Paranoiacな日々
-2004年08月-
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2004/08/29

*今日は軽くいきたい。
 8月29日の天声人語

 『古代ギリシア、アポロンの予言の地として知られるデルフォイの神殿は「世界のへそ」と呼ばれた。
 わけのわからない言葉を日本語ではちんぷんかんぷん(珍紛漢紛)等と言い、英語では"It's Greek to me"(ギリシア語みたい)等と言う。
 この半月は、預言と光明の神・アポロンへの熱いまなざしが世界から集中して、「世界のへそ」ギリシャが、よみがえった。』

 今日も、最終段落をそのまま使った。
 主題の不明瞭な、感情的なコラムだね。最近はいつもこうだ。
 世界のへそ、アポロンの予言、ちんぷんかんぷん。全部トリビアルな小噺で、最後の段落で集合して何かの結論や情景を描き出すわけでもなく、天声人語子が自分にしか見えない光明の中で自己満足な恍惚感を味わい、終わってしまっている。
 読者おいてけぼりのコラムだと思います。

 精一杯、なんらかのメッセージを受け取るならば。ちんぷんかんぷんの語源かな。
 「珍紛漢紛」、「珍紛漢」とか「陳奮翰」とも書き、儒学者の漢語が難解で意味不明である、ということ。
 米国人はギリシア人の言葉が意味不明に感じる。日本人は漢語の国、中国の言葉を意味不明に感じる。
 でも、そこで平和の祭典が開かれているんだよ、という。ね。中国は次回、北京オリンピックなんだけど。
 中国の狗たる朝日新聞だもの、閉会式の後では、もっとストレートでうんざりするような、中国賛美の『さあ北京オリンピックだ』を提示してくるでしょう。

ちんぷんかんぷん 5 0 【珍紛漢紛】
(名・形動)
「ちんぷんかん」に同じ。
「ロシア語は全く―だ」
ちんぷんかん 3 【珍紛漢/珍▼糞漢/陳奮▼翰】
(名・形動)
〔儒者の用いた難解な漢語に擬した造語。あるいは外国人の言葉の口まねからともいう〕人の話している言葉や内容が全くわからないこと。話が全く通じないこと。また、そのさま。ちんぷんかんぷん。
「きょうの話はとてもむずかしくて―だ」

*韓国人は『日本が全部悪い』と言い、日本を叩くことこそが彼らのレゾンデートルであるかのように生きている、なんて雰囲気で、執筆子たるあたしはこの日記を書いているが。

donga.com [Japanese donga]
[オピニオン]「万人に重要な歴史」

われわれはアテネについて多くのことを知っている。五輪のおかげでもあるが、私たちが学んだ世界史の教科書が西洋史中心になっているからだ。あらゆる神々の名前と彼らが象徴する意味をまる暗記して知っている。ローマ帝国についても知ることが多く、英国とフランスの王朝と革命についても博識だ。これに比べて隣国の中国や日本の古代史に対する私たちの理解は極めて物足りない。我が国の教科書が西洋中心に偏っていて、我が国が入っている東洋は過小評価されているためだ。一種の「歴史歪曲」と言える。

(以下略)

 例えばこんな社説を書く韓国人は、『歴史は「歴史的に」ぼろぼろだった』『甚だしくは歴史が「創造」され「発明」されたりもした』等と、非常に文学的な形容で、歴史の不安定性を語っているのに。
 なぜ、自分の語る『歴史』が「ぼろぼろ」で「創造され発明された」ものである、という可能性について、目を向けることがないのだろうか。
 そして私は、歴史を学び新しい知識を得るたびに、韓国人が考える『歴史』と相反する事実を突きつけられる。
 いや、正しくは『良識的日本人』とやら、朝日新聞をはじめとするサヨクどもの言いたてる『正しい歴史』とは違う事実を、日本人が書いた歴史などではない、世界中に散見される歴史の断片から、拾い集めることとなる、というべきか。

 私は、小学校中学校高校と、そんなに厳しく真っ赤な歴史教育を受けた記憶がない。
 まあ、年齢的なものや地域的なものもあるんだろうけどね。
 私の中学校の頃の担任は『アカっぽい』と言われていたらしいけど、どういう思想が赤いのか、その当時は知らなかった。
 どころか、私はその『アカっぽい』音楽教諭である恩師に、君が代の正しい歌い方を学んだ気がするんだが(笑)。
 さざれ/石の、のところで、息継ぎをしてはならないと教わったのは、その恩師からだったと記憶しているんだがな。記憶違いかもしれんが。

 ああ、閑話休題。
 韓国人は、あそこまで『歴史と言うものの脆弱さ』を言いながら、自分の信じる歴史については全くに無謬であると信じているかのようである。
 サヨク的思想に典型的な、自分だけが無謬であるとふるまう彼らの有様は、しかしそんなに無邪気なものとも感じられない。
 結局、彼らも『自らの信じる歴史が誤っている可能性』ぶっちゃけ言っちゃえば『自分がウソをついているという罪悪感』を信じているのではないかと、思う時がある。
 それは現在のサヨク主導者たち、左翼たちの思いと同一のものではなかろうか。
 つまり『あの時はこれが正しいと信じ、これに全てを賭けた。その思いを嘘にしたくないから、今も走っている』という感覚、ね。
 いや、私はサヨクではないので、彼らの本心など、知りようもないのだが。

 ああ、またも話がそれた。
 韓国人は、本当はそんなに『日本が全部悪いんだ!』だけでできているわけではないんじゃないか、ということだ。

Japanese JoongAngIlbo
【社説】劇団四季のソウル進入挫折

 日本の「劇団四季」が、ソウル進入の夢を当分あきらめる、との立場を正式に発表した。韓国公演プロデューサー協会が発表した反対声明が、民族の感情を刺激し、反日ムードを広がせている、との判断からだ。同協会が、合法的な文化産業の進出を「文化交流ではなく市場蚕食」だと定義付けたためだ。

(中略)

 文化界が懸念していた日本大衆文化への開放も、堂々と克服し、およそ6年目を迎える現在、日本ではむしろ熱い韓流(アジア地域に広がっている韓国大衆文化への人気)ブームが広がっている。相手は自信を持って扉を開けているのに、われわれだけが「井戸の中のカエル」になるつもりか。そんなことでは、変化の時代に生き残れない。韓国が、外国の文化産業進出を阻止することに夢中になれば、世界中の人々に笑われるようにだろう。

 例えばこういう社説。
 第2段落で、申し訳程度に『日本が歴史をわい曲し記述している教科書問題などのように明らかに間違っている…』等と書いて、歴史について批判してみているが。
 どうにも、この一文は、義理で書いているとしか読めない。
 この程度の非難など、朝日新聞だって中国に向けて書いている。これは一応言っておかないと批判を受けちゃうから、とりあえず書いています、という雰囲気がぷんぷんする。
 つまり、どうにもこの社説は、朝日新聞が書きそうな社説に見えるってわけだよ。
 自国民の感情に一応配慮して、相手に苦言を呈するような一文を軽く挿入してはいるけれど。
 言っていることは『おまえらそんな偏狭な心でビジネスチャンスと文化交流の機会を逃していいのかよ!』ということに尽きる。
 第6(最終)段落『相手は自信を持って扉を開けているのに、われわれだけが「井戸の中のカエル」になるつもりか』『世界中の人々に笑われるようにだろう』なんていう言い回しなんか、そのまんま朝日新聞を読むかのようだ。

Japanese JoongAngIlbo
【噴水台】観光

 観光は英語のsightseeを単純翻訳した言葉ではない。sight(見もの)とsee(見る)は観光の意味と似ている。しかし観光という言葉は、中国の古典『周易』に由来するという。観の意味を「国の繁栄した光を見る」と分析する一節がそれだ。

(中略)

 韓国観光公社によると、今年上半期に海外に出た韓国国民のうち、観光客の比重は51%に達する。歴代最高値だ。不況ではあるが、海外観光の需要は続いているということだ。国内観光産業の競争力が落ちたという傍証にもなる。その間、日本は「高い物価を甘受してでも行ってみたい」という評価を得るために努力している。

 同日のコラム『噴水台』には、こんなことを書いている。
 『日本は観光立国で努力しているのに、韓国ときたら、どうよお前ら!?』という感じかな?
 まあ、結構日本に対して柔らかい、中央日報の記事だから。これをして、全韓国人の意識を代弁しているとは、言えんのだがな。
 しかし、こういう考えの韓国人も、いるんじゃないのかって、思うわけだ。

 このハナシのオチは、つまりは。
 韓国人てのは、朝日新聞が言うほどに、朝日新聞の喧伝する『極悪非道の日本帝国の暴虐!』という物語を信じているわけじゃないのではないか、ということ。
 日本国内でも、朝日新聞の叫ぶ『悪の帝国!』幻想を嗤う人々も多くいるのだし、当然っちゃ当然なんだがな。

*別の話。
 ヘリコプターが自分の頭の上に落ちてきた、沖縄に住む人々の考えについて、わからないではないのだが。
 ちょ〜っと、感情的に過ぎるんじゃないかと、思う。

宜野湾市ホームページ:普天間飛行場の概要
基地政策部 基地渉外課(普天間飛行場の概要)

戦前、この地域は数集落が点在する、甘藷等の栽培が行われていたのどかな農業地帯でした。しかし、1945年4月に米軍による沖縄占領と同時に接収され、米陸軍工兵隊が本土決戦に備えて滑走路を建設しました。

「国破れて山河あり」と故事にありますが、戦争が終結し避難先や収容所から帰郷すると、そこには昔日の面影もなく、米軍の前線基地が建設され、立ち入り禁止地域になっていました。戦後は基地の周囲に張り付くように、無計画に住宅が建設されました。その結果、いびつな街がつくられ、今日に至っています。

強制接収後、数回に渡り基地の形態は変わりましたが、1972年の沖縄返還に伴い、国の提供施設・海兵隊普天間基地として使用されることになりました。

沖縄県外の米軍基地がほとんど国有地であるのに対し、県内の基地のほとんどが市町村有地や民有地で占めています。 普天間飛行場も面積の約92%が民有地であり、跡地利用計画においては地権者の合意形成が重要であると考えられています。

 その成り立ちが、占領と土地の接収だというのは、事実なんだが。
 書いている通り、普天間基地周辺は、はじめは何もない土地だったのに、そこに商売を求めて集まった人々が無計画に都市を造っていったわけです。これは、沖縄県ですら認めているってわけだ。
 ヘリコプターが落ちたとき、何故都市の真ん中に軍の飛行場なんかがあるんだそんな危ないものを放置していていいのか、なんて言っている人がいたけれど。
 むしろ成り立ちは、全く逆なんだよな。
 基地と言う金を落とす産業の周りに人が集まり、街になった、というわけだ。
 街の真ん中にいきなり基地と飛行場が落っこちてきたわけではない。

 ここらへんは、覚えておくべきだと思う。
 沖縄に基地は要らない、沖縄にだけ負担を強いるべきではない、そういう言葉は一つの真実であると思うのだが。現実の沖縄が、基地と言う産業によって支えられているのも一つの事実だ、ってこと。
 それが『いいこと』なんだか『わるいこと』なんだか、その天秤を読む役には沖縄の人々も深く関係するべきなんだが。
 私を含めた沖縄県に在住しない人間は、米軍基地の全てが沖縄から無くなったとき沖縄の産業がどのような状態になるのか、それについては知っておき、覚えておきながら、沖縄の基地について考えるべきだと、思うのです。
 他人のメシの種を、自分の主義主張で軽々しく扱っていいのか、ということ。
 世界平和の前に私の明日以降のメシが奪われるのなら、平和は私を救わない、むしろ平和こそが私を殺すのだ、と考えるのは、利己的に過ぎると言いきれる?

