Diary 2005/08
ログ置き場に戻る | 最新の日記へ
08/02 サナトリウム文学のごとく

もうすぐコミケですね。
皆さんはそろそろどのサークルに行くかとか決めましたか?
私は毎回のように書いているような気がしますが、例年にも増してやる気がないので頑張って回る数を減らしたいところです。
企業ブースで欲しいものも少ないですし、今年は3日間での消費金額(交通費・飲食代除く)が50Kを切るのも夢ではないと信じているのですが……(えらくダメな目標ですね)
ただ毎回、当日を迎えるまではどうやっても50Kに届かないはずが、なぜか終わってみると超えているというパターンなので、今年こそは気を引き締めてかかりたいところ。
今年はこんなことで浪費しているほど余裕はないのです!

まあ、その理由が貯金とかではなく、大阪や名古屋の分までKOTOKOライブのチケットを確保しちゃったので交通費がバカにならないから、というのは我ながらアレだなぁとか思ったりするわけですが(´Д`;
真面目な話、最近は買うよりはまだ作る方への関心が高くなっていたりするので、そろそろ自分も参加形態を考える時期が近づいているのかも。
……と思わせぶりなことを書いているものの全然本を作る予定はないんですけど、ね。

さて、先週末は予告どおり秋葉原に並んできました。
アニメイトtvの通販は大変なことになっていたようですし、地方在住の方は入手難度が異常に高かったようで多方面で悲劇が起きたみたいですが、東京近郊在住の人間に限定していえば秋葉原か池袋に行けば割と楽に手に入ったみたいですね。
あそこまで大量に用意されているとは思わなかったので、入手まで12時間ばかり並んでしまったのですが、そこまで頑張らなくても良かったのかもしれず。
さりげなく凄い時間が書かれてるけど気にするな!
もっと面白いアクシデントでもあれば行列レポートでも書こうと思っていたのですが、特筆すべきこともなかったですしね。
「列長かったな〜」以外の感想もないですし。
アニメイトの通販やチケット配分について語ることはできますが、「それを東京近郊に住んでいてチケットも入手した人間が書くのは反則だろ」と思いますし。
世の中には義憤にかられている方も多いようで、その正義感が眩しいです(毒)
強いて書くことを挙げるとしたら3つくらいですか。

1.世間でのイメージはアキバ=電車男らしいとよくわかった
2.駅まで延びる道に沿って何十人という人が道路に横たわっているのは野戦病院みたいでシュールすぎる
3.10時間くらい並んだところで頭がのぼせたのかオレの身に流血沙汰が!(鼻血出しました)

1番についてだけ書くと、私は基本的に徹夜で並ぶことはしないので今回並んだのは実に4年ぶりくらいでした。
その頃の印象だと深夜の秋葉原って交通量も少なくて、道路清掃の車が走るくらいだったような印象だったんですが、金曜の夜ということもあってか深夜でも交通が全く絶えないことに驚きました。
それに比例してバイクや車でやかましく走るおバカな方々の増殖っぷりにも驚かされました(´Д`;
なんでしょう、これも再開発のおかげなんですかね?
あるいはドンキホーテの出現によって夜でも人が通るようになったんでしょうか?
なんかドンキの出店に反対する地域住民の方々の気持ちがちょっとわかったような気がしたですよ。

で、そんな酔いどれドライバーの方々はしばしば並んでいる集団に
「これ、何の列〜?」
とか叫んでくるわけですが、そんなドライバーの中に何度も列の前を行き来する車が。
早い話が単に酔って?道に迷っているだけなんですが、通るたびにこちらに色々聞いてきて、しかもその全てが電車男ネタなのに笑いました。
ああ、あの話はこういう層に支えられているんだなぁ……みたいな(暴言)

ちなみに彼らからの叫びで1番印象に残ったのは
「エルメスどこにいんの?(爆笑しつつ)」
というものでした。
別にセリフ的に面白いわけではないんですが、なんつーか世の中的にはアキバ系の人々というのは、エルメスさんみたいな「オタの自分を一般道に立ち直らせてくれる天使」ライクな女性の出現を夢見てる人々、みたいなイメージを持たれてるのかな? とか考えさせられて。
だとしたらそういう方々にはぜひ一言申し上げたい!
バカにするな、と。

オレらが夢見てるのはもっと圧倒的に都合のいい存在なんだよ!(マテ
少なくともオレはそうです(笑)
夢見る女性といえば「いきなり空から天使が」とか「生き別れの妹が」とかそんなのばっかりですよ?
やっぱり世間の認識と自分の認識には大きな隔絶があるのだな〜とボンヤリ考えたのでありました。

改めましてこんばんは、MU-6です。
アニメイトに並んで体力を消耗したところに冷房のダブルパンチで思いっきり風邪をひいてしまいました(;´д⊂)
風邪薬が効いている間はマシなのですが、効果が切れてくるとセキが酷いです。
喉は痛くなるし、大好きな電話での無駄話もできなくなっちゃうので困り者。
ここを読んでいる方々はさすがにここまでアホな理由で風邪をひくことはないでしょうが、ついつい冷房を多用してしまう時期ですし、くれぐれも夏風邪にはお気をつけ下さいませ。

それはさておき『あやかしびと』をコンプリートしました。
いや〜、長かった〜。途中他のことやりながらプレイしていた時もあったので、どこまで参考になるかわかりませんがコンプリートまでに40時間近くかかりましたからね。
今年に入ってからクリアした中では『Tears to Tiara』を抜いて1番長丁場のゲームでした。
……って『TtT』も今気づいたんですが1度も日記で言及してないですね。
更新回数が減るとこれだから……と関係ない反省はさておき感想をば。

まず最初に言うべきはかなり面白かったですの一言に尽きるでしょう。
ちょっとした引っ掛かり・気になるところというのはもちろんありましたけど、それでもそれを補って余りあるくらいに面白かったです。
まあ面白くなければ、40時間もプレイできるわけないんで言うまでもないかもしれませんが。

本作は伝奇ノベル物の基本フォーマットどおりに穏やかな日常と、熱いバトルの二面構成になっています。
ライターさんが自身のサイトで書かれていた『吸血大殲』を読んでいたのでバトルの方はあまり心配していなかったのですが、日常の方も面白く仕上がっていたのは嬉しい誤算でした。
「あれ? これって学園コメディだったっけ?」
思わずそんな勘違いをしてしまうドタバタの学園の日常にはかなり笑わせてもらいましたですよ。
具体的に何かインパクトのあるギャグやセリフがあるっていうわけじゃないんですが、キャラの個性が上手い具合に噛みあって笑いの方向に作用しているというか。
以前『パルフェ』をプレイした時にも思いましたけど、よくできたコメディってつまりこういう「説明しにくいけど笑える」って状況が生まれるものを言うんだと思います。
考えてみれば(今回の作品で直接何か書いているわけじゃないみたいですが)、かつて自分が爆笑した『Lien』の荒川工さんが率いているブランドなわけで、笑いの部分がないがしろにされるはずもないんですよね(^^;

