アンのらぶらぶ大作戦☆(その1) 町人A「おい、見ろよ、シリウスだ。 また鎧着て歩いてるよ」 町人B「すげー、今日はお姫様のオプション付きだ(笑)」 町人A「あのお姫様役の人誰だろう?可哀想に、シリウスに付き合わされて」 町人B「それにしてはお姫様ドレス、着こなしている気が……」 町人A「まさか?シリウスじゃあるまいし(笑)」 町人B「……だよな(笑)」 町人A「あれ?なんか執事風ジジィまでついてるぞ」 爺「お嬢様ぁぁぁぁぁ〜、爺も、爺も連れていってくださいませぇぇぇ……」 町人B「う〜ん、オプションまで本格的とは、さすがシリウス……(^^;」 町人A「そうすると悪役も必要だよな」 町人B「お前がやったらどうだ?(笑)」 町人A「やめとくよ。あの背中の長剣でずんばらりんは嫌だ」 町人B「どうせ刃がついてない偽物だろ」 町人A「でも、あのシリウスだぞ(^^;」 町人B「……まさかなぁ(^^;;;」 アン「ねぇねぇシリウス様、アンにその剣見せてくださぁい」 シリウス「ん?構わないぜ。よっこらせ、と」 アン「アンが悪者に襲われそうになったらぁ、これを使って助けてくださいますよ ねっ?」 シリウス「ああ、勿論だぜ!まかせときな!」 町人A「お、おい、あれ見ろ、剣抜いたぞ」 町人B「ま、まさか俺達の会話が聞こえたんじゃ無いだろうな(^^;」 町人A「シリウスって……耳、良かったよな、確か」 町人B「え(^^; うわっ、こ、こっち向いたぞ、逃げろっ」 アン「あ、シリウス様、あの人たち逃げたぁぁぁっ!!きっと悪者に違いありませ んっ。成敗しちゃいましょっ(^^)」 シリウス「任せておけ!……ってォィ」 町人B「やべ、ロックオンされたみたいだ」 町人A「こうなったら……恥ずかしいけど解除信号送るぞ」 町人B「……あれか(−−;」 町人A「背に腹は変えられないぞ」 町人B「仕方ない。……せーのっ」 町人A&B「お、おぼえてやがれぇっ!」 シリウス「……何をだ?(^^;」 アン「(せっかくのシリウス様大活躍の場面だったのにぃ……)逃げられちゃいま したねぇ……アン、シリウス様の大立ち回り、見たかったのになぁ……」 爺「お嬢様、そんな不謹慎なことをおっしゃられてはいけません」 シリウス「おおうっ!?……いきなり出てこないでくれ、驚くだろ(^^;」 爺「申し訳ございません(^^;」 アン「爺!?なんでこんなとこにいるのよぉぉぉ、アンとシリウス様のラヴラヴデート の邪魔しないでよねっっっ」 爺「(お嬢様、ここは仕立てた暴漢を襲わせるというのは……)←小声」 アン「そんなことする必要ないわ。アンがこんなに可愛いんだから、そのうち誰か がシリウス様の剣の錆に立候補してきてくれるわよ☆」 爺「……そうですな……」 爺はそういうなり、寂しそうに去っていった。 シリウス「……神出鬼没とはこのことだな(^^;」 アン「まったく家の仕事をほっぽりだして、何やってるのかしら……(−−; こんど爺が出てきたら、かっこよくやっつけちゃってくださいねっ(^^)」 シリウス「い、いや、それは相当マズいと思うんだが(^^;」 アン「シリウス様の素敵なお姿が見たいだけなのにぃ……でも、お楽しみは後に 取っておくのもいいかもしれませんねっ(^^)」 シリウス「あ、ああ、取っておいてくれ(^^;」 |