Paranoiacな日々-2004年09月-

2004/09/29

　『イチローがヒットを打ち、最多安打記録に近づくごとに、メジャーリーグの歴史が呼び出される。
　ジョージ・シスラー。タイ・カップ。レフィティ・オドゥール。ロジャーズ・ホーンスビー。
　偉大な打者たちの記録に並び、抜き去ってゆくイチローを見るのは、誠に楽しい。』

　天声人語子の半可通ぶりが感じられる、愉快なコラムですね。
　「メジャーリーグの歴史」みたいな本を繰りながら書いたのか。スポーツ部の人間に資料をまとめさせたか。
　結局、天声人語子が何を書きたいのか、そこがイマイチぼやけているのが問題なんだと思います。
　大リーグの歴史を紐解きたいのか、イチローのバッティングに酔いしれたいのか、それとも記録の行方が気になるだけか。
　なんだか、そのどれでもない、ぼやけた感情が残ってしまうところが、このコラムの締りのない雰囲気を形作っているのではないかと、思う。

　あと、最後の段落がちょっと下品だね。
　『過去の大打者たちに並び、そして超えていく。芸術的ともいえるイチローのバッティングが、歴史を塗り替えていくのを目の当たりにする楽しさは格別だ。』
　なんとなく、ではあるが、天性人語子の興味は『記録』しかないのかと思わせる。
　彼の興味は、イチローのバッティングの芸術性や、イチローの徹底した体調管理、精神状態の維持、そういう、彼の個性や彼の努力、彼の「天才」には向いていないのだな、という雰囲気を感じるわけですよ。
　で、そういう人間が「イチローすごい、イチローすごい！　何がすごいって数字がすごい」と言う。
　なんだか、下品な雰囲気を感じちゃうよね。

＊あ、執筆子は、イチローは天才だから大リーグに行っても無問題で活躍するだろうと思っていました。
　ここでの「天才」は、生まれつきの才能だけではない、鍛錬の上で身に着けた能力や、日々の努力により維持されるものなんかも含めての、天才ね。
　で、十分働くだろうとは思っていたんだけれど、あんなにすごいとは思わなんだ。
　他の打者ならただの内野ゴロになっちゃうような打球を、ヒットにしちゃうんだもんなあ。
　見ていたら、イチローが卑怯者に見えるほどだ。なんでそれがヒットになるの、って。
　バッティングも、走塁も、守備も、送球も、全部が、見ていて面白い。
　"レーザービーム"と讃えられた送球は、見るドラッグだ。アドレナリン出まくり。

　記録がすごいてのは、もちろんなんだけれど。
　見て面白い野球、相手チームの選手なのに、賞賛せずにはいられないようなスーパープレイ、そういうのがもっとたくさん欲しいと思うわけです。
　感動至上主義なんでな。

＊新しく就任した町村外相は、猪突猛進型、なのかな。
　それとも、2年の間にやり遂げてしまわなければならないという焦りなのか。

YOMIURI ON-LINE / 政治: 常任理事国入りのため改憲すべきだ…町村外相; 　町村外相は２８日、外務省で読売新聞社などのインタビューで、小泉首相が国連安全保障理事会の常任理事国入りを目指す方針を表明したことに関連し、「日本の国際的な平和活動を明確に位置づけるためには、憲法を改正した方がいい。常任理事国になった時、紛れのない形の憲法にしておいた方がいいという意味で、憲法改正はすべきだ」と述べた。

　憲法を改正した上で常任理事国入りするのが望ましいとの考えを明らかにした。

asahi.com : 政治: 日朝交渉で町村外相「タイムリミット設け、制裁も検討」; 　町村外相は２８日、朝日新聞などとのインタビューで、北朝鮮による拉致問題をめぐる日朝実務者協議について「どこかの時点でタイムリミットを設け、そこでハードルを越えなければ（経済）制裁せざるを得ないという手法を、そろそろ考えないといけない」と述べ、期限を区切って経済制裁も視野に交渉に臨む考えを明らかにした。

　また、日本側が１１月中旬までの開催を提案している第３回協議について、外相は「（安否不明１０人に関する再調査を）調べた人が自ら説明に出てくるのが手っ取り早く、生産的だ。必要なら平壌でやればいい」と語り、再調査を担っているとされる北朝鮮の「調査委員会」メンバーの協議参加を促す方針も正式に表明した。 (09/28 21:31)

　たった2年。2年しか、大臣をやっていられないのだよ。
　その間にやるべきことは山積。外務省の中身の改革（というか害虫駆除。正しく害務省）も含めて、やらなきゃならないことはいくらでもある。
　政治家稼業てのは、ただの利益誘導（それだって大変な苦労はあるんだろうけど）の政治屋商売に比べたら、大変なんだなあ。
　そんなことを思った。

2004年9月29日(水)「しんぶん赤旗」: 町村外相発言　侵略美化で日中関係悪化
自ら参拝、大臣の任命小泉首相に二重の責任; 　町村信孝外相は二十八日の発言で、いまの日中関係の停滞の原因が小泉首相の靖国神社参拝にあることを認めながら、それを擁護し、逆に中国側が「むきになっている」などとその責任が中国側にあるかのようにのべました。

（中略）

　つまり町村氏は、過去の日本による侵略の歴史を顧みない小泉首相の態度を指摘する中国側の言明を直接ききながら、それを踏みにじる発言をしたことになります。

　　山崎伸治記者

　町村外相の発言には早速中国が噛み付いてくるし、赤旗は真っ赤な顔を更にアカくして叫んでいる。つまりは正しい方向だと思います。
　つうか、共産主義者ども奴、そんなに日の丸をアカく塗りつぶしたいのか。
　外相にはがんばってもらいたい。今のところ、彼の目指す方向は、正しいと思うので。変に妥協したり軟化したりしないでね。

＊面白い、のか。キナ臭い、のか。
　シナ臭い、では冗談の質が落ちてしまうな。油の臭いがしなかったのかな。

asahi.com : 経済: シェルとユノカル、東シナ海の天然ガス開発計画から撤退; 　石油大手の英国・オランダのロイヤル・ダッチ・シェルと米ユノカルは、中国石油化工（シノペック）、中国海洋石油（ＣＮＯＯＣ）と進めている東シナ海の天然ガス開発計画から撤退すると発表した。「商業的理由」と説明している。

　２社が撤退する開発計画には経済水域を巡る日中間の摩擦を招いている「春暁ガス田」も含まれる。

　２社の撤退について、ＣＮＯＯＣは「計画の将来には自信を持っており、影響はほとんどない」との談話を発表した。

(09/30 01:40)

　以前から話題になっていた、中国人の傍若無人さの象徴『春暁ガス田』について、ですよ。
　欧米のオイル・メジャーの手を入れることで政治問題から経済問題へと話を摩り替えた、流石は中国、やることが汚くて上手い。なんて評していた評論家がいたと思うのだが。
　奴らは手を引いちゃいましたよ。さらりと。
　どうしたことだ？

YOMIURI ON-LINE / 経済: 東シナ海の中国ガス田開発、欧米の大手２社が撤退

NIKKEI NET：国際ニュース: シェルとユノカル、東シナ海のガス田から撤退

Sankei Web: 「商業上の理由」で欧米２社が撤退発表　東シナ海のガス田開発

Bloomberg.co.jp: 日本: 中国のＣＮＯＯＣ：ユノカルなどの撤退の影響なし－東シナ海ガス田; ９月29日（ブルームバーグ）：海洋油田で中国最大手の中国海洋石油（ＣＮＯＯＣ）は29日、米ユノカルや英・オランダ系のロイヤル・ダッチ・シェル・グループが東シナ海でのガス合弁プロジェクトから撤退を決めたことについて、2005年半ばまでに同地域でガス生産を開始するとの日程には影響を与えないとの見通しを示した。

ＣＮＯＯＣと中国石油化工集団、ユノカル、シェルのグループは昨年 10月、東シナ海の日本との排他的経済水域（ＥＥＺ）の境界線付近でガス田｢春暁｣の掘削を開始。これについて日本政府は、中国が海底地下でつながっている日本側のガスを吸い上げる可能性があるとの懸念を表明し、中国政府に抗議していた。

ＣＮＯＯＣが香港証券取引所に提出した資料の中で、傅成玉・会長兼最高経営責任者（ＣＥＯ）は、｢パートナーの変更は、進行中のプロジェクトにほとんど影響を与えない｣と述べた。ユノカルとシェルは昨年８月、同プロジェクトに20％ずつを出資する契約を締結。この契約は12カ月間の評価・分析の後、最終的な投資判断を行うというものだった。ＣＮＯＯＣと中国石油化工集団の出資比率はそれぞれ30％。

日本の対応

ユノカル広報担当のバリー・レイン氏は米カリフォルニア州でのインタビューで、撤退は日本政府の中国側に対する抗議とは｢何ら関係がない｣とし、撤退は｢資源分析だけを基に決められ、商業的な理由によるものだ｣と語った。

日本の経済産業省・資源エネルギー庁と外務省はシェルとユノカルの撤退についてのコメントは出していない。

ユノカルは資料を発表し、同プロジェクトからの撤退で第３四半期（７－９月）に約1000万ドル（約11億円）の特別損失を計上することを明らかにした。中国石油化工集団はアジア最大の精油会社である中国石油化工（ＳＩＮＯＰＥＣ）の親会社。

原題：CNOOC to Develop Gas Field Without Unocal, Shell (Update1) (抜粋) {NXTW NSN I4SB7E1A1I4I <GO>}

翻訳記事に関する翻訳者への問い合わせ先：東京笠原文彦 Fumihiko Kasahara fkasahara@bloomberg.net Editor:Okubo 記事に関する記者への問い合わせ先：北京 Wing-Gar Cheng wgcheng@bloomberg.net. 東京　Hector Forster hforster@bloomberg.net 記事に関するエディターへの問い合わせ先： Reinie Booysen rbooysen@bloomberg.ne 更新日時　: 2004/09/29 16:09 JST

　油屋なんだよな、ユノカルもシェルも。油屋が儲かるヤマから手を引くなんて、戦争があってもしないと思う。
　結局は商売なのだよ。損得勘定が全て。
　例えば信頼とか信用とか歴史とかも、それが損得の上に乗るから重要視されるんであって、政治的判断とか人道的配慮とか、そういうものだって算盤はじいて考えるのが、商人の仕事。
　金銭、経済ってのは、全くに冷徹で平等な基準だと思います。

　で、そんな油屋が、手を引いた、らしい。記事を信じるならば。
　つまり、損得勘定だけで考えると。
１．単純に、あの場所は儲からない。
２．あの場所に手を出して儲ける額より、他で損する額のほうが大きい。
３．中国と組むと儲からない。
４．儲ける前に潰れるという情報がある。
　そんな感じ、かなあ。
　これらのうちの、どれか。もしくは全部。

　とりあえず、中国人の喋る政治の言葉は全部ウソ、もしくは50%OFFくらいで聴くのが正しい。つか、全ての国の政治家の言葉についても当てはまるな、これは。
　兎も角、中国人の言葉はウソまみれなんで、撤退の影響はないなんていうのは、ウソだと考えます。
　同時に、商人の言葉だって同じくウソまみれなんで、ユノカルの「商業的な理由によるものだ」なんてのもウソだと考えます。
　どこかからか、横槍が入ったんだろうなあ。もちろん、本当にガス田の採算が取れそうもないってのも、理由の一つとしてありそうなんだけど。

　この後どうなるのか。
　動向を見守りたいのですが。
　朝日新聞などのサヨク系の言葉に気をつけろ。
　奴らはきっと『この機会に中国との共同開発に名乗りを挙げろ』なんて、言ってきやがるから。
　そんなババ抜きのババを押し付けるようなマネを、奴らは平気でするからな。
　あそこに利益があるんなら、日本だけでやればいいんだ。中国なんぞに渡してやる必要など一つもない。もしも利益がないと判断したら、中国ひとりにやらせたらいい。
　宝くじを共同購入しよう、なんていう相談にホイホイ乗るのは、愚かですよ。特に相手が、約束を守らない、むしろ積極的に破ろうとするような奴の時には。
　例え当たろうと外れようと、損しか押し付けてこないから。奴らは。

　とりあえず、日本独自の調査と試掘から、だろうなあ。
　がんばれ、日本。

＊でわ。

2004/09/28

＊9月28日の天声人語。

　『三段跳び、ホップ・ステップ・ジャンプの骨は、一段目を高く飛びすぎないことだそうだ。小泉政権は、その一段目を高く飛びすぎたのではなかろうか。
　二段目の改革路線は減速した。三段目のジャンプとなる今度の内閣改造は、自民党が変わったことを見せる格好の舞台だったが、驚きは小さかった。
　政府の仕事は郵政民営化だけではあるまい。政界も空模様も、鬱陶しい。』

　まあね。朝日新聞だもの。自民党、小泉首相に対して批判以外の何ものをも吐きはすまいて。
　三段跳びだのアムステルダム五輪だのは、アテネオリンピックの絡みなんだろうな。