*で、例えば、このヘリコプターの落ちた事件について。
 米軍の司令官はこんなことを言った。

asahi.com : MYTOWN : 沖縄
米軍ヘリ墜落事故
「被害食い止め功績」米軍司令官

 沖縄県宜野湾市の米軍ヘリ事故をめぐり、26日に日本記者クラブ(東京)で記者会見した在日米軍のワスコー司令官は、墜落時のヘリ乗員の操縦について「被害を最小限に食い止めるために、とても功績があった」とたたえた。米軍の安全に対する意識を、アテネ五輪で金メダルを取った男子体操の日本チームに例え、「心意気は同じだ」とも語った。

 墜落原因を問われたワスコー司令官は「メカニックなことが原因」とした上で、事故の目撃者から届いた電子メールをもとに「乗員3人はコントロールが不能になった機体を、精いっぱい人のいない所に持っていった。とても素晴らしい功績があった」と話した。

 また、司令官は「安全に対する責任を深く実感している」としつつ、日本の男子体操チームを引き合いに「普通に演技すれば金メダルをとれる状況で、最後の選手は無難に終わらせてもよかったが、とても難しい技を選んで演技した。その心意気は在日米軍の隊員と同じだ。日本国民のよき隣人であるべく日々努力している」と話した。

(8/27)

 基地の司令官は、私たちは与えられた状況で出来得る精一杯のことをした、だから被害は最小限だったのだ、その努力は評価してもらいたい、と言ったわけだ。
 現実、誰も死ななかった。幸いにも。
 それを単なる偶然と言い、死の恐怖を味わったのだから私たちは彼らの功績など全く評価できないという気持ちは。
 そこに住む人間の言葉として、わからんでもないが、ちょっと厳しすぎないかなあ。

asahi.com : MYTOWN : 沖縄
米軍ヘリ墜落事故
沖縄に反発広がる

 在日米軍のワスコー司令官が墜落したヘリの乗員について「功績があった」などと語ったことに対し、沖縄県内では26日、反発が広がった。

 沖縄国際大の黒島安武事務局長は「発言が事実とすれば言語道断。大学を狙って落としたということなのか。私たちとは認識が全くずれている」と、ぶぜんとした表情で非難した。黒島事務局長は大学でヘリが墜落するのを目撃した。「一歩間違えば大惨事になった。県民の怒りを考慮しておらず、とんでもない話だ」と憤った。

 宜野湾市基地政策部の比嘉博部長は「これが軍の発想なのか。県民の思いを無視しており、現場の惨状をみると許せる発言ではない」。
県基地対策室の比嘉忠信室長も「怒りというよりは、むなしくなる。こんな認識で、米軍とかみあった安全対策の議論ができるのだろうか」と語った。

(8/27)

 その場で一番安全な場所に落とし、そして現実誰も殺さなかったのだよ。
 一歩間違えれば大惨事だったのに、その一歩を間違えず、発生した事故を最小限にコントロールしたのだ。
 それは功績であり、彼らの努力の成果であると評価しても、いいんじゃないのかな。
 少なくとも、そこの土地で、基地をメシの種にして生きている人間は、彼らを評価してもおかしくないんじゃないかと、思うのだが。

琉球新報:社説
掲載日 2004年8月28日(土) 朝刊
米軍司令官発言・重大性の認識に欠ける

 事の重大性を全く認識せず、言語道断で、県民をばかにしているとしか思えない。トーマス・ワスコー在日米軍司令官のことである。

(中略)

 米軍基地の管理・運用体制にとどまらず、司令官の資質まで問われている。このような意識を持つ司令官がトップに座っている限り、事故の危険性は消えず、再発防止など望むべくもない。速やかな更迭を望む。

 まあ、彼らの考えについて、否定はせんよ。
 彼ら沖縄の人間は、基地があることが全ての原因であり、基地は不要であり、軍備は悪であり、米軍は出てゆくべきであると考えている、ということなんでしょ。
 100%ミスのない運用、100%安全な管理、100%不満のない経営。そんなもの、ありっこないので。彼らの事故については、彼らのできる範囲で最大限のものであったと、評価するべきだと思うのだが。

 まあ、事後処理や日米の地位協定については、議論の余地がたんまりあるのだがな。
 それもこれも、日本が独自の戦力を以って自国を防衛し、極東亜細亜の治安維持に軍事力を提供することが不可能であるという、日本の特殊な事情に起因する、と思うのだが。
 それはここでは、別問題としておいて置こう。

 沖縄の人々の考える『米軍基地』というものが、そんなに沖縄に不要なものであるのなら。
 とっとと、どっかに移転するべきなんじゃないかなと、思ったりもする。
 どこがいいのか、ってのは、ちょっとわからんが。
 異文化交流だの、移民を受け入れるべきだだの、文化の交流こそが日本の活力となるだの、ご立派な目標を立てている自治体など日本国中に掃いて棄てるほどあるでしょうに。
 アジアの方々(笑)を受け入れるのは諸手を挙げて賛成するのに、米国人を受け入れるのは絶対イヤ、だなんて、そんな偏狭なことは、言わんでしょうね。

*でわ。

2004/08/28

*案の定、産経新聞コラム『産経抄』が、昨日の朝日新聞社説に噛み付いてきました。
 どっちも、期待通りだ。
 以前石原東京都知事が朝日新聞をダボハゼ呼ばわりしたことがありますが、あっこらへんの顛末と同じくらい、予定調和の物語進行です。

8月28日の産経抄

 『朝日新聞は「東京の教育が心配だ」と言うが、逆に安心した。都教育委員の方針は信頼できるし、反対意見のほとんどは同じ文章であり、組織された大量投書で読んでもいないと思われる。
 朝日新聞は社説で、卒業式に日の丸を掲げない自由、君が代を歌わない自由を主張したが、公人が公教育の場で自己の信条を振りかざしていいはずがない。
 アテネオリンピックでは、スタンドの日本人はみな他国の国旗・国歌にも敬意を払っていた。これでいいのだ。』

 まあ、当然だよな。普通の、朝日新聞の論調の胡散臭さについて苦言を呈する、といった感のコラムでした。
 産経抄に対しては、朝日新聞は無視するだろうね。
 なんつっても「大」朝日、だもの。他人の声など聴きません。

8月28日の天声人語は、最近の言葉から。要約は難しいので、今日はやめ。

 第3段落、ドイツのシュレーダー首相のパフォーマンスについては、鼻に付く。
 要は、繰り返された『ドイツは謝罪したが日本は謝罪していない!』ということを言いたいんだろう。
 もう、うんざりだ。
 ドイツ人がやっていることは、ナチスの犯したユダヤ人虐殺という罪に対する補償を、ナチスの代わりにやっている、というだけだ。
 ドイツは『戦争に関する賠償』など、ひとつもやっていない。なぜか。だって最近まで東西に分裂させられていたから。これからもやる気はなさそうだがな。
 比して、日本は戦時賠償を終了している。
 ドイツ人は、ナチスとちょび髭伍長を贖罪の山羊として、全ての罪を背負わせて殺しただけだと、私は理解している。
 現在日本に多く存在する『昭和天皇の罪を問え』『天皇制を廃止せよ』という声は、この思考の延長線上にあると思う。彼らは、誰かに罪を一身に背負ってもらい、そのまま死んでもらいたいと思っているのだ。
 なんとなく、だが、ものすごくキリスト教的な物語構成に思われる。
 キリストは諸人の咎を背負い死に赴く。か。
 宗教を否定はしない。
 だが、その物語構成に現在の人間を無理矢理組み込むのは、如何なもんかね。
 なんにしろ、戦争の後始末と言うことについてドイツを賛美する人間には、うんざりする。それとも、本当にドイツ風にやるかね? ドイツ人はニュルンベルク裁判(ドイツ版極東軍事裁判)を不当なものと言い切り、戦犯など存在しないと言っているぞ。
 日本はドイツのやり方を見習うべきだ、なんてヨーロッパで言ったら、多分発言者の良識が疑われるぜ。

asahi.com : 国際 : AAN
アジアネットワーク
「北東アジアの安定と発展」と「アジアの人流新時代」をテーマにした2年目の総合的研究
「歴史の教訓」で信頼得るドイツ

 第4段落の、アメリカ人記者とイラク人サッカー監督とのやりとりは、面白いね。
 まあ、記事にした意図は『無知蒙昧で傍若無人なアメ公と誇り高きイラク人』っていう構図の面白さについて、書きたいんだろうけれど。そこらへんの下品な意図が透けてしまって、ちょっと興ざめ。
 アメリカ人、本当サッカーに興味ないんだなあ。
 しかしまあ、朝日新聞だけではなく、全ての日本の記者もこのアメリカ人を笑っている場合ではない。
 専門的知識もない阿呆な記者が頓珍漢な質問をして苦笑される、なんていうのは、あんたらも一緒だから。
 なんでも朝日新聞では、専門知識を持たない、その分野について素人の記者を派遣するんだそうな。一般読者と同じ目線での質問ができるから、だって。
 だから、朝日新聞の科学記事は阿呆な間違いに満ちている。まあ、科学に限らないけど。
 他人を笑っている場合じゃないよ?

*韓国人は狂ったように日本を非難しています。

MSN-Mainichi INTERACTIVE アジア
韓国各紙:「日本に常任理事国の資格なし」

 韓国各紙は28日付(早版)で、東京都教育委員会が都立初の中高校一貫校で「新しい歴史教科書をつくる会」主導の歴史教科書(扶桑社発行)を採択したことに関して一斉に対日批判を展開、東亜日報は「歴史歪曲(わいきょく)の日本に(国連安全保障理事会の)常任理事国の資格なし」と題した社説を掲載した。

 社説では「A級戦犯の位はいの前で頭を下げる総理、周辺国を考慮しない政府、誤った歴史を教科書に載せる団体が、われわれの目にはひとつの器の中のことのようにみえる」とし「近世史を歪曲し、隣国の正当な憤怒に目を背ける国が常任理事国になって何をしようとするのか」と非難した。

 朝鮮日報は「重要な問題は、韓(朝鮮)半島周辺国家の大国志向的な民族主義の傾向だ」として、竹島を日本の領土とする動きの強化や常任理事国入りへ向けた動きなども批判した。他紙も「日本帝国主義の亡霊に強力な対応を」(ソウル新聞)などと訴えた。(ソウル共同)

毎日新聞 2004年8月27日 23時58分

donga.com [Japanese donga]
[社説]歴史歪曲の日本、常任理事国の資格なし

日本の右翼勢力による「歴史歪曲病」がまたぶり返した。3年前、歴史歪曲問題を起こした「新しい歴史教科書をつくる会」が再び登場し、彼らが作った歪曲教科書が来年の東京都立中学校の教材に採択された。時代錯誤の歴史観から脱け出せない日本が、隣国への揺さぶりを再開したのだ。

東京都は、日本の心臓部である。政治・経済だけでなく、日本の知性と良心の中心部だと言える。そのような所で、日帝の侵略アジア民族の解放のための戦争だと美化し、植民支配が朝鮮近代化に大いに貢献したという歪曲された教科書が採択されたのだから、日本のレベルを疑わざるを得ない。ある右翼団体と地方自治体の逸脱ではなく、日本を導く主導勢力の歪んだ歴史観の産物だと言っても言い過ぎではない。

日本の首相と日本政府の行動が、そのような結論を下させた。小泉純一郎首相は、2001年の就任以来、毎年靖国神社への参拝を強行している。右傾化路線を歩んでいる日本政府は、来年には「国益外交」を掲げて、東海(トンへ)の日本海表記独島(ドクト、竹島)の領有権を強く主張する方針だという。A級戦犯の霊牌の前で頭を下げる首相、周辺国を考慮しない政府、誤った歴史を教科書に記載する団体が、我々の目には皆グルに見える。歩調がちゃんと合っているのだ。

そんな日本が、国連安保理の常任理事国の座まで狙っている。近代史を歪曲して、隣国の正当な怒りに背を向ける国家が、常任理事国になって何をするというのか。歴史歪曲と過去への美化を世界的レベルに拡大する力を持とうというのだろうか。

日本が心から国連安保理として世界のために貢献する意思があるなら、過去の過ちから洗い流さなければならない。中国で「常任理事国、夢を見るな」という声がなぜ出るのか、日本はよく知っているはずだ。歴史歪曲病を治さなければ、日本は「普通の国家」にもなれないだろう。