このドタバタはドタバタで面白いんですが、やはり熱いバトルも早く読みたいのが人情というもの。
そういう意味でいうと主人公がヒロインや友人たちと交流を深める過程をじっくり描く必要があったとはいえ、そして日常も十分に面白いとはいえ、個人的にはちょっと長すぎるかな?という印象を受けました。
長丁場のゲームなだけに途中でもう少し山場を持たせても良かったかもしれません。
日常がつまらないゲーム(何とは言いませんが、各自適当に想像してください)だったら、この長さでリタイアしていたかもです。
とはいえ一端バトルモードになると、その後の展開はそれこそジェットコースターアクション。
バトルの開始と同時に一気に話も佳境へと突き進み、こちらのテンションも上がりっぱなし。
こんなこと上司に知れたら怒られそうですが、寝る前にプレイしたらちょうどバトルが始まってしまい、続きが気になって徹夜でプレイして会社に行ったこともあったりなかったり(ぉぃ


さて、この手の伝奇ADVでポイントになるのはズバリ「萌え」と「燃え」の両立だと思うのですが。
燃えについては徹夜でプレイした事実だけでも説明不要かと思うのですが、萌えはどうだったのか。
女性よりもむしろ男性キャラに萌えるというのはエロゲ的にはどうなんでしょう?(ぉ

ああ、誤解しないで下さいよ。
別に私が「そっち系」なわけでも女性キャラに魅力がないわけでもありません。
すず、トーニャ、薫、刀子……攻略ヒロインはいずれも十分に魅力的だと思います。特に刀子さんのヤキモチっぷりとか凄く可愛いと思いましたし。
ただいかんせん相手が悪い。
日常のドタバタが楽しくて、そして男キャラが魅力的すぎてどうしても女性の魅力が霞んでしまいます(^^;
なんつーか友達同士でバカやってるのが楽しくて色恋沙汰に目がいかない、みたいな感じでしょうか?
ま、より大きなプラスが傍にあるから目立たないというだけのことなんで失敗とは思いませんが、もし次があるなら今度は男に負けないだけの女キャラをっ……!(凄い要望だな)

それにしても渋くて強くて、それでいて飄々とした虎太郎先生と、威厳に満ちて公明正大で誰からも尊敬を集める理想の上役なのに実は照れ屋さんという会長の美味しさはどうにかならんものか。
特に会長のツンデレっぷりったらもう!(鼻息を荒げつつ)
……いやツンツンはしてないけどさ。
なんか仮にPS2に移植されるとして、もしインチャネが担当するなら多部田が「乙女ゲー」とレッテル貼っても文句言えない気がしてきた。


とまあこんな感じで細々とした要望はあるものの、概ね満足。
他に全体にまたがるところで気になったところっていうとBGMくらいでしょうか。
別に合ってないともレベルが低いとも思いませんが、どうしても比べてしまうニトロプラス作品と比べると、演出力の面で一歩も二歩も譲るかなと。
「もっと音楽に力があれば、さらに盛り上がるのに……」というような場面がいくつもあったので、それくらいですかね。
うん、でも次回もこのラインかはわかりませんけど期待したいなと素直に思える良作でした。
夏休みに時間がある人・伝奇物が好きな人はぜひやってみてくださいな。




以下、「もうちょっとだけ続くんじゃよ」というわけで各シナリオの雑感を手短に。
ネタバレを容赦なく含みますのでご注意を。

◆トーニャ

中学の頃、地図帳で「世界の人々」というコーナーの写真でロシア少女を見て以来、MU-6さんがロシア少女=美人というアレな信仰を持っていると知っての狼藉かっ!?
というわけで銀髪・白人というだけでちょっと萌えたのはここだけの秘密。
お話的にはトーニャに裏切られていたと知ってもなお、危機に瀕した彼女を助けに行こうとする双七くんが印象深いです。
これぞ主人公! 自分、こういう展開大好きなんですよね。いや熱いわ。
そのテンションのまま突っ走って、最後はここまで来たらもうこれしかないだろというサーシャとのキキーモラ対決。
お話の背後にあるのは陰惨な悲劇なんですが、それでもついつい熱くなってしまったり。
しかしこの話だとドミニオンの人たちってほとんど存在意義ないような気がするのは自分だけ?(笑)

◆薫さん

虎太郎先生がヒロインのシナリオだろ?(違
いや、薫さんのフルパワーによるVSドミニオン戦とかも熱いし、彼女は彼女で魅力的なんですけど。
すずが途中思いっきり嫌な子になったり見所もあるんですけど!
それでも虎太郎先生の圧倒的な強さとかっこよさには勝ててないと思う。
零奈の「女だから殴らないつもり?」に対して「女だから、じゃないな。いい女――だからさ」と言い切る男らしさに零奈のみならずオレも腰砕けでしたよ(ぉぃ

◆刀子先輩

会長ーーーーーーーーーっ!!(号泣)

このゲーム、プレイしていて何ヶ所か泣きかけたところってあったんですが、会長がいなくなってしまうラストではマジ泣き。
最愛の妹と、無二の友人の幸せのために己を犠牲にするとはまさに漢の中の漢!
EDで出てくる二人の息子もきっと彼のような立派な人間になってくれることと信じたいです。
刀子先輩自身も登場ヒロインの中で1番自分好みだったこともあり(年上っぽくない年上だとかヤキモチ魔神だとか)、そっちの点でも好印象。
バトルの熱さは他のヒロインと比べるとやや控えめですが、その代わりに主人公と逢難が融合して、主人公がダークサイドに行ってしまうという展開そのものが非常に熱いので全然問題なし。
シナリオ・バッドエンドを含むエンディングの質など、どの要素を取っても本作のベストシナリオかと。
つか、会長は愛されすぎ。

◆すず

まあ、最終的なまとめシナリオですし?(謎)
きっと各所で言われていることだろうと思いますが、下手すると1番印象的には薄いかもしれません。
少なくともここまでの3シナリオを総括して、なお凌ぐほどのものでないのは間違いないかと。
すずも可愛いし、クドリャフカ背負っての突貫とか逃げるドミニオンとの高速道路上での戦闘とか熱いんですけどね〜。
何がいけないんだろ?
思うに最終戦闘があまりにも超絶怪獣バトルになってしまったのがいけなかったのかなぁと。
個人的にこのライターさんは、純粋な戦闘描写だけだとそこまで心を震わせてはくれないと思っているんですが、もっとこう最後の戦いでもこれまでのように戦いに見出す意義や双七くんの心理描写が含まれていれば熱かったんじゃないかと。
やっぱりこう、せっかくの九尾との戦闘なんですから、「俺たちは今、太陽と一緒に戦ってる」とか「もう十分食ったさ、ハラぁいっぱいだ……」な展開になってくれないと!(それ、違うマンガです)