　非難することは簡単だわな。
　今回の組閣についても、派閥に配慮した党内不和を抑えるようなものであったとしたら『旧態依然』『適材適所とは程遠い』『派閥政治の悪癖』なんて、口を極めて罵っただろうし。
　小泉首相がやりたい放題にやったら『独裁主義』『孤立』『不協和音』『協力者は皆無』等と言ったであろう。
　つまり、何をやろうとも新聞は非難しかしない、ということ。
　政権に対して文句を言うことしか存在意義がないもの、そういう政党としての社民党は、既に凋落の一途を辿っております。
　さて、朝日新聞はどうかね。
　私には、どうも彼らの存在意義が「日本に対して文句を言うだけの存在」にしか見えません。
　もちろん、そういう存在が全くないというのは、それはそれで問題だ。
　でも、そんな「何をしても文句を言う、煩いだけ、障害としてだけの存在」が多数派になってはならない。かれらは、ほんのちょっとだけ、いればいい。
　まあ、朝日新聞が問題であるのは「日本に対して文句を言う」というだけではなく、あまりに中国朝鮮韓国に媚びている点、なんだけれど。

　今の日本に必要なのは、売国的ではない左翼政党、愛国主義の右翼政党、「信頼できる、政権を担える野党」としての民主党、だよな。
　そのどれもが存在しないから、自民党政権が続くってわけだ。

　あ、そうそう。天声人語について。
　面白くない。相変わらず汚い。
　小泉政権をけなしているように見えるけど、まるで「期待しているからこそ厳しいことも言っている」雰囲気も残しておき、当たり障りのない、尻尾を捕まれない、どうとでも逃げられるものにまとめている。
　全く、相変わらずの朝日新聞のコラム、でした。

＊今回の小泉政権について「郵政民営化のための政権」なんつう見方もあるようです。
　しかし、小泉純一郎氏が総理大臣になってから、一番大きく変わったのはなにかってと。
　そらもう、世の中の「憲法9条原理主義平和大好き信者」の方々が恐れるとおり、自衛隊改革、憲法改正ってところ、です。
　あと、外交ね。北朝鮮に乗り込んで金正日政権の胸倉掴んで揺さぶるなんて、今まで誰も出来なかった、てのは、平和主義者の方々であっても認めざるを得まいて。

asahi.com : 政治: 大野防衛庁長官が「集団的自衛権行使容認を」; 　大野防衛庁長官は２８日、集団的自衛権の行使を禁じてきた政府の憲法解釈について「衆参両院の憲法調査会で十分議論してもらいたい。集団的自衛権を行使できるように解釈を明らかにしてもらいたい」と述べた。報道各社の共同インタビューで答えた。

　集団的自衛権は、自国と密接な関係にある他国への武力攻撃を自国への攻撃とみなして実力で阻止する権利。政府は、国際法上は集団的自衛権を持っているが、憲法上、行使は許されないとの解釈をとっている。

　大野長官は「憲法解釈で（集団的自衛権行使を）やれというのは少数派。国民の支持をいただき、（衆参の）憲法調査会できっちり議論したうえで判断すべきだ」と述べ、憲法改正が前提との考えを示した。

　小泉首相は６月のテレビ番組で「日本を守るために戦っている米国が攻撃された時に集団的自衛権を行使できないのはおかしい。憲法ではっきりしていくことが大事だ」と述べている。

　こういう方向性を、小泉政権は最初っから持っていたし、今でもそれを変える気はない、むしろ加速させるつもりのようです。
　もちろん、郵政民営化について小泉首相は、本気で取り組んでいるんでしょうが。
　その陰に隠れて、防衛改革、外交改革、派閥の解体、官僚への挑戦など、いろんなことをやっているのだよな。そこらへんについて、小泉政権に対して肯定的な人も、否定的な人も、見逃してはならないと思う。

Yahoo!ニュース - 政治 - 共同通信: 「国を愛する心」が適当　教基法改正で文科相; 　中山成彬文部科学相は２８日、報道各社のインタビューで、教育基本法改正案にどう盛り込むかが与党間で焦点となっている「愛国心」に関する記述について「愛国心という言葉でいいと個人的には思う。（だが、）国を愛する心と愛国心は同じだ。そういう理解になればいいし、その方向で進んでもらいたい」と述べ「国を愛する心」などの表現が適当だとの考えを示した。

　また宗教教育の在り方についても「非常に大事だ。宗教を信じろ、信用するなということではなく、宗教が大事であると分かるような文言を入れてほしい」と述べ、改正案に盛り込む必要性を強調した。

（共同通信） - 9月28日18時15分更新

asahi.com : 政治: 町村外相、首相の靖国参拝に理解示す　自身は再考姿勢; 　町村外相は２８日の記者会見で、小泉首相の靖国神社参拝について「個人の信念で参拝することをいいとか悪いとかいうのは差し控えたい」としながらも、「国のために命をささげた方々の慰霊をする、恒久平和の努力を英霊に誓うのは当然の行為だと思う」と理解を示した。そのうえで、「それぞれの国にそれぞれの慰霊の仕方がある。日本と中国では死生観が違う。お互いもう少し、率直な話ができないかと思う」と述べた。

　「みんなで靖国神社に参拝する国会議員の会」メンバーの外相自身の参拝については、「一議員、一国民の立場で参拝してきたが、そのことと外相という職について参拝するかしないかというのは別の考え方があっていいのではないか。もう少し時間をおいて決めたい」と述べ、外相在任中の参拝については再考する姿勢を示した。

　また、拉致問題などを話し合う日朝実務者協議がなかなか進展しないことについて「聞いても『それは調査委員会じゃないからわからない』などの返事があったりする。開催地や先方の出席者の問題は一つのポイントかなと思う。よく考えてみたい」と、協議のあり方を見直す考えを明らかにした。

Yahoo!ニュース - 政治 - 時事通信: 首相の靖国参拝は「当然」＝慰霊の方法、各国で違う－町村外相; 　町村信孝外相は２８日午前の記者会見で、中国の強い反発を招いている小泉純一郎首相の靖国神社参拝について「恒久平和のため、こん身の努力していることを日本国首相として英霊に誓う行為そのものは当然のことだと思う」と述べた。その上で、「それぞれの国にはそれぞれの（戦没者）慰霊の仕方がある」として、中国側の批判は当たらないとの認識を示した。

（時事通信） - 9月28日13時2分更新

MSN-Mainichi INTERACTIVE: 靖国参拝問題：
小泉首相の参拝、「普通の感覚」と理解－－町村外相; 　町村信孝外相は２８日午前の記者会見で、小泉純一郎首相の靖国神社参拝問題に関して中国が反発していることについて「それぞれの国には、それぞれの慰霊の仕方がある。日本では、亡くなった人はすべて神であるとの死生観を持つのが普通の感覚ではないか」と述べ、参拝に理解を示した。そのうえで「Ａ級戦犯が合祀（ごうし）される靖国神社への参拝が『中国人民を冒とくする』との議論は、日本人にはすとんと分かったと言い難い」と述べた。

　また、自らの参拝については「一国会議員、一国民の立場で、靖国神社に参拝していた。そのことと外相に就いて参拝するかは別の考えがあってもいいのかもしれない。（判断まで）少し時間をいただきたい」と述べるにとどめた。【中澤雄大】

毎日新聞　2004年9月28日　東京夕刊

東京新聞／政治: 日朝協議格上げ検討も
町村外相; 　町村信孝外相は二十八日午前の記者会見で、北朝鮮による拉致問題などを話し合う日朝実務者協議について「（北朝鮮の）調査の不十分さやテンポの遅さに疑問を持つのは国民として当然だ。協議の開催地、先方出席者の問題は一つのポイントだ」と述べ、協議のあり方の見直しを検討する考えを示した。

　町村外相の発言は、協議の交渉窓口を現在の実務者レベルから格上げするとともに、平壌での開催を視野に入れたものだ。

　また、小泉首相の靖国神社参拝に理解を示すとともに、中国側の反発について「悪人で死んだ人はあの世に行っても悪人だという中国の死生観と（日本の死生観では）だいぶ違いがある」と反論した。

　ただ、自らの参拝については「私は一国会議員として折に触れ参拝してきたが、外相になって参拝するかしないかは、別の考えがあってもいいかもしれない」と述べた。

　新しい外務大臣、町村さんは、朝日新聞をはじめとするサヨクの皆様が喉を嗄らして叫ぶ「靖国神社参拝こそが中国との関係をこじれさしている」の言に、真っ向から立ち向かっております。
　まあ、しょうがあんめえよ。
　サヨクの皆様が日本の中心で叫ぶ「靖国神社がアジアとの友好への障害！」という言葉がどれ程クソで阿呆か、この2年間でもっとおおっぴらになればいいなと、思います。

asahi.com : 政治: 町村外相の靖国発言、「問題を増幅」と社民党首が批判; 　社民党の福島党首は２８日の記者会見で、町村外相が小泉首相の靖国神社参拝について「国のために命をささげた方々への慰霊をするのは当然の行為」などと理解を示したことについて、「首相に『アジアで孤立するから考え直すべきだ』と是正を求めるどころか、日本外交の問題点を増幅している」と批判した。

　朝日新聞は、お気に入りの社民党党首福島瑞穂を担ぎ出して、彼女の口を通して小泉首相批判をしております。
　まあ、明日あたり、この町村外相発言に対して社説とかコラムとかでねちねち言うんだろうけれど。
　自分の因って立つ場所、反日的親中的スタンスを突き崩されようとしているのだもの、既得権益にしがみつくのは人の世の習い。
　普段から「第四の権力」を公言して憚らないわりには、自身に対する監視の眼を病的なまでに嫌うマスコミですもの。彼らがどれ程「政治屋みたいに腐っている」かなんて、新聞紙面から腐臭がするくらい明白です。
　彼らが、自分たちの不祥事についてどれくらいオープンにしているでしょうか。
　全く閉鎖的だ。

　ジャーナリストなどと言ってはいるが、大手マスコミの記者など所詮サラリーマンに過ぎない。
　その報道の隙間から漏れ出るわずかな徴を寄せ集め、自分で組み立てて判断するしか、私たちには出来ないのですよ。

＊今回の小泉改造内閣組閣について、新聞各紙は社説やコラムで、評論しています。
　朝日や毎日のいつも通りのお言葉は、期待通りと言うかおなか一杯と言うか、そういう感じなんだが。
　そんな中、時として「アサヒよりアカい」とすら言われる東京新聞の社説が、意表をついて面白かった。
　もちろん、全然褒めていない。むしろ『小泉首相よ、改革だのなんだの大きな口叩いた布陣がこれだね、さあお手並み拝見といこうか』って雰囲気なんだが。
　朝日や毎日の、とにかく叩いておこうという社説ではない。もっと面白いドラマを感じさせた。
　わくわくするよね。政治って結構、面白い。

＊中国人が、みんなこんな馬鹿だったら、楽なんだけどなあ。

Yahoo!ニュース - 海外 - 時事通信: 日本での新製品発売にも抗議＝柳条湖事件の日で反発、「反日」過熱－中国; 　【北京２５日時事】満州事変の発端となった柳条湖事件７３周年に当たる今月１８日、キヤノンが日本国内を対象に新型デジタルカメラを発売したことに対し、中国国内でクレームが相次ぎ、北京の日系企業に困惑が広がっている。

　中国の日系企業は柳条湖事件のほか、８月の終戦記念日（抗日戦勝記念日）や７月の盧溝橋事件の発生日など「反日感情」が高まる日に中国国内で大規模なセールスなどを行うことを控えているが、「日本国内の動きにまで細心の注意が必要になった」との懸念が出ている。

　キヤノンのケースではインターネット上で「こんな日に発売するな」と中止を求める書き込みが相次いだ。現地法人「キヤノン中国」（北京）にも電話の問い合わせが２件あったという。

（時事通信） - 9月26日7時0分更新

　馬鹿でしょ？
　こいつら、馬鹿だ。
　反日と言う麻薬が脳の真ん中まで染み込んでしまっている。
　こんな馬鹿ばっかりだったら、中国人と友好関係に！　なんて言葉がどれ程空疎なものであるか、誰にでも判るのに。
　人の世の常として、馬鹿もいれば真っ当な人間もいる。親日の中国人もいるし冷静な中国人もいる。だから、そんな真っ当な人間を捕まえてきて『ほら、中国人は日本人と仲良くしたがっているんだ！』と言う奴が出てくる。
　当たり前で、いろんな日本人がいるし、いろんな中国人がいる。
　中国人の全部が、反日キチガイではないだろうし、同じくらい当たり前のこととして、反日キチガイの馬鹿中国人もいるのだ。

＊で、こういう馬鹿どもと同じようなことを、政治というプロトコルで喋っているのが、中国政府だったり、例えば外交部の孔泉報道官だったりする、わけだ。

中国情報局: 町村・新外務大臣「靖国参拝」発言で中国側反論; 　日本の内閣改造を経て、新任の町村信孝・外部大臣が２８日の記者会見で、小泉純一郎・首相が２００１年から毎年靖国神社を参拝している件で、肯定的な発言（中国ではそうとらえられている）をしたことについて、中国外交部が反論。中国新聞社が伝えた。

　外交部の孔泉・報道官は、定例記者会見で、靖国神社参拝について、歴史的事実を正確に認識し、直視することが日中関係に関する政治的な基盤であり、日本が国際社会、特にアジア各国やアジア国民から信頼を勝ち取るための重要な条件である、と発言。

　また、日本の指導者が侵略を反省するという約束（村山・首相発言）を遵守し、二度とアジアの国民感情を傷つけることがないよう希望するともした。日中間の長期的な友好関係を発展させていくことは、両国人民の利益に合致し、世界平和の安定と発展につながるともしている。

