*コミックス記
タイトル:ないしょで・しません?
著者:みやもと留美
出版社:富士見出版講 富士見コミックス
ISBN:ISBN4-89421-492-X
えろです。えろ本です。
メガネっ娘とイモラル大好き、みやもと留美の、メガネっ娘とイモラル満載のえろまんがです。
このコミックスで考えてみても。
牧野先生(先生・眼鏡)
本村さん(クラスメイト・委員長・眼鏡)
鈴(実の妹)
伊藤さん(先輩・眼鏡)
池宮(クラスメイト)
奈央(実の妹)
萌(奈央のクラスメイト)
母(実の母・眼鏡)
眼鏡率は50%、肉親率は37.5%です。う〜ん。萌え(笑)
タイトル:Mr.ボーイ
著者:山本貴嗣
出版社:双葉社
ISBN:ISBN4-575-82730-4
現実の日本には存在しない(公式には)囮捜査官(アンダーカバーコップ)を主人公とするアクション。
格闘技や護身術、銃器などに対する造詣がとても深く、名作を数多く出されています。
あたしはセイバーキャッツが特に好き。
SFやファンタジーのマインドも素晴らしい。
タイトル:DAI-HONYA
著者:とり・みき/田北鑑生
出版社:早川書房
ISBN:ISBN4-15-208429-4
SFハードボイルドギャグ。紙に印刷された書籍の激減、出版社保護のために制定された『書店法』、大資本による著作権の独占、地下に潜伏し先鋭化する同人誌、巨大書店に対するテロリズム、増加する書店関連犯罪に対するために設置された『書店管理官』…。そんな近未来を舞台に、巨大書店『文鳥堂』で発生する犯罪に立ち向かう書店管理官『紙魚図青春』の闘いを描いた作品です。
SFであり、ハードボイルドであり、ギャグです。
全編に散りばめられた大量のギャグ。世界を構築するSFマインド。そして過去を背負う紙魚図の、時折見せる哀愁。
とり・みきの代表作の一つだと思います。
タイトル:THE LAST BOOK MAN
著者:とり・みき/田北鑑生
出版社:早川書房
ISBN:ISBN4-15-208438-3
前作『DAI-HONYA』の続編。書店管理官『紙魚図青春』の闘い再び。全ての『情報』の独占を目論む巨大ネットワーク企業『調和社』、本に対して過激な思想を持つテロリスト達、書店を襲う伝説の『ゲオルグ』。一件の書店『愛宕山ブックセンター』を守るために立ち上がる紙魚図青春。
本を愛する全ての人に捧げられる、珠玉の一品です。
タイトル:それいけ!!ぼくらの団長ちゃん<1>
著者:小野寺浩二
出版社:少年画報社 YOUNG KING COMICS
ISBN:ISBN4-7859-2182-X
タイトル:それいけ!!ぼくらの団長ちゃん<2>
著者:小野寺浩二
出版社:少年画報社 YOUNG KING COMICS
ISBN:ISBN4-7859-2231-1
もちろん、我らの『漢(と書いて"おとこ"と読む)』を強烈に揺さぶる、伝道師、小野寺浩二の作品です。漢気にあふれています。
この作品を読んで、貴様は泣けるかっ!?
真の漢であれば、泣くはずだっ!
大丈夫だよ。泣くことは恥ずかしいことじゃないよ。汗は心の涙だよ。
つうか、神崎凛!!
あんた、キャラクター的に卑怯すぎ。
ちんまくって、可愛くて、えろっちくって、実はすごく強くて、そしてどんな男よりずっと漢らしくかっこいい。
あんた、卑怯だ。そんなに格好よかったら、好きにならずにいられないよ。
タイトル:太陽の簒奪者
著者:野尻抱介
出版社:早川書房
ISBN:ISBN4-15-208411-1
コミックスではなくて小説ですが。
本格的なSFです。いわゆる『ライトSF』ではない、SF風味に味付けされた物語ではない、SF的未来を舞台にしただけの作品でもなく、SF的ガジェットを用いただけの作品でもない、SFとしての思想に真っ向から立ち向かった作品です。
異文明とのファーストコンタクトという命題は、小説の分野では非常に重大なテーマとして分類されているのですが、殊に『人間ではない』異文明、すなわち地球外生命体とのファーストコンタクトと言うテーマは、その特質上SFのテーマとして託され、遥か昔より幾多の先人達が膨大な思考実験とその成果を残しています。
この、ファーストコンタクトと言うテーマを、生命ということ、思考すると言うこと、意思の疎通をすると言うこと、そういう事の哲学的な意味を絡ませて書いています。
心を伝えると言うこと、なんていうと、詩情的すぎるかなあ。
しかし、そういうことでしょう。この作品は、心を伝える手段についての思考実験である、という纏めができるかと。
この野尻抱介という作家、『クレギオン』シリーズ、『ロケットガール』シリーズ(共に富士見ファンタジア文庫)、ふわふわの泉(ファミ通文庫)等、ライトSF風味に見せかけておきながら全然『ライト』じゃない、とっても『ヘヴィ』なSFを書く作家さんです。どの作品も大好き。
- gadg・et
- ━━n.(機械の)付属品, ちょっとした仕掛け, 工夫.
雑誌名:まんがタイムきらら(まんがタイムオリジナル10月号増刊)
出版社:芳文社
いやあ、買っちゃうよなあ(笑)。
素晴らしいよ。やっぱり訴求対象がどこにあるか判らない雑誌になっているけど(笑)
</|__> ∂ 3 3.| ゝ д ノ
/ ) / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
./ / | アスキーアートみたいな人だ!!