でも諸々の未回収の伏線に全部ケリを付けているのは立派だと思いましたよ、ええ。


とまあ長々と書いて疲れたので今日はこの辺で。
……どうでもいいけど、これだけ書けるなら感想文のコーナー再起動させようよ>自分

08/14 お祭りを振り返って

またまたサイト更新をサボってしまった者です(挨拶)
思いっきり言い訳ですけどコミケ前日まで出張をしていたりしたので許して欲しいな〜なんて。
とりあえず夏休みの間はなるべく更新できるように頑張りたいところ。
まあ、いつもこんなこと言ってるので話半分で聞き流す人多数でしょうが(´Д`;

とゆーわけで怒涛の勢いで夏コミも終わりましたね〜。
参加された皆さん、お目当てのアイテムは買えましたか?
今回も特に企業ブースでは多くの悲劇が生まれたようですが、巻き込まれたりしませんでしたか?
私は幸いにして欲しいと思っていた物は全部入手することができました。
で、それだけでは済まず、例によって例のごとく友人が買うものに適当に便乗していったら最終的には結構な量の買い物に(^^;
でも前回の雑記で触れた「50Kを切る!」という目標はギリギリで達成できたのではないかと思います。
真面目に計算すると「実は……」となりそうなので絶対に検算はしませんが(マテ

とまあそんなわけで自分の今年のコミケを振り返る内容で今回はお届けします。
とはいえ振り返り内容はほとんど初日に凝集しているのですが(^^;

〜1日目〜

例年MU-6的に本番になるのがこの初日。
3日目の方が物自体は色々買いますけど、「これは絶対入手しよう」的な意気込みは初日の方があるんですよね。
でも今年はあまり欲しいアイテムもなく、かなりまったりムード。
もしかすると去年のTYPE-MOONブースがトラウマになったのかも(笑)
てなわけで相変わらず凄い列だったTYPE-MOONしかり、学習能力が皆目感じられないRONDO ROBEしかり、無料配布列が恐ろしいことになっていたらしいオーガストも全部無視して友人と手分けして数ヶ所だけ回り速攻で帰宅しました。

なぜか花鳥玲愛マイクロファイバータオルが僕の紙袋に入っているという不思議事件(不思議でも何でもないです)があったりはしましたが、予定外の出費というのもほとんどなく割と順調な出だしでした。
とゆーわけでネタも交えつつ自分が行ったブースで印象に残った場所・出来事だけ適当に。

戯画

初日の初手で行った戯画ブース。もちろんお目当てはねこにゃんテレカです。
まあぶっちゃけテレカそのものは1000円とはいえ電撃姫ピンナップの使い回しかよ!という感じなのであまり興味はなかったのですが、「次回作キャラが初公開!」と言われては買わずにはいられないのがオタの悲しいサガですね。
とゆーわけで購入後早速台紙を確認すると……「シナリオ丸戸史明・原画ねこにゃんの最強タッグが送る新しい学園アドベンチャーついに始動っ!」の文字が。
最強タッグとまで言うならもう少し出荷量増やしてくれよと言いたいんですが、ってそれはまあいいや。

『ショコラ・パルフェビジュアルファンブック』のインタビューでは「雰囲気は踏襲するけど続編ではないもの」というようなことが書かれていましたけど、学園アドベンチャーになりましたか。
丸戸シナリオの学園アドベンチャーというのはなかった気がするので、どうなるか楽しみです。
え? 『FOLKLORE JAM』があるだろって?
う〜ん、あれは……少なくとも狭義の学園アドベンチャーではないような気がするしなあ(^^;

で、気になるヒロインですが↓こんな感じ。




例によって地味は地味ですね(暴言)
それはさておきどういう位置づけのキャラなのか、どんな名前なのか、その辺はわかりませんが少し冷たいような目が印象的です。
何やらツンデレの予感が!
まあいずれ雑誌などに情報が載れば答えはわかるんでしょうが、もし当たってたら誰か褒めてください。


リーフ

紙袋とアレンジCDを買おうと思って並んでいると後ろに慌てた様子で列に続く人が。
コミケ会場においては随所で見られる光景。
そして周りの人に「ここって○○の列ですよね?」と自信がない場合は確認する。
それもまたよく見られる光景。
私の後ろに並んだ人も、ごく普通に列に並んでごく普通に「ここって『To Heart2』のメーカーさんですよね?」と聞いてきました。
周りの人間が「そうですよ」というのを聞いて、彼は背負っていたリュックを降ろして汗をふき、落ち着きます。

で、しばらくして落ち着いたところで口を開いて一言。

「ここ、会社名としてはオーガストでいいんですよね?」



お前は葉っぱと八月とどっちに行きたいんだ。
反射的に初対面の人にお前呼ばわりでツッコミを入れるところでしたよ(マテ
結局周りの人で聞いてみたら単純に『To Heart2』がオーガスト作品だと思い込んでいただけでしたが……、リーフと間違えられるとはオーガストもえらくなったもんですね!(唇の端を歪めつつ)
というかグッズ買うくらい好きならせめてメーカー名くらいは覚えてあげてください>並んだ人


マチダ

MU-6さんは当然のごとく玲愛の抱き枕は予約済みなので、「予約した人はブースに来るといいことがあるかも」と書かれていたマチダブースにも行ってきました。
でも、結局「いいこと」っていうのは何だったのですかね?
見本が置いてありましたけど、あれが「いいこと」だったんでしょうか。よくわかんないなあ。
あれだったら別に「予約した人は」と書く意味がないし……。

とりあえず玲愛の胸を揉んでみたら麻薬的に柔らかかったということだけはここに記しておきます。
本物の女の子の胸もこれくらい柔らk(以下削除)

〜2日目〜

この日はちょっとお仕事などもあってコミケには不参加。
副業で少しバタバタしているのですが、普段のとは違って今やっているのはいずれ時期がくれば明かせるかと。
その時期が来たらちょこっと宣伝させていただくやもしれません。


ちなみにもし仕事がなければminoriのトークライブに行きたいな、なんてことを考えていました。
でもラルフさんが書いたレポートを読むと行かなくて正解だったかもしれないですね。
少なくとも夏のクソ暑い最中に、これだけのために足を運ぶ価値のある内容だとは思えないですし。
minoriのnbkz氏は個人的には『Wind』の印象が抜け切らずビッグマウスというイメージが強いのですが、この業界のことを色々考えている部類の人だとは思っているので、それだからこそもう少し実のあるコメントに期待していたのですが……。
毎度毎度アレな発言が含まれるライアーとみりすの居酒屋対談でも出てくる程度の話なんぞ求めちゃいないよ!

