『お茶はいいね。お茶は喉を潤してくれる。日本の生み出した文化の極みだよ。そう感じないか?』
するりと根っこだけを抽出。
なんかセリフがエヴァンゲリオン風なのは気にしない。
第5段落『だったら野蛮国のままで構わない』という言葉を引用しての反戦平和論は、ちょっと鼻に付く。お茶の馥郁たる香りを、ほんのちょっと損なっている。
まあ、それも気にしない。岡倉天心の言葉の真髄など、一欠片も知らないのですが。
勝手に『戦争だの平和だの、そんなものでこの茶の味わいは揺るがない』と解釈しておきます。
日本茶も、紅茶も、中国茶も、コーヒーも。
全ての嗜好品に感謝を。
- ふくいく 0 【▼馥▼郁】
- (ト/タル)[文]形動タリ
よい香りのただようさま。
「―たる香りが立ちこめる」「―とした香り」
今日の社説の二つ目では、まだ引っ張るかの『自己責任論批判』です。
朝日新聞は、気が付いていないのかな。
朝日新聞を筆頭としたマスメディアこそが、彼らの行動に対する批判を、NGOの活動に対する批判にすり替えているってことに。
気づいていないわけない!
気づいていながら、こういうすり替えをして批判を封じ込めようとしているからこそ、朝日新聞を信じられないのだ。
『お上に反抗した』というニューヨーク・タイムズ紙の、皮肉交じりの記事を引用していますが。
その言葉を吐いた『ニューヨーク・タイムズ紙の記者』は、なんで"Norimitsu Onishi"ノリミツ・オオニシという名のNYT東京支局長なんでしょう。NYT東京支局が朝日新聞内にあるからですか?
また、朝日新聞お得意の『マッチポンプ』ですか?
NGOの活動を非難しているわけじゃないんだよ。
『日本人を助けるために、日本国は全力を尽くす。但し、何でもするわけではない。』
そういう、当然の事実を、私たちは知っているというだけなんだ。
でも、あの3人の家族や、その支援者たちは『日本は私たちのために、どんなことでもするべきだし、そうしなければならない』と言っていた。
それを非難しているんだよ。
もう一度、大声で言ってみる。
『日本人を助けるために、日本国は全力を尽くす。但し、何でもするわけではない。』
それだけだ。
それを、恐らくは意図的に曲解し、あらゆる『批判』を封じ込め『萎縮』させようとしているのは、朝日新聞である。
彼らは言論を、卑怯な手段で封じ込めようとしている。それは、血の流れない『テロ』だと思う。
このような言葉をもてあそび、だらだらとした『言論テロ』を繰り返すのは、誰にとって一番マイナスであるか。
今回の場合は、正しく活動しているNGOの方々である。
朝日新聞が、上っ面では擁護しているかのように見える"NGO"こそが、朝日新聞の言論により著しい不利益を蒙っていると、指摘します。
なぜって?
少なくとも私は、彼ら3人の家族やその支援者を信じませんが、NGO活動をしている組織には敬意を払っているから、です。
朝日新聞こそが、私の持っている『あの支援者たち』への不信感を、NGOに向けてスライドさせようと躍起になっているからです。
*今日の報道ステーションでは、アタマからかなりの時間を割いて、あの3人の記者会見を報道していました。
ちなみに、この記者会見の日時設定がなぜ4月30日になったのか。これについては、北朝鮮に拉致された人を救うための、家族会と救う会を中心とした集会が4月30日にあり、このニュースのインパクトを薄めるためにぶつけたものだと言う、まことしやかな噂があります。
イラク人質事件で解放された日本人3人のうち、札幌市のフリーライター今井紀明さん(18)と東京都杉並区のカメラマン郡山総一郎さん(32)が30日、都内で記者会見した。事件後、会見するのは初めてで、拘束時の様子について詳しく説明した。北海道千歳市のボランティア活動家高遠菜穂子さん(34)は体調がすぐれず、同席しなかった。
(以下略)
イラクで拘束され、4月18日に帰国した今井紀明さん(18)と郡山総一郎さん(32)の2人が30日、解放から約半月ぶりに、東京都内で記者会見を行った。
(以下略)
兎も角。
彼らの言葉は、あまり深く響かなかったなあ。だってね。この『記者会見』は、彼らが『真実』を語っていると言う証拠が一つもない、彼らの言葉を伝えるためだけにセッティングされたものだから。だから、彼らの言葉が全てであり、これこそが真実である、等とは、ちっとも思っていないので。
それでも、彼らが自らの口で何かを言う機会は今までなかったんで、その意味では重要な場であるんだけれどね。
彼らの言葉は、やっぱりどうしても、芝居臭く感じてしまいました。
なぜって。
だって、彼らの言葉がそっくりそのまま『朝日新聞の主張』と一緒だったから、です。
特に、自己責任と言う言葉に対する反応ね。郡山氏は『私に自己責任は当てはまらない』と言い、今井氏は『戦争の悲惨さを伝えることが自分の責任だ』と言っています。
まるで朝日新聞のような、言葉の意味のすり替え!
彼らの言葉を、それが真実であり全てであると受け取ったとしても。
この主張は、ちょっといただけないよな。
あと、朝日新聞の記事では、郡山氏は彼らを拘束した犯行グループは『レジスタンス』だと考えているらしい。
日本人を拘束して主張を述べる以外に、方法を持たないかわいそうな人たちである、なんだと。
そうかあ。日本政府は犯人たちをテロリストだと考え、彼らに対抗するには真剣に腹を括って立ち向かわねばならないという態度を示したのに。
彼らは『レジスタンス』と考えていた、わけだ。
なんとも日本政府を虚仮にしたお言葉である。
しかし、会見のはじめと終わりに拍手が沸き起こるのはどういうわけだ? この会見は、あの3人の『勝利者インタビュー』だとでも言うのか? もう、これだけで胡散臭さ爆発です。
そして、報道ステーションの発言ですよ。
コメンテータとして出演していた、山田厚史という朝日新聞の編集委員ですが、彼が素晴しい発言をしました。
なんと。
あの3人を批判する人たちは、彼らに対して『ジェラシー』を感じているんだそうです。
彼らはそこに行ったが、自分はそこに行けなかった。そういう自分に出来ないことを成し遂げた人間に対する『嫉妬心』が裏返って、彼らに対する非難となって出てきているんだそうです。
しかも、彼らの行動は若者につきもののちょっと無謀な行動で、これが将来の成長の糧となるんだから、少しぐらいは大目に見てやらないといけないんだそうです。
笑っていいんだか、泣いていいんだか。
まず、泣いてみる。
なんでそんな『卑怯な』言論封殺をしようと試みるかな。
あんたらがテレビの箱の中でふんぞり返って、そんな言葉を吐いたら。
彼らに対する『批判』は、全て『嫉妬』であると断定されちゃうじゃないか。その批判がどれ程正しいものであっても『ああ、あれは嫉妬しているんだ』という判断されちゃうじゃないか。
そんな卑怯なことを『マスメディア』が垂れ流していいのかよ。
次に、笑ってみる。
この番組に出ている、喋ったヤツ、構成したヤツ、許可したヤツ、そういう関わった全ての人たちは、この程度の言葉で他人を騙せると、本当に信じているのかね。
世の中に新聞は朝日しかない、てなご時世ではないのだよ。むしろ、世の中が発信するメッセージを疑ってかかる人も結構な数で存在している。
そんな、考える人たちは、あなた方の言葉を聞いてどう思うか。
あなた方の知能の足りなさに怒りと憐れみを覚えるだけでしょう。
もう、騙されませんよ。
しかしマスメディアは、騙せると思っているようです。
ほとんどのテレビメディアは、郡山&今井の記者会見ショーを大々的に流し、北朝鮮の拉致事件を解決しようと言う国民大集会については時間を割きませんでした。中には全く流さなかったところもある位で。まあ、報道ステーションなんですが。
圧力と情報操作と暴力とで、世の中を造れるらしいです。
なんだか、なあ。
*朝日新聞なんかが必死になればなるほど、腐臭が漂ってきます。
悲しくなってくるよな。ここまでくると。
明日以降の社説とかコラムとかで、取り上げられるかな。
*でわ。
『今年は斉藤緑雨の没後100年。』
いや、単にそれだけのコラム。あんまり意図を感じられないな。
あ、ちなみに読売新聞が既に4月14日の編集手帳で、この件を取り上げております。
緑雨の広告が、1904年の4月14日に、読売新聞に載ったから、らしいです。
まあそれだけ、と言う感じかなあ。
*小ブッシュは9.11のテロを知っていたのか。
というニュースはアメリカで注目らしい。
テロがあるらしい、ということを知ったとして。では為政者は、一般的にその時どういう行動を取るんだろうな。
国民に公表する?
イスラム教系のテロリストがアメリカに攻撃を加えようとしています、アラブ系の人間はテロリストの可能性があります、って。
とんでもない。どれ程の混乱を引き起こすか。
諜報機関が密かに動く? それはいつでも動いています。現実世界にはジェームスボンドは生きていないのだよ。
では、大々的に軍を動かし、相手を徹底的に叩きのめす? それは、もしかして今やっているところなんじゃない?
何月何日にテロがある、という確実な情報なら、避難勧告も出せるでしょうが。
大体このあたりにテロがあるかもしれない、なんてな中途半端な情報を、国民に向けて流すのがどれ程危険か。
その情報により、社会生活や経済活動は大打撃を受けるでしょう。
そしてテロの目的とは『市民生活や経済活動に、恐怖により打撃を与える』ことである。であるならば、実際に攻撃を行わずとも、テロがあるかもしれないという情報を流すだけで、目的が達成されてしまう。
情報を知っている場合、どうしたらよいのか。難しい問題だな。
*昨日の『菅直人の面白大自爆劇場』は、話題沸騰中のようです。
与党の追及に使えると思って喜んでいた朝日新聞も、ご贔屓民主党の党首の道化師っぷりにご立腹。
今日の社説では『怒るよりも、まず、あきれてしまう』と仰っています。
まあ、このおかげで年金問題が、単なる『与党の不祥事追求』から『システムの見直しへ』という方向に進みそうなんで、善しとしましょう。
*重箱の隅をつつきすぎです。
小泉首相は29日、和歌山県内を視察した際、同県本宮町の熊野本宮大社に参拝した。首相は「小泉純一郎」と名前だけを記帳し、「内閣総理大臣」という肩書は記さなかった。参拝の形式は「二拝二拍手一拝」の神道形式をとった。
首相は就任後の靖国神社参拝で「内閣総理大臣小泉純一郎」と記帳。今月7日の福岡地裁判決は、この点も理由に挙げて「参拝は公的なもので、憲法で禁じられた宗教的活動にあたる」として違憲と判断した。首相は今回、肩書を記さなかった理由について説明していないが、こうした判決での指摘が念頭にあったともみられる。
首相は靖国参拝では、肩書を記す一方で、神道形式を避けている。3月に広島県の厳島神社に参拝した際には、肩書を記したうえで神道形式をとっていた。
(04/29 22:54)
なんつうか、一国の首相、しかも自らの母国の首相に対して『箸の上げ下げにまで文句を言う』ような態度は、どうかと思う。
ここら辺まで来るともう、因縁つけられるチャンスを待ち構えているとしか思えん。
あたしは、日本国の総理大臣が国務として神道形式で参拝するべきであると、思っています。
政教分離と言いますが、これはどちらかと言うと『国家が宗教を利用して信者や支持者を集めてはならない』ということだと思うのだよ。参拝だの慰霊行事だのを『信者獲得のための方策』と考えるのは、ちょっと無理がある。
逆に『宗教家が政治に関与し国家を利用してはならない』ってのも、政教分離だよな。その意味において、創価学会は問題があると思う。従って、公明党は問題がある。
これ以外の説明では『軍国主義の象徴だった』とか『アジアの人々に迷惑をかけた』とか、その手の『だってキライなんだもん』以上の声が出ないので、無視していいと思います。
日本の国力がとても小さく、例えば中国の顔色を伺って生きていかなければならない状況であれば、中国のために自国のあり方を変更するのも止むを得ないでしょうがね。
でもそれは、奴隷の生、だよな。
日本の軍国主義化に反対する、と称する方々は、日本はアメリカの奴隷だと言いますが、同じ口で中国の奴隷になれ、という主張を垂れ流すので、どうにも信頼が出来ませんし。
*そういえば、護憲派の方々のトレンドは、憲法99条を持ち出すこと、らしいです。
第10章 最高法規
第99条【憲法尊重擁護の義務】
天皇又は摂政及び国務大臣,国会議員,裁判官その他の公務員は,この憲法を尊重し擁護する義務を負ふ。
この憲法を尊重し擁護しなければならない。
だから憲法を改正してはダメ、だって。
すげえ。
そんな無茶な憲法は、システムとして問題がないかい?
護憲派の方々は、この憲法が実はGHQ作成の占領下憲法であると言う事実が衆知のものとなってしまったため、論拠を変えてきています。
押し付けだったと言うけれど実は日本の草案とほぼ変わらなかった、とか。
日本の草案がどうにも使い物にならないので仕方なくGHQが造った、とか。
押し付けだろうとなんだろうと、当時の日本人は喜んだんだから正しい、とか。
どうでもいいんだよな、それは。
今、現実として、憲法と現実との齟齬があるのが問題だ、ということ。
憲法に合わせて現実を作り変える? どうやって?
日本国内だけなら、それも可能でしょうが。日本は日本だけで世界にあるわけじゃないんだから。他の国との関係も考えないといけないでしょ。
一番簡単な話が、日本が平和を望んだら世界中が平和になるのか、ということ。
私は平和を望みますよと言えば、中国や北朝鮮は日本に照準を合わせたミサイルを放棄し、軍事基地を花畑に変えるとでも言うのかね。
夢や理想、未来への希望としてそれを持つなら、いいのだけれどさ。
そんな夢は、一発のミサイルが飛んできただけで、容易く吹き飛ばされる。
あたしは、憲法改正以外に道はないと思います。
*でわ。
*4月28日の天声人語ですが。今日は月に一度の『最近の言葉から』の日です。お言葉ごとに、まとめて見ましょう。
第1段落『高遠菜穂子(イラクで誘拐された日本人の一人)はバグダッドに必要だ』
第2段落『国格より国益を重視し人質を放棄した日本政府に憤りを覚えた』
第3段落の1『不寛容以外の選択がいい』
第3段落の2『勇気ある日本人がいるとは喜ばしい』
第4段落『アメリカはこれからも頑強であり続ける』
第5段落『国家関係とは互いのバランスである』
第6段落『人間にはそれぞれの物語がある』
まあねえ。朝日新聞だから、しょうがないんだけれど、さ。
自分に都合のいい言葉だけを並べて悦に入る、精神の貧しい所業だと思います。
尚且つ、とても正常とは思えない言葉を引用したり、他人の言葉を曲解して用いたり、やりたい放題ではないですか。
例えば、第3段落の2、パウエル米国務長官の言葉について、朝日新聞やTBSは『日本人は勇気ある市民を誇るべきだ』として、ご神託のように扱っていますが。この引用文は大嘘の、クソです。
イラクの武装勢力に日本人が拘束された事件で、人質の自己責任を問う声に「不当な被害者たたきだ」との反撃が活発化している。その有力な論拠の一つが、イラク戦争を主導したパウエル米国務長官でさえ人質を称賛しているとする発言だ。パウエル長官の真意はいったいどこにあったのか。
(以下略)
つまりは、自衛隊も誇っていい、と言っているんだがな。
日本のメディアは、その部分については意図的にカットして紹介している。
最悪に酷いバカは『民間人を称賛したのは彼の本意だけれど、自衛隊については政治上言っておかなきゃならないつけたしであり意味はない』なんて言う。
よくもまあ、そんなに『自分に都合よく』解釈できるもんだ。
第1段落。高遠菜穂子氏は個人ボランティアでイラクに居たのだけれど。やっていたのは、イラクの15歳以上の男の子を援助していた、ということ。
イラクでは15歳にもなれば成人と認められるのだそうで。彼女の目的がどこにあったのか不明すぎる。
彼女はボランティアではない、若い男を囲ってハーレムを作っていた、という話にも、リアリティを感じてしまうよ。
第2段落、倉本聰氏の言葉ですが。彼の考える『国格』とやらは、3人の日本人のためにその他の日本人を危機に晒し、国際的な信頼を裏切り、世界各国から臆病な卑怯者と罵られること、らしい。
自衛隊撤退が『人質を救出する最大の選択肢』と、疑いも無く信じているあたり、日本政府よりテロリストにこそシンパシーを感じるような人間なんだから、しょうがないか。
あたしは『日本は脅しに屈するような弱い国ではない』という印象を世界中に与えることも、彼の言う『国格』を高める選択だと思うよ。それは、誇り高い尊厳だ。
第3段落の1、大江健三郎氏。彼の言う、テロに対して『不寛容』ではない選択、とは。何なんだ?
『テロリストに寛容である』というのが、第3の選択、と言うことか。そう、もちろん寛容が戦いに対して有効である事は、認めるよ。
でもなあ。彼らテロリストが、何を望み何を行ったか。その行動がどのような状況を造り出すのか。そういうことを考えず、なんでもかんでも『寛容だ!』と叫び股を開くのは、ただの阿呆だと思う。
それは『寛容』ではなく、ただ『争うことを恐れ、傷つくことに怯えている』だけなんじゃないかな?
第3段落の2は、先刻書いた。朝日新聞の捏造報道なんで語らず。
第4段落は、小ブッシュの言葉だ。頑強であり続ける、という言葉は、素直に聞いたら『強くあり続ける』という決意だし、裏から聞いたら『俺に指図するな』という脅しだ。どっちも認めるよ。
第5段落の『同盟とは一方的な忠誠ではない』は、正しい言葉だと思う。朝日新聞は中国や韓国に対して一方的に忠誠を誓えと言わんばかりの報道をしているので、貴様等も真摯に受け止めろ。
第6段落は、どういう意図なんだろうな。しかし、普通の言葉だと思うので、まあいいや。
そろそろ、朝日新聞のサヨク市民援護にも飽きてきた。
だって、全然理性的じゃないから。
感情的な言葉だけでは、新しい何かが無くて消化不良になっちまう。
*昨日サボった4月27日の天声人語。
『国民の裁判への参加は時代の流れだ。』
軽く、一言で。私は、この流れは『ウソ』であると思います。この制度にも賛成できません。
人が人を裁く、のですが。人格が人格を裁いてしまっては問題である。裁判の理想は『システムが人を裁く』だと思うので。
だが、システムだけで『あらゆる状況』を網羅することは不可能であるために、人間の持つ柔軟性をシステムに組み込んでいる、のであると思います。
システム。クリスチャンであれば『神の名において』とでも言うのかな。
裁判官と言う『人格』が人を裁くのが問題である、という現状を打破するために、裁判員システムを導入して『多数の人格』により人を裁くシステムとする。というのは、間違っているんじゃないかなあ。
裁判官はシステムとして人を裁く訓練を積んでいるのだけれど。国民からランダムに選択される裁判員は、そんな訓練をつんでいないからな。裁判員の『人格』が、被告の『人格』を裁くことになってしまうでしょう。
加えて、マスコミは世論と言う場の状況を左右し、クリアに判決を下すことをさらに困難にさせる。
良いシステムではないと思う。
*昨日の柏村武昭氏の発言に、朝日新聞は社説で早速噛み付きました。こういうのへの食いつきは異常に良いね。ダボハゼとは蓋し名言。
まあ、相も変らぬ感情論とすり替えなんすが。
社説『人質事件――「反日」とは何ですか』。
タイトルは『反日とはどういう意味ですか』ではなく『反日だなんてふざけたこと言うんじゃない!』という読みをするのかな?
相変わらず、朝日新聞は『人質の3人』を表に出し、全ての批判を彼らに対する批判であるとして糾弾することで、以降の言論封殺を試みていますが。
そうではない。彼ら3人の家族と、その支援者たちが怪しいのだ。
あの3人の支援者たちについては、朝日新聞はどのように考えるのか。3人を焚き付け、事件の尻馬に乗って騒いだ『政治団体』だの『市民団体』だのこそ、問題なんだが。そこまでは踏み込まないのか。踏み込まないだろうな。朝日新聞こそが、尻馬に乗って騒いだ阿呆だから。
自衛隊派遣に反対すること=反日として『反日』発言を非難しているけれど。だから理解力の低い阿呆だと言われるのだ。
あの状況で自衛隊を撤退させることがどれ程危険なことか、わからんわけでもないでしょうに。あいや、倉本聰や大江健三郎と言った『朝日新聞がお勧めする日本の知性』は、わからないようだけれど。
兎も角、そういう情勢を見極めずに、若しくは見極めた上で『政府は何もしない自衛隊は無駄だ市民こそが真に有益だ自衛隊を撤退させろ』てな言葉を、それ以外に正義はないかのように叫ぶのが、阿呆であり『反日』であると、言っているのだ。
もっと噛み砕け。つまり『日本が嫌いで日本の利益になることはしたくない、日本に損害を与えたい』と望む人々をして『反日』と言っているのだ。
国民は常に理性的で賢明で最善の選択をすると信じ、常にその声を尊重していたら、早晩日本は沈没するでしょう。朝日新聞はそんなこともわからないのでしょうか。
イラクで人質になった3人。彼らは正しく『イラクの人々を支援しようとした』のでしょうか。
そんなわきゃない。
高遠氏はイラクの男の子『だけ』を援助していた。
今井氏は劣化ウラン弾の調査に行ったらしいが、彼らの言では危険なはずの劣化ウラン弾の調査に、無防備な個人の短期滞在がどれ程有益なのか全く不明。またこのような市民団体のプロパガンダこそが科学や医療に政治を持ち込む原因ともなる。あまり有益とは思えない。
郡山氏はジャーナリストだ。彼はそこで写真を撮るのが職業である。
それでも彼らは、イラクに行っていい。彼らがもしかしたら『イラクの人々を支援したい』と思っているのかもしれない。
だが、実際の行動は、全て単なる『自己満足』であった。
精神の高貴さを理由に全てが赦されるのであれば、赤報隊の行動も赦されちゃうのか? 彼らは『日本を救うため』と主張しているではないか。
陳舜臣氏の言葉を挙げ『そんな見方もあるのだ』と言うなら、柏村発言にも『そんな見方もあるのだ』と言えるだろう。相対的な見方なのだから。
『反日』という言葉はテロに結びつきやすいらしい。そうだね。中国では『反日』デモで日本人を襲撃するし、韓国では『反日』感情で園児を斧で殴りつけるし、北朝鮮は『反日』政策でミサイルまで撃ちこもうとしている。朝日新聞は『反日』新聞で言論テロを繰り返しているしな(笑)
戦時体制のような物言いだ云々は、下らない言いがかりなんで、その手の言葉狩りは止めた方がいいと思った。
最後の段落は、もう『彼ら3人は反日ではない』がここまでの前提なんで、そういう発言を生み出す空気は払拭しなければならない、国会議員は世論操作をしろ、そして柏村武昭等を徹底的に批判しろ、としか読めません。
さすが言論弾圧新聞。ご主人様の真似も上手ですね。
『大いに意見を言ってほしい』の結果が、柏村氏の『反日的分子』発言なんでしょうが。
そういう意見や発言を『不適当だ』『不穏当だ』『まるで戦時体制』『グンクツの音がする』と封じ込めるのは、民主主義なのかね。
結論。
『反日的分子』と言われて、自分のことを責められたのかと思った朝日新聞が、過剰に反応してきーきー騒いでいる社説。
全く。ダボハゼめ。
*あたしの意見?
彼ら3人は、反日と言うより幼稚なんだろうな。それを許容したり利用したり悪用したりする組織が存在しており、それこそが『反日』。
柏村氏の発言は、不適当とまでは言わない。品がないとは思う。まあ、こんな下品な日記を公開しているあたしが言うのもナンだが(笑)。
柏村氏の発言そのものは、一つの正論だと思うよ。
朝日新聞の社説は、体裁は繕っているけれど、正論とは言わんな。ちょっと暴論だと思う。
とりあえず『反日』という言葉を辞書で引き、その意味をかみ締めた後自社の報道姿勢を省みるべきだと思いました。
簡単に言うと『「反日」とはなにかって? 鏡を見なさい』ってこった。
- はんにち 0 【反日】
- 日本(人)を排斥しようとする思想や運動。
- ⇔親日
- 「―運動」
- しんにち 0 【親日】
- 日本に友好的であること。
- ⇔反日
- ⇔抗日
- 「―家」「―的」
- こうにち かう― 0 【抗日】
- 日本の帝国主義的侵略に対する抵抗。
- ⇔親日
*国民年金未納の自民党議員に対して民主党党首菅直人氏は『未納3兄弟』等と言って厳しく追及していましたが。
実は自分も未納だったことが判明。
これは吉本新喜劇の舞台ですか?
民主党の菅代表に10か月間の国民年金保険料の未納期間があったことが明らかになったことで、民主党内には大きな衝撃が走った。
閣僚の年金保険料納付問題を徹底追及することで、参院選に向けて反転攻勢に出ようとしていた直前に、リーダー自らが失態を演じた格好になった。党内では「みっともない。脇が甘すぎる」(若手)などと菅氏の責任論が浮上している。
(以下略)
まあ、民主党内にも、絶対山ほど未納者がいるんだろうなと、思ってはいたのですが。
まさか代表ご自身とは。しかも自身が厚生大臣だった期間とは。
衝撃と言うより『笑撃』だよなあ。身を挺したギャグ根性は、評価できる。
小泉首相は28日夕、首相官邸で記者団に対し、菅民主党代表の国民年金保険料未納について、「うっかりしていたんじゃないですか。議員というのは家族任せとか、秘書任せですからね」と述べた。
菅氏が中川経済産業相ら保険料未納の3閣僚を「未納3兄弟」などと批判していたことに関しては、「よく批判する人だからね、人のことを」と語った。
(2004/4/29/02:01 読売新聞 無断転載禁止)
しかも小泉首相は、さらりと流しているよ! 菅代表を気遣う余裕すら見せる有様。
笑いどころが多すぎます。
しかし、アレだね。
とりあえず、全国会議員の国民年金の納付状況を、全部公開するべきだな。プライバシーとかクソを口から垂れていちゃ遺憾。証拠資料を添付して全員公開ってのが、いいと思います。
しかし、菅直人氏の発言じゃないけれど、確かに国民年金のシステムはややこしくてわかりにくい上に、加入者に不親切だ。
改革の余地も改革の必要性も、あると思う。
*これって、何がどう問題なの?