 韓国人の火病はいつものことなんで、まー、どーでもいーけどねー。

 第2段落『日帝の侵略がアジア民族の解放のための戦争だと美化』『植民支配が朝鮮近代化に大いに貢献したという歪曲』は、日本国内の『反「つくる会」教科書』を叫ぶ方々も、言っているね。
 しかし、中国人にとっては『日帝の侵略』だったとしても、実際に『アジア民族の解放のための戦争』だったと言っているアジアの国々も、たくさんあるのだよ。そして当時の日本にとっては西欧米国の武力による植民地支配から脱するための防衛戦争でもあったというのも、歴史的な事実だ。
 中国人がそれを『私にとっては日帝の侵略だ!』と叫ぶのは、正しいと思うよ。だからって、それ以外の視点は認めない、なんていうのは、困るよね。

 歴史について、そういう『被害者からの視点だけがただ一つの正しい見方』なんていう思考も、歴史は勝者が作るものという考えと同じくらい傲慢だよ。
 だいたい韓国人は『私は被害者だから私の歴史が正しい』なんて思っちゃいない。ヤツらは『日本と戦争して勝った』と思っているからな。
 なんで『三国人』という言葉が生まれたか、その経緯を見たら判るはず。ヤツらは『勝者の権利として自分に都合のいいように歴史を作るべきだ』としか思っちゃいないぜ。
 そんな思想に乗っかって『可哀想な朝鮮人』幻想を増幅させて、日本人を責める尻馬に乗るのは、あまり理性的とは思えません。

 それに『植民支配が朝鮮近代化に大いに貢献した』のも、事実だよな。だってそれまでの朝鮮半島の現実と、日韓併合後の朝鮮半島の現実とを比べると、すぐに判るじゃない。
 つうか、それが『歪曲』だとしたら、殖民支配と朝鮮近代化への貢献とは、どういう関係になるの?
 朝鮮半島は自分で近代化したが、その功績を日帝が横取りした、ということ?
 あたしはそれこそ、朝鮮半島が日程から功績を横取りしていると、思うんだがな。

 第3段落『靖国神社』は日本国内の問題だ。日本海を『東海と呼べ』と言っているのは韓国人だけで、しかもその根拠はなにもない。竹島は李承晩が日本から武力で奪い取ったものだ。
 こんな言葉で『周辺国を考慮しない』だなどと、鼻で笑っちゃうぜ。

*で。
 朝日新聞だのサヨクどもだのが言うような『この教科書は戦争を賛美し日本を軍国主義国家とする亡国の教科書です!』なんつう言葉は、阿呆の妄言なんで放っておく。
 戦争を美化だの侵略を肯定だの、そこらへんの言説については彼らの勘違いであると言う。
 『私たちは銃を手に取り再び中国を制圧し、米国に原子爆弾を落として彼らの罪を浄化しなくてはなりません。そうすることで世界は平和になるのです!』まで書いていたら、戦争の美化、侵略の肯定と思うけどね。
 過去の日本人が、どうして戦争をしたのか。何を目的として戦争をし、それによってどのような影響があったか。それを書くことが『戦争の美化』だと言われちゃったら、歴史なんて何もなくなっちゃうよな。

 しかし、現実問題として、韓国人は口角泡を飛ばして火病を発症している。
 彼らに対して、何を言えばいい?
 結局、彼らは『何が何でも日本が悪い』のでなければ満足しない、のだ。
 日本国内に多数存在するサヨクどもも同様で、何が何でも日本が悪い、というのが前提になっている。
 でも、そういう『とにかく日本が悪いから、何をしても日本が悪い。日本が悪いといわない人間は悪い人間だ』っていう方向は、ものすごく危険だと思うんだがなあ。
 だって、日本が悪いから日本人は全部悪い。でも日本が悪いといわない人間は悪い人間。それじゃあ、何をしても日本は悪いってことじゃない。
 『何をしても悪いんだったら、日本が悪いと叫び続ける奴らを叩きのめして黙らせてもいいじゃないか。だって、やろうがやるまいが評価は変わらないんだろ?』って、なっちゃいそう。

*しかしまあ、それはそれとして、韓国人は『日本が全部悪いんだ』を法律にして、過去の親日派を探しだして吊るし上げようと、元気いっぱい反日中です。

Japanese JoongAngIlbo
盧大統領の過去の歴史清算、浅薄な政治的利害に起因

 英フィナンシャルタイムズは23日「アジア史の活用と濫用」という題名の社説で「盧武鉉(ノ・ムヒョン)大統領による過去の歴史清算の提案は、浅薄な政治的利害関係によるもの」とし「大統領はこの提案を撤回するか、あるいは真相究明を野党攻撃の道具に利用するのではなく、この過程が現代的産業国家に発展するための節目であることを国民に訴えるべきだ」と主張した。

(以下略)

Digital Chosunilbo (Japanese Edition) : Daily News in Japanese About Korea
社説:補助金を受け取りながら過去史の検討作業ができるのか

 国会・法制司法委員会が国家人権委員会の昨年度の決算審議のための検討報告書で明らかにした内容は、現政権と市民団体間の“持ちつ持たれつ”構造がどのように構成されており、それを維持するために国民の税金がどのように使用されているのかを見せつけている。

(以下略)

Digital Chosunilbo (Japanese Edition) : Daily News in Japanese About Korea
ハンナラ党「国情院の過去史究明に政治的意図」

 国家情報院が大韓航空機爆破事件、安風事件(安企部の予算を新韓国党の選挙資金として違法に支援した容疑)など13事件を過去史究明対象に選定したと伝えられると、ハンナラ党は26日、「政治的意図がある」とし、国会・情報委員会の招集を要求した。

(以下略)

 まあ実際のところは、朝鮮半島に連綿と続く政権争いのひとつでしかない、わけなんだが。
 かつて日本は『陸軍と海軍が国内で主導権争いをし、その合間に戦争をした』なんて言われる戦争を戦ったわけだが。
 半島の情勢もそれと変わらないってことだな。
 って、別にこれは日本だの韓国だのに特有のことではない。世界中で、人類の歴史が始まった頃からず〜っと続いている、普遍的真理の一つ、である。
 そうでしょ? 米国人は、今も昔も、大統領選挙の合間に戦争しているし。
 この手の『国内の政権争いの方が、世界平和なんかより全然大事』っていうのは、別に政党制の民主主義だからおこるってわけでもないよな。
 独裁制の政治体制なら、独裁者のお気に入りになるために他人のアラ探しと政敵抹殺に狂奔するし。共産主義でもそうだったね。
 所詮、その程度のものってことなんでしょう。政治ってのは。

 韓国国内の政権争いに巻き込まれて、日本も不幸なもんである。

*でわ。

2004/08/27

*今日の朝日新聞社説は、みんなの期待通り新しい歴史教科書をつくる会の教科書を東京都教育委員会が採択した、というニュースについてでした。
 このニュース、日本国内だけではなくアジアでも大問題にされています。アジア。そう、例のアジアですよ。

asahi.com : 教育・入試 : 教育ニュース
「つくる会」の歴史教科書、都立の中高一貫校で採択

 「新しい歴史教科書をつくる会」の主導で編集された歴史教科書(中学生用・扶桑社版)が、26日に開かれた東京都教育委員会で、来春開校する都立中高一貫校の教科書として採択された。扶桑社版教科書をめぐっては「戦争を美化している」などの批判もあり、全国的にはほとんど使われていないが、都立の普通校での採択は初めて。

 都教委の審議は午前10時から公開で始まり、6人の委員が8社の歴史教科書を比較した資料を基に検討。北朝鮮による拉致問題の扱いや、神話・伝承を知り、日本文化や伝統に関心を持たせる資料かどうかなどについて違いを研究した結果、5人が扶桑社版教科書を推した。

 扶桑社版教科書を使うことになったのは、都立初の中高一貫校となる白鴎高校付属中学校(仮称、台東区)。来年度は1年生のみ約160人を募集する予定で、「日本の伝統文化の教育に力を入れる」ことを特色として掲げている。

 都教委は01年、養護学校2校と1分教室向けに扶桑社版の教科書を採用。文部科学省によると、同教科書を使う公立校は現在、都立養護学校のほか、愛媛県立の中高一貫校3校と養護、ろう学校の一部だけで、私立を含めた採択率は0.097%にとどまっている。

 扶桑社版教科書については中国、韓国が「侵略戦争の本質を隠している」などと検定段階で反発し、日本政府に表現の修正などを要請。文部科学省も137カ所にのぼる検定意見を付け、修正後に合格となった。しかし、「歴史を歪曲(わいきょく)している」「女性蔑視(べっし)の表現が目立つ」との批判がある。

 都立養護学校で採用された01年、都教委には全国から「戦前の侵略戦争や植民地支配を肯定している」などと採択に反対する意見が多数寄せられた。今回も、市民グループが全国から集めた約2万8000人の署名を都教委に提出するなどの反対運動が起きていた。 (08/26)

 もうね、朝日新聞の御注進「中国、韓国が…反発し、日本政府に表現の修正などを要請」には、うんざりですよ。
 ここらへんの、なぜ中国・韓国が日本の教科書にクソ文句をつけてくるのか、そこに朝日新聞がどのように関連しているのか、については、分析している頁が山ほどありますので、そちらを参考にしていただきたい。(→参考:教科書問題と朝日新聞/徒然草

 で、今日の社説。

asahi.com : アサヒ・コム
社説 08月27日付
■教科書採択――東京の教育が心配だ

 東京都教育委員会は、来春開校する都立の中高一貫校で、「新しい歴史教科書をつくる会」主導で編集された中学用の歴史教科書を使うことを決めた。

 採択は1校だけだ。国公立の普通校としては、愛媛県立の中高一貫校に続いて2例目である。それでも、来年には教科書検定と全国での一斉採択があるため、都教委の判断が注目されていた。

 公開された委員会の論議は計5分ほどで終わった。「3年前に養護学校で採択したときも一番良いとした」「戦争へ導く教科書ではない」。そんな意見が出ただけである。都内の公立中学では1校も使っていない。8社の教科書の中から、なぜこれを選ぶのか。残念ながら、説得力のある意見は聞けなかった。

 石原慎太郎都知事が99年につくった私的懇談会には、「つくる会」の幹部2人が名を連ねていた。この懇談会からメンバーの2人が教育委員になった。こうしたことも影響を与えたのだろうか。

 私たちは、この教科書について、バランスを欠いており、教室で使うにはふさわしくないと主張してきた。

 たとえば、満州事変から太平洋戦争へ至る歴史をあまりにも日本に都合良く見ようとする偏狭さが目立つ。これでは戦争へ突き進んだ無謀さを知り、歴史を学び、教訓をくみ取るのはむずかしい。

 国家への献身が強調されているのも特徴だ。神風特攻隊を詳しく書き、遺書や遺詠を掲げて、戦争中の人々の気持ちを考えてみようと求めている。

 この教科書に対しては、さまざまな立場から批判が寄せられてきた。

 五百旗頭真(いおきべまこと)・神戸大学教授は、歴史の大胆な語り方に「新しさ」を認めながらも、「その観点たるや国家闘争史観に自滅した戦前の歴史をそのまま地で行こうとするものとしか思えない」と指摘している。「自国を大切にするからこそ、他国の人がその国を大切にする心にも敬意を懐(いだ)くことができる。それが国際的妥当性を持ちうる開かれたナショナリズムである。この教科書はそうではない」とも述べている。(「論座」01年7月号)

 教育委員たちはなぜ、こうした意見に耳を傾けなかったのだろうか。

 都教委は今春の卒業式で「国旗は舞台壇上の正面に」など12項目も事細かく指示した。監視役を派遣して、従わなかった教員約250人を処分した。

 教員を処分で脅し生徒の内心の自由も認めない。国が決めたのだから、なにがなんでも従わせようとする。そのような考え方と同じ線上で、「つくる会」の教科書を選んだのではないか。

 そんな教育方針で、生徒がみずから学び、みずから考える力をつけることができるだろうか。世界の人々と交流し、互いの歴史や伝統を大切にする若者が育っていくとはとても思えない