/ / \ / ̄ ̄ ̄
/ /  ̄|/ ̄ ̄ ̄ ̄| 楽しい人だ!
./ /_Λ , -つ \
/ / ´Д`) ./__ノ  ̄∨ ̄ ̄ ̄ ̄
/ \ / / ⊂_ヽ、
.| へ/ / .\\ Λ_Λ
| レ' /、二つ \ ( ´Д`)
| /. . > ⌒ヽ
/ / / へ \
/ / / / \\
/ / レ ノ ヽ_つ
/ ノ / /
_/ / / /|
ノ / ( ( 、
⊂ -' | |、 \
. | / \ ⌒l
| | ) /
ノ ) し'
(_/
そして謎のアスキーアート。
- アスキーアート
- ・アスキーアート, ASCIIアート, 或いはテクストアートとも呼ばれ, 文字で書かれたイラストや図などのこと.
- ・ASCII文字を使って表現する絵という意味があるが, 日本語文字を使ったものもASCIIアートの範疇に含まれる.
- ・凝ったものを作ろうとする時は機種依存文字を使わないように注意する必要がある.
*条約を締結する、ということは、その『条約』に書かれた事を守ると互いに約束する、ということであります。
もし、この約束を守らなかったらどうなるのか。
それはもちろん、制裁を受けることになります。
ウソついたら針千本飲ます、ってなことです。
国家間で結ばれる条約なんかのばあい、針千本は飲めません。
どうなるかっていうと、国交断絶、経済制裁、軍事的制裁、そんな感じで、色々と国家を運営する上で具合の宜しくないコトをされちゃいます。
*さて。
北朝鮮です。
こないだの日朝平壌宣言。
この『宣言』というものが、実際の法的解釈でどの程度の重みのあるものであるか、ってのは、よく知らないのですが。
この言葉からしたら、つまりは『国家間でなんちゃらの約束をしました、とアピールする文章』ということなんでしょうかな。条約っていうのは、もっと重い『決定事項』にされてしまうもので、国会の承認が必要だったはずです。
重みはまあ別の機会に。
北朝鮮は、件の『日朝平壌宣言』において述べられている事柄を守らねばならないのですよ。
そして、そういう約束の基に、北朝鮮は日本から経済援助を受けようとしているのです。
つうことは。
北朝鮮が日本からある程度の経済援助を受けた後になってこの『宣言』を破棄した場合、どうなるか。
上に書いたとおり、国交断絶、経済封鎖、経済制裁、軍事的制裁などの『針千本』を飲むハメになります。
でも、これって本当に痛いのでしょうか。
国交断絶。まだ国交回復すらしていません。
経済制裁。支援が得られなくなるのは痛いけど、それは今までと変わりません。
軍事的制裁。日本は軍事力を保持しておらず、武力を行使することは憲法で放棄しています。
なんと。北朝鮮には宣言を破棄しても問題ないと考えるに十分である条件がそろっています。
条件がそろっているということは、つまり、彼らはそうするであろうと考えられる、ということです。
やらないわけがない。
今までも散々ウソついてきた国家なんだから。
まあ、それは日本国でも一緒かもしれないし、実は個人間の約束でも、個人対国家での約束でも、世界中で一緒なんだけれど。
人間はウソをつく動物である。
結局、そういう『約束』をするということは、約束を破ったときの罰を想定して約束をしているわけです。
約束を破る時には、その罰がどの程度の痛みを伴っているかとか、約束を破ったことがバレないかとか、バレても罰を与えることができないとか、そういう事を想定して約束を破るわけです。
約束について拘束力がない場合、その約束には効力がないといわざるを得ません。
*ひとつの『拘束力』として、人間の誠意を考えます。
日本国は軍事力を持たないがゆえに、拘束力としての報復攻撃はありえません。
拘束力としての軍事的制裁は、大抵の場合最も重く最も痛い罰です。
そのオプションを、日本国は最初から放棄しているわけです。そのかわり、自国の経済力を背景とした経済的制裁と、そして人間の誠意とを拘束力として想定しているわけです。
そういう事を考えると。
日本国は軍事力を持つべきかどうかの瀬戸際なんじゃないかなあ。
約束を守らせる力を持たないということは、その国家には約束を結ぶ能力がないと言うことになるでしょう。
約束を結ぶことができない。約束を結んでも破って構わない国家なんてのは、いいように搾取されるだけの対象になっちゃうのではないでしょうか。
日本国の首相と北朝鮮の指導者とが直に会い、その上で結ばれた『約束』を、彼らがどのくらい重要視するのであろうか。
もしも北朝鮮がこの『約束』をあっさりと破った場合。
日本国は、北朝鮮から『なめられている』ということになります。
どうせ日本なんだから、たいして抵抗もしないで、ただ政治家が『真に遺憾である』とか言ってそれで全て終了であると考えている、ということになります。
なめられた国家は、それ以降常に『なめられ』続けます。
もちろんそういう状態こそが、現在の日本国なんですが。
『なめられない』ためにはどうしたらよいのか。
そりゃもう。
オレをしゃぶると承知しないぞってなもんです。
つまり、実力行使も辞さないという態度をとるってことでしょうか。
日本の『平和憲法』にしたって、結局は『占領国』から与えられた、非占領国を統治するための方策なんであって、日本国が国際政治の舞台で対等に交渉が可能であるために足枷となっているって場合も在り得るのです。
かといって、日本の非武装化の方向だって捨てたもんじゃない。
世界では未だに、軍事力を背景とした拘束力でもって約束を守らせることしかできていませんが、日本なら軍事力を必要としない約束を結ぶことが可能であるということになるかもしれません。