石破防衛庁長官は27日の記者会見で、イラクに派遣した陸上自衛隊の隊員から、本人の同意を得て事前に血液を採取していることを明らかにした。感染症対策のためとしており、石破長官は「(感染の前後の)抗体値を比較するための血液の採取は行っているが、(そこから)DNAを採取したということはない」と説明した。
ただ、石破長官は「交通事故や危険に遭遇することもある。万が一、不幸にして(事故などが)生じた場合にDNAを照合することは当然行われる」と述べ、隊員の身元確認などが必要となった場合には、保管した血液を使ってDNA照合を行う方針であることを認めた。
(04/27 13:52)
なにか不都合があるんだろうか。
実施して当然の処置だし、やっていなかったらその方が責められるくらいだと思う。
のに。
イラク派遣の自衛隊員からDNA鑑定用の血液サンプルが採取されていた。石破防衛庁長官も二十七日、これを認めた。
万一の際の身元鑑定のため。血液成分から、遺伝子情報をつかさどるDNAを抽出、カードの形にして保存される。本人と家族の承諾を得ており、交代要員を含む二千人の派遣隊員が対象という。
取材した記者は、陸上幕僚監部の「個体識別のため」という言葉にショックを受けた。非戦闘地域に派遣されたはずなのに、軍事の非情さなのか。この手回しの良さはどうだ。この場合「備えあれば憂いなし」とはとてもいえまい。留守家族にとって識別の必要など、想定するのもいやだろう。
過酷なイラク戦争の現場では、戦闘要員、非戦闘要員を問わず、爆弾やミサイル攻撃で亡くなった人たちの遺体の状態がひどい。昨年十二月に拘束されたフセイン元大統領は、本人確認のため口内からDNA鑑定用サンプルを採取される場面がテレビで流された。その六カ月前には、イラク西部の砂漠でミサイル攻撃された車列の遺体がフセイン元大統領かどうかDNA鑑定に回されるというニュースがあった。
人が遺伝子情報という数値やデータによって識別される時代になって、人の命がずいぶん軽んじられるようになった。遺伝子情報は人の表情も家族への愛も生い立ちも伝えてはくれない。その生のかけがえのなさも。9・11以後繰り返される無差別テロと報復攻撃による戦争死の特徴だ。
「個体識別」など、あちこち出没するアザラシ・タマちゃんの確認ぐらいで十分だ。
いやあ、なんつうか。狭い知識と偏屈な連想からの『血液サンプル』→『戦争なの!?』という直結ぶりは、とても報道に携わる人間が書いた文章とは思えません。
個体識別という言葉はお嫌いなようですが、現実問題としてイラクに派遣された自衛隊員は、戦闘ではなくても、事故に遭遇する可能性はいくらでもあるのだし。
軍隊式の手回しのよさ、というかマニュアルが既に出来ている、というのは、必要だからそれを行っている、のでな。何の装備もない、何の対策もしていない一般人がのこのこ出かけるのが如何に危険かってのは、例の3人でわかっているでしょうに。
遺伝情報とかデータ管理とかを直接『人の命がずいぶん軽んじられる』とか『愛も生い立ちも伝えてくれない』とか、そういう感情論的言葉に結びつけちゃうところが、知識不足を露呈しているね。
しかも最後には『アザラシ・タマちゃんの確認ぐらいで十分だ』と来た。
あんたの勤めている会社では、社屋に入社する人間を識別していないのかよ。テロリストも泥棒も入りたい放題じゃないか、それじゃ。
朝日新聞以上に阿呆なコラムだったんで、呆れてしまいました。
こいつ、絶対住基ネットに反対しているぞ。街中やコンビニの監視カメラも嫌いなんだろうな。
管理されたくない! という感情は理解するけれど。ある程度は管理されないと如何に危険で如何に不便か、を実感してみる必要があると思いました。
*でわ。
『北朝鮮の列車事故は、チェルノブイリ原発事故を思い起こさせる。ソ連は事故の5年後に崩壊したが、北朝鮮は違う。北朝鮮を援助するべきだ。』
変な文章だ。要約も変になっちゃった。
ソ連の原発事故とその隠蔽と、北朝鮮の列車事故とその公開とを対比し、方やソ連は崩壊したが、北朝鮮は情報公開したんだからまだ崩壊しない、という結論を導き出し、最終段落『手を差し伸べたい』に繋げよう、という意図で書かれたものだと読みました。
第1段落の倒置法の使い方は、先代天声人語子小池民男を思い起こさせる。つうか今日の文章は民男氏が書いているんじゃない? 粘液質な臭いがする。
第2段落〜第5段落までは、原発事故を振り返っています。
原発事故と今回の事故との大きな違いは、この列車事故は『周辺国に甚大な環境被害を及ぼさない』ということです。
つまり、原発事故のときは、援助しないとこちらにも被害が及ぶという、尻拭いの感がありましたが。列車事故の場合『全くの憐れみと人道的観点からの支援』だ、ということ。
最も、北朝鮮の原子力発電所で『スリーマイル・シンドローム』が起こっちゃうなんてのは、全くにご勘弁願いたいところだが。
第3段落『死の灰は国境を軽々と越え』という形容詞の使い方は、なんか違和感がある。
死の灰が飛び散るのが、さも嬉しそうに感じてしまう、からだな。まああたしだけかもしれません。
第4〜第5段落は、ソ連の硬直した政治体制と言う事例を、戯曲を通して紹介しているのですが。比較対照となる北朝鮮が、どれ程『硬直しているか』が全然提示されていないため、このコラム内では浮いてしまっています。
第1段落での『極めて閉鎖的なこの国が事故を公表するのは異例だ』から類推することで、今の北朝鮮はまだ崩壊するほど硬直していない、と読むことは可能だけれど。文章解釈遊びでしかないな。
第6段落『今そこで苦しむ人々には手を差し伸べてやりたい』と来たが、朝日新聞は北朝鮮の拉致による被害者たちにどれ程手を差し伸べたことやら。
人道的という、その一点についてだけは、同意するよ。あたしは、人の善意を信じる楽天的な楽園主義者の一面を持っていることを、正直に告白する。
しかし。
朝日新聞が言うような『固く閉じた殻に透き間ができることもある』なんつう愚かな希望から、そんな援助を望むわけじゃない。あたしの場合は、もっと単純な、自己満足である。
自己満足だから、自分の生活に影響のない程度の援助しか、しないんでな。
北朝鮮の『固く閉じた殻』に透き間ができる、というのは、つまり『北朝鮮が崩壊する』ということであると思います。
朝日新聞がどう考えているか、知らないけれどね。
どうあれ、北朝鮮の体制は、もうそろそろ、という雰囲気を感じます。
*社説『小泉政権3年――意固地と運と危うさと』。
まあ、物事を裏から見るか、表から見るか。そういうことなんだな。
ぶれないという『強さ』と『危なっかしさ』は、その通りだと思う。物事は常に裏表両面の評価が出来る、というのは事実です。
どちらも真実なんで、両面とも認めたうえで、あたしは『ぶれない』ことの強さと安定性を支持しますよ。
しかし『首相の靖国参拝へのこだわりも世論のナショナリズム志向と波長が合う。しかし、そこにはアジアの中で生きる日本としての国益判断は見いだしにくい』という段落は、違和感あるなあ。
ナショナリズム志向つうのは、今までが異常なほど国家意識が希薄だっただけだと思います。
『アジアの中』って、また『アジア』ですか。所詮中国韓国北朝鮮しかないじゃん、朝日新聞の言う『アジア』ってのは。
しかも『国益判断』て。中国韓国北朝鮮がぎーぎー騒ぐのが、どのくらい国益を損なうっての。
彼らの『感情的な』内政干渉発言に屈して『国策』を左右するってのは、明らかに間違いだと思いますよ。
テロに屈するな、というのと一緒。彼らの叫ぶ『靖国神社反対』ってのは、思想的テロであると断じます。
朝日新聞は、民主党がお気に入りのようですが。
そう思うんだったら、民主党の思想や発言や行動が、如何に阿呆であるか。それをもっと厳しく追及するべきだと思います。
民主党は、なんのかの言って結局『自民党のあら捜しと罵倒』しか出来ていないじゃないのよ。朝日新聞と同様に、さ。
もちょっと、ハードでタイトな言論ってのを、望むんだがな。
*その、民主党党首、菅直人氏です。
自身の日記では、投票率の低さや公明党の組織投票が問題であると、既にわかっているのに。
棄権した人に対してペナルティを課す『義務投票制』なんてことを考えているようでは、遺憾なあ。
選挙に行って民主党に投票したら、なんかもしかして、日本って変わっちゃうのかもっ? という、素晴しくも安っぽく、ウソ臭くも煌めいた夢を提示してみるっつうのが、野党の行うべき行動ではないのかね。
あたしは、そう思うんだがなあ。
で、多分そのための一番の方策は、日本の『タブー』に切り込む勇気、だと思うのだよ。
同じ『政教分離』を叫ぶんなら、なんのリスクもない『靖国は…』ではなく、公明党に対して『あんたらこそ政教分離に反しているだろうが!』と、叫んでみたらどうかな、というね。
そういう、もっと夢を見れる行動を、民主党が始めたら。
日本はもっと、面白いと思うんだけれどなあ。
*イラクの例の3人+2人。
もう、いい加減論じつくされちゃったんで、終了ですな。
彼らのバックに付いた組織が、想定したとおりアカい人たちだった、というのが、この後に出てくる最高のオチですね。
そこに落とせるのであれば、日本はもっと面白い。
左系危険な人々と、右系危険な人々とを噛み合わせて、大混乱が起こせれば、もっともっと面白い。
*そんな中、強烈な発言が。
自民党の柏村武昭・参院議員(広島選挙区)が、26日の参院決算委員会で、イラクでの人質事件に関して人質になった人たちを「反日的分子」と批判した。さらに、外国人犯罪についての質疑では、「中国なんてろくな裁判もない」などと発言した。
人質事件にかかった費用などについて、「人質の中には自衛隊のイラク派遣に公然と反対していた人もいるらしい。そんな反政府、反日的分子のために血税を用いることは強烈な違和感、不快感を持たざるを得ない」と発言。中国については、「刑務所の内にも外にも人権なんてものは恐らくないんでしょう。それに比べれば日本の刑務所は楽園だ」と語った。
野党委員からは「自衛隊派遣に反対というだけで反日分子というのは不穏当だ」などとの指摘があり、理事会で対応を協議することになった。
柏村氏は委員会後、「中国については委員長に訂正を申し立てた。反日の部分は理事会の結果を待つ」と事務所を通じてコメントした。 (04/26 20:37)
26日開かれた参院決算委員会で、柏村武昭委員(自民)が、イラクでの邦人人質事件を取り上げ、「人質の中には自衛隊イラク派遣に公然と反対していた人もいるらしい。仮にそうなら、そんな反政府、反日的分子のために血税を用いるのは強烈な不快感を持たざるを得ない」と述べた。
また、中国人など来日外国人による犯罪が増えていることに触れ、「中国なんかろくな裁判もないし、刑務所の中にも外にも、人権なんておそらくないんでしょう」などと発言した。
これに対し、複数の野党委員から「反日的分子という表現は不穏当」などの意見が出され、議事録からの削除や訂正を含め、理事会で協議することになった。
柏村委員は報道陣に対し、「国(の退避勧告)に逆らって行ったんだから、反日的だ。不適切な表現と感じる人もいるだろうが、考え方の違い。訂正、削除する気はない」と答えた。中国に関する発言部分については、委員会終了後、委員長に訂正を申し立てた。
柏村委員は広島の民放局アナウンサーからフリーに転じ、人気番組「お笑いマンガ道場」の司会やニュースキャスターを経て、2001年7月の参院選(広島選挙区)で初当選した。
(2004/4/26/23:00 読売新聞 無断転載禁止)
放言だか、正論だか。それは、受け取る人それぞれ。
朝日新聞としては、ご主人様たる中国をこっぴどく批判されたのだから、噛み付かざるを得ないでしょうな。狗だし。
しかし、こんな強烈な発言ができる人間が、自民党にしか居ないってのが、問題なんだろうねえ。
まあ、ちょっとは話題が続くかな?
*バカニュース。
陸上自衛隊松本駐屯地(松本市高宮西、村永次郎司令)で18日あった創設54周年記念行事(自衛隊祭り)の際に、名古屋市内の男児(8)らが展示されたヘリコプターなどに触れてけがをしたとして「自衛隊祭り反対松本地区連絡会議」など9市民団体が23日、事故への抗議と事実関係調査を同駐屯地に申し入れた。
申し入れ書によると、展示中の戦車で遊んでいた子どもが手の指を骨折。また、並んで展示していたヘリでも、別の子供が手の指のつめを負傷したという。事実であれば、関係者への謝罪も求めている。
これに対し同駐屯地広報班は、男児がヘリ側面に触れ、右手の指のつめがはがれて応急処置をしたことを認めたが「詳しい事実関係は分からない」とした。また戦車で骨折した件は把握しておらず、調査して回答すると約束した。
事故当時、展示したヘリや戦車の前にはプラスチック製チェーンが張ってあったが、係員はおらず、自由に近寄れる状態だったという。【森有正】
毎日新聞 2004年4月24日
何がばかばかしいって。
自衛隊祭りに遊びに来ていた子供が、怪我をしたのに。
抗議をしているのが『自衛隊祭り反対』を叫ぶ『市民団体』とやらである、ということです。
そういや、最近もそんなこと、あったね。イラクで、だっけ?
何をやっていて怪我をしたのか、知らないけれど。
まあ、恐らくは、親の不注意、だろうなあ。
つうか、ガキは『危ない』がわからんから。指突っ込んで痛い目見たり、がっつりぶつかって激しく泣いてみたり、そういう危険で傷だらけになる遊びを繰り返して、痛いとか危ないとかを知っていくんだと思うのだよね。あたしもそうだった。
だもんで、痛い思いをした、程度で済んで、良かったんじゃないかなあ、なんて思ったり。
事故の一連の流れの構図に、あまりにも胡散臭い『市民団体の暴走』の臭いを感じてしまって、どうにもこうにも。
まあ、彼らの想いの真摯であるを疑う、というわけではないのだがね。
しかし、その行動がどれ程に効果的であり、またどれ程に理想に近づくことが出来るかを考えると、それはちょいと疑問、ということです。
まあ、憲法を厳格に守り、自衛隊を解体するというのは、一つの方向でしょうな。
それが可能かどうか、理性的な言葉を、彼らから聞きたいんだが。
彼らの声は、あまりにも感情的で、激情に流された絶叫のみが返ってくる。
彼らは、自らの行動が『絶対正義』であるという、信念があるからな。
彼らの行動は『完全に正しい』ので、何をやっても赦されると思っている節がある。
それは、強力な力だろうけれど。傍から見たら、傍若無人で迷惑な行動だ。
*今日の多事争論。筑紫哲也は『小泉さん、もう少し説明が必要だと言うのが、私の感想です』てなこと、言っていました。
多分、小泉首相がもっと詳しく説明したら。その中には『筑紫哲也さん、あなたとTBSは、もう日本に必要ありません』って言葉が、存在すると思います。
筑紫哲也さん、気が付いているからこその、そういう言葉だったんだろうなあ。
*しかし、北朝鮮の列車事故。ニュースが届くにつれ、爆発の大きさがわかってきます。
10mを超える爆心地のクレーターに、2kmに及ぶ被害半径。
日経新聞の社説に依れば、その爆発の規模はTNT火薬換算で26キロトンだそうです。。広島型原爆の規模が20キロトンと言いますが、想像がつきません。ものすごい衝撃なんだな、ということだけは、判るのですが。
北朝鮮の朝鮮中央通信は26日、竜川(リョン・チョン)で起きた列車爆発事故の被害規模について報じた。事故の発生については24日に報じていたが、被害の具体的な状況について続報を伝えたのは初めて。死者は150人余、けが人は1300人余としており、現場周辺の写真も配信した。
朝鮮中央通信は担当機関の調査結果として、被害半径は2キロに及んだとし、爆発現場には深さ15メートルの穴ができたとした。爆発により公共建築と産業、商業建築計30棟余りと民家8100世帯余が破壊され、うち1850世帯の民家は完全に壊れたとしている。
同通信は「行方不明者数は現在、調査中」とも伝えており、死傷者のほかに行方不明者がいることを示唆した。 (04/26 21:14)
しかし、上の報道は、なんかおかしくないか?
1850世帯の民家が完全に破壊されたのに、死者150人、けが人1300人?
桁をひとつ、間違っているんじゃないか?
この竜川と言う街にどれ程の人間が住んでいたのか、知らないけれど。
これで全員だった、ってワケでもあるまいに。
それに、この規模の爆発って、そんなに簡単に発生するの?
26キロトンTNTという見積もりが、正しかったとして。26,000tのTNT火薬の爆発に相当する、何かの爆発。
爆発の威力があまりにも大きすぎるし、公称被害者数があまりにも小さすぎる。
胡散臭すぎる。
もしかしたら全部本当なのかもしれないけれど、ね。
*以上。
『小泉首相じゃ、先行き不安だよなあ』
都々逸、つうのかな。こいずみじゅんいちろう、を文章の先頭に取って戯れ歌にする、というもんなんですが。まあ、なんつうか、下品な作品ですよ。
第2段落『しゃにむに隊を派遣して』って、まるで小泉首相がたった一人で決定したかのような言は、民主主義を否定しているよな。自分の想定する結果以外は全て『圧政、弾圧、独裁』と断ずる気かな、朝日新聞は。
そのくせ、自分の想定する未来に向かうためには、反政府的暴力や民主主義の否定を読者に薦めるしね。
だから『煽動新聞』から脱却できないんだな。
第3段落『やるやる詐欺』ですが。朝日新聞が全力で支援している民主党菅代表の吐いた言葉ですが、代表、その下品さゆえに追求されていたんじゃなかったっけ?
あんまり品の無い誹謗中傷は、止めた方がいいと思うのだがなあ。
第4段落『足踏みもまた長くなる』って、なんもかも、全部北朝鮮の犯罪でしょうに。
まあ、その犯罪に加担している売国政治家が存在していることは、認めるけどさ。小泉純一郎には関係ないよな。
大体、あんたら朝日新聞は『拉致被害者は国交正常化の障害だ』なんていう主張をしていたんですが。これを鑑みると『日本人の被害には目をつむれ、北朝鮮へ支援することが先決だ』とでも言いたいのかね?
第5段落『一衣帯水のアジア』。アジアの国々、という言葉は、もう要らないよ。所詮例の3ヶ国じゃないの。近くにいる阿呆よりも、遠くにいるもうちょっとマシな友人の方が、頼り甲斐があります。
つうか朝日新聞の言う『アジア』は、日本を踏みつけようと言う気しかないんですが。彼らに踏みつけられるのが、そんなに好き?
マゾヒスト奴。
朝日新聞的下品な主張がてんこ盛りの、今日の天声人語でした。
- どどいつ 2 【▽都々逸/▽都▽都一】
- 俗曲の一。天保・嘉永年間(1830-1854)に流行。源流は「よしこの節」。「どどいつどいどい」とはやすようになって「どどいつ節」と呼ばれたが、都々逸坊扇歌が節回しを完成し、しゃれた歌詞を即興で作って唄い、評判となったので「都々逸」などの字があてられた。多く男女間の情を七・七・七・五調にまとめ、三味線の伴奏で唄われる。
*社説の『列車大爆発――北朝鮮は本気で門開け』ってのは、その『列車大爆発』というフレーズに思わず笑ってしまいました。
いあ、死者続々なんで、笑ってちゃ遺憾ような気もするんですが。
しかし、北朝鮮の体制を考えると、安易な援助は逆によろしくないような、気がします。
支援に対する北朝鮮の言葉が『いろいろな国の政府と国際機関、団体が人道支援の用意を表明していることを評価する』だからなあ。
評価する、だよ。評価する。
産経新聞が主張や産経抄で言っている通り、あの表現は到底『ありがとう』という態度じゃないよ。
朝日新聞としては、あれをして『期待をにじませてもいる』と、最大限に好意的に解釈しているけれど、さ。
やっぱね。
極東の3カ国は、どうしようもないよ。
付き合う人は選びなさい、と、お父さんお母さんに言われませんでしたか?
あんまりマシなお友達とは、言い難いよな。
朝日新聞はこの社説で『今回、北朝鮮が救援受け入れやむなしに動いた背景には、この程度のことでは体制はみじんも揺るがないという読みもあるのだろう』と、世にもすっとぼけた評をしているけど。
むしろ、彼らの国家体制はこの程度で壊れそうなほど、脆弱だと言うことだと思うんだがなあ。
北朝鮮に残された道は、北朝鮮が消滅すること意外無い、という気がするのは、あたしだけ?
*『痴呆』という言葉を止めよう、ということについて、書きたかったんだが、今日は断念。
映画を見てきました。
KILL BILL Vol.2とCASSHERNです。
どっちも、面白かった。キャシャーンの方が、あたしの評価は高い。
キルビルは、徹底的に『オレがcoolであり、オレがこいつで映画を作ったらそれがcoolなんだ、文句あるか』という、独善的で叩き付ける感じが、好みの分かれるところでは。あたしはvol.1の容赦無い殺戮のほうが好き。
キャシャーンの、赤黒い、錆びた鉄のイメージ。青白い、腐った泥のイメージ。モノトーンの、乾いてひび割れた肌の感触。そういう、泥臭く汚い表現は、美しいと思った。劇場映画っぽくないよな。深夜枠で流されるアングラ系小劇団の演劇と言うか、ちょいと金のかかった自主制作映画と言うか、そういう雰囲気。でも全然悪くない。
これについても、また後日。
*でわ、ぐんない。
*面白いトピックがあれば、それについて色々と垂れ流すんですが。
こう、なんだか一段楽してしまうと、書くほうも『あ、そう』となってしまうのです。
こういう自分を省みるに、記者の人たちってのは、事象をトコトン解明したい、隅から隅まで納得したいという『燃える意思』ってのがないと、出来ない仕事だなあと、思いました。
ま、現実の記者は「そんなことないよ、目の前の光に飛びついているだけさ」とか、謙遜して言うかも知れんけどな。
知り合いにそんな人間が居ないので、そこら辺は知らない。
『地域通貨システム作りの努力こそが地域発展に役立つだろう。』
普通のコラムだなあ。
普通にいいこと言っているんで、まあ特に突っ込みどころはないな。
トークンというか、そういうシステムについては、興味はあるね。
こういうシステムが成り立つ条件とか、運営方法とか、そういうシステマティックな意味での興味ね。
- トークン 1 [token]
- (1)(ゲーム機や自動入場機などで使う)代用硬貨。
- (2)象徴。しるし。
*今日は眠いしここまでだ。
すまんね。以上。
『ナポレオンのエジプト遠征において、ロゼッタストーンが発見された。同じような石碑がまた見つかった。』
今日の天声人語は『第2のロゼッタストーン?』というニュースに関する、叙情コラムでした。
叙情コラムは、要約してしまうと面白味がなくなっちゃうね。
*社説。
ひとつめ『圏央道判決――裁判所に早い出番を』
『圏央道の建設は違法だと判決が出たが、今後のためにももっと迅速な司法判断が可能なシステムを造るべきだ。』
うむう。あたしは橋の設計屋さんなんですが。
そう。この圏央道あきる野ICでも、ほんのちょっとだけ、設計のお手伝いをした経験が。お手伝いだけなんだけどね。
兎も角そんなこんなで、この橋は完成して欲しい感情があります。
まあ他にも、この手の『住民の側に立った司法判断』とか『終の棲家』とか、そういう判決については胡散臭いものを感じます。橋梁があることによる利益の見込みと言うのを全く無視しているよね。
さらには、この判決を出した藤山雅行裁判長というのは、東京地裁の有名人でして。
つまり『逆転され裁判』を連発するという意味で。彼が地裁で原告勝訴とした判決が高裁で逆転される率が尋常ではない。
『国破れて3部あり』『逆転裁判長』の藤山判決に、石原慎太郎東京都知事もげんなりしているようです。
なんにしろ、今回の判決は
『道路が出来たらうるさいし臭いし、よくないじゃん』
『他の道路造ったらこっちいらないじゃん』
『この道路があったらどれだけお得なのかわからないじゃん』
『昔っからここに住んでるんだもん、退かなくてもいいじゃん』
というのが趣旨、ですな。
これでは、なあ。高裁でひっくり返っちゃうんだろうな。
藤山雅行の伝説に新たな一頁が加わってしまう、のでしょう。
社説はこの判決について特に述べず、公共事業の見直しが世の中の趨勢、と言うだけです。
ただ、途中まで造ってほっぽり出すのも良くないよね、と言いながら、造る前に考え直す場を設けないと、という、システムの根源に対して提言しています。
朝日新聞の社説にある『行政訴訟システムの変革の必要性』については、同意しますよ。
効率的でない裁判のシステムが、住民、行政双方の利益を阻害している、という可能性は否めないのでね。ちゃちゃっと裁判ちゃちゃっと判決。
でも、この判決に対する言葉も、聞きたかったね。
他紙の社説スタンス。
読売新聞:[『圏央道』判決]「公共性の観点が余りにも乏しい」
もっと公共性と言うものを考えたほうがいい、と言う主張。この判決はロクなもんじゃないと言うことだな。
日本経済新聞:社説1 公共事業に警鐘鳴らした圏央道判決
朝日新聞と同じようなスタンス。ただし『地権者のごね得を許すことになる』とか、都心の渋滞緩和の必要性と、判決への疑問は、ちゃんと述べています。
公共事業に係わるシステム、と言ってもなあ。難しいよな。計画の段階で住民が判断できるようになっても、ゴネる奴はゴネるに決まっている。
今のシステムでは、計画が出来上がってしまっているから、とにかく事業は進むけれど。システムを変えたら、計画すら出来上がらず、永遠に事業が始まらない可能性もあるよね。
簡単には行かないと思う次第。
*朝日新聞のもう一つの社説『中朝会談――「お忍び」が終わって』についてはスルー。
朝日新聞は『中国の走狗』新聞なんで、中国について何か喋っていても、それは常に偏向していると考えるべきです。
*なんてバカバカしい商品!
未来の『喫煙技術』で在りし日の『喫煙の自由』を!
ニコスフィア3000と共に!
はーばかばかしー(笑)
潜水夫の被るようなヘルメットの中でタバコを吸う、ということなんですが。
この商品、真剣に考えて作っているのか? なんかの冗談ではなく?
いやまあ、あたしもタバコのみなんですが、これを使わないとタバコを吸っちゃだめと言われたら、タバコを辞めるなあ(笑)
*携帯電話で、悪徳商売。
総務省は21日、メールに記載されたURLにアクセスしただけで高額な料金を請求されたという相談が今年に入ってから増加しているとして、このような手口に注意するよう呼びかけた。アクセスしたアダルトサイトの“入口”をクリックしただけで入会手続きが成立したとみなされ、高額な会費を請求される例もあるという。
(以下略)
▽関連リンク
今、世間には新しい詐欺が広まろうとしています!!
まだメディアには取り上げられてませんが水面下では確実に起こっているのです。
それは「出会いサイトが潰れるのを利用した詐欺」です!
なんたって儲かる金額がオレオレ詐欺とは比べ物になりません。(以下略)
いやあ、このメール。うちにも来るのだよ。
頻繁に。
やつらあきらめません。というか全自動でやっているのだし、判断すらしていないんだろうな。
一番確実な対処法法は。
徹底的に無視。これ。最強。
知らぬ存ぜぬで押し通すのが吉です。
変に対応してしまえば、逆に向こうに情報を渡してしまうハメになります。
無視。電話がかかってきたら『払わないよ』で切る。そして着信拒否。
基本的に、この手の債権回収所謂『ヤクザのシノギ』は、もう何でもかんでも違法です。脅しでビビッて払ってしまったら、末永いお付き合いをすることになります。
最近の回収業者は、一人に多額の請求をまわして無理矢理回収する方法から、不特定多人数に小額の請求を送りつけて、そのうちの何割かを回収できればOK、という方法に変わっているようです。
システマティックだね。
まあ、違法なのは向こう、正義は我に在りで、行きましょう。
鳥取市内で25日開かれる「鳥取こどもまつり」(同まつり実行委など主催)に自衛隊員が参加予定だったことが分かり、「新日本婦人の会県本部」(市谷貴志子会長)などは21日、隊員の参加取りやめを求め、実行委と自衛隊地方連絡部に要請書を手渡した。主催者側は「一部の催しは自粛したい」としており、児童用制服を着用しての記念撮影などはやめる方針。
要請書で、婦人の会は自衛隊について「イラク派遣により軍隊としての性格を強くしている」と批判。「『かっこいい』という一面的な見方が子どもたちを戦場に駆り立てる流れを促進する」として、祭りの参加取り止めを求めた。
主催者側によると、自衛隊はこれまで、12回参加。ジープの展示などで子どもたちと隊員が交流していた。【平川哲也】
毎日新聞 2004年4月22日
なんだ、このクソどもは。
自衛隊と言う職業を差別しているのか。自衛隊員を差別しているのか。
そんな態度でいるんだったら、災害の時の自衛隊緊急援助を、お前たちは受けるなよ。
とか言ったら、こいつらホントに自衛隊の援助を受けないし、どころか自衛隊の活動を妨害したりするんだよな。
阪神大震災の時にも、そんなクソがいたようで。
つうか「『かっこいい』という一面的な見方が子どもたちを戦場に駆り立てる流れを促進する」って説明は、どうよ。
かっこいいってのは、当然だよな。自衛隊がかっこいいのは当然。それが子供が『将来自衛隊に入る』という意思になるのも、普通にある流れです。警察官がかっこいいとか、消防士がかっこいいとか、サッカー選手がかっこいいとか、そういうのと一緒。
でも、それがなぜ直ぐに『戦争に駆り立てる』に繋がるのよ。
この手の主張をするバカモノは、自身の硬直化した脳の不具合を恥じるべきです。
新日本婦人の会「5つの目的」
・核戦争の危険から婦人と子どもの生命を守ります。
・憲法改悪に反対、軍国主義復活を阻止します。
・生活の向上、婦人の権利、子どものしあわせのために力をあわせます。
・日本の独立と民主主義、婦人の解放をかちとります。
・世界の婦人と手をつなぎ、永遠の平和をうちたてます。
なんだ、共産党系かよ。
ロクなことしないな、本当に。
この『新日本婦人の会』のweb頁にある、アンケート調査結果の中に『「わが子の自衛隊体験」緊急実態調査の結果について』というのがあります。
見てみると。書き出しは『新日本婦人の会は、子どもの人権を確立し、子どもの自主性、自治を育てる運動をすすめています。』とあります。
その後調査内容が続きますが、『自衛隊=戦争=悪!』『自衛隊=命令服従=悪!』という思考停止な主張をベースにした、ヒステリックな自衛隊叩きを書き連ねています。
ほんで、最後に『新日本婦人の会は、こうした自衛隊の学校教育への干渉に反対するとともに、自衛隊の軍備増強、海外派兵に反対し、憲法の平和原則にもとづく世論と運動をさらにひろげていく決意です。』と、子供の自主性を全く無視した発言を平気でしています。
さすが共産主義者。全体主義思想はこうやって受け継がれていくわけですね。
子供の頃から異常な洗脳教育に晒される鳥取の子供たちの将来を心配してしまいます。
二十三日午前三時三十五分ごろ、大阪市西区靱本町三の在大阪中国総領事館の正面にある鉄門(高さ二メートル、幅十メートル)に、大型バスが突っ込んだ。バスはそのまま止まったが、間もなく前方の乗降口付近から出火し、約二時間後に消えた。当時、総領事館内には当直の職員らがいたが、けが人はなく、鉄門がゆがんだ以外に建物への実害もなかった。
付近で警戒中の西署員らが、出火前に運転席の窓から出てきた政治結社「日本皇民党」(高松市)構成員の中釜信行容疑者(34)(大阪市北区天満橋二)を建造物損壊で現行犯逮捕。調べに対し、「尖閣諸島問題に対する抗議のためにやった」と話しているという。
同領事館周辺では、中国人活動家らが尖閣諸島に不法上陸した先月下旬以来、右翼団体による街宣活動が相次いでいたという。
(04/23 17:22)
ウヨクのくせに、やることがせせこましいなと思ったら。
うん? 韓国籍?
韓国人だからどうこう言うわけじゃないけれど、でも『右翼・民族派』でしょ? 思想そのものが既に『日本国民』を謳っているんだから、ちょっと違和感。
それに、なんかチンケな犯罪ばかりやっているんですが、この人。
4年前にもMr.Childrenのコンサートチケットを脅し取ろうとして捕まっているし。
皇民党事件は自民党の総裁指名に関し、1987年に起こった事件。
1992年の東京佐川急便事件に絡み、その公判中に明らかになる。(以下略)
政治思想はいいんだよ。人種も問わない。日本が好きだ、誇らしいと思うのであれば、それは歓迎するんだが。
どうにも『ウヨク団体』とやらは、本当にそういう思想を持っているのか、疑わしい。
上記のようなチンケな犯罪や、政治に絡んだ犯罪は、本当に『右翼思想』により行われるものなのか。
皇居や靖国神社の前に街宣車をつけ、大音声で叫ぶのが『右翼思想』なのか。
サヨクの人々の『日本なんて大ッ嫌い!』というのも、本当の『左翼思想』ではないと思うのだけれど、こういうウヨクの狂態も『右翼思想』とは思わない。
それは、単に踊っているだけであったり、叫んでいるだけだったり、もしくは狂ったフリをして裏で利益を得ていたり、そういうコトなんだと思う。
つまり『思想』という皮とか仮面とかを被っているだけ。
あ、中国でも早速ニュースにされている。
なんか早速謝罪している(´・ω・`)
外交部のスポークスマンは23日午後、記者からの「日本の右翼団体の車が在大阪中国総領事館の正門に衝突したが、日本側はどのような措置をとったのか」との質問に次のように答えた。
日本の警察は、事件を起こした人物をすでに逮捕した。日本の福田康夫・内閣官房長官はすでに、駐日本中国大使に謝罪した。(編集SN)
「人民網日本語版」2004年4月23日
人民網のニュースだしなあ。謝罪って言っても、何を言ったのかがわからないし。
しかし福田官房長官には『中国の対日強硬政策が、日本国民に強烈な中国への不信感を招いています。日本としても十分な対策はいたしますが、中国はもっと自制するべきですね』くらいは、言って欲しいかも。
つうか、この事件を十分に反省し、阿呆なウヨク団体を一斉に摘発しておとり潰しにしたら、それはそれでよいのだけれど。
まあ、本当のところを言うと。
政治思想を持たない暴力組織が、どこかからか依頼によって領事館にバスを突っ込ませた、ってことなんでしょうな。
で、目的は中国のやっている『いろいろ』から日本人の目を逸らし、ついでに国内の反日感情を煽り立てるため、でしょうか。
そろそろ、そんな手口では騙されないって人が増えていると思うので、こういうやり方はあまり得策ではないと思う次第です。
*イラクの3人+2人の話も、沈静化してきたね。
マスコミが煽らなくなったってのもあるけれど、やはりみんな『飽きっぽい』のだろうな。
それはそれで、美徳の一つでもあると思うので、まあ、いいんでないの。
ただ、この事件に絡んだと思われる、日本の反動勢力をどうにかしてしまって欲しいのだけれど。
*でわ。
『マグロは美味い。マグロは美味いが、正しく漁りたい。』
なんか、どうでもいい感じで申し訳ない。今日は社説が凄すぎるので、どうしても軽くなってしまう。
まあ、軽く突っ込んでおけば。WWFなんつう民間団体じゃない、国際捕鯨委員会(IWC)なんつう国際団体であっても、日本を目の敵にしているかのような、文化への無知と押し付けをするくらいなんで。
この手の団体ってな、あんまりありがたがってご拝聴するもんでも無いと思います。
*朝日新聞の社説だよ、社説。
多分、もう既にあちこちで話題になっているであろうと思うのだけれど。
そりゃもう、びっくりするほどユートピアです。
まあ騙されたと思って、4月22日の社説を読んでください。
ひとつめ『テロ――「屈するな」という呪文』
『「テロ」と言うが、それは本当にテロなのか。民族解放運動かもしれない。
「屈するな」と言うが、それでテロを防げるのか。攻撃は続いているではないか。
「テロに屈するな」という呪文なんかいらない。
どうしたら「テロの連鎖が終わるのか」を考えろ。』
いやあ、こうやって要約しちゃうと、社説の馬鹿々々しさは伝わらないなあ。
とりあえず『社説』なんだから『〜〜が問われている』と言って、回答を先延ばしにしたり他人に判断を丸投げしたりするのは、良くないです。
そういう意味においては、昨日の社説『自己責任――私たちはこう考える』は、なんであれ結論めいたものを提示している分、よっぽどマシだと思いました。
まず前半で「テロとは何か」を考えていますが。
例示されている安重根は、この場合朝日新聞的には不適当であると思いますよ。
安重根の行動があまりにも短絡的で、結果として朝鮮の併合を促進することとなってしまった、とか。安重根の英雄視は政治的反日運動のために急に持ち出された「作られた英雄像」である、とか、そんなのはおいといてな。
民族解放の闘士の例として安重根を挙げ、彼について『朝鮮にとっては英雄だが日本にとってはテロリスト』と、言ってしまっている。
歴史評価の相対性を認めているのだな。
では、日本人は東条英機や東郷平八郎なんかは、明確に『日本人にとってのヒーロー』だよな。
他国人がどれだけ『A級戦犯』等と言い募ろうが関係ない、評価は相対的であり、彼らにとっては憎むべき敵であろうとも、日本人にとってはヒーローであって構わない、ということなんだな。
であるならば、なぜ靖国神社に参拝することが、問題になる?