例えば「若いユーザーが増えないのは、1本美少女ゲームを買ってもその後に続くゲームがないからだ」で終わるんじゃなくて、その先を考えるとかさ。
もし自分が足を運ぶのであれば、そういうところを聞きたかったなと思います。
だって、昔は次から次に力のあるゲームが出る黄金時代だったのかと言われればそんなことないわけで。
じゃあなんで今は続かないの? となるじゃないですか。
ちなみにMU-6個人の意見としてはコンテンツ不足に伴うエロゲの再生産行為こそがエロゲを始めるかもしれなかった若年層ユーザーのパイを消費してしまっていると考えていますが……、でもまあこれは万が一正解だったとしてもコミケの会場じゃ言えないか。
アルケミストとかも出てるもんね。
あ、でも3日目に凄くためになる考察や指摘がワンサカ出てたらすみませぬ。

〜3日目〜

この日は適当に飛び回っていただけなので特筆すべきことはなし。
あ、強いて挙げれば久しぶりに変なフェロモンでも出たのか、ねこばす停に並んでいる間、ずっと隣の人に話しかけられ続けてました(´Д`;
ここ最近はすっかりナリを潜めていたのに。
とりあえずその人が列のど真ん中で「こんな列に並んでる連中は大体人生捨ててるんですよ!」とか大声で言い出しやがるので、かなりビクビクものでした。
頼むからそーゆーことは列から離れて言ってください。あとオレに同意を求めないで下さい。
自分含めて捨ててる件について概ね同意はしますが(するのかよ)、やっぱり周りの視線が怖いので。

それ以外は暑くて塩が採れるくらい汗をかいた記憶しかありませぬ(;´д⊂)

とまあ1日目以外は死ぬほど手抜き(つーか書こうにも書くことがない)ですがこんな感じの3日間でした。
つーわけで以下いつものように買った場所リスト〜。

〜企業〜
戯画、リーフ、Littlewitch、KEY、マチダ、BLACK RAINBOW

〜本〜
Blazer One、油屋、CUT A DASH!!、共月堂、GOD HAND、雑踏景色、クランク・イン、漆黒のJ.P.S.、ポン引き屋、GRAPHIC!!、けもこも屋、三弦回胴、ファントムクロス、PINSIZE Inc.、裏FMO、choco box、MIX-ISM、ねこおせ、いもむや本舗、QP:FLAPPER、MinusArtWorks、ねこばす停

〜音楽・ゲーム・CG集など〜
SoundUnion、有限会社るざりん、半端マニアソフト、少女病、StrayMoon

とりあえず明日から名古屋なので帰省の準備したり、コミケに伴う睡眠不足を解消したりするですよ。
つーわけでおやすみなさい。

08/17 幸せ、足りてる?

予告どおり実家に帰省中のMU-6です。
いや〜、特に買出しに行かなくても食事が出てくる環境っていいですね〜。
日中は適当にゲームやって暮らしていても誰からも文句言われないし、やっぱり自分の天職は引きこもりのような気がしてきました。
父さん、母さん、俺は冒険王ニィトになるよ!(えー

夏休み中の学生さん、社会人さんはみんなそうだと思いますけど「夏休みが来て……、ずっと夏休みだったらいいのに」状態です。
くそっ、いつか一山あてて会社にビッグマネー叩きつけてやめてやるっ!

とそれはさておき、こちらに来たので早速親戚のところにお土産を持って行きました。
ちょうど夕食時だったので家族全員揃っている状態だったので、ついでにちょっとご挨拶も兼ねて雑談をば。
まあ近況とか取るに足らない話をしたのですが、とりあえず日に焼けたオレに向かって「海にでも行ってきたの?」とニヤニヤしながら言うのはやめてください>叔母さん&従弟

それに対して「ええ有明の方に」と答えたら何も知らない叔父さんが素で「有明って佐賀の? 仕事か何か? 大変だね〜」と感心してくれて2倍ヘコむ感じに。
……すいません叔父さん、本当ならご先祖様をお迎えしてお経をあげたりしなくてはいけない(MU-6の実家ではお盆の間はお経を欠かさないのです)時期なのに、自分はエロ漫画を優先してましたっ!(´Д`;
すいません、すいません、不肖の甥で。

あと4月に関東に住んでいる自分を差し置いてミアカフェによって、メイド喫茶に覚醒した従弟が、一時の気の迷いではなくガチでメイド喫茶好きになってることに驚いたり。
秋に職場の研修で上京した際には必ず行く! と気合を入れる彼を見て、そっとため息をつくのでした。
このジャンルに関してはやっぱりキミ、絶対自分より才能あるよ。保証する。
つーか、なんでウチの一族はこんなのばっかりなんだ……orz

それはさておき、休みで時間があったので『はぴねす!』の体験版をやってみました。
発売前からキャラクターソングCDを出したり、ムービー作家を多数使ってのPV作成など宣伝展開にかなり力を入れたういんどみるの戦略タイトルです。
キャラソンCDにしても本来は発売後に人気が出たら初めて考えることだろって気がするし、PVに至っては「もらえた絵素材が少なかったのですか?」と質問したくなるくらい四苦八苦が伝わってきて正直この展開も意味があるのかなとは思わないでもないですが、興味はあったので落としてみたわけです。
『結い橋』が酷かったから、ゲーム発売前のキャラソンCD発売という戦略がセンチを思い出させて炸裂するほど切なくて不安だから、という説もないではないですが、それはこの際脇に置いておきます(ぉぃ

体験版のボリュームは約2時間ほど。
OPムービーの前後2日程度をまずプレイし(これが約1時間半)、発売日の告知などを見たところで体験版は1回終了。
その状態でタイトルに戻るとHシーンを含む3種のイベントのダイジェストを見られるようになっており、それがおよそ30分程度。
そんな構成になっています。


で、やってみた感想ですが。
どみるちゃんのくせに結構面白くない?(暴言)

後述するように色々と懸念材料はあるのですが、少なくとも体験版をプレイする限りでは悪くありません。
会話のテンポはいいですし、内容自体も面白いとまでは言いませんが友人同士の軽いやり取りとして十分つまらなくない範囲に収まっています。
いや〜、サブキャラの準がいい味出してるんですよね〜。自分、こういうからかいキャラは大好きですわ。
で、各ヒロインも、すももの音夢っぽさ・一部の立ち絵の珍妙な構え・杏璃の声がドツきたくなるくらいムカつくなど気になるところもなきにしもあらずですが……まあ概ね魅力的ですし。
あれ? 最後の微妙にクリティカルじゃね?(´Д`;
ってゆーか体験版の時点で春姫絡みで既に何ヶ所か胸がざわつく時点で、この項についてはオレの負けです。
(※MU-6さんは萌えると普通にドキがムネムネする人なのでこの表現については深く追究しないでください)
声なのか絵なのか? 原因はよくわかりません。シナリオは原因じゃないっぽいんだけどなあ(マテ

立ち絵の演技は例によってかなり多めで画面に動きもありますし、真面目な話、絵を含むキャラの可愛さ・会話のやり取りなど含めて体験版としては十分合格レベルかと。
学園ラブコメが好きな人なら買いと言えるのでは、という気がします。
どみるちゃんなのにおかしいなぁ(MU-6さんはよほど『結い橋』がお嫌いなご様子)。

