アンのらぶらぶ大作戦☆(その3)


    アン「すーぱーってあんな場所だったんですねぇ、お勉強になりましたぁ☆」
  シリウス「そうか、スーパーにも行った事なかったんだ。どう、感想は?」
    アン「あんなにいっぱいいろんな物が並んでるとは思いませんでしたぁ。
       荘園で作るよりもずーっと簡単そう……」
  シリウス「簡単かぁ。そういう考え方、した事なかったな」
    アン「でも、シリウス様にごはん作っていただけるなんて、幸せっ(^^)
       クレセントお姉さまがうらやましいな、いつも食べられるなんて」
  シリウス「お姉さま、はやめといたほうがいいな(笑)
       それに、食べたきゃいつでもきなよ、いつでも作ってあげるぜ」
    アン「嬉しいっ☆毎日お邪魔しちゃおうかなぁ……なんてねっ。いくらアンで
       もそんな失礼なことはしませんよぉ〜、安心してくださいねっ(^^)」
  シリウス「いつでもおいで、俺は構わないぜ」
    アン「でもでも、食べに行かなくても毎日食べられるほうがいいなぁ〜。
       ねっ、シリウス様(^^)」
  シリウス「?? いや、届けるよりかは食べにきてくれた方がいいんだが……」
    アン「や〜ん、気付いてるのにわざとボケるなんて、シリウス様最高っ☆」
  シリウス「最…高?何の事だ?」
    アン「だぁかぁらぁ、アンにとって、シリウス様は最高の方だってこと
       ですぅ(^^)」
  シリウス「?まぁ、最高ならいいか」



  シリウス「あ、アン、俺ちょっと着替えてくるから」
フォールス「おいおい、一応紹介くらいしてくれよ」
  シリウス「そうだったな。えっと、こっちがフォールスで、あっちがクレセントだ」
 クレセント「随分と投げやりな紹介をしてくれるじゃない(^^;」
  シリウス「まぁ、あとは任せたよ。じゃ、ちょっと着替えてくるな」
 クレセント「はいはい。あたしはクレセント。まぁGF戦に参加してるし、改めて自己
       紹介する必要は無いよね」
フォールス「俺はフォールス。MMでは二人のメカニックチームをまとめている。
       二人の保護者、ってとこだ。よろしくな」
    アン「こんにちは、フォールスおじさま、クレセントお姉さま。
       アンリエット・ド・ラ・ターシュと申します、どうぞよろしくお願いします
       (ぺこり)」
フォールス「おじさま?よしてくれよ、俺はそんな歳じゃない(^^;」
    アン「(え、30以上はおじさまって呼べって教えられたのにぃ)
       はい、ではフォールス卿……で、よろしいですか?」
フォールス「よろしくないっ(笑)」
    アン「フォールスさん。こうお呼びすればよかったんですねっ。
       ごめんなさいフォールスさん。わが家は礼儀作法に厳しくて……」
フォールス「礼儀作法に厳しい、か。クレセント、すこしは見習ったらどうだ?」
 クレセント「あたしも一応作法くらいは知ってるんだから。無視してるけどね。
       そうそう、お姉さまもやめてね。あたしの事は呼び捨てにしてくれて構わ
       ないよ。これからGF戦でお手合わせすることにになるかもしれないね、
       よろしく(^^)」
    アン「は〜い、でも、年上の方を呼び捨てにするのは失礼だと思います
       ので、クレスさんって呼ばせていただきますね〜」
 クレセント「うん、それでいいよ。あ、あたしに対して失礼はいくらでもオッケーだか
       ら。あたし自身、無礼のカタマリみたいな人だからね」
    アン「もしかしたら、連日押し掛けたりしちゃうかもしれないんですけど、
       その時はよろしくお願いします」
 クレセント「毎日だって構わないよ。あ、あたしはちょくちょく忙しいけど、シリウスは
       いつでも空いてるから安心していいよ」

と、そこへシリウスが戻ってきた。先程までの鎧姿ではなく、ごく普通の青年、と行った感じの恰好だ。

  シリウス「すまない、待たせたな。といっても夕食つくるのはこれからだから、もう
       すこし待ってくれな」



    アン「シリウス様のお料理、期待以上でしたぁ(^^
       うちの料理長解任して、シリウス様になっていただきたいくらいっ☆」
  シリウス「そんなに喜んでもらえたら光栄だな(^^)ところでさ、時間大丈夫?」
    アン「……あ、もう外は暗くなっちゃってたんですねー、とっても楽しかったか
       ら、時間が経つのが早かったなっ(^^)
       では、そろそろ失礼します。爺も心配してるでしょうし……」
  シリウス「それじゃあ俺が送ってくよ。すっかり遅くなっちゃったしね。
       というワケで車借りるぜ、フォールス」
フォールス「構わないが……傷つけるんじゃねえぞ」





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