魄冬(PC) | |||
メーカー | Zenos | 総合評価 | 30点(駄作) |
ジャンル | ADV | ||
発売日 | 2000/01/28 | ||
シナリオ | 天津甘栗 | 私の2000年初購入ソフトでした。 とても幸先のいいスタートを切れて 嬉しかったのを覚えています(涙目) |
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原画 | 佐伯達也 | ||
サウンド | sinewave.japan |
個人的エピソード |
こういう和風伝奇には滅法弱いので購入。 …好きなんですよ、前世系の話とか。 |
内容 |
想い 悲しみ すれ違い 愛の骸は 夢の幻 今では知る人もいなくなった悲しい言い伝え。 山間の小さな町に残る「五日夫婦」と呼ばれる風習を軸に 過去と未来、人々の想いが時空を超えて交錯する。 忘れたいもの 忘れたくないもの 忘れられないもの ―――刻が紡ぎ出す切ない物語。 (パッケージ裏より) #これだけ読むと凄く面白いものになりそうなのにね(ぉ |
システムとか |
読み返し機能はありませんが、シナリオの質上の問題があるのであまり困りません。 スキップ機能は選択肢までの強制スキップが付いています。 スキップ速度自体はなかなか高速でいい感じです。 鑑賞モードもシーン回想を含めて1通り揃っています。 セーブ個所は8つ。ED数がバッドも含めて6つ(しかもED直前で分岐)なことを含めれば十分な数でしょう。 しかし、このセーブについては大きな疑問があります。 このゲームは「痕」のようにクリア順番が固定されているのですが、クリアしてEDを見たあとセーブして、次のプレイ時にそのファイルをロードしないと永久に1人のキャラしかクリアできないのです。 システムファイルを用意してクリアフラグはそっちで管理すればいいのに、と思うのは私だけでしょうか? 見たCGやシーンについてはシステムファイルで管理しているようなので、なおさらこのフラグ管理には疑問が残ります。 あとは普通の選択式ADVです。 選択肢の数がかなり少なめのが気になりますが全体の数多くの問題からすれば些細なことです(ぉぃ |
絵とか |
塗り自体は水準以上です…が原画の方に若干難あり。 キャラの描き分けがとにかくできていません。 もうちょっと描き分けて欲しかったです。 あとは「響」というキャラが某ナデ○コのホシノ・ル○に激似なことも難点でしょうか(禁句) 他にも頭身の低い子供時代のデッサンとか、まあ色々言えばキリ無いです。 根本的には好きな絵柄なんですけれどもね^^; とりあえず主人公が「いつの間にあんなに大人っぽくなったんだ?」と思うはずの幼なじみの下着姿がどう見ても○学生なのはマズイと思いました。 シナリオと絵の整合性の問題上。(○には小でも中でもお好きな方をどうぞ^^;) |
音楽とか ※音声はありません |
作曲レベルが低いというわけではないんですが曲を聞く気になりませんでした。 PCM音源を使って流しているのですが、WAVファイルをCDまで読みに行くならCD-DA形式の方がいいと思うんですが。 44.1KHz、ステレオのWAVファイルなのを確認するとなおさらそう思わずにはいられませんでした。 我が家ではかなり音飛びしましたので評価できずじまい^^; 音声がないのはいいのですが効果音は欲しかったです。 NOVやADVが文章や音で演出をしなければ何で演出するんでしょうか? 効果音1つでずいぶんシーン効果が変わるのに……。 というわけで音関係の評価はかなり低いです。 |
シナリオとか |
基本的には事前の予想どおりの前世系の話です。 ただ間違っても「痕」や「久遠の絆」を想像しないように。それは侮辱です。 強引な展開(終盤強制的に前世の話を全部「夢」の形で見せられる)、何の葛藤も無い主人公、 など前世系の話をやる以上避けるべき要素がかなり入っています。 (展開の強引さには「痕」なんかも実は似たようなものですけど、テキストや見せ方のレベルが違いすぎます^^;) これらの要素が目に付くのはテキストレベルがあまり高くないせいでしょう。 「読ませる」度合いが低いです。 まさか1プレイあたり2時間くらいのソフトで冗長に感じるとは思いませんでした。 全体としてはボリューム不足なのになぜか長く感じるという……まあ、そういうことです。 しかし最大の難点は「敵」だったりします。(以下ネタバレ) 前世からの600年にわたる因縁の相手の目的が「昔から狙っていた姉妹(の生まれ変わり)を犯すこと」だと知ったときには呆れるのを通り越して笑ってしまいました。 今までにプレイしたものの中でも随一のショボい理由です。 最終目的(たとえばもっと大きな力を手にする、とか)を達成する過程でヒロインの体を狙うならわかるんですがこの敵の場合、これが最終目的ですからね。 なんかもうこの時点でやる気が8割方消えました。主人公もよくこんなのと争う気になるなぁ。 (ネタバレ終わり) とまあかなり難点だらけなんですがHシーンはなかなかでした^^; って本筋以外を褒めてもあまりフォローになってませんね(爆) |
総評 |
爆死。私は見事に地雷を踏んでしまいました。 同じ前世系地雷ソフトの「儚想〜あねもね〜」にもシナリオの本筋自体は劣ります。 なのに何故点数は同じなのかというとこっちの方がHシーンが充実しているのと、 「儚想」にあったスタッフ内部だけでの完結という現象がなかったからです。 とりあえずはプレイヤーにも話の内容は伝わってきているので。面白くないけど。 プレイ時間も短く選択肢も少なく本来なら「ボリューム不足」の声が出そうなんですが、 少なくとも私は時に長く感じました。これが致命的。 まとめ。地雷を自ら踏みたい人以外はやらなくてよし。 百歩譲ってホ○ノ・ルリが好きな人くらいでしょうか?(爆) ……でも、そういう人はナイトメア(同人ソフト)やればいいんですよね^^; |
書いた時点での総プレイ時間 | 7時間40分(コンプ。やり直しなど無駄プレイ含む) | ||
お気に入りのキャラ | 特になし。強いてあげれば社響 | ||
お気に入りのセリフ | 特になし |
初版2000/02/13