ただ体験版終了時点でいくつか懸念事項も存在します。
細かいことを挙げても仕方ないので大きなところで2点だけ。

1.展開が速すぎやしないか

ゲーム開始からしばらくをプレイできる体験版は4月の6日だかで終わります。
で、このとき主人公はメインヒロインである春姫のことを「神村さん」と呼んでいるのですが、シーンダイジェストの方で見られる春姫関連イベントだと「春姫」って下の名前で呼び捨てにしています。

まあそれ自体は全然問題ではないのですが、そのイベントの日付が4/16というのがどうにも気になるんですよね。
別にそれだけの変化をもたらすようなイベントがあればいいのですが(そしてあることを切に願いますが)、10日でその変化はちょっと大きいような気がしてですね。
きっとイベントがあるんだと信じていますが、昨今は神の啓示でも受けたかのごとく突然に「俺、○○のことが好きだ」と言い出す輩がまかりとおる恋愛ゲーム界隈ですので、どうしても警戒してしまいます。
とりあえずちゃんとステップアップしてくださいね? いやマジで。

2.お話が長すぎやしないか

『はぴねす!』は間違いなく萌えゲーです。
それは誰も否定するところではないでしょう。
で、萌えゲーの困ったところに飽きやすいというのがあります。萌え以外にもギャグが面白いとか、ストーリーがよくできているなどあれば飽きずに済むのですが萌え一辺倒だと割りとすぐに飽きてしまうわけです。
多少美味しくても同じチョコばっか食っていたら速攻で飽きるのと同じ理屈ですな。

『はぴねす!』を振り返ってみると友人との会話に多少見るべき点はありますが、それ以外に引き付ける要素というと萌え方向しかありません。
それどころか春姫とか初対面のシーンで既にすっげーわかりやすいネタバレとかしてくれてるしなあ。

<解説:これがその「すっげーわかりやすいネタバレ」だ!>

・いろいろあって春姫さんと出会った主人公くん。挨拶をするとまじまじと顔を見つめられてしまいます。
・戸惑いつつ「何かついてる?」と聞くと「え、あ、なんでもないの。…そんなはずないよね」とかなんとか意味深なセリフ
・その晩、久々に昔の夢を見る主人公。それは公園でいじめられていた女の子を助けてあげたという夢なのだが…

<解説ここまで>

どうよ? このわかりやすさ!?
『みずいろ』の進藤さんもビックリのわかりやすさですよねっ!(ぉぃ

そんな具合なので、ストーリー方面の牽引力ってのはあんまり期待しない方がいいのかなぁなんて思ったり。
まあこの伏線(伏せてないけど)張っておいて、「実は思い出の女の子は杏璃の方でした」とか言われたら、今度それはそれでのけぞるが。
ちなみに経験則としての個人的な萌えオンリーゲーの臨界点はボイス付きで10時間ってところなんですが……体験版をプレイした感触だと初回はそれくらい余裕で行きそうなんですよね(^^;

とりあえずこれに対しては話などに見所を作るか、「同じ味付けでも飽きない!」と断言してしまえるほどプレイヤーを壊すしかないと思うので頑張ってください。


ま、この2点の懸念っていうのは実際のところ『はぴねす!』に限らずほとんどの萌えゲーに当てはまることだと思いますけどね。
不安はあるものの体験版が楽しめたので、自分はとりあえず突貫予定です。

あ〜、それにしても普段実家にいる時に使っているUSBキーボードを家に忘れちゃったので、こちらで調達したポータブルUSBキーボードを使っているんですが、これ打ちにくいなあ。
打鍵したのに拾ってくれない時があって全然気持ちよく打てません(;´д⊂)
この文章も家にいる時の1.5倍〜2倍はかかってるんじゃなかろうか。
やっぱりある程度長文打つのには気持ちよく自分のスピードで打てるキーボードは必須ですね。
ストレスが溜まってしょうがないです、トホホ。

とゆーわけで『夜明け前より瑠璃色な』関連の長文を書こうと思っていたのですが、延期します。
近所のショッピングモールにいいもの(PS/2・USB変換コネクタ)が売っていたら明日あたり書けるかも。
とりあえず期待せずにお待ちください。


<どうでもいい追記>

今回取り上げた『はぴねす!』、体験版時点で1番魅力的なキャラがどう考えても主人公の友人にしてオカマの渡良瀬準だったりします。
性格的にも「主人公をからかうのが大好き」という非常に自分好みですし、見た目も声もモロにツボなんですが!(えー
どのヒロインよりもツボなキャラが男というこの矛盾。

あ、でもよく考えたらこの世界には魔法があるのか。
ういんどみるさん! 当然準が魔法で本当の女の子になるイベントはありますよね?
1日だけのシンデレラでもいいから、その状態でデートしたりHしたりする展開希望。
もちろん奇跡が起きてそのまま女の子でいるEDでもいいですし、そのデートのあと主人公が彼女(?)を意識するようになっちゃって…という話でもいいので!(マテ
もしなかったら男泣きします。

08/19 もしも月がもっと近かったら

急募! KOTOKOライブに行きたい人!

というわけで来週に迫ったKOTOKOライブ大阪公演に行きたい人を大募集します。
今回は全公演行ってやる〜という意気込みでチケットを勢いだけで確保したMU-6さん。
ですが、日帰りは辛いし、かといって泊まる場所を探すのも一苦労だし、何よりチケット入手後に考えなしに仕事とか入れてしまってとてもじゃないけど行ってる余裕がなさそうなのです(;´д⊂)
行きたいのはやまやまなんですが、それをやると確実に色々に差し障りが出そうなので悩んだ末に諦めることにしました。

そ・こ・でっ!
いつもEdgeworth Boxを見てくださっている方でKOTOKOライブに行きたいという御仁にチケットをプレゼントしたいと思います。
今回プレゼントするのは
8/27(土) 17:00開場 18:00開演 NHK大阪ホール
のチケットとなっております。
FC優先枠で取ったのですが残念ながらさほどいい席ではなく2階席前の方、真ん中近辺……だったように記憶してます(今実家なので現物がないのです)。
「そういう席でもいいので行きたいっ!」という方がいれば

1.名前(HNでも可)
2.返信用メールアドレス
3.MU-6ないしEdgeworth Boxに一言

お書き添えの上でこちらまでメールください。

なお開催が迫っていますので〆切は8/21(日) 24:00までとさせてください。
↑締め切りました〜
〆切後、応募者が複数いた場合には抽選の上で当選者の方には遅くとも翌日中にはご連絡いたします。
まあ行きたい人は概ねチケット入手できてる気もしますが、もし「行きたかったんだけど…」という方がいれば是非ご応募ください。
以上、告知でした。

