こればかりは外せません。
パンフ・Tシャツ・タオルととりあえず1点ずつ買い揃えるべく早速列に並ぶことに。
実は今回の物販では1個懸念材料がありました。というのも扱っているグッズの種類が大変な数になっているので、かなり会計に時間がかかるのではないかということ。
普段のKOTOKOライブみたいに5人くらいで捌いていたら時間がいくらあっても足りません。
そこでMU-6さん、販売開始の12時過ぎには並ぶことにしました。これならさすがに開場前には買い終わるだろうと思って。
ところが実際現場まで行ってみると意外や意外列が速いじゃないですか!
売り子さんが20人近くいたため列は私の想定をはるかに超える速さで流れて1時前には買い終わってしまいました。
あれれ、おかしいなこのドキドk(以下略)

いやまあ大変ありがたいことではあるんですけどね。
変に時間が余ってしまったので中学以来になる科学技術館に遊びに行ってしまいましたよ?(ぉ

そういえばこの物販待機列に並んでいる最中、学生服姿の男子数名が列に加わってきました。
思わず「土曜日だからしかたないのかもだけど、こんなところに学ランで来るのはどこの学校だ?」と思いながら制服の襟章を見たら……オレの母校でしたorz
襟章の色から察するに高校3年生なんですけど、いいのかこんなところ来てて。
いやまあ自分自身、高3のこの時期に『With You』のためにメッセに並ぶという理由で学校を休んだりしていたのであまり人のことは言えないのですが。
逞しく育っている母校の後輩の姿に学校のDNAってあるんだな〜とひとしきり感心。

◆開演前

科学技術館で小学生に混じって科学に触れていると開場時刻に。
早速一緒に参加する知り合いともども会場の中に入ります。え〜っと、A1列は……とあったあった。
えっと、なにこの席(´Д`;

端っこなのは覚悟してましたけど、これはちょっと端っこすぎませんかねえっ!
真正面を見るとスピーカーしか見えないのですが……。
始まる前から物凄い勢いでテンション下がってしまったのですが、後で色々聞いてみると私のような人種にはこの席がちょうど良かったようです。
というのも近くに狂ったように盛り上がってる集団がいらっしゃいまして。
しかもオフ会参加者の情報によると会場の右側はかなりしょんぼりムードだったらしいじゃないですか。
そんな席にいたらストレス溜まって仕方なかったでしょうし結果としてはこれで良かったのかなと。

んで、その席で開演を待っている間のこと。
1人の男性――仮にYさんとしておきましょうか――が私のところにやってきて「MU-6さんですよね?」と聞いてきました。
当初オフ会に参加する予定だった人だったのですが、都合が悪くなったとかでわざわざ席まで探しに来てくださったのです。
MU-6「急に参加できなくなったってお忙しいんですか?」
Yさん「ええ、ちょっと。本当はこのライブも来ていいのかって話もあるんですけど」
MU-6「あ、本当は今日何かあったのにそれを抜けてきちゃったとか?」
Yさん「自分、陸上やってるんですけど……今日、箱根駅伝の選考会なんです


( ̄□ ̄;)アホの子がいたよ!(褒めてます)

陸上やってる人が箱根駅伝の選考会(時期的に見て学内選考会ですかね?)サボってどうするんですか。
その意気や、よし!(ビシッとサムズアップ)
…とまあ、こんなアホなことをやってる間に気付けば開演時刻。これだけの人数を動員するイベントですし、開演は遅れるのではないかと予想していたのですが、きっちり時間通りに始まります。
つーわけでここからは歌姫ごとに簡単な雑感を記していきます。それでも長くなりそうですが(^^;
あ、先に書いておこう。歌姫ごとに熱気に差があると思いますが他意はありません。


男性ダンサーMELLさん
どこを見ても男性ダンサーのことばかり書かれていて、主役はどっちだ状態のMELLさん。
歌ったのは『砂漠の雪』『FLY TO THE TOP』『美しく生きたい』の3曲。
『FLY TO THE TOP』は個人的にかなり好きな1曲なんで聞けたのは嬉しかったです。
あと目にも鮮やかな赤いドレスが凄く似合っていて綺麗でした。この後に出てくる歌姫の方々も概ねそうですけど、皆さん写真うつり悪いですよね。
パンフレットに出てる写真見るより全然美人さんばっかりでちょっと驚きでした。

で、どうでもいいけどダンサーの人は目に縁取りまで入れないでください。インパクトありすぎるから。

◆SHIHOさん
後のトークコーナーで胸が小さいことを気にしていると言っていた萌えキャラ?SHIHOさん。
小さくたってオッケーオッケーな人はいくらでもいるので気にしないで下さい。
歌ったのは『Belvedia』『Ever Stay Snow』『birthday eve』の3曲って『Ever stay snow』キタ━━━━━(゚∀゚)━━━━━━!!!!!
ライブが発表されたときに妄想で書き殴った「歌って欲しい曲リスト」の中にも書いたくらいこの曲好きなんですよ。
もちろん他の2曲も好きなんですが、これは別格。
「ま〜わ〜る〜め〜ぐ〜る〜」と流れたところでもうサイリウム手は下から上に何度も移動ですよ!(あれ専門用語で何て言うんでしたっけ?)

