1stミッション・プロローグ


アレク「どうも私はたいした悪ではないという風評が立っているようだな」

ヘカテ「事実だと思いますが」

アレク「そーではないっっっ、私こそが真の悪であるということを見せてやるわ!」

フェル「殺人・誘拐・恐喝・強盗、どれにするんですか?(^^)」

アレク「どれも小さいな」

フェル「え、じゃあ、恒星破壊砲で一星系丸ごと‥‥
     それでこそ悪の帝王ですぅ(;_;)」

アレク「‥‥‥‥そうではない、勘違いするな。
    私は悪の歴史を紐解いてみた。するとだ、名だたる悪がほとんど実行し、
    かつ失敗している悪を発見したのだ」

フェル「すごいじゃないですか!それは何なんです?」

アレク「ふっ‥‥それは教えられない」

フェル「どうしてですかぁぁぁ、僕にも教えられないなんてぇぇぇ(;_;)」

アレク「何者かがこの悪の秘密結社に盗聴器を仕掛けてあるとも限らぬ」

ヘカテ「そんなことをして、誰にメリットがあるのでしょうか(^^;」

フェル「正義の奴らに決まってるじゃないですか!」

アレク「まあ、お前たちには特別に教えてやろう。‥‥ゴニョゴニョ‥‥」

フェル「‥‥‥‥‥‥‥‥」

アレク「これを正義の奴らに邪魔されることなく完遂すれば、私は悪の中の悪の
    座を手に入れることができる!そうは思わぬか?」

フェル「‥‥僕、遠慮したいなぁ」

アレク「なにっ!?この計画には、お前の協力が不可欠なのだっ!!」

フェル「わかりましたよぉ‥‥気が進みませんけど。‥‥で、その後はどうするん
     です?」

アレク「彼らの前で私が演説し、私の有り難〜い主張を刷り込むわけだ。
    すると、親兄弟にもそれが波及し、やがてはここ、サングロイアの、ひいて
    はクーリエ全ての人々に‥‥。
    宇宙で最も複雑かつ広大なものは、人の精神世界。
    これに直接働きかける、これが最も大きな悪なのだ!わははははっ」

フェル「はぁ‥‥聞いた僕が馬鹿でした」

ヘカテ「確かにあまり人に迷惑をかけないといえばかけませんが‥‥(^^;」

アレク「何故呆れるのだ、お前たちっ!?(^^;;;」





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