ここ最近「夏の企画屋合宿」と称して『FOLKLORE JAM』『デュエルセイヴァー』を進めています。
ずっと引きこもっているおかげもあり、夏コミ前から進めていた『FOLKLORE〜』は終了、今は『デュエル〜』を進めて自分のACTに対するセンスの無さにゲンナリする日々です。
まあゲームが進むのはありがたいんですが、どうしても家に篭りっきりだとネタやら何やらが出てこないのが難点ですね(^^;
親に強く勧められて愛・地球博に夕方から行ったはいいけど、どうもウチの親父は万博=世界中のカレーを食べられる祭りという認識らしく、ほとんどカレーを食うだけに終始してしまいましたし。
あれじゃ何も書きようがないわ。

で、このように篭っているとついついくだらないことを考えてしまうわけでして、ちょっと遅れた話題なのですがラルフさん睦月さんに倣って『夜明け前より瑠璃色な』を予想してみたですよ。
といってもその後の展開とかじゃなくて、単純にチラシのキャッチコピーから色々想像を膨らませただけですが……。
よそ様の考えたことに便乗している辺り、「ああこの人は本当に書くことがないんだなぁ」とでも笑ってください(´Д`;
なんちゃらバトンに便乗しないだけいいと思ってよ(微妙に毒)
というわけで「ボクの考えた『あけるり』」始まり始まり〜。

……本当にどうでもいいけど「よあるり」って凄く発音しづらいと思うのはオレだけですかね。この手の略称はタイプしやすさと同じく読みやすさも大事だと思うのですが。
まあそれを言ったらそもそもラ行が2音続く時点でプロでも読みにくい音になっちゃうんだけど。シンボリルドルフとか(例がそれかよ)

〜前回までのあらすじ〜
発売を約1ヵ月後に控えた9月の大本命ソフト『夜明け前より瑠璃色な』。
チラシのキャッチコピー「それは、地球と月とがとても近くにあった頃のお話」
その言葉の意味するところを解き明かすべく我らがMMRが立ち上がった!

〜木曜の怪談・MMR 第14話『月面より愛をこめて』(前編)〜

ナワヤ 「しかしキバヤシよぉ。これは一般に言われている『月と地球の全面戦争が始まる』ってことでいいんじゃないの?」
キバヤシ 「ああ、確かに一見するとそれで筋は通っている。通っているんだが……できすぎているような気がするんだよ
ナワヤ 「はあ? できすぎている?」
キバヤシ 「過去のオーガスト作品を思い出してみてくれ。特に終盤をだ」
ナワヤ 「過去のっていうと『プリホリ』や『はにはに』か…。終盤ってーとシンフォニア号やマルバスが有名だけど」
キバヤシ 「そう、それを見て何か気が付くことはないか?」
ナワヤ 「いや〜特に何も。こんなの普通の“ワールド”じゃんか
キバヤシ 「そう、そのワールドだよ! オーガスト作品最大の特徴とも言うべき“ワールド”、その荒唐無稽さがこの仮説からは感じられないんだよ!
ナワヤ・その他大勢 「な、なんだってーーーーっ!!」
ナワヤ 「い、言われてみれば確かに……。姫さまがスパイってのは十分エキセントリックだが、それだけじゃ今までほどのインパクトはないな……」
キバヤシ 「やはりこの件、もう少し調べてみる必要がありそうだな。よし、MMR緊急出動だ!」
ナワヤ・その他 「応!」

(画面ブラックアウト・OPタイトル)

イケダ 「自分のアメリカ留学時代の友人のツテで例の件について話を聞けそうな専門家を見つけました!」
ナワヤ 「でかした! って、お前の留学時代の友人はロクな奴がいないな
キバヤシ 「よし、じゃあ早速取材だ!(ナワヤの話はスルー)」

(画面切り替え
テロップ:「M大学工学部 渡辺教授(仮名) 日本におけるオーガスト研究の権威」表示)

渡辺 「皆さんよく気づかれましたね。実は一部の研究者の間ではフィーナのスパイ行為に端を発する全面戦争仮説はこれまでも疑問視されてきたんです」
ナワヤ 「ええっ? それはどういう…?」
渡辺 「その話をする前に1つ質問をしましょう。オーガスト作品の共通項を皆さんはご存知ですか?」
イケダ 「ワールド、ではないんですか?」
渡辺 「聞き方が悪かったようですね。それではヒントを差し上げましょう。ヒロインに関することですよ」
ナワヤ 「顔ですか?
渡辺 「ふふふ……、どうやらおわかりにならないようですね。答えは“悪い子がいない”ということですよ」
一同 「!!」
渡辺 「悪い子がいない世界で、フィーナがスパイをするはずがない。ゆえにフィーナのスパイ行為を原因とする戦争はありえない…というのが最新の研究成果です」
イケダ 「でも結先生とかやってることだけ見るとかなり悪人なんですが
キバヤシ 「いや渡辺教授の言うとおりだ。俺もここに来る前に色々調べてみたんだが、どうもあれは悪ではないというのが公式見解らしい。実際、聞いた話なんだが保奈美の暗黒面を抽出した黒ほなみんを商業作品でネタにしようとしたら(以下、レジデント・オブ・サンの妨害により検閲削除)だったそうだ」
イケダ 「しかし…、悪人がいないという説を採ったとするとあのチラシのメッセージは一体」
ナワヤ 「実は深い意味はなくて、そのまま月と地球の物理的な距離がもっと近いってことだったりしてな」
渡辺 「よくお気づきになりましたね。まさにそれこそが我々が提唱している学説なんですよ」
ナワヤ 「な、なんだってーーーーっ!」

(CMイン)

渡辺 「よくお気づきになりましたね。まさにそれこそが我々が提唱している学説なんですよ」
ナワヤ 「な、なんだってーーーーっ!」
キバヤシ 「月と地球が近い…? まさか……“ルンホルム”
渡辺 「ああ、ご存知でしたか。つまりそういうことです」
キバヤシ 「大変参考になりました。ありがとうございます」

(画面切り替え 編集部)

ナワヤ 「キバヤシ〜、1人で納得してないで種明かししてくれよ。“ルンホルム”ってのは何なんだよ?」
キバヤシ 「みんな…、月と地球の間の距離がどれくらいかは知っているか?」
イケダ 「たしか38万キロじゃなかったでした?」
キバヤシ 「そう、その通りだ。だが、もし地球と月がかつてはもっと近くにあったとしたら!?
一同 「な、なんだってーーーーっ!」