この後の段落で現在のイラク情勢について言っていますが、武装勢力たちは『アメリカからの解放』を戦っている、と言います。
もし、彼らが『軍隊としての戦い』をしているのであれば、彼らは紛れもなく『兵士』であり、戦争のための存在です。
でも、もし彼らが『一般人のフリをして』戦い、『一般人を標的として』攻撃を行えば、彼らは疑いようもなく『テロリスト』です。
戦争にはルールがあります。そのルールに従えば、そうなる。そこにいかなる思想も理念も差し挟む余地はありません。
それとも朝日新聞は『理想のために戦うのであれば、ルールなど守る必要は無い。何をしても問題ない』とでも思っているのでしょうか。
その思想は、本当に『解放の闘士』として戦う人たちをあまりにもバカにしていると思います。
アメリカの言う『罪のない外国人を人質に取ったり、殺害したりすれば、それはテロだ』というのは、異論を差し挟む余地も無いほどの正論です。それは辞書に書いてある意味通りの『テロ』です。
加えて『イラク人テロリスト』たちは、自国民すら殺しています。
なぜアメリカからの独立を叫ぶ解放の闘士が、自国民を殺さなければならないの?
彼らは明白に、犯罪者でありテロリストです。
また、アメリカのファルージャ攻撃により700人の死者が出た、と言いますが。
彼らは、何をした。彼らは、人間を殺し、燃やし、切り刻み、ユーフラテスに吊るしたんではなかったか?
その行為も朝日新聞としては『解放のための戦い』なのかね。
そしてファルージャで死んだ700人は、どういう人たちなんだ?
全部が子供だったの? 全部が、戦争とは関係ない一般人だったの? それとも、ほとんどが『反米闘争を戦う兵士』だったの?
報道では、そこらへん全然わかりませんが。
また、彼らが『解放の闘士』であったとしたら。
一般人にまぎれて敵を殺し、相手が攻めてきたら一般人の中に紛れ込み、彼らを盾にして隠れるような人間は、兵士と言えるの?
『米軍のやり方"こそ"テロではないか』等と、社説子は空想たくましくイラク人の心情を代弁していますが。
そこで『こそ』は正しくないだろ。だってそのイラク人は『犯罪者』であり、米軍は『兵士』なんだもの。
米軍兵士の行動は、例えば最悪その700人全てが一般人であった場合であっても『虐殺』であり、明確に『テロル』とは区別されるものです。
テロルは犯罪ですが、兵士の虐殺は軍事法廷で裁かれるものです。明確に区別されるものです。
もし朝日新聞が『軍事法廷など強い側に都合のいい判決しか出ない、不公平なものだ』等と言うのであれば、朝日新聞は是非、その言葉を『極東軍事裁判(東京裁判)』に対しても言ってください。
テロと言うことに対して。
兵士が兵士と戦うことは、禁止されません。
実は『戦争』は違法行為ではないのです。但し、戦争をするなら戦争のルールを遵守して、兵士同士で殺し合いをしろ、と決まっているのです。
しかし、兵士ではないフリをして戦闘を行ったり、一般人を標的として攻撃したりするのは、重大な『戦争ルールの違反』であり、彼らは『犯罪者』です。
そして、その『犯罪者』が、その武力を背景に政治的思想を他人に押し付けようとした場合、彼は『テロリスト』と呼ばれるのです。
テロリストは、彼の政治思想に共鳴する人たちの間でだけ、英雄となりうるのです。
したがって、シャロンがテロリストであれレジスタンスであれパルチザンであれ便衣隊であれ、イスラエルにとっては英雄だよな。
安重根は朝鮮の「義士」かも知れないけれど、同時にテロリストである。
イラクで日本人たちを誘拐した人たちは、イラクにとっては「義士」かも知れないけれど、やっぱり犯罪者だし、テロリストです。
そして、今イラクで頻発している、イラク人が同国人を標的として行っている攻撃は、どうしたって『テロル』以外の何物でもないでしょ。
朝日新聞は『屈するな』という言葉についても考えます。
でも、そこで出てきた「糸口」は、なんとも『テロリストの立場に立った』思想でした。
民間人を標的とした攻撃は許されない、と言いながら、それを叩き潰すのは解決ではないと言っています。
なんと、テロリストに優しい言葉だ! テロルを行っても、それを叩き潰してはいけないらしい。彼らは生き残り、朝日新聞の慈悲に感謝し、テロを止める? そんなバカな! それで止めるくらいなら最初っから『自爆テロ』なんて痛い攻撃しないって。
社説子はスペインのイラクからの撤兵を指して『「テロに屈するな」のあいまいさ、うさん臭さを見抜いたのではなかろうか』等と、またも妄想たくましく代弁しています。
あたしがスペイン人の心情を代弁したとしたら『バスクのテロには屈してはならないが、イラクのテロはスペインには関係ない』くらいじゃないかな。
最低限、爆弾仕掛けて喜んでいる人間と理性的に話し合いをしようとは、およそどの国の人間も思わないでしょうよ。脳が正常に活動している限りは。
最後の一つ前の段落『このスローガンは、現実の複雑さから目をそらし、思考停止のまま人々を危険な賭けに引き込む呪文のように響く』という言葉には同意します。
あらゆる『スローガン』は思考停止の呪文ですから。
従ってこの言葉は、そのまま朝日新聞や社民党にお返ししますよ。
護憲平和だ、平和憲法第9条だ、ひのきみ反対だ、グンクツの音だなんだかんだと『スローガン』を垂れ流して日本人の目を潰して来たのは、あなた方でした。
- テロリスト 3 [terrorist]
- テロルに訴えて自分の政治目的を実現させようとする者。
レジスタンス 2 3 [(フランス) rsistance] (名)スル (1)抵抗。特に、侵略者に対する民族的抵抗運動。 (2)特に、第二次大戦中ナチス-ドイツ占領下のフランスをはじめとし、ヨーロッパ各地で組織された地下抵抗運動をいう。 パルチザン 3 [(フランス) partisan] 戦時に、武装した一般人民によって組織された非正規の戦闘集団。多く正規軍と連携しながら、遊撃隊として活動する。別動隊。 べんい-たい 0 【便衣隊】 日中戦争時、中国で平服を着て敵地に潜入し、各種の宣伝や暗殺・破壊・襲撃などを行なった中国人の特殊部隊。
*今日のこの社説を、もう一度総括する。
結論。
おお。すごい。
仮定と仮定とを重ね合わせて結論を導き出すとは、なんとソフィスティケイトされた脳を持っているのだ、社説子は。
朝日新聞の社説の汚いところは、この社説でもそうだけれど、一番最初に『テロに屈してはならない、というのは当たり前のことである』と言い切っているところである。
最初に正論をどかんと叩きつけておき、その次に『だが〜〜というわけではない』と続ける。
これにより、全ての反論を許さない、というかどっちに転んでも擦り寄れるように、文章を作っているというわけだ。
卑怯者奴。
*なんにしても。
朝日新聞は、言い切った。
ひとつ『テロに屈しない、というのは当たり前だ。』
ふたつ『歴史や世界情勢は相対的だ。
みっつ『自国民にとって民族運動は解放のための行動であり、それを抑え付けるのはテロと同義だ。』
よっつ『民間人を卑劣な手段で巻き込むやり方であっても、テロとは言い切れない。』
いつつ『テロの連鎖を防ぐために、どちらかが攻撃を止める必要がある。』
全く。
この思想を以って、あなたの先祖たる第二次世界大戦中の日本軍人さんたちにも、もうちょっと優しい目を向けてもらいたいもんである。
あ、あと。
朝日新聞を襲撃した『赤報隊』も、テロリストとは言い切れない、のだよな。
彼らは彼らの主張の元で戦ったんだし、思想は様々で複雑だから、複眼的に見て反朝日勢力の抵抗を全て「テロ」とひとくくりにしては遺憾のだよな。
そして、彼らを力で叩き潰すのは、単純すぎる二元論であり、彼らとの『テロの連鎖』を断ち切る努力が、朝日新聞には必要だ、ということになるんだよな。
違うのかね。
朝日新聞よ。
*朝日新聞よ。
テロリストに向ける、その優しい瞳を、もうちょっとあなたの祖先にも向けてはもらえないだろうか。
*でわ。
『米国とイスラエルとが接近し、危険な孤立状態にある。彼らが他の国家と共に在ることを望む。』
天体に対する興味や驚きについて、否定するもんじゃないけれど。それを政治的な事項に絡めるのは、良くないと思うな。
産経抄も時々こういうことをする。でも、花は花として愛でて欲しいし、星は星として眺めて欲しい。生命の神秘に社会的淘汰理論を重ねて欲しくないし、女性は女性として愛したい。特に綺麗なお姉さんとか、裸の女性の写真とか(笑)
ま、あたしの下品な冗談は兎も角な。
第3段落と第6段落だけが、本題だね。第5段落の後半にほんのちょっと戦争とかどうとか言っているけど、本質っぽくないんで、まあスルー。
イスラエルの歴史とか、歴史的経緯とか、全然詳しくないので、もっと勉強してから考えますが。
しかし、朝日新聞が米国に対して『孤立』といい『周りの星々とともに』なんて言うのは、なんかおためごかしの雰囲気を感じるよ。
「アルゴル」の名は、アラビア語の「アル・ラス・アルグル」(悪魔の頭)から来ています。勇士ペルセウスが手に持つ怪物メドゥサの首に位置する星なのです。
この星の明るさが変化していることに最初に気づいたのは、イタリア、ボローニャのジェミニアーノ・モンタナーリ(1633-1687)で、1667年頃のことです。
アラブの人々にとって、アメリカとイスラエルとは『悪魔の頭』である、ってことかね。
*朝日の社説は、自己責任と言う言葉に対して。
ひとつめ『自己責任――私たちはこう考える』
『与党内には、政府の言うことに従わない人を助ける必要は無い、という声もあるようだが、それでは報道の使命や人道支援ができなくなる。
人質となった人たちは、他人を助けるために外国へ行ったのに、それを非難する日本人がいるとは、恐ろしくなる。
外国にいる日本人の保護は日本国の責任だ。政府にとって都合の良い人物であろうがなかろうが、それは同じことだ。』
最後の言葉は、社説の言葉そのままです。これ以上要約しようの無い言葉なので。
朝日新聞のこういう説が、まあほとんどの『政府は何もしていない!』と叫ぶ人たちの声の中心にあるようです。
もう、なんつうか、勘違いしっぱなしだよなあ。
『本当の自己責任のあり方とは何か』なんて、大上段に振りかぶっておいて。
『情報収集、判断、決断。行動に対して結果は自分に跳ね返ってくると言う現実。政府は政府として判断し決断し行動すると言う現実。そういう全ての事実を知り、その上で決断し行動するということ』なんていう、全くの正論を叩き込んできました。
が。
ここまではいいんだが、この次からが、どうにも小手先のいじくりに堕してしまっています。
情報収集と状況判断、そして決断。この『決断』とは『死んでもしょうがないから、とにかくそこに行く』ということでは、決して無いということです。
判断し、そこに行くと決断したならば。どうしたら『死なないで、命の危機に遭遇しないで、活動できるか』と考え、慎重に準備し、行動しなければならない。ということなんだよ。
自己責任と言うのは、つまりそういうこと。命を棄てる決断をすることではなく、命を守るためのぎりぎりの努力をすること、なんですな。
ここらへんをサヨク的論を吐く方々は、知らないのか、気が付かないフリをしてか、混同していると思うのです。
だからこそ、この社説で『誘拐された5人の状況認識に甘さがあったことは否めない』なんてとぼけたことをいえるのだと思うのです。
彼らが、どれくらい『情報を集め』『判断し』『慎重に準備し』『行動した』のでしょうか。
私にはどうにも、彼らは『何も考えていなかった』ようにしか、見えないのですよ。
脳天気な目的のために、お花畑を歩く足取りで銃撃戦の真っ只中にハイキングに行って、いざ死にそうな目にあった途端『政府はなにやってんの! 国は私を助けなきゃ! それが国家の義務でしょ!』と叫んでいる姿は、フランス映画より笑えないよ。
アメリカ人もフランス人も、そんな姿を嘲笑しながらも、社交辞令的なコラムや発言をしたんだと、思うのだがねえ。
別に政府は、助けたくないとか、都合が悪いから見殺しにしたいとか、そんなことは(少なくとも表立っては)全く無かった。
日本国としては、テロリストの要求に従い自衛隊を撤退させるわけには行かなかった。
ところが、あの3人の家族たちはその行動を『政府は見殺しにした』『助ける気は無いのか』『自衛隊を撤退させろ』と、叫ぶだけだったではないですか。
なぜ、自国の政府を信じられないのでしょう。なぜ、テロリストの言葉は信じるのでしょう。
そういえば、家族たちのうちの誰かは『退避勧告が出ているとは知らなかった、なぜ政府は知らせなかったんだ』なんて言っていましたが。この時点で既に、彼らが『慎重に考えていた』ようには思えませんね。
慎重に考えていなかったにもかかわらず、彼らの行動の結果は『政府の責任だ!』と叫ぶだけ。
そのような家族に対して『危険な地域に行こうとしていたのだ、その危険を調べ、準備をし、慎重な行動を心がけるのは、自分の責任ではないのか』という意味で出た言葉が『自己責任』であった、という経緯は、朝日新聞は知らないのかなあ。
知らないんだろうな。だって朝日新聞自らが、彼ら『被害者家族とその支援者』の先頭に立って政府を非難していたんだから。周囲の状況なんか、見えていなかったんだろうな。
今でも全然冷静じゃないみたいだけれどな。
ところで朝日新聞は、イラクで拘束された人々に対して向ける視線と同じくらい『真摯な』視線を、北朝鮮に拉致された人々に対して、向けたことがあったかね。
朝日新聞が『拉致被害者は日朝国交正常化に対する障害だ』なんていう、信じ難いほど非人道的な言葉を吐いたってことは、覚えているんだが。
政府は、共産主義者の反戦活動家でも、助けるよ。もちろん。
朝日新聞は、自分が非人道的な主張を持っているからといって、自国の政府も非人道的だと勘違いしないほうがいい。
つうか、政府が非人道的なら、朝日新聞なんぞ真っ先に叩き潰されているって(笑)
もうひとつは『回転ドア事故――手をつなぐ、では防げぬ』
半分は正論なんで、あまり反論すべきところはないのですが。
ひとつだけ。
『建築の専門家は「野原で池のまわりが危ないのとは違う。建物は我々が造ったものだ。建物のまわりは安全でなければならない」と指摘する。』という段落ね。
人が作ったものは、完全に安全でなければならない。という理想はいいんだけれどね。
道路に飛び出したら車に轢かれるし、踏み切りをくぐったら電車に撥ねられるのだよ。
自動車は危ない、電車に撥ねられたら死ぬほど痛い、そういう事実が知られているから、みんな気をつけている。だから『踏み切りは危ない、もっと完璧に遮断しなければ』なんて言わないのだ。
回転扉も同様で、回っていて危ないと『知っていたら』だれもこんなに騒がなかったんだろうなと、思う次第。
あたしはもちろん『危ないと知っていた』から、こんなに騒ぐことの方が不思議でならない。
でも、世の中には『どう見ても、明らかに危ないのに、死んでみないと危険がわからない人』が、多いようです。
回転ドアについても。イラクについても。
*彼らは、踏み切りをくぐると言う行為が危険であると、まだ知らない。
10年後くらいには気が付くかもしれないけれど。
今月1日に高速列車(KTX)が開通して以来、湖南(ホナム)線など在来線の使用区間でKTXにひかれて死亡したりけがをする事故が頻繁に発生している。原因は主に被害者の過失(無断横断)だが、KTXが普通の列車よりも速く、事故の危険が高いにもかかわらず、安全施設の補強を軽んじていたことも大きな原因だと指摘されている。
(以下略)
線路を横断しない。踏み切りをくぐらない。
そういう常識が根付かない限り、事故はなくならないと思います。
それとも、これも『日本の常識、世界の非常識』に含まれるのかな?
*そうなのか……○| ̄|_
非国民になるけれど、国家の庇護を棄てる気は無い、のだよな。彼らは。
つまり、彼らの言いたいのは『今の国家体制は間違っているから、こんな体制に従う必要は無い。自分たちの望む政府を樹立するまで、戦い続ける』という主張なのだな。
まあ、政治思想の違いについて、相手を否定するものではないけれど。
規律を遵守できない人間が隣でがなりたてているようでは、落ち着けませんね。
まあ、それでも「今の政府にとっては非国民♪」と言いながら、ファッションとしての反政府で身を飾る程度なら、いいんだけれど。
その行為が『政策を捻じ曲げ、日本国を転覆させかねない』レベルに触れてしまえば、彼らは断罪され投獄されざるを得ないのですが。
彼らは、そういう事実に気づいているのかな。
中国や韓国や北朝鮮で『今の政府は間違っている!』とその政府を批判した人間がどうなるかを考えると、日本がどれ程寛容な国家であるか、気が付くと思うんだけれど。どうだろう。
*ほら。韓国人は、全然寛容じゃない。
ヨルリン・ウリ党は今年1月、親日問題研究学会や社会団体などの反発の中、国会本会議を通過した「日帝強占下反民族行為真相究明に関する特別法」に対する改正作業に着手した。
当初、法案の発議を主導した金喜善(キム・ヒソン)議員は19日、聯合ニュースとの電話インタビューで、「第16代国会の後半期に通過した親日反民族法は親日行為の幅を特別委員会が提示した案より縮小、制限した」とし、「第17代国会の開院と共に、一部条項を改正した法案を必ず国会で通過させる」と述べた。
金議員は当初、法制司法委員会の審議過程で削除された創氏改名勧誘と日帝植民地支配当時の憲兵下士官勤務、高等系刑事なども親日行為の範疇に含めることにした。
チョソン・ドットコム
ウリ党大勝利で調子に乗って、日本臭を韓国から消し去ろうとしています。
その調子で、日本と鎖国しちゃってください。
*思ったこと。
イスラムが『日本は米国から原爆を落とされたのだから、米国を憎んでいて当然だ』と思っているのであれば、日本はイスラムとは永遠に理解しあうことは不可能でしょう。あなたはあなたを殴った人間を、永遠に、墓の底まで、子々孫々まで憎むのが正しいと考えますか?
イスラムが『日本は米国を憎みイスラムと共にあるべきだ』と考えているのであれば、日本はイスラムとは永遠に手を組むことは出来ないでしょう。私たちの立つべき位置は、私たちの未来のために私たち自身で選択します。
そしてもし『日本は米国から原爆を落とされたのだから米国を永遠に恨む』のが正しいのであれば、世界平和は永遠にありえないでしょう。私たちが彼らを永遠に憎むとき、彼らの安寧は『私たちを殺しつくすこと』以外にありえないからです。
もしも『日本が米国の味方をする』のがイスラムにとって気に食わないのであれば、日本がイスラムのために為すべきことは、何一つありません。
もし日本の活動がイスラムにとって気に食わないがために、日本人がテロの標的となるのであれば、イスラムは日本にとって『敵』以外の何者でもありません。
国連中心の活動?
その『国連』は、イラクのために何をするの?
軍を派遣するの?
だったら、今までと変わらない。
平和の使者を派遣する?
AK-47で風通しの良くなった使者が帰ってくるかもよ。
*イラクの民が、もし『私たちを放っておけ。私たちは私たちで殺しあう。異教徒の手は借りない』と言うのであれば。
そしてその行動が、他国に影響を与えない、もしくは小さな影響しか与えないのであれば、おそらく『世界』は、彼らを放っておくでしょう。
彼らが男を殺そうが、女を犯そうが、子供を吹き飛ばそうが、知ったこっちゃない。
勝手に殺しあえばいい。
『世界』とやらが差し伸べる手には、銃と契約書が握られている。契約書にサインをしたら、金と引き換えに銃を渡す。金を払わないなら銃で頭を吹き飛ばす。それだけだ。
非道い話だね。でも、それが現実だよな。
まあ、最近はその手の『死の商人』なんつうのも儲からないらしいので、もちょっとスマートなビジネスをしている、らしいけれど。中国産のAK-47コピーとか、中国産の対人地雷なんかは、まだまだ売れていると聞くね。
でも、彼らの行動が周囲に大きな影響を与えるようになれば、話は別だ。
例えば石油利益が絡んだり。例えば自殺願望を持つ優秀な兵士の供給源になっていたり。例えば周囲の国家を侵略併合して勢力拡大を望んだり。
そういうことになれば、話は別だ。
回りに迷惑をかけないなら殺し合いでも何でもしていればいいけれど、うちの庭にゴミを棄てに来るようなら、放置は出来ない。
あまり言うことを聞かないのであれば、そいつの家まで押しかけて言って、ショットガンで説得する場合もある。
イラクはきっと、フセインのおっさんがあまりにも迷惑になった。そういうことなんだろうな。
今もアメリカががんばっているのは、放置したらすぐに次の家主が同じことをするというのがわかっているから、なんでしょう。
まあ、こんな感じの、ものすごく卑小化した『世界の仕組み』ってのを、考えてみた。
人と人とのつながりとか、良心とか、善意とか、世界平和とか、Love&Peaceとか、Let it beとか、そういうものを信じている方々にとっては、あたしの考えは悪魔的なんだろうな。
あたしも、これこそが真実だとは言いませんがね。
こういう切り口もある、程度には思いますが。どうでしょうか。
小泉純一郎首相は21日昼、イラク復興について「イラクを再建できるのはイラク人しかいない。米国でも国連でも、ましてや日本でもない。イラク人自身が再建する意欲を持たない限り(情勢は)安定しない」と自助努力を促した。
同時に民主化プロセスに向けて「国際協調、国連の関与は重要だ。日本も含めて国際社会が支援することだ」と述べた。首相官邸で記者団の質問に答えた。
(04/21 13:05)
この、小泉首相の言葉ってのは、そう言うことを言っていると思うのだけれど、なあ。
元々豊富な石油資源を有すると言う、非常に有利な条件にある土地なんだから。
上手く転換が成功したら、すぐに復興すると思うのだけれどね。
*産経抄が、ようやく、ほんのちょっとだけ、牛肉偽装事件について書いた。
これで義理は果たしたとか思うなよ。
いつもの、頭のネジの吹っ飛んだ調子で、そのクセ妙に正論を並べ立てて相手を罵倒する産経抄のスタイルで、あそこらへんの問題を踏みにじるのを期待してるんだから、こっちは。
しかし『府肉連』が『腐連』に見えるってのは、縦書きの新聞ならではの悪口だな。
あたしんトコを含めた多くのweb頁じゃ、これの面白さは伝わりづらいと思いました。
*なんか、今日もまとまらないまま終了。
毎日毎日、こんなんでいいのかね。
*イラクで捕まった3邦人のほう。
あっちは、どんどん胡散臭い情報が暴露されていっていますね。
どうなることやら。
*であ。
『イラクでの邦人拘束事件に対して「自己責任」と言う言葉を用いることで、事件の本質が見えなくなってはいまいか。彼らは命の危機と言う責めを既に負っているのだ。』
天声人語ウォッチャー待望のコラム、って感じです。
今日のコラムの構成は、第1〜第4段落までが「自己責任」という言葉のための前フリで、第5段落の「目隠し」と第6段落の「結果に責めを負う」とが、本題でしょう。とても普通の文章構成ですね。
さて、この『自己責任』という言葉の解釈ごっことそれによる5邦人の擁護。これこそが、彼が第5段落で語っている『目隠し』であると断じます。
従って、このコラムそのものが自家中毒に陥っていると思うのです。
- じこせきにんげんそく 【自己責任原則】
- 個人あるいは組織などが主体的に行なった選択や行為に関して責任を負うものとする原則。規制緩和の進展でその重要性が主張されている。また,金融システムの安定化策を金融当局の管理に任せるのではなく,個々の金融機関が経営健全化のために自己努力すべきとする考えについてなどにいう。
- 三省堂提供「デイリー 新語辞典」より
最初の3邦人に的を絞って書きます。後の二人は、ちょっと違うっぽいのでね。
自己責任という言葉に対する『行為』『結果』『責め』は、この事件では何に対応しているのでしょうか。
天声人語子は『拘束され、銃を突きつけられ命を脅かされたこと』を『責め』としていますが、これは、明らかに間違っているよね。
『行為』とは『無防備でイラクに入国し、移動したと言うこと』です。
『結果』とは『拘束され、銃を突きつけられ命を脅かされたこと』です。
『責め』とは? 実は彼らはまだ『責め』を負っていないのです。
彼らを擁護する方々は『死の恐怖に怯える日々により、責めを負ったではないか』と言いますが、それは単なる『結果』に過ぎないのですよ。
第一、彼らは本当に『恐怖に怯えた』のか? それすら疑わしいのですが。
イラクの日本人人質事件で、郡山総一郎さん(32)、今井紀明さん(18)、高遠菜穂子さん(34)の3人が、警察当局や外務省が現地で行った事情聴取に対し、「犯人グループは親切だったが、(テレビ局などに送られた)ビデオ撮影の際には派手に怖がるよう要求された」などと説明していたことが20日、分かった。
ヨルダンの首都アンマンからタクシーでイラク入りした3人は、7日昼ごろ、イラクのファルージャ近くのガソリンスタンドで給油中に拉致された。その際、目隠しをされ、所持金も奪われたが、その後の犯人グループは、食事を与えるなど丁重な対応だったといい、監禁されていた民家や倉庫などでは、目隠しは外されていたという。また、ナイフを突き付けられるなどしたビデオ撮影の際には、「オーバーリアクション」などと、派手に怖がるよう注文をつけられたという。
(2004/4/20/14:48 読売新聞 無断転載禁止)
彼らは『犯人グループ』から丁寧にもてなされ、十分に食事を与えられ、『脅迫ビデオ』出演に当たっては演技指導まで受けていた、ようです。
命の危機、ねえ。
どっちでも構いません。
彼らの『命の危機』がリアルであった場合、それは単に『行為』に対する『結果』です。彼らの『命の危機』が演技であった場合、それは『結果』であると同時に次の『行為』となります。
彼らは、まだ『責め』を負っていないのです。
『だから責めを負え』と言うのではない。朝日新聞的『彼らは既に責めを負っている』というのが、あまりにも稚拙な詭弁である、と言いたいのです。
彼らが十分な準備もないまま危険な土地に進入したという『行為』の結果、彼らは拘束されるという『結果』を得ました。
彼らはその原因が日本国にあると主張し、日本国は『自衛隊を撤退させる』及び『彼らを助け出す』という『責任』があると、主張し続けたのです。
それは、どこかで何かが、すりかわってませんか?
まあ、今日の天声人語については『稚拙なすりかえをしようとして失敗』と、一言で片付けられるのですが。
この程度の「言い逃れ」でも、通用しちゃうんだよなあ。人命とは重いもんです。
地球ほど重いとは言いませんが。結果と責務とを間違えちゃうくらいには、重いようです。
*今日も社説は、ぶっ飛ばしてますよ。
ひとつめ『スペイン撤兵――有志連合にがたが来た』
『イラク占領有志連合の一角、スペインが崩れた。
国連中心の支援に移行するべきだが、どういう体制が良いのかは知らない。
困ったもんだ。』
朝日新聞奴、アメリカが困るのが余程嬉しいと見える。文章の最初の方からは、微笑みすら感じられる。
どっこい、アメリカ抜きでの統治ができるとは、誰にも思えない。
軍事力の必要性すら、認めざるを得ない状況なのだな。なのに、誰もアメリカの代わりに立つことが出来ない。これこそが、多分アメリカの罪なんだと思うのだよ。米国が強くなりすぎた、という、ね。
執筆子は、日本こそがそこで立つべき強力な軍事力を保有していてしかるべき、と思うのだが、まあそれは、ここでは置いときましょう。
朝日新聞としても、囃し立てたワリには、いつもどおり代案もなく。困ったねえ、と腕組みしながら他人が困っている様をニヤニヤ見つめている、という、なんつうかとても下品な社説でした。
つうか、これって社説なんだった! おいおい。朝日新聞的方針とか、そういうものを提示しろよ。
アメリカの撤退こそが必要、だけどその後については知らない、それがあなた方の『社説』なの? なんと低俗な。
ふたつめ『難民保護――懐の深い国にしたい』
『日本はもっと難民を受け入れろ』
夢を語るのは、いいんだがな。
現在の日本は、難民を受け入れるのに十分な体制を整えていないので、反対です。
例えば、不法滞在者を放置しているのは、よくないな。
不法滞在者がどんな悪いことをしたんだ! なんていう人がいますが『不法に』滞在している時点で既に法を犯していますが、それについてはどう考えますか?
外国人犯罪も増加の一途です。特に中国人と韓国人。彼らに対して、なぜか日本は非常に甘い。政府がそんな風に外国人犯罪に対して甘い対処しかしないのであれば、どれ程難民が増えようとも、その難民全てを『犯罪者』としてしか見ることが出来なくなります。
軍事力も不足しています。政治難民を受け入れると言うことは、その政治思想込みで保護する覚悟が必要です。即ち、逃げてきた先の国家から、その難民を引き渡せとねじ込まれたとき。強く突っぱね、その難民を保護しなければならなくなるのです。
そういう、やらなければならない国内の整備も出来ないのに、難民だけはもっともっと受け入れろ、と。それは日本国内を混乱させるだけで、日本にとってもその難民にとっても、喜ばしいとは思えません。
まあ、売国思想を持った『日本なんてなくなってしまえ』と叫ぶ方々にとっては、好都合なんでしょうがね。
例えば、中国政府や北朝鮮政府から追いかけられている『政治思想犯』が、日本に難民申請をしたとき。どうするの?
中国なり北朝鮮なりが、即刻引き渡せと主張しているが、彼は国に連れて行かれれば、殺されることは目に見えている。その時、日本は彼を受け入れるの?
軍事政権に対して、毅然とした態度で人権を尊重できるの?