*なんか、先日の結論とは反対の方向になっちゃったなあ。
いや、どういうことかというと。
北朝鮮が現在の政治体制のままで存続することを望む人々は、どのくらいいるんだろうなあ、ということです。
社会主義体制ってことは別に問題ではなく。現状の、金正日による軍事独裁体制が存続することはどの程度プラスとして考えられるのだろうか、と。
また、北朝鮮が存続することがプラスであるとして、どのような点でプラスであると考えているのだろうか、と。
北朝鮮への経済支援にしても、人道的な立場などというと多少耳ざわりは良くなりますが、結局は北朝鮮国民の首にかかった絞首刑用のロープを切ることではなく、ただ足を持って支えてあげているに過ぎないのではないでしょうか。
延命を図りつつ政治体制が変わるのを待つ、っていう考えは間違ってはいないけれど、もしかしたら支える手を離してロープを切るほうが、よっぽど被害者が少ないという可能性も、在るのでは。
人道的云々は別にして、政治というパワーゲーム上で、北朝鮮というユニットはどのような役割を担っているのか。
もしここで、北朝鮮と言うユニットを存続させることが得策であると考えるならば、どのような理由によるものであるのか。
そして、今回の小泉−金正日の会談と日朝平壌宣言とは、北朝鮮というユニットに対してどのような効果があり、どのような策略によって結ばれたのか。
先日も言ったとおり、あたしは日本の政治家はそれほど馬鹿じゃないと信じています。
正しくは、政治家と官僚とスタッフとの、総合としての『政治』の動きは馬鹿ではない、であって、個人としての政治家、官僚、スタッフの中には、馬鹿は山ほどいるようですが。
ま、それはさておき。
*日本という国家は、北朝鮮に対して、さっきの結論の通り、単に北朝鮮を利する(援助だけを差し上げて、約束は破られる)可能性すらある選択を、なぜ採ったのか。
北朝鮮国民への人道的な配慮なんていうのは単なる延命治療に過ぎず、根本的な解決には何にもなっていないというのは、既に判っています。しかもそれですら、援助物資が正しく国民のために用いられた場合であって、今までの北朝鮮の現実を考えると、国民には配分されず、ただ政権と軍事力維持のためだけに用いられる可能性が高かったりします。
どのように用いられるにせよ、北朝鮮が現在の政治体制を維持するために資金援助をするということになるわけです。
もしも北朝鮮が約束を破った場合、日本は強固な姿勢で北朝鮮の現政権を非難し、また金正日体制を壊滅させ北朝鮮国民に自国の政治を担わせる、なんてことができるでしょうか。
そうであるなら、北朝鮮は恐らく約束を破るであろうという予見から、日本としては北朝鮮現体制を存続させない方向で動こうとしているのではないかと考えることができます。
日本国は、どちらのパターンを採ろうとしているのでしょうか。
*結局、人道的を一番上において考えるならば、北朝鮮の現体制は存続させるべきではありません。
これは、別に社会主義体制が間違いだということではなく、金正日氏による軍事独裁体制が宜しくない、という結果に過ぎません。
しかも、金正日氏が悪いというわけですらなく、彼の採った選択が間違っていただけであり、幾万幾十万幾百万の国民が彼の採った選択により餓死しているという結果からのみ導き出される結論なのです。
彼は上手くやれなかった、という結論なのです。
であるので、体制なんてなどうなろうと別によくって、国民、即ち国家を構成する最小単位である『個人』の集合が、どのくらい満足することができるか、っていうことが問題なんですなあ。
*一度権力を握ったものは容易に権力を手放そうとはしません。
これは、古今東西常にある原則みたいなもんです。
日本だって、自民党は権力を手放したくないがゆえに様々に権謀術策をめぐらしているでしょ。
人道的ってコトを最も重要視したとするならば、権力を握って離そうとしない金正日氏から権力を奪い取り、しかるべき処置を施すってのが正しいやり方。
これは、パワーゲームの上で不確定要素としての『北朝鮮』を制御しやすい体制下に置くという意味においても、安定が勝利に直結する立場であれば歓迎される方向だと思います。
それでもなお、北朝鮮の現体制を維持させるべきであるとする、何らかの根拠は、もしかしたら在るんでしょうか。
もしも在るならば、北朝鮮現体制にはまだ『価値がある』といえるわけで、もうちょっと、北朝鮮現体制は存続させられるでしょう。
もしかしたら世界中は、北朝鮮をいっせいにぶっ叩ける機会を、手薬煉ひいて待っているだけなのかもしれません。
だとしたら、日本と北朝鮮との関係は、そのための引き金としてうまいこと使われるでしょう。それこそが今回の訪朝の目的だったのかもしれません。
*そういう『世界を舞台としたパワーゲーム』の利得を全く無視した『経済援助』である可能性もあるのですが。
つまり、北朝鮮関係の『その筋の』人々による政治に対する圧力ってこと。
そういう勢力が現実として存在するという説も、あるわけです。
まあ、実際あるんでしょうけれど。
で、そういう勢力からの『暴力的』圧力だったり、そこから利益を得ている『愚かな』政治家の圧力だったり、によって、北朝鮮に対して多大な経済援助をしているっていうことですね。
日本国としては、自国は軍事力を持たないがゆえに、国家の安全を金で買う必要があるので、経済援助もまた外交政策の一つだとは思うんですが。
しかしまあ、日本国民としては、そういう諸外国に対する莫大な資金援助と同額で充実した軍備が可能であり、その軍事力を背景とした有利な国家間交渉が可能であるという事実をどう受け止める、でしょうかね。