ナワヤ 「って、いくらなんでもそんなまさか」
キバヤシ 「そのまさかなんだよ! 東大で行ったコンピュータシミュレーションによれば月は約46億年前に誕生した際には地球からわずか3万キロほどのところにあったという結果が出ている。その後、徐々に離れて現在の位置にまで移動したんだ。これについてはNASAが残したレーザー反射板によって現在でも1年に5センチずつ遠ざかっていることが確認されている」
ナワヤ 「なんてこった…、それじゃ本当に“地球と月とがとても近くにあった頃”はあったのかよ…」
キバヤシ 「ああ、にわかには信じられない話だろうがな…」
イケダ 「そ、それでキバヤシさん。“ルンホルム”というのは?」
キバヤシ 「そうだな、みんなこれを読んでみてくれ」
イケダ 「いつもの『諸世紀』……じゃないですね、何ですかこれは?」
キバヤシ 「ニール・F・カミンズの『もしも月がなかったら』という本だ。この本の第2章で定義されている仮想地球、その名前がルンホルムなんだ」
ナワヤ 「へ〜っ、第2章第2章…っと。! これは!?」
キバヤシ 「そう、2章の副題は『もしも月が地球にもっと近かったら?』――まさに答えだと思わないか?」
イケダ 「…………(本を黙々と読んでいる)」
ナワヤ 「まあネタが割れてみればつまらない結果だったけど、これで万事解決か」
イケダ 「……いえ、まだ解決はしていないみたいですよ」
キバヤシ 「? どういうことだ、イケダ?」

(CMイン)

イケダ 「……いえ、まだ解決はしていないみたいですよ」
キバヤシ 「? どういうことだ、イケダ?」
イケダ 「『あけるり』世界の月の距離にもよりますが、仮にルンホルムと同じく現在の月・地球間の4分の1ほどの距離だったとしましょう。そうするとどういうことが起こるか。ここを読んでみて下さい」
キバヤシ 「場所によっては毎日100メートル級の津波に襲われ、固体潮汐の影響で地震が頻発する……
ナワヤ 「そんな場所じゃ恋愛どころじゃないじゃないか!
イケダ 「そうです、キスをしようとしたら100メートル級の津波に襲われるんじゃ海辺でのデートもできませんし、そもそも地震が頻発してる舞台でギャルゲーなんか作れるわけがありません」
ナワヤ 「くそっ、八方ふさがりか!」

キバヤシ 「…………」
ナワヤ 「まあ、今日のところはみんなで酒でも飲んで気分転換でもするか……ってキバヤシ!?」
キバヤシ 「……(各種資料を猛然と読み漁るキバヤシ)」
ナワヤ 「どうしたんだ急に?」
キバヤシ 「……『あけるり』の舞台はどこだったか覚えてるか?」
ナワヤ 「そりゃ“満弦ヶ崎中央連絡港市”だろ、長い名前だから逆に覚えてるぜ」
キバヤシ 「そう、満弦ヶ崎中央連絡港市だな。それはどこの国にあるんだろうな?」
ナワヤ 「それはもちろん日本に決まって」
キバヤシ 「それは資料のどこかに書いてあるか?」
ナワヤ 「!!」
イケダ 「……少なくともOHPには、ないですね」
キバヤシ 「やはりそういうことだったのか…! ようやく全ての糸が繋がったよ。『あけるり』の舞台、その正体へと!」
一同 「な、なんだってーーーーっ!」

(CMイン)

ナワヤ 「い、一体『あけるり』の舞台はどこだって言うんだ?」
キバヤシ 「今回のポイントは3つある。1つ目は月が地球と近い、つまり相当に過去の地球を舞台としているということ。2つ目は舞台となる都市は月とも交流ができるような高い文明を保有していること。3つ目は地球上では津波や地震が頻発するも、舞台となる街ではそれに困っていないという矛盾。この3点を考えたら、舞台は自然と絞られた」
イケダ 「一体それはどこなんですか?」
キバヤシ 「わからないか? はるか古代に存在し、極めて高い文明を誇りながら何かの拍子に――例えば環境制御装置の誤作動だとか――あっけなく一夜にして津波に飲まれてしまうような、そんな文明があっただろう?」
ナワヤ 「そ、それはまさか……」

キバヤシ 「そう!
  『あけるり』の舞台はアトランティス大陸だったんだよ!

一同 「な、なんだってーーーーっ!!

キバヤシ 「アトランティス大陸で綴られる平凡な恋。だが、それは一夜にして国ごと滅びる可能性の元に成り立つ危うい関係でもある。俺たちのこの平和な生活も実はそれと似たような、だからこそかけがえのないものだ。そう『あけるり』は伝えようとしているのかもしれないな――」

(EDテーマ&スタッフロール)

トマル 「キバヤシさん!
  今体験版プレイしたら、「38万キロ離れた月」の文字がありました!
キバヤシ 「な、なんだってーーーーーっ!!
(観客:爆笑&拍手のち幕 ←ここだけなぜかホームコメディ風に)

意味も無く疲れた……(´Д`;
まあ、当然ながら真面目にアトランティスだ、なんて信じているわけじゃないですけど例のコピーを見たときに、、ふとひらめいてしまったので書き起こしてみた次第。
ちなみにこれを書こうと思っていた矢先に「体験版に38万キロ離れてるって書いてあるよ」と聞いて一瞬心が折れそうになったとかならなかったとか。
とりあえず私の書いた与太はさておき、取り上げた本は良書なので、もし機会があれば読んでみて下さい。

といったところで今日は疲れたのでここまで。

08/29 日本の夏、ツンデレの夏

更新が滞っていたのは前回の雑記が原因で八月信者過激派から狙われていたから(嘘挨拶)
というわけでこんばんは、MU-6です。とうとうゲームの正規感想文の更新が滞って1年になる今日この頃ですが、いかがお過ごしでしょうか?
いやどうにかしなきゃとは思ってるんですけどねえ……。
ま、いいや。
↓で行く人募集してたKOTOKOライブ、なんでも大阪では『went away』『We survive』『Princess Brave!』を歌ったそうですね。
いずれも知名度はさほど高くないかもですが名曲揃い。個人的には『Brave!』よりも『Bride!』の方が好きですけど。
そして何より忘れちゃいけないのは『ねぇ、…しようよ!』を歌ったという事実っ!
多分杞憂だとは思いますが、大阪オンリーだったりしたら本気で泣きます。

いずれにしても今日から♪おっけー( ゚∀゚) ♪おっけー(゚∀゚ )合宿に入ります。
1日に最低3回は聞く方向で。

あ、そうそう。名古屋公演と東京の2回は親か妹が死なない限りは行くと思いますので、当日参加される方は良かったら一声かけてくださいな。
まあ声かけたところで何もいいことはないですけど、開演前か終了後の暇つぶしのお相手くらいはできるかと思いますので。

最近あまり書いていなかったのですが相変わらず映画はよく見に行っています。
今年に入ってから劇場で鑑賞した本数が36本ですから少なくとも1週間に1本は見ている計算になりますか。
冬公開の映画がどれくらいあるかわからないので週1本……つまり年間52本まで届くかはわかりませんが、ここまで見たら1つの記録として目指してみるのもいいかな〜などと益体もないことを考えてみたり。

