Paranoiacな日々
-2002年10月-
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2002/10/12

*番組改変期ですね。
 つうことで、久しくアニメーションから遠ざかっちゃっておりましたが、ここらで一発復帰戦を行いましょうかね、と。

ギャラクシーエンジェルですよ。あたし的には本命です。
 これが本命って当りで、どうよこれ感満載ですか。
 萌えアニメとして論じる言の中には『これで萌えろと言うのか?』って意見も散見されますが、あたしはこの作品をオムニバス形式スラップスティックSFとして見ているので全然問題ありません。作品のノリこそが命です。
 ヴァニラさんのふっ切れ具合は、あれは何かあったんでしょうか。OPではおしりふりふりだし、作品中でもくるくる回って『変身』だし、西瓜割りだし、チョコパフェ食べて赤面だし。ヴァニラのヴァはヴァカヴァカしいのヴァ。
 EDアニメの絵は、あれは萌えを意識しているよなあ。特にミントさんですか? あのふともも具合は、破壊力あざとすぎるよなあ。罠? 罠。
 キャラクターとしては、あたしはフォルテさんが一番好きです。それで自分をロリだ等と言うのか、ふざけるな。いいのよ。お姉さま好きなんですもの。
 OPもEDも、まあまあ良いかなあ。慣れたら好きになるかなって感じ。CM前後のアイキャッチは、どこまで遊ぶのだろうなあ。熱く見守りたいと思います。ちょボラ

 第1話/第2話:捜索おやじ風捜索おじや/元祖エンジェルパフェ全部入り。
 いきなりGA隊が解散してしまっているところから始まっちゃうのが、さすがです。

 ツインスター隊とメアリー少佐。う〜ん、びみょ〜。ヴァニラさんこれはびよ〜んです。
 いや、キャラクターとして嫌いなタイプではないんだけれど、これ以上キャラ増やしてもどうよって感じなんですが。続編では新キャラを出さねばならない、等といった既成概念に囚われた作品作りをしているようでは、アニメーションの没落も近いと思うが如何に。
 絵の遊びやノリは、まあまあ? スピーディーな展開と唐突な場面転換、それをのみノリと言っているわけではないのよ。全体の流れとしての、メリハリね。
 まあまあなのは、多少もったり感がある場面があったんで、そこが減点。特にツインスター隊が喋る場面でね。まあ新人だし、しゃあねえか。いやいや、声優が新人、でわなく、キャラクターが、なんですが。
 比べて、GA隊のメンバー&ウォルコットさんはさすがに小気味良い。これが年季の差か。いや、声優の、でわなく、この作品において、なんですがね。

 フォルテさん大好きなあたしとしては、バウンサーなフォルテさんも保母さんなフォルテさんも、どっちも(・∀・)ノイイッ!! です。そして目ん玉つながりのおまわりさん。死刑執行な〜のだ。
 ロストテクノロジーは、この作品(アニメ)上では『お話を盛り上げる小物』以外の何物でもないので、どうでもいいです。造詣センスもイマイチだし(笑)。
 お話として、GA隊解散後再結成されることもなく逃亡者になっちゃう結末ってあたり、やるなあ。世界とキャラクターで遊ぶという方向性が如実に現れていますな。
 もう食えね〜よ。がオチですか。どういうオチやねん。それを押し通しちゃうのを勢いと言うべきか無理繰りと言うべきかは、今後の作品から判断します。

 今回の作品では終局付近のテンポに乗った流れでオチにつなげていっているんで、まあまあよしと判定。ツインスター隊がもっと自然に流れに乗り、むしろハイスピードな流れを造るくらいになったら、キャラクターも作品も良くなるだろう、とは思うのですがね。

シスター・プリンセス 〜リピュア〜。プリピュアと略したりするらしいです。
 もちろん、あたし的にはそんな略語は嫌いなので(笑)RePureと呼称します。
 呼称は兎も角。