 都教委は今後6年間でさらに9校の中高一貫校をつくる。東京の教育がますます心配になってきた。

 意訳してみる。
『東京都教育委員会は都立学校で使う教科書に「新しい歴史教科書をつくる会」の歴史教科書を採択した。
 この教科書は日本に都合の良い偏狭な見方で編纂されており、戦争へ突き進んだ無謀さを知り教訓を汲み取ることは難しい。また神風特攻隊を詳しく書き、国家への献身が強調されている。
 この教科書への様々な批判を、教育委員たちは聞かなかったのだろうか。
 都教委は卒業式で君が代を歌わなかった教員250人を処分した。教科書選定はこのような、生徒の内心の自由を認めず、国に従わせる考えで行われたのではないか。そのような方針で生徒が正しく成長するとは思えない。
 東京の教育が心配だ。』

 とりあえず、だな。
 日本の教科書に中国韓国北朝鮮が文句つけてくるのは、内政干渉ではないの?
 こないだ、パウエル米国務長官が『常任理事国になるには9条変えないとね』と言ったら、狂ったように『内政干渉だ!』と叫んでいたじゃない。
 中国なんぞの御託にも、同じ口調でその内政干渉を非難してくれよ。

 戦争へ至る歴史を『日本に都合よく』見ている、と、朝日新聞は言う。そして『戦争に突き進んだ無謀さ』『教訓』と言う。
 では、何故日本は『無謀な』戦争をしたのだろうか。それを知ることが『歴史を学び、教訓をくみ取る』ことなんでないか?
 そのためには『日本は愚かにも戦争をしました。いけませんね』だけでは、明らかに不足だ。その時の時代背景や双方の視点、そこに至るまでの歴史的背景を知ることが、必要でしょ。
 つまりは『日本はこう考えて戦争することと決めた。日本には日本の立場と考え方があったのだ』という記述がないと、歴史はわからないでしょ。
 ところが、朝日新聞やサヨクどもや中朝韓はそれを『日本の過去を美化している』と言うわけだ。日本を都合よく見ようとする偏狭さ、と言うわけだ。つまりは『日本の過去は暗黒でなければならない』という史観だね。
 そういう、一方向からの視点だけで組み立てられた『歴史』は、歴史を学ぶには不適切であると思いますよ。

 『生徒の内心の自由も認めない』ってのは、何を指して言っているのよ。
 例えば、卒業式での日の丸掲揚君が代斉唱について『内心の自由を侵害している』っていうのは、どう考えても言い訳じゃない。だってそれは『日の丸・君が代が嫌いだから、私はそれに反対する』ってことでしょ。
 それは『内心の自由』ではなく、個人の志向だ。『私は日本が嫌いだ』という志向だ。日本国からの支援を受けて運営されている『学校』という組織で働き、学んでいながら、その日本は嫌いである、ということだ。
 だったら卒業式に出るなよ。
 例えば、この都立学校で学ぶ生徒は『内心の自由』に反して『ふさわしくない教科書』を使って学ばねばならない、ということを指して『生徒の内心の自由も認めない』と言いたいのかも。
 しかしそれなら、その反対の教科書、例えば朝日新聞の大好きな家永教科書を無理矢理押し付けられる生徒の『内心の自由』は、どこに行くのだ? 朝日新聞は、そんな生徒の『内心の自由』を認めないのだろうか。
 朝日新聞は、認めないのだ。
 彼らサヨク思想の方々は、自分の気に入らないものは徹底的に弾圧し、自分の好きなものを他人に押し付けるのは『教育』であると信じているから。
 困ったもんだ。

*朝日新聞は、この「つくる会」の教科書について、強固に反対しておりました。
 しかし、だな。
 そんな風に、特定の出版物に対してネガティブキャンペーンを展開してその営業を妨害するってのは、いいのかね。
 それは、特定思想に基づく言論弾圧だと思うんだが。

*報道各紙のニュース、論調を、以下にプロファイリング。
 明日以降、他の新聞社、多分産経新聞あたりが、社説かコラムで、朝日新聞の態度を批判するような論調をもってくるであろうと推測。

YOMIURI ON-LINE / 社会
東京都が「つくる会」歴史教科書を採択
YOMIURI ON-LINE / 国際
中国、「つくる会」教科書採択に不快感表明
MSN-Mainichi INTERACTIVE
「つくる会」教科書:来春新設の一貫校で採択−−都教委
MSN-Mainichi INTERACTIVE
教科書採択:「つくる会」教科書採択 市民団体「ノーの声上げる」−−反発強まる /東京
Sankei Web
扶桑社の歴史教科書採択 中高一貫校に東京都教委
Sankei Web
都の「つくる会」教科書採択で中国外務省が見解
Sankei Web
都の「つくる会」教科書採択は遺憾 韓国外交通商省
Sankei Web
「つくる会」歴史教科書 都中高一貫校で採択
Sankei Web
「つくる会」教科書採択 「反対意見99%同じ文言」都教委から疑問の声
Sankei Web
韓国で反発広がる 扶桑社教科書採択で
韓国・中央日報/Japanese JoongAngIlbo
東京都教育委員会「歴史わい曲」教科書の採択決定
韓国・朝鮮日報/Digital Chosunilbo (Japanese Edition) : Daily News in Japanese About Korea
またもや日本に広がる「歴史歪曲」の動き
韓国・朝鮮日報/Digital Chosunilbo (Japanese Edition) : Daily News in Japanese About Korea
社説:国が強くなければまともに国扱いされない
韓国・朝鮮日報/Digital Chosunilbo (Japanese Edition) : Daily News in Japanese About Korea
朝鮮漫評:【8月28日】無題
donga.com [Japanese donga]
東京都教育委、歴史わい曲の教科書を採択
新しい歴史教科書をつくる会
私たちは、21世紀に生きる日本の子どもたちのために、
新しい歴史教科書をつくり、歴史教育を根本的に立て直すことを決意しました。
新しい歴史教科書をつくる会
子どもと教科書全国ネット21
教科書ネット21は、すでに子どもと教科書を取り巻くさまざまな問題について発言し、行動する市民、これから考えていこうとしている人々や団体をつなぎ、ともに取り組みをすすめることを目的とするものです。

 韓国は『教科書』『領土問題』『国連安保理常任理事国入り』『戦後補償』の全ての問題を絡めて、クソ文句をつけておりますな。
 何が『遺憾』だ。笑っちゃうぜ。

8月27日の天声人語

 『オリンピックももうすぐ終わる。アテネの廃墟を見て世界の行く末を憂う。』

 面倒臭いんで、いい加減に超訳。
 天声人語子はオリンピックが相当にお嫌いらしい。
 そりゃねえ。朝日新聞ですもの。毎日のように『日の丸』『君が代』を、強制的に聞かされる彼らの心の痛みを察すれば、彼らの思いも推察できようと言うもの(笑)
 まあ、いいじゃねえか。あんたらの大好きな中国様の国歌もたっぷり聴けたでしょ。
 次の北京オリンピックは、もしもちゃんと開催されるなら、きっともっといっぱい聴けるよ。がんばって応援しようね。
 朝日の持つ、中国との太いパイプを利用して、北京オリンピックはテレビ朝日が独占中継ってのはどうでしょう?
 モスクワの二の舞を演じたりしてな(笑)(→参考:巨大なオリンピックビジネス テレビ放映権/OLYMPIC PLUS

*でわ。

2004/08/20

*やー、オリムピックですよ。
 日本の柔道、強いねえ。柔道だけで8個の金メダル、ですか。
 攻めて攻めて攻めて、一本を狙う柔道ってのが、やっぱり一番格好いいよ。

 国別獲得メダル数ってのを見ていると、そうかあ日本って強いんだなあ、すごいんだなあ、格好いいんだなあ、って思うわけだが。
 この、メダル数の比較ってだけだと、わかりづらいよね。
 だって、米国は人口2億8142万人(外務省)、中国は人口12億8543万人(外務省)、比べて日本の人口は1億2761万人(総務省統計局)。
 才能は全ての民族に平均的に分散し、全ての個人に対して同程度の確率で発現するものであるとするならば。
 まず、人口の多い国には『天才』が生まれる確率は高くなる。それだけ、金メダルを獲得するような『一歩抜きん出た』選手が出てくる確率は高くなる、と思います。

 また別に、国家の持つ経済力ってのも指標になるかも。裕福な国家は、それだけスポーツや文化にエネルギーをまわす余裕が生まれると思います。
 逆に、裕福ではない国家なのにメダル獲得数が大きいのなら、その国家はオリンピックでのメダル獲得をとても重視し、特に優遇していると言うことができるかと思います。

 そういう『メダル数/国力』みたいな、仮に名付けるなら『スポーツ指数』みたいな数値ってのは、面白いんじゃないかな。

8月20日の天声人語

『古代ギリシアへペルシアが侵攻した時、ペルシアの将は名誉のみを賭けて戦うオリンピュアの祭りを知り驚嘆したという。
 アテネから、オリーブの冠を頂き、ニケのメダルを提げた像が届く。
 それは、死力を尽くした一人一人を、国籍を超えて讃えているように見える。』

 今日も、最後の一文をそのまま使った。
 なんつうか、引用の多い、えらく詩的なコラムであるな。

 ヘロドトスの書にある、ペルシア人の感嘆だからなあ。単なる文化の違いでしかあるまいて。むしろ、西洋の文化を無条件にありがたがる、悪しき傾向すら感じます。
 選手個々の持つ人生や、感情や、歴史の全てを排して『オリーブの冠の像が連日届いている』と一言で言ってしまうあたり、オリンピックと言う競技や大会そのものについて、書きたいのでしょう。特に日本人について書きたいわけでもないらしい。
 そして最後の段落で『国籍を超えて讃えているように見える』なんて言っちゃうあたり、なんとも『世界市民』幻想に囚われたサヨク思想の発露という感じ。

 結局、単に『国籍を超えて』を書きたかっただけなんだな。
 うん、確かに、物体たるオリーブの冠、ニケのメダルは、国籍もなにも関係なしに讃えているよ。
 でも、朝日新聞がどんだけ面白いことを言っても、メダル獲得数は国別でカウントされてしまうのだよ。
 日本の選手が勝ったら、日の丸が掲揚され君が代が流れるのだ。
 いいかげん、諦めたほうがいいよ、天声人語子は。
 国籍も、国境も、現実のものとしてあるんだ。
 その上での、国家に対する誇り、国家に対する忠誠心というものは、悪しきものでもなければ否定されるべきものでもない。
 ナショナリズムは、それが他国を否定し排撃するものでない限り、素晴しく輝かしいものである。それが事実であり、この誇りこそが力であることを、いい加減に認めてしまえ。

 まあ、認めないんだろうけれどな。
 日本のナショナリズムは悪いナショナリズム、か。

*今日の新聞各紙社説では、全国知事会の出した補助金削減案についてと、イラク国民会議の閉幕について、でした。各誌とも書いているので、比較が面白かった。

asahi.com : 政治
補助金「3.2兆円廃止」を決定 全国知事会

 全国知事会(会長・梶原拓岐阜県知事)は19日、新潟市で開いた総会で総額3.2兆円、161項目の補助金を06年度までの2年間に廃止するとした案を決定した。

(以下略)

Yahoo!ニュース - 海外 - 毎日新聞
<イラク国民会議>「諮問評議会」議員選出し、閉幕

 イラク国民会議(約1200人)は18日、暫定政府の諮問・監督機関「諮問評議会」議員(計100人)を無投票で選出し、閉幕した。しかし、議員の構成や選出方法に不満が出ているほか、国民会議をボイコットした勢力も残っている。正当性が問われる事態も予想され、どう国民の信頼を維持していくかが課題になる。

(毎日新聞) - 8月19日11時4分更新

 社説比較などしてみる。

 朝日新聞。

■補助金廃止案――丸投げ首相は丸のみを
『全国知事会から、税財政改革に伴う地方補助金の削減案が出された。
 自治体の財政事情などがそれぞれ違う中、統一案が作られたのは画期的だ。
 改革は各省庁の縦割り行政による権限の集中を排除するために行われるものであり、地方自治体の案を潰そうとしては本末転倒だ。
 補助金廃止案づくりを地方に丸投げしたのは小泉首相である。この地方案を丸のみする覚悟で指導力を発揮すべきだ。』