ちなみにこの辺で持ち込んだ携帯ライトがへし折れました(早っ!)
『覚悟のススメ』的に言えば「さらば左! 残った右がやけに熱いぜ」といった展開。
ええい、もう脆弱なライトなど不要! この生身の手があれば十分よ!

◆詩月カオリさん
なんかものごっついフリフリした衣装を着て出てきた詩月さん。
ゆかりんといい、詩月さんといい顔がホームベース的な形状の人はフリルが好きなんでしょうか?(暴言)
いや、一瞬チラッと思っただけで悪気はないんですよ! だからファンの人怒らないで!
登場からまず歌ったのは『僕らが見守る未来』『Senecio』の2曲。ちょうど直前に盛り上がり過ぎるくらい盛り上がった(オレ的に)曲が続いたので、まあこういう静かなのもないとね〜と思いながら聞き入ります。
そんなある意味すっかり油断して迎えた3曲目。
…最近買った『Collective』の中でも特に気に入ってパワープレイ中のこのイントロはっ!


『Do you know the Magic?』キタ━━━━━(゚∀゚)━━━━━━!!!!!
本気の飛び曲がついに来たわけでリミッター全部外して飛びまくります。Oh〜It's Magic!
ちなみに同行したメンバーのうち、中学からの友人が1人いたのですが彼はこの曲を知らなくて、この演奏中に一瞬冷静に戻ったらしいんですよ。
その彼の弁にいわく
「MU-6と知り合って10年以上経つけど、あんなに高く跳ぶ生き物だとは知らなかった」
というくらいホッピングしていたらしいです。てへり。

◆彩菜さん
ここでスペシャルゲストその1の彩菜さんが登場。
彩菜さんだったらやっぱこれしかないよね、という感じで歌うのは『verge』と『Last regrets』。
MU-6は個人的には『Last regrets』にも『Kanon』にも特別な思い入れはない……つもりだったんですが、やはりこれを生で、しかも武道館で聞く日が来たのかと思うと感慨深いものがあります。
思えば曲と同期したタイミングでkeyのロゴが出たときは本当に震えが走ったものです。
曲に合わせて各キャラのイベントCG見せつつ、思わせぶりなセリフをチラッと見せるなんてデモ手法が一気に広がったのもこの頃でしたかね。
最近はすっかりイベント絵と立ち絵を加工したムービー全盛ですけど(^^;
ああ、なんかライブと全然関係ない話になってきたので次に行きましょう。

◆Liaさん
2連続ゲストで続いてはLiaさん。MU-6さん、何気に彼女のソロライブにも行っていたりするので見るのは2回目です。
まずはその時にも歌った『SHIFT』を披露。前回見たときにも思ったけど、さすがに海外で活動していただけあって英語パートの発音とかバツグンですよね。
自分も帰国子女なんだけどなあ……(´Д`; と、また話が逸れそうになりました。
さて、『SHIFT』は『SHIFT』で名曲ですがやはりLiaさんといえば「あの曲」しかありません。
会場の期待が高まる中、Liaさんから「ここでもう1人ゲストを紹介したいと思います!」という言葉が。
え? またゲスト……? といぶかる観客の前にその男は姿を現したのです。
折 戸 伸 治 が 。


がんま折戸ーーーーーーーーーっ!
(※若いユーザーさんのために補足。その昔、折戸さんは「がんま」とか「がんまん」ってあだ名を名乗っていたのです。詳しくは『MOON.』のスタッフコーナーとか見るとわかります)
事前にチケットそんなに見てなかったので、折戸さんが出てくるとは本当に思ってなくてですね。
素で震えました。
声が裏返るくらいテンパっていた折戸さんだったので演奏が心配でしたが、特に問題もなく。
『鳥の詩』は改めて語るまでもない名曲ですが、やっぱりこういう場で聞くといいですね。個人的にはエンジンかかってきた後はもう少し飛ぶなり、なんなりリアクション返してもバチ当たんないかなっつー曲なんですがやっぱりその辺はゲームの大人しいイメージがそうさせないんですかね?