　さらに、日本のメディアが日本国民に中国側の情報、つまり、中国人民と中国政府は日本側とともに努力し、日中関係の２１世紀における大きな発展を促していきたいとの中国側の考えを伝えて欲しいと訴えた。（編集担当：鈴木義純）

　正しい歴史認識。
　所詮、中華思想に脳髄を冒されている方の喋る言葉ですもの。
　彼の喋る『正しい』なんてのは、例えば『政治的に正しいおとぎ話』と同じくらいの意味での『正しい』でしかない。
　つまり『中国にとって都合の良い歴史』ということ。
　私は、彼らの喋る『正しい歴史認識』だの『アジア国民からの信頼』だの、そんな言葉は全くに『はったり』であると信じます。

　つうか、ですな。
　例えば『アジア』ってのはすごく広いんだ。（→外務省ホームページ（日本語）-地域別インデックス（アジア）-）
　考えて見たらいい。この国々のうち、中国がこてんぱんに叩かれた時に諸手を上げて歓声を送る国がどれほどあるか。
　中国様の言うとおりにやっていれば、アジアの皆様からの賞賛を受けること間違いなし。そんな夢想をしている方々は、正しく『アジアの人々がどう思っているか、全く判っていない』と言えましょう。

　所詮国家関係、得になるか損になるか、そこがベースです。
　国と国とが心から判りあうことができる、信頼しあえるなんて信じている方々は、正しく『歴史を知らない』と言えましょう。
　そういう意味では、胡錦涛国家主席が言ったという『ウィン・ウィン』の関係と言うのは、ありえる。
　双方にとって得をする場所があるなら、そこに辿り着くのが正しいゲームの解である、ということ。
　ただし、相手は中国人だ。彼らの言葉は信用できないが、彼らが「利己的にゲームをするだろう」という推測は全く信頼できる。
　国家主席の言う『ウィン・ウィン』とは、パレート最適だの結合利潤の最大化だの、そんなものではない。彼ら中国人の言葉は正しく『オレを満足させるのなら、お前に分け前をやらんでもない』ということだ。

　信じられない？　まだ、中国人になにやら淡い幻想なんぞを抱いている？
　彼らの発言を聞いてわからないんだったら、色々と諦めたほうがいいな。

＊中国人はどーでもいいや。
　日本がどうするか、日本人がなにをするか、そういうことです。

　執筆子は、今回の内閣について「まあまあ、いいんじゃない？」と思う。
　もちょっと見てみないとわかんないけどね。
　しかし、自民党内の派閥から文句が出てくるってことは、派閥の悪弊から脱却してきているってことだし。
　小泉首相が、自らの手先として使える、信頼できる閣僚を選んだのであれば、それは正しい組閣だ。当然じゃん。自分の望む政治行動を行うためにトップを選ぶことの何が間違いであろうか。

　政治家がトップに立って旗を振れる時間って、実はものすごく短いのだよな。
　小泉首相だって結局6年くらいしか、首相をやっていられない。
　たった6年！
　その間に、どれだけのことが出来るのだろうか。
　そう考えると、政治家稼業がどれ程大変でエキサイティングなものであるか、実感できるな。
　政治家やっていられる期間ってのは、根回しと汚職とで国を腐らすことはできるくらいに長いけれど、改革の鉈をふるい新たな礎を築くには短すぎる、ということか。

＊でわ。

2004/09/13

＊昨日の日記は、激しく読みづらいな。
　毒が出すぎた。お詫びします。

　まあ、毒は朝鮮半島人に向けられたものではなく、あまりにもすっ呆けたことを社説に書くアサヒに対して吐かれたものであった、ということは理解してもらいたい。
　いやまあ、朝鮮半島人に対して毒がないかといえば、そう言うわけでもないんだがな。

＊今日は新聞休刊日。
　なので社説もコラムも無しです。

＊この人の顔。あっという間に、日本中に知らぬ人なしってくらい、広まっちゃったね。

Japanese JoongAngIlbo: ＮＨＫ海老沢会長「韓国ドラマは高水準、今後も放映」; 　「『冬のソナタ』は日本が失ってしまっていた『純愛』を再発見させてくれたました。さらに、世界にはハリウッド以外にもレベルの高い文化が多いことがわかりました。韓流が永遠に続くよう、努力していきます」。１０日に訪韓したＮＨＫの海老沢勝二会長（７０）は、記者会見でこのように述べた。

　アジア・太平洋放送連盟（ＡＢＵ）会長も務める海老沢会長は、１１日からソウルで行われる「ＡＢＵ・ロボコン２００４」に参加するため訪韓している。海老沢会長は「『冬のソナタ』の放送は終わったが、今でもまだその人気は冷めやらない」と話した。また「実際に韓国に行ってみたいと考える女性が増え『冬のソナタ』の影響は今でも日本国内に残っている」と付け加えた。その例として、放送後に視聴者に感謝の意を表するため３１００人を招待するイベントを行ったが、視聴者から１０万枚近い申し込みがあったことを挙げた。

海老沢会長は「『大長今』『オールイン』『美しき日々』など他の韓国ドラマを放送中あるいは放送準備中だ」とし、韓流人気は日本国内で当分続くと述べた。

　おっさん、9日は参考人招致、11日は謝罪番組生出演の合間を縫って、韓国にべんちゃら述べに行ってたんかい。
　ふざけておりますなあ。余裕あるじゃん。

Yahoo!ニュース - エンターテインメント - スポーツニッポン: エンターテインメントニュース - 9月12日(日)4時57分
抗議殺到！海老沢会長謝罪遅すぎた; 　元チーフプロデューサーによる番組制作費着服問題など一連の不祥事に関し、ＮＨＫは11日午後２時から総合テレビとラジオ第１で、海老沢勝二会長が出演しての謝罪番組を１時間にわたり放送した。会長出演の謝罪番組は93年の“ムスタンやらせ”以来。生中継せずに批判を浴びた９日の衆院総務委員会の“中継”に約40分を割いたが、同局にはこの２日間で2000件以上の苦情が殺到した。

（以下略）

　執筆子は、日本での『冬恋歌』熱狂など、一過性の熱病に過ぎないと思っておりますので。
　もしも万一、今の韓国に素晴しい映像コンテンツを作り出す能力がある、のであれば。
　彼らの侵略に負けないよう、自らの作品製作能力を伸ばすために動くことの方が、よっぽど大事だ。マンガなんか子供の見るゴミ文化だ、とタカを括っていた世界が今どうなっているか、見てみたらいい。
　韓国からコンテンツを有難がって買い取って、国内に垂れ流しているだけで金が儲かると思ったら大間違いだ。

　つうか、韓国からありものコンテンツ買って、無理矢理『韓流熱風』とやらを吹かせて国内で売りさばく、ということか、このおっさんのやろうとしていることは。
　考えられないな。
　本当に売れると思っているのかね。
　『韓国』ってだけで売れるほどあちらの作品は歴史やネームバリューがあるわけでもないし、日本はバカ揃いじゃない。
　おっさん的には、韓国人は既製品が売れてウハウハ、NHKは安く買って高く売れてウハウハ、なんてこと、考えているのかもしれないけれど。
　不良債権買い漁って倒産、というオチが目に見えるようです。

　しかしまあ、これで韓国が『オレらの才能って最高じゃん？』みたいな勘違いをせず、さらに良い作品を造ろうと努力し、それが韓国人のある意味世界一（笑）の個性と奇跡的な融合を見せたら、もしかして素晴しい作品を作るかもしれないけれど。
　どーなんだろーなー。
　期待薄。

　どっちにしろこのおっさんは、転落人生であろうな。
　流石に、ね。

＊今世紀最大のジョークだ！

Digital Chosunilbo (Japanese Edition) : Daily News in Japanese About Korea: 北「水力発電所建設のための爆破」; 　英BBC放送(電子版)は13日、北朝鮮の白南淳(ペク・ナムスン)外相が今月9日に北朝鮮の両江(リャンガン)道・金亨稷(キムヒョンジク)郡で起きた大規模な爆発は、水力発電所建設のための山岳爆破作業だったと述べたと報じた。

（以下略）

Japanese JoongAngIlbo: 白南淳「外人記者は嘘つきなので説明を遅らせた」; 　英国ＢＢＣ放送は１３日、白南淳（ペク・ナムスン）北朝鮮外相が英外務省のラメル外務政務次官に、両江道（リャンガンド）の爆発についてもっと早く説明しなかった理由として、外国記者はみんな嘘つきだからだと答えたと報道した。

　同放送によると、北朝鮮が爆発についてもっと早く説明しなかった理由を聞いたラメル外務政務次官に対して白外相は「北朝鮮政府は、外国の記者はみんな嘘つきだから説明しなかった」と答えたという。

　北朝鮮がっ！
　朝鮮半島人が『外国の記者はみんな嘘つきだ』なんて言ったっ！
　これが、ジョークでなくてなんだと言うんでしょうか。
　いや、まあ。このニュースの真偽も定かではないのだがな。
　だって、韓国人が書いたニュースだから。

　もう、何が本当で何がウソなのか、まったくわからない。
　もう誰も信じられないよっ！！

Sankei Web: 韓国、新たにウラン転換発覚　ＩＡＥＡ理事会「深刻な懸念」; 　国際原子力機関（ＩＡＥＡ）のエルバラダイ事務局長は１３日、ウィーンの本部で開幕した定例理事会の冒頭演説で、韓国が１９８０年代にウラン濃縮の前段階に当たるウラン転換実験を未申告の３施設で行っていたことを初めて明らかにした。

　事務局長は一連の未申告実験に「深刻な懸念」を表明、完全解明のため、査察を継続すると述べた。ウラン濃縮とプルトニウム抽出に続く新たな未申告実験の発覚で韓国政府の核管理に対する国際的な疑念が一層深まるとみられ、理事会でも厳しい意見が出そうだ。

　エルバラダイ事務局長によると、ウラン転換はＩＡＥＡに申告されていない３つの施設で実施、約１５０キロの金属ウランが生産された。このうちの微量が後にレーザー法によるウラン濃縮実験に利用されたという。

　韓国の未申告実験に関しては、保障措置（核査察）協定違反の判断も含め、ＩＡＥＡの査察結果が出る１１月理事会に報告される。米国や一部欧州諸国には査察で違反が認められれば、制裁を伴わない形で国連安全保障理事会への報告を求める意見も出ている。

　一方、イランの核問題では、イランに対し次回１１月理事会までにＩＡＥＡへの全面協力を要求する非難決議が採択される見通し。米国が主張する安保理への付託については、理事国の大半が「外交努力を優先すべきだ」としており、見送られることが確実視されている。

　理事会（３５カ国）の会期は１７日まで。（共同）

(09/13 11:06)

YOMIURI ON-LINE / 国際: 韓国が金属ウランも生産、申告違反また判明; 　【ウィーン＝石黒穣】国際原子力機関（ＩＡＥＡ）の定例理事会が１３日開幕し、エルバラダイ事務局長は冒頭報告で、韓国がこれまでに公表したプルトニウム抽出実験（１９８２年）、ウランのレーザー濃縮実験（２０００年）に加え、１９８０年代にも申告義務を怠って濃縮の前段階に当たる実験を行っていたことを明らかにした。

　事務局長は一連の実験に「深刻な懸念」を表明。次回１１月の理事会までに包括的な報告を行うと約束するとともに、韓国に最大限の情報開示を迫った。

　報告によると、８０年代、天然のウランを濃縮に適した金属ウランなどに変える転換施設３か所が未申告で設けられ、そこで金属ウラン１５０キロが作られた。うち２・５キロがレーザー濃縮実験に使われたという。

　ＩＡＥＡの保障措置（核査察）協定では、転換施設は設計情報を申告して査察を受ける義務がある。生産した金属ウランも数量を厳密に申告する必要がある。

　レーザー濃縮では金属ウランを加熱、蒸気にしてレーザーを当てる。蒸気を作る工程も試行錯誤が必要で、濃縮の本番に先立って関連実験が行われた可能性もある。

　ほら。
　韓国は、ちゃんとウソをついていた。
　既にウソをついているというのは既知のことであり、ここから問題になるのは、ウソの根がどこまで深いか、ということだけです。
　朝鮮半島はびっくり箱だ。北朝鮮より先に韓国の方が経済制裁を受けそうです。

＊そ～ろそろ、日本のメディアも韓国に厳しい対応をしないと、まずいと思うよ。
　大体、韓国なんてかばったって得することなんか一つもないよ。
　それこそ『歴史が証明』している。

　北朝鮮や韓国が倒産国家になっても、別にいいんだが。
　難民が日本に流入するのは、勘弁願いたいなあ。
　ただでさえ、今の日本には朝鮮半島系が多いんだから。
　こんな状態で、大量の難民の不法流入が起きたら、どうなると思いますか。

　いやあ。
　怖い考えになってしまった。

　そんなチェチェンみたいな大混乱にしないためにも、在日外国人に参政権を、なんつうクソ阿呆な法案を通させてはなりませんな。
　つうか、そんな脳に蛆湧いたような腐臭を吐き散らす方々は、みんなまとめて外患誘致罪でしょっぴいてしまえ、なんて思ったり。
　だってねえ。

＊日本国内に、選挙権を持つ日本人以外の民族が共存している、のだよ。
　それは、どういう状況か。
　例えばイラクだ。
　フセイン政権下のクルド人がどういう扱いを受けていたのか、考えたらいい。
　日本人と朝鮮半島人は、そんなことにならないって？
　何を見て、そんな脳天気なクソを口からひりだせるの。鼻の横のくぼみにはまっているそれはガラス玉ですか？
　日本人が迫害されるのも、朝鮮半島人が迫害されるのも、どっちもご勘弁ですよ。だいたいそれって、内戦じゃない。あんたは日本を内戦の続く国にしたいのですかね。
　そんな危機は事前に回避しておきたいもんです。