で、先日は公開されたばかりの『容疑者 室井慎次』を見に行ってきました。
昨年は純愛系の映画が大ヒットしましたがとにかく客が入らない日本の実写映画の中にあって、最後の切り札とも言うべき『踊る大捜査線』シリーズ。
ファンを自認するほどではありませんが、私にしては珍しく最初のテレビ放送の頃から映画になるたびに「事件のオチがショボい」などと文句は言いつつもずっと追い続けているシリーズです。
なので初日に見てやろうといつもの有楽町の劇場に行ったのですが……いや〜凄かった。
この国ってこんなに映画を見る人いたんだと言いたくなるくらい大勢の人が列を作ってるじゃないですか。
見ようと思った回に見られなくて、しかたなく次の回を待つなんて数えるほどしか経験したことないですよ。
やっぱり人気あるんですね、このシリーズって。

のっけからケチがついた感じにはなりつつも都内まで出てこのまま帰るのもシャクにさわるので、秋葉原で時間を潰してリベンジ。
今回はシリーズ中で1,2を争うくらい好きな室井さん主役のスピンオフ作品という期待と、『交渉人 真下正義』が面白かったからこっちには力入ってないんじゃないかな〜という懸念とを半々に持ちながら上映が始まるのを待ちます。
ここ最近映画館に行くとかなりの頻度で聞くことになる乃絵美ボイスに萌えたところで(※解説:現在やっている「高校生友情プライス」というキャンペーンのナレーションが藤咲かおりさんっぽいというお話。誰かダメ絶対音感の持ち主or事情通からの真偽情報求む)上映開始〜。


(鑑賞中)


んーっと、感想としては。
ハッスルツンデレ三つ巴!(意味がわかりません)

いや、そうとしか言いようがないんですがわかりにくいと思うのでちょっとだけ解説しますか。
室井さんがツンデレなのはもう言うまでもないと思うので割愛しますが、今回はほかに新城・沖田という警察庁が誇るツンデレ管理官が揃い踏みするのですよっ!
新城さんは出世したからもう管理官じゃないよっていう意見は無視します。
忘れてる人のために補足すると新城さんってのは筧利夫演じるキャラ、昔「管理官を管理する人」として出てきた方ですな。
沖田さんは真矢みき演じるキャラ、劇場版第一弾(だったっけ?)で女性初の管理官として登場した人でございます。
それで今回はこの新城・沖田の2人が大活躍っつーか美味しいところは全部持っていった感があります。
新城さんは室井さんに対して終盤まで敵か味方かよくわからない立場を採り続けるのですが、今回完全に室井さんの敵サイドに回る警視庁が彼を辞めさせようとする際に「彼のことは私に預けてくれませんか? 切り捨てるならば私が」と言う場面があってですね、あの瞬間だけは新城×室井本を作る腐女子の気持ちがよくわかりました(笑)
あれだよね、「好きな人を他の人間に殺めさせるくらいならいっそ自分が!」っていう。
そういう歪んだ愛情大好きですわ(お前の解釈が歪みすぎです)
対して沖田さんは前回はツンツンだったからか今回はデレデレ(えー
今回四面楚歌の状況に立たされる室井さんを警察組織に必要な人間と考え、自分のこれまでの人脈なども使って徹底的に彼をサポートします。
その懸命さたるや「こいつ、室井に惚れてるんじゃないの?」などと邪推してしまうほど。
……いや、実際にはそんな下世話な感情じゃなくてもっと尊敬だとか戦友を助けるような意識なんでしょうけど。
ちなみにMU-6さん、この映画を見ている間

「それに私が戦うのは…真実や正義のためなんかじゃない。
私が戦うのは…私のお、男(室井)を守るため
あははっ…い、言っちゃった言っちゃったぁ………は、恥ずかし〜」


って沖田さんがいつ言い出すかなぁなんてことばっかり考えてました(死ねよ)

だって絶対あの女は召喚器ライテウス使うって! 絶対!
たまたま直前に『デュエル・セイヴァー』のリリィシナリオ終わらせたから仕方ないんですけど、本当にこの映画だけ見てる分にはライテウス使い出してもおかしくないと思った。


まあ、そんなところが見所ですか。全然役に立たない意見ですか。そうですね。
んでもってもう少し真面目に書くと正直なところ映画としては面白くなかったです。

アホなことばっかり書いている時点で大体察しがついている人もいたのではないかと思いますけど。
何がダメかって概ね全部としか言いようがないんですけど、1番端的に言ってしまえば観客を楽しませる気がないというところが問題かと。
延々長回しの映像をバックに田中麗奈がこれまでの状況を説明するシーンが体感で15分以上続いたときはどうしようかと思ったですよ。
実際はもっと短いのでしょうが、隣のおっさんがアクビをかみ殺すくらいダラダラと状況説明が長いっていう時点で問題です。
さすがに状況説明が終わると多少はテンポ良くなりますが、最初で掴めなくてどうするのかっつー気が。

あと気になったところとしては大きく2点あって――細かい点も言えば事件が例によってショボい、とか色々あるんですが――1つは毎回恒例の組織間の争いが今回はあまりにもみみっちい個人間権力闘争の延長にしかなっていなくて話に華を添えていないということ。
あまり書くとネタバレが過ぎるので伏せますが、これまでのって組織間の争いが必ずあったものの、双方にそれなりの義というかプロ意識みたいなものがあったり、理不尽なルールが横たわっていて手が組めない…というような作りにしていたから話に華を添えていたのに、今回のは単にアレな権力争いが背景にあるだけ。これでは見る側も白けてしまうですよ。
んで、もう1点はラストのオチがあまりにもあまりということ。
それこそこれは書いたら全部ネタバレになるので書けませんけど、二言だけ書かせてください。

「あれじゃまるでデウス・エクス・マキナなオチだ」
「ぶっちゃけ室井さんも弁護士もほとんど何もやってないよね」

これで何かを察していただければと思います、ハイ。
つーわけである方面に注力して眺めると楽しめたのですが、そういう「よかった探し」をしないとなかなかに辛い映画でございました。
個人的には『真下』と差し引きゼロかな、という感じですが……パンフレット見ると監督は「70年代の日本映画みたいな観客を放り出す感じの、悩み多き人間を描いた作品にしたかった」みたいなことを考えていたようですが、やっぱりこのシリーズには根本的にハリウッドノリの方が合っているような気がしますよ。
スピンオフ作品で違うノリをやるのは全然構わないと思いますけど、新規のファンを獲得するか旧来のファンに受け入れられなきゃ意味ないわけで。
今回のはちょっとどっちの意味でも辛いような気が。

以上、ちょっと真面目に映画の感想でした。

本当は色々ゲームの感想雑記も書こうかと思ったのですが映画感想が想像より長くなったので今日は割愛。
次に書くとしたら『FOLKLORE〜』『デュエル〜』といった夏休み中にやっていたものか、『_summer』暴言雑記の2回目(まだ書くのかよ)、『あけるり』体験版の感想、『つよきす』……まあその辺になるんじゃないかと思いますよ。
といったところで今日はこの辺で〜。