それでも軍備はよろしくない、戦争はよろしくないと考える、のでしょうか。
*『日本人拉致』は、北朝鮮が公式に認めてしまったので、これはもう北朝鮮という国家が関与していなかったとしても、少なくとも北朝鮮軍部の一部の人間が起こした『犯罪行為』であるということになってしまいました。
米軍海兵隊員の沖縄での暴行事件なんてのと、まあ同じ程度には大問題なんですなあ。
米国軍とは、まあ安全保障条約を結んでいたりするし、それ以前に友好国であるので、互いの協議の上に解決できるし、そうすべき問題なのですが。
残念ながら、北朝鮮とは国交が結ばれていません。つまり、非友好国なのですね。
非友好国が、自国国民に対して攻撃を加え、その生命を奪ったという事実を、北朝鮮は認めたのですね。
つまり、あれだ。北朝鮮と戦端を開いたとしてもおかしくないのですよ。
日本が国際紛争の解決手段として軍事力の行使はこれを放棄しているがゆえに、北朝鮮に対して戦争を仕掛けたりはしていませんが。
例えばイラクだのアルカイダだの、そういう世界中から『犯罪団体』として認められ、世界中から叩かれようとしている国家と、あんまり変わらない状態に、今、北朝鮮はあるのですよ。
日本国国民の皆様は、そういう事実に対してどう対処しようとしているのかなあ。
謝罪と補償と。なんてね。
謝罪は引き出せても補償は引き出せないでしょう。そんな金が出てくるなら拉致なんて最初っからしないし、日本の経済援助を求めたりもしないって。
謝罪なんて、下げて通る頭ならいくらでも下げるでしょ。
見えないように舌出しているかもしれないれどさ。
ので、もっと厳しい『制裁』がなかったら、北朝鮮からの『本気の謝罪』は受け取れない、でしょう。
もっと厳しい『制裁』って?
そりゃもう、軍事力によるもの、でしょ。
もちろん、軍事力は本当は必要ないのです。ただし、軍事力に依らず北朝鮮の現体制を覆すことができるなら。
ああ、結局、そういう結論なんですね。
*他国の現体制を覆すことが可能であるだけの『パワー』を持ち、それを行使する『意思』があるということが、問題であるのです。
米国を含めた世界各国は、軍事力をそういう『パワー』の背景としていますが。
日本が、軍事力に依らずにそう『パワー』を持つ事ができるか。
これは、重大なテーゼなんじゃないかな。
*現実として、日本人が拉致され、彼ら彼女らが北朝鮮で死んでいる、ということがあるのです。
この現実を踏まえて、どのような方向に、どのような方法で、コマを進めるのか。
でしょう?
北朝鮮現体制を存続させる。北朝鮮現体制を存続させない。
軍事力は必要である。軍事力は必要ではない。
例えば、そういう『2択』問題に単純化できるのでは、ないかなあ。
*しかし、北朝鮮の金正日氏のどうこうしたが犯罪であるかどうかってのは、あるのですが。
それでも、北朝鮮の国民は、別に関係ないよなあ。
各地で、在日朝鮮人に対する嫌がらせが発生している、ようです。
これについても週刊アカシックレコードが、自身の陰謀史観(ま、傾向として、ですが)によって興味ある説明をしています。
要約すると、在日北朝鮮人への嫌がらせの多くは、北朝鮮工作員によるものであるということです。
そういう、在日北朝鮮人への嫌がらせにより日本国民が得る利益は何もないけれど、北朝鮮という国家にとっては『われわれ朝鮮人はこのように日本人から差別される宿命にあるのだ。帰化しても無駄だ
』というメッセージが送られるという利点がある、というのが理由なのですが。
まあ、非常に判りやすく、なおかつそれもありそうだと思うのだけど。
やっぱり、馬鹿でお調子者の日本人が、適当なターゲットを見つけては匿名で攻撃して卑小な自己満足を得ているっていうのも、やっぱり相当数在ると思うぞ。
だって、そんな類の馬鹿は山ほどいるってことも、みんな知っているもの。
そして、そんな『馬鹿』の存在こそが問題なんであって、北朝鮮工作員による行動であるなんてな陰謀史観風味の言説は、もちろんこれを放置してよい問題ではないけれど、最大の問題ではないと思うのだよな。
現実のトコは工作員3割馬鹿7割ってな感じだと思うんで。
馬鹿はコピーキャットして喜んじゃうような人間だから馬鹿なんで、そういう馬鹿の手本を消すってのは、大事なことだとは思うんだけれどね。
でも、そういう馬鹿ってのは実は知能的には非常に優秀で、攻撃しても非難を浴びる割合がなるべく少なくなる対象を選択し、自分の存在が決して表に出ないように注意深く実行するっていう能力に長けていたりするのがやっかい。
どんな思想を持とうと、馬鹿であろうと、それは個人の自由なんだけれどさ。
他人を実際に傷つけて喜ぶような馬鹿は、遺憾と思うなあ。
*で。
個人としての感情とひっくるめて言ってしまって、戦争被害者、拉致被害者の皆様の問題を片付けてしまうのも、どうかとも思うんですが。
政治としての問題、世界政治の中で日本国がどのくらい真っ直ぐ歩けるかっていう問題って言うのも、重要なんだと思うのですよ。
だって、あたしも日本人だもの。日本が未来に向かって、どういう方向に進むのかってのは、重大な関心事ですよ。
恐らく、あたしを含めた『平均寿命から考えると人生の半分以上がまだ残っている』人々にしてみたら、過去と未来との重要性を天秤にかけたら未来の方が重いと考える、と思うんだけれどなあ。
- じょうやく でう―0【条約】
- 国家間、または国家と国際機関との間で結ばれる、国際上の権利・義務に関する、文書による法的な合意。広義には、協約・憲章・取り決め・議定書・宣言・規程・規約などの名称のものも含む。
- cópy・càt
- 〔話〕 人まね屋.
