Paranoiacな日々
-2001年07月-
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2001/07/19

SEGAVF4が、ロケテストしていたりしますな。
 なんか、ジャッキー顔怖いんですが(笑)
 もちょっとこう、アメリカン悪ガキ風味だと思ったのだけどなあ。
 松本嵩春氏の『レジェンド・オブ・サラ』の影響が大きいかな。ここらへんの感覚には。
 まあ全体的に、おっさん、顔が怖いのですが。このゲーム。
 ラウとかジェフリーとか。道で出会ったら逃げるね。絶対。

*そういうビジュアルのハナシではなく、功夫ということについてですよ。
 格闘モノは、どうもちょっと、最近やる気がないのです。
 まあ歳とったっつーコトなのかもしれません。
 いやマジで、10代の人間の反射神経と集中力には、ぜんぜんかなわないものがあります。VF2やっていたときには、既に20代半ばだったもので、そのころから思っていたのですがね。
 あたしの集中力とか反射神経とかが最高潮だったのは、後から思い出したらカプコンのSF2ターボくらいのころかなあ、となるわけで、そうするとやはり10代後半なんだよなあ。
 まあそれでも、面白いと思えば、やるんですがね。功夫だって積みますが。

*で、ゲームにおける功夫です。
 色々と考えたのですが。格闘モノに限らず、対戦形式のゲームでの"功夫"ということは、実は、非常に実際の"格闘技"の功夫に近いものがあり、そして同時に非常に遠いところにあるものなのだと、思うのです。
 まあ、実際に格闘技をしている、ってワケでもないんで、想像とか伝説とかでの話です。
 "神槍"李書文の伝説なんかでもありますが。習い覚えたたったひとつの技を、繰り返し繰り返し、愚直なほどに練習をし、ついには、ただ半歩踏み出し、ただ一撃打つだけで全ての試合に勝つようになる。そういう、功夫の伝説。
 これに、近いものがあると思うわけです。
 あたしは、対戦するときに考え過ぎだ、と、言われました。あんまり考えないで、有効な技を、そのタイミングで、確実に打ち込む事、それでいいのだ、そうです。
 なるほど、確かにそうで、戦略、戦術の範囲の思考は兎も角、一つ一つの動作について考えて動いていては、格闘技に限らずスポーツ全般について言えば、それは遅すぎる事になります。
 練習すること、功夫を積むということは、すなわち、そのタイミングを認識した瞬間に、一連の動きを、思考することなく、正しく確実に行うこと、これが常に可能であるように身体の仕組みを造り変えることである、のでしょう。
 格闘ゲームなどでも同じことが言えるのではないでしょうか。
 鉄拳で10連コンボの練習をしたり、推窓望月(懐かしいフレーズだな)の練習をしたり。これってば、つまりそういう『一連の動きを、思考することなく、正しく確実に行う』ために練習しているのだと思うのです。
 ひとつの『技』としてのコマンドだけではなく。コンボ、連続技、連携技、そういう一連の動きを、そういえばあたしも練習したものです。ジャンプ大P→立ちP→昇竜拳、とかね。古いねどうも。
 もちろん、そのような練習をして『体が動く』ようになったらそれでいいのかというとそういうわけでもなく、次にはこの『動き』を、どのタイミングで行うかという練習が必要だったりするのですが。
 しかし、有効な連携には、そのリスクの少ないものというものも多く存在していて、ただその動きを繰り返しているだけで、あいてから攻め返されることが少なく、またどこかでひとつ当たれば大きなダメージを与える事が出来る、なんてモノもあるわけです。
 飛び道具→対空なんてのも、そうだな。
 そうすると、その技(技の連携)のみを、ただ繰り返すだけの人々というのが出てくるわけで、それもよく考えたら『崩拳ひとつで勝ちつづけた』ってのとなにやら似たものを感じたりもするのですが、やられている方にとっては、同じことを繰り返すだけの、思考能力の足りないやつに負けているってことで、非常に気分のよろしくないものです。
 で、この『気分のよろしくない』ってのは、なぜそうなのかというと。
 これが、ゲームがゲームであるが故の違いなのでは、と。
 まず、ゲームという非常に選択肢の限られた時空間においての動作であるため、何かの動作に対して取り得る動作が、それほどないということ。
 例えば、画面端で波動拳打ちつづけられたら、ジャンプするかいいタイミングで返し技を撃つかガードするか、しかないわけで、他の行動はほとんどなく、しかもハイリスクだったりするわけです。肘→下段返し込み下Pとか。どないせえっちゅうねん。
 次に、その"功夫"を積むために必要な時間が、それがゲームである(例えば、8方向レバー×1+ボタン×3というわずかな操作肢のみしかない)ため、比較的短時間でよいということ。
 功夫を積むのに10年も20年もかかるもんではないのですよ。
 しかも、その"功夫を積む"ということに対して必要なのは、ただ単に知識だけでよい、ということ。
 雑誌、古くはゲーメストなんかですな、とか、インターネット上でとか、そういうところから知識を拾ってきて、試すだけでよいのです。それに対して、己の知識とか思考とか判断とかひらめきとか、そういうものは何一つ必要としないのですよ。
 総括すると、本から拾った他人の知識を、ちょっと練習するだけで、簡単に強くなれてしまい、しかもそういう強さに対抗するのは結構難しい、ということ。
 いや、強い人が全てそうだ、とはいいません。
 本当に強い人ってのは確かにものすごい。相当量の練習をし、自分のイマジネーションで開発し、そして判断、操作、反射神経等自己の能力を限界まで引き出している人ってのは実際いるし、それは、本当に、すごい。
 要は、そういう人のたどり着いた地平まで、知識だけでも容易に近づく事が出来てしまうという事。
 どうも、ね。
 己の能力を使い闘っているのではなく、ただ知識と脊髄反射だけで遊んでいる人が多くて、イヤなんすよ。
 裾野の広いゲームでは特に。
 なんだ。
 長々と書いたけど、この一文でよかったのか。
 知識と脊髄反射だけ。なるほど。