　私は、あらゆる意味で、外国人に参政権を与えることに反対します。

＊でわ。

2004/09/12

＊9月12日の天声人語。

『黄色は光に最も近いとゲーテは言った。黄色が光れば金色になる。
　黄色は警戒色として注意を促す。金色は財貨の象徴として隠れる。
　怪しい献金の小切手は紙切れだが、1億円という山吹色の輝きを発する。』

　ぐだぐだな訳になったが、元のコラムがぐだぐだなんで勘弁してくれ。
　とりあえず天声人語子には、終わってしまった展覧会をネタにするのは辞めて欲しい。
　朝日新聞協賛のイベントでもいいから、さあ。せめて会期中のイベントをネタにしてくれよ。それとも朝日が絡んでいないから、会期中には書かなかったの？
　だったら、最初っからそんなイベントのことを持ち出さないで欲しいな。

　ゲーテの語らなかった真理は一つもない、らしいので、ゲーテの言葉を持ち出されても「ああそうですか」としか思わんなあ。

　しかし「銀杏の黄色」→「色の博物誌」→「黄色と金色」→「1億円の小切手」と、素晴しい思考の跳躍力です。
　飛びすぎて宇宙へ飛び出してしまいそうだ。
　『あやしい山吹色の光』とはまた、大時代的と言うか時代劇風と言うか。トランペットのファンファーレと共に藤田まことが登場しそうだ。
　しかもコラム中では、その1億円の小切手のやり取りについても、特にどうという感想を述べているわけでもなく『あやしい山吹色の光を放っている。』だけで終わり、しかもこれでコラムも終わる。
　なんだよ、なんの感想もないのかよ。
　この事実を述べるためだけに、銀杏、展覧会、ゲーテが引っ張り出されたと言うわけか。

　ま、たいしたことは言っていない、ぐだぐだなコラムでした。

目黒区美術館: 「色の博物誌・黄―地の力＆空(くう)の光」; 目黒区美術館では、色の文化を色材-色の素材・原料からとらえる「色の博物誌」と題した企画をシリーズとして開催してきました。

＊今日は社説がちょっと面白いよ。
　なんたって、韓国では大騒動になっている「親日・反民族行為真相糾明特別法」について、だから。
　面白いから、収集目的で全文掲載。今後の韓国の動き次第で朝日新聞がどのくらい前言を翻すか、を知るために。

asahi.com : アサヒ・コム: 社説　09月12日付
■親日糾明――「心の清算」への懸念; 　「冬のソナタ」に熱をあげたり、日韓にもう垣根はないと思い込んだりしている日本人にとっては、狐につままれたような感じではあるまいか。

　韓国で、半世紀以上も前に終わった日本の植民地統治時代を掘り返す動きが慌ただしい。当時の対日協力の実態を明らかにするための「親日・反民族行為真相糾明特別法」が今月下旬に施行される。与党ウリ党は、さらに調査対象を広げるための改正案を国会に出した。

　日本の支配に手を貸す。抵抗する同族を弾圧する。そんな過去の行いを断罪する動きは、建国直後にもあった。ただ、新しい国を発展させるには、かつての「日帝協力者」の腕や経験にも頼らざるを得ないのが現実だった。

　そんななかで「戦後のフランスは対ナチス協力者を、北朝鮮は対日協力者を排除して出発した。なのに韓国はどうだ」といった、負い目にも似た感情が人々の心に沈殿してきたのは事実である。

　だが、なぜ今改めて「糾明」なのか。

　それは、盧武鉉政権がめざす国づくりと密接に絡む。既成の秩序や権威を壊したい。民族主義を重んじ、新たな韓国のアイデンティティーを打ち立てたい。だから「今からでも反省すべきは反省しなければならない」と、盧大統領は語る。「反省」の対象を、自国の軍事独裁下での人権侵害にも広げる方針だ。

　特別法は今の日本を批判し、日韓関係を傷つけようとするものではない。あくまで韓国民の「心の清算」のためだ。韓国の政府与党の人々はそう強調する。

　韓国は、人々の心も社会の変化も激しい。歴史へのこだわりも強い。日本との過去を考えれば、特別法を単に時代錯誤だと切って捨てられない現実があることは、私たちも知っておきたい。

　しかし、それにしても、気がかりな思いがぬぐえない。日韓関係に複雑な影響を与えかねないということばかりではない。それ以上に心配なのは、こうした動きが韓国民の間に分裂や葛藤（かっとう）を呼び込み、社会を不必要に緊張させはしないかということである。政争をいたずらにあおる道具として使われはしないかという危惧（きぐ）も募る。

　この法律によると、調査の対象は日本との併合を進めた官僚のほか、日本軍の中佐以上の将校、憲兵や警察幹部などを務めた人々だ。死者、生存者を問わず、処罰はないが、大統領が任命した委員が３年間かけて彼らの行為を調べる。

　ところがウリ党の改正案は、さらに軍関係は少尉以上、また芸術、言論、教育、宗教界にも対象を広げようとしている。これが通れば、中尉だった故朴正煕元大統領も対象になる。長女の朴槿恵氏が代表を務める野党ハンナラ党への打撃が狙いではないかという見方が強い。

　一方、与党側でも、父親が日本憲兵だったことを隠そうとしたウリ党の議長がすでに辞任に追い込まれた。

　「糾明」が「魔女狩り」になっては、韓国政治の成熟度に疑問符が付く。

　朝日新聞よ、この「親日・反民族行為真相糾明特別法」そのものが既に狂気であると言う認識は、ないのかね。
　今作った法律で過去を裁くと言うのは、現代社会を崩壊させる狂気に他ならないよ。
　しかもその対象は「親日」であるときた。過去の朝鮮では「親日」は即ち「反民族行為」であり、罪としなければならないという。狂気だ。
　だって、当時の朝鮮は日本に併合されており、日本と共に生きることを選択したのは彼らだからだ。
　その過去を「誤りであった」と考えるのは、構わない。それは彼らの歴史に対する認識であり、彼らが考えるべきことだからだ。
　しかし、「今考えるとあれは誤りだった」から「日韓併合は不法であり違法であり無効だ」とか、「日韓併合を進めた人間は罪を犯した」とか言うのは、明らかに狂気だ。
　現在の考えで過去を「裁く」ことが如何に狂気の沙汰か、認識できないわけでもあるまいに。
　しかしサヨクどもは、この「現在の認識で過去を断罪する」ことが全く正当であると考えている馬鹿者ぞろいなので、全然おかしいとも思わないんだろうな。
　もしも変だと思わないなら、あなたは明日、あなたが今日街中で屁をこいた罪で罰をうけねばならないとしても変だと思わない人間である、ということです。
　素晴しいね。悪法も法なり、か。毒人参の杯をあおって死んでみないとわからないのだろうな。

Digital Chosunilbo (Japanese Edition) : Daily News in Japanese About Korea: 「過去究明」で固めた盧大統領の光復節祝辞; 　今年の光復節(日本の植民支配から解放された日)式典で行われた盧武鉉(ノ・ムヒョン)大統領の祝辞の主なメッセージは、過去史の真相究明だった。

（以下略）

　ところで朝日新聞さん、のむひょん大統領は「反省すべき」なんて、反省なんて言葉を使ったの？
　だとしたら、韓国人の考える「反省」ってのは常に「他人に強要するもの」なんだなあ。自分が「反省の念を抱く」ってのはありえないってわけか。
　彼らがことあるごとに「反省しろ謝罪しろ」と叫ぶのも理解できるな。彼らは「他人を跪かせるために」反省という言葉を使うんだな。現に韓国人が「反省」したところを、見たことがない。

＊第1段落『「冬のソナタ」に熱をあげたり、日韓にもう垣根はないと思い込んだりしている日本人にとっては、狐につままれたような感じではあるまいか。』って、出だしから笑いを用意しているあたり、素晴しい。
　いい加減冬の恋歌の目くらましは、効かなくなって来ていると思うんだがな。まだ、引っ張るか。
　それに、ここでの「日韓にもう垣根はない」って言葉は、つまり日本人は垣根はないと思っているのに、韓国人は垣根を作っているのか、ということなんだろう。
　そうだよ、韓国人はまだまだ、垣根を作って日本人に対して警戒しているんだよ。
　日本人が日本の垣根を壊して、ケツの穴まで広げて韓国人をちやほやしたって、ヤツらは手前らの勝手な感情で暴れまわり、クソを垂れ流しているんだよ。
　そろそろ、それに気が付け。

＊第8段落『韓国は、人々の心も社会の変化も激しい。歴史へのこだわりも強い。日本との過去を考えれば、特別法を単に時代錯誤だと切って捨てられない現実があることは、私たちも知っておきたい。』
　時代錯誤です。それ以上に、近代法の精神の欠片もない、未開民族の考えです。
　大体、彼らの『歴史へのこだわり』なんてなものがどんなものか、知っているんでしょうか。
　朝日新聞が『日本との過去』なんて言葉を冠して言っているところを見ると、おそらくは『強制的に植民地として支配し人民を苦しめた』とか『創氏改名により名前を奪った』とか『強制連行で600万人の韓国人を連れ去った』とか、その類のウソ歴史を言いたいんでしょうが。
　そんな愉快歴史を信じているのはただのバカですよ。

　韓国人の『歴史へのこだわり』なんてなものは、単なる『自分にとって望ましい過去を捏造してでも広めたい』という程度のものです。
　韓国の教科書は国定です。日本のように検定に合格した教科書から選択する、ではなく、国が歴史を決定してそれを国民に垂れる、というのが、韓国の教育です。
　Amazonで買えるから、興味あるなら買ってみたらいい。
　彼らの『歴史とは自分が自分に都合のいいように造り上げるものだ』という精神がよくわかるから。
　こんな教科書を国民に強制的に使わせている国民が、偉そうに『扶桑社の教科書は亡国の書だ！』なんて言っているのを聴くと、彼ら韓国人に対して怒りを通り越した憐れみを感じるでしょうて。

　それ程、彼ら韓国人は『歴史へのこだわりが強い』のだ。
　なぜなら、今の言説を崩してしまえば、過去の自分はクソ溜めの中に突き落とされてしまうから！

　しかし、そのことについて朝日新聞みたいに『私たちも知っておきたい』なんつう言葉で思いやる必要はない。
　また、彼らのファンタジーに付き合って自らの歴史を切り売りするなど、言語道断だ。　彼らのファンタジーは、韓国の歴史は9200年であり、朝鮮半島が世界の全ての起源であると主張するまでになっています。

我が韓国の歴史は 9200年!! -大朝鮮帝国史: 最近、韓国の歴史は５０００年から９２００年に変わりましたこれにより全世界言語の起源、イギリス人の起源、黄河文明の起源が韓国であることが証明されます

　こんなバカに付き合ってあげる必要が、どこにある？
　私たちが知っておくべきことは、彼らは歴史をいじくって自分に都合の良い現在を作ろうとしているだけである、ということだ。
　もう一つ、朝日新聞をはじめとするサヨクの阿呆どもが、そのお先棒を担いで日本の歴史を切り売りしようとしているということだ。

＊第9段落『しかし、それにしても、気がかりな思いがぬぐえない。日韓関係に複雑な影響を与えかねないということばかりではない。それ以上に心配なのは、こうした動きが韓国民の間に分裂や葛藤（かっとう）を呼び込み、社会を不必要に緊張させはしないかということである。政争をいたずらにあおる道具として使われはしないかという危惧（きぐ）も募る。』
　朝日新聞は、彼らが日本に対してどんなクソを投げつけてくるか、ではなく、韓国国内の分裂だけを心配しています。
　いいじゃん、彼らは彼らの中だけで、先史以来変わらぬ政治闘争を続けている、と言うだけなんだから。
　なんで、日本人に対してではなく、韓国人の心配をするの。
　むしろ心配なのは、韓国国内にいる日本人のことだよ。
　彼らは、今作った法律で、過去の親日派を断罪しようとしているのだ。
　過去の親日行為が罪である、ではなぜ現在の親日行為は罪ではないの？　それに対して理性的な説明はない。
　当然だ。過去の親日行為が罪であると言うことが既に、理性的ではないのだから。

　理性的ではなく、自分の虚栄心を満足させることしか出来ない、自分の身を守るためなら他人を踏みつけにすることを厭わない、狂気に狩られた国が、隣にある。そういうことだ。
　どれ程危険か。

＊まあ、いいや。
　韓国という国の馬鹿馬鹿しさなど、今に始まったことじゃない。
　朝日新聞の如き『韓国の友達のために命を捧げましょう』的言説を撒き散らす阿呆に乗せられなければ、いつもの面白大混乱、だ。
　彼らも、核開発疑惑だの北からの侵食だの、色々と大変なんだろうけれど。
　それもこれも、自業自得でしょうて。

＊最終段落『「糾明」が「魔女狩り」になっては、韓国政治の成熟度に疑問符が付く。』
　糾明である時点で既に魔女狩りです。
　そして、韓国政治の成熟度など、疑問符が付く必要がないほど低い。過去も、現在も。
　そのことに気が付かず、もしくは気が付かないフリをして、日本国内の言論を左右しようという朝日新聞の行動は、残念でなりません。