◆川田まみさん
もとぬきさんも書かれてますが最初に見たときはどこのリノアかと思いました(^^;
あの衣装はいくらなんでも似すぎだろ。
歌った曲はセットリストによると『IMMORAL』『明日への涙』『ecripse』の3曲だった、みたいです。
なんで「みたいです」かというと、ぶっちゃけこの頃までは後でレポート書くためになるべく色々覚えていようと思っていたんですが、この辺りから「もうそんなことに脳を使うのはやめよう」と考えを改めたからです(ぉぃ
やっぱりライブ発表時の妄想で挙げた『ecripse』を歌ってくれたので何も思い残すことはございません。
(なんかもう死ぬ人みたいな文章ですね)
『燐月』のゲーム本編は腹ボテHで死ぬほど引いたり、長女はH以外のイベントCGがほとんどゼロだったり、色々と物申したい気もする作品でしたが、タイトル画面で流れるこの曲はメチャクチャ好きだったりします。
04年のエロゲ曲だったら『Fatally』と並んでベストかな。

◆MOMOさん
なんか榎本温子に似てるよなと思ったのはオレだけですか?
後で一緒に行った友人にこっそり聞いたら彼は同意してくれたのですが……まあいいや。
歌ったのはこれまた3曲で『Velocity of sound』『DROWNING』『philosophy』。
頭の中を覗かれたのかと思うほど好きな曲ばっかりでオレ脳内のMOMO株が急上昇ですよ。
もしかすると俺、MOMOに恋……してるのかもしれない(『_summer』でよく見る表現より)

もうね、あえて多くは語りますまい。
『philosophy』聞きながら比喩抜きで泣いた。


単純に大好きなこの曲がこの大舞台で聞けたこと、『家族計画』をプレイした当時のこと……なんか色々なことが聞いている間、思い出されてもうダメでした。
泣いたりして、とは思ってましたけど本当に泣いちゃうとは。

◆島みやえい子先生
美川憲一の第1形態をもう少し大人しくしたような赤いドレスが印象的でした、まる
これで終わらせるとファンの人に本気で殺されそうなので続けます。
が、これは意地悪でもなんでもなく気になったんですけど当日もしかして声の調子が悪かったのでしょうか?
なんだかあまり声が出ていなかったような気がして心配です。
とはいえトークの上手さはとかくMC下手な人が多いI've歌姫の中でもさすがに随一。
赤いドレスをネタにして「赤い衣装は着ていますが還暦ではありません」と言われたときにはもう爆笑してしまいました。
歌ったのは『砂の城』『Around the Mind』『Automaton』の3曲。
先生らしさが存分に発揮されたナイス選曲だと素直に思います。

◆MC〜I've talk jam〜
実は何気にやっていたラジオ番組、全然聞いてなかったりします。落とすには落としたんですけどね〜。
そういうわけでKOTOKOはともかく他のI've歌姫のトークというのは初めて聞いたのですが……、うんナイスグダグダ!
ま、まあ、盛り上がった会場を1回クールダウンさせて後半戦に向けての英気を養うという意味ではこれくらいの方がいいのかもしれません。
そういうことにしておきましょう。
個人的に印象に残ったのは詩月さんが「歌う前から緊張して〜」というのを「うたうまいから緊張して〜」と言ってしまい、「歌上手い?」といじられまくっていたことでしょうか。
それに対していじられてさらにテンパる詩月さん。うむ、萌えだ。
(人間はこうして妄想を肥大化させていくのだという好例)

そういえばこの時、ちょうどボリュームが下がったこともあり、我が端っこチームでは舞台袖にいるスタッフのおしゃべりが大変よく聞こえて萎えました(´Д`;
特にバイトのスタッフさんとかだったら暇なのはわかるんで、喋るなとは言いません。
でもせめて客席に漏れない音量でお願いします。いやもう本当に。

さて、そんな二元中継トークを聞いて過ごすことしばし。
「ここでスペシャルゲストを紹介します!」との発言が三度っ!
しかも「これまでのゲストに負けないくらいの超豪華ゲストです」とのコメントまで。
彩菜さんも来た、Liaさんも来た、折戸さんも来たっ! この上誰が来るのか。会場の期待は高まります。
そして、スモークが焚かれる中、そのビッグゲストが姿を見せましたっ!





すまん、誰のおかん?(マテ

出てきた後のMCによるとPRIDEの入場アナウンスなんかをしているレニー・ハートさんという女性らしいんですが、格闘技どころかテレビもほとんど見ない人なんで素で誰かのお母さんかと思いました。いや外人さんだったけどハーフの人もおるかもわからんやん!
周りの人がめっちゃ盛り上がっていたのも、事前にラジオの方で「○○さんは実はハーフで」みたいなことを聞いていたから盛り上がっているんだとばかり……。
少しは世間の情報に詳しくならないとダメですね(^^;

ま、まあその「誰かのおかん」ことレニーさんの超巻き舌アナウンスの中、C.G.mix・中沢伴行・高瀬一矢といったメンツが入場。
ちなみにMU-6さん、この頃になって初めて「ああそういえばPRIDEみたいに入場したいとか言ってたな」と思い出したのでした(ダメじゃん)

◆C.G.mix・中沢伴行・高瀬一矢
一通り選手(違)入場が終わったところで、おかんは退場。
それに代わってこの3人+バンドマンによる『FUCK ME』のインストゥルメンタルアレンジが演奏されます。
ある意味でI'veの始まりともいうべきこの曲、一体誰が歌うんだろうとは思っていましたがこう来ましたか。
懐かしくも熱いナンバーに会場も再び一気に盛り上がります。自分も思わず「FUCK ME!」って叫びまくってましたけど、冷静に考えるとアレだな。
アトリエかぐやのゲームに出てくるようなエロお姉さんでもなければFUCK MEされるのは嫌な感じです。
ってどうでもいいですか。そうですか。

1週間もかけておいてアレですけど、まだもうちょっと続くので1回ここでアップします。
今晩の間に続き〜オフ会の話まで書いちゃう予定なので、続きはもう少しだけ待ってくださいね。
すまねえ、本当にオフ会後の平日は忙しかったんだよorz

オッス、続きです!