*世界には、世界中で認められる『名作』というものがあります。
例えば、その一つとして『アルジャーノンに花束を』が挙げられると確信します。
この作品は、全くの『名作』であると確信するものであります。
であるのに。
KTV [番組 秋の新番組]アルジャーノンに花束を
世界的な不朽の名作が初のドラマ化「アルジャーノンに花束を」、フジで
うん。あたし、ユースケ・サンタマリアは嫌いじゃないです。むしろ好きです。
確かに、チャーリィの雰囲気とユースケの雰囲気とは、いい感じに似ていると思うよ。
でも。
それでも、あえて言えば。
あたしも『ふざけんな、世の中には超えちゃいけない一線があるんだよ』って気分なんですが。
>ドラマでは原作にない登場人物が出てくるなど「視聴者をいい意味で裏切り、違った感動を与えたい」(関係者)
こういうコトを言う場合、たいてい悪い意味で裏切られます。
>この秋、新たな感動がお茶の間を包みそうだ
何が"包みそう"だ、何が。
とわいえ、おそらく見ます。
まあ多分、最初の一回だけでしょうが。
クソこっつまんねぇラブストーリーなんかにされてしまうことは、目に見えています。
アルジャーノンの『感動』ってな、そんな『ラブストーリー』なんぞに集約されちゃうもんじゃないでしょ。
貴様らそれをちゃんと理解しているのかと小一時間(以下略)
そういう展開になりそうで、もうどうでもいいっつうかなんつうか、なんですが。
なんで、どうでもいい出来になっちゃった場合、そしてどうでもいい出来になっちゃう可能性がとっても高いんですが、その場合は、これは『なかったこと』として、進みます。
*あ、そうそう。ハリケンジャーも、あたしの中では、疾風の者と迅雷の者との確執をあっさり解消させてしまい、仲良し5人組にしてしまった時点で終了しました。
龍騎も、ちょっとそんな感じ。
問答無用のパワーのある作品だったら、そんなこと気にしないけれどさ。
イマイチ、パワー不足だもん。もう『どうでもいい』ランクに収まっちゃって。
*また久しく間が空きました。
なんていってる間に、3000hitまで来ておりました。
いやもう。
1日平均10人程度の皆様、こんな日記でごめんなさい。
*コミックス記
タイトル:妹は思春期(1)
著者:氏家ト全
出版社:講談社 ヤンマガKC
ISBN:ISBN4-06-361059-4
思わず、買っちゃった。カナミちゃんの色ボケ具合がいいです。
でもお気に入りはサラリと強力な小宮山先生(眼鏡・白衣着用)と、いたいけにも報われない叶さんです。
タイトル:ラブ装填☆電動ファイター
著者:西川魯介
出版社:ワニマガジン社 ワニマガジン・コミックス
ISBN:ISBN4-89829-928-8
エロだっ! そしてメガネっ娘。
汁っ気たっぷり。そしてメガネっ娘。
はしたなくも萌え。そしてショタ、ボク娘、靴下、公開羞恥。
欲張りにもエロお買い得だが、根底に流れるものは模型に対する愛(違うかも)。
雑誌名:まんがタイムきらら(まんがタイムオリジナル9月号増刊)
出版社:芳文社
ドキドキ☆ビジュアル4コマ誌
だそーです。
やっぱり、こう、どこらへんの読者層ををターゲットにしているかわからない雑誌に仕上がっています。
だまされるな。この編集者は確信犯だ。自分の趣味を最優先しているぞ。
そして眼鏡。
きららの次の号は9/9発売。なにい。もう出てるジャン。買わねば。
*政治が面白いと考え始めたのは、きっと政治が『とてもエキサイティングなゲームである』ということに気が付いた、もしくはその一端を垣間見たからなんだと思います。
政治は、とってもエキサイティングな、人間対人間の、ギリギリ真剣勝負のゲームです。
日本の政治が、そんなに『エキサイティング』に見えないのは、日本の政治家があえてそう取り繕っている為であると言う結論に、私の中では決定しました。
最近は、ちょっと面白くなってきましたね。
いやいや、面白い何て言ったら、不謹慎ではありましょうが。
でも、政治と言う『人間と人間の行う最高の真剣勝負』を、もっと注目してもいいんじゃないかなあ。
カストリ雑誌のアオり文句なんかに踊っていないで、さ。
- かすとり-ざっし5【▼粕取り雑誌】
- 低劣な記事を主とした雑誌。粕取りを三合飲めば酔いつぶれることから三号でつぶれる雑誌の意という。
- かすとり0【▼粕取り/▼糟取り】
- (1)酒粕を蒸留してとった焼酎。独特の香味がある。粕取り焼酎。
- (2)米またはイモから急造した粗悪な密造酒。第二次大戦直後に盛行。
*北朝鮮(朝鮮民主主義人民共和国)ですよ。
小泉純一郎さんは、シナリオどおり、上々の成果をあげた、ってことじゃないのかなあ。
*北朝鮮は、結局は『敗戦国』である『日本国』に敵対していた国家のひとつである、ということなのですよ。
敗戦国の日本に対して、勝ち側のすみっこに付いている国家がイチャモンつけている。っていうのが、本質だと思います。
- いちゃもん0
- 難くせ。文句。
「―をつける」
日本の戦争責任云々っていうのは、どのくらい真実なんだかはわかんないけれど。
でも、戦争に勝った側が戦争責任を追及されることはない、敗戦国は全てを罪としておっかぶらなくてはならない、という世界の歴史の常があるのです。
日本国が昔、それほどに非道いコトをしていた、というのが事実だったとしても驚きませんが。全部アジア各国のでっち上げだったとしても驚きません。