あたしには、少なくとも朝日新聞はそんなことできやしないと、思うのですよ。
従って、朝日新聞のこの主張『懐の深い国に』なんてのは、ただの夢物語であると思います。
もっと足元見つめてから喋れ。
*東京新聞のコラム『筆洗』は、小泉首相の「理不尽な要求に国策が左右されてはならない」という言葉に対して『国策とはまた、太平洋戦争中の政治家のような言葉を使いやる』と、イメージ操作を試みています。
そのくせ『政府の判断もやむを得なかった』等と政府支持も見せるあたり、腰の据わらないこと夥しい。
『「国策」は揺れているのではないか』とか言いながら、新聞社としての判断も揺れているようで、どうにももどかしい。
*『牛肉偽装事件』については、ようやく日経も社説に持って来ました。
しかし結局『農水省と農水族議員』とか『政官業の癒着』とか、そこらへんで止まってしまうのは致し方無いことなのか。
読売と産経は、こっち方面は全然頼りないなあ。
なんか、どうもそろそろお仕舞いにさせられちゃうっぽい。
しかしまあ、傷口を一つつける、というところまでは出来たと言うことを、評価しておこうか。
*朝日新聞としてはどう考えているのか。
就任3年を迎える小泉首相の「賞味期限」は――。朝日新聞社の全国世論調査(17、18日実施)によると、首相の続投について、73%が「1年より長く」(36%)ないしは「1年程度」(37%)続けてほしい、と期待感を示していることが分かった。06年9月までの自民党総裁任期いっぱい首相を続けてもらいたいという人も30%いた。
在任期間が戦後歴代6番目の長さとなった小泉首相。支持率は5割を回復し、「ポスト小泉」の動きが具体化していないことなども「続投期待」につながっているようだ。首相を「続けてほしくない」は18%にとどまった。
首相の進退については、内閣発足1年後と2年後にも聞いているが、「続けてほしい」が7割台で推移している。支持政党別でみると、自民支持層と公明支持層で「続けてほしい」が8割を超える。ただ、自民ではこれまでと同様に「1年より長く」が多いのに対し、公明で今回初めて「1年程度」の方が上回り、過半数を占めた。
また、民主支持層では「続けてほしくない」がこれまでで最多の36%に達し、無党派層でも続投への期待はこれまでの7割から6割台に減少した。
(04/20 23:49)
調査の母集団数とか、そのうちの自民党支持、民主党支持などの支持政党の割合などが不明な、全然判断のしようがない、ぼろぼろの調査結果を示しています。
もっと、正確な数字を出してもらいたいもんだ。
これでは、朝日新聞がイメージ操作をしている、としか思えません。
全数のうち70%程度は『もっと小泉、超首相』とか思っているようです。
しかし、調査時期が小泉有利だよね。
そりゃあ、事件に対して『私はまっすぐ進みます』と言い切っちゃう首相は、支持を集めて当然だよな。
ので、この支持率は『話半分』程度にしか、思えません。
私は、小泉首相を支持します。彼以外に適任が居ない、というのが理由。彼を超える適任が存在するなら、そっちを支持しますがね。最低限、民主党には適任は居ないようで。もちろん社民共産は言うに及ばず。
公明? 政教分離原則に反する憲法違反集団を政党とは数えません。
*しかし、こっちはもっと悪辣なイメージ操作と情報操作。
小泉首相が靖国神社への参拝を続けていることを「良いことだ」と思うか、「やめるべきだ」と思うか。朝日新聞社の全国世論調査(17、18日実施)で聞いたところ、全体では「良い」「やめる」がともに約4割で並び、評価は二分された。40代や50代の働き盛りに「やめるべきだ」が目立つ一方、若年層では抵抗感が薄れているようだ。福岡地裁が違憲との判断を示した首相参拝は、年齢別や支持政党別に見ると、まだら模様の反応が浮かび上がった。
全体では「良いことだ」の42%に対し「やめるべきだ」が39%だった。40代が「良い」32%に対し「やめる」45%となるなど、50代を含めた働き盛り世代で否定的な見方が強い。
反対に、この世代をはさんだ若年層と高齢層は肯定的で、70歳以上では「良い」52%に対し「やめる」36%だった。20代もそれぞれ46%、36%となった。特に、20代の男性で「良い」が55%にのぼった。
支持政党別では、自民支持層は「良い」が59%と過半数を占めたものの、連立与党でも公明支持層は「やめる」59%と否定的だ。「やめる」は民主支持層で54%、共産55%、社民59%と野党各党の支持層でそろって多数を占めた。無党派層でも「やめる」40%、「良い」36%と否定的な見方が、わずかながら上回った。
小泉首相の靖国神社参拝を巡っては、01年にも「参拝に積極的に取り組んでほしいか」と尋ねている。「ほしい」は、同年7月には41%で「慎重に」の42%と並んでいた。だが、韓国や中国などの反発もあり、8月には「ほしい」26%、「慎重」65%と慎重論が強まった。 (04/04/20 06:20)
おいおいおい。靖国参拝については『良い』と『やめろ』が対立項かよ。
違うでしょ。普通の脳のある人間なら『良い』と『悪い』、もしくは『続けるべき』と『やめるべき』とが、対立項だと気が付くはずじゃない。
この『世論調査』とやらには、どうにも姑息な印象操作が含まれているっぽいですね。
私は『良い』ことであり『続けるべき』だと、思います。
反対する理由は『中国と韓国と北朝鮮とがキーキー煩いから』しかないようだし、そんなもん理由にならないので。
*ものすごい人。
流石にこれは言い過ぎ、というか、ちょっと世の中を馬鹿にしすぎ。
こういうことを平気で言うモノドモがあの3人の家族を支援し、その言説を垂れ流していたからこその過剰な反発であると、気が付いていないのでしょうか。
気が付いているなら、もう諦め切ったアジテータなんだろうな。
気が付いていないなら、もう諦めたほうがいい。色々と。
気が付いていない可能性が高いのだけれど。
*ちょっとブレてみる。
本当に、イラクは『統治』を必要としているのか。
米国は『フセインは悪だ』と言いながら、フセインの故郷にミサイルを投げ込んだ。これは『事実』だな。
フセインがどれだけ『悪』であったかは、別問題として、イラクに住む人々は、彼らの指導者を『奪われた』。これも『事実』だな。
もし、イラク人が『もういらない。他の人たちはいらない。ここに住む私たちだけでやる。私たちが話し合おうと殺し合おうと、私たちの問題だ。みんな出て行け』と、言ったならば。
例えば自衛隊の復興支援や、NGOの援助など、一切合財が彼らにとって『不要』である、となるのだな。
そのときイラクで死ぬ大勢の人々を、私たちは見捨てていいのでしょうか。
と、大抵は言う。
現実、フセイン政権下でのクルド人虐殺は、世界中から非難された。
でも、その彼らを『救う』のは、正しいのか。
彼らを救う。大義だ。素晴しい。でも、本当に?
彼らが彼ら自身で『私たちは私たち同士で殺しあうことを選択する。他の国の人の干渉や感傷は不要だ』って言ったら、どうするんだろう。
やっぱり、彼らの主張を尊重して、彼ら同士の殺し合いを見守るほうがいいのかな。
*イラク人、イスラムの人々を、聖人君子であるかの如く持ち上げる『イラクは市民の心を理解した』的な発言は、うんざりするのです。
彼らも結局は、メシ食ってクソしてセックスして寝る人間なのだよ。
米軍のバグダッド占領時の、街を挙げての大窃盗祭りは、世界中が見ているのだよ。
まあ、サヨク的『世界市民』の皆様は、だからこその親近感を覚え、自分たちと心が通じ合えるはずだと、思っているのかもしれませんがね。
でも、そうだからこそ、イスラム聖職者協会のクバイシ師の如き人物を見るにつけ、どうしようもない胡散臭さを感じずにはいられないわけです。
つまり、単なる権力争いに世界中が巻き込まれている、というね。
*アメリカは、どうするのが一番『手っ取り早い』のだろうな。
『良い/悪い』とか『善/悪』とか『正しい/間違い』とか、そういう類の心を込めた価値判断を、ちょっと脇へどけておきたい。
『損/得』という価値判断で考えたら、アメリカや日本は、どうするべきなんだろうと、考えてみる。
そうすると。
アメリカの一番の『得』は、中東の安定なんだから『緩やかな占領統治の下、なるべく早急に彼ら同士が殺しあって数を減らしつくす』てのが、一番よさそうだ。
ああ、そうか。
結局、米国にとって異教徒たる他国人がいくら死んでも、関係ないのだな。あたりまえなんだが。日本人だってそう考える。損得勘定の上では。
じゃあ、アメリカが引いてしまった後の、『国連主導』とやらの『緩やかな統治』の下に、彼ら同士が殺し合うことが、一番アメリカにとって『得』なんじゃないか?
もちろん『なるべく早急に』が条件であるので。武器や資金の援助を、どちらか一方に、もしくは双方に行うのは、当然のこと。
う〜ん、本当か? それは、何回か失敗したんじゃなかったっけ?
ならば、どうするんだろう。
戦後の日本に自由な民主主義がもたらされ、そして根付いた。なんて阿呆を信じるほど私は無知ではない。日本は『もともと民主主義国だった』のであって、米国はその方向をちょこっといじっただけである。
であれば、イスラム社会に『民主主義』をもたらすためには、何をするべきなんだろう。
結局一番早いのは、地道な暴力組織の掃討と民間の雇用の創出、生活の安定と自由主義社会への憧憬、なのかも。
そういう、最も迂遠に見える方法こそが、一番早く目的地に達するのかもしれません。
どうなんだろうな。
*今日もまとまらないまま寝る。
でわ。
『東京、有楽町駅前。ビルの上からその像は、今も、これからも「おーい、日本人よ、がんばれ」と、叫び続ける。』
情緒系コラム、それとも叙情コラム、とでも言うのかな?
ちょっと前までの『デンパを発している』天声人語を望む向きには、受け入れ難い方向性のコラムかなあ。
ま、こういうのもアリなんでないの。
おーい、日本人よ、がんばれ。
*朝日新聞は、社説で『食肉偽装事件』をとりあげました。他は、まだ。
ひとつめ『イスラエル――米国が暴走を許した』
『ブッシュ米国に「中東民主化構想」を語る資格はない。』
まあ、どうなんだか。
よくわからん。
あんだけ、混乱してしまうと、な。
何をしたらどうなるのか。どうなると好ましいのか。
想像もつかないよ。
ふたつめ『牛肉詐欺――疑惑の真相に迫れ』
『業界の黒幕と、政界とのつながりを、徹底的に解明してもらいたい』
さて。
どこまで暗部に迫れるものか。
世の中をひっくり返すほど、かき回してしまえば、面白いと思うのです。
ちなみに、他紙はまだ、この事件について書いていない。
この現状を見ると、今後の展開は、あんまり期待できないのかな、なんて思っちゃうけれど。
さてさて。
*ああ、そうそう。
皆さんもう、ご存知やも知れませんが。一応日記なんで、自分のために書き残しておく。
昨日の産経新聞の記事『≪家族らの会見やりとり≫ イラク邦人人質事件』で、3人の書いた自筆のメッセージが、画像で紹介されていましたが。
今井紀明氏のメッセージの日付が、なんか変だって言う話。
読みづらいんだけれど、どうも"93.4.18"と書いているように見える。
この、年を書いている字が"13"とも"73"とも"03"とも読めるんだけれど、どれをとっても、西暦でも平成でも当てはまらない。
これは『北朝鮮で使われているチュチェ暦』ではなかろうか、というところに気が付いた人がいました。
- 元号
- 朝鮮
新羅の時代には朝鮮独自の元号が約100年ほど用いられていた。また、李氏朝鮮の末期には、日本の影響を受けて「建陽」「光武」「隆煕」という元号が定められた。日本に併合された期間は、日本の元号が用いられた。1997年9月9日より北朝鮮は、金日成の生年とされる1912年を元年とする「主体(チュチェ)紀元」の「主体(チュチェ)」という元号を用いている。
西暦1912年は主体暦1年。今年は西暦2004年なんで、チュチェ暦では1993年。
93年。
うむう。
今井くん。
共産主義者とか日本赤軍とか、そっち系との交友関係を噂される今井くんですが、主体思想にも造詣が深いのでしょうか。
つうか、なんでこんな元号を、わざわざ使う?
西暦も、日本の元号も、イスラム暦も、使いたくない?
どういう脳の活動ゆえに、こんな数字を書いたんだろうね。それとも、考えなかったからこんな数字が出た?
謎が深まってきました。
と、思ったら。
イスラムのヤズデギルド暦という元号があって、これでいくと1373年、らしい。
ただし、上のサイトで見ても判るとおり、2004年4月16日はヤズデギルド暦での1373年9月30日らしいので、これも、違うっぽい。
しかし、上のsuchowanさんの頁。面白いと言うか、病的だな。
素晴しき、ムダ知識。
*イラクの邦人誘拐事件もひと段落。
おおまかな、論調の分類は。
ひとつ『自衛隊派遣は間違っている。ボランティアによる個人支援は正しい』という論。
ふたつ『個人で支援するには危険すぎるから、自衛隊を派遣しているのだ』という論。
ばさっと分けると、こうなるんだと思うのですよ。
執筆子としては、一応『危険な土地での支援は、軍隊が行う方が効率的だ』と考えますので。後者のほうです。
ただし非政府組織であっても、十分な組織力と充実した装備とにより、軍と変わらないほどの支援が可能な場合も、あると思います。
でも、全くの個人が出て行く場は、ちょっと無いと思うんだよな。
それは『支援』とかなんとか、そういう行動ではない。もっと単純な『彼らと共にありたい』という感情であり、その感情を否定するわけじゃないけれど、それは『崇高なボランティア』ではなく『愛情と自己満足』であるな。
よって、そういう『個人』の行動はおそらく『正しい』のだけれど、その『愛情』のために全てを棄てる覚悟が必要なんじゃないかな、と。
ボランティアによる個人支援は『国のために働いているわけでもなく、その行動が支援先のためになるかどうかも不明な、全くの自己満足のための活動である』と結論付けます。
その自己満足が、たまたま全ての人のためになる、場合もあるかもしれない、けれど。
それは目的ではないし、求めた結果でもない。
*国家は、彼らのような人物のために、多額の税金を使ってまで働く必要があるのか。
私は、国家が働くのが当然であると考えます。税金を使うのが当然であると考えます。
そして、その費用を彼らに弁済させるのは、間違っていると思うのです。
昨日書いたけどね。
ただ。国家が既に『個人が行くには危険な土地なんだから、行かないように』と、きつくきつく言っているのに。
いやだ、私はボランティアに行くんだと言い張り、出かけたはいいが、危険に遭遇してしまった時。
『なんで国家は私を助けてくれないの!』と叫んでみても、虚しいもの。
国家は『私たちを助けるために働く』けれど、国家は『私たちの愚かな行動の尻拭いをするために駆けずり回る』ことは、ないのだよ。
だもんで、政府は、状況が許す限りの力を以って、彼らを救助するために働くでしょうが。
例えば彼ら3人を助けるために『他の1億2千万なんぼの人間』を殺したりは、しないのです。
現実今回も、『1億2千万なんぼ』の生活を守るために自衛隊を撤退させなかったし、『3人』を助けるために政府上げて活動した。
その政府の活動をして『3人を見殺しにした』なんていうクソを垂れ流すのは、ちょっと自国政府をバカにしすぎ。
どころか『イラクのテロリストたちの信義を信用しましょう!』と言いながら自国政府を信用しない有様は、日本に住み日本国から保護されているという必要性を感じていないと言うことだと、思うのです。
じゃあ、日本から脱出してみたら? イラクのテロリストは、きっと『信義により』迎え入れてくれると思うよ。
*政治家は悪いことばかりしている、下らない事業にばかり金をかけている、役に立たない役人に金を払っている。そんな政府が彼らの行動を云々するなんて馬鹿げている。
そんな言葉も、聞きますが。
それは、全然違う価値判断になっちゃうな。
黒い政治家がいるから、税金を払うのは無駄だと、思う?
それが正当であるとあなたが判断し、実行してしまえば。
政府に対して『政府が無駄だと判断した人物に対しては、政府は全ての福祉支援及び補助を打ち切ることが出来る』ということが正しいと、言ってしまうことになるよ。
それは、あまり嬉しい世の中じゃないなあ。
*もしも、その犯罪で得をした人間がいたら、そいつを疑え。
ということからすると、小泉首相は明らかに『犯人として疑わしい』な。
上手いこと支持率を上げた、と思う。
批判や非難が続出しているじゃないかって?
それは、常にいる人たちが、いつもどおりの狂想曲を奏でているだけ。
差し引きで考えたら、小泉首相はどうも『得をした』側だと思う。
*日本の対応、というか小泉首相の態度を強く非難する人たちは、結局何を怒っているんだろうか。
二通り、あると思う。
自衛隊を撤退させないのは許せない、ということ。
善意のボランティアの人を批判するなんて許せない、ということ。
多分この二つは、ほとんど重なって存在していると思う。
*う〜ん。まとまらなくなったので、終了。
明日以降、思いついたら書く。
*でわ。
『イラクで拘束されていた日本人残り二人も解放されました。よかったです。』
内容は、これだけ。小学生の作文になっちゃった(笑)。
昨日は小噺コラムだったけど、今日は詩作コラムですか。
まあ、詩については評価しない方向で(笑)。
今日は社説のほうが面白かった。
ひとつめ『国連主導――最後の切り札を生かせ』
『アメリカが間違いだ。アメリカが失敗した。全部アメリカが悪いんだ。
でも国連主導に移行してもアメリカに頼らなきゃならないから余計むかつく!
とにかくアメリカは反省汁!』
もう、反米主義的ヒステリーを、文脈、言葉、行間の全てから感じてしまいます。
結局『アメリカがやったら占領、国連がやったら統治』『アメリカが攻撃したら虐殺、イラクが攻撃したらレジスタンス』と、言葉をもてあそぶ行為の評価も行き詰っている、という感じを受けるんですよ。
イラクの人々、と簡単にくくってしまうと、なにかそういう『総意』のようなものが存在するかのように思えるけれど。
実は、全然そんなわけない。現に日本ですら、色んな主張が存在している。その主張をまとめ、一番良いと思われる選択をするのが『統治者』であり、日本の統治者は小泉首相であるわけです。
対して、イラクではその『統治者』を決めるための方法を決めるための人を選ぶための方法を決める、という段階。
それでも、個人個人の望みであったり、願望であったり、なんだったりはあるんだろうけれど。その主張なんてのは人それぞれで100人100様。統一見解があるなんて、夢もいいところ。
つまり、アメリカを歓迎するイラク人も居るだろうし、アメリカを憎むイラク人も居るでしょう。ということ。
自衛隊を憎むイラク人も居るだろうし、自衛隊を歓迎するイラク人も居るでしょう。それは『効果』や『恩恵』なんていう、現実の『利得』を超えた部分の『感情』なんだから、どうしようもない。
そこで日本人はどう考えるか。
『感謝する人がいるのだから、私たちは働く必要がある』となるか。
『憎悪する人がいるのだから、私たちは行くべきではない』となるか。
このどちらかを選択する。
究極的には、そこだよな。
それで、感謝とか、憎悪とか、貢献度とか、利得とか、そういうものをひっくるめて判断して、決定する。ということになる。
ところが、例えば朝日新聞的な、ヒステリックな『アメリカが全部悪いんだわーん』という叫び声では、そういう『総合的』がわからないのだよな。
そういう部分が、朝日新聞は報道していない、ということなんだと、思うのです。
ふたつめ『2人解放――人質事件で見えたこと』
『アメリカが悪いとアメリカに伝えることが日本の責務だ。』
こっちも、そう。
『外国人を拘束するような集団は、社会全体から見れば少数派だろう』と、全てのイラク人がテロリストではないと言っておきながら。
『しかし犯行が可能なのは、反米感情が強まる中でそうした行動を容認し、見て見ぬふりをする空気があってのことだろう』と、その少数派以外の人々の心情を類推し、擁護しています。
でも、これは本当なのかよ。
物言わぬ多数派がなぜ口を閉ざしているのか。彼らが抑圧されているからという類推は、できないんですか? そういう類推は、おかしいんですか?
しかもこの後『恐れるのは、そうした人々も、自衛隊が米軍の占領の協力者としてイラクに来たと思っているのではないかということだ』等と、アジテータぶりを発揮しています。
もう、市民活動家のアジびらのようですね。
*例えば『自己責任』という言葉も、こう人口に膾炙されてしまうと、本来の意味を離れた『叫ぶための合いの手』に成り下がってしまって、それはちょっとどうかな、なんて思う。
件の3人に対して投げかけられる『自己責任』という言葉を、判断力欠如の枕詞のように使うのも、国家の責任を回避するための言い訳であるかのように非難するのも、どっちも。
イラクで解放された高遠菜穂子さん(34)が帰国した18日夜、北海道千歳市の自宅前で両親が報道陣の取材に応じ、父、睦雄さん(71)は「帰ってきた姿が日本の空港で見られた。これ以上うれしいことはない」と述べた。
イラクに入国したことへの自己責任を問う声があることについて、睦雄さんは「危険な国には人を行かせない措置の徹底が必要ではないか。私も妻も退避勧告が出ていると知らなかった。もし知っていたら相当強く止めた」と述べ、政府の渡航規制に関する対応に不満ものぞかせた。
母、京子さん(65)は「(菜穂子さんに)いろんな陰で働いてくれた人がいるんだよと言いたい」と述べるとともに「拘束から解放までの精神的なショックがかなり大きいので一生懸命サポートしていく。(本人の)表情からは事の重大さに申し訳ないという気持ちなんでしょう」と気遣った。
(04/18 21:08)
しかし例えば、この高遠オヤジの喋る『私も妻も退避勧告が出ていると知らなかった。もし知っていたら相当強く止めた』というのは、正しく『自己責任の回避』です。
海外旅行するときに、外務省の告知を『自分で調べる』というのは、当然の行為だと思います。
それ以前に、イラクが危険であり、そこらじゅうで外国人が拉致されたり殺されたりしており、イスラムと米国軍とがどんぱちやらかしているってのは、ニュースを見たら、それこそ『火を見るよりも明らか』だと思います。
そんな地域に行こうと言う娘を引き止めなかったことを『なんで政府は彼女をイラクに行かせたんだ!』と非難している、というわけだ。
阿呆ですね。
この手の人間は、政府が『渡航禁止です、イラクに行くことは赦しません』なんて言ったら、手のひら帰して『移動の自由を制限している、憲法違反だ!』と、烈火のごとく怒るのでしょう。
正しく、この親在りにしてこの娘在り。でしょうか。
- かいしゃ くわい― 1 【▼膾▼炙】
- (名)スル
- 〔林嵩「周朴詩集序」。膾(なます)と炙(あぶり肉)は味がよく万人に好まれることから〕広く世の人々に知れわたっていること。
- 「人口に―する」
*で、この3人は帰ってきました。
折角だから関空まで迎えに行けばよかったかな(笑)
(前略)
■ことば PTSD(心的外傷後ストレス障害) 犯罪や災害など非日常的な体験から、心にダメージを受けて発症する精神障害。不眠や食欲不振、情緒不安定のほか、被災時の感覚や光景、恐怖体験がよみがえる「フラッシュバック」などの症状がある。阪神大震災の被災者や地下鉄サリン事件の被害者の多くも症状を訴えた。発症後1カ月未満の場合は通常は急性ストレス障害(ASD)と診断される。
まあ、彼らがPTSD(Posttraumatic Stress Disorder)と『診断された』ではなく、PTSDとなる可能性が高いという診断であった、ということで、納得しておきます。
いや、誰が、どこで、どのくらいの期間で"PTSD"と診断したんだよ、もう一ト月経ったのか? てなツッコミが、あるだろうので。
それはそれとして、なあ。
PTSDってな、どうなんだろうな。
先日も書いたとおり、この3人。拘束されていた間は『とても待遇が良かった』らしいし。
イラク邦人人質事件で、武装グループが犯行直後にカタールの衛星テレビ局アルジャジーラに送りつけたビデオメッセージの中で、写真ジャーナリストの郡山総一郎さん(32)ら人質3人が銃やナイフを突きつけられる映像は、犯人側が演出したものだったことが分かった。政府筋が17日、明らかにした。政府は、今井紀明さん(18)らは武装グループに強要され、やむなく従ったとみている。3人も事実関係をおおむね認めたという。
(中略)
人質3人は政府関係者の事情聴取に、銃やナイフで脅されるシーンについては武装グループに事前に説明されたうえでおびえたような動作をするように強要されたことを大筋で認め、「食事は十分与えられ、待遇はよかった」などと説明したという。
(04/18 07:45)
なぜ『演技で怯える』必要があったんだろうね。
普通、銃を突きつけられたりナイフを突きつけられたりしたら『本気で』怯えるよね。
捕まった3人は、なぜ『演技』する必要が、あったんだろうね。
強要されたから?
強要すると言うことは『恐怖で従わせる』ということ。犯人に対して『恐怖』があるから『強要』が成立する。
そして犯人に対して『恐怖』があるのなら『演技』の必要なく『怯える』はずですね。
それ以前に、犯人に対して『恐怖』があり『演技』を『強要』されたと仮定して。
それは、何のために?
だって、あの映像の目的は『捕まった3人が怯えている』ということを知らしめる、でしょ。
では、演技云々以前に、犯人たちに対して『恐怖』があれば、それだけでもう『怯える』わけで、その『怯え』が映像に収まっていればよい、わけで。
この3人は「食事は十分与えられ、待遇はよかった」らしいので。
最初っから『殺す気はなかった』し、3人もそれは知っていたのだろう。なので『演技で怯える』必要があったのではないか。
と、考えられちゃう、わけです。
それで"PTSD"とは、どうにも納得しがたい。
実際のところ、どうなの?
イラクで誘拐されたフリージャーナリスト安田純平さん(30)ら日本人2人の解放を受け、外務省筋は17日、「解放はうれしい誤算だった」と語った。
高遠菜穂子さん(34)らのケースとは異なり、犯行声明が出ていない安田さんらの場合、「事件発生は2人と一緒にいた方の電子メールで分かった。だが、これ以外の情報がなかなか入らず調査は難航した。いろいろやったが手応えはなかった」と釈明した。
一方、2つの誘拐事件で拘束された日本人5人の解放に尽力したイラク・イスラム聖職者協会に高額の謝礼が渡ったという憶測については「払っていない。そういうもので動く人たちではないらしい」と否定した。 (時事通信)
[4月18日1時2分更新]
このニュースのタイトルでは、まるで『謝礼を払っていないことが、嬉しい誤算である』って雰囲気だな。
もうちょっと考えてつけるべきだと思います。
それは兎も角、謝礼をはらっていないと言うのはどうなんだろう。
本当に払っていないのか。それとも、謝礼以外の何かを『提供』したのか。それとも、本当に何もなく、全くの『ボランティア』で働いてくれたのか。
微妙だな。
私は、謝礼を払っていたかどうかはわからないけれど、もし仮に聖職者協会が謝礼を受け取っていなかったとしても、それ以上の見返りを既に受け取っていると考えます。
即ち、マスメディアへの露出と影響力の拡大。これです。
◇政府の本音は複雑
イラクで拘束された日本人2人は17日、犯人グループから連絡が入ったイスラム教スンニ派の「イラク・イスラム聖職者協会」幹部のアブドルサラム・クバイシ師によって身柄を保護された。クバイシ師と同協会は日本人人質事件の3人をはじめ、ほかの外国人事件でも仲介役となったことで、イラクでの政治的立場を強めることになりそうだ。一方、同協会が反米闘争の急先ぽうであることから、人質解放に対して謝意を示したい日本政府の本音は複雑なようだ。【バグダッド小倉孝保】
(中略)
◇主張の「広報」目的の一つか−−大野元裕・中東調査会上席研究員の話
イラクでの一連の外国人誘拐拘束事件では多くの人質が解放されており、最初から「解放含み」の犯行との印象も受ける。先の日本人3人の場合は要求が満たされない中で解放されており、自分たちの主張を「広報」することが犯行目的の一つにあると考えられる。犯人グループは今回、自衛隊撤退などの要求を口頭で伝えていた。雑ではあるが、文書よりポイントだけを明確に伝えている。
犯人グループについての確固たる情報はないが、2人がファルージャ近郊で拘束された点など他の事件との類似点は多く、ファルージャ周辺のイスラム教スンニ派が犯行にかかわっている可能性がある。ファルージャ情勢はこれまでになく前向きな兆しを見せていることから、それが今回の早期解放につながったのだろう。今後、情勢が悪化すれば犯人グループが態度を硬化させていくことは十分あり得る。
聖職者協会に、素直に『ありがとう』とは言えない、というのが現状であろうか。
なぜなら。
最初にこの3人の誘拐が『自作自演』と疑われたのは、なぜか。
テロリストの主張と、拘束された3人の政治的主張と、3人の家族及びその支援者たちの政治的主張が、全て一致しているから、でした。
拘束された人質がテロリストと同じ主張を日本政府に突きつけているだって? 胡散臭すぎる!
さて、ここで急速に勢力を伸ばしている『聖職者協会』ですが。
彼らの『政治的主張』とは、どんなものでしょうか。
反米です。米軍の撤退を求めています。そしてクバイシ師が自分でも言っていましたが『自衛隊のイラク派遣は日本国憲法違反』だそうです。
なんと。
テロリストの主張と、テロリストから人質を保護した人の主張とは、同じものだったのです。
この事件に関係した人たち。日本政府、3邦人、聖職者協会、テロリスト。
彼らの政治的主張を図示すると『日本政府 ←対立→ (3邦人、聖職者協会、テロリスト)』
しかもこの事件で一番『得』したと思われるのが、聖職者協会です。
疑わないほうがおかしい。
*面白い解釈をしている方を見つけたので、リンク。
イラクでならず者たちに誘拐された邦人3人が解放された時の映像をみて、私は高遠菜穂子さんの顔をどこかで見たような気がした。どこか野暮ったく、小太りで、内向的で、伺うような視線で人を見る。そうだ、あの顔は「猫おばさん」の顔ではないか。
(以下略)
なるほど!
これは面白い切り口でした。
*どうも、リンクされ先が増えていたようです。
ほんのちょっとだけ、うちの一日あたり来場者数が増えていたのは、そのおかげなんでしょうか。
くっくりさん。
電脳補完録のトップリンクを見て、リンク先、決めましたね?
いや、あそこのトップリンクですが。
他のリンク先は、確かに情報源として非常に有益だと認めますが、あたしんとこが載っているのが、どうしても不思議でならないのですよ(笑)
だってなあ。他のページと比較すると、まあ、見劣りすること見劣りすること。
例えるなら『サッカーセリエAのチームに、草サッカーチームのおっさんがなぜか一人混じっている』という感じで。
なんつうか、非常に、場違いなんだよなあ……
いやまあ、評価していただいたと言うことは、ありがたく受け止める次第。
一層奮励努力します(笑)
*そんで『戦後史最大のタブー!』とされる、例の件について、報道各紙、どのように扱っていますか?