◆KOTOKOさん
I'veにとってやっぱりKOTOKOの存在は大きかったと思うんですよ。
やっぱりシナリオをふまえて書く彼女の歌詞があればこそ生まれた名曲っていうのも多いわけで。
彼女が出始めたとき、ここまでのキーマンになることを予想した人はどれくらいいたんですかね?
つーわけで、今や名実ともにI'veを代表する歌姫になったKOTOKOがここでついに登場。
「後半戦いっちゃうよ?」という、概ねライブの終盤になると飛び出すセリフが出ていよいよイベントもクライマックスへ。
歌ったのは『Collective』と『涙の誓い』。
前者は実はあんまり好きな曲じゃなかったりするのですが、後者は最近ではカラオケにも入った名曲。
ぶっちゃけ『とらハ3』はこの曲を聞くためだけに買って本編はプレイしてません(マテ
だって〜、長崎みなみおねいさんに「歌姫」役を振っておきながら歌わせてくれないんだもん〜。
何気にあのシリーズは全部持ってるのにも関わらず、『2』もほとんどやってなかったり。エロゲオタ失格ですな。

◆KOTOKOさん&佐藤裕美姐さん
ゲームの仕事を飛び出して『おねがいティーチャー』以降はアニメの歌もやるようになったとKOTOKOさん。
「今回人前で歌うのは初めてなんですが、ぜひ大切なこの歌を聞いて欲しいと思います」
とゆーようなことを言って、この日最後のスペシャルゲスト・佐藤裕美姐さんが登場!

最近はすっかりエロゲ関係のイベントにも行かなくなったので、物凄く久しぶりに姐さんを見たような気がします。
一時期はfeelで歌いまくっていたから、しょっちゅうステージライブを見ていた印象があるんですけどね。
プライベートでは結構仲良くしているらしいお二人ですが、今までこのデュエット曲をイベントなどで歌う機会はなかったとのこと。
そう、歌うのはもちろん『Second Flight』です!
いや〜、やっぱりこの曲はいいですね〜。事前に佐藤さんのHPの告知を見て以来楽しみにしていましたが、やはり生で聞くと格別です。
そういえばこれも友達からDVD借りたのにOPしか見てないな……(´Д`;
今度また借りて川田さんが歌っているエンディングの映像も見たいと思います(本編は?)。

ちなみに本編については「かわいい双子が出てきて、どっちが本当の妹なの?」という話らしい、ということしか知らんのですが合ってるんでしょうか?
黒ヒロイン好きの血が騒いで「三角関係だしきっとどっちかは黒いに違いないよ!」とか「『樺恋の匂いを体中につけたのに……、深衣奈の、あの女の匂いがするよッ!』くらいのセリフは期待してもいいのですか!?」などと勝手に妄想だけ膨らませているのですが、当たってますかね?(絶対外れてる)

◆怜奈さん
続いて登場するのはKOTOKOの弟子にしてI'veの新入生という怜奈さん。
一瞬どこのギャルがステージに乱入したのかと思いましたが、いやいや人を見た目で判断しちゃダメですよね。
歌ったのはKOTOKOのI'veにおけるデビュー曲でもある『Close to me...』のアレンジバージョン。
この曲でスタートを切った師匠のごとく、高みへと上って欲しいものです。
にしても、どうでもいいけど初のステージが武道館って冷静に考えるとかなりとんでもないよな(^^;

◆KOTOKOさん(2回目)
やっぱり持ち歌が他と比べて異常に多いのもあってか、ここで再びKOTOKOさん登場。
まあぶっちゃけ歌った曲数で正比例させたら1人だけ10曲くらい歌ってもおかしくないような状態ですからねえ。
もう少しそういったバランスを是正するのが今後のI'veの課題になるんじゃないかと思ったりするわけですが。

んで、話を少し戻して怜奈さんがステージを去ってすぐ会場内に鳴り響く警報ブザーの音。
これは……『SHORT CIRCUIT』かッ!?
早速跳ぶ準備だ、と全身の筋肉を臨戦態勢に切り替えます。カモン、元気水!
ブザーの音に盛り上がり、どこか独特の緊張感に包まれる会場。
そこに流れる「あ〜あ〜、アテンションプリーズアテンションプリーズ」の声。




『Change my style』キタ━━━(゚∀゚)━( ゚∀)━(  ゚)━(  )━(  )━(゚  )━(∀゚ )━(゚∀゚)━━━!!