それが、戦争をする、戦争に負ける、ということだから。
日本は、戦争に負けた、敗戦国なんですよ。
現在は独立国家として生き長らえていますが。
本来ならば、アメリカ合衆国の占領地となり『日本』という国家がなくなってもおかしくなかったというのが、事実だったりするのです。
そして、中国、韓国、北朝鮮は、そんな『敗戦国』日本からかつて侵略されていた、そして日本の敗戦により解放された国家だ、という事実があるのです。
つまり。
それらの各国は、日本を『属国』としてしか考えていないのです。
たまたま、米国の支持を受けて経済の爆発的成長を遂げ、世界でも有数の大国として存在しているけれど。
彼らの頭の中、心の底では『日本は自国の属国』なのです。
そんな『敗戦国』に、経済でも政治パワーでも負けていると言うコンプレックスは、彼らの自尊心を痛く傷つけるのでしょう。
だからこそ、彼らは『日本国』を激しく非難し、批判し、自分の思うとおりに動かそうと躍起になるのでしょう。
特に北朝鮮という国家が関与していると言う疑惑のある、日本人拉致問題。
彼らが日本と言う国家を『敗戦国』であると考え、彼らが『敗戦国』から徴発した、と置き換えたら、それは被占領国家と戦勝国との関係にそのまんま重なったりします。
所謂不審船についても同様ね。
そういう場合勝ち組の罪はあんまり問題とならないのが常です。
*日本は、敗戦国なのです。
事実。
では、どうしたらよいのか。
そりゃもう、日本が再び、もっともっともっと強くなり、アジア各国、中国も、韓国も、北朝鮮も全部ひっくるめて征服してしまうってのが一番手っ取り早い。
別に(例えば米国のように)軍事力で征服なんかしなくってもいい。
経済力が日本の一番のパワーなんだから、そこで圧倒しちゃえばいい。
戦争の勝ち負けなんて言う過去のアレコレは明日のご飯には、もうなんの影響力もないと、みんなわかっています。
明日のご飯について、一番困っている『北朝鮮』。
ここが、日本の経済的侵略の目標となるのは、当然でしょう。
だからこそ小泉純一郎殿は北朝鮮に『最終勧告』を持って渡った訳だし、北朝鮮の金正日殿は現在の北朝鮮が可能である最大限の譲歩を行った、ってことでしょう。
ちなみに私は、この会談の最初から最後まで、全て『シナリオ通りである』と考えています。
シナリオ通りでない部分があるとしたら、北朝鮮からあまりにも多くの『拉致疑惑者』の安否についての情報が出てきたということ、くらいじゃないでしょうか。そしてこれこそが、全てがシナリオ通りであるという疑念を抱かせるに充分であるという証左なのですが。
韓国対北朝鮮、なんて(世界政治の舞台の上においての比較で)『弱い』国家同士の会談では、本当に『不測の事態』もありえましょうが。
世界に冠たる『日本国』の首相が、一定以上の成果をあげることなく帰国する等と言う屈辱的かつ在り得べからざることを許容するわけがありません。
あ、言っておきますが、あたしがそう『日本は世界の首長国〜!』と賛美している、なんてわけではないので。念のため。
あたしの思想は多分に『右翼的』ではありますが、そんなに平衡感覚を失った思想にまで陥ってはおりませぬ。
全く単純に、現状と比較と、そして世界経済という『ゲーム』の上で考え得るパワーバランスとを考えて述べているまでのことです。
日本と言う国家は、ゲームのコマとしては、大きな問題と大きなパワーを持つ、扱いづらいコマであると思いますよ。
閑話休題。
で、日本と北朝鮮との会談が全て『シナリオ通り』であったとしたら。
もう、北朝鮮はほとんど全て手を打ち尽くした、ということなんじゃないかなあ、と。
これ以上日本に対して不利益となる行動をとるなら、日本国は北朝鮮に対して本気で経済的な侵略を開始する。これは経済支援の停止なんていう甘いもんじゃない。北朝鮮と言う国家を転覆させ得るほどの経済への介入を行う、ということである。
北朝鮮と言う国家を、軍事的にではなく、経済的に壊滅させる、という最後通告を持って、日本国の首相は海を渡ったのではないかと、思うのです。
北朝鮮は、これに対して軍事力で以って抵抗すると言う選択肢もあったと思うのですが。
彼らはそれを選びませんでした。
北朝鮮は、日本の脅しに屈したのです。
しかし彼らの屈辱はこれでは終わりません。
彼らは『明日のご飯』については守りましたが、それより未来の国家については守ることがまだできていないからです。
つまり、日本国は北朝鮮に対して、変わらず大きな影響力をもっている、ということです。
北朝鮮に対して、日本はまだまだ脅すことができる力を持っており、これに対して北朝鮮に残されたカードはあまりにも少ないのです。
拉致と言う、個人の人権を大きく侵害された方々とその親族には、とっても失礼なことを言っていると思いますが。
しかし、日本と言う国家、日本国という『大きな個人』を考えた場合の国家間のパワーゲームを考えると、その『問題』は、場の上に置かれたチップの一に過ぎなかったりするのです。
いやいや、どのくらいの大きさの問題なら『チップ』で、どのくらいなら『国家個人の大問題』なのかは、世論と国家体制によって変わってはくるのですが。
少なくとも、日本国の政治家にとっては、北朝鮮に対して切る事のできるカードの一であるという認識だったのでしょう。