大阪府警が、大阪府食肉事業協同組合連合会(府肉連)をめぐる牛肉偽装詐欺事件の捜査に着手した。食肉大手「ハンナン」元会長である府肉連副会長らが、国のBSE(牛海綿状脳症)対策を悪用していたという。
(中略)
副会長は「食肉業界のドン」といわれる。農水族議員や地元政界と親密な関係が取りざたされている。こういった人脈が今回の「消費者不在・業界優先」の施策とどういう関係があるのか。とことんメスを入れてほしい。
毎日新聞 2004年4月18日 東京朝刊
今のところ、毎日新聞のこの社説だけ、ですね。
この社説にしても『農水族議員』など政府関係者に対する追求を、というだけです。
報道各社、まだ方針が定まっていないんでしょうかね。
ここらへん、もうちょっと見守っていきましょう。
*でわ。
『医療現場での汚職事件が発覚した。政界が絡んでいるに違いないのでちゃんと調べて欲しい。』
本質のみ抜き出し。
これ以外の『アポロニアという女性の聖人』だの『室生犀星の短編』だのは、蛇足です。そういう、小噺。
で、小噺ばっかりを、軽く、長々と書き、本題をちょこんとその上に載せた、まるでショートケーキのような天声人語でした。
なんだか、真剣に『汚職事件』に対して考えているという風情には見えないな。
あ、ちなみに、これは昨日載る予定だった天声人語のスライド登板らしいです。
*捕まっていた二人は解放されたようです。まあ、よかったよかった。
バグダッド西方で取材中、武装グループに拉致されたとみられていた日本人のフリージャーナリストら2人が17日午前11時(日本時間同午後4時)ごろ、拘束から3日ぶりに解放された。
(中略)
安田さんは3月にイラク入りし、米軍と武装勢力との衝突現場などで、取材を続けていた。昨年1月に信濃毎日新聞を退社し、フリーでの取材活動を進めていた。
渡辺さんは自衛隊の海外派遣に反対する元隊員らでつくる「米兵・自衛官人権ホットライン」に参加。2月末から半年間の予定で「在イラク自衛隊監視員」としてイラクに来ていた。
(04/17 20:58)
しかし、なんだね。
捕まる日本人ってのは、どうして『フリージャーナリストと左系市民活動家』という組み合わせなんだろうねえ。
(前略)
≪「人間の盾」で入国取材も 安田純平さん≫
安田純平さんは埼玉県入間市出身で、信濃毎日新聞記者を経てフリージャーナリストになった。イラクで戦争の危険が高まった平成十五年一月、現地での取材を志願して新聞社を退社。イラクに入り、その後も爆撃が続く戦時下のバグダッドにとどまるなど、繰り返し取材を続け、雑誌や新聞で現地での体験を発表してきた。
反戦を訴える「人間の盾」のビザで入国した戦時下のバグダッドで、殺害された外交官の井ノ上正盛さんとも交流。邦人人質事件の高遠菜穂子さん(三四)が世話をしていたストリートチルドレンと呼ばれる子供たちを取材し、今月十二日付の東京新聞夕刊に記事と写真を寄稿した。
信濃毎日新聞社によると、一橋大を卒業後、九年四月に入社。本社文化部で途上国を支援する民間非営利団体(NPO)の取材に力を入れ、米中枢同時テロ発生後、アフガニスタンの現地ルポを執筆した。
◇
≪陸自活動などリポート 渡辺修孝さん≫
渡辺修孝さんは市民団体「米兵・自衛官人権ホットライン」のメンバーとして、二月下旬から半年間の予定でイラク入りし、自衛隊のイラク派遣に反対する立場から、ホームページでサマワの陸自の活動などを紹介していた。
関係者によると、元自衛官で、陸自第一空挺(くうてい)団(千葉県・習志野駐屯地)に所属していた。除隊後、死刑廃止やパレスチナ問題などの市民運動にかかわるようになり、昨年六月、反戦の立場から自衛官の人権問題などに取り組む「ホットライン」の活動を手伝うようになった。イラク行きを熱望。半年間の滞在に備えて、東京都東村山市内のアパートを引き払い、警備員の仕事も辞めるほどの打ち込み方だった。
別の関係者によると、渡辺さんは平成十二年春ごろから数回、レバノンに行き、日本赤軍メンバー、岡本公三容疑者の生活の支援をしたこともあったという。
まあ、右寄り思想の持ち主は、積極的に海外に赴こうとは思わないか。そもそも。
*3人の方は、解放された後もぎーぎー喋って、さらに日本の国内感情を逆なでしているようです。
サヨク系誘拐コンサルタントの演出が徹底されていないのか、彼らが自分の信念に酔って周りが見えていないのか、それともこういう演出なのか。
微妙ですな。
そんな彼らの阿呆さ加減に怒り心頭の政府関係者たちからは、今回の事件について費用負担させようなんて言う話も出ているようで。
まあ、交通費と医療費は、自己負担で当然だよな。しかし、それ以外については、なあ。
いくら阿呆な発言を繰り返す、自己中心的な、政府の行動を毛の筋ほども信用していないくせに「助けろ!」と喚き散らすだけの、彼らであったとしても。
一応は、日本人なんで。
彼らのために『も』働くのが、政府の勤め。だから、彼らのために税金が使われるのも仕方がないのではないかと、思います。
ただまあ、そういう『政府の援助の及ぶ範囲』というものを決めておくと言うのは、必要かもしれません。さもなくば『保険金詐欺』の如き『狂言誘拐』が頻発してしまう可能性があるんでね。
大体、彼らを助けるために費やした費用を彼らに弁済させる、というのが正当であるとなってしまえば。
逆に言えば『金を払えば危険な地域に勝手に入って、政府を脅すような行動をしてもかまわない』と言うことになっちまいかねない。
それは、遺憾よね。
(前略)
もし国家が救出費用を請求してきても我々がカンパして、一万人が 十万円ずつ出せば十億円になります。カンパしたのと同じ額の税金 を返してもらいましょう。諫早湾、原発推進費、構造改善事業費、 国会議員の給料100人分いくらでも返してもらう財源はあります。
その時は日本国政府に代わって日本市民政府を樹立したことになり ます。少なくとも人質の救出については、税金ではなく市民活動家 の拠出金や寄付金で賄われたことになります。
(後略)
彼ら『(自称)人権派』の言う言葉が、どれ程阿呆かってのは、左べったりでない常識人であれば、なんとなく判るでしょう。
そんなら私たちで金を払うけど、国家の阿呆な事業のためには税金なんて払う気はないからね。
そう言っているのだな。彼らは。
国家が、彼らに救出費用を請求すると言うのは、彼らの喋っている行動と同じくらい遺憾コトです。
ので、私は私たちの税金が、この阿呆どもを救出するために使われたと言うのも、受け入れますよ。
むしろ、彼らのような人間ですら国家は助けてくれる。そういう『国家の威信』とでも言うものを示すのは、大事なことだと思うのだよ。
ただまあ、今後は、バカがトチ狂って自分から炎の中に突入しないよう、ある程度の『免責範囲』を、あらかじめ設定しておく必要はありますな。
バカにも程があるし、堪忍袋にも限度があります。
*しかし、彼らのような『市民活動家』が阿呆な行動で儲ける様を見ると、彼らのために金を使わねばならないと言うことに対して、全く虚しいものを感じない、ワケではない。
イラクで武装集団に拘束、解放された北海道千歳市出身の高遠菜穂子さん(34)の著作「愛してるって、どう言うの?」が注目を集めている。世界各国を回った体験をつづった、いわば行動の原点。出版元の文芸社(東京都)には注文が殺到し、「持ち込み原稿の出版」としては異例の3万部の増刷が決まった。
(以下略)
まあ仕方がないよな。これが、資本主義だからな。
*ところで、この待遇は『人質』というのかな。一般的感覚では『ゲスト』だと思うんだが。
このイラク人の喋る言葉を信じるとするならば。
『人質』たる3人は、手錠で拘束されることもなく、目隠しされることもなく。きちんと食事を与えられ、時には豪勢なイラク料理でもてなされ、山盛りのフルーツを振る舞われている。
どこが、人質やねん(笑)
優雅な休暇を過ごされたようで、よござんしたのう。
*政府が、本当に何もしていないと思っているのか。
そんなわけない!
日本国は、働いているよ。たくさん。
日本が米国と親密な関係にあり、また米国の要請に応えているからこそ、米国も日本の要望に応えてくれるんだと、思うのだがな。
しかし、多くの『自衛隊撤退』を叫ぶ方々は『政府は何もしていない。あの3人が助かったのは市民の声がイラク人の心に届いたからだ!』なんてことを平然と言います。
例えばこの方。
南半球オーストラリアから、世界中に『反戦平和自衛隊撤退米軍撤退!』を叫んでおります。
いやもう、ご苦労様なことです。
しかし「本当の“敵”は彼等(拘束したイラク人たち)ではなく、我々の中にいる」という言葉は、その通りですな。
右向きの人たちは、サヨクを見て『ああ、その通りだ』と思っていることでしょう。
してみると、別にイラクは関係ない。日本国内での勢力争いしかしていない、ということか。
お互いに、なんとまあ、狭い了見だ(笑)。
イラクで拉致され、無事解放された安田純平さん(30)と、現地で行動を共にした非政府組織(NGO)「ピースオン」代表の相沢恭行さん(32)は17日、福島県いわき市で講演会を開き、被害者に対し「自己責任の徹底を」との批判が出ていることについて「市民の力が聖職者を動かした。国はいらないんだなという印象を持った」などと反論した。
今後の支援活動の進め方については「現地スタッフには、今は来るなと言われている。治安状況や交通手段などを慎重に考慮し、また支援に向かいたい」と述べ、現地入りは当面見送る考えを示した。(共同通信)
[4月17日23時26分更新]
国はいらない、か。では、とっとと日本国籍を棄てたらどうかね。
んで『市民』とやらで集まって暮らすんだ。
すごい。どこかの新興宗教みたいだ(笑)
*今回の事件で。
一番『得』をしたのは、誰でしょう。
日本政府は『損』をして『誇りと賞賛』を取ったな。差し引きではちょっとプラスかな。
捕まった3人はどうだろう。顔を売ったというのは大きいだろう。多少の批判非難は、市民運動家にとっては当然のリスクだろうので、今後の捜査進展次第、かな。
サヨク勢力としては、その主張のぶっ跳び具合がテレビに多く出てしまい、ちょっと損ではないかな。『無関心』層の支持を失うのは大きいよ。
15日に解放された邦人3人に続き、安田純平さんら2人が17日に解放された際も受け取り役になったイスラム宗教者委員会は、イスラム教スンニ派地域で武装勢力に強い影響力があることを見せつけた。宗教者委員会は、ファルージャでの米軍との停戦交渉の仲介役にもなっており、今後、スンニ派のまとめ役として政治的発言力を強めることは確実だ。
(以下略)
(前略)
ロイターテレビによると、この時に同師は感謝の意を表したうえで、「私たちは日本国民ではなく日本政府を責めているのです。自衛隊をイラクに派遣したことで憲法に反する行動をとったからです」と話したという。
(前略)
聖職者協会は、一連の外国人誘拐事件で、日本人だけでなく、ロシア人や中国人の解放でも大きく貢献しており、新生イラクでのまっとうなスンニ派宗教政治勢力としての確固たる地位を確保したことは間違いない。6月末に予定される主権移譲の受け皿となる暫定政府樹立プロセスでも、一定の発言力を持つことは確実だ。
(2004/4/18/01:25 読売新聞 無断転載禁止)
【アンマン=長谷川由紀】イラク・イスラム聖職者協会のクバイシ師は17日、バグダッドで会見し、日本大使館に保護されたフリーライター安田純平さんら日本人2人について、「2人は『イラクに残りたい。日本大使館に行くと、日本に帰らなくてはいけないので、行きたくない』と話していた」と述べた。
安田さんは、ロイター通信に対し「(2人を拘束していたグループは)とても優しかった」などと述べ、2人が拘束中に比較的厚遇されていたことを明らかにしている。
クバイシ師はまた、「(今回の事件で)日本政府は、イラク人や当協会に対し、感謝の意を表明していない」などと述べ、日本政府の対応を批判した。
(2004/4/18/00:25 読売新聞 無断転載禁止)
こいつだ。
こいつが、一番『得』をしているだろう。
この宗教者委員会(聖職者協会)と、アルクベイシ師(クバイシ師)。こいつが『得』を取った。
あんまり影響力が強くなっちゃって、ちょーしこいてるんじゃないかって雰囲気です。
曰く『日本は私にありがとうくらい言いなさい』『自衛隊派遣は憲法違反だ』
うむう。日本のサヨクとか、テロリストとかと、おんなじこと言っています。
私は見ていないんだがテレビで『今のファルージャは原爆落とされたときの広島長崎よりもひどい状態だ』なんて発言もしたらしい。
ちょっと、ちょーし乗りすぎ?
ま、なんにせよ。だ。
犯罪があったとき、誰を疑うか。犯罪により『得』をする人だ。
そうすると、この『聖職者協会』ってのは、あやしいな。すごく、あやしい。
*新聞やテレビなどでは『イラクは危険なの? 安全なの?』と言って、イラクに自衛隊を派遣することが正しいのかどうかを問いかける、という手法が用いられているようですが。
私は、この発言を使う人間は、阿呆かアジテータか、そのどちらかであると信じます。
例えば、世界中どこでも、いや日本国内でも、旅行者が行くには危険だから足を踏み入れないように、と言われるような地域は、いくらでもある。
新宿の裏通りでもいいし、ミナミのアメ村あたりでもいいや。そういう、クスリの売人とチンピラとコールガールが蠢いているような地域ってのは、どう考えても危険だ。
でも、そこは『戦争している』から危険なわけではない。
ハーレムの裏通りは、女性の一人歩きは命の危機があるけれど、警官たちはパトカーに乗って巡回するわけです。その警官すら時には襲われるけれど、襲撃に備えて銃を携えているわけです。
今のイラクは、国全体がそういう地域だ、という風に言えないかな。
イラクは、一般人が足を踏み入れるには危険すぎる地域だけれど。
そこは戦地ではないし、自衛隊員にとって危険なのではない。
そういうことは、言えると思うんだがな。
一般人にとっての『危険』。
自衛隊員にとっての『危険』。
この二つは、同じレベルではありえないよな。
そのためにこそ、自衛隊員は訓練しているし、銃器を持っているんだし。
で、そういう『事実』を、半ば意図的に無視した物言いだと思うのですよ。
最初の『イラクが危険なら自衛隊は撤退させなきゃ!』という言葉は。
しかもこの発言に対して、一般人の危険と自衛隊員の危険のレベル、という話をした人が、いないような気がする。
誰かが、がつんと言ってくれないかな。
小泉首相あたりが、言いそうな気がする。
*ところで、朝日新聞以下、週刊文春の差し止めの件で散々『検閲!』『言論の自由!』『知る権利!』を叫んだ方々。
札幌市交通局は16日、「週刊新潮」が市営地下鉄に出した車内広告の見出しが「基準に合わない」として一部をシールで隠す措置をとった=写真。邦人人質事件で札幌市や千歳市出身の今井紀明さん、高遠菜穂子さんらの家庭環境などに関する内容の部分。交通局は広告代理店に表現変更か削除を求めたが、応じなかったため440枚すべてにシールをはった。「人質のうち2人は道民。家族、知人も多いことなどを配慮した」という。
★「週刊新潮」の早川清編集長
「3人の家族は自己責任を避けて通り、当初は政府を敵視、犯人と同じような要求をした。多くの国民の関心ごととなり、背景にあるのは何かを探り記事にした。中刷りで見出しを隠されたのは前代未聞。広告といえども市民の目に触れないのは残念」と話す。
こういうやりかたは、どうなの?
やっぱり『知る権利の侵害』じゃないのかなあ。
自分にとって好ましい記事を隠されるのは『検閲!』『大本営発表!』で、自分にとって気に入らない記事を隠すのは『プライバシー』『市民感情』ですか?
ま、何も言わないだろうけどな。
なんか、腑に落ちないものを感じたんで。
*アンタッチャブル。
というワケにはいかなくなったのか。
それとも単なる、尻尾切り?
記事では、判り辛いんですが。
例えば、こんな本を読むと、これがどんなに凄い『逮捕』であるか、わかってきます。
ここから、芋蔓式に全部出てくるのか。
彼だけで終わるのか。
そこらへんが、見所ではないでしょうか。
朝日新聞は、日歯汚職では天声人語に『古来、こうした事件には、政界が深く絡んでいた。』とか書いていましたが。
こっちのハンナンの件にも、同じことが書けますかね。
*でわ。
『3邦人が助かってよかった。他の拘束されている人たちも早く助かって欲しい。日本とイラクは、互いのことを知らない。前線の兵士たちも互いのことを知らないのだろう。やはり戦争はよくない。』
今日は、ちょっと真っ当な要約をしてみた。
ある地域では、ネットで見ることの出来る『天声人語』とは別の『天声人語』が刷られた新聞が配られたそうで。差し替えが間に合わなかったのだろうな。
しかしこの天声人語は、どうかな。ちょっと反政府的に感じる部分も、無きにしも非ず。
第1段落から第3段落までは、いつもの前フリですね。郁夫氏天声人語の、定型なのかな。
安心した、人間への敬意にすがりたい思いだった、他の人も無事でいて欲しい。そういう、前フリ。
第4段落が、言いたいことの本質に近いと言うのも、定型っぽい。
イラクの人と、日本人と、互いのことに無知である。もっと交流を、とか、そういう感じなのかな。
第4段落と第5段落との間に、接続が悪いものを感じる。
第4段落は『ヤバーニ』の話だったのに、第5段落は『兵士』の話になってしまっている。
『命を奪い合う戦乱の中に連れ込まれてから互いに手探りしているような、手順の不幸も感じられた。』
連れ込まれた、という表現から『自衛隊が、日本政府から(若しくは米国から)、無理矢理、戦地に送られた』という文章と受け取れる。
日本の自衛隊は、軍隊ではないという建前上その構成員は『兵士』ではなく『隊員』です。よってこの文章での『兵士』は自衛隊員を指さない、という可能性もある。
しかし、直前の段落が『ヤバーニ』の話で、それ以降別の国の話が出てきていないのだから、どうにも解釈が出来ない。
例えばここでの『兵士』を『米国軍兵士』と置くと『米軍兵士は来たくもないのにブッシュに無理矢理送り込まれ、人殺しを強要されている』という文章になり、それは非常に不遜な態度だ。
『兵士』を、イラクに派兵している米国以外の支援国の軍人さんと置いても、大体似たような意味になるね。
もしかしたら『特にどの国の兵士とは言わないが』と言って、全ての軍人を指しているのかもしれない。
さらには『兵士』と呼ぶことで日本の自衛隊だけを除外しているのかもしれない。
イラクに軍隊が来る、ということを即『イラク人を殺すために来る』と結びつけ、さらにそれを『本人はやりたくないのに命令でやらされている』と勝手に内面を推し量り、相手に憐れみをかけている。
非常に『高みから見下ろし下界を哀れむ』態度であるな。それが、不遜に感じるのでしょう。
なんにしろ、第4段落と第5段落の間、もしくは校正前の第5段落には、その手の『兵士とはどの国から来た兵士か』ということを明示する文章なり単語なりがあったのではないかと思う。
それを削り、今の文章で『問題ない』と感じたとしたら、文章構成能力が足りないと思う。
もしも意図的に『解釈しづらいけれど、まあいいや』と考えたとしたら、とても卑怯な文章であると思う。つまり、断定しないことで相手の非難をどうとでもかわせる立場に自らを置く、という意味で。
というわけで、今日はあんまりいい文章ではありませんでした。
*社説は、各社それぞれ。
朝日は「報道の責務とジレンマ」なんて言って、自社およびフリーの報道関係者のイラク入りについて語っています。自衛隊派遣についても異議申し立てをするあたり、サラヤ・アル=ムジャヒディンの主張を厳粛に受け止め実行しているようですな。
産経は政府の対応を褒め、3人の無軌道っぷりをたしなめています。特に、その家族たちの狂態を強く非難していますね。まあ、常識的なお言葉だと思いますよ。
日経も普通の社説。家族に対して特に非難を持ってこないのは、何か裏があるのかな。
毎日の社説が、日経のものとほぼ変わらないものでびっくり。もっと朝日寄りの、自衛隊撤退論をぶちあげたもので来るかと思ったのに。毎日新聞は最近ブレが目立つような気がする。
読売は無難な社説でまとめた感じ。鋭く厳しい言葉は今日はお休みですか。
東京新聞の論調は面白い。イラクでの、宗教指導者との友好関係の重要性を社説で説くのは独自色かな。自衛隊を撤退させないいことを「やむを得ない」と表現するのは、新聞社としてのジレンマを感じる。しかしその一方無法者たちの遵法精神及び道徳の欠如を言うあたり、他の主張と矛盾しています。主張が矛盾しないようにすると『イラクのテロリストは無法者ではない』となってしまいますが。いいのか?
*ところで、小泉首相に対する『テロリストと呼ぶな』発言で有名人になってしまった、聖職者協会クバイシ師は、またも色々言っています。
イラク・イスラム聖職者協会のクバイシ師は16日、記者会見し、日本人人質事件での日本政府の対応について「われわれの方が日本政府よりも人質のことを考えていた」と批判した。同師は特に「日本政府は、日本人人質が置かれた状況を知るためにわれわれと接触しようとはしなかった」と指摘した。
これについてバグダッドの日本政府関係者は「各方面への協力要請の一環として、聖職者協会にも協力をお願いしてきた」と反論している。
一方クバイシ師は、バグダッド郊外で拉致された恐れが強まっている安田純平さん(30)ら日本人2人について「情報はない」としながらも、同協会の下部組織に対し、2人の情報があれば報告するよう指示したことを明らかにした。
[2004/4/16/22:39]
また日本にケチつけていますよ。
彼とテロリストたちと、ってのは。どういう関係なんでしょうね。
テロリストたちは『今回は帰すが、次は殺す。日本人は自衛隊撤退を政府に働き続けろ』とか、言っているようですが。
う〜ん。既に捕まっているらしい二人は、どうなるんだろう。
*今日はさらりと終了。おやすみなさい。
*まずは、お詫びを。
うちで今置いているBBSですが。
あまりにも使い勝手が悪いんで、近々移転します。
実は、今日、記事7番の書き込みに返答しようとして、書き込み失敗してしまいました(笑)。
管理人なのに、この阿呆さ加減。
レイアウトも全然キレイじゃないし。半角カナ文字も使えないし。
もうダメダメなんで、どっか別のとこに移します。
ついでにこのサイトそのものもお引越しするかも。
cgiの使えるとこに行きたいのだよ〜。
*そんなわけで、7番の記事(『一輝』さん書き込み)への返答は、ここで行わせていただきます。
大変申し訳ありません。
閲覧者の皆様は、これ以降も書き込みしていただいて構いません。
移転の際にはデータを引き継ぐ予定です。いや、出来るのであれば。
*解放、されましたね。
うむ。人が死ななかったという点については、全く異論なく喜びたいと思います。
その他は以降。
『アメリカ合衆国代々の大統領の言葉は、重みがある。小ブッシュの言葉はどうだったろうか。』
簡単に意訳。
よっぽどブッシュ大統領の声明に、カチンときたんだろうな。
歴代大統領の言葉を引くなら、ルーズベルトとかトルーマンとか、そこらへんの大統領のお言葉などは、使いませんの?
例えば、ルーズベルトが語ったと言う『如何にしたら日本が先に、米国に攻撃を仕掛けるかを検討中である』とか。
トルーマンの『ソビエトが平和について全く熱意を持っていないことを知るに及んで、私は幻滅を感じずにいられなかった』とか、その手の言葉ってのは、どのくらい重みがある?
ハナっから米国に対して文句をいう気しかないのに、その米国の言葉を用いようとするのは、あんまり綺麗な手段ではないように、感じました。
他人を諌めようとしている、というより、他人を貶めようとしている風にしか見えないから、だろうな。
婉曲に『本音を尋ねてみたくなるような』なんて言葉を使っているけれど、このコラムを書いた本人が『なにを聞きたいのか』について確かなことを言わないあたり、底深く暗いものを感じます。
なんだか、手触りの良くない、生暖かいものを掴んでしまった感じだな。
*うちの掲示板に、昨日書き込みしてくださった『一輝』氏の記事。
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投稿日時: 2004/04/14 21:34:27
投稿者: 一輝私は民族派右翼を自称するものである。
まずlinkのページだ。高貴なる秋篠宮眞子様の名前と、他のエログロページの紹介に一緒に並べるとはけしからん男だと考える。早急に対処すべし。神罰が下ることは必至だ。
もう一つ言っておこう。貴様は右翼を自称するには片腹痛い。親米のようだが、英霊をなんと心得るか。我らの先輩は大東亜戦争で鬼畜米英によって殺され、英霊となったのだ。
アメリカからの真の独立を勝ち得てこそ、日本は自立できる。
私は右翼だが、右翼であるからこそ高遠菜穂子氏は尊敬している。命を懸けてイラク人の生命を救おうとしたからである。その背景は問わない。行動をこそ評価するのが日本男児ではないのか。それを貴様は反対に非難している。恥知らずな男だ。日本男児の名がすたる。
貴様は日本男児としての誇りもかけらもない、単なる下劣な男だ。
日本男児は、大和撫子を優しく扱ってこそ日本男児たりうるのだ。
私は、日本軍の撤兵を主張するものだ。英霊を殺した鬼畜米英の思惑による日本軍派兵によって、我らと同じ天皇の赤子が殺されてはならない。どのような考え方を持っていようと、すべての日本人は誇りある天皇の赤子だ。日本軍は日本人の命を助けるためにあるのではなかったのか。米英の呪縛から離れ、日本軍は『独立国家日本』を高く掲げて改めて派兵すべきである。イラク人は我々を『鬼畜米英の手先』と見なしている。
貴様のような、下劣な妄言ばかり垂れ流す男が右翼と思われるから、我々が迷惑するのだ。
やめろ。
書き込み、ありがとうございます。
ま、順を追って一つずつ。
『私は民族派右翼を自称するものである。』
『民族派右翼』ときました。『右翼』という言葉は本来の意味、辞書的な意味としては『左翼』と対置される『保守的・国粋主義的』思想を持つ人々、という意味です。
しかし『ウヨク』という言葉に対して『街宣右翼』『暴力組織』『狂信者』的な、マイナスイメージが多く付随することとなったため、右翼という言葉に代わり『民族派』という新たな言葉を造り出し、自らをそう称している。らしいです。
言葉としてまだ浸透していないため『右翼・民族派』等と併称する場合も多いらしく、一輝氏もそのような意味でこの言葉を使ったのでしょう。
カテゴライズする言葉は、まあどうでもいいか。
『まずlinkのページだ。高貴なる秋篠宮眞子様の名前と、他のエログロページの紹介に一緒に並べるとはけしからん男だと考える。早急に対処すべし。神罰が下ることは必至だ。』
右翼を自称するのであれば『秋篠宮眞子内親王殿下』くらい言うべきです。日本の『右翼』というのは、伝統的に「天皇崇拝」がくっついてきます。
この日記をみたら判るとおり、あたしは皇室を敬いますが、崇拝はしておりません。従って、他人からそれをして『けしからん』『神罰が下る』等と言われてしまっても、困惑するだけであります。
ただ、リンクの場所は執筆子とても考慮して居たことを記します。
確かに、エロばっかりのカテゴリに放り込んでいるんだもんな。『不敬罪!』と眉を吊り上げたりはしないけれど、ちょっと違和感があったんで。で、折角そういう機会であるので『眞子様』として独立したカテゴリにしちゃいました。ま、暫定的に。
法則:『暫定的に』は『永遠に』と同義語である。
あ、あと、右翼の人って普通に『神罰が下る』なんて言うのかな。どうなんだろ。神道を信じているのであれば言うのかな?
『皇室崇拝ではない保守派』ってのもありそうだな。
『もう一つ言っておこう。貴様は右翼を自称するには片腹痛い。親米のようだが、英霊をなんと心得るか。我らの先輩は大東亜戦争で鬼畜米英によって殺され、英霊となったのだ。』
親米的、かな。確かにそう公言している部分もあるな。
つまり『米国的な思考や思想』に対する傾倒、ね。リーダーシップに対する尊敬しかり、ハリウッド的正義しかり。
しかし、これで『親米』とカテゴライズしてしまうのであれば、あたしは『親中国』であり『親韓』でもあり、世界中のほぼ全ての国家に対して『親しみを感じている』ことになってしまいます。
鬼畜米英、と言いますが、そのような言葉で他国民族を十把一絡げに貶めるのは良くないと思います。このような狂信的国粋主義は、私の望むところではありません。
むしろ『われらの先輩は、米国の人間と戦い、彼らを殺した。われらの先輩もまた彼らから殺された。そのどちらもが、勇敢で誇り高い兵士であった』程度の平衡感覚を持つべきであると思います。
実際のトコ言っちゃえば、太平洋戦争末期の米国軍は日本の一般市民を大量に虐殺しており、そのあまりの悲惨さは世界の戦争のあり方を変えてしまったほど、なんですがね。
まあ、過去についてはここでは触れずとしましょう。
一輝氏のような『鬼畜米英!』と叫ぶ有様は、今の中国や韓国北朝鮮の指導者たちの叫ぶ『日帝の暴虐の歴史!』という言葉のコピーにしか聞こえません。
敵を貶めるのは、自らの先達をも貶めてしまうことにつながりますよ。
また『右翼』を自称したことは、ない、んじゃないかな。『右寄り』くらいなら、自称した記憶はある。
というか『右翼』というのは辞書的には『思想傾向』を表しているのだから、その思想について他人にどうこう言われる筋合いはありません。
『右翼』という言葉は『右翼組織に属している人』を指すだけではないし『右翼組織が認める人々』に贈られる称号でもない。
単に、思考のバランスがどこにあるのか、を指しているだけなんだと思います。
ま、それでも『右翼とは認められない』と言われるかもしれませんが。
私としても、自分を『右翼』であると称するのが正しいとは思わないので、せいぜい『右寄り』程度で認識していただきたい。
『アメリカからの真の独立を勝ち得てこそ、日本は自立できる。』
これは、半分同意。
一輝氏がどこに『真の独立』を置いているのかがわからないんですが。
執筆子は『米国からの軍事的な独立』が必要であると信じます。ここでの独立は、真の意味での『独立』であり『自立』です。中国なり露西亜なりの庇護下に入りなおす、なんていうのは単なる事大主義です。
この、軍事的な独立ってのは、結局日本の国軍が強力なパワーを持つということに他ならず、今回のイラク派遣はそのための一歩であると考えています。
なんたって自衛隊。戦地に派遣するわけにも行かないし、戦争を演出するわけにも行かないしな。国際貢献の舞台でこそ、軍の練度は向上するのですよ。
『私は右翼だが、右翼であるからこそ高遠菜穂子氏は尊敬している。命を懸けてイラク人の生命を救おうとしたからである。その背景は問わない。行動をこそ評価するのが日本男児ではないのか。それを貴様は反対に非難している。恥知らずな男だ。日本男児の名がすたる。』
うむ。執筆子は『行動主義』『実行主義』とでも言うべき思想の持ち主であります。
人は、成した行動により評価されます。加えて『成したと言う事実』だけは、その行動が如何なるものであれ評価されてしかるべきものである、と信じます。
決断すると言うこと、行動すると言うことは、それが例えどんなものであれ評価されねばならないと思います。まあ、評価がマイナスになることはあるけどな(笑)
そういや、小ブッシュ大統領も『行動しなければ後世の歴史家は評価すらしないだろう』みたいなこと、言わなかったっけ? 戦争の前に。
私も、高遠氏についてはその行動を評価し、尊敬に値する人物であろうと思っていますよ。まあ彼女の行動が『メディアで伝えられている通りのものであれば』という但し書きが付くんだが。
なぜなら、私は彼女のことをメディアでしか知らないからな。
また一輝氏が『その背景は問わない』なんてわざわざ書いているのは、彼女の幼少時の行動や、実家の裕福さや、そういうことを言っているんだと思うけど。そんなこと、わざわざ指摘していただかなくとも、十分理解しているつもりです。
私が彼女を非難するのは、唯一つ。つまり、今のイラクに無防備で行ったと言うこと、です。
こればっかりは仕方ないでしょ。彼女が如何に素晴しい行動をしていたとしても。やはり危険な地域で無防備で居ると言うのは、褒められたもんじゃないよ。
一輝氏が『貴様は非難している』と言うのは、おそらく昨日の日記に『クソサヨク共奴!』を連発していたから、ではないかと推測します。
確かに、汚い言葉遣いについては、全くに謝罪するものです。ごめんなさい。
いくら思想信条に沿わない人間であるとはいえ、口汚く罵倒しちゃ遺憾な。
ただ、昨日の日記に散見される罵倒は、イラクで拘束されている3人に対してというより、日本国内で跳梁跋扈するサヨク的思想の持ち主たちに対してである、ということだけは理解していただきたい。
イラクで拘束された3人。今回の事件が『この3人も一枚噛んでいる自作自演』でない限り、という条件は付きますが。
彼らは、その思想や政治信条は問わず、実際に『危険で熱い』イラクに行った。
少なくともその行動だけは『私はイラクに行かなかった』という事実との対比より、私は評価します。高く評価します。多くの人間に多大な迷惑をかけた行動ではあるけれど、他の人間には出来ない行動をしたと言うことだけは、高く評価されねばならないと信じます。
日本男児の名がすたる、恥知らずな男である、という指摘には、もう頭を下げちゃうしか(笑)
誠に遺憾に存じます、というか、諫言耳が痛い、というか、お説御尤も、というか。
ちぇ。
『貴様は日本男児としての誇りもかけらもない、単なる下劣な男だ。』
うむ。放っときなさい(笑)。
というか、あたしは『自分で持てる分だけの誇り』は持っているつもりですよ。その量や質が一輝氏には不満であったとしても、それは私の問題です。忠告は真摯に受け入れますが、非難は不要です。
下劣な男ってのは、はいその通りです(笑)。
『日本男児は、大和撫子を優しく扱ってこそ日本男児たりうるのだ。』
フェミニズム的言説をどうこうする気はないので、これについては論ぜず。
ただ、この言葉はここで出てくるべき言葉では、ないな。
一輝氏の、その思想で『大和撫子』『日本男児』を規定するなら、高遠氏は『ぶん殴ってでもイラクに行かせるべきではなかった』ってことになるのでね。
彼女の行動を認め評価するのであれば、彼女の思考や判断に対して批判しなければ、ならないよ。
『優しくすること』と『無制限に甘やかすこと』とは、同じじゃない。
『私は、日本軍の撤兵を主張するものだ。英霊を殺した鬼畜米英の思惑による日本軍派兵によって、我らと同じ天皇の赤子が殺されてはならない。どのような考え方を持っていようと、すべての日本人は誇りある天皇の赤子だ。日本軍は日本人の命を助けるためにあるのではなかったのか。米英の呪縛から離れ、日本軍は『独立国家日本』を高く掲げて改めて派兵すべきである。イラク人は我々を『鬼畜米英の手先』と見なしている。』
やや、同意できるものはある。
というか私も言っていたと思うんだが。日本の軍隊が『日本の軍隊として活動し、行動し、戦闘し、殺してでも日本人を保護することが可能である』状態で派遣することが、絶対に必要であったと信じます。
それが出来ない『軍隊のようなもの』を、他国軍隊やサマーワ警備組織の庇護下で活動させるってのは、なんとも情けない話で。
また『対米追従』を叫ぶ方々は、この戦争の意義そのものに対して反対し、アメリカの行動の全てを反対しているようなんですが。
だからって、全部をアメリカに押し付けて、イラクとアメリカとの徹底的な潰しあいにしてしまうのは、まずいんじゃないかと思うのですよ。
『戦争の大義』論は、突き詰めるのは大変なんで、あんまり深入りしません。
ただ『今そこでイラクの人が困っているから、助けに行くんだ』と言うNGOの人たちの言葉と、軍隊を派遣して復興支援を行うという行為は、矛盾しないと思います。
また今回の派遣も、湾岸戦争時の多額の資金援助と同様『対米追従』ではなく『アメリカに恩を売った』と考えてもいいんじゃない?