 最後の段落だけはそのまま。丸投げと丸のみとを並べて書きたいだけの、品の良くない社説だと思います。
 あと、自治体案について審議するのが政治家の仕事。省庁の官僚や族議員の影響を懸念して全て丸呑みしろってのは、それこそ本末転倒。
 問題はそういう『族議員』でしょ。寄生植物を根腐れさせるために土に毒を撒いてしまっては、育てるべき樹木も枯れてしまうに決まっている。

 大体、義務教育についてはなるべく国家が一律の基準で行うべきだと、私は思いますよ。それこそ、地方格差の無制限の拡大につながります。
 自治体案の詳細についてはわからないんだけれど、あまりマシなもんでなかったらそれを突き返して再提出させるのも、宿題を出した小泉首相の仕事です。

■イラク再建――選挙の準備は整うか
『イラク再建ロードマップの第一歩、国民会議がなんとか閉幕した。
 だが最大の難関は、5ヵ月後に正当な選挙ができるかどうかだ。投票の権利の保障、暴力による不正の排除、安全の確保など課題が多い。
 武装闘争で抵抗する強硬派を政治プロセスに組み込むことが大事だが、米軍による戦闘は続いており、暴力の連鎖は断ち切れない。対話と、米軍の自制が必要だ。
 治安維持を多国籍軍からイラク人の手に戻すことが必要だ。多国籍軍とは別の、国連による中立部隊ならイラク人の理解を得られやすいだろうが、その部隊参加を決めた国は無い。
 イラク人を主役に、国際社会がそれを助け、米国軍を排除したいが、良い方法はないだろうか。』

 相変わらずグダグダとクダ巻いています。結局は『米国が悪いので米国がとっとと出て行けばいいのに、米国頼みでないと何もできないのがムカツク!』としか言っていませんよ。
 と思って、昔の社説でも同じこと言っていた気がして読み返したら、4月18日の社説でした。同じようなことしか言っていないよ。(→参考

 武闘派との和解が対話で可能なのか。明らかに、茨の道だよな。だって彼らは、要求が聞き入れられない場合には実力行使も辞さないと考えているからこその『武闘派』なのであって、そんな彼らとの和解とは、彼らの要求を呑むってことだけじゃない。
 もちろん、理で説いて彼らが納得する、って場合もあるだろうけど。そのためにどれほどの時間と労力と譲歩と血肉とが浪費されねばならないか。その天秤の傾き具合を考えると、理想と現実とのギャップに愕然とするハメに陥ると思う。

 国連部隊への参加に名乗りを挙げた国は無い。と言うけど。その原因が『イラク戦争への拒否反応がそれだけ深く残っているということだろう』ってな、シンプルな分析でいいの?
 つうか、じゃあ日本の軍事力、精強なる自衛隊を派遣して、国連安保理派遣軍としてイラクでテロリストどもを掃討するってのはどうだろう。折角、誰もやらないんだし。
 あたしの妄想は兎も角。米軍を排除した国連軍、っていうのも、妄想だよな。現実的には。
 米国軍に早期退場を促すためにはどうしたらいいのか。一つ、良い方法があるよ。テロリストや武装闘争を続ける強硬派を、殲滅してしまうことだ。
 それを忌むなら、米国軍にお願いするしかないんじゃない?

 産経新聞。

【主張】イラク国民大会議 曲がりなりにも一歩前進
『国民大会議もなんとか終わり、イラク民主化へ一歩前進した。
 しかし、民主化は一直線には進まない。民主主義は、ときに非効率で時間がかかり、忍耐を必要とする。国際社会も辛抱強く支援を続けたい。』

 最後の段落をそのまま。これが一番言いたいことみたいなので。
 そうね。民主主義とは非効率で時間がかかる、最悪の政治形態だと思うよ。独裁政権の方が素早く効率的だ。
 どっちがいいのかは、イラクが決めること、だけどさ。また独裁政権に戻るなら、何年か後に、また叩き潰されるだけだと思うな。
 あきらめて、じっくり進むしかないんじゃない?

【主張】全国知事会 首相の真の力が試される
『全国知事会から補助金削減内容が提出された。
 首相と経済財政諮問会議とには、削減案を厳しく審査し、省庁や族議員の抵抗を抑え込み、地方自治体の不満を抑え込むという重大な責任がある。』

 まあ、言っていることは正しいんだけれど。どうしたらいいのかを言わず、小泉首相の手腕への期待のみ語っているのは、逃げ腰くさい。
 当たり障りの無いことを書いておいて、今回は態度を保留、ということか。ちょっと卑怯だな。

 日本経済新聞。

社説1 補助負担金削減は地方提案を土台に(8/20)
『国庫補助負担金削減は、首相は全国知事会の案を尊重すべきだ。
 しかし義務教育費負担金の廃止については問題も多く議論の余地がある。
 国と地方自治体との間にオープンな議論の場を造り、協議するべきだろう。』

 無難にまとめた、という感じか。
 協議の場を設けることの必要性ってのは、正しいかもしれない。

社説2 イラクの安定は遠い(8/20)
『イラク国民会議は終了したが、安定への第一歩とは言えない。治安回復にはまだまだ課題が多い。
 国際社会による支援が引き続き必要だ。』

 なんとも悲観的だが、仕方が無いよな。

 毎日新聞。

イラク暫定議会 国民の多様な声を反映させよ
『イラク国民会議が開かれ、諮問評議会メンバーが選出された。
 イラクは国家再建へ向けて歩み始めたが、道は険しい。国際社会の支援が必要だ。
 国民会議は、真に全国民の声を代表しているとは言い難い。多様な声を聞く努力こそが統一と融和とをもたらす。』

 朝日新聞よりは遥かに現実的な文章だけれど、言っているのは結局同じこと。多様な声、ね。銃声はいっぱい聞こえるよ。
 統一と融和って言葉は、なんか朝鮮半島を思い起こさせるね。

 あまりにも民族、宗教が入り混じりすぎ、融和の道は見えません。武装闘争であれ対話であれ、全ての国民が満足できる体制ってのは難しそう。であるならば、分裂するしかないのかもしれません。
 まあ、武闘派なんてのは本当はごく少数で、ほとんどの国民は『今夜のパンと明日の命とが得られるなら、なんでも幸せ』と思っている可能性は、あるけど。
 だとしたら、なおさら『多様な声』なんか聴いている場合じゃない場合じゃないと思うのだがな。最低限、銃声は黙らせないと。力ずくでも。

知事会リスト 地方分権促進の突破口に
『全国知事会の国庫補助・負担金削減リストがようやくまとまった。会議では義務教育費の国庫負担金について議論が集中した。
 義務教育は国の責任であるとする側と、地域の実態に合った教育が可能であるとする側との議論の末、多数決で採決された。
 議論が十分だったとは言えないが、教育は本来分権が求められるべきものであり、地方の創意工夫がなにより必要だ。
 中央集権的な政治には見直しが迫られている。改革の実現を政府に迫れ。』

 う〜ん。つまり『義務教育は国の責任ではない』ということか?
 『教育は本来、分権が求められる』てのは、そうなの? 本当のこと? それが疑問。
 教育の現場にも競争原理がもちこまれることになるよね。ある県の義務教育と、別の県の義務教育とで格差があるなら、望ましい体制で行っている地方自治体に移住する住民が増えるという可能性がある。
 それは、あまりよい兆候とは思えないのだがなあ。
 教育の問題は、地方分権と中央集権とどちらがよりよいのか、それとは全然別の次元の話だと思う。すり替えはよくないよ。

 読売新聞。

[全国知事会]「安易な義務教育の補助金削減案」
『全国知事会の出した補助金削減案のうち、中学校の教員給与分の削減を盛り込んだのは疑問だ。憲法に保障された「教育の機会均等」より、義務教育は国が責任を持って行うべきものだからだ。
 安易な数合わせで国家の基本をもてあそぶことには賛成できない。』

 読売は、ここのところにこだわっています。
 あたしはどっちかって言えば読売の言葉に賛成。教育レベルの不均衡を招くのは、良くないと思うよ。
 読売は編集手帳でもこの問題について書いており、重要視していることが伺えます。
 また、左旋回と名高い北海道新聞の社説西日本新聞の社説でも、読売と同様の論調で、教育の義務は国が負うべきと言っており、右左思想の別なく、地方新聞はこの問題に敏感であることが伺えます。

 中日新聞(東京新聞)。

直接選挙の準備を急げ
『イラク国民大会議が終わり、イラクは民主化へ向けて進みつつある。
 最大の障害は治安の悪化だ。
 サドル派は武装を解き、対話により民衆に働きかけるべきだ。
 米国は暫定政府の意向を尊重し、慎重に行動するべきだ。
 国連の活動と、民衆の力が必要だ。』

 いや、間違ってないけどさ。
 あまりにも理想主義的だなあ。対話だけでなんでもかんでも進むんだったら、武装組織なんて最初っから出てこないって。
 難しいもんである。

*と、ここまで書いて寝ちゃってアップロードすらしなかった。
 ぐう。
 一日遅れの日記です。

2004/08/19

8月19日の天声人語

 『映画「ボビー・フィッシャーを探して」のモチーフとなった、実在の天才チェスチャンピオン、ボビー・フィッシャーが日本で拘束された。逃亡の末の拘束だった。
 彼は反米的な発言を続け、米国政府を刺激していた。
 チェスの試合のように、彼の処遇についても日米間で「引き分け」に持ち込めないだろうか。』

 天声人語子の意図は、まあ、あからさまなんだけれど。そこらへんをぼかして約した。
 あたしはチェスを嗜む向きではないので、彼のことはなんにもしらないのだけれど。
 どうやら、彼の行動や言動、日本に居たと言うことすら、公然の秘密であったらしい。

極東ブログ: ボビー・フィッシャーを捕まえた
2004.07.18
ボビー・フィッシャーを捕まえた

(前略)

 その伝説の人、フィッシャーが日本で捕まった。容疑は表面的には入管難民法違反だ。が、そんなものは名目に過ぎない。最大の罪は、アメリカへの事実上の反逆罪だ。と、先走る前に事実確認を兼ねて、共同「チェス元王者を収容 成田で入管難民法違反容疑」(参照)を引く。

(後略)

 朝日新聞、天声人語子としては、反米的発言の狂気の天才への日本政府の行為に苦々しいものを感じているのだろうな、などと、勘繰ってしまう。
 あと、上記「極東ブログ」にもあるような、ジェンキンス氏へ対する政治的配慮への供物として捧げられたのでは、なんていう解釈もあるでしょうな。
 そういう、裏のどろどろとしたものを書かないあたり、天声人語の妙な弱腰に苛立ちを覚える次第。もっと切り込んだ書き方をしたらいいのに、いつでも逃げ場を用意している姑息な態度に対する苛立ち、でしょうか。

 朝日新聞のコラムだけではわからないような事実も、ネットワークの情報から濾し取ることができる。
 この御仁、ツインタワーに飛行機を突っ込ませたテロルに対して『素晴しいニュースだ!』と言ったとか。
 天声人語にある『反米的発言』『「彼は悲劇的な性格の人だ。』等からは汲み取れない狂気の一端は、しかし確かにネットワークの海から拾い上げることができる。

 ボビー・フィッシャー個人やその発言について、なんらかの感情を持ち得るほどに知識や情報があるわけでもない。だから、天声人語に対してもあまり意見を持たないのですが。
 コラムの文字だけから感じる反政府的・反米的な人間への親近感や政治的取引に対する忌避的感情に、微妙な反発を覚える。っていう程度で。

*相変わらずの、韓国事情です。
 韓国では『過去の親日的行為を現在の法律で罪と認定しよう』としています。
 過去の行為を現在の法律で罪とする、という、法の精神を軽やかにぶっちぎった行動をしている上に、その影響が現在の人間にまで及ぶと言う狂気が、韓国政界を席巻しているわけです。

asahi.com : 国際
韓国ウリ党議長が辞任 父親の「日本軍歴」問題で

 韓国の与党・開かれたウリ党の辛基南(シン・ギナム)議長(党首)は19日、記者会見し、父親が植民地下の日本軍で勤務していた問題に絡み「親日(戦前の対日協力行為)清算という大義に背くことはできない」として議長職を辞任した。後任議長には李富栄(イ・ブヨン)常任中央委員(61)が就任した。