さて、だとすると、次のターンの各国の切るカードについて考えるべきです。
韓国は、日本に対する態度の硬化をさらに進めるでしょう。韓国は経済力についても政治力についても力をつけつつあり、未来においては日本に対抗し得ると言う希望をまだ捨てていません。
中国は、あまり何もないでしょう。中国はそれよりも、米国に対しての対応に精一杯になっているからです。
北朝鮮は、急激な態度の軟化を示すのではないでしょうか。米国から『悪の枢軸』と睨まれてしまっている現状では、鋭い対応をすることは国家として大きなマイナスです。もちろん現在の対日戦略を進めるのもあまりよいとはいえないのですが、少なくとも日本国は北朝鮮を軍事力で以って侵略占領はしないでしょう。
米国は『悪の枢軸』への牽制の一翼を日本が担ったことを評価するでしょう。米国は現在中近東の方に精一杯です。北朝鮮、韓国、中国、インドなどのユーラシア大陸東側の各国を牽制することは、米国にとってもありがたいことです。
ヨーロッパ各国にとって、ほとんど影響を与えないでしょう。地理的にも、経済的にも遠い位置にある国家に対して大きな関心はないでしょう。
そうすると。
次に発生する対日重大事件は、米国のイラク攻撃に対する支援要請か、韓国からの難癖言いがかりでしょう。
前者の方が確率高いかな? どうだろう。
北朝鮮は拉致問題に対して積極的に国家の関与を肯定する言を発することはないでしょう。
北朝鮮が国家ぐるみで拉致を行ったと言ってしまえば、日本は北朝鮮に対して戦争を仕掛けざるを得なくなります。
これは、日本にとっても北朝鮮にとっても、最も『あってはならない』事態です。
だからこそ、日本は北朝鮮の罪を深く追求していないのです。
もしも日本が、軍事力の保持と行使に対して現在よりも遥かに寛容である政治状態になったとしたら、すぐさま日本は北朝鮮に対して戦端を開く準備を行うでしょう。
日本の一番の脅威は、あまりにも直接的にそこにあるからです。
そして日本国の『軍事力』は世界で一二を争う高水準のものであると言うことは、日本人が知らないだけで、世界中の誰もが知っているのです。
トウチョトウチョ人だって知っているくらいです。
そんな『軍事力』が北朝鮮に向けられたとき、彼らに残された戦略は降伏か『大量破壊兵器』か、しかありません。
大量破壊兵器。つまり、生物化学兵器、および核兵器です。
どうよ。あまりぞっとしない未来展望でしょ。
北朝鮮を、戦争に駆り立てることなく日本の支配下に置くこと。
これを幾分かでも成功させたと言う日本国首相は、その成果を評価されてしかるべきでしょう。
最も、協調と裏切りとは世の習い、ってくらいで、彼らがこの先転進しないとは限らないのですが。
しかし、最後通達は既に彼らの元に届いているんで、これ以降はあんまり好ましからざる事態になるということは、解っているはずです。
そんな状態では、ちょっと採り得るオプションは少ないでしょうなあ。
*北朝鮮は、もしも本当に国家の指示によって行ったとしても、拉致問題を堂々と国家犯罪であると言えません。
日本は、虐殺や従軍慰安婦問題などについて、もしも本当に国家の指示によって行っていたとして、それを表明することに吝かではないのです。
これは、二国間について大きな違いだと思います。
日本はそのことによって大きな批判と賠償金問題を抱えることとなるでしょうが。しかしそれは、でき得るならば避けたい大きな痛手であるだけで、国家存亡の大問題とはならないのです。
日本国はその問題を、全て政治力と経済力とであっさりカタをつけてしまうでしょう。
それほど、政治力と経済力とを持っていると言う事実も、忘れるべきではないと思います。
実は、日本の外交をそれほど無能とは思えないのですよ。
各種論客、政治外交に関して一家言在る人々が、日本国中、いや世界中に数多おり、彼らは各種マスコミニュケーション媒体およびweb上で、綺羅星のごとく輝きつつも自説を発信していますが(あたしもその末席のひとつに加えていただけるのであれば、それはそれで光栄では在りますが、そこまで大それた欲望は持っていません)。
そんなこと、世界政治のトップで、実際に立ち回っている人たちにわからない『ワケ』がない。
全てわかった上で実際の政治を行っているのであり、現状を鑑みた上での最善手を打っているのではないかなあと、思うのです。
それこそ、ゲームの理論に言う『ミニマックス定理』による最小解。そういう場所に、外交は行き着いているんじゃないかなあ、等と考えてみるのです。
だから、最小解に行き着いているが故に、もっと良い戦略、もっと良い選択があるように見えているだけで、実際に外交を行っている人々が無能なわけではない、と思うのです。
政治は理想や理念なんかじゃなく、ギリギリの真剣勝負を行っているわけで、論客気取りのパートタイム評論家の意見など百も承知なんじゃないかって。
そう考えて、また『パワーゲーム』として世界政治を見て、今の日本に必要な『戦略的立場』を考えると、まず攻略するべきは『北朝鮮』『中国』この2国であることは、まあ明らかなんじゃないかなあ、と。
なぜなら、日本と国境を接している国で最も危険である国家は、この2国であるから、ですなあ。
翻って、この2国家が一つの銃弾をも発することなく日本の『属国』になってしまえば韓国は、北朝鮮、日本、台湾、インドシナ等の国家にはさまれ、非常に苦しい立場となるでしょう。