日本の軍隊がもっと力を持ち、日本の経済力がもっと回復し、アメリカに『日本にいてくれないと、アメリカが戦争するのは大変なんだ』と言わせるくらいになるのが、多分一番正しい『日本の真の独立である』と思うんですが、どうか。
『イラク人は我々を『鬼畜米英の手先』と見なしている』については、微妙な表現ですな。
以前も喋りましたが。一輝氏の言う『イラク人』とは誰ですか。全てのイラクの人ですか。バグダッドの60%の有権者の意見ですか。イスラム過激派組織の指導者の言葉ですか。
『イラク人』『日本人』『アジアの人々』『世界市民』なんていう、境界線の曖昧な言葉で人間を分別するのは、正しくないと思うのです。
サマワの人たちの声は結構好意的であると、朝日新聞ですら伝えていますよ。
まあ、あたしが実際に聞いたわけじゃないんで、本当かどうかはわからないけれど、ね。
イラクへ行こうと思った18歳のNGO代表も、写真を撮ろうとしたジャーナリストたちも、みんなこういう思いをしたのかね。
どれだけメディアの情報を得ても、どれだけ他人の言葉を聞いても、最後には『あたしが自分で聞いたわけじゃないけど』が、喉に刺さった棘のように気になってしまう。
自分でそこに行って確かめなければ、という感情は、わからないではないな。
いや脱線。閑話休題。
『貴様のような、下劣な妄言ばかり垂れ流す男が右翼と思われるから、我々が迷惑するのだ。』
我々、とは、どちらさまでしょう。一輝氏の最初の言葉が『私は民族派右翼を自称するものである。』だったことを考えると、何か右翼思想の組織であるとは思えません。
従ってここでの『我々』とは『右翼思想を持つ人物たち』であると考えます。
あたしの言葉は、そんなに『右翼の評判を下げるようなもの』かなあ。
というか、一輝氏はここでも『右翼たる我々』という、境界線の曖昧な言葉を使って評価を下そうとしていますな。
しかし『下劣な妄想ばかり垂れ流す』ってのは、全くにこのweb頁の本質を突いていて、図らずも笑ってしまいました。そうか。あたしのこの日記は『下劣な妄想を垂れ流している日記』として、電脳補完録の説明を書き直して頂いてもいいな。
だって、さあ。本当に、下劣でしょ? 特にアニメを見て感想書いてハァハァしているところとか(笑)
そういや、最近アニメ見ていないなあ。
あたしが『右翼』と思われている、ってのは、なんか納得いかないなあ。
右っぽい思想を持っているけれどさ。共産主義的思想への憧憬も未だに棄てきれない、中途半端なところに立っているのでね。
ので『あたしが右翼と思われる』というのは、あたしとしても不本意であります。
と、書いたところで気が付いたけれど。
左翼思想と対立する思想が『右翼思想』であるとするなら、そうか、確かにあたしは『右翼』であるなと、ちょっと思い直し。
結局『右翼』と言い『左翼』と言い、単純なひとつの思想体系ではなく。
様々な方向、段階、志向性を持った思想が、いっぱい集まって『右翼』というゆるいグループを作っている、という感じなんだな。
そういや『シーア派』というイスラムの分類だけれど。
これも単一の宗派ではなく『イスラムの指導者は預言者ムハンマドの末裔であるべきだと考えている』宗派をまとめて『シーア(異端)』と呼んでいる、のだそうな。
『スンニ派』も、いくつかの学派に分かれるそうで。(→早崎隆志/超人/イスラム教)
イラク戦争を『イスラムと基督教との戦争』と表現し、結局どっちもヤハウエ様を崇める宗教なんだから、宗派争いにも程がある、なんつう評を見たことがありましたが。
シーア派とスンニ派との争いはイスラムの中での宗派争いだし、その中でもいくつかの宗派がある、と。
世に争いの種は尽きまじ。いやまたもや脱線。閑話休題。
私は、そういうわけで『右翼』でもいいけれど。
『全然真面目じゃない右翼』と分類される方の『右翼』なんで、真剣に活動している『右翼』の方々とは、ちょっと違うんだと認識していただければ幸いです。
私も、左翼とかサヨクとかを、十把一絡げに『阿呆奴!』なんつうことを言うのは間違っているのだと、わかりました。
私の言う『サヨク』という分類は、売国的サヨクの総称、日本が嫌いで日本以外の国に日本を売り渡したいと思っている人たちの総称として、受け取っていただければ幸いです。
また、あたしの言説により右翼の人々が迷惑を被った、ってのは『日本の自衛隊派遣が拉致の原因だ!』と同じくらい、言いがかりですよ。
というか、あたしんとこのカウンタの回り具合を見てください。
百数十hit/一日。
そんなに影響力大きいわけ、ないじゃん(笑)
『やめろ。』
よって、そんなにきつく言わなくても大丈夫。
世に与える影響は、精々がとこ、なんかのはずみでこのweb頁を見てしまったサヨクの方々が『クソサヨク共奴!』とか言われてちょっと腹を立ててみたり、どこから知ったのかこのweb頁を見てしまった右翼の方々が『惰弱な!』と腹を立ててみたり。
その程度です。
大体、やめろと命令されるいわれもないしね。
*と、彼の投稿を見てみて、色々と考えることもあったので、つらつらと書いてみました。
一輝氏の投稿の要旨を、いつもの『天声人語オレ意訳』風にまとめてみましょう。
『私は右翼である。
右翼であるからこそ高遠氏を評価する。
右翼であるからこそ自衛隊撤退を主張する。
右翼であるからこそ対米追従を批判する。
貴様は下劣な男だ。
妄言を垂れ流すのはやめたまえ』
こんな感じ?
では、これに対する返答を。
『書き込み、ありがとうございます。
私は右翼思想に共感します。なぜなら私は左翼思想より右翼思想の方が好きだからです。
高遠氏を評価します。同時に、高遠氏を批判します。人は行動によって評価され、同時に批判されるべきです。
自衛隊撤退を主張しません。なぜなら、自衛隊の活動の理念は、イラクの人を助けたいと言う目的に合致するからです。
対米追従から独自行動への道程として、イラク派遣があると思います。この後、憲法改正、軍組織の再編成、各種法整備など様々なハードルが待ち構えていますが、これを乗り越えねば日本の軍事的独立はあり得ません。
私が下劣って言われても、どうしようもないな。
元々このweb頁は下劣な妄想を垂れ流す日記、であるので。一輝氏のお気に召さないようであれば、申し訳ありませんがこのweb頁をこれ以上閲覧することはお奨めしません。
ご期待に沿えず、申し訳ない。』
こんな感じで。
*まあ、一輝氏が本当に右翼だかどうなんだかってのも、彼の言葉しかないのだから、わからないのですがね。思想や主張に、どうにも右翼くさくない雰囲気もあるのだけれど。
まあ、主張は尊重する、という方向で。
だいたいあたしも、そんなに右翼思想に詳しいわけでもないし。
今日明日の新聞は、社説とコラムが楽しみだ。
どういう論調でくるものやら。
あとは、この事件の『真相』ね。
どうしても『自作自演疑惑』は、拭いようがないわな。
まあ、執筆子としては、例え自作自演であったとしても、拘束された3人がシナリオを知っている作品ではなかった、のではないかと、愚考するもので。なぜなら、彼らが生きているから。
日本赤軍のにおいがする、という話もあったけど、よく考えたらそれは、当然なのかもしれません。
日本が、テロリストを輸出しちゃったからな、昔。
*また、明日。
『拘束した犯人たちにも良心はあるはずだ。日本国内には、何もしないくせに厳しい批判をする人々が多い。人間に対する敬意を忘れない人々の連携を信じたい』
第5段落『すなわち同じことを進んでやろうとする人々と、まったく反対のことをする人々と、そしてとりわけ、はるかに厳しい目で見るくせに何もしない、大多数の人々とである』が、述べたいことの中心にあると読みました。
第1段落〜第3段落、サンテグジュペリの逸話は『人間にたいする敬意!』を導き出すための、長い前フリ、ですな。こないだ、彼の飛行機が見つかったから、その関連で引いてきたんでしょうか。
テロリストとは、他の人間と何かが違うから『テロリストである』わけではなく。彼の行動こそが彼を『テロリストたらしめる』だけです。従って、テロリストにも感情や精神や敬意や愛情はある。
当然です。
だから、ある人物に『愛情』や『愛国心』があるからといって『彼はテロリストではない』とは、言えないわけです。
今日の天声人語を含めて、多くの『自衛隊撤退』を論ずる方々は、まずここを勘違いしている、もしくは意図的に取り違えている。
日本国内に多く聞こえる、イラク三邦人に対して『自業自得』『自作自演』『自己責任』と言い募る方々は、別に根拠も論拠も何にもないけどただただ叫んでいる、ワケじゃない。
彼らの行動が、あまりに『自分勝手』に権利をのみ叫び、あまりに『自由の尊重』と称する義務の放棄を重ね続け、そしてあまりにも『自国の政府を信用しない』活動を続けるが故に、彼らに対する共感が持てない、というのが、原因の一つだったりします。
また、彼らに連なる組織の胡散臭さ、彼らの言葉の反政府的主張、そういうものは自作自演を疑わせるに十分であるし、自己責任と言う言葉はあまりにも正論です。
そういう現実に対して目を伏せ、感情として心地よい『今危機にある彼らの命を助けて』という言葉をのみ尊重しているのが『政府の判断は間違っている』と論ずる方々の勘違いです。
第6段落では『一本一本は細くとも、「人間への敬意」をつなぐ命の回線が、より合わされ、強まるようにと念じたい。』と言いますが。
これは、政府主導の救出作戦とは無関係の、インターネットを用いた民間の情報交換と、救出への活動とを推奨しているかのような、政治の原則や正道や正論や、その他諸々の秩序を無視した、非常に反政府的かつ反体制的な、無責任な言論であると強く非難します。
北朝鮮に対する『議員外交』や『二元外交』は、強く非難されていますが。
今回の事件に対しては、民間主導の『政府の行動に強く反対します、だから私たちはテロリストの味方です』という主張が無秩序に広まっていくことを、易々と赦すどころか推奨していやがります。
このような言説を『人の心』だの『絆』だの『敬意』だの、人道的な香りのする包装紙で包み、送りつけるやりかたが正しいとは、どーしても思えません。
そんなわけで、今日の天声人語は『革命家のための砂糖菓子』とでも言うべき、反体制勢力を育成するためのアジテーションであると断じます。
まあこの事件に関連して、このような言葉は天声人語だけではなく、あまりにも多く流布されてしまっているのですが。
悲しい話です。
*先日のニュースで、イラクの聖職者が小泉首相に対して『犯人をテロリストと呼ぶから解決が遅れるんだ』というのがありましたが。
小泉首相は、全くの正論を持って反論しています。
小泉首相は14日昼、イラク日本人人質事件の犯行グループを首相が「テロリスト」と呼んだために人質解放が遅れているとの見方があることに対し「誘拐は許されざる犯行だ。その言い分に味方するような言動は慎むべきだ」と反論した。自衛隊撤退検討の可能性については「復興支援活動ですから、全力を尽くす」と否定した。(毎日新聞)
[4月14日13時21分更新]
正論だよなあ。
なんか、ね。
日本の首相が、そういう『正論』を、国外に対して吐く姿ってのを、もしかして初めて見たんじゃないかな。
良かった。
少なくとも、執筆子が昨日の夜に感じた『理不尽な怒り』に対しては、小泉首相は冷静に正論を以って対応している、ということがわかっただけでも、良かったと思う次第。
*被害者の家族の一人(高遠弟)がアルジャジーラで『正義という名の人殺しがあなたたち家族の命をうばってしまった 事を 一人の日本人として謝りたいと思います』なんて、自己満足的に謝って見たり(→http://www.ourplanet-tv.org/news.htm)。
ピースボートの誰ぞが、イラクで勝手に「自衛隊に反対します」なんて声明を出してみたり(→Yahoo!ニュース - 海外 - 共同通信)。
"市民"グループが署名を集めて、犯人に向けて『私たちも日本軍を引かせるために最大限の努力をします』なんてメッセージを発してみたり(→[aml 38898] 【転送】アラブの会通信 2004年4月13日号)。
イラクに行って変わりに人質になるとスタンドプレーをぶちかます政治家が出てきたり(→SANSPO.COM)。
これは『反政府活動』『二元外交』ではないのか?
大体、ピースボートなんつう『赤い』組織が独自に活動し、外交的な行動を行っていると言う時点で、もう『反政府組織の非合法活動』の雰囲気がアリアリなんですが。
そうでなくとも、この『国内二分』の状況は、それだけでテロリストの目的が達成されている、という感じがしてなりません。
*そんなことを行っている間に、とうとう日本国内でテロが発生。
14日午後5時40分ごろ、福岡県久留米市国分町の陸上自衛隊久留米駐屯地の東門から、軽乗用車が突っ込んだ。隊員3人が次々にはねられ、1人が頭などを打って死亡、2人が軽傷を負った。同県警久留米署は、運転していた同県三井郡の職業不詳の男(28)を殺人未遂の疑いで現行犯逮捕した。
亡くなったのは、佐賀県東脊振村、1等陸曹中原末弘さん(49)、軽傷を負ったのは、同駐屯地の3等陸曹阿部優一さん(24)と同、金沢康文さん(25)。
同駐屯地や同署の調べでは、男は東門で警備にあたっていた金沢さんの制止を振り切って車で侵入。金沢さんと中原さん、阿部さんをはねたほか、駐屯地内にいた自衛官を車で追い回したという。約8分後、知らせを受けた隊員らが車を追いつめ、運転した男を取り押さえ、同署に引き渡したという。
取り調べに対し、男は意味不明のことを口走っているという。
陸上自衛隊第4師団司令部(福岡県春日市)の広報室によると、自衛隊施設では通常、開いている門には必ず警備の隊員が検問に立つが、例えば自動車がスピードを出して突入した場合など、防ぐ手だてはないという。 (04/14 21:52)
もう、日本の軍隊の警備の甘さに悲しくなっちゃう。
なんで、こんな阿呆を射殺してしまえないの!
日本に存在するクソども。日本国が軍事力を持つことを過剰に毛嫌いするくせに、自分自身の行動の反社会的反体制的組織的暴力的な行動については、その全てを『市民のため、自由のため』なんつうクソを垂れ流して正当化する、クソ。
こいつらのせいで、日本の軍事力が『両手両足を縛られたまま誰にも殴られないように動け』なんていう無茶を押し付けられているんだ。
断言しますが。
この事件で人間を轢き殺したクソを、こいつが人を殺す前に蜂の巣黒焦げにしてやったとしたら。
サヨクのクソどもは、金切り声を上げて『人を殺すなんて!』と自衛隊を非難したであろうよ。
そして、これも断言するけれど。
サヨクのクソどもは、この事件で人間を轢き殺したクソに対して『彼は関係ない、精神を病んでいたんだ』と言うか『今の自衛隊のあり方に問題が突きつけられている』と言うか『この危険な状況で、危機意識がなっていない』と言うか。
どれか、もしくは全部を、垂れ流しやがるはずです。
クソ共奴!
殉職なされた一等陸曹に、謹んで哀悼の意を表させて頂きます。
また負傷されたお二方にも、慰労の念を。
サヨクども。イラクの人に銃を向けるな、等と言う頓珍漢な叫びを上げる前に、貴様らが、貴様らこそが日本人を殺していることをどう思うか、考えろ。
*そして、こんなニュースも。
【アンマン=金沢浩明】ヨルダン政府が13日、日本に対し債務免除を要請したことが明らかになった。ファエズ首相がアンマンに滞在中の逢沢一郎外務副大臣に申し入れた。同副大臣は免除は難しいと伝えたものの、イラクでの日本人人質事件では隣国のヨルダンに日本は解放へ向けた全面的な協力を依頼しているだけに、今後対応の検討を迫られる可能性もありそうだ。
ヨルダンの対外債務は昨年末時点で75億ドル(約8000億円)。うち対日債務は約2000億円で、その中で政府開発援助が約1700億円を占めている。
ファエズ首相はイラクから安価で購入していた石油の輸入がイラク戦争以来ストップしたため、年間約4億ドルの追加負担が生じ、経済に打撃となっていると指摘。債務免除を含めて日本の援助が必要と述べた。 (14:01)
サヨクども。
貴様らが、イラクで誘拐されたとか言う3人を擁護し、日本国を非難し続けることで、全ての日本人に対してあまりにも大きな損害を垂れ流し続けているという事実を、どう考えるのだね。
日本だけじゃないよ。世界中に、だ。
自分が『影響力を持っている』と思っているなら、その影響力でどこかを持ち上げたときに、どこかが踏みつけられていると言う事実を認識しておくべきだ。
サヨクのクソどもは、そこらへんを知らないか、知っていて気が付かないフリをしているか、どちらかであろうと思われる。
彼らの、夢や希望や美しい何もかもを並べ立てておきながら、手前のケツから何が出ているのかとか、手前の足が何を踏みつけているのかとか、そういうことを無視している言説からは、脳の活動の不足具合しか感じられない。
*昨日とは違う意味で。
いいから、もう2〜3ヶ月くらい、このままで行こうよ。
できればその間にも、クソサヨクの阿呆な活動は続けていてほしいな。
日本の活動に対して多少の損失はあるだろうけれど。
日本の溜め込んだ膿を全部搾り出しきってしまう、いいチャンスだと思います。
*ニュースステーションで、小泉首相と菅代表との党首討論を、ちらっと切り取っていました。
視線の強さは、小泉首相の勝ちだったな。
*アメリカは、ファルージャでの停戦を48時間延長しました。
逆に言えば、48時間後には、徹底的に殺しつくすよという、脅迫に等しかったりすると思うんですが。
どうなんだろうね。
やっぱり、アメリカとしても、どこかに落とし所を求めている、のかもしれません。
だって、単純な戦力だけだったら、ファルージャの街なんて絨毯爆撃とかその他とかで、その日のうちに歴史から消滅させることが出来るくらい、アメリカってのはパワーがある。
やらないのは、世論とか、イスラムの反応とか、世界の反応とかそういうものを気にしているだけで、ね。
んだから、例えば今の状況、3人が捕まったままの状況で数ヶ月が過ぎることの方が、イラクとしてもよっぽど『平和的』であると思うんだけれどな。
例え彼らの行動が『茶番』であったとしても、な。
彼らとしては、軍事活動を停止させることは悲願であるわけだから。
だったら、このまま日本に帰ってこないで、イラクで暫く『誘拐された休暇』を愉しんで来て頂ければ、アメリカも日本に気を使うフリをしつつ停戦を続けることが出来るのだから、よっぽどいいのかも。
そんなことも、考えてみました。
あの3人は阿呆だし、日本で活動している『尻馬に乗りまくりのサヨクや左翼』はクソなんだけれど。
この状況で一ト月程も停滞していると、日本国内の阿呆は炙り出されるし、アメリカも『他人を理由として』停戦を続けられるから、その方がいいんじゃないかなあと、そういう気もしてきました。
そういう『微妙で愉快な陰謀論』ってのは、どうかな。
*なんでもいいから、暫く帰ってこなくていいよ。
彼らが帰ってこなくたって、今日も、東京ドームも甲子園も、満員なんだから。
*姫さま〜!
某エロマンガ描き(金王朝初代皇帝、○原のえらいひと)様が、そのご尊顔を描いていました。
もうっ! もうっ!
携帯の壁紙に設定完了です。
*さて、4月13日の天声人語。
『米国でテロが発生する可能性がある、という情報がホワイトハウスに伝わったとき、ブッシュ大統領は休暇中だった。国の危機管理に休みはない。長期休暇は9月11日のテロを見逃してしまったのではないか。』
固く、読みやすい文章だと思います。
この読み解きやすさは、試験問題には適さないかもしれませんな(笑)
国の危機管理に休みはない。この一文が、本質かな。
第1段落『日本では広島の「原爆の日」である』は、印象操作だな。必要のない導入であり、また続く『この日も「平和記念式」が…』も、以降の話の展開にはなんの影響もない、単なる『バックグラウンド』だ。
ここらへんの変な泥臭さは、以前の天声人語にも感じた『臭い』ですな。
大統領は必要だし、最高意思決定機関なんだけれど、大統領がいないと実務が動かないってワケでもなし。
今日の指摘は、ちょっと『いいがかり』に近いやっかみだと思いました。
テロの原因は大統領の休暇? それは笑うところですか?
*今日の朝日新聞は社説もすごいんです!
■イラク――人質とファルージャと
『全てはファルージャの悲劇が原因だ。イラクの人々が占領をどう思っているかが重要だ。』
まあ、半分は正論だ。けど。ちょいとイラクに肩入れしすぎだな。
また『イラクの人々』という括り方が、非常に問題である。
イラクに住む『日本に親しみを感じる人』『無関心な人』『敵視する人』等をぜんぶひっくるめて『イラクの人々』にしてしまうから、だ。
そして、ほとんどの場合『敵視する人』の方が強烈な反応と暴力的な行動に出る可能性が高い。
彼らの行動が、まるで『全ての人が同じことを考えている』かのように扱われてしまうわけです。
現在も、そうだよな。イラクに住む『米軍統治に反対する人々』の行動だけが、突出して取り上げられすぎ、という気がするのですよ。
あと、他人の視線を気にしすぎ、だな。
これは対中国、対韓国政策とも重なるけれど。相手がどう考えるか。それだけを考えてしまい、当方の都合や考えを全部押し潰して『友好的な関係を築く』のが、好きなようです。
それだけでは、世の中大変だと思うんだがな。
■国旗・国歌――論争が読者に広がった
『朝日新聞は「卒業式での」日の丸君が代に反対したことはない。しかし、それを強制することには反対だ。公の指示が全てではないはずだ。』
朝日新聞的決着、だな。
今まで述べたことをもう一度繰り返すことで、反論に対して再反論した気になり、これ以上の議論は無駄だから終了、と一方的に終了宣言してしまう。
執筆子個人の感想を述べれば。朝日新聞の、今日のこの社説は『ウソまみれ』に見えます。
『読者にお礼を』『200通を超える意見』『揚げ足取りや曲解は論外』『言論の自由』『民主主義社会のために大切』『社説の論争が読者に広がったのはうれしいこと』『意見の6割は朝日社説を支持』『朝日が言ったことはない』『戦争の記憶や、思想・信条・宗教などの理由』『複雑な思い』『通達や校長の命令のすべてが「公」であり、教員は無条件に従わなければならないものだろうか』『そんな経緯などお構いなしの統制が、教員の反発を広げたのではなかろうか』『そんな期待』
ぱっと見ただけで『朝日新聞的ウソ』と思われる言葉が、こんなにあるんですが。
ウソしかないんで、この社説はどうでもいいです。
単に朝日新聞は『日の丸はキライ! 君が代もキライ!』しか言っていませんから。
ただ、朝日新聞のやりかたってのを記憶しておく、という意味では、重要だと思うのですが。
*脳に入ってくる情報が大分クリアに聞こえるようになって。
イラクの3人の姿も、もうちょっとクリアに考えられるようになりました。
家族の人たちは『疲労がピークに』とか言われていますが。
よく考えたら、イラクに行った3人は、命を落とすかもしれない危険や、厳しい気候や、(おそらくは)満足とは言えない食事や休息の中、何日も、何ヶ月も、何年もイラクで活動しようとしていた、わけですな。
彼らの目的が『報道されている通りのもの』であったとしたら、という但し書きが付くんだけれどね。
しかしまあ、日本に住む人々ってのは、執筆子も含めて『甘い』のかもしれません。
現実のイラクってのは、きっともっと厳しい状況なんだろうな。
*とても愉快な、クリエイティヴ・スペースのウェブ頁から、いくつか。
これを転送して下さい。 今井君、高遠さん、郡山さん救出のために!(転送大歓迎)
(中略)
……
私自身についてですが、名前は足立正生と言います。私は、パレスチナの解放のため闘う自由戦士として日本赤軍に入り、28年間レバノンに住み、1999年に日本に帰国しました。その後、パレスチナの人々と連帯していく市民活動を日本パレスチナプロジェクトセンター(JAPAC:代表は高坂かずひこ氏。フランス文学教授)で始めました。(後略)
日本赤軍かよ!(笑)
さんざ蒸し返されちゃった、ダッカハイジャック事件の首謀者たちじゃないですか。
いや、まあ、過去を持ち出して現在を断ずるわけじゃないし、政治思想を持って全人格を断ずる気もないけれど。
共産主義者の望む革命思想には、共感できないな。
ま、このメールを書いた人間が、赤軍足立正生本人である、という前提で、なんですが。
ウソもんだったらウソもんで、共産主義的革命思想の持ち主を煽動するためのアジテーションであるという意味で、やはりその活動について、全然賛同できないわけです。
2004-04-13
ご賛同いただける方、転送転載どうぞ宜しくお願いします。
今緊急に行う事は、三人を救済する唯一かつ最善の方法が自衛隊の撤退であるという認識の下に、小泉政権を内閣総辞職にもっていく動きを国民が直ちに行う事です。小泉政権は「自衛隊を撤退しない」と言っているのですから。その小泉を引き摺り下ろすしかない。答えは自明です。彼は国民の手で選ばれた代理人でしかない。その代理人が国民の生命と安全を軽視するどころか脅かしているのですから、即刻退陣を求めるしかない。第一報を聞いても二時間も酒を飲み続けたという事実一つでも辞職に値します。
繰り返して国民の皆さんに申し上げたい。スローガンを「自衛隊の即時撤退」から「小泉首相の即時退陣要求」に切り替えたほうがよい。それはアルヤジーラを通じて世界に発信するメッセージとして、さらには三人の救済にとっても最善です。彼らが無事なうちに小泉退陣に追い込めば必ず三人は解放されます。小泉退陣の要求を強く求めていきましょう。私はその先頭に立ちたい。
チェイニーに知らしめようではないか。米国が傀儡にしている日本の首相は日本国民の手で追放された。米国は日本国民の要望に逆らった政策を如何なる日本の首相にも命じる事は出来ない。米国は日本の自民党政権を相手にするのではなく、日本の国民を相手にしなければならないとことを占領以来初めて知る事になるのです。これこそ日本の革命です。三人を国民外交により救済し日本に革命を起しましょう。 三人の日本人を救済する事の出来ない小泉首相の一刻も早い退陣を求める新たな動きを今すぐ始めましょう。
天木 直人
あたしはこの『天木直人』なる人物の主張なんぞに、全くに共感するものではないことを表明しておきます。
だって『彼が主導し、小泉政権を打ち倒し、米国の軛から脱し、日本に革命を起こす』って言っているんだよ!
すげえ! 革命思想家だ!(笑)
本気で革命を起こそうとしているんだったら、ものすごくエキサイティングだな。
『えんじょい あんど えきさいてぃんぐ!!』
これだけじゃ、どんな思想を持った『革命』なんだかわからないんで、ただの『革命かぶれ』かもしれない。
でもまあ、あのweb頁に書くような人物、だもんなあ。
ろくなもんじゃないんでしょ。
あの、クリエイティブ・スペースの書き込みには、こんな『危険思想』の持ち主が多いってことを示す証左として、ファイルしておきましょう。
*この事件で『政府は無能で非人道的! 自衛隊の撤退を!』と叫ぶ方々の思想を、だーっと見て。
彼らの言葉から装飾語を丁寧に削り落としていくと『自衛隊を撤退させろ』だけが、最終的に残ります。
この『自衛隊撤退!』という言葉は、多分『アメリカの戦争が間違いだ、米帝は侵略者だ』と『日本国は必要ない』という、二つの思想から成ると思います。
信じて、待ちましょう。
_______________________
緊急声明 5(転送可)
川口外相の声明によるブレーキや技術的問題にも関わらず、大きな障害がない限り、ここ数時間以内に拉致された日本の仲間の三名は解放される、という信頼度の高い情報を得ました。
グローバル・ウォッチ/パリ
コリン・コバヤシ
酷いよねえ。日本政府の行動は、何でもかんでも『ブレーキ』なんだってよ。
あたしは、あの3人が解放されないのは『もうちょっと捕まえておけば、日本国内はもっと混乱するかも、えへへ』って考えているからじゃないかって、思えるんだけどな。
で、彼らは日本政府とか米国とかを、非難します。
テロリストたち。イラクに住む犯罪者たちに対する声と言うものは、全くないわけです。
むしろ、彼らを『レジスタンス』と呼び、不当な抑圧に抵抗する気高い戦士として賞賛するかのような言葉すら、聞かれます。
【バグダッド13日共同】イラク・イスラム聖職者協会のクバイシ師は13日、バグダッドで記者団に対し、小泉純一郎首相が日本人3人を拘束した武装組織を「テロリスト」呼ばわりしたため、武装組織が3人の解放を遅らせていると語った。
クバイシ師が武装組織から直接聞いたものではなく、同師の個人的な見解を示したとみられる。クバイシ師は「われわれは武装組織に(人質解放を)訴え、彼らは人質を解放する直前だった。しかし、小泉首相が彼らをテロリスト扱いした後で、武装組織は(解放の)方針を変えたと承知している」と述べた。師は「このような発言は非生産的で障害を付け加えるものだ」と批判した。
小泉首相は9日、武装組織の自衛隊撤退要求に関して「(撤退は)ありません。テロリストの卑劣な脅しに乗ってはいけない」と述べていた。
同聖職者協会は、日本人人質事件解決に向けた仲介交渉は行っていないとしている。(共同通信)
[4月14日1時36分更新]
おいおいおい(笑)
間違いなくテロリストでしょうが。なんか、凄く『日本的』なテロリストたちだな。
あれか? 『テロリスト』は差別語だから『レジスタント』と呼びましょう、ということ?