きゅうめい　きう― ₀ 【究明】

（名）スル
真理・真相などを追究し、明らかにすること。
「―すべき問題/善の研究（幾多郎）」

きゅうめい　きう― ₀ 【糾明/▼糺明】

（名）スル
罪・不正などを問いただして事実を明らかにすること。
「お召捕り、厳しく御―遊ばす/桐一葉（逍遥）」

　勝手に過去糾明でもして、勝手に大混乱に陥っていればいいや。
　コリアウォッチャーには、彼らの狂気のチキンレースを眺めてゲラゲラ笑っている輩も多い。私も含めて。
　何が悪い？　嫌韓感情？　反韓感情？　全然違う。全部彼らが、勝手に自分たちだけでやっていることだ。
　他に、何が出来る。
　彼らが嫌う『日本人』たる私に。

＊とかやっている間に、面白い、と言っては不謹慎か、兎も角興味深いニュースが。

Digital Chosunilbo (Japanese Edition) : Daily News in Japanese About Korea: 「北朝鮮・両江道で9日に大規模な爆発」; 　北朝鮮の両江（ヤンガン）道・金亨稷（キムヒョンジク）郡で今月9日、大規模な爆発事故があったと、北朝鮮の事情に詳しい中国の消息筋が12日に明らかにした。

　この消息筋は、「北朝鮮の建国記念日（9月9日）に、中国の国境に近い金亨稷郡で大規模な爆発があったようだ」とし、「爆発の規模は龍川（ヨンチョン）駅の事故を上回ると聞いた」と明らかにした。

　また「爆発の痕跡が人工衛星で察知され、米国などの周辺国が注目しているようだ」と伝えた。

　これと関連し、北朝鮮関連の別の消息筋は、「最近、中国の国境に近い両江道で発生した大規模な爆発について聞いた」と確認した。

　中国・北京駐在の周辺国の関係者も、「両江道で大規模な爆発事故が発生したという話があり、関連国に正確な経緯と原因を確認している」と伝えた。

　事故が発生したと見られる金亨稷郡は鴨緑（アプロク）江を挟んで中国の吉林省・集安市と接している地域で、韓国政府当局は金亨稷郡の山岳地帯であるヨンジョ里にテポドン1、2号ミサイルを発射できる基地があると把握している。

　さて、きな臭くなってきた。
　なんだべ、これは。

＊でわ。

2004/09/11

＊9月11日の天声人語。

『ドイツのカントは平和のために常備軍の廃止を訴えた。
　常備軍を憲法で禁じたコスタリカは、政府のイラク戦争支持を意見であるとした。
　ユダヤ系ドイツ人作家ベンヤミンは、人間個人は多くの我欲があるのに、全体としては未来に羨望を覚えない、と言った。
　戦争やテロなどの悲惨な現在にあれば、人間全体は未来を羨望するかもしれない。』

　コラムとして、文章としては、いい感じだと思う。
　でも内容は、ものすごく危険思想だと感じた。
　だって、集合としての人間が未来を羨望して行動する、というのは、革命思想だからな。

　朝日新聞の描く『日本の未来像』に対して共感を覚え、現在への未練を棄てて行動する、というのは、つまり『朝日新聞が主催する革命』でしかない。
　個人としての人間が未来を求め、明日は今日よりもっと良くなる、と考えるのは、それはそれで正しい考え方だろう。
　しかし、集合としての人間がそう考えるようになった場合、それは革命でしか成し得ない。
　現状維持こそが正しい、ではないよ。現状について問題があれば、それを修正することを躊躇うのはよくない。でもそれは『集合としての人間』が行うことでは、ないよな。

　天声人語子はそこらへんを誤魔化して書いている、と感じるのだが。
　もっとよいシステムを考えそれを造るために努力するということと、未来を羨望し現在から離脱するということとは、別のものだと思う。
　第5段落、第6段落のあたりには、革命を望む煽動屋の面目躍如という雰囲気を感じてしまった。
　それはつまり、戦前戦中も朝日新聞がやっていたことであり、彼らはず～っと『変わっていない』ということなんだなあと、思った。

　あと、コスタリカかよ（笑）
　永世中立国スイスが実は、完全武装徹底抗戦、国民皆兵武器輸出の国であると言うことが世に知れ渡ってしまい、『スイスのように平和に』なんつう言葉がギャグにしかならなくなってしまったからな。
　『民間防衛』読むと、面白いよ。朝日新聞の如き新聞社は、外国勢力と結びつき自国政府の権威を失墜させ分裂を招こうとする敗北主義者、と言われるだろうて。
　脱線した。
　サヨク平和主義者（美しい仮面をかぶった敗北主義者）の方々は、平和と言う言葉の響きだけでスイスを賞賛していたけれど、実はスイスの平和は武器と戦う意思とで成り立っていることが知られるや、他の『お手本とするべき国』としてコスタリカを挙げた、ということです。
　試しに「コスタリカに学ぶ」でGoogleして見てください。『軍隊を棄てた国コスタリカに学び平和を考える』なんて、恥ずかしげも無く書いている方々が大勢おります。
　コスタリカは条約で米国の軍事的支援を受けており、また軍隊はありませんが軍と同程度の武装をした警察が存在しています。日米安保条約や自衛隊と同じ、ですね。
　しかもコスタリカの憲法では、有事の際に議会の2/3以上の賛成を受けて徴兵制と交戦権とを復活させることが出来る、となっている。コスタリカに学んで、ここらへん日本に取り入れますか？（笑）

　つまり、非武装反戦平和、という文脈の中で『コスタリカ』を例に持ち出してくるという時点で、そいつは『阿呆』である、ということ。
　これは『戦後補償はドイツに学べ』と並んで、発言者の程度を知る簡単なチェックシートです。
　天声人語子が巧妙にも『常備軍を憲法で禁じた「非武装中立」のコスタリカ』なんて、迂遠に言っているのは、そこら辺のウソを知っているからですね。
　コスタリカが非武装中立？　阿呆も休み休み言え。
　で、天声人語子の悪質なところは、そういう『コスタリカ礼賛のウソ』を知っていながらなお、その妄想を補強するかのような言説を垂れ流すことです。
　何も知らない人間が読んだら『コスタリカってすごい平和を目指している国じゃん、日本もコスタリカみたいに軍隊を棄てなきゃ！』って、お気楽に考えてしまうじゃないですか。
　詐欺にも程がある。

Amazon.co.jp：本: 民間防衛新装版―あらゆる危険から身をまもる
スイス政府 (編さん), 原書房編集部 (翻訳)

＊と、まあ9月11日なので、3年前のテロリズムについて書いている社説やコラム、記事が多く出ているわけなんですが。
　テロリストは結局、テロリストでしかないよな。
　で、テロリズムに屈するな、というのは正しい、としましょう。
　では、屈せずに、何をどうするの？　というところに、問題がある。
　テロリズムに対して武力で対抗することを、世の多くの「平和を望む」市民たちは非難しているわけですが。
　では、何をどうしたら良いのよ。
　テロリストと話し合い？　テロの原因を解消する？
　どうやって？
　方法は、ないよなあ。

　結局、テロリストたちに屈せず、テロリズムによる変革を許さないとすれば。
　テロリストたちの行動を抑え、テロリズムの予兆には厳しく対応し、被害にあったとしてもテロリストたちを擁護してはならない、ということだよな。
　そして、100%完璧な防御は有り得ないという事実から、どれだけ注意し警戒していても、テロリズムは起こり得る。

　平和主義者たちはその『100%は有り得ない』という事実を指摘して『だから軍事力ではテロは防げないんです！』と言うけれど、軍事力によって危険性が20%から10%に減るのであれば、軍事力は『テロの危険性を10%低下させた』と言えるよな。
　そして、その10%の中に含まれたであろう、被害者にならなかった人たちの命を守った、と言える。
　そうであれば、軍事力は確かに、人命を守ったと言える。
　軍事力で守れなかった命に注目し、だから軍事力は必要ないと言うのは、被害者が目に見えるから簡単だ。　しかし、軍事力により守られた命は『まだ死んでいない』が故に、自分が守られている事実に気がつきにくい。

＊仮定の話をしても仕方がないが。
　もしイラクに攻撃せず、フセイン政権が今でも存在していた場合。そして、フセイン政権の政策で何万人ものクルド人がまた殺された場合。
　そのクルディスタンたちは、確かに、戦争により命を助けられたのだ。

　まだ死んでいない人間にとって、自分が何者かによって守られていると言う実感を得ることは難しいのかもしれない。
　そして彼は、死ぬ瞬間にこう思う。なぜ守ってくれなかったんだ！
　彼は死んでも「今まで守られていた」ことに気がつかなかった、というわけだ。

＊今日はここまで。

2004/09/10

＊またサボった。遺憾。
　でも、今日は酔っているのでものすごく好い加減に書く。

＊9月10日の天声人語。

『宇宙からの電波が届く。
　地球以外の生命体の、誰かからのメッセージ。
　だけど手紙の返信は、向こうに届くの千年後。
　ああこりゃこりゃ。』

　いやもう、これだけ（笑）。
　星界への夢の翼は美しいですよ。いいんじゃないの。
　SETI計画では、分散コンピューティングという手法で星辰からの電波を解析しております。
　でっかいアンテナの拾う無数の電波信号から、規則性と周期性のあるなんらかのメッセージを含んでいると思われる電波をより分ける、というのが、異星の友人からのラブコールを探す方法、なんだそうです。
　で、そのより分ける作業が大変。どっちを向いても宇宙だから、恒星が発する電波とか色々の信号が混じってしまう。
　その作業に、巨大なスーパーコンピュータを使っていたのだが。それは、金がかかる。
　だもんで、世界中のインターネットで繋がった有志たちのコンピュータを、ボランティアでちょっと使わせてもらって、100万台のほんのちょっとを集めてスーパーコンピュータ以上の計算能力を作り出そう、というのが、分散コンピューティングという考え方。
　元気玉みたいなもんだね。世界中のみんな！　オラに元気をちょびっとだけ分けてくれ！

SETI@home: Search for Extraterrestrial Intelligence at Home(in Japanese): SETI@home(セチ・アット・ホーム)とは、インターネットにつながっているコンピュータを使って地球外知的生命体の探査(SETI)を行なう科学実験です。
無料のプログラムをダウンロードして電波望遠鏡のデータを分析することで、あなたも参加することができます。

　他の、日本でも有名な分散コンピューティング（グリッドコンピューティングとも言う）のプロジェクトとしては、素数を探すGreat Internet Mersenne Prime Search（GIMPS）や、UDがん研究プロジェクトがあります。
　UDの方は、便所の落書きと貶められる「2ちゃんねる」の有志たちが、その無駄に発達した知性と熱意と根性とその他諸々を込めて、お祭り気分で協力しております。
　しない善よりする偽善。
　そういう「ちょっとした自己満足」だって、何かの役に立つんだったら、なんかちょっと、素晴しいじゃない？

GIMPS - 世界最大の素数を求め続ける: GIMPS 　世界最大の素数を求め続ける分散コンピューティングプロジェクト

UDがん研究プロジェクトについて@2ch　-PCでできるボランティア-: 現代では、日本人の半分ががんになり、3分の１ががんで死ぬと言われています。あなたはがんになる、これは半分の確率で当たる予言です。
がんになるかもしれないあなたとがんになるかもしれない私で、がんの研究をお手伝いしませんか？

Aim horizon!: ２ちゃんねらでも偽善でも、アフガニスタンに学校を作れるんです
2004-08-24 00:26:51; ２ちゃんねるの有志による浄財によって、アフガニスタンに小学校が出来たそうです。
その名もフィールズバハール小学校。
日本の誇る便所の落書きにしてはやるじゃないか。

＊プロ野球の運営について、日本国中大騒動。
　しかし、リーグやチームの数とか、ストをするしないとか、それは実は、本当は大きな問題じゃないんだよな。
　本当は、今の日本でプロ野球球団を運営すると言うのはどのくらい商売として成り立つのか、というトコロなんだと思うのです。
　当然じゃない。選手も霞を食って生きているわけじゃない。働いて金をもらってそれでメシを喰う。
　球団オーナーは選手を使って金を稼ぎ、そこから選手や社員に給料を払い、あれこれの経費を払い、とんとんでもまあよし、儲かったら万歳、てのが、普通の「運営」だと思うのですよ。

　で、今のプロ野球はみんな赤字（巨人を除く）です、と言っている。
　じゃあ、巨人がやっているみたいに他の球団も運営したらいいじゃない。
　それが出来ないのだったら、どこかに問題がある。もしその問題が読売巨人軍にあるのならば、読売を叩かなきゃならない。
　それが出来ないなら、他の方法で金を稼ぐしかない。
　何か方法はないの？

　少なくとも、球団運営の収支決算は公開しないと遺憾よな。
　夢を売る商売は銭金を語ってはならない、なんつうのは言い訳に過ぎない。
　プロ野球と言う夢に、金とか時間とか人生とかを賭けている人々がいるのだから、その投資対象は自分の収支をオープンにして、私が夢の対価として支払った全てのものを、どれ程の真剣さで喜びへと変化するために努力しているか、を明らかにしないといけない。