まさか、まさかっ!
正直なところ電波ソングは1曲もやらないんじゃないかと思っていたので(MU-6的には『Do you know the Magic?』は電波ソングではありません)、もう最初のセリフを聞いた瞬間、脳の大事なところが焼き切れるかと思うくらいテンション上がっちゃいました(^^;
ありがとうKOTOKO、ありがとうI've! 「うっ! はっ!」と叫ぶはPPPH刻むはで大ハッスル。

「いらっしゃいませ〜、こんにちは〜。チーズバーガーとウーロン茶ですね。
ご一緒にポテトと笑顔とほっぺにチュはいかがですか?」


ひゃっほおおおう!(狂気じみた笑顔で)

もうこれができただけで満足。夢が……夢が叶ったよ……ありがとう……。
この後に歌った『Wing my way』も大好きな曲ではあるのですが、すみません、ちょっと本当に『Change my style』でぶっ壊れてしまったのでよく覚えていません(苦笑)
とりあえず今回はやらなかったステージ上の早着替えに年末のKOTOKOファンクラブイベントでは挑戦するそうなので、それも楽しみにしたいと思います。
まあそれはさておき、『Wing my way』が終わったところで1回ステージには幕。

◆アンコール
2005年10月15日。この記念すべき日から始まるI'veの新しい歴史。
その始まりの終わりを飾るにふさわしい曲は何か。もしそれを選ぶならやはりこれしかないでしょう。
アンコールで使われたのはそのタイトルからしてまるでこの時のために作られたかのような(実際はこれも『とらハ』が出典ですけど)『see you』と、今回のチケットに付属していたCD収録の『Fair Heaven』。歌うのはI've Special Unit……つまりは今日歌った全ての人たち。

『see you』前のMCから島みやさんをはじめ、歌姫たちは感極まって泣いてしまっていて。
色々な想いが伝わってきて『see you』は聞きながら思わずポロポロ泣いてしまいました。
でも『Fair Heaven』のときには少なくとも自分はもう泣きませんでしたよ。お別れは泣きながらするものじゃないですから。
あれは『マブラヴ』でしたか。「ばいばい、じゃなくてまたね」です。

最後にステージを去るときに誰かも言ってました。
「ここのいる人たちはみんな仲間、またいつか絶対にここで再会しましょう!」


◆まとめ
結局5時開演、9時終演というかなり長丁場、しかもほとんど休憩なしというライブでしたが全然飽きませんでした。
1人1人の持ち時間は決して多くないことと、下手なMCでダレさせなかったことが良かったのかもしれません。
あとそれなりに大人しめの曲をある程度多めに配置してあったのも体力的にはありがたかったかも。KOTOKO夏ライブの後半戦みたいな構成だと、盛り上がるには盛り上がるけど4時間も体力が続かないですからね(^^;
全体としては最初にも書いたように本当に良かったですよ。ほとんど不満なんてありません。
強いて挙げるならば……、せっかく大勢の歌姫が出てきているんだからもう少しユニットソングをやってくれても良かったかな〜と。
例えば川田さんと島みやさんのHealing Leafで『雨に歌う譚詩曲』とか。
KOTOKO+島みやさんで『乙女心+√ネコミミ=∞』をネコミミ付けて歌うとか(凄い絵だ)。
もっと端的に言ってしまえば「with 詩月さんバージョンでいいから『恋愛CHU!』歌わんかい!」ってことなんですが(ぉぃ
まあでも本当に不満らしい不満なんてそれくらいですわ。もうとにかく大満足。
一生懸命並んでチケット取っただけの価値はあったと思います。
ユニットソングへの要望と、次回へのさらなる期待をこめて98点とさせていただきます。




……さて、I've武道館ライブがあまりにも素晴らしかったので正直オフ会はなかったことにして帰ろうとも思ったのですが(マテ)、今さらそういうわけにもいかないのでそこから秋葉原へ。
とその前に目印でもある玲愛を回収しないわけにはいきません。
実は前夜のうちに上野駅のコインロッカーに彼女を預けていたので、それを拾いに行きます。
夜11時過ぎに大きな箱を抱えて上野駅に向かう男性はかなり不審だったと思うヨ!(´Д`;
そして予定の時刻に遅れること3分ほど、秋葉原の大地に今、花鳥玲愛が降臨するッ!!