バーチャストライカー、やっていますが。
 格闘はやらないかわりに、こっちはず〜っとやっています。
 で、このゲームが、そういう『脊髄反射だけの人』が多いんだ、また。
 以前の、2ver2000の時には、とりあえずサイドラインぎりぎりを駆け上がる、エンドラインぎりぎりに浮き球を上げる、無理矢理コーナーキック狙い→ショートコーナー、等のプレイしかしない、馬鹿大全開の人が多かったものですが。
 現在可動中最新型のVS3では、スライディングしかしない人が多くてびっくりです。あとショートコーナーより普通に蹴り込んだ方がゴールしやすいので、もう誰もショートコーナー使いません(笑)。
 ゲームである以上、なんらかの"パターン的な"組み立てが存在していて、まあもちろんそれは実際のスポーツでもそういうパターンみたいなのはあるのですが、VSでのそういうパターンての、当然ゲームなんで、非常に"安易な"パターンとして存在したりするわけです。
 ショートコーナーってのも、そのうちのひとつであるし、キックオフ時にも、プレイヤー全員が、決まりきった配置からゲームが開始されるという前提から、そういう『パターン』の存在が、容易に推測されてしまうわけです。
 で、それしかやらないヤツってのが、多いのですよ。
 ぐるっと大回りしつつサイドライン際に走り込んで、ドリブルで持ち上がり、適当に前パスを出すと飛び出したフォワードにパスが通って、ほとんどノーマークからセンタリング、そしてシュート。とかね。
 今の、VS3だったら、少し横に走って斜め前にパス、前に走って、斜め前にパス、これでゴールへ向かう選手が、ディフェンダーを振り切っている場合があるので、ペナルティエリア内まで走りこんでゴール、とか。
 どうもね。
 遊んでいると、楽しくないのですよ。こ〜いう人々とは。
 とりあえず前に放り込む、味方がいようがいまいが関係ない。味方に渡ったらまた前にパス、敵に渡ったらタックルとスライディングとで無理矢理奪って前へ。う〜む、脳みそ使ってないぞ、こいつ(笑)。
 フォーメーションを考えて、タイミングを計って、そうしてプレイしたら面白いゲームなんだけれどなあ。
 で、こういう、サイドラインべったり君とか、前に流すだけの人とか、こういう人に対抗しようと思ったら、確実なディフェンスをするか、早めにドリブルを切るか、どっちかなのですな。あたりまえですね、サッカーとして。
 で、確実なディフェンスってのは、実は難しい。ディフェンダーはあっさり振り切られるし、パスを予想してもカットするようにディフェンダーを操作するのは、多分に運の要素があったりする。早いパス回しってのは、ディフェンダーをかき回して穴を作って振り切るためのものだしね。
 ほんで早めにドリブルを切ろうとすると、スライディングに頼ることになってしまう。なんと、馬鹿に対抗しようと思ったら、こっちも馬鹿になる必要があったりするのです。
 悲しいなあ。
 あ、う〜む。なんか、愚痴を言いたかったのか、あたしは。
 つまらんので終わり。

*小野寺浩二大先生作『妄想戦士ヤマモト』(少年画報社/ISBN4-7859-2103-X)ですよ、皆様。
 もう、黒崎堕美泥様、格好よすぎ(笑)。
 白いスーツ着て戦うんだよっ!?
 スーツ姿で闘うおっさんって、なんか異常に格好よいと思いませんか。
 衝撃のアルベルト様(byGR)もそうでしたかね、そういや。
 龍虎の拳のキング様も、おっさんではないけどスーツ姿だな。
 スーツ姿っての、それだけで『男の戦闘服』だよな、確かに。
 スーツってのは『大人の男性』っていう記号であり、同時に『紳士』という記号でもある、と、いえるでしょうか。
 う〜ん。分析はそのうち。とりあえず、かっこいいぞ!!

2001/07/03

*本当は『妹のひみつ▽3』での盗作疑惑のハナシとか(あたしはみやもと留美先生のファンだったので、速攻気がつきました)。
 有名なのかもしれないけれど、あたしは初めて知ったこんなに面白いサイトのハナシとか。
 色々あるんだけれどな。
 会社では、そんなヒマはないぞ(笑)

*こんぴうたはGatewayのにしましょうかね。

*思い立って、『どれふぁ』『もれみ』のキーワード検索をGoogleにて行ってみました。
 結構ひっかかりやんの(笑)
 案の定、と言いますか。みんな同じコト考えるんだなあ、と言いますか。
 ま、つまり、この略し方は『普通』だってことですね。むう、つまらん(笑)

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by Die
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