(後略)

 しかも、父の罪を悔いて子が償う、という有様。
 流石、歴史も法律もなにもかも政争の具である国、韓国です。
 未だにそんなんやってんのかよ。
 まあ、宗主国たる中国も同じことやっているし、しょーがない、のかもしれないけれど。

 しかし、朝鮮半島が日本の植民地であった時期のことである。
 その時分に生きていた人間が日本との連携にこそ生き残る術を見出し、日本とともに生きていくという選択をしたとして、その行為のどこに罪があると言うのでしょうか。
 もう『日本が悪かった』ということが決定的事実であるとなっているのだな。全ての前提に『日本が悪い』があり、だから日本に与したものはどのような事情があろうとも悪い、となってしまっているんだな。
 日本人にも、そういう人間がいっぱいいるけどね。

Japanese JoongAngIlbo
「日本統治時代、辛基南議長の父から拷問受けた」

 日本統治下で日本憲兵として服務した「開かれたウリ党」(ウリ党)の辛基南(シン・キナム)議長の父、辛相黙(シン・サンモック、シゲミツ・クニオと創氏改名)氏から、抗日独立運動をして逮捕された後、ひどい拷問と取り調べを受けた、という証言が出てきた。

(以下略)

 何で今頃言うのかよ、この韓国人は。
 朝鮮半島には、こういう諺があるそうで。

 しかし、何でも言えばいいってもんじゃないでしょうが、韓国人。

 現実のハナシになれば、さっきも言ったとおり当時の朝鮮半島は日本だったのだから、日本と連携して生きていく道を選択した人も多かった。
 そしてそういう人間が、独立後の韓国を運営していたのですよ。
 したがって、今生きている韓国人のほとんどが『親日派の親を持つ』人間だったりする。
 韓国国内では、親日派を糾弾する法律が制定され、過去の親日派に罪を与える動きが活発です。
 朝鮮半島では古より、政権を奪取した一族は歴史や法をいいように改竄し、政敵を徹底的に葬ると言うことを延々繰り返していた、らしい。
 未だにその伝統を受け継いでいる。歴史を守るに頑迷なお国である。

*なにやってんだよ、日本文学専攻が。

Japanese JoongAngIlbo
日本の植民支配を否定した「右翼教科書」阻止−小森教授

 韓国の知識人と歴史認識の連携について議論するため最近韓国を訪れた小森陽一東京大学教授(51、日本近代文学)は、来年は歴史教科書問題がさらに深刻化すると予想している。 この教科書は、日本の侵略戦争を正当化し、植民地支配と戦争犯罪を否定する内容などを記述し、3年前に大波紋を起こした。

(以下略)

 まったく、しょっちゅうこういうトコロに顔をだす教授である。
 最近は彼の名前を見ると、微笑ましく思ってしまうほど。

小森陽一
小森陽一(こもり よういち, 1953年-)は、東京大学教授。専門は、近代日本文学。
東京都生まれ。共産党員の父親の仕事で子どもの頃チェコスロヴァキアで過ごす。北海道大学大学院修了。夏目漱石「こころ」の解釈をめぐって東大教授・三好行雄と論争し、名をあげた。成城大助教授を経て東大助教授、教授。

*お前も韓国くんだりまで、なにやってんだよ。

Digital Chosunilbo (Japanese Edition) : Daily News in Japanese About Korea
鳩山氏「小泉首相の靖国参拝はアジア共生の障害」

 ヨルリン・ウリ党の千正培(チョン・ジョンべ)院内代表ら国会議員7名は18日、国会で訪韓中の鳩山由紀夫衆議院議員など日本の民主党議員団と懇談会を持ち、過去史問題、北東アジアの平和定着のための北核問題解決などについて意見を交した。

(中略)

 これについて鳩山議員は、「日本が過去史について過ちを正直に認め未来志向的に活動することが重要だが、首相の靖国参拝問題はアジアが共生に進む上で重大な障害となっている」とし、「将来、民主党が政権を取ればビザや参政権問題は容易に解決するだろう」と答えた。

(後略)

 う〜ん。
 鳩山氏、狂気の行動だと思うのだが、なあ。
 与党議員だの小泉首相だのが米国に行って『憲法9条は変えないとね』『そうだね、でないと常任理事国になれないしね』なんて言おうものなら、頭頂から湯気吹きながら『内政干渉!』『国民の声を蔑ろに!』『戦争の足音が!』等と喚き散らすのに。
 韓国に行って同じことをするのは、別にいいんだ。
 御都合主義もいいところ。ダブルスタンダードと言うのよ、それって。

 大体、韓国人も韓国人だ。
 日本の首相が国内の神社を参拝しただけで、韓国民は傷を負うのか。日本の教科書を日本人が決めたら、不幸なことなのか。
 そりゃまたなんとも、日本に依存しないと生きていけない、不幸な生き方ですな。

 鳩山氏は、政権を取っても靖国神社に参拝しないし、韓国人の来日にビザを免除するし、在日韓国人が日本で参政権を持てるようにする、らしい。
 内政干渉を呼び込み、韓国人犯罪者が日本国内に来る手助けをし、外国人が国政を担うことを是としている、てわけだ。
 しかも、それを韓国でぶちかましている。
 これを狂気と言わずして何と言おうか。

*そーいや、今日(19日)の朝日新聞紙面、オピニオン面では、外国人参政権の是非について、書いていましたよ。
 外国人に参政権、選挙権被選挙権をともに与えることに無条件で賛成している、九州産業大学経済学部教授、近藤敦氏と、参政権に反対し国籍取得を勧める東京都立大教授、鄭大均氏との論を載せていました。
 鄭大均氏『在日・強制連行の神話』(文春新書)を読んだけど、書いていることは普通の、例えばじじ様玉稿集とか見たら既に書かれているような、目新しいことのないものばかりなんだけれど。
 こういう書が世に出ることは、歓迎すべきなんだろうな。

 そしてオピニオン面、その隣に、船橋洋一氏のコラム『日本@世界』が。
 船橋氏、コラムの最後の段落は『そうした大きな構想と国益のためにも、首相は靖国神社に参拝しないと明確に表明するのが望ましい。』と締めくくっています。
 何故、靖国神社に参拝しないことと、国益とが結びつくのでしょうか。
 それはごく一部の国家が、日本の首相が靖国神社に参拝することが『気にくわない』からです。
 なんと。
 他国の誰かが『お前、それ気にくわないからやめれ』と言ったら、それに従うことが『国益』であるというわけだ。
 なんとも奴隷の国益であること。

*外国人参政権、についてですが。
 私は、不要であると考えます。理由は、国家と言う枠組みがある以上、それを超越する制度を制定することは国家と言う枠組みそのものへの打撃であると考えるからです。
 日本在住外国籍人に選挙権、被選挙権を認めると言うことは、日本の首相に外国籍の人間が就くことを可能にする、ということです。
 それは、明らかに間違っている。
 国家と言う枠組みそのものに対して異議を唱えている方々もいるでしょう。『世界市民』なんて言葉を好んで使うような方々です。
 でも、その『世界市民』幻想は結局のところ幻想に過ぎず、そんな方々が連携しても『世界市民思想』を拠り所として集まった人々による擬似国家的枠組みがひとつ追加されるだけ、でしかありません。残念ながら。
 まあ、幻想と言って切って棄てるのは、あんまりかも。理想のひとつではあるからね。
 しかし、国家と言う枠組みに対する疑問を投げかけておきながら、国家と言う枠組みを維持するための組織、つまり政治と言う組織に日本国籍取得者以外を送り込もうと言う運動を推進する、というのは、如何にも矛盾と欺瞞とに満ちている。

*靖国神社参拝、についてですが。
 これに対する韓国や中国の非難声明は、全くに内政干渉だと考えます。
 過去の日本の戦争とそこに至る歴史の全てが『悪』であるという大前提の上に、彼らは日本人を非難しています。
 それはしかし、明らかに不遜でしょ。
 彼らが戦争において日本人から苦しめられた、ということが事実であったとしても。だから日本人が『悪』である、という結論は、ただの『個人的感情』だよな。
 彼らの『個人的感情』についてそれを否定はしないけれど。その感情を爆発させて『だってお前が全部悪いんだもんわ〜ん』と泣き叫ぶのに付き合ってあげる必要はない。
 かつての日本を『悪』として認定しないと精神の安定を保てないような方々に付き合ってあげる必要はないし、そもそもかつての日本が『悪』であったとも思わない。
 まあ、こんなことを言うと『日本の侵略戦争を美化し肯定する軍国主義者奴!』なんて、国内外からイヤっちゅう程叩かれる、わけだが。

*天皇制、について。
 天皇制は民主主義と反しない、と考えます。
 天皇制に反対する方々は、何故だが口々に『天皇制は、民主制と平等原則とは相容れない』なんて言って反対するけれど。
 彼らのお好きな欧州の政治形態でも、民主主義国家に王家が存在し、民主制と王政とが矛盾無く一国の体制として機能している。
 つまり、別に制度として問題はないと思うのです。
 大体、彼らの多くは同じ口で『天皇の戦争責任』なんてことを言っているので、結局は天皇制に『過去の戦争の罪』という衣を着せて、叩き殺して棄てて満足したいだけでしかないのでしょう。

*こういうのは、魔女裁判って言うんでないの?

人民網日文版--2004.08.17
南京大虐殺の証人、日本の「否定派」と法廷で決着へ

 南京大虐殺の生存者である夏淑琴さんが、日本の右翼分子である松村俊夫氏と東中野修道氏を名誉毀損で起訴した案件が、開廷される見通しとなった。南京市玄武区人民法院(地裁)は最高人民法院(最高裁)を通して、外交ルートから日本人の被告2人への法廷召喚状を送付した。日本人による南京大虐殺の歴史の歪曲が、中国の裁判所での国際訴訟を招いた初のケースとなる。

 夏さんは南京大虐殺の起きた1937年12月13日、家族9人のうち7人を旧日本軍に殺害された。当時8歳だった夏さんは3度にわたって刃物で切り付けられたが、早期に救出されたため、4歳の妹と幸いにも生き延びることができた。1994年8月、夏さんは戦後初めて訪日した南京大虐殺の生存者として、日本の民間組織が開いた平和集会に参加し、日本の民衆に自身の経験を訴え、南京大虐殺の歴史的な真相を明らかにした。

 夏さんの行動は、日本の右翼分子の反感を招いた。自由史観会の松村氏は「南京大虐殺の大きな疑問」を、亜細亜大学の東中野教授は「南京大虐殺の徹底検証」を相次いで出版し、夏さんを南京大虐殺の「にせの証人」と中傷した。

 夏さんは昨年6月、弁護士に委託し、松村氏と東中野氏を告訴する民事訴訟状2件を南京市玄武区法院に提出した。(編集SN)

「人民網日本語版」2004年8月17日

 結局、彼らにとって『南京大虐殺』とやらは明白なる現実であり、それは人類史上最も残虐で最も悪質で最も非難すべきものであり、それに異議を差し挟むことは歴史と平和と全地球人に対する朝鮮であり、その事実とは中国の教科書に書いていることが絶対真実である、ということなんでしょう。
 だから、日本人を中国に呼びつけて裁判にかける、なんてことも可能になるんだろうな。
 彼らが、永遠にそれを忘れないというなら、それでいいんじゃないの。
 首相は靖国神社に火を放ち、墓を掘り返してかつての指導者の亡骸に鞭を打ち、日本人はみんなでそろって謝罪の念を心に刻むために腹に短刀を突き立てろ、なんて言うんなら、それでいいじゃん。彼らが言うのは自由だよ。
 それに付き合う必要はないし。
 彼らは永遠に忘れないんでしょ? 永遠に他国を恨みながら生き、そして死ねばいい。それは彼らの自由だ。
 彼らの恨みに付き合う必要はないと思うのだがなあ。

*でわ。

2004/08/18

8月18日の天声人語

 『サプリメントは1兆円市場と言われる。大量のサプリメント摂取は戯画的だ。
 国立健康・栄養研究所は健康食品の情報を公開している。健康食品への過信は戒めたい。
 スポーツ界のサプリメント、筋肉増強剤について騒動が起こっている。
 五輪を舞台にした「サプリメント戦争」には、そろそろ終戦が訪れてほしい。』