 今回の作品は『この作品世界が好きな人のために造られた』アニメーションであるという感じ。これのみで視聴者を得ようと言う意図はあんまりなくなっちゃった雰囲気を感じます。
 前作は、お兄ちゃんの苦悩とか奮闘とかがお話のメインだったけれど。今回の『お兄ちゃん』は、もっと『無個性』な、無色透明無味無臭な『記号としての』存在にしてしまうつもりなのかな。
 まあ、こちらは『正統派萌えアニメ』なんで、妹たちがとっても可愛く描けていて、とっても可愛く動いていて、とっても可愛く喋ってくれたらそれで問題なし、という作品だと思います。
 前半パート、後半パートに分けて、ストーリーとモノローグとで作品を作ろうと言うのも『キャラクターの魅力』を抽出する方法なんでしょう。
 実質10分程度の尺で完結するお話を作ると言う関係上オムニバス形式となるのも当然だし、妹が12人だから萌えも12等分っていう縛りがなくなって話が造りやすいかもしれないと、思います。
 自分の好きなキャラクターにスポットの当った話の時にはいいだろうけど、それほどでもない妹の時には、結構苦痛かも。キャラ萌え作品の宿命か。

 OPでの、四葉がドーナツかじって『んっ?』て顔するのが、すんごく可愛いです。
 あれだけでご飯3杯はいけます。

2002/10/07

*読書記

タイトル:よみきり♥もの<3>
著者:竹本泉
出版社:エンターブレイン
ISBN:ISBN4-7577-1012-7
 いつも通りの、変なお話ばっかりの本です。
 いやいや、誉め言葉ですとも。
 変な女の子が主人公の変なお話が大好きなんです。あたしも変。
 キング・オブ・方向音痴の青島城子さんと、ビブリオマニアの森永う子さんが一番。でも本当はみんな好き。

ビブリオマニア5[bibliomania]
書物収集狂。書痴(しよち)。

タイトル:銃夢(GUNNM)LastOrder<1>
ISBN:ISBN4-08-876188-X

タイトル:銃夢(GUNNM)LastOrder<2>
ISBN:ISBN4-08-876276-2

タイトル:銃夢(GUNNM)LastOrder<3>
ISBN:ISBN4-08-876350-5

著者:木城ゆきと
出版社:集英社ヤングジャンプ・コミックス・ウルトラ
 退廃した世界、極度に管理化された地上、死が濃密に漂うスラム街、ナノマシン、機甲術(パンツァークンスト)、軌道エレベータ…。独特の世界観よる混沌とした世界に、地上最強の戦士、サイボーグの少女『ガリィ』の闘いを描いた作品です。とまた、抽象的な説明だな。
 前作『銃夢』は、作品全体の骨組みはガリィの再生神話となっており、生きることの価値を探しつづける物語でした。
 パラレルな世界で続けられるこの作品は、もちょっとつっこんだ、人間の意味、存在の意味についての探求になっていますな。
 暴力と破壊と血の満載された作品です。異形と狂気の奥にこそ、真実はあるのか。

ナノマシン
 ナノメートル(1ミリメートルの百万分の一)の単位で大きさが測定される程度の小ささを持つ小型ロボット。生物に近い仕組みを使って周囲の環境からエネルギーを得つつ、あらかじめプログラムされた単純な動作を行う。未来学者ドレクスラー(K. Eric Drexler)が提唱した。

タイトル:デモクラシーの帝国
著者:藤原帰一
出版社:岩波書店 岩波新書
ISBN:ISBN4-00-430802-X
 『帝国』という言葉にはどうしても負のイメージが付きまとうが、それは過去の植民地政策と他民族抑制の、拭いがたい痛みと悲しみがあるからであろう。
 ジュブナイルでの敵役トップスリーには必ず『悪の帝国』ってのがあるだろうしね。
 しかし、帝国を帝国たらしめる、経済における支配的勢力、植民地領土、多民族国家、軍事大国という要素を取り出して考えてみると、現在の米国は確かに『帝国的である』と言えるのではないか。
 そういう、負のイメージを取り払った上での『民主帝国アメリカ』という国家の存在について、2001.09.11以後の世界について考える本です。
 もしも米国が『帝国』であるならば、世界史の教えるところによると必ず『帝国支配』は崩壊し、帝国の崩壊後には必ず世界的な混乱が起こる、ということになると思うんだが。

ていこく-しゅぎ5【帝国主義】
〔imperialism〕広義には、国家が領土や勢力範囲拡大を目指し他民族や他国家を侵略・抑圧する活動・政策。狭義には、資本主義が高度に発達し生産の集積と独占体がつくり出され、資本輸出が盛んになった段階。一九世紀末からこの段階に達した列強は植民地獲得競争に乗り出し、国内では反動政治・軍国主義を、国外では植民地支配と他民族の抑圧を強化させた。