　そういう、システムの改革に対して何の提言もないままに、ただ「1リーグだいや2リーグだ」だの「どことそこが合併する」だの「ストライキには損害賠償」だの、周辺の瑣末事に狂奔しているのは、どうにもがっかり。
　特に読売。
　球団の盟主を僭称する巨人軍のオーナー、読売グループの社説であると言うことを割り引いて考えても、この社説は酷くないかい？
　普段「政治家の金の流れをガラス張りに」とか述べているのは、上っ面のキレイ事なんですか？
　あんたんトコのボスが、銭金ばら撒いていたって言ってオーナー辞めているんだよ。もちょっと真剣に、プロ野球で真っ当に金を儲ける方法を考えたらどう？

　私は今回の騒動は、発端が近鉄とオリックスとの合併であったということを踏まえて、結局「プロ野球は儲からない」ということに集約されると思います。
　儲からないんなら辞めるしかないし、儲かるはずなのにどこかに問題があるならその問題を明らかにして改善するべきだ。
　その状況を把握するために、球団ってのは何でどのくらい儲けていて、何にどのくらい金を払っているのか、それを明らかにすべきである、と思います。

＊先日書いた、韓国核開発疑惑、です。
　こういう言い方が嫌いな方がいることを意識しつつ書きますが。
　もう「朝鮮半島人のウソつき癖」がフル回転していますね。

　彼らの「息を吸うように盗み、息を吐くように嘘をつく」性癖について、正しいか否かを議論する気はありません。
　こういう言い方に対して「韓国の方々に対して何か差別意識でもあるのですかっ！？」なんてムキになって言い募るような、頭の回転のゆっくりした人々に付き合うのは大変だからね。
　大体、昔はよくアラブ系の人々の性癖として「皿を割ってしまっても彼らは謝らない、彼らは、この皿は今日割れる運命にあったのだと主張する」なんてことを聴いたもんだが、このエピソードと上の朝鮮半島人の性癖とでは、些かも変わりはあるまいに。
　いい加減、朝鮮半島の歴史と、その中で彼らが学んだ処世術とを正しく認識するべきだと思います。
　彼ら朝鮮半島出身の人間の全てが、無害で無力で善良で温厚で友好的な人間だ、なんていう願望や妄想は、そろそろ棄てろ。

　で、この核開発疑惑についても、いつも通りの朝鮮半島人的ウソが炸裂していた、というわけです。
　第一報が出た後から、続報がぞろぞろぞろぞろ。出るわ出るわ。
　まあ、案の定、なんですが。

【悪の枢軸】韓国核開発【仲間入り】: ●●●悪の枢軸＝韓国６つの大罪●●●
１．1982年のプルトニウム抽出実験の大罪
１．1998年のプルトニウム実験証拠湮滅の大罪
１．1998年のプルトニウム実験未報告の大罪
１．2000年のウラン濃縮実験の大罪
１．2003年のプルトニウムの再処理の大罪
１．2003年のウラン濃縮の大罪

韓国の高官は【これを隠すため努力してきた】
ということで、１．隠蔽の大罪
７つだ。

　で、これについて日本のマスコミの報道はどうでしょう。
　なんか聴いた？
　なんにも！
　ほとんど、報道していないに等しい。
　それなのに。

Digital Chosunilbo (Japanese Edition) : Daily News in Japanese About Korea: 「韓国に核開発能力はあるか…答えはNo」; 　2000年に韓国原子力研究所が濃縮ウラン0.2グラムを製造していたことをめぐり、大きな波紋を呼んでいる。

（中略）

―本当に「無窮花」を咲かせようと思ってやったことなんでしょうか。つまり、韓国政府は核兵器開発を試みたんですか。

張仁順所長：そのような用語はいたずらに外信を刺激するだけです。2000年初めのウラン濃縮は原子力研究院の学問的好奇心から行われたことです。

（中略）

―外信は今も疑っている雰囲気です。

張所長：とりわけ、日本のメディアが執拗に報じています。私が日本人記者に「あなた方、日本にはウラン濃縮施設があり、プルトニウムも扱っているではないか」と反問しました。

（中略）

―韓国に核開発能力はあると思いますか。

張所長：答えは“No”です。

　『とりわけ、日本のメディアが執拗に報じています。』
　こいつ、日本に来てテレビの報道の一つも見たのかよ。
　全く、韓国人は息を吐くように嘘をつく。

　韓国国内では、世界中はこの問題について重要な問題だとは認識しておらず、日本だけが執拗に問題にしようと躍起になっており、米国の報道もその影響を受けているだけだ、なんて言っているそうで。
　しかもその裏には、この問題を大きく見せることで、日本の軍拡と憲法改正の意図がある、のだそうだ。韓国人が言うには。
　そうかあ。そいつぁあ知らなかったよ。

　上の記事にある「無窮花」はムグンファ、ムクゲのことで、韓国の国花です。
　そして『「無窮花」を咲かせようと思ってやった』というのは『ムクゲの花が咲きました』という韓国の映画にかけている。
　この映画の粗筋をおおざっぱにまとめると。

『日本が石油を求めて竹島の領有権を口実に韓国侵略を開始する。
　韓国が北朝鮮と組んで核兵器を造り、日本に核ミサイルを撃ち込む。
　驚いた日本は韓国に謝罪し賠償を払い、軍備を放棄し靖国神社を解体し…』

　そういうお話。同名の小説の映画化作品です。
　大笑いですね。
　韓国人は、ペ様とペ様とペ様しかいないとか勘違いしているお花畑の住人にとっては、驚愕の作品です。
　いや、驚きもしないのかな？
『日本は過去、朝鮮半島にもっとひどいことをしたんだから、彼らが日本を侵略しようと思っても仕方がない』
　なんて、素で言う方々もいるからな。
　お目出度い話だ。
　『ムクゲを咲かせる』という言葉が核兵器を表すと、この新聞を読んでいる人のほとんどが知っている、と言う事実には愕然とするね。

＊こんな記事も。

Digital Chosunilbo (Japanese Edition) : Daily News in Japanese About Korea: BoAら安重根義士記念事業会に5000万ウォン寄付; 　BoA、カンタ、東方神起が8日午後、ソウル劇場で安重根（アン・ジュングン）義士記念事業会に5000万ウォンを寄付した。

　BoAは「映画『多黙安重根』を観て少しでも愛国心を持ってくれたらと思う」と語った。

　これらアーティストは金槿泰（キム・グンテ）保健福祉部長官から安重根義士記念事業会の名誉会員証を授与され、約800人のファンと共に映画『多黙安重根』を観覧した。

『スポーツ朝鮮』

nikkansports.com > 芸能ＴＯＰ > 芸能ニュース: ＢｏＡが伊藤博文暗殺犯の映画を韓国でPR; 　歌手のＢｏＡ（１７＝韓国）が、伊藤博文を暗殺した安重根を題材とした韓国映画「多黙　安重根」（１０日公開）のプロモーション活動を行うと、８日付の朝鮮日報（電子版）が伝えた。

　８日にアイドルグループの東方神起とともに、ソウル劇場で特別試写会を開催。さらに試写会に先立ち安重根記念事業会に５０００万ウオン（約５００万円）を寄付する予定と報じられた。寄付を受ける記念事業会側は、ＢｏＡらに感謝状と名誉会員証を授与するという。

［2004/9/9/19:41］

Digital Chosunilbo (Japanese Edition) : Daily News in Japanese About Korea: BoAの『多黙安重根』PR　日本で敏感な反応; 　BoAの映画『多黙安重根』のPRが日本で敏感な反応を示している。

　日本の日刊スポーツは10日、「BoAが伊藤博文暗殺犯の映画を韓国でPR」というタイトルの記事を通じて「歌手のBoA（17、韓国）が、伊藤博文を暗殺した安重根を題材とした韓国映画「多黙安重根」（10日公開）のプロモーション活動を行う」と8日付けの朝鮮日報電子版（スポーツ朝鮮報道）を引用して伝えた。

　同紙はまた、「8日、BoAはアイドルグループの東方神起とともに、ソウル劇場で特別試写会を開催。さらに試写会に先立ち安重根記念事業会に5000万ウオン（約500万円）を寄付する予定。寄付を受ける記念事業会側は、BoAらに感謝状と名誉会員証を授与する」と伝えた。

　安重根義士に対して同紙が否定的イメージの「暗殺犯」という言葉を使って報道したのは、BoAの今回の映画PRと巨額の寄付が日本では好ましく思われていないということを示している。

　特にBoAがオリコンチャートで1位を獲得するなど、日本でトップレベルの人気を誇るアーティストなだけに、今回の行動は多くの注目を集めている。

　韓国人は、バカですか？
　なんで安重根に「暗殺犯」とつけたかと言うと、それは安重根が伊藤博文を暗殺したテロリストだからです。
　BoAがどうとか巨額の寄付がどうとか、関係ない。
　そういうことは、わからないんだよなあ、彼らは。

　彼ら韓国人は「金を持っている」とか「人気がある」とか、そういう輝かしい人々を羨み妬み、擦り寄るか貶めるかどっちかしか出来ない、そういう人々である。らしい。
　だから、日本人の反応を自分の心情に当てはめ、自分ならどう思うか推測し、自分ならBoAに嫉妬するから日本人もそうに違いない、と考えてそれをそのまま記事にしてしまうのだ。
　そういう評をどっかで見た。
　さもありなん。
　日本軍の作戦なのに「三光作戦」なんていう中国風の名前だったり、南京大虐殺での殺し方がいかにも中国軍風のやり方だったり、そういう話を思い出した。

　これが、日韓友情年2005の正体ですよ。
　していらんなあ、こんな友情。

＊まあ、あれだ。
　どーせ韓国人だから、核開発疑惑について、まだまだウソのひとつやふたつや10や20は隠しているんだろうから、そこらへん洗いざらいゲロさせられて、経済制裁でも喰らってしまえばよいのだ。
　日本国内の、韓国や北朝鮮との交易で利益を得ている『韓流の仕掛け人』どもが干上がり、日本国内で朝鮮半島の真実を報道することを制限している勢力の力が減少するでしょう。
　そしたら、韓国に対してもちょっと真っ当な見方の報道も期待できるようになるでしょう。

　ああ、上のほうで『この核開発疑惑は日本の陰謀だ』なんつう韓国国内の論調を紹介しましたが。確かに、私は陰謀目的で核開発疑惑がもっと大事になればよいと考えております（笑）
　すんません。やっぱり、これって日本の陰謀かもしれません。
　でもまあ、どっちにしろ日本人にとって利益になる陰謀だから、問題ないな。

＊ちょっと嫌韓づいてるかな？
　いやいや、これは『嫌韓』ではないよ。韓国に媚を売る人々を嫌っている、ということだ。

＊ごめん、眠いから、嫌韓でもいいです。
　お休み。でわ。

2004/09/05

＊ちとサボってしまった。
　遺憾ね。

＊ロシアが鳴動しています。
　チェチェン独立派のテロリズムです。
　彼らの言葉に、どれ程の理や正論があるのか、それは知らない。
　結局は、ロシアと言う国の腹の中で起きている、彼らが消化すべき問題だからな。

　だが、ひとつだけ判るのは、彼らテロリストの行いは絶対的に世の賛同を得られることはないだろう、ということ。
　暑いさなか、体育館に1000人からの人間が閉じ込められ、水も食料も与えず、3日も過ごすことになった。
　その事実だけで、彼らの理想がどれ程正しいものであったとしても、彼らは賛同を得ることは出来ないだろうと思う。

　映像の強烈なインパクトだと思うのだが。
　銃声と硝煙を背に駆ける半裸の少年少女。助け出され、抱えられ、ペットボトルの水を飲み干す人々。
　ニュースで何度も流れた映像だが、このインパクトはあまりにも強烈だった。
　だってさ。不謹慎を承知で言うが、普通半裸の少女の画像ってエロ画像に分類されるものじゃない。だから、彼女たち下着姿の少女たちってのは、エロティックな画像として認識される、はずじゃない。
　なのに、銃声がなお続き、爆発音が断続的に聞こえてくる。完全武装の兵士たちが彼ら彼女らを助け起こし、走る。
　そんな場面に少女たちが配置された途端、エロティックを飛び越えた、生理的な恐怖感が生まれる、のではないかと、思った。いや、少なくとも私は。
　そういう、エロティックとかなんだとかを、あまりにも軽やかに、強烈に、強引に飛び越えた銃声と爆音、ってのは、狙って撮れる絵じゃないよなあ。それが、リアルの持つリアリティ、なのかな。
　そういう、強烈なインパクトを感じた。

＊9月5日の天声人語。

　『モダンダンスの祖ともいわれるイサドラ・ダンカンは。「子どもたちが苦しむことを許しているかぎり、この世界に本当の愛は存在しない」と言った。
　北オセチアの遺族たちの悲しみは消えないだろう。
　「子どもたちが苦しむこと」を、あのように許してしまった世界の理不尽さに、しばし立ちすくむ。』

　今日も最後の段落はそのまま使った。
　09月04日の天声人語も、件の事件についてのものだった。テロリストたちには、子供たちだけは狙わないと言う人間性も期待できないのだろうか、というもの。
　結局、テロリストとはなぜテロリストなのかと言うと、全くその言葉のとおり「あらゆる暴力的手段」を行使するから、テロリストなのだと言う、そういう現実にいきなりぶち当たってしまった、というわけだ。