 最後の段落は面白いのでそのまま使った。
 前の4段落と後の2段落とのつながりがえらく唐突で、読んでいてつまづく感じ。分裂気味のコラムだね。
 サプリメントについての話だけ、もしくはドーピングに関してだけの、どっちかに絞ったほうがいいと思った。天声人語は、文字数が少ないくせに無理に話題を盛り込む癖があって、そういう時には無理矢理話題を振る、下手な弁士になってしまう。

 第4段落の『独立行政法人の「国立健康・栄養研究所」が』っていう書き方は、なんだろう。なんか違和感。
 なぜ、わざわざ『独立行政法人の』という枕詞をつけるのか。なぜ、国立健康・栄養研究所にカギカッコをつけて書くのか。
 なにか、つながりがあるのかな? 朝日新聞がこういう書き方をする時には、大体なんか関係のある組織や行事について、だったりするので。

 最後の段落の「サプリメント戦争」と「終戦」という言葉の流れは、日本の終戦について引っ掛けているのかな? この言葉遣いも、ちょっと強引さを感じる。
 前の方の段落で「戦争」に絡んだ話題を持ってきているのなら最後の段落にも面白さが出るんだけれど、なんの脈絡も無くこの言葉を、しかもカギカッコつきで書かれると、話題の唐突さに面食らってしまう。
 ぶっちゃけ言うと『お前、終戦って言いたいだけちゃうんか』と、小一時間問い詰めたい、って感じ。

 というわけで、サプリ→ドーピング→戦争と話題の焦点が移動しすぎて、分裂気味のコラムでした。
 やっぱり、単に『終戦』って言いたいだけだったのかな。

*と、また休んでいたことについて詫びる事も無く、続けるわけです。

*今日、18日の社説は『核の闇市場――アジアで封じ込めを』と題したコラムでしたが。
 『アジアが核拡散の危険な舞台』だの『密売人の暗躍が明らかになったアジア』だの『物資の貿易規制がきわめて不十分なのもアジア』だの『アジアの国々が輸出管理を徹底し』だの、もうアジアの大安売りです。
 危険で不安定なアジア、というイメージを植え付け、そこで主導的な役割を担う日本、その日本に必要な非核三原則と武器輸出の禁止、という方向に持って行きたいようです。
 言いたいことは、わかるんだけれど。どうにも、ちょいと、言うべきことに目をつぶっているよね。
 つまりは、中国について、ですよ。

 第10段落『日本と東南アジア諸国連合の…合意…。日本は…支援できるだろう。協力の輪を中国や南アジアにも広げたい』
 ここらへんに、ものすごい御都合主義が見えるよね。
 中国が、日本と東南アジア諸国連合との合意に連携する、と、本気で思っているんでしょうか。
 そんなわけないじゃん。
 中国が協力する? 夢を見すぎです。
 第12(最終)段落『核の拡散が起きるのは、保有国が核を手放そうとしない一方で、その保有国をまねようとする国や集団が絶えないからだ』
 核を手放そうとしない保有国、の筆頭に上がるのは、まあ確かに米国なんだけれど。朝日新聞が秋波を送る中国さんも核保有大国であり、その力を手放そうとせず、その中国に対抗するために周辺各国は核兵器を保有する必要性に迫られている、のだと思うのだがな。

 朝日新聞が言うように『核の廃絶に向けて世界を動かすことだ。それも、日本の不拡散外交の核心である』のならば、一番近いところにある核保有国、侵略的な共産主義国家、中国に対して働きかけることが、必要だと思うのだよ。
 朝日新聞さん。
 中国に、言ってよ。
 あんたが核兵器を持っていることが矛盾である、と。

しゅうは しう― 1 【秋波】
(1)美人のすずしい目もと。また、女性が異性の気をひくためにする色っぽい目つき。流し目。いろ目。ウィンク。
(2)秋の澄み切った水の波。
――を送・る
女性が色目を使って異性の関心をひく。

*オリンピックの陰に隠れてしまった全国高校野球選手権大会、夏の甲子園です。
 高校野球のたびに、思うのだが。
 アフリカンシンフォニーは野球応援の定番なんだなあ。って。
 私、小中高と吹奏楽をやっておりまして。あの曲を聴くと、自分がトランペットを吹いていた頃の記憶が甦るのだよ。

 だからどうした、って感じではありますが。
 野球の応援での、コンバットマーチを聴いていると。もう一度、ラッパを吹いたり太鼓を叩いたり、無性にやりたくなるのだよ。郷愁かね。おっさんになったもんだ。

*オリンピックでは日の丸が真ん中にあがり、君が代が演奏されるシーンが連日放映されています。
 ニッポンって、がんばるじゃん。すげえ。
 連日の日の丸君が代の露出に、日頃『ひのきみ反対!』なんて言っている方々はどんな思いなんでしょうね。
 やっぱり、あの手の共産主義的理想にかぶれた方々が良く言うような『勝敗を競うなんて野蛮なことです、みんなでお手々つないで一緒にゴールするのが一番です!』とか言っているのかな。
 それともナショナリズムの高揚をもたらすような国家対国家の競争なんて、ハナから興味ないのでしょうか。

 ニッポン、がんばって欲しいよな。
 健全なナショナリズム、だと思うよ。

*原爆を落とされて沢山の日本人民間人が殺された記念の日。日本国がこれ以上の戦闘を続ける能力を失い全ての戦闘を停止することを決定した記念の日。
 記念しちゃうんだな。日本人なのに。屈辱の日だと思うんだが。
 まあ、いいけど。そういう、記念日には、世界から核兵器をなくしましょう、戦争をなくしましょうと言う呼びかけをする方々が、多く湧きます。

 核兵器をなくすことは、可能なのでしょうか。
 戦争をなくすことは、可能なのでしょうか。

 そういう、思考実験をしたいと思います。

 まあ、明日以降(笑)
 連日のオリンピック中継で寝不足ですよ。
 日の丸反対、君が代反対なんて言っている奴らなんぞ、クソっ喰らえだ。
 もっともっと、日本ってとっても強くて格好いいって言うところを、見せ付けて欲しいです。

*でわ。

2004/08/15

*また、ちょっとサボってしまった。
 いやいや、色々とあったんですよ。
 ほら、例えば、恒例の、毎年二回有明で開催される祭典に行っていたり。
 いやまあ、要はコミックマーケットなんですが。

 はらひろしさんの"Watermelon"に満足。我が魂の師である氏の作品を、もっと求める魂の乾き。
 梅助さんにももっと描いて欲しい。あいこっちにメロメロ。
 後藤寿庵氏が男の子本描いているのにびっくり。
 あとは毎回恒例の、くら☆りっさ氏、乃美康治氏、あずまひでお氏の所に。
 くら☆りっさ氏はエロもいいけど、健全な方のちょっとSFテイスト作品をもちょっと見たい。乃美康治氏の『燃える!』少年漫画は最高だと思うんだがなあ。あのスチームな世界観は大好き。あずまひでお氏は天才だ。やはり、天才だ。

*8月15日は敗戦の日。敗戦と言うか終戦と言うか、色々と原理的なアレコレはあるだろうけれど。一応、敗戦の日としておく。
 実際のところはポツダム宣言にある『日本国政府が直ちに全日本国軍隊の無条件降伏を宣言』することを受け入れた、だけであって、日本国が負けを認めた、わけではないのだよ。
 まあ、そんな言葉の上での遊びは兎も角。

 新聞各紙の社説やコラムには、敗戦に関する言が踊っています。
 とりあえず、8月15日の天声人語を。

 『アテネオリンピック開会式ではオリーブの存在が大きく見えた。平和を象徴するからだろうか。
 世の芸術作品は、暴力的な激しい激情的本能を母体として生まれる。オリーブの小枝はその激情の暗示であり、それを昇華させた象徴でもある。
 日本の敗戦の日に、日本のかつての暴力を思い、激情を鎮めるオリーブの小枝の歌に耳を澄ませる。』

 なんで新聞コラム氏は、オリンピック→オリーブ→平和と、ストレートに話題を転換するかね。オリンピックなんだか平和なんだか、どっちかに話を絞れ。皆で、あっちこっちで同じようなコラムばっかりで食傷気味。
 とりあえず天声人語氏には『征服や暴力の横行によって59年前のあの時へと至った道を、問い返す』と言う言葉について突っ込んでおきたい。
 まるで、日本と言う国家だけが、全くに領土的野心と暴虐とで第2次世界大戦を引き起こし、全ての損害を日本と言う国家が引き起こしたとでも言いたげなこの言葉に、あまりにも単純な『日本が全て悪かった』思想を見てしまって、うんざり。

 毎日新聞余禄の言う『なぜ日本は、いちかばちかの戦争などという愚かな選択をしたのか』と言う言葉が象徴的だと思うのだけれど、なぜ日本は戦ったのか。それを、正しく語った言葉ってのを、あまり確かな言葉として聞いたことがないのだよ。彼らサヨクの口からは。
 彼らの口から出るのは、全く単純な『戦争は愚かだった』『日本の征服と暴力』という、ただそれだけ。
 全く単純な、戦争は悪い、日本は戦争をしたから悪い、なんでもかんでも日本が悪い。そういう言葉しか、聞こえないのだ。

 なぜ、日本が戦争と言う選択をしなければならなかったか。そういう、当時の世界情勢や、認識を全部切り捨てた上での、現在の『戦争したら人が死ぬから絶対ダメ!』という感情の上での言葉だけで、過去の日本を断罪する彼らの言葉には、あまりにも悲しい傲慢さを感じるのでした。

*サヨクども。
 今日はちょっと言葉が汚いことを予めお断りしておく。
 現在日本にいるサヨクどもは、戦争はいけない、日本が戦争する国になってはいけない、日本は世界から戦争をなくすために働かなくてはならない、そういう言葉を吐くのだが。
 では、なにをしたらいいのだ?
 彼らは、日本国内で『9条改悪反対』『有事法制反対』『日の丸君が代反対』。反対しか、言っていない。
 サヨクどもの口から、もっと真っ当な『世界から争いがなくなるために何をしたらいいのか』が聞こえたためしがない。
 日本国憲法は世界に類を見ない先進的な、平和を希求する憲法である。サヨクどもはそう言うが、その言葉がウソだと言うのは既にばれている。全然独自のものではないし、全然先進的でもない。
 サヨクどもはスイスが永世中立を標榜しており日本はそれを見習うべきだとかつては言っていた。現在のサヨクどもがスイスを持ち出さないのは、スイスは実は国民皆兵制の完全武装中立主義の国であり、世界に冠たる武器輸出国であると言うことがバレてしまったからだ。
 サヨクどもはドイツの戦後賠償の例を挙げ、日本は世界に謝罪していないと言うが、そのウソもバレている。大体ドイツは戦争についての賠償などしていないし、ナチスのちょび髭さんに全部の罪をひっ被せてケツまくっているのだから。
 サヨクどもはコスタリカを例に挙げ、国軍を持たない国家運営は可能であると言うが、そのウソもバレている。コスタリカには警察軍があり、その軍備力は周辺国の国軍より優れている。また憲法に国軍を編成する条項もあり、アメリカに守られている。全然平和主義の国などではないのだ。

 サヨクどもの口は、ウソしか吐き出さない。
 彼らの理想が正しいことは認めてもいい。平和は大切だ。
 だが、彼らの理想のために、彼らはなにをした?
 憲法9条とやらで世界が平和になるなら、なぜイラクにそれを薦めない。
 憲法9条とやらで世界が平和になるなら、なぜ世界中の紛争地にそれを薦めない。
 なぜ、日本国内で、日本国に対してだけ、それを叫ぶのだ。
 世界市民なんだろ?
 国境なんて愚かな為政者が定めた戦争のための人為的な境界線なんだろ?
 なぜ、あんたがたは、世界が平和になるための方法を世界中で実行しない。