馬鹿馬鹿しい。
テロリストがイヤなら、犯罪者でいいや。いや、誘拐犯で我慢といてやるよ。
だいたい、それを『小泉首相が原因だ』だと?
イラク・イスラム聖職者協会は、そんなに日本に混乱を引き起こしたいってわけか。
つまり、彼らも『テロリスト』であるってことだな。
中国人や韓国人みたいなことを、ぐだぐだぶちぶち述べるな。
*なんかもう、この3人。しばらく帰ってこなくていいや。
生きているのか死んでいるのかもわからないまま、もう2〜3ヶ月、引き伸ばしましょう。
イラクへの政権移譲も延期の方向で。
もちろん、日本の総理は、今の姿勢を崩してはいけません。
大丈夫。その方が絶対儲かるから。
そろそろ、サヨク的言説が鬱陶しくなっている、というわけであります。
そんなあたしの心を癒してくれるのは、眞子内親王殿下のご尊顔だけですよ…。
*寝る、わけだあ。
*今日は新聞休刊日です。
故に、色々とさみしいので、キャベツのスープを作って夕飯としました。
鶏肉、たまねぎ、マッシュルームを軽く炒めてコンソメスープでちょっと煮て、荒く切ったキャベツを入れて出来上がり。なんと簡単。
トマトピューレ入れたりホワイトソース入れたりしたら、シチューになるな。
いい加減に作ったのに、案外美味かった。
あ、今度から、作ったら写真を撮ることにしよう。
*いやいや、新聞休刊日、ですよ。
だもんで、天声人語も当然なし、です。
*イラクの三邦人。
結局、開放されないまま今に至る、ですか。
この、誘拐された3人の親族について。
彼らに、なんでこんなに嫌悪感を催すのか。考えたら。
彼らの感情の部分に対して共感するものが、ないわけではないから、なんだろうと、思いました。
理性としては、イラクの3人の行動の無謀さや、親族たちの形振り構わない醜態や、あまりにも透けて見えてくる『胡散臭さ』を感じ取って、彼らにはとても共感できない。
理性としては、テロリストの要求どおりに自衛隊を撤退させることの、あまりにも大きな不利益を計算できるので、受け付けない。
しかし感情としては、自分の親族があのような状況にあったとしたら、自分がどこまで形振り構わない行動を取るか、自分でもわからない、むしろ自分ならもっと非道い裏切りすら平気でやりかねない。
そんなことを、ほんの少しでも思ってしまった瞬間。
その、理性と感情との相異が、嫌悪感に繋がるのではないかなあ、なんて、考えてみました。
*まあ、だからっつってあの親族の行動の『芝居臭さ』については、やっぱり感じちゃうんだけれどな。
だがしかし。
こう、この数日、どっぷりと『テロリストは狂人』『この3人はバカ』『自作自演が臭い』『テロリストの味方?』『外患誘致』『サヨク』『イスラムの異常性』なんていう情報の奔流とそれに反論する激情とに漬かって、ようやく脳の平衡が元に戻ってきた感じ。
理性的に両方の絶叫を聞くことが出来るようになってきました。
そういう、脳に情報が滲み込むのに時間がかかるのが、あたしの難点であるな。
*で、自衛隊を撤退させろ。それが、テロリストや誘拐された3人やその家族たちやその支援者たちの『主張』なんですが。
どうやったら『日本がテロに屈しない』形で、自衛隊を撤退させることが出来るか。
考えてみたら、それは『全ての外国人が一斉に手を引くこと』であると、思いつきました。
全員で、一斉にイラクから逃げてしまえば。
日本だけが勝手に逃げるわけではないので、テロに対して負けてしまうことには、ならないのだな。
詭弁だけれど。
もし、全ての外国人が一斉に手を引いてしまえば。
イラクはどうなるだろう。
どうしてもサヨクの方々の言うような『イラク人のイラク人によるイラク人のための平和な統治』が行われるとは、到底思えないのですよ。
なぜって? フセイン政権こそが、その証左ではないかな。
もしくは現在の暴力的な勢力の跋扈するイラクの現状を鑑みるに、彼ら同士が権力争いを始めないと言う確たる証拠はありません。
イラクは、激しい内戦状態に陥るであろうと、考えます。
別にそれでいいじゃないか。そういう考え方もあると思うんだけれど。
それはそれで、イラクで死ぬイラク人を放置しているよね。彼ら同士で殺しあうなら、それはかれらの選択だって言うのは、本当に『人道的』と、言えるのかな。
やっぱり多くのイラクの大人が死ぬし、イラクの子供も死ぬし、イラクに支援で入国しているNGOだかなんだかの外国人も死ぬだろうな。
イラクの今ってのは、そういう状況であると思うのです。
その原因は、フセインがいなくなったということに尽きると思うのだけれど、フセインがその独裁権力により国民とか一部民族とかを押さえつけ、殺していたというのも、事実でしょう。
また、フセインの行動が周辺諸国に対して脅威であったならば、彼が存在することで多くの人間が『抑圧されていた』と言えるだろうし。
ああ、そこまで遡ってしまえば、もう『戦争の大義』とかに進みそうなんで、もう止めましょう。
*テレビ朝日『報道ステーション』では、古館伊知郎が絶叫していました。
古館伊知郎を通した『テレビ朝日の主張』とは。
そういうこと、らしい。
う〜ん。
それは、ちょっと詭弁に過ぎるような気もするんだけれど。
しかし、現状。つまり『自衛隊を引いていないのに日本人3人が殺されていない』という状況から考えると、この可能性はあるのかもしれない。
つまり、日本を脅すことにより米国に働きかけ、ファルージャでの停戦やその他テロリストたちへの圧力の低下を目論んでいる、という考え方。
一番弱い鎖が全体の強さ、ということなのか。それとも米国に対する影響力の大きさを評価されているのか。そこは、わからないけれど。
この考えの下では、どっちにしても『日本の自衛隊』などハナから歯牙にもかけられていない、ということになる、のかな。
まあ、自衛隊を引くとか引かないとかは関係ない、ということだな。
そう。私は『テロリストはバカである』という偏見を持っていたようだ。
テロリストは、ただのバカではない。もっと理性的であり、もっと打算的だ。冷徹な上での狂信が、そこにあるというだけなんだな。
少なくとも日本の阿呆な下部サヨクよりは、テロリストのほうがよっぽど『信用』できる。つまり、彼らは自分の命を賭けているからという理由で。
自衛隊を撤退させろと言う彼らの主張がある。
テロリストが『理性的である』という前提で考えると、彼らは彼らの主張『自衛隊を撤退させろ』が通るとは、到底思わないだろう。
もしも万一通ってしまえば、それはそれで儲けもの。様々な混乱がそこに生まれるから。
しかし、通らないことを前提としているならば。
彼らの主張する『いかにも日本のサヨク的な』主張や、アラブらしくない脅迫にもなんとなく説明が付きそうな気がする。
イラクに『陰謀を廻らすことの出来るほどの安定と、若干の混乱』とを演出しようと思ったら、現在のイラクの大混乱の元、即ち米国軍に大人しくしていてもらいたい。
どうするか。
日本とアメリカが混乱したらいい。
日本国内が混乱し、アメリカに混乱を伝染させたらいい。
アメリカが混乱しなくても、日本国内だけでも混乱させたら、とりあえずは成功。世界各国に対して同様の『ちょっかい』を出しているから。例えば、中国とか。
そういう、打算的なテロリズムってのは、アリかもしれないと、思った。
だいたい、日本の自衛隊を狙うっていうことへの利点が、全然わからないからな。
彼らは命を賭けている。日本のサヨクは他人の命しか賭けない。この違いを考えると、捕まった3人による自作自演ってのも、ちょっとウソ臭く感じてしまう、わけです。
この『打算的でソフトなテロリズム』ってのは、どこが主導して演出しているのか。
イラクを手中に収めようとしているテロリストたち、という言い方も出来るかもしれないけれど。
もっと大きな『イラクの安定を望む勢力』という想定は、どうだろう。
イラクでの米国の騒動は、今のままでは止めようが無さそうなほど。
その落とし所を、日本を道化役として演出しようとしている、という想定は、できないかな。
う〜ん。ものすごく『自分勝手な』陰謀論を組み立ててしまいました(笑)
流石にここまで来ると、可能性は低そう、かな?
*だがしかし。
この『愉快陰謀論』が正しかったとしてもなお、日本のサヨク勢力が絡んだ『自作自演』疑惑は、まだ晴れないのですよ。残念ながら。
つまり、彼らサヨク勢力が、自ら進んで『道化師』となることを望み、その上で日本での自分たちの影響力を高めようと言う意図があり、その意図を『テロリストたちと共有していた』場合、即ち『テロリストたちと結託していた』場合が、ありえるからです。
結局『自作自演疑惑』というのは、そのテロルの意図がどこにあるか、ではなく。
テロリストの利得とサヨク勢力の利得とが一致していると言うこと。
テロリストたちに繋がるイスラム土着勢力と、サヨク活動家たちとの接点が存在すると言うこと。
イラクでの混乱にあわせて、あまりにも手際よく日本での活動が開始されていると言うこと。
そういう『あまりにも上手く出来ている状況』こそが、そういう『自作自演疑惑』を拭いきれないものとしている、わけです。
(前略)
それにしても、誘拐したグループと同じように、3人の行動を理解していない日本人がたくさんいることを知って、こころが寒い思いをした。「2チャンネル」に「狂言」などと書き込みをしている人たちだ。人は自分という物差しでしか他人を測ることができないといわれるから、高遠さんらの行動を見ると、そんな立派なことをやれるはずがない、だから自作自演の狂言に違いないということになるのだろう。
他人に向けた刃は自分に戻ってくることにいつか気づくだろう。「狂言だ」とわめいている人たちには、かわいそうな人たちだと思うが、許せないと思うのは、高遠さんのホームページに今井紀明さんがこんな書き込みをしていたといって、狂言をにおわせる偽のメッセージを2チャンネルなどに書き込んでいる人間だ。「愉快犯」というのだろうが、しょせんは権力者のディスインフォメーション(情報操作)の願望を自ら買ってでただけのお調子者でしかないことに、なぜ気づかないのだろうかと思う。
来週のコラムのタイトルは「無事解放を喜ぶ」となるように祈りたい。
だから、この朝日新聞論説委員の下品な感想『自分にはできないからウソに決まっている』なんていう論評は、間違いもイイトコ、です。
むしろ『自分でもできるから演技かもしれない』という感じ?
いやもっと言えば『朝日新聞ならやりかねないな』かも(笑)
朝日新聞が他人を『権力者の道化』と呼ぶなど、滑稽もいいところ。
権力者の道化たる朝日新聞が、踊りながら『お前らバカ! ひゃはは!』等と笑っていても、失笑しかできないのです。
が。
朝日新聞といえば、サヨク勢力の上位に属する存在。
もしも彼らが『イラク勢力とのコラボレーションテロ』を演出していたとしたら。
彼らの言葉には『真実』が含まれていることになる。
この高成田亨氏の言葉は、単なる『道化の滑稽』ではなく、似非預言者の言葉でもあるという解釈もできる、わけで。
つまり、先の『テロリストは理性的である』というのと同様、高成田氏も理性的であると言う仮定で考えると。
こんな下品な推測をして喜んでコラムの字数を埋めるような阿呆が、局長や論説委員をやっていられるワケはない。
従って、彼の言葉には裏の意味があり、もしも裏の意味がなくても彼の表の言葉は単なるフェイクに過ぎない、と読める。
その証拠に『2ちゃんねる』を『2チャンネル』等とわざとらしく間違えて書いている! 彼は私たちに、このコラムの裏の意味を読み取れと挑戦しているんだ!
な、なんだってー!!
- な、なんだってー!!【ななんだってえ】
- MMRより出来たアスキーアート。
驚かされる書き込みに対してレスを付ける場合に使用する。
また、煽りとしても使用される
ごめん。冷静に考えたら、それもウソ臭いな(笑)
単に高成田氏は下品であり、彼の物差しで計れば2ちゃんねるに吹き溜まる諸氏は下劣な人間であり、本当に『2チャンネル』と書くのだと間違えている、という可能性も、あるな。
まあ最初の想定通り、解釈フェチ的方向で彼のコラムを読んでみると。
アメリカの停戦と撤退に向けた活動が進めば、3人は帰ってくる。そのためのスポークスマンとしてこのコラムは書かれている。そんな言葉が、読めるかもしれないし読めないかもしれないしどっちやねん。
どうでもいいや(笑)
あ、言っておけば。高遠さんの行動そのものは、崇高なものであると信じますよ。
彼女の活動が『メディアで紹介されている通りのものである』ならば、彼女の活動は正しくイラクへの支援であり、彼女は『イラクの一部の人』にはなくてはならない存在なんでしょう。
まあ、それであったとしても。彼女が『イラクに必要な存在である』とまでは、言わないけどね。
イラクが危険な土地であり、貧弱な非政府組織や個人が足を踏み入れるのは躊躇われるような土地であることも変わりないし、如何に崇高な想いを持っていたとしても、その行為が無謀であることに変わりないし。
残念ながら。
まあ、ここらへんで垂れ流した『愉快陰謀論』や『フェイクコラム説』は、ちょいとウソ臭いオチがついてしまったんで、まあそういう可能性も無きにしも非ず、程度で。
*報道ステーションでは古館伊知郎が絶叫していたけれど、その隣に座っていた朝日新聞編集委員 加藤千洋氏は、なんの断定も評価もしない、『いかにも朝日新聞らしい』言葉を吐いていました。
古館の『アメリカのとばっちりっ!!』という絶叫を受けて、彼は『イラクとの情報のやり取りが、民間レベルのE-mailで、いとも容易く出来てしまうと言う現状』なんてことをつぶやいただけだし。
古館の『アメリカの強硬姿勢がどう出るんでしょうかっ!?』という絶叫にも『注目したいですね』だけで終わっているし。
加藤千洋氏ご自身は、報道ステーションのweb頁上で『ニッポンが深くものを考えない社会になったといわれます』なんて大上段に振りかぶっておきながら、この有様ですか。
*ところで、ですね。
最近、知ったのですが。
秋篠宮眞子内親王殿下。可愛いですよねえ。
プリンセスですよ、プリンセス。
ああ、姫は日本にもいたんだよ。
皇室のお方であるので、眞子様なんつう呼び方は非常に不敬である、らしいのです。殿下と呼ぶが正しい。
しかしまあ、日本語の変化と言うことでご勘弁願いたい。紀子様とか愛子様とかお呼びしておりますしな。
つうか、敬語も儘ならないんですが、それについてもご容赦。尊敬の念は代わらず、ですので。敬語は勉強しますですはい。
いやいや眞子様であらせられますのことですよ、既に敬語がもうダメダメなんで普通に喋れ。
眞子様です。
いや、可愛いですのよ。
上記リンクの上の方は、眞子様にずばっと魂を打ち抜かれてしまったモノドモが造っているファンサイトです。
いやもう。あのまま、あの雰囲気のまま大人になりあそばされましたら、女帝制度を制定しなければならないと思うくらい、お可愛いのです。
うにゃ。
小学校ご卒業の時の、報道のキャプチャ画像を一番最初に見て、イラストを見て、はわー、はわーって。
いや、まあ、いいんだけれどさ。
*自分としても、ただ単純にズキュ───『可愛い!』───ン!!撃ち抜かれてしまったんですが。
なんと言うか、日本の『萌え文化』とでも言いましょうか。まあ所謂『オタク系』、というのも変なんだけど、別の言葉だったら『可愛い』文化、でしょうか。そういうものに、限界はないんだなと、そういう感じを。
他のどんな差異やカテゴリーや身分階級種族の違いですらも『萌え』の一言で飛び越えて魂を震わせる、ということ、かな。ばびゅーん。
御託はどーでもいいんだよ!
可愛いだろ!? 萌えだろ!? それでいいんだよ!!
なんつか、そういう『萌え』なり『燃え』なりに対する『境界意識の欠如』とでも言うべき、無節操な共感と賞賛、無制限の崇拝と親愛。
そういう、悪い言い方をしたら『見境がない』有様と言うのは、実はとても素晴しいと思うのです。
あたしが前から時々、戯言のように言っている『萌えこそ世界を統一する』という、ね。
主義主張や理想や理念や、民族や宗教や、種族すら超える『共感』ってのは、実は世界中の人間が普遍的に持っているものであると、信じます。
そのうちの一つが、多分『萌え』と名づけられた感情であり、
*ま、いいや。
以上。
*義務感だけで、04月11日の天声人語。
『言葉には、真実を覆い隠す働きがある。イラクから届く言葉の先に、隠された真実がある。』
言いたいことは良く判る。つうか、普通のことだな。言葉とは現実をはめ込む鋳型に過ぎない。
さて、朝日新聞が使っている『言葉』は、真実なのか?
例えば朝日新聞はCAP( Coalition Provisional Authority )を、政府の用いる訳語『連合暫定施政当局』とは言わず『米英暫定占領当局』と言っています。今日の天声人語でもそう言っているな。
政府と、朝日新聞と。どちらが、より『物事の実際の姿』とやらに近いのかね?
テロリストを『レジスタンス』と言い換え、彼らの行動があたかも正当であるかのように装う新聞社の言葉の方が、正しい?
北朝鮮を『地上の楽園』という言葉で飾り、人々を駆り立てた新聞社の言葉は、正しい?
結局、朝日新聞の使う『言葉』も、バイアスのかかった『ねじれた鋳型』に過ぎない。
全ての言葉が『ねじれた鋳型』である以上、どちらの言葉も、まっすぐに信じることは出来ないね。
執筆子が特に朝日新聞を好むのは、この新聞の『ねじれ方』が、とても世の中を見るのに役に立つから。即ち、世の中の偏向具合を知るのに便利であると言う意味で。
今日の天声人語は、ちょっと面白かった。お前が言うなよ、って気はするけど(笑)
*結局、件の3人は解放されるそうですが。
慈悲あまねく慈悲深き神の名において
我々は、3人の拘束に関して、市民の生命を軽視する日本政府の姿勢を大きな苦痛を伴って聞いた。日本政府は、日本国民に対して最低限の敬意を払っていない。ましてや、イラク国民の命については敬意を払っていると言えるのだろうか。日本政府の指導者が高慢な発言をしたことなどから確かなことは、日本の政治家たちは、国民の意思を反映しているのではなく、ブッシュ(米大統領)やブレア(英首相)の犯罪的な振る舞いに従っているということだ。我々は、日本の国民の声に耳を貸すことにした。
米国は広島や長崎に原子爆弾を落とし、多くの人を殺害したように、ファルージャでも多くのイラク国民を殺し、破壊の限りを尽くした。ファルージャでは、米国は禁止された兵器を用いている。
我々は外国の友好的な市民を殺すつもりはないと全世界に知らせたい。なぜなら、我々はイスラム宗教者委員会が我々に殺害を思いとどまるよう求めたことを今晩の報道や特別な情報源から知ったからだ。
我々は、(3人の)日本人たちが占領国に汚されていないことを確認した。(人質の)日本人たちがイラク国民を応援していることや、家族の悲しみを考慮し、日本国民の姿勢も評価して、次のことを決めた。
(1)我々は、イラクのイスラム宗教者委員会の求めに応えて、3人の日本人を24時間以内に解放する。
(2)我々は、親愛なる日本の民衆に対して、日本政府に圧力をかけ、米国の占領に協力して違法な駐留を続ける自衛隊をイラクから撤退させるよう求める。
神は偉大なり。勝利するまで戦いは続く。
ヒジュラ暦 1425年サファル月19日
西暦 2004年4月10日
サラヤ・ムジャヒディン
(04/11 06:03)
まあ、とりあえずは、人命が失われなかったと言う一点に於いてのみ、喜ばしいと思います。
だがしかし。
この『自称テロリスト』とやら。なんとまた、クリーンなテロをする方々ですこと。
彼らの主張を簡単にまとめると。
………。え〜と。
この主張は、本当にテロリストのもの? 日本のサヨク勢力のアジテーションではなくて?
全く、一緒なんですが。
この事件。何が胡散臭いって。
日本の『反政府サヨク勢力』と『サヨク系市民団体(所謂プロ市民と言われる方々)』と『拘束された人質邦人』と『テロリスト』との主張が、寸分違わず同一のものである、ということです。
考えられない!
しかもテロリストの分際で『日本は米国から原子爆弾を落とされた』等と、日本を気遣う有様。いらないよ、そんな過去のことなんて。
この事件の顛末を、簡単にまとめると。
あ?
なに。ただ、単に大勢の人間が右往左往したけれど、なにもないまま終わり、かよ。
何もなかった良かったね、では、すまないと思うんだけど。
こんだけ、大騒ぎさせたんだから。
被害者としての安穏とした生活と、これから先の反政府的主張なんかに溺れることが出来るとは、思わないほうがいい。
こんな危険なテロリストたちをのさばらせないためにも、徹底的な追及と捜査とが必要だし、そのためにはこの三人も協力する義務があります。
こんな時に協力する義務すら果たせない人間が、国家から庇護されるとは思えないのでな。
おそらく、日本のサヨク勢力から『イスラムのテロリストは信義に基づき行動した。日本もその信頼に応えねばならない』的な言葉が吐き散らされるでしょう。
本当のものかどうかは知りませんが、こんな『家族からの声明』なんてのが、ネットで流れています。
『アルジャジーラとイラク・ムスリム・ウラマー協会をはじめとする、世界中の仲間』に対しては感謝とお詫びをしますが、日本国や日本政府に対して、一切言及なし。
自衛隊の撤退は引き続き求めると言う宣言。
自衛隊がイラク人の生活を支援のために派遣されている、と言う言葉を削除させようと言う、単なる自衛隊(もしくは日本)忌避。
彼らは、日本を信じない、日本と言う国家を信じない、そして『世界中の仲間』とやらを信じるという、そういう主義主張を持っているようです。
彼らは、人質を救出するため米国軍特殊部隊を投入するのに、えらく反対していたからなあ。
まあ、平和主義者が平和のうちに一人で死ぬのは、結構なんですが。
そのために多くの人間の命を危険に晒すってのは、些か納得がいかないもんであります。
*今、フジテレビのEZ!TVで、詳しくやっていますが。
激しくジサクジエン(・∀・)デスタ! を疑う構成です(笑)
まあ、執筆子としては、自作自演とまでは言いませんが、ものすごく『日本に関係した政治的な』勢力の意向が関与した、ボロボロに穴だらけの『狂言誘拐』の疑いがある、とは思います。
*一旦あぷろど。今日は面白いので、この後ろにまだまだ書きます
(20040211 23:40)
*まとめサイト、というか、この事件に関連する当事者たちの発言を収集するサイト。
*被害者の家族の方々。
うん。自分の親族家族がそういう状況になったら、と考えると、彼ら彼女らの見苦しくも必死な有様を、笑う気には、ならないんですが。
だが。
どうにも、鼻に付くのだよ。特に、芝居がかった雰囲気が。
助けてください、お願いします、と絶叫しても、自衛隊反対とデモを繰り返してみても、何をやっても胡散臭い。
この『胡散臭い』感情と言うのは、結局、彼らがずっと前から『テロリストと同じ主張をしていた』からなんだろうな。
つまり、彼らはこの誘拐事件すら『利用して』自分たちの主張をさらに強固に推し進めようとしているのではないか、という臭さを感じてしまうから、です。
日本国や、この家族たちが戦うべき相手は正しく『テロリスト』です。
他の何と戦うと言うの。
しかし彼らやサヨクの方々は『テロリストと戦うなんてとんでもない』と言います。そして彼らは、日本と戦っています。
日本と戦い、自衛隊撤退を勝ち取ろうとしています。
それは、戦う相手を間違っていませんか?
そういう『日本と戦い自衛隊撤退を勝ち取ろうとしている』人々と言うのは、実はこの事件では『テロリストたち』です。
つまり、テロの被害者は、テロリストたちと結託し日本と戦っている、とすら、言えるわけです。
その行動をして短絡的に『だからこの家族は日本の敵』とか『この家族たちはテロリストと結託している』と断定はしません。
最初にも言ったとおり、家族親族の安否を気遣う心情を考えると、彼らが悪魔と結託してもおかしくないと思うからです。
だがしかし。
ならばなぜ、彼らはそんなに『テロリスト』を信じ、日本や米国や軍隊を信じないのだろうか。
仮に自衛隊を撤退させることが可能であり、そして撤退させたとして。
人質が開放されると言う保証などどこにもない。
しかし、彼らは言う。
テロリストたちの信義を信じなさい、彼らの信義を裏切ってはいけません。
日本国や、米国英国は全くに信用せず、テロリストの信義は信用するのです。
しかも、テロリストグループを『逮捕するか殺害するかしよう、などと思わないように』です。
どうして、犯人を拘束してはならないなどと言い切れるのか。彼らは、犯人を見逃したがために次の誘拐や殺害事件が発生したとき、その被害者たちにどういう顔を向けるのだろうか。
もう、この時点でこの活動家たちは『テロリストと共に世界を相手に戦っている』としか、言いようがありません。
*先日考えた、パターン分けでのシミュレーション。テロリストがリアルか、フェイクか。自衛隊を撤退させるか、させないか。
今回のパターンでは、自衛隊を撤退させないパターンです。その上で、人質が解放されそうだと、なっています。もちろんこの開放宣言が正しいものである、という前提の上でですが。
つまり、テロリストがフェイクだったと言うことでしょうか。
実は、テロリストはリアルだったけれど、もっと強力な勢力からの横槍が入って、このテロリストたちが『もっと上の政治的思惑』に従わざるを得なくなった、という可能性も、あるんですな。
まあ、最低限この『開放宣言』に書かれている『日本政府の代わりに日本人を助ける』なんてな、なんとも奥ゆかしい『テロリスト』のお言葉なんぞ、露ほども信じてはおりません。
もちろん、この『開放宣言』そのものも、疑っております。
ただ、テロリストは自衛隊撤退を求めたにもかかわらず、日本政府は自衛隊を撤退させなかった。
そして、彼らはまだ死んでいないようだ。
この二つより、テロリストたちがリアルであれフェイクであれ、なんらかの『大きな政治的な流れ』の中に在ることが、推測されます。
もし、テロリストたちがリアルであったなら。
テロリストたちを信じることは出来なくても、それより大きな政治的圧力は、信用できます。従って、彼らが生還する可能性は高いかと思います。
もし、テロリストたちがフェイクであったなら。
ここからまた、二通りの可能性があります。つまり『犯人と被害者とが事前に結託していたと言う、全くの狂言誘拐』であった場合。もう一つは『被害者はシナリオの存在を全く知らない、日本のサヨク勢力と結託した狂言誘拐』であった場合。
後者の場合は、テロリストたちがリアルであった場合と何等変わりありません。
しかし前者の場合。被害者も結託していた場合、非常に厳しい状況に置かれます。なぜなら、彼ら被害者が生きて帰ると言うことは、犯人グループの一部が米英軍に拘束されると言うことに等しいからです。
そこから、いかなる情報が漏れるか。
そういうリスクを考えると、彼らが生きていてはマズいと考える人が多すぎます。
*従って、新しくシミュレーションを。
まず、彼らは生きて開放される。
その後、生きて活動していられるのであれば、最低限被害者たちはテロリストと結託していなかったということになります。
もしも被害者たちがテロリストと結託していた場合、彼らは『第3勢力』の手によって殺害されます。事故かもしれません。なぜなら、彼らは『生きていてはまずい』からです。
*うむ。なんか、怖くなっちゃったな。
もう、きっちりと生きて帰っていただき、厳重な取調べをみっちりと受けた後、ご帰国頂きたいもんである。
そしてその後の、彼らや彼らの家族の行動を見守りたい。
*アラブの国々は日本に友好的である、と言いますが。
それは多分、白人ども相手に戦争して、アメリカとも真剣でドンパチやらかして、負けたとはいえ、さんざっぱら苦しめた国家である、という『敵の敵は味方』であるとか、その手の感情てのは、ありませんかね。
戦前もそうだったし、戦後だって経済力では負けてません。軍事力も、ひっそりとしたものではあるけれど、相当の力があると思うのです。
で、そんな『大日本帝国』が、イスラム国家を向こうにまわして、また戦争でも始めちゃったりしないか。
そういう脅威ってのは、多分、きっと、あると思うんだな。
まあ、今の脅威はもっと経済的なものかもしれないけれど。
でも、日本の軍事力も、まだまだ、そう捨てたもんじゃないと思うんだ。
しかし、その軍事力を縛っているのが、日本の憲法です。
今のままでは自分の国の軍隊が自国民を守ることすら、できません。
自民党の安倍晋三幹事長は11日のフジテレビの報道番組で、イラク邦人人質事件に関連して「(憲法が禁止していると解釈されている)自衛隊による海外での邦人救出を可能にしなければならない。邦人の救出はいわゆる武力行使とは違う」と述べ、自衛隊の海外での活動のあり方を見直すべきだとの考えを示した。
安倍氏は「集団的自衛権の行使ができず、(救出行為も)海外での武力行使と言ってひとまとめにする現在の憲法解釈が、自衛隊の海外での活動を阻害している。解釈自体がおかしい」と述べ、解釈変更の必要性を強調した。【須藤孝】
毎日新聞 2004年4月11日 20時01分
憲法改正は先の目標として。
とりあえずは、自衛隊が海外で『武力行使』ができるように法解釈を見直すべきだと、そういうことですな。
うむ。
サヨクの皆様としては、これで自衛隊反対だのナンだのといった運動に弾みをつけたいと思われますでしょうが。
あたしは、安倍さんの考えの方が、よっぽど現実的且つ理性的だと、思います。
少なくとも誘拐された3人は、平和憲法とやらでは身を守ることが出来なかったし、憲法9条で開放されるってワケでも、ないしね。
自分の身は、自らの『武力』によって、守るってのは、正しく理性的で合理的な考えだと思います。
サヨクな皆様の考えとは真反対に、世界は動こうとしていますが。
*とりあえず『3人の命か、国際貢献か』という、2項対立っぽいことを言って、自衛隊を撤退させようとしている人々を信じません。
3人の命を助けようとして自衛隊を撤退させること対立する利益は、正しく『日本人1億2千万人の命』です。『イラクの人々の命』も付け加えていいでしょう。
貢献とか、アメリカとか、ここでは出てくる幕はありません。
自衛隊よりNGOの方がローコストで援助が出来るのだから自衛隊はいらない、と言う人も信じません。
コスト、お金と言うのは、全くに非情で冷酷です。安いものは、何かを犠牲にしているから安い、ということです。
NGOは、何を犠牲にしているか。当然ですが、人員の安全であり、安全が脅かされたときの対応手段であり、死んでしまったときの補償です。彼らは自らの身を守るための武器を持たないが故に、低コストで活動できるのです。
NGOの活動のほうがローコストであるのは当然です。だから、政情が安定している土地には、軍隊よりもNGOの方が効果的です。
しかし危険な地域で活動するには、彼らは無防備すぎる。従って、軍隊が必要になるのです。
傭兵を雇うという手段もあるでしょうな。事実、ファルージャで殺害された『米国一般人』とやらは、傭兵会社の社員だったらしいですし。
戦争は、今でも商売です。
政府は3人を見殺しにするのか、と言い募る人を信じません。
政府が3人を『見殺し』にしたとき、政府は『その他の日本人を守っている』からです。
もちろん、政府は『見殺し』になんかしません。しかし、1億2千万人の命を預かる日本国は、3人を助けるためにその他の命を危険に晒すかどうか天秤にかけ、どちらを取るかを判断する義務があります。
その上で、1億2千万人を守りつつ、この3人の命を助ける方法を考えた結果、特殊部隊によるテロリストの殲滅と人質の救助、という方法が一番であると、結論付けたのだと信じます。
*この事件の影響で日本の株価は下落し、円も下がっています。
『命より金が大事か』なんて話じゃありません。
言ったとおり、経済とは非常で冷酷なものです。
この3人の行動が、どれ程の影響を世界に与えているのかという、その影響の大きさを知るべきだということです。
まあ、小泉首相の判断、選択は、全くに正当なものであったと信じるので、週明けから上がると思うんですが。
この事件による経済的損失はとんでもない額になります。
もしも、この事件が、囁かれているような『自作自演』であった場合。
いや、自作自演でなくても構いません。彼らが、退避勧告の出ている地域に、自らの責任において入り込んだと言うのは事実であるのだから、この事件の責任の多くの部分は彼らにあります。もちろん、この事件の責任の最大のそして大半の部分は、テロリストたちにあるのですが。
兎も角、日本国内国外で、この3人を『殺したいほど恨んでいる』人間は、どれ程いるかと思うと、ぞっとします。
彼らは、例え無事であったとしても、日本に帰ってくることを躊躇うんじゃないかな、というくらい。
怖い怖い。
*現在、20040412 03:25ですが。まだ、人質解放のニュースは流れませんね。
今日は、ここまで。寝ます。
*もう、イラクの3人の件でもちきり。
あたしは、ここでイラクの3人が死んだとしても、小泉首相を支持しますし、世論としても小泉支持が下落することはないと思います。
理性的な判断が出来る人々が多い、という前提の上でですが。
*拉致に関して、自作自演と言う疑いが出ています。
「そんな訳ないだろ・・・。しかし、その可能性は否定できないな。」(DAKARA)
まあ、自作自演までは言わないけどね。しかし、この『テロリストグループ』とやらは、怪し過ぎる。
執筆子が決定的に感じた違和感は、ビデオに納められた犯人グループの持つ銃器について、です。
一人はAK-47、一人はM-16(多分)。どうせ銃器なんて安価に入手できるものなんだから、なるべく機種を統一するべきでしょう。
一人は対戦車ロケット砲、一人は狙撃銃。なぜ、室内でそんなものを持つ必要がある?