　現実問題として、彼らの理想がどれ程高く、彼らの言葉がどれ程正論であったとしても。
　人の命を盾に要求を通そうとする輩に対して、如何なる譲歩も有り得ない。
　加えて、あの学校での状況を考えると、もっと議論を深めるべきだなんつう悠長なことは言っていられない。
　慎重に慎重を期し、一人の犠牲者も出さずに人質を救出すべく万全の体制で臨む、なんてことも期待できない。
　だって、1時間、1分、1秒行動が遅れることで、人質がどんどん死んでしまう。爆発や銃撃で死んだ人もいただろうが、脱水症や熱中症で死んだ人も、どれほどいただろうか。
　水も食料もなしで拘束していたという事実だけで、テロリストは人質を生かしておく気がないということが判る。
　何もしないと、皆死ぬだろう。何か行動を起こせば、何人かは助けられるかもしれない。
　そんなとき、実質何もしないに等しい「話し合いで解決できるはずです」を唱えても意味はないわな。

　そういう『暴力と言うものの本質』が、あからさまに見せ付けられてしまったことが、強烈な不快感として残るのだろう。
　天声人語子の「世界の理不尽さに、しばし立ちすくむ。」という感慨は、そういう『理想では解決できない部分』、普段は美辞麗句を重ねて強調する「私たちはもっと分かり合えずはず」という薔薇色の夢とは最も相容れない場所が、現実に存在しているということを見せ付けられたが故の、拒否反応なのではないかと、思う。

テロル ₁ [(ドイツ) Terror]

〔恐怖の意〕あらゆる暴力的手段を行使し、またその脅威に訴えることによって、政治的に対立するものを威嚇(いかく)すること。テロ。

＊ところで。
　国連安全保障理事会の常任理事国はどことどこでしょう。
　アメリカ。中国。イギリス。フランス。ロシア。
　あ・ちゅ・い・ふ・ろ。「熱い風呂」と覚えましょう。
　いや、受験対策はどうでもいいか。
　要は第二次世界大戦での戦勝国で一番力が強かった方から、常任理事国になったということだな。
　安全保障ってんだから、とーぜんの如く『軍事力』が必要だってわけだ。
　言葉だけで説得できるのなら、戦争なんて起きやしない。あんまりガタガタ言う奴は、国連の名の下に一発ぶちかましてやるぜ、ってことだな。

　で、この常任理事国のうち、中国、イギリス、ロシアの三ヶ国は、国内の内部抗争すら抑えることができていないということだ。
　ロシアは今見たとおりチェチェン。イギリスは北アイルランド。中国はチベットとウイグル、台湾すら危険だ。
　手前らの腹ん中での衝突でドンパチやっているのが、常任理事国5国のうち3カ国もあるってのが、現状だってことだな。
　国連幻想も醒めようってものだ。

＊韓国でひそかにウランの高濃縮実験をしていた、というニュースは、あまり大騒動にはなっていませんね。
　普通に考えたら、とんでもないニュースなんだけれど。
　濃縮度80%ってのは兵器に用いるレベルだし。
　核物質200mgってのは、IAEAで大問題になっているイランの核濃縮実験での100倍の量だし。

YOMIURI ON-LINE / 国際: 韓国、極秘にウラン濃縮…ＩＡＥＡが査察官派遣; 　【ウィーン＝石黒穣】国際原子力機関（ＩＡＥＡ）は２日、韓国政府から、同国西部・大田の韓国原子力研究所で２０００年にレーザー法によるウラン濃縮実験が行われ、微量の高濃縮ウラン生産に成功していたとの報告を受けたと発表した。

　ＩＡＥＡに事前申告する義務を怠っており、核拡散防止条約（ＮＰＴ）の保障措置協定違反を犯していたことになる。韓国政府は「核燃料国産化の研究だった」などと釈明しているが、核不拡散を至上課題とする米国などが不信感を強めるのは必至とみられる。

　ＩＡＥＡによると、韓国政府の報告は、レーザーを使って高濃縮ウランを０・２グラム生産したとの内容。ＩＡＥＡは現地に査察官を派遣し、事実関係究明に着手している。査察内容は１３日から始まるＩＡＥＡ定例理事会に報告される。

　外交筋によると、ＩＡＥＡは２００３年中ごろ、同研究所の環境サンプル分析で高濃縮ウランを検出。立ち入り査察を求めたが、韓国側は拒否していた模様だ。しかし、韓国は今年２月、ＩＡＥＡに強制的な査察を認める追加議定書を批准したため、査察で事実が発覚する前に自主的な公表に踏み切った可能性がある。

　核開発疑惑で矢面に立たされるイランも過去に同じレーザー法で、韓国のケースより２けた少ない数ミリ・グラムの濃縮ウランを作った事実が明らかになっている。

　　　　　　　　　　◇

　【ソウル＝豊浦潤一】韓国科学技術省は２日、韓国原子力研究所が２０００年１―２月に微量のウラン濃縮に成功していたことを認めるとともに、「少数の科学者らが自主的に行った」として政府は知らなかった点を強調した。装置は実験直後に廃棄されたとしている。濃縮実験の事実は、追加議定書の批准で報告義務が拡大するのに伴い、過去の実験の調査を進める中で判明したと説明している。

　それ以前に、こっそりやっていました、ばれそうだったから査察を拒否しておきました。強制査察を認める議定書にサインしちゃったから、こっちから申告しました。
　それはあんた、居直りすぎでしょう（笑）
　韓国政府の言では、政府は関与していないといっているけれど。
　関与していなかったらいなかったで、現場の科学者が勝手に実験して、勝手に装置を処分したってことになる。
　政府が関与していないんだから国家の財産を勝手に処分したことになるし、どういう処分したのかも問題になる。核濃縮技術の拡散は、大問題になっているんだが。
　政府が関与していたらしていたで、国家ぐるみで嘘ついてこっそり核兵器を作ろうとしていましたってことになる。大問題じゃないか。
　どっちにしろ、あまり望ましい展開ではないと思う。

　それに、装置は実験直後に廃棄された、と言っているのだが。
　なんか、IAEAの調査団が、保管されていた濃縮ウランとレーザー濃縮装置を確認した、とか言っているんですが。

Digital Chosunilbo (Japanese Edition) : Daily News in Japanese About Korea: IAEAがウラン濃縮めぐり韓国査察　結果は異常なし; 　原子力研究所のウラン濃縮に対する国際原子力機関（IAEA）の査察が始まった中、昨年下半期にもIAEAが原子力研究所を一度訪問していたことが3日、確認された。

（中略）

　今回の査察でIAEAの調査団は、原子力研究所のウラン濃縮過程と現在原子力研究所に保管されている0.2グラムの濃縮ウランおよびレーザー濃縮装置を確認したことが伝えられた。

　もう、何が本当で何が嘘なんだか全然わかりません。
　判ることは、これはそんなにイージーにカタの付くような問題ではないと言うこと。
　韓国のやったことは、核開発技術の拡散に対して世界中がピリピリしている中での行為であると言うことは、覚えておくべきだし。
　北朝鮮が核兵器を持つことをなんとかして止めようと6カ国協議の場に引っ張り出しているってのに、韓国が実はこっそり核兵器の製造技術の実験をしていたと言うことも重要。
　北朝鮮に対して「核兵器なんて持ってもいいことなんてないって、な、やめろって」と言っている5人の中から「ごめん、実はオレもやっていたんだ」とか自白するヤツが出てきたってこと。これがドリフの大爆笑ならタライが落ちてくるぞ。

　しかし、この韓国核開発問題も、ロシアのテロリストや北京の脱北者や、今日の地震なんかで霞んでしまいましたとさ。
　日本国内では、韓国の悪いことは報道されないように出来ている、からな。
　韓国人は常に優しくにこやかで無害な人々である、ということにしておかないと、問題があるらしい。

　でも、考えてみる。6カ国協議に参加しているのは、アメリカ、中国、ロシア、韓国、北朝鮮、日本。
　米中露は核兵器を持っているし、北朝鮮は核兵器を開発して持っていると放言している。そして韓国も、この有様だ。
　日本の周りは、どれだけ危険か。これだけでも、判ると思うんだがな。

＊あとは、この話についてネット上から色々と収拾。

＊2ちゃん上でまとめられた年表。
　ちなみに金大中元大統領は南北会談の成果などからこの年ノーベル平和賞を受賞している。

年表まとめ(SP6) コピペ

1992年
南北の非核化に関する共同宣言
「南と北は核再処理施設とウラニウム濃縮施設を保有しない。」

2000年1-2月
韓国の少数の科学者が自発的に好奇心でウラン濃縮を計画。
極秘のうちに濃縮施設を建造し濃縮度90％のウラン0.2gを製造。
その後施設を廃棄、報告もせず。(当初の声明)　> （施設は現存か？）
韓国政府はこれを関知せず（韓国政府現時点における公式見解）

(参考　2000年6月　金正日と金大中の南北会談)

2002年10月
北朝鮮は、米大統領特使に対して、ウラン濃縮計画の存在を認める

2003年夏
IAEAが周辺調査で高濃縮ウランを検出　韓国は立ち入り査察拒否

2004年2月
国際原子力機関（IAEA）の強制的な査察を認める追加議定書を批准

2004年8月
申告義務が発生したとして実験の事実をIAEAに報告

2004年8月28日
IAEAが査察開始　(9/3終了)

2004年9月2日
9/13から始まるＩＡＥＡ定例理事会に報告され、公になって詮索される前に、と先手を打って韓国政府が公表

韓国政府の公式見解
「核燃料の国産化の一環　ガドリニウム濃縮のついでにやってみた」

原潜燃料の濃縮度は20 - 50% 程度。
原爆に必要な濃縮度は 90％程度。
韓国の原子力発電所は大部分がPWRで、3% - 5% の濃縮度。

イランの「高濃縮」ウラン
13%
数mg
12年かけてレーザー濃縮
36%　（遠心濃縮法で遠心機に痕跡）

韓国の高濃縮ウラン
90%「に近い」濃度
200mg
？　かけてレーザー濃縮

＊国内の主な反核団体。
　今回の事件は別にしても、良いリンク集だと思う。これも2ちゃん上から収集。

韓国のウラン濃縮疑惑に対する主要反核団体の反応（Web上）

原水爆禁止日本国民会議
最終更新：2004年08月16日

原水爆禁止日本協議会
最終更新：2004年08月25日

ピースボート
最終更新：2004年08月20日

原子力資料情報室
最終更新：2004年09月03日　論評無し。

核兵器廃絶をめざすヒロシマの会
最終更新：2004年08月09日

ＮＯＤＵ（劣化ウラン弾禁止）ヒロシマ・プロジェクト
最終更新：2004年09月4日　論評無し。

日本反核法律家協会
最終更新：2004年07月26日

東京反核医師の会
最近の新聞報道として朝日新聞３日付け記事を紹介。論評無し。

　なんでこの件が問題なのか、新聞報道は本当にまっすぐこの問題を見ているのか、そういう疑問に答えるQ&A。わかりやすい。

韓国核開発疑惑問題に関してのわかりやすいQ＆A

Q1.韓国政府からの自己申告だから問題はない

A1.韓国政府は一度IAEAの査察を拒否しています。今回の件は強制査察が来て事が明らかになる前に言ってしまおうという、自首、あるいは自白に近いものです

Q2.たった0.2g、その程度でいちいち大騒ぎするな

A2.その0.2gが濃縮度90%で、かつそれが核開発の疑いがあるために騒がれています。時間と金と技術さえあれば量産は可能です。
ちなみにイランは今回の韓国のさらに1/100しかウランを濃縮しなかったが、その結果経済制裁を受けています。

Q3.科学者が独断でやったから韓国政府は関与していない

A3.もし本当にそうだとしたら韓国の管理能力は最低レベルです。韓国ではウランやレーザー施設が民間人でも簡単に準備できるのですか？

Q4.平和利用するつもりだから問題はない

A4.原子力発電に使う場合は3～5%くらいのウランです。90%ともなると第二のチェルノブイリの恐れがあります。
核兵器ぐらいでしか使用法はありません（原子力潜水艦があるという話もありますが、もしそうだとしても平和利用とはとても言えません）

Q5.北朝鮮に圧力をかけるために行ったものだ

A5.だったらIAEAから正式に許可をもらってからやった方がいいと思います。そうすれば公式にそういった研究をしていると諸外国から認識してもらえますよ。

Q6.日本だってプルトニウムを使ってるじゃないか。なんで韓国ばかりに言う

A6.日本のは既にIAEAから許可をいただいています。また平和利用のみとIAEAからのお墨付きです。

Q7.韓国は先進国だから核を持ったって問題ない

A7.核不拡散条約違反で諸外国から叩かれまくります。

韓国の誠実さへの宿題

濃縮実験の予算はどうやって獲得したの？

2003年にIAEAの核査察を拒否ったのは、やったことを知ってたからじゃないの？

＊社説は、旬が過ぎちゃったからパス。

＊映画を見てきた。

NIN×NIN 忍者ハットリくん THE MOVIE

　コメディです。バカコメディ。まあまあかな。
　香取慎吾がもう10歳若くて今と同じくらいの雰囲気があれば、良かったかなあと思う。無理難題だがな。
　ケムマキはもちょっといい男、優男系にやらせたかったかも。ゴリはいい男だと思うのだが、タイプがちょっと違うんじゃないかなあ、と。無骨な感じがカンゾウや黒影とかぶっちゃって、もったいない。
　ケンイチ氏の役者、知念侑李君が可愛いので、それがミソの映画だったな。まあ物語としても当然そうならざるを得ないわけで、その意味では成功だと思う。
　ハットリくんのお父さん、服部ジンゾウを伊藤四朗が演じているのが面白味であるか、そこは難しいな。しかし、元祖「にん」の人だってのや、演技力や存在感からしたら、彼以外にできる人間はおらんだろう。
　マヨネーズとか「おっはー」とか、そういう楽屋落ちに近い冗談が面白いかどうかってのが、評の割れるところだと思う。まあ、伊藤四朗が「にん」とかやっている時点で、わかったら笑えという雰囲気が前面に押し出されているのだが。
　分身の術が出たら、ここはお約束の『影のある貴様が実体だ！』をやって欲しかったなあ。折角事前に、ハットリくんが分身の術を見せたのだから、それをクライマックスに持ってきても良かったと思うのだが。そこまで伏線を引っ張る気が無かったと言うことか。
　最後の方のケムマキのセリフ「お前の主だからな」は「俺の生徒だからな」として欲しかった。お前が担任なんじゃないか。あいや、代用教員なんだけどさ。しかし、生徒を守らんで何が担任か、とか思っちゃった。