またなおかつ、北朝鮮、中国などの『危険な』国家は、実は国家財政の厳しい国だったりします。
政治体制としても、世界の(主に米国の)流れに反してしまった全体主義的な体制を持っている国家なんで、これは残念ながらあんまり生き残る道は狭く険しいと言わざるを得ないのではないかと思います。
そんなこんなを孕みつつも日本としては、社会主義国家に対する政治的圧力を強めつつも、柔らかくそんな国家を赦し、彼らに対して資金を援助し、日本と言う国家の経済力なしでは国家の存亡に関わると言う程に影響力を強めていくと言うのが、一番妥当な戦略なんではないかなあ、なんて、ゲームとして考えています。
つまり、彼らはこの後100年も、日本の戦争責任について執念深く言いつづけるでしょう。
日本はそれに対し、謝罪はしつつも、実際に非人道的である行為を行ったと言う政府の公式見解を出すことなく、また逆に世界の歴史においてそのような事実はなかったなどという見解も出すことなく、適当にあしらい、適当に資金援助を行うでしょう。
日本と言う国家は、軍事に(現在でも結構な金額を充てていますが、これ以上の)多大な出費を充てることなく、政治的にもしくは経済的に、それらの国家への影響力を強めていくと言う戦略を採っているんじゃないでしょうか。
これは、軍事的な侵略よりよっぽどタチが悪い。
だって、日本に経済的にも文化的にも侵略されているって、後戻りできない時点で気が付いてしまうってことになりかねないから、です。
現実、日本の文化侵略は、アニメや、コミックスや、ゲームと言う形で、世界中、本当に世界中に広がっているからね。
昔は、コカコーラとマクドナルドとが米帝文化の象徴だったけれど、今ではニンテンドー(GBアドバンスとか、N64とか、スーファミだって現役だ)とソニー(PlayStationは米軍潜水艦に標準装備されるらしいですよっ)とが、大日本帝国の文化侵略の象徴みたいなもんです。あとポケモンね。
ゲームにしても、アニメにしても、コミックスにしても、日本の『オタク文化』は世界中を隈なく埋め尽くしつつあり、日本産の作品は世界中どこの国に行っても見ることができ、また世界中のクリエイターに大きな衝撃を与えつづけています。
おかげで、また調子の良い韓国人が『キャンディキャンディは韓国の作品だと思っていた』*)なんて言ってみたりするくらいです。
まあ、そんな感じで、日本の文化侵略は、世界中に着々と進んでいるのですよ、うん。
*政治として、北朝鮮に対して行うべきことはきっちりこなしてきたんじゃないかなあ。
もちろん、これは小泉純一郎殿の成果ではなく(なぜなら今回の訪朝は、全くにシナリオ通りに行われたセレモニーであるから、です)、外交スタッフの手腕を称えるべきであるのですが、この機会に日本国首相の座に座っており、実際にテレビカメラの砲列の一番前に立っていたと言う小泉純一郎殿(併せてもちろん金正日殿)の役者ぶりにも賞賛しなければならない、と考えます。
ここまでは、ね。
で、ここからが大変なところで、金正日殿の国内でのアレコレについては解りませんが、少なくとも小泉総理は、日本国内での色々を解決しないと遺憾わけですよ。
拉致問題に対して強固に主張する、拉致問題の当事者およびその親族の方々。
北朝鮮に対する戦後補償に関して不当である(または正当ではない)と考える方々。
その他様々入り乱れての、小泉純一郎殿への攻撃は、彼が日本へ帰ってきてから、日本国内でこそ、大問題となって襲いくるでしょう。
小泉純一郎殿がどうやって国内に対して色々を納得させるのか。
そっちの方が政治を楽しむ向き(あたしを含めて)には、今後の政治としては面白いんじゃないかなあ、等と、考えてみたりするのです。
*最後にもういっぺんだけ言いますが。
あたしは、小泉純一郎殿の訪朝とその合意事項(平壌宣言)については、もう3ヶ月くらい前から決定していた事実だと、考えています。
日本と中国との不審船の引き上げについての交渉に関して、北朝鮮が自国の船舶であることを公開しないと言うことを条件に引き上げを認めるように中国に働きかけた、とか、そんな感じのアレコレがあって、その見返りに北朝鮮の譲歩を引き出した、とか、そういう『大人の話』があったんじゃないかなあ、なんていう空想も働こうって言うものです。
う〜む。今の『大人の話』は思いつきで喋ったので、アンマリ現実的ではないです。
でも、そんな空想は兎も角、今回の訪朝と、金正日殿小泉純一郎殿の握手は、全部筋書き通り、恐らくは半年前くらいから練習を重ねた筋書き通りであると考えて、まあ間違いないんじゃないかなあと。
つまり、日本国民としての『政治ゲーム』に対しての参加はここからが問題になる、ってことでなのです。
あなたは、小泉純一郎氏を、日本国首相として適当であると考えますか?
または適当ではないと考えますか?
それはどういう理由でですか?
どうするべきだと考えますか?
あなたなら、日本国首相にふさわしいと思いますか?
誰なら、日本国首相にふさわしいと考えますか?
どういう政治を行うことを期待しますか?
なんて、政治に関するアンケートっぽく。
政治って、外交政治・国内政治を問わず、実は結構面白いゲームなんで、そういう『興味を持って』見る眼を、持ってもいいんじゃないかなあ。