(秋葉原駅にて)


晴れた日中とかじゃなくて本当に良かったーーーーーっ!!
これが土曜日の夕方集合とかだったら、一体どんな惨事になっていたのか想像するだけでガクブルものです。
絶対凄い勢いで指差されるか写真撮られるかしてただろうな。あと参加者がよりつかねえ。
ちなみに、玲愛の下に置かれた箱を見て「あの大きさの箱に入るんだ〜」と思った貴方! 鋭いですね。
うん、ものすごい勢いでハミ出してたよ?(マテ

折り曲げて無理やり収納してましたが、油断すると玲愛の金髪がコンニチワしそうになるので一苦労でした。
まあ翌日に家に持ち帰るころにはこっちも慣れてきて、「最悪ハミ出たところでいいや」と割り切るまでに達観してましたが。
でも友人に「こっちが思ってるほど世間の人は他人が持っている大きな荷物に気なんて配らないと思うんだよ」と言ったら、「普通はね。といってもオレだったら箱から金髪の女の顔が覗いてたらメチャ気になるけど」と返されました。
自分で自分を騙そうとしているんだから水を差すなよう>友人

オフの方はまあいつもどおり。いや始まった時間が遅すぎて食事に時間が割けず、あまりお話の機会を持てなかったですかね。
もしMU-6と話したいという人がいたらすみませんですm(_ _)m
次の機会があればもうちょっとお互いにコミュニケートを取る時間を持ちたいですね。カラオケで歌うばっかりじゃなくて。
えっとあれだ、あんな話やこんな話がもっと聞きたかったっつーのがあれば電話でも、メッセンジャーでも連絡いただければ。
オフ会の方は、本当にほとんどカラオケで歌い倒して終わりという感じだったので特筆すべき事項はなし。
例によって反省点も多かったですけど、気が向いたら次回もまた参加していただければと思います。
オフのときにも言われたのですが多少なりとも要望があるみたいなので、またWebラジオなんかもやりたいな〜と思ったりしつつ今日はこの辺で。
『はぴねす!』に魅力を感じつつ、副業の原稿作業をやることにします(´Д`;

10/29 幸せ、足りてない

アキバにエロゲやCDを買いに行ったついでに休出してきました。
(せめて建前だけでも逆にしましょう、MU-6さん)
最近の秋葉原はヨドバシができたからか週末はいつ行っても混んでますね〜。街としてはいいことなんでしょうけど、なんだかこういうところから変化は始まっていくんだろうなという気がして、個人的には少し複雑な感じもします。
で、買うもの買って帰ろうと乗った山手線で久々に見てしまいましたよ。
「うわぁ……」としか言いようのない妖精さんとお話するタイプに近いオタの人を。

ここ最近イベントに行かなくなったこともあって、あまりそういう方にお会いする機会もなかったのでなかなか鮮烈でした。
その方がどういい感じだったかというとですね……う〜んと、忍者?(´Д`;

もう少し詳しく書くと、今日は天気が悪かったわけですが傘を刀のように腰に佩いていて、電車のドアが開くとその傘もとい刀を軽く抜き放ちながらホームに降り、ドアの真ん前で仁王立ち(すげえ邪魔)、ドアが再び閉まる直前に車内に戻るとまた腰につけた人間には見えない鞘に傘もとい刀を納めるということを繰り返してました。
んでもって、電車が走っている間はずっと胸の前で何かの印を結んだまま呪文を唱えるというオマケ付き。
それでいてリュックからは何かのポスターが出ているのが素晴らしいです。

すっかり物語の中だけの存在になってしまったと思っていた忍者。
それがまさかこんなに身近に存在していたなんて驚きです(笑)
……しかし、あんなに大っぴらに存在をアピールしてしまって里の掟には触れないんでしょうか?
これからもアキバで楽しくお買い物をするためにも忍者であることはひた隠しにした方がいいのでは?>忍者さん
あれを見られただけでも休出した甲斐があったと思うことにする私なのでありました、まる

今ごろ世の中の皆さんはきっと『Fate』やってるんでしょうね……。
そんな中、あえて流れに逆らって『はぴねす!』の感想を書こうとしているわけですが、いかがお過ごしでしょうか?
というわけで先週の発売以降、『はぴねす!』をちまちまと進めています。

夏休み中にプレイした体験版がなかなか面白かったので購入したわけですが、3周終わらせて今のところ「良くもあり、悪くもあり」というのが正直なところでしょうか。
とりあえずヒロインの可愛さ・準やハチといったサブキャラのサポートによる会話のテンポ、面白さといった部分は十分合格点に達しているので萌えゲー以上のものを求めなければ失望することはないでしょう(恐らくほとんどの購入者はそうだと思いますが)。
反面シリアスの方は後述。
てなわけで差し当たりクリアした3人分の雑感をば。

◆1周目:神坂春姫

本作のメインヒロイン。ちなみに初回は杏璃か彼女しかクリアできません。
体験版時点から準を除くと1番気になっていた娘だったので迷わず彼女からクリアしました。
ストーリー的にはもうコッテコテのラブコメ。こういうのは個人的には大好きです。ストーリー的には伏線が伏線になってないくらいバレバレですし、恋愛劇としても先の展開は全部見えますが、まあいいや。
少なくとも春姫は普通にかわいかったですよ。くっついた後の独占欲強いところとか実に微笑ましかったです。
「優等生の評価を窮屈に感じている」っていう部分でもう少し弾けた姿、素の姿が見られるかと期待していたので、そこは少し残念でしたが。