　トータルでは食い足りない、お気楽映画でした。
　軽い気分で、ちょっと笑いたいって気分の時には、いいかも。
　しっかり読み解こうとか考えちゃだめ、だね。

＊来週からやるSWING GIRLSが面白そうだ。
　ジャズ♪やるべ！

SWING GIRLS

　予告編だけでスウィングします。
　つうか、谷="がちょーん"=啓がトロンボーンの先生で出ているんですがっ！
　それだけで、見に行きたい気分が30%up。
　あと加藤="ちょっとだけよ"=茶がドラムの先生やっていたりしたら、もう格好よすぎてそれだけで満足しちゃっただろうな。おっさんミュージシャンは、すべからく格好いいのだ。

＊馬立誠の「日本はもう中国に謝罪しなくていい」を、本屋で見つけてしまい購入。読了。
　馬氏は、理性的でナショナリスト嫌いな中国人である、という感想。
　そうかあ。この程度の本が中国では発禁になり、著者は中国人から罵倒されるのか。
　中国の言論は所詮この程度と見るか、それともこの文書が発禁になり日本で発売されると言うことすら中国のプロパガンダであると見るか、微妙。
　内容については、おいおい書き溜めていきますが。
　少なくとも、そんなに有難がって読むようなもんではない、ということだけ、今は言っておきます。

＊でわ。

2004/09/01

＊9月1日の天声人語。

『関東大震災は、1923年9月1日正午ごろに起きた。
　情報を伝えられない中、車や徒歩で東京から大阪まで記事を伝えた記者がいた。
　情報過疎の中、流言から朝鮮人虐殺事件が起きた。
　通信技術が格段に発達した今日、「隔世の感」との思いもするが、過信こそ最も危険、という教訓を忘れてはならないだろう。』

　最後の段落をそのまま使った。
　この『過信』とは、どういう意味での『過信』なんだろうね。
　地震なんか絶対に起きないという『過信』？
　地震が来てもたいしたことにはならないと言う『過信』？
　被災しても「誰か」が助けてくれるだろうと言う『過信』？
　どんな時も確実な情報が提供されるだろうと言う『過信』？
　過信こそ最も危険、てのは、あまりにも不偏的な箴言で、このコラム中ではどういう意味で使っているのかがわかりづらいと思います。

　まあ、コラムの最初から「情報」に関して喋っているので、この第6段落『過信こそ最も危険』というのは、情報に関することなんだろうと、思われるわけです。
　流れる情報を安易に信用してはならない、ということかな？
　第5段落『流言から朝鮮人虐殺事件が…』という一文から、明確ではない情報に流されて行動してはならない、という戒めかとも取れますが。
　しかし、それでは『過信こそ最も危険』という箴言から外れてしまう。この箴言は、どちらかと言うと『これを信じていれば大丈夫、だと思ったのに！』という意味だからね。
　すると。
　このコラムの上での『過信こそ最も危険』の意味は、朝日新聞を信じすぎると痛い目に遭う、ということでしょう。
　なんと謙虚なこと（笑）

＊と、冗談めかして言っていますが。
　朝日を信じていると痛い目を見る、てのは、悲しいかな現実のこと。
　天声人語に書かれた『流言蜚語』を流したのは、誰あろう朝日新聞地震であることは有名です。

関東大震災での朝日新聞の人道的報道: 大阪朝日新聞、大正１２年９月３日号外

目黑と工廠の火藥爆發
　　　　　震源地は太平洋にも

【早川東朝社員甲府特電】

▼朝鮮人の暴徒が起つて横濱、神奈川を經て八王子に向つて盛んに火を放ちつつあるのを見た
▼震源地は伊豆大島三原山の噴火と観測されてゐるが他に太平洋の中央にも震源があるらしい
▼砲兵工廠は火藥の爆發のために全燒し目黑火藥庫も爆發した

大阪朝日新聞、大正１２年９月４日

各地でも警戒されたし
　　　警保局から各所へ無電

神戸に於ける某無線電信で三日傍受したところによると、内務省警保局では朝鮮總督府、呉、佐世保兩鎭守府並に舞鶴要港部司令官宛にて目下東京市内に於ける大混亂状態に附け込み不逞鮮人の一派は随所に蜂起せんとするの模樣あり、中には爆彈を持って市内を密行し、又石油鑵を持ち運び混雜に紛れて大建築物に放火せんとするの模樣あり、東京市内に於いては極力警戒中であるが各地に於いても嚴戒されたしとあつた。; 朝日新聞を購読しましょうより

　そもそも、戦前戦中と、一番戦争を煽っていたのは朝日新聞である、という現実。
　そんな過去をひとつも語らず、如何にも『私たちはず～っと前から反戦平和を訴えていました！』という顔で記事を書いているのが、朝日新聞。
　そりゃもう、信用しろと言う方が無理でしょ。色々と、虚報捏造煽動記事の過去が多すぎ。

＊そんなわけで、1923年（大正12年）の9月1日、関東大震災が日本を襲いました。この大惨事を教訓として、国土庁（現国土交通省）が1960年（昭和35年）に制定した、のだそうです。
　今日の報道ステーションでは、天声人語のトピックにもあった『朝鮮人虐殺事件』について、特集を組んでいました。

朝鮮人虐殺事件…そのとき命がけで立ちはだかった日本人がいた!!今も語り継がれる伝説

1923年の関東大震災直後、朝鮮人が井戸に毒を入れたなど、根も葉もないデマをきっかけに起きた朝鮮人虐殺事件。在日コリアンの作家、パク・キョンナム氏は各地で起きた虐殺の話を調べる中で、命懸けで朝鮮人の命を救った日本人の話を知った。その人物は当時、神奈川県鶴見警察署の署長だった大川常吉さん。彼は朝鮮人を警察署に保護、引き渡しを求める群衆にすべてデマだと断言し立ちはだかったという。

　この大川常吉さん。有名だよな。前にも書いた気がする。
　でも、彼以外にも、同じような行動をとった人間はもっといたんじゃないかなと、思うのだけど。
　でも、この特集ではまるで、全ての日本人は朝鮮人虐殺に加担しており、大川常吉氏のみが朝鮮人を助けた、みたいな雰囲気で描いている。
　それは、あまりにもイージーなドラマだよな。

　それに、このストーリー"だけ"から判ることは。
『日本人は悪いことをしたが、いいことをした人もいた。』
　だけである。
　ところで、当時日本に住んでいた朝鮮人はどうなの？　彼らはみんな『いい人』だったの？
　それは明らかに違うよな。世の中には常に、いい人と悪い人が混在してる、てのが真理。
　つまり、その当時日本で悪行を働いていた朝鮮人"も"いた、というのが真実。
　それをして、だから殺された朝鮮人は全て自業自得だ、なんて言う気はないよ。
　ただ、どうにも『善良で無害な朝鮮人が、暴虐非道の日本人に、故なく虐殺された』というストーリーは、いい加減食傷気味だなぁという。

　報道ステーションでは、この時の『虐殺事件』とやらの被害者を『6000人』と言っていたのですが。
　その6000人って、殺された人間が6000人ってこと？　それとも、地震の被害者も含めて死んだ朝鮮人が6000人ってこと？
　だって、この地震での死亡者数は10万人を超えるのだよ。
　地震の被害は平等だ。天災は差別をしない。日本人だろうと朝鮮人だろうとその他だろうと、平等に殺す。
　だったら、この地震で死んだ朝鮮人6000人のうち『虐殺事件』で殺されたのは何人で、地震の被害で死んだのは何人なんだ？
　それとも、殺されたのが6000人で、それ以外にも災害による死者がいるってこと？
　それは、全然わからない。
　つうか、当時の調査では『虐殺』された朝鮮人が233名、全被災死者数832人とか言っているらしいんんだがな。
　いつの間に6000人になったんだか。ミステリー。

　まあ、ぶっちゃけ言って当時の日本に住んでいた朝鮮人のうち、結構な数は出稼ぎ移民だったわけで、報道ステーションでも「仕事を求めて日本に移り住んだ」てな感じの、やわらかい表現で「朝鮮から日本へ自由意志で渡航した」ということに、ほんのちょっとだけ触れています。
　マトモな考えで渡航し、真っ当に働いていた朝鮮人も多かったんでしょうが。この手の移民の常、粗暴で無秩序を好む人間もいたようで、あちこちで朝鮮人による犯罪があったってのも、当時の新聞からわかる。
　『不逞鮮人』なんていう単語を冠した新聞記事を紹介していたけれど、それはひょいと現れたものではない。元々、異文化の人間との摩擦や、今でいうところの「外国人犯罪」「犯人はアジア系と見られる」があり、その上での『不逞鮮人の穏やかならぬ動きあり』だったわけだ。

　それとは別に、上の『朝鮮人虐殺事件』てのは、右翼対左翼という構図もある、という分析を、どっかで見た。
　朝鮮人はむしろとばっちりで殺された、っていう。
　当時の過激な左翼活動家の行動を考えると、なんとなく納得してしまう。朝鮮人って言っても韓日併合後なんで、内地人ではないだけで同じ日本国籍の人間である。文化は違っても迷惑さえかけなければ、まあそれなりにやっていこうや、程度の考えだったのかもしれない。
　でも、左翼は別。彼らは、国を滅ぼすから。まこと共産主義は毒である。
　う～ん。

＊で、考えた挙句の今日の結論は『今も昔も、日本は変わっていない』ということでした。
　韓国人の大好きな『日本人はまだ反省していない、日本人は残虐で非道で…』なんつう、そういう煽り文句ではなくね。
　今だって、韓国や北朝鮮からの不法入国者がぞろぞろ来て、日本で犯罪犯しているじゃない。武装スリ団とか、北朝鮮工作員とか。
　で、そういう一部の『犯罪を犯すために来ている』不逞鮮人もいれば、そうではなく、真っ当に日本で暮らしている朝鮮人もいる。
　日本で暮らしている朝鮮人の中にも、粗野で無秩序を好む暴力的な人間もいれば、そうでない人間もいる。
　そういうこと。

＊あ、あと。
　今日の報道ステーションの特集の論調は、どうなんだろうなあ、と言う感じを。
　あまりにも、当時の朝鮮人移民たちを無個性で無色透明な存在として描いていて、それはどうなんかな、と。
　彼らは、ただ単に日本に連れてこられ、何の自主性も無く日本で働き、何もせず日本人に殺された、という風に見えてしまう。
　彼らが何故日本に渡ってきたのか。何故日本人から疎ましがられていたのか。そういう、彼らの存在感がすっぽりと抜け落ち、ただの『6000人といわれている』という数字と、写真に撮られた肉塊だけになっている。
　まるで、当時の朝鮮人移民たちの個性を意図的に無視しているかのように。
　そこに触れるのを躊躇うかのような編集には、そこに隠したいものがあると言う編集者の故意を感じてしまうのだよ。
　そういう、意図的な『日本にはいっぱい悪い日本人がいたけど、いい日本人もいたんだよ』だけの編集に、うんざりするんだろうな。

＊あとはまあ、適当に資料を貼って今日は終了。

愛・蔵太の気ままな日記: 関東大震災における虐殺された朝鮮人は何人？（まとめ）; ■ （１）関東大震災と朝鮮人虐殺事件（2003年9月2日）

　少しこれについて興味を持ったので、真相を調べてみたいと思います。特に「6000人」という虐殺の数は正確な情報なのかどうか（予告）。まぁ、数百人、あるいは数十人レベルでも虐殺があったとしたらそれは虐殺なので、その「6000」という数字はどこから、あるいはいつから出て来た数字なのか知りたいところ。まさか阪神大震災の被害者の数字に合わせて出て来た最近の数字ということはないと思いますが…。

　丁寧にデータを集め、分析していくことで定評のある「愛・蔵太の気ままな日記」です。
　非常に参考になります。

データベース戦前日本在住朝鮮人関係新聞記事検索: 　このデータベースは、日本各地で発行されていた新聞および朝鮮内で発行または配付された新聞に掲載された朝鮮人関係の記事見出し・日付などを集積しています。
　日本に渡航・在住する朝鮮人に関係ある記事のほか、朝鮮人を対象とする行政や団体（協和会など）の記事などを含みます。; 朝鮮近代史研究のページ(水野直樹のホームページ)より

　管理人水野直樹氏は京都大学人文科学研究所の教授。
　検索語に「密航」と入れて検索すると、ずらずら新聞記事が出てきてびっくりする。『強制連行』なんかする必要があったのかね。

＊でわ