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15日(日)  今回の一番のお気に入り「九イ分」そして台湾カラオケ初体験
昨日リーホンイベントでいけなかった九イ分が今日の一番の目玉!映画「非情城市」のロケに使われたということで、この街には、ぜひいってみたいって思っていた。非情城市に使われたレストラン前でみんなが写真を必ずとるって、ガイドブックに書いてあり、そのレストラン以外は見所はあまりないと思い込んでいたことが、大きな間違い!魅力的な建物が多く、情緒があり、風光明媚!想像以上に素敵な町だった。

今まで私たちが訪れた場所の中で、九イ分が一番遠いところだった。地下鉄ではなく、台北から電車にのらなくてはならない。その電車もなんだか種類が一杯あって、下調べをちゃんとしていなかった私たちには切符を買うことから苦労してしまった。台湾の鉄道には普通から特急までいろんな種類があり、その種類の意味もよくわからない。まず自分の乗る電車を決めて乗車券を購入しなくてはならない。よくわからなかった私たちはまず最低料金のチケットを買ったのだけど、時刻表を見るとその鈍行列車はかなり後の時間しかない。あまりに値段が安いということもあって、そのチケットは捨てて、比較的早く乗れそうな「自強」列車のチケットを買う。倍以上高い!(とはいっても、80ドル=280円くらい)買ったあとにガイドブックをよんだら自強は特急列車。九イ分へは瑞芳駅からバスにのろうと決めていた。瑞芳まで、普通だと1時間。特急だと40分。特急の場合は、全席指定なので、席の確保にはあらかじめ指定券も窓口で買うってことに駅のホームに入ってしまってから初めて知った。ただし、あいている席があればすわっていいというラッキー、アンラッキーの世界らしい。とりあえず、あいている席にすわり、この席の券をかった人がいないといいなあと、電車が発車するまではなんだか落ち着かなかった。電車が発車しても、誰も席にはこない。よかった〜!日本のシステムと違い、車掌さんの切符の検札はなかった。40分の電車の旅、外の風景は日本の田舎のような感じで、なんだか日本で旅行をしているような錯覚に陥る。

自強の社内             自強列車             瑞芳の駅

    

九イ分は「瑞芳」駅から更にバスで15分くらい昇っていくところにある山間の町。この町は本当に坂が多い。台北から見ると、東部にあたり、昔金鉱が発見され、ゴールドラッシュで栄えたことのある町らしい。週末には観光客がたくさん。お茶屋の小姐の話によると、なぜか金曜日と月曜日に日本人観光客がいっぱい、土曜日と日曜日は、台湾の人ばっかりとのこと。今日は日曜日だから、台湾人でいっぱいよ〜って言われた。この町は地元の人にも人気がある町ようで、週末、道がかなり渋滞するようだ。

バス停をおりてすぐ九イ分の繁華街がある。さまざまなお店が並ぶ繁華街は車は通ることのできない細い路地にある。狭い道は人で一杯で、のろのろ歩き状態。圧倒的に食べ物屋さんが多く、歩いていると、めずらしい食べ物がたくさん!どれもこれも食べてみたくなる。歩いているだけで、すごく楽しい〜。九イ分の名物は「芋圓」というちょっとイタリア料理のニョッキのようなもの。これを甘い汁で煮たものを、暖かいまま食べたり、冷たくしてたべたり、さらにカキ氷と一緒に白玉みたいに食べたりするらしい。(私も絶対食べてみたいと思って、買って見たのだが、私がかったものは、自分で調理する原料だった〜!帰りの駅で食べてみたら、なにも味がしない。容器をよくみたら、なんと調理の方法が書いてある!日本に持って帰り、作ってみたら、すごくおいしかった〜!)

町を歩いていると1軒のお茶屋さんがあるので、入ってみた。台湾にきたら絶対ウーロン茶を買わなくては!って思っていた。お店で試飲させてもらう。ここですすめてもらった150グラム400ドルのお茶を買う。このお茶は本当においしい〜。ちょっと日本の緑茶に近いような気がした。ただ、緑茶とちがうのは、7回くらい飲めること!このお茶はそのまま水の中にいれて、冷たいお茶として飲んでもおいしく、とっても便利。本当は一番高い300グラム1200ドルのお茶も買いたかったけど〜!(これは試飲させてくれなかった〜)店で一番安い300グラム400ドルのものでも、かなりおいしかった。お店の小姐曰く、「人にプレゼントするときは、一番安いもの、自分が飲むのはこっちの高い方にするといいよ!」でも、安いものでも、かなりおいしいのでいいと思うけど、日本人の感覚とはちょっと違うかなあって思った。この店のお茶は自分たちで手作りをしているので、他のお茶屋さんのものよりは安いとのこと。他のお茶屋さんは、製造過程の一部をアウトソースしているってことかしら?日本で有名な凍頂烏龍茶は、一つの種類であって、別に最高級品であるわけではないってこともはじめて知った。お茶屋の小姐の話では、とにかく凍頂は、有名なだけよ!もちろん凍頂もおいしいけど、凍頂より、おいしい烏龍茶は他にもたくさんあるのよ〜!って。たしかにこのお茶屋で販売されている凍頂の値段は、ここの安いお茶とほとんどかわらないような値段だった。台湾に来る前は凍頂をかうつもりでいた私だったけれど、試飲して超おいしかったお茶をかうことに。パッケージを見たら、最高栄誉賞受賞!って書いてあった!!150グラムで400ドル(1400円)。それほど安くはないけれども、香港でかった高いお茶にくらべると遥かに安い!!そして、このお茶が日本にきたらきっと倍の値段になってしまうんだと思った。

お茶屋の小姐、日本語上手!  お茶屋さん外観      この店で最高級のもの!   狭い道にお店と人が一杯!
   

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滞在日記番外篇 〜 台湾旅行