反面終盤以降のバトルやシリアスな展開は「やる気ないならやるなよ」と言いたくなるくらいあっさりしていて拍子抜けでした(´Д`;
あの〜いくらバレバレの伏線でもさ、小さい頃に主人公を親友に預けて去ったお母さんとの再会とかもう少し見せようがあると思うんですよ。
あるいは膨大な魔力を持ちながら、過去にちょっとした事件(これについては春姫ルートでは詳細語られないので不明)があったために魔法を捨てた主人公が、春姫を守るために魔法を使おうとするシーンとかはここで盛り上げなかったらどこで盛り上げるっていうんだよって場面だと思うんですよ。
『結い橋』みたいに怒りを通り越して笑いを通り越してまた怒りに戻ってくるほど酷くはないのですが、それでももう少しやりようはあるだろうと思うのですがね。

とは言いつつも私としてはこのキャラは結構気に入っています。
性格的にも穏やかで可愛らしいですし、周りにからかわれる描写が多いのも個人的には好印象。
やっぱ学園物にはこういうシーンがないとダメでしょ。
あとはメインヒロインだからか他と比べて明らかに絵の気合いの入り方が違います。
本作のイベントCGはぶっちゃけ結構当たり外れの差が大きいのですが、春姫に関してはほとんど「当たり」なんじゃないでしょうか?


っていうか、あのおっぱいはもはや凶器だと思う(マテ
大きすぎるよ! あと扇情的すぎるよ!(中学生的感想文)

◆2周目:高峰小雪

うぬぬぬ、これは……。
相変わらずシリアスな部分は全くといっていいほどやる気が感じられないですね(´Д`;
オレが熱血体力バカ教師なら「やる気がないなら出て行け!」と叫んでもおかしくないですよ?(で、教室から誰もいなくなり唖然)

それにしても、意味深なことを言ったりはするのに、話を盛り上げる方には全く使わず全力でスルーするのは何なんでしょ。
もしかすると深い意図が製作サイドにはあるのかもしれませんが、それが全く見えてきません。
小雪ルートでいうなら、学園に封印された「秘法」を巡って敵対する伊吹の姉・那津音から彼女が託された想い、といったものがお話のバックグラウンドとして存在するはず。
事あるごとに「那津音様から託された想いを伝えるのが私の役目ですから」と言うわりには凄く大雑把なところしか教えてくれないんですよね。
小雪さんが主人公に「詳しいところ知りたい?」と聞いたのに対して、主人公くんが「いや、いいよ。知っても意味のないことだし」くらいの返答をしたときは思わず「意義あり!」と机を叩きたくなったさ。
秘法がどういうもので、どういう想いを託されたのかがわからなければ、そんなセリフは空虚なだけだと思うんですけどね(^^;
これで最終シナリオまでいってもこの調子だったら、のけ反るな。

ついでに言うと色恋沙汰に疎そうなキャラだけに、どうして主人公を好きになるのかがよくわかりませんでした。
イベント少ないしね。
春姫も少ないんですが、彼女はデート時のドタバタとそれによって距離が近づく描写が印象に残っているのと、「実は昔から知り合いでした」効果で補正かかってるんで気にならなかったのですけど…。
あれ、春姫やすももが動かなかったら永遠に関係変わらなかったんじゃないか?

まあ何にしても2周目までプレイして2つの事実に気付かされました。
このゲームにおいて準は偉大だということと「萌えは七難隠す」ということ(笑)
端的に2キャラの違いって準の出しゃばり度合いと、オレのそのキャラに対する好意だけなんで(さりげなく暴言)。
と読めばわかるように春姫と違って全然萌えなかった&ドタバタがなくて淡々と進んだがゆえに、お話の弱さをモロにかぶってしまった感が。
絵的にもHシーンの絵が軒並み微妙だったりして切ないです(;´д⊂)

あと、どうでもいいけどCG回収のために同じHシーンを8回も見るのがマジ苦痛です(´Д`;
何かもっと他にいい方法なかったのか、どみるちゃん。

◆3周目:柊杏璃

少年漫画で育った人としてはお約束ですが、こういう展開は大好きです。
ライバルたる春姫との実力差を意図せず見せ付けられて悩む→主人公に励まされる→吹っ切れる→超パワーアップ→大勝利! みたいの。
そういった意味で終盤手前までは1番好きかもしれません。キャラ的にもお話的にも。
まあそもそもMU-6さんがこんな金髪ツインテールで、男女差をあまり意識せずに軽口叩き合える相棒なんてキャラを気に入らないはずがないんですよ(ぉぃ
あ、ちなみに体験版の段階ではドツきたくなるほどムカついた杏璃さんの声もプレイしてたら慣れました。
同じ成瀬未亜さん演じる『_summer』の日向子先生は何度聞いてもドツきたくなるのですが、この違いは何なんでしょうか?
……基本的には成瀬女史の声苦手なのかねえ?