自らの強力を誇示するという目的では、アリなんだろうけれど。しかし室内でPRG7なんか持っているってのは、危なくて仕方がないんですが。
これらを証拠として、この『テロリストグループ』とやらは、最低限『訓練されたテロリスト』ではないだろう、と思います。
これをして直接的な『自作自演説』の証拠とは言わないけれど。
なにか腑に落ちないものを感じるのですよ。
*4月10日の天声人語。
『戦争での恐怖は虐殺を呼ぶ。ベトナム戦争での残虐行為が公表されたが、イラクはどうか。』
う〜ん。なんか、すごく『軽い』印象の文章だなあ。何でだろう。
いや、軽いってんじゃないけれど、なんつうか、重みがないのだな。さらっとしている。まあ、この『乾いた』感じが、郁男氏天声人語の味となるかどうか、でしょうか。
文書は普通に良い文章を書くと思うので、今後に期待。
ベトナム戦争といえば韓国軍の残虐行為が、どうしても出てくると思うんだがな。ので、あんまり追求しすぎると、現在のマスメディアの「親韓」傾向に水を注すことになると思うんだがな。いや、そんな一般的ではない事項について気を回したりしないかな?
内容については、まあこんなもんでしょうか。正論でしょ。
*イラク情勢について。
結局どうしたらいいのか、っていう話で言えば、自衛隊撤退は飲めないし、かと言って3人を見殺しにするわけにもいかないから、彼らの救出は米軍にお願いするということに、なっちゃうんだろうな。
それ以外の方策ってのは、あんまり考え付かない。
自衛隊を撤退させろ、という論もあるだろうけれど。でも、一度出してしまったものを引っ込めるのは、ちょっと難しい。
サヨクの方々の『嘲笑されてもいい、引っ込める勇気を』なんていう言葉にも真実はあるんだろうけれど。その言葉の裏にある『引っ込めたことによる不利益と、テロに屈することにより死ぬ人々に対する責任』について言及するものがひとつもないので、信じません。
イラクから全ての外国軍を撤退させろ、と叫ぶ方々は。それにより死ぬ人々について、何を考えているんだろうか、と。
イラクの人たちが死ぬなんて話だけじゃない。これから先、世界は日本の貢献を受け入れることを拒むでしょう。だって、日本人って脅されただけで逃げちゃうようなクズなんだもの。そんな臆病者に頼み事なんか、誰もしないでしょ。
で、執筆子の考える、イラクに自衛隊を派遣することに対する疑問点ってのは。
つまり、現在のような状況こそが問題である、という。
日本人が日本人を救出するために戦うと言うこと。これが出来ないと言う状況で自衛隊を派遣することが、問題であると思うのです。
イラクで危機的状況にある日本人を助けるために、自衛隊という暴力装置が活動することが出来ないと言うこと。これが、問題だと思うんです。
日本の軍隊が海外でその暴力を行使することが出来ないと言うのは、それはそれで平和的であると思うのだけれど。
でも、日本が『戦わない』国家であると言うことについては2種類のあり方があって、すなわち『戦わない』ということと『戦えない』ということ。
日本の自衛隊を『戦えない』状態で海外に派遣するのは、問題だと思うんだな。なぜって、自衛隊は正しく『軍隊』だから。戦うことを選ばない、というのは正しいけれど、戦えないというのは、悲しい。
今回の件をして『日本が自衛隊を派遣したから起こった』と言う人がいるけれど、それについて一つだけ同意できる点があるとすれば、この『戦うことが出来ないよう手足を縛った状態で派遣した』ということは、大いなる間違いであると言う点です。
*今日の社説も、全紙イラクについてでした。
東京新聞は普通に『テロリストの要求など認められない』です。昨日書けなかったからちゃんとした社説を提示したってとこか。
『イスラム市民たちとの信頼関係の強化』という一文は微妙だな。なぜイラク市民と書かなかったか。
読売新聞は、昨日と同じストレートな意見。共産・社民の自衛隊撤退論と、それに伴う弊害とを記しています。
当然だよな。撤退させてしまえば、人的損害は3人どころの騒ぎじゃないですよ。
毎日新聞は主張にブレがあるな。『直ちに人質を解放するよう正面から説得すべきだ』と、殲滅作戦には向かないのは日本の良心だな(笑)
しかし『人質3人は自らのリスクを自覚してイラクに向かったにせよ、政府には国民の生命と安全を守る義務がある』とは傲慢な。それは国家の義務ではなく『国家の存在意義』です。そして国家に対する個人の義務を全うしなかった人間が、国家から保護してもらう権利を主張したり国家の義務を論じたりするのは、滑稽としか言いようがない。
最終段落で、事件は別として自衛隊は撤退したほうが良い、という論をぶちかましていますが、ここらが『小朝日』毎日新聞の限界か。
日本経済新聞は、普通の論調。テロに屈してはならない、ですな。
民主党が撤退反対を訴えるのを評価しているのは、これがスタンダードであると言う認識が日本に広がっていると言うことを喜んでいるように感じます。共産、社民の主張の異常さが浮き彫りに。
産経新聞も、民主党の方針を評価しています。また、国連のアナン事務総長の声明やイスラム教聖職者の声を紹介し、今の日本が評価されていると言うこと、テロに屈してはならないと言うことを強調しています。
さて、我等が朝日新聞です。
とりあえず、昨日の社説と180度違う主張を載せておいて平然と出来る、朝日新聞のツラの皮の厚さには、つくづく感服します。
今日の社説では『もし今、ここで犯人たちの脅迫を受け入れたらどうなるだろうか。「日本は無法な要求に弱い国だ」というイメージを広げ、同じような人質事件を誘発しかねない。他の国を標的にした犯行に弾みをつけてしまう恐れもある』と言っています。
………。え?
昨日は、正反対のことを言っていませんでしたか?
福田官房長官は「自衛隊は人道復興支援を行っている。撤退する理由がない」と、誘拐犯の要求を拒んだ。かといって要求を突っぱね続ければ、3人の身に危険が及ぶだけでなく、同種の事件を誘発する恐れがある。それがこの事件の深刻なところだ。
反対だよ! 全く正反対のことを言っているよ!
うん。正しい方向に転向したんだから、まあ間違っていないんだけれど。しかし、昨日の社説を全く無視したかのように、しらんぷりで書いていると言うのが、どうにも腹立たしい。
この手の変節を、平気な顔で、しかも昨日の今日で行うことが出来ると言う恥知らずな態度が、朝日新聞の真骨頂でしょうな。
第6段落『そもそも自衛隊を派遣していなければ、こんな事件も起きなかっただろうと考えると、いたたまれない思いだ』は、笑い所でしょうか。
第5段落での『自衛隊の派遣にも反対してきた』という主張を補完するためには、この言葉が必要だと言うことなんでしょうが。しかし、勘違いだと思うな。どう考えても、この3人を含む民間人がイラクに入ると言うことが、この事件の原因だと思うんですが。
第10段落『だが、そのうえで論じておきたいのは、私たちの主張は何が何でも自衛隊は撤退させないという、単純な「テロに屈するな」論とは異なるということだ』。はて、単純でない「テロに屈するな」論とは、どういう論ですか?
単に『テロに屈するわけではないが、自衛隊は撤退する』というだけではないの?
結局は、自衛隊撤退論か。
出してしまった以上、どんなことがあっても引っ込めるわけには遺憾でしょ。
テロ云々で引っ込めるのも、サマワが危険になったから帰るってのも、同じくらい問題のある行動だと思いますよ。
さすが、朝日新聞。毎日と一緒に、撤退側になんとか持ち込もうと必死です。
もうひとつの社説『犯人よ、殺すな』で、犯人に語りかけるような社説を掲載していますが。犯人たちがこんな新聞の社説など、読んでいるとは思えないのですが、どうでしょう。
しかも『アメリカは悪いけれど、日本は悪くない。日本に敵対するのは良くないよ』と、アメリカ批判は棄てていません。
まあ、いいんだけれどさ。
この3邦人が殺害されてしまったとしても、日本のサヨク勢力としては全く問題ない。
なぜなら、わずかな人的損失で、日本の自衛隊撤退論や政府批判のキャンペーンを展開できるのだから。
まあ、もっと別のパターンもありうると思うんだけれど。
どっちにしろ、このテロリストたちが全部殺されてしまうか、人質が殺されてしまうか。どちかの未来しか、今のところ想像できません。
*以上
*先日の靖国神社判決に関係して、Raptorさん(以前はTomahawkさんと名乗っていた方)からメールを頂きました。
色々と面白いリンクをご紹介いただいたのですが、全文を紹介するのもアレなんで、お礼だけとさせていただきます。
ありがとうございました。
一つだけ。
Q−08、靖国問題
B、A級戦犯をまつっている靖国神社を参拝することはいけないことなのですか?A級戦犯を含むすべての戦犯は、サンフランシスコ講和条約第11条にもとづき関係 11ヶ国の同意を得て免責されています。また国内法でもすべての戦犯はすでに復権しています。だから、靖国神社に合祀されている(祭られている)人の中にA級戦犯が混じっていたとしてもなんら問題はありません。
- 第十一条【戦争犯罪】
- 日本国は、極東国際軍事裁判所並びに日本国内及び国外の他の連合国戦争犯罪法廷の裁判を受諾し、且つ、日本国で拘禁されている日本国民にこれらの法廷が課した刑を執行するものとする。これらの拘禁されている者を赦免し、減刑し、及び仮出獄させる権限は、各事件について刑を課した一又は二以上の政府の決定及び日本国の勧告に基くの外、行使することができない。極東国際軍事裁判所が刑を宣告した者については、この権限は、裁判所に代表者を出した政府の過半数の決定及び日本国の勧告に基くの外、行使することができない。
『イラクでの邦人誘拐事件は、卑劣なテロだ。しかし民間人が誘拐されたことについて小泉首相にも責任がある。』
民男氏の天声人語に感じられた『泥の如くねっとりとした混沌と湿度』感のない、乾いた質感の文章だな。
ま、内容はあんまり変わらんのだが。
特に第3段落『しかし、そうではあるけれども』が秀逸。朝日新聞的アクロバットのためになくてはならない重要な接続詞だね。
この接続詞が、第1、第2段落『卑劣なテロだ』という内容をぼかし、以降の『小泉首相の行った対策、発言、行動そして今後の展望』という主題こそが重要であると言う文章の切り替えを行っている。
もちろん、今後の対処が重要なのは当然であるのだが、普通ならここで『過去の経緯はおいといて』と、未来と対になる過去の方を棚上げするわけだが、朝日新聞は『卑劣な犯罪行為としか言いようがない』の方を棚上げしてしまった。
この論調こそ、朝日新聞の『卑劣な犯罪行為』であると言えると思うが、如何に。
第3段落『小泉首相がどのように考え、対策をどう講じてきたのか』って、外務省はず〜っと前から『イラクに滞在されている全ての邦人の方々に対し引き続き退避を勧告します。また、イラクへの渡航については、如何なる目的であれ、情勢が安定するまでの間延期して下さい』つって、警告していたんだがな。
それを無視して、正義のためだか人道支援のためだか、ジャーナリストとしての飯の種だかを求めてイラクへ入ったってのは、事実でしょ。それを拘束する権限を国家に持たせていない以上、これ以上の対策は出来ないと思うんだがな。
なんにせよ、朝日新聞的には『自衛隊派遣が今回の事件の原因だ』と印象付けようと言う意図を以ってコラムを書いているようです。
前提が間違っていると思うのだがなあ。
*まあ、あたしは自衛隊を派遣するよりもっと別の方法はあったはずだ、と思っているので、最終的に自衛隊を引くというオプションもアリだろう、程度には、考えます。
それこそ『金だけ出して人は出さない』支援という選択肢もあったと思うのですよ。
ただ、そうであったとしても、結局『人道支援』とやらの平和主義者の方々はイラクに行っただろうし、であれば彼らがイラクで死ぬ可能性は、今と変わらず存在していただろうし。
*新聞社説では、各誌とも今回の事件について、です。当然だわなあ。
今日は各紙のまとめは簡単に。ほぼ全ての社説が『卑劣なテロだ、赦されない、テロリストの要求を飲んではならない』だから。
東京新聞は、邦人誘拐事件について触れるだけでした。イラク情勢について用意していた社説に、突発的事件についての見解を慌てて滑り込ませたという雰囲気。
産経新聞はダッカ・ハイジャック事件について触れて、テロリストの要求を受け入れるわけにはいかないと主張しています。
読売新聞もかつての日本赤軍の事件について触れています。加えて外務省の「退避勧告」について触れ、この3人の民間人の認識の甘さについても言及しています。読売社説が一番正道に近い気がします。
日本経済新聞は、サマーワでの自衛隊の活動について述べています。事実を羅列しただけというイメージなんで、急いで用意したのかな。ショーバイ人としてはこの事件の影響での株安円安についても重要な関心事というワケで、自衛隊撤退も人質死亡も、どっちもご勘弁といったところか。
毎日新聞も『卑劣なテロで赦されない、彼らにとって何の利もない』と言っています。まあ、当然だわなあ。
さて、我等が朝日新聞ですが。一人別の道を歩んでいますよ。
第2段落で『こんな行為は絶対に許されることではない』と、一応テロリストに対して非難をぶつけてみましたが。
第4段落くらいから、なんだか『米軍の行動がイラクに混乱を招いている』『米国に協力する国々に対しても被害が出ている』『米国を支持したせいで日本が標的となった』など、いつのまにか『米国が悪い』に論調がシフトしています。
第9、第10段落で、イラクの人々に対して、反米感情は当然だと心配りを見せていますが、まるでテロリストたちの感情に対する擁護にすら思えます。国民感情としての『反米』と、テロリストたちの『権力志向』とを意図的に隠す、卑怯な文章の組み立てだと思います。
特に異常なのが第11段落。
『かといって要求を突っぱね続ければ、3人の身に危険が及ぶだけでなく、同種の事件を誘発する恐れがある。それがこの事件の深刻なところだ』
………。え?
テロリストの挑発には断固として立ち向かう、というのが、正しい対テロマニュアルなんじゃないの?
だって、普通考えたら、テロリストの要求に従っちゃえば『日本と言う国は、人質とって脅したらなんでも言うことを聞く』というメッセージを送っちゃうことになるじゃん。
つまり、要求に従ってしまえば同種の事件を誘発する、という解釈が、普通なんじゃないの?
要求を突っぱね続けて、テロには屈しない、断固戦う、テロによって利益を得ることは出来ない、そういうメッセージを送ることこそが、同種の事件誘発させないための最善の道なんじゃないの?
それとも、朝日新聞さん。
これは下衆の勘繰りなんですが。その主張は『自衛隊が撤退するまで、何度でもテロを演出するよ』という、日本へのメッセージですか?
第13段落『日本人にイラクの人々の憎悪が向くような事態は考えたくもない』も、卑怯なセリフだね。
イラクの人々ってのは、どの『イラクの人々』を指していますか?
まさか『全てのイラクの人々』だなんて、言いませんよね。そんなの、不可能でしょ。
イラクを力によって統治し権力を握りたいと考える『イラクの人々の一部』は、全ての外国勢力がイラクから撤退することを望んでいますよ。日本が、イラクを平定しようとすればするほど、彼らから恨まれるってのは、当然だと思うのですが。
シメの一文『首相は厳しい現実を直視しなければならない』ってのは、どういう意味なんだろうね。
早くアメリカ追従姿勢を切り替えて、イラクから撤退しろとでも言いたいのかな?
*朝日新聞の社説の異常さだけが突出してしまう結果と、なりました。
それでこそ、朝日新聞。という感じだなあ。
いやいや、喜んでちゃ遺憾のだが。
こうやって朝日新聞の異質さを浮き彫りにするような事態が続くと、どんどん『朝日新聞的売国サヨク的』思想の胡散臭さが広まっていくので、まあ過渡期の実情としてはしょうがないのかもしれません。
*しかし、なんだね。
テレビでも、誘拐された3人の家族を出して感情に訴えかけ、小泉首相の判断は間違っている自衛隊を撤退させろ、というメッセージを暗に送っているのは、どうなんかなあ。
撤退はテロに屈するわけではない、正しい道を選びなおすための契機となるだけだ、などと主張する地方新聞やコメンテータも散見されるわけで。
じゃあ、撤退したら日本にテロリストは絶対来ない日本人はテロに遭わないのか、というと、そうでもないと思うのだよ。
かと言って、あの3人が死んでしまうってのも、ちょっと後味が悪い。できれば避けたいよな。
戦争でテロはなくならなかった、と言われても。テロリストと言う『武力集団』に対して対抗し得る力は、結局は『武力』しかないでしょ。
難しいもんである。
*でわ。
*あ〜。堕落しておりましたが、全くなんの反省もないままに、進みます。
天声人語の意訳ごっこをしておりましたが、休んでいた間の宿題は放棄します。すっぱりと。
*休んでいる間に、16000カウントを数えておりました。
見に来て頂いている皆様に、感謝を。
*休んでいる間に、天声人語の中の人が変わってしまいました。
(前略)
◆「天声人語」の筆者あす交代
明日から本紙のコラム「天声人語」の責任筆者が代わります。01年4月から担当してきた小池民男論説委員から高橋郁男論説委員への交代です。
高橋記者は東京本社社会部長を務めるなど社会部での取材経験が長く、00年夏から02年末までは夕刊のコラム「素粒子」を担当しました。56歳。
1904(明治37)年、「天声人語」が大阪発行の本紙に登場してからこの1月でちょうど100年。全国の紙面に載るようになったのは戦後間もない45年9月です。
民男氏には、お疲れ様でした、と。まあ、なんつうか、駄文書き散らしていたっていう雰囲気なんだがな。しかし、継続するのは大変なことです。いや仕事なんだから当然ちゃ当然なんだが。
兎も角。
民男氏は論説委員なんだから、社説書いたりコラム書いたり、するんだろうな。
天声人語で読めなくなるのは、ちょっと残念。
*休んでいる間に、朝日新聞を中心として社説コラム入り乱れた『国旗・国歌論争』があったようです。
ようです、って、一応読んでいたんですが。
朝日新聞、毎日新聞、東京新聞その他では『生徒に強制してはいけない』等と理屈をこね、読売新聞、産経新聞は『教師は生徒に国家に対して尊敬の念を抱くよう教育する義務がある』と突き返す。
結論を先に置いてしまうと、朝日新聞を含めた『サヨク』たちの言葉『国旗・国家を強制しないで』から美辞麗句を全部そぎ落としてしまうと、結局『日本なんてキライ』しか残りません。
これらの社説やコラムも、余分なものを出してしまうと『キライなんだ、何が悪い?』しか残らなかったりする。
「そんな訳ないだろ・・・。しかし、その可能性は否定できないな。」(DAKARA)
まあ、そういういつも通りの『阿呆なサヨクの戯言』を全国紙で垂れ流し、しかもそれで『論戦』している気になっていると言う、悲しい現状ですよ。
朝日新聞はいつも通り、逃げるんだろうけれど。
所詮、その程度だってコトだ。
*休んでいる間に、毎日新聞のweb頁のurlが変わってしまいました。
なにやら、MSNと統合したそうで。
サイトが変わっても、主張は変わりません。いつも通りの左巻き。
*多くの新聞は、ウソを流しています。
小泉首相の就任後初めての靖国神社参拝が政教分離を定めた憲法に反するかどうかについて争われた訴訟の判決で、福岡地裁(亀川清長裁判長)は7日、「参拝は公的なもので、憲法で禁止された宗教的活動にあたる」と述べ、違憲と断じた。しかし「参拝で原告らの信教の自由を侵害したとはいえない」として、原告側の慰謝料請求は棄却した。
(以下略)
私は日本国首相は靖国神社に『公務として』参拝すべきであると主張します。
むしろ、それこそが正しく『義務』であり、参拝が政教分離に反する等と言うゴネに付き合う必要は全く無いと考えます。
まあ、靖国に関する云々はそのうち。正月にもそんなこと言った気がするけど。
この裁判での原告たる『九州・山口の市民ら211人』ですが。
どうやら、ここが公式web頁のようです。
なんか最終更新日が2002/09/27とかになっているんで、最早見向きもしていない様子です。
しかし、一応地裁に提出した訴状を見ることは出来ます。
この裁判の結果について、新聞各社の社説コラムが、論じております。
先回りで言っておけば、いつもどおり『読売・産経』vs『朝日・読売・東京』です。日経はアサヒ寄り。
コラムから。
朝日新聞 天声人語
『小泉首相は靖国神社参拝について、違憲判決ということをよく考えるべきだ。』
実はひそかに、この『アメリカ・インディアンの書物よりも賢い言葉』という書物の紹介ではないでしょうか。や、あたしも持っているんですが(笑)
私も、この書からひとつ引いて見ます。
−−感謝する理由がみつからなければ 落ち度はあなた自身にある−−
靖国に祀られている先祖やカミに感謝できないのは、あなたが心を閉ざしているからではありませんか?
読売新聞 4月8日付・編集手帳
『日本人が過去を生きた日本人に手を合わせるのに躊躇う必要はない。参拝に反対し違憲であると言うあなたは、日本人ですか?』
ちょっとひねった意訳で。
最後の段落『涙こぼるる人の歌が語り継がれる国の判決ではない。』というシメの言葉が美しい。感傷的と言えばそうなんだが、しかし、そういう『日本の伝えてきた道徳』いや道徳なんて言うと言葉を縛ってしまうな『もののあはれ』も、必要なんじゃないのかなと、思った。
朝日と読売とは、コラムでも既に対立。
互いに見ながら書いたかのように、朝日はネイティブアメリカンの格言を引き、読売は日本の古の歌を引いてきました。
これは読売の方が響くな。わざわざ他国人の言葉を用いるより日本人の歌の方が重みがあるでしょ。
社説は全紙が書いている。
朝日新聞 社説『靖国参拝――小泉首相への重い判決』
『福岡地方裁判所は小泉首相の靖国神社参拝は政教分離を定めた憲法に違反するとした。靖国神社は伊勢神社と同列には論じられない。首相の行動に個人はありえない。靖国には『A級戦犯』が祀られているため中国や韓国は反発している。』
朝日の社説では『憲法違反であるという判決を言い渡した』と言っています。ここは、ポイント。これについては後で。
政教分離が問題だと言いながら伊勢神宮は別というあたり、法を恣意的に適用する、それこそ法を蔑ろにする行動だと思うのですが。そろそろ『アジアの国々』という殺し文句が使えなくなってきたと言うことかな?
毎日新聞 社説『靖国参拝違憲判決 首相は真摯に受け止めよ』
『小泉首相の靖国神社参拝について福岡地裁は違憲であると判決を下した。司法の判断に従わないのは重大な憲法違反だ。日本の政教分離は国家と神道とを結び付けないために設けられたものだ。靖国神社と伊勢神宮とは違う。中国や韓国が反発しており、外交的にも問題だ。』
こいつも『違憲判決』としています。
基本的には『小アサヒ』とでも言うべき社説だな。内容は一緒。アサヒの社説が天声人語風の結論を出さない、晦渋に満ちた文章である分、毎日の方がストレートであるな。
東京新聞 社説『靖国参拝判決 首相は真摯に読んで』
『裁判所は原告の訴えを退けたが、首相の靖国神社参拝を意見と判断した。靖国神社は軍国主義の象徴だ。アジア諸国は警戒し、心を痛める人がいる。小泉首相は政治家としての資質に欠けている。』
東京新聞は『違憲判決』という表現を微妙に避けているね。しかし『アジア諸国』を使うか。具体的に、どの国よ。
日本経済新聞 社説『靖国参拝に一石投じた判決』
『首相の靖国神社参拝は憲法に違反すると福岡地裁は判断した。靖国神社参拝には中国、韓国および国内から批判がある。アジア近隣諸国との摩擦を起こすのは懸命ではない。』
日経は『違憲と言う判断』としたね。まあ、金勘定から考えると、摩擦はない方がよいってのは判るんで、日経の社説は、まあいいか。ゼニのためなら足の裏でもケツの穴でも舐めるってのが、ショーバイだからな。
誇りとか国家意識とかに値札が付いてから、その上で日経の判断を聞いてやる。
産経新聞 主張『福岡靖国訴訟 判例を曲解した違憲判決』
『福岡地裁の下した、首相の靖国神社参拝は違憲であると言う判決は間違っている。首相の参拝は靖国神社の援助ではない。この裁判は、裁判を利用した政治運動である。』
産経も『違憲判決』としているなあ。
まあ、この裁判に対して「政治運動である」と言い切ったあたりには好感が持てる。また、政教分離ということの意味を問うているのも好材料。ただ、やはりどうしても「怒りに任せて筆を叩き付けた」感が否めない。
読売新聞 社説[靖国参拝判決]「伊勢神宮参拝も違憲になるのか」
『違憲と言う判断には疑問だ。靖国神社参拝は、戦後も続けられてきた日本の伝統であり習慣だ。判決は原告の訴えを棄却し、傍論として違憲と言う判断を示しただけだ。このような裁判手法は、政治的裁判利用と言える。』
ようやく、ここまできて「判決」と「傍論」との違いを述べる社説が出てきたよ。良かった。一番、クリアな社説だと思います。
読売の社説にもあるとおり、判決は『原告敗訴』です。
原告たる『九州・山口の市民ら211人』とやらのweb頁を紹介しました。そこで訴状を見てみると、請求の項に『小泉純一郎と国は原告に10万円ずつの慰謝料を払え。裁判費用も払え』とあるわけです。従って判決は、この請求に対して下されます。
よって、判決の主文は『原告らの請求を棄却、訴訟費用は原告らの負担』になるわけです。
そうやって、原告は敗訴だけれど、傍論という「裁判長の個人的な考え」で『でもやっぱり、これって違憲だよね』と言っている。
原告たちはつまり、一人10万円という安い金額の請求で安い裁判を起こし、その請求が敗訴でも構わないけれど、裁判長がちょっとでも『違憲と考えられる』とさえ言えば『私たちの勝利だ!』となる、非常にリスクの小さい勝負をしている、わけです。
しかも、裁判の上では原告の訴えは退けられているので、被告たる小泉純一郎および国は控訴して裁判官の判断について争うことも出来ない。卑怯もいいところですなあ。
さあ、そういうわけで。
『違憲判決』と言った新聞は、ウソをついているということ、です。
傍論は判決に関係しないし、今後の判例としての拘束力もない、単なる『裁判長からのコメント』なのです。
従って『朝日新聞』『毎日新聞』『産経新聞』は、嘘つきです。
これが、最初で書いた「多くの新聞はウソを流している」という趣旨でした。
ついでの社説で韓国、中央日報のも。
中央日報 社説『戦犯参拝しながら平和を語れるか』
『福岡地裁の違憲判決を歓迎する。過去の日本を崇拝してはならない。A級戦犯は人類共通の敵であり、永遠に慕われてはならない。日本と日本の首相は歴史を学ばなければならない。』
韓国人が、五月蝿いことです(笑)
しかも日本の軍人を指して『人類共通の敵』ときたもんだ。
あんたら韓国人がベトナムで何をしたか。いや、どころか国内で、朝鮮戦争の時に何をしたか。むしろ、戦後の日本でどれ程の行いがあったか。そういうことを少しでも思い返すことが出来るのであれば、とてもこんな言葉を吐けないと思うのだがな。
まあ、歴史を学ばなければならない、というのには同意するよ。
願わくば、韓国人よ。あなたの目に映る歴史がどんなに真っ直ぐに見えようとも、それこそが捩れていないものであると勘違いしないで欲しい。なぜなら、あなたの心が捩れているなら、どんな真っ直ぐな歴史も捩れているように見えるのだから。
*3人の日本人が、イラクで拘束されています。
イラクから自衛隊が撤退しなければこの3人を殺す、と脅しています。
なんでこんな無名の組織が、とか、なぜ日本国に対して要求するのではなく放送局経由で声明を発表するのか、とか、どうも胡散臭いってのは、まあ、置いとこうか。
何が、一番好ましいのか。
人がひとりでも死ぬのが好ましくない、と言うのであれば、世界に好ましい地平は存在しないわけで、その境地を夢見て努力するのも結構だけれど、今なにができるのかを考えて行動するのも正しい選択だと思います。
まあ、そんなわけで。
サヨクな方々からは『だから自衛隊派兵反対! すぐに引っ込めろ!』という叫び声が上がるでしょうが。
一回それで失敗している身としては、その選択は難しいでしょうな。
つまり、よど号ダッカ日航機ハイジャック事件ね。サヨクの方々のご先祖様、日本赤軍の阿呆どもの要求を全部飲んで、金は払う犯罪者を釈放する、その行動の言い訳として『人命は地球より重い』と言った福田首相のことですが。あ、今の福田="フフン"=康夫官房長官のお父様ですな。ニヒルな官房長官としても、お父上の轍を踏むわけには遺憾でしょ。
とりあえず今回は、アメリカさんの手を借りて特殊部隊を投入、人質を救出、犯罪者どもはなるべく拘束できなきゃ殺害という。
その間に、日本でも特殊部隊を設立し、非道な暴力に対して抵抗できる力を蓄えるべきでしょうな。
さもなきゃ、本当にケツまくって国内に引っ込み、世界から目を逸らして生きていくしかないのだけれど。
どうするのかなあ。
*また明日。