*北朝鮮(朝鮮民主主義人民共和国)について、色々と考えてみたのですが。
 ポリティクス・パワー・ゲームとして、北朝鮮というユニットの存在について、どのような価値があるんだろうかな、と。
 実は、北朝鮮と言うユニットもしくは金正日と言うユニットを積極的に排除すべき理由は、あまりないのではないかと考え始めています。
 理由は確固たるモノではなく、単に『今まで北朝鮮が存在しているから』という、とっても脳を使っていない結論なんですが。
 今までも、そして今現在この瞬間でも、世界には北朝鮮を叩き潰そうと思えば叩き潰せるだけの、動機と能力があったと思います。
 動機があり、能力があり、行動を抑制する理由がなければ、それは行われるはずです。

*拉致疑惑について北朝鮮から調査報告書が出されていますが、そりゃもうきっとウソ満載の報告書なんだろうなと、思います。
 北朝鮮がそんな報告書を堂々と出してきたと言うことは、北朝鮮にとって日本はやっぱり恐るるに足らない国家であったということ、なんだろうかね。
 だとしたら、日本のいつもの『弱腰外交』の結果ずるずるとうやむやに。

 もし日本が、北朝鮮と言う国家の罪を徹底的に暴き出し、その国家体制をも揺るがすほど強烈に詰め寄ることが出来るとしたら。
 それはそれで、エキサイティングではあるな。
 日本単独では、しかしそれは無理でしょう。
 なぜなら彼の国は軍事国家だからね。武力行使を禁じている日本では、ギリギリのところで引くしかないから。
 ま、アメリカさんの後ろ盾でもない限り、日本にはそれが限界ってこった。

 まあ、北朝鮮としても、ヘタに軍事衝突を起こしてしまうと米国の介入を招きかねないから、それは抑制するだろうけれど。

*北海道での西友の、豚肉などの偽装問題。
 旧い話だけれどね。
 既にあっちこっちで言われちゃっているんで、もうね、アホかと。馬鹿かと。お前は本当に国産豚ロースを食ってたのかと問いたい。問い詰めたい。小一時間問い詰めたい、ってな吉野家コピペ風のバカモノ批判は置いといて。
 向こうが産地偽装していたからこっちが購買偽装したって無問題、とか考えていたんでしょうが。そういうバカが将来産地偽装する側になっちゃうのかなあ、なんていう、お祭り気分バカ問題の、もっと根の深いところに気がついてしまってとっても鬱。
 西友とか警察とかも、あからさまに怪しいバカはさっさと捕まえてしまえばいいのにって思いました。
 返金の最初のころに来て、適当カマして10万円とかせしめて喜んでいるような人間もいたんでしょうが。あたしは、その類の、ウソをかまして小銭を騙し取って喜ぶような人間大嫌いなんです。
 あと店のほうも、どうせ消費者も偽装するようなバカ揃いなんだからちょっとくらい産地偽装したって問題ないって、てな感覚にならないかというのも心配。

 まあ、色んな意味で。
 バカってのは手におえない上にどこにでもいるんだなあとか。
 貧乏人根性なのかなあとか。
 欲が出ると人間変わっちゃうんだなあとか。
 そういう暗澹たる気分になるお話でありました。
 鬱出汁脳

吉野家のコピペ
・吉野家を題材としたコピペ.
・確認されている最古のものは, 2001(平成13)4月7日に "さるさる日記" に書かれた日記である.
・その後, ここからコピペしたと思われるものが, 4月9日の11:52(@161)に2ちゃんねるのB級グルメ板内 "※※※※ 吉野家の牛丼! ※※※※" スレッド619番に書き込まれた. この時は不評だったが, 2001(平成13)年の9月頃に再び出現し, 一躍ブームとなった. 単語を色々書き換えて面白おかしくするのが流行し, 後に動画も作られた.
・"小1時間問い詰めたい", "素人にはお薦め出来ない" などの流行語を産み出した原点.
鬱だ氏膿
・アングラサイトで, 何かに失敗したり嫌な事件があったときに言う言葉.
・"欝だ氏嚢", "鬱だ氏膿" などとも書く.
・同義語に "逝ってきます" がある.
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