話が逸れました。
真面目な視点で見れば、終盤に至るまででも「主人公が落ち込む杏璃を抱きしめて励ますシーンで、もう少し言葉を交わした方が盛り上がるんじゃ?」とか相変わらずシリアスな場面は結構おざなりな点について言いたいことは色々あります。
何より春姫の感想でも軽く触れた主人公の過去のトラウマについて全く描かれていないので、主人公のモノローグで唐突に「自分が昔、魔法に絶望したとき支えてくれたのは母さんの抱擁だった(だから杏璃を抱きしめてしまった)」ということを言い出しても「はあ、さようですか」としか思えないのは結構クリティカルでしょう。
でも、元気を取り戻した杏璃の
「もうごちゃごちゃ考えたりしない、あたしに出来るのは前だけを見て突っ走るのみよ!」
のセリフはその辺目をつぶってもいいかな、と思うくらいには耳に心地良かったです。
もうちょいタメやバトルの緊迫感みたいのがあればもっと盛り上がったんだけど……まあ、それは他のシナリオ見るに無謀な願い、か(ぉぃ

これまでの2人で書かなかったのですが、このゲームのバトルは絵的な演出は派手なんですがテキストは死ぬほど地味というのが特徴です。
もっと直接的な表現をしてしまえば「テキストのせいで全然盛り上がらない」と言うべきでしょうか(マテ
ただでさえ主人公が魔法使いではないため、バトル時は傍観者になりがちなのに……(^^;
「くさかんむり」だけじゃなくて「ひへん」の“もえ”も兼ね備えていれば一線級に名乗りをあげる日も遠くはないのかもしれないですが、まだここが名乗りを上げるのは早いようです(ぉ

さて「終盤手前までは」と書いたので終盤について。
ラストのラスト、伊吹関連のトピックスが全部ユーザーに伏せられているがゆえに相変わらずの置き去りなのはもう諦めるとして……って、本当は諦めちゃいけないんだろうけど、もうこの自己完結的なEDについて言及するのは無駄っぽいので伊吹ルートを見るまでは気にしないことにしました(^^;
終盤で二人が付き合いだしてからが問題ですよ。
いや、この辺の描写も正直良かったんですよ? キャラ的には春姫の方が萌えましたがシーンは杏璃の方が好きなくらい。
「相棒」から「恋人」への変化や、手を繋ぐのにも一騒ぎの主人公&杏璃の初々しさ、実にジョリーグッドでございました。
が、しかし!

最初のHから実に3日後、手を繋ぐ繋がないで大騒ぎした日から2日後!
(このシナリオだと手を繋ぐ方がHより後だったり。……冷静に考えると結構珍しい、のか?)
2回目のHシーンですよ!


「入れて欲しい」とか向こうから言われてテラ萎えた(´Д`;

これは人にもよると思いますけど自分的にはここに書かずにはいられないくらい萎えました。
もうシリアスのところの投げっぷりすらどうでもいいくらい憤慨しましたよ。わかってない、どみるは何もわかってない!
こういうのは本当は言いたいのに向こうが照れてるのを言わせるのがいいんじゃないんですか? それはボクの性癖が特殊なんですか?
「萌えエロ」大いに結構。でもね、エロの成分量をちょっと多くしすぎると途端に萌えはスポイルされることに気付いてください。
結構そういうの、あると思うんですけどね〜。自分みたいな意見は少数派なんでしょうか?



とまあ3周終わったところだとこんな感じですか。
冒頭にも書いたようにいいところと悪いところが非常にハッキリしていて、最終的な感想も物凄く微妙な感じです。
どちらにより目を引かれるかで評価も変わるというか。自分はサブキャラ含めて登場人物はそれなりに気に入っているので、全体評価として「まあ及第点かな?」というレベルですが、あまりキャラに惹かれなかった人であれば明らかにアウトっぽいです。
そういう意味で万人に推すのは厳しいですが……こ〜ちゃさんの絵が好きで多くを望まなければ、としか言いようが。
MU-6的には文句を言いつつも結構気に入ってるんですけどね。
とりあえず準ルートが追加されたファンディスクが出るなら買ってもいいと思うくらいには(笑)

〜〜どうでもいい余談〜〜

MU-6さんは今まで自分で「通常の演技はともかくHシーンの演技にはあまりこだわらない人」だと思っていたのですが、春姫役の榊原ゆいさんの演技はもっと頑張って欲しいなと思いました。
いや、青山ゆかり・北都南・一色ヒカル・涼森ちさと(MU-6さんがお世話になりがちな方々)といった面々と比較するのが悪いっつー説もあるんですが、単純にえちぃシーンのテキストを読んでいるだけになっちゃっているので。
やっぱり息遣いとか加えてナンボだと思うのですよっ!(力説)

あ、通常のシーンは全然問題なかったですけど。どうにもそこだけ気になったり。
ちなみにそのことを友人にメールで送ったら(送るなよ)

「ゆいにゃんはまだバージンだから自分の経験を演技に反映できないんだよ!」

という終わった返事が戻ってきました。メール送る方も送る方なら返す方も返す方だ……。
まあそんなアホな人だからこそ自分と仲良くしてるんですけどね(^^;
さてと、あんまりアホなことばっかり書いてないで自分も約束の四日間を始めることにしますですよ。