*サヨクどもは、戦争の記憶が薄れ、戦争を知らない人々が増えたことを憂える。
 戦争を知らない世代が、戦争を引き起こすと言う。
 では、どうしたらいいのだ?
 毎世代ごとに戦争をしろ、とでも言いたいのか?
 私は、彼らサヨクどもが『戦争を知らない世代の言葉に恐怖を感じる』等と言うたびに、違和感を感じる。
 彼らが言うのは、単なる『戦争の悲惨さ』だけだ。
 そこには『戦争をしたらこんなに大変なんだ、人が死ぬんだ、苦しいんだ』という経験は含まれているが『どうしたら戦争を避けることができるか』という方策は含まれていない。
 いや、彼らは『戦争の悲惨さを世界中が知ることで、戦争をなくすことは出来る』と言うだろう。
 だが、私はその言葉を信じない。
 なぜなら、その悲惨さは『戦争に負けたから味わう悲惨さ』でしかないからだ。

 米国人は、彼らの言う『戦争の悲惨さ』を味わっただろうか。
 否だ。
 サヨクどもの言う『戦争の悲惨さ』など、彼らは知らない。
 自国の軍人の死や、他国の民間人の死を彼らはメディアから受け取ったが、それだけだ。

*大体『戦争を知らない世代に語り継ぐ戦争の悲惨さ』なんてのも、その『メディアの伝える戦争』でしかない。
 語り伝えられた戦争の記憶が、例えば『戦争は悲惨だ』と言うものであれ、『戦争で華々しく戦い散った愛国の志』と言うものであれ、結局は伝えられたもの、二次的な情報でしかない。
 そこから、戦争をなくすための方策は、なんら引き出すことは出来ない。

 サヨクどもの言う『日本は悪かったんだ、戦争をしたから悪かったんだ、日本が全て悪かったんだから日本は二度と戦争をしない』という言葉で全ての日本国民を洗脳することで、日本人が戦争をしないようにすることは、可能かもしれない。
 その戦略は、現在も進行中だ。
 だが、サヨクどものお気楽な脳は大切なことを忘れている。
 世界中には日本人しかいないわけではない。
 彼らが洗脳すべきは、世界中の全ての人間だ。
 イラクの国民に対して、フセインの暴虐について罪を糾弾し、彼らの民族の血に塗れた歴史を叩きつけ、彼らの悔恨の慟哭から彼らに自虐的な歴史観を植え付け、彼らに不戦の誓いと憲法9条を与え給うのが、サヨクどものやるべきことだ。
 全ての米国人に、彼らの短いが戦火の絶えることのない歴史について直視させ、彼らの背中に自らの暴力性と独善性とを焼印し、打ちひしがれた彼らに不戦の誓いと憲法9条とを与え給うのが、サヨクどものやるべきことだ。
 アジア、ヨーロッパ、アフリカ、アメリカ、その他全ての人間に同じように憲法9条を与え給うことこそが、サヨクどものやるべきことだ。

 彼らは、なにをしてきた?
 なにも。
 ただ、日本人に全ての罪を背負わせ、その罪を糾弾する立場に安穏としていただけだ。

*サヨクどもが何を言っているのか。
 例えば朝日新聞社説には、こうある。
『無残に踏みにじられた人生の一つ一つを想像する感性を身につけること。それは、日本がどんな形であれ国際社会で役割を果たそうとするなら、最低限の責務ではなかろうか。』
 何をしろ、ではない。
 ただ、個人の死について想像しろ、というだけだ。
 Imagine. ジョン・レノン生き様や思想について非難はしないし、この歌はいい歌だと思うのだけれど。
 それだけで、いいの?

 結局、この歌だけでは『全ての人間が』この歌に涙を流さなければ『世界がひとつ』にはならない、のだ。
 一握りの、この歌に感銘できない人間がいるだけで、理想郷は崩れてしまう。
 共産主義的思想と一緒で、全ての人間が同じ楽園を目指しているのであれば、例えどんな理想郷でも築くことは可能だろうけれど、一握りの横を向いている人間がいれば、そこにあるのは『空想の世界』だ。
 サヨクどもが、世界中の全ての人間を洗脳できると言うのであれば、そのための方策を示してもらわないと、納得できない。
 しかし、朝日新聞は何も提示しない。
 朝日新聞の本質は単なる報道屋であり煽動家でしかないので、それは別にしてもいい。
 だがサヨクどもの誰も、世界から戦争をなくすための方策を示したことはない。
 だから、彼らサヨクどもは信頼できないのだ。

*****

 と、ここまで書いて、寝ちゃったよ。
 しょーがないので、ここまででアップ。
 なんとも中途半端ですが。

2004/08/09

*こんなweb頁ですが、どこを気に入ったのか、巡回していただき、投書までしていただける方もおります。
 ありがとうございます。いや、全く。

 Raptorさんから、メールをいただきました。
 いくつか面白いネタを提供していただきましたので、そこにからめて。

Digital Chosunilbo (Japanese Edition) : Daily News in Japanese About Korea
【アジア杯】優勝は日本の手に、中国はがっかり

 ディフェンディング・チャンピオンの日本が開催国である中国を破りアジアサッカーの頂点に立った。

(中略)

 日本のサポーターは6万人の中国観衆の中でも全く気後れすることなく応援に熱を上げ、勝ち越し点に続きロスタイムでも追加点が入ると歓声を上げ熱狂に包まれた。

 韓国サポーターたちは内心日本を応援している自身の姿を発見し驚いた。「あれ?なんで日本を応援しているんだ?」と自分に問い直すと、すぐに答えが見付かった。

 「あぁ、(中国の)高句麗史歪曲問題があったっけ」

 とりあえず、新聞記事にオチをつけるなよ、と軽くつっこんでおく。
 韓国も、アジアカップでは相当に罵声を浴びておったのでな。
 中国よりは日本に、と思ってしまうのも、致し方なかろう。いつもだったら中国と一緒になって日本に罵声を浴びせる側なんだけどね。
 それに、上の記事のオチにもある通り、韓国の大事な歴史を、中国が歪曲したっていうニュースが韓国内で話題になっていた時期でもある。のだが。

 かつての朝鮮半島には『高句麗』『百済』『新羅』という三国があり、このうちの高句麗が後高句麗、高麗となり、李氏朝鮮、大韓帝国、日韓併合と来て、今の大韓民国になっている、というのが、朝鮮半島の歴史、です。多分。いや、あまり歴史に明るくないんで(笑)
 で、その『高句麗』が、実は中国の一地方政府であった、というのが、今回の中国の主張。
 ただなあ。地方政府だったかどうか、はおいといて、朝鮮半島は日清戦争で新が日本に敗北するまでは、清(及び代々の中華の国)の朝貢国だった、わけで。
 あんまり、立派な『独立国!』だったわけではない。

 とはいえ、それは彼らの歴史なんで、彼らの歴史についての問題についてどうこう言うつもりはないけれど。
 君たち、普段日本にどれ程胡散臭い『正しい歴史』とやらを主張しているか、覚えていますか? もしかしたら、忘れている?
 自分がされる『歴史への侵略』に対しては極端に反応するのに、自分がする『歴史への侵略』には全然気がつかない。
 人間には良くある、愚かな行動ですね。

 ワールドカップの時の自分たちが、どれ程のことをしたのか全く忘れて『アジア和合の場であるアジアカップサッカー大会が、中国観衆の心の狭さで汚されている。』なんて記事も書いちゃったりするし。
 そいや、こないだのサッカーオリンピック代表親善試合、日韓戦では、日本では10分遅れの生中継、ってやってましたね。なぜって? 色々とマズい絵が放送されたら、ほら、困るから。

あんた何様?日記
2004年07月23日(金) スポーツに政治を持ち込む韓国人の民度の低さ

一昨日のサッカー五輪代表の日韓戦は、
韓国での試合開始より10〜20分遅く、日本へ中継されたようなのですが、
観客席で以下のような横断幕などがあり、
「韓国のイメージ悪化につながる」としてそれをカットしながら放送したそうです。

(以下略)

 韓国人奴、どの口で「中国観衆の心の狭さ」を言うのかよ(笑)
 まあ、いいんだけれどさあ。
 なんか、韓国の事大の歴史の一端を見た気分ですよ。

Digital Chosunilbo (Japanese Edition) : Daily News in Japanese About Korea
中国の目に大韓民国はどう映っているか

(前略)

 帝国主義と覇権主義は別物ではない。自分たちの意にそぐわないからといって他国の政治家に「ああしろ、こうしろ」と内政干渉までしながら他国の歴史を自らの歴史に自分勝手に書き替えるような意識と態度がまさにそれである。

(中略)

 国の有り様がひどいために周りからこうして侮辱されるのだろうか。今日、力がなく未来がない国は自身の歴史も守ることができなくなるのである。言うまでもなく、それはまさに亡国の始まりだ。

 だから、その内政干渉云々について、自分の胸に手を当てて、よ〜く考えてごらん?
 しかし最終段落『それはまさに亡国の始まりだ。』には、同意するよ。とても、同意する。同情を込めて。危機感を持って。
 日本と言う国家は、どうしたらもうちょっと『侮辱されない国』になれるかね。

*Raptor氏からは、ニューズウィークジャパンの記事『世界が見た新しいJAPAN』等のSpecialReportのシリーズ記事をご紹介いただきました。
 折角なので、リンクだけ。日本がどういう風に見られているかと言う検証記事、とでも言えましょうか。

国際化/世界が見た新しいJAPAN
新世代の国際派日本人の活躍の場はビジネスにかぎらない。
そんな彼らを見つめる世界の評価は?
インタビュー/ニッポンにこれだけは言っておきたい
世界各国から集まる海外メディアの記者に聞いた
日本への視点と本国での評判
インタビュー/ニッポンにこれだけは言っておきたい
世界各国から集まる海外メディアの記者に聞いた
日本への視点と本国での評判
国際貢献/「外交小国」の大いなる実験
カンボジアへの大規模援助は
日本外交の未来に直結するテストケース
留学/アウェーで学ぶ「優等生」たち
日本人に人気の留学先オークランド
だが目的意識を失ったときには大きな落とし穴が待ち受けている
ビジネス/上海を制する者世界を制す
ますます加速する日本企業の進出熱
根強く残る過去の負債を克服するのは
上海人の実利主義と日本人の美意識だ
移住/先人が築いた居心地のよさ
水と緑に囲まれた美しいシアトルは
日本人が住みやすい都市ナンバーワン
その背景には日系人の苦闘の歴史が

 カンボジアはプノンペンの『きずな橋』は、残念ながら私は触っておりません。そんなに海外の橋ばっかり、できませんて(笑)
 あたしの海外の橋梁の経験は、ホンジュラスにひとつと、他にふたつ。一介の下っ端設計屋さんとしては多い、のかな? まあ、よいお付き合いがあったから、なんですが。

 きずな橋は、大成建設の工事だそうです。
 メコン川を渡る多径間連続PC箱桁橋で、橋長1360m、最大支間120m。でっかいスケールの橋だなあ。
 きれいな橋だ。こんな橋、やってみたいね。

大成建設 | きずな橋
国と国、人と人のきずなを築く”きずな橋”

 中国にだって韓国にだって、仕事がありさえすれば(笑)橋を造りたい。
 韓国や中国に対して色々と言っていますが。お仕事は別です。
 街を見たらこんな高架橋はどうだろう、河川を見たらここに橋架けたら面白いのに、そう思っちゃうのは、職業病と言うべきか、それとも『もっと仕事くれないと干上がってしまうぜ!』という焦燥感か(笑)

*さて。新聞休刊日故、天声人語はお休みです。
 さみしい話だ。

 アテネもあるし、原子力発電所事故もあるし、書かなきゃならないことがいっぱいあるから、中国の反日教育については、新聞は「まあ終わったんだし、いいじゃん」でスルーということになるのであろうな。
 残念なことではありますが。あのスタジアムの割れんばかりのブーイングや、中国人の暴徒たちが暴れまわる様がが日本中に放送されたっていうのは、重要なターニングポイントになるのではないかと、思います。
 ワールドカップからこっち、韓国に対する不信感というか、マスコミに対する不信感が醸成されましたが。
 このアジアカップの一件も、そういうキーの一つになるかもしれません。

*月曜日のテレビ朝日は『TVタックル』『報道ステーション』と、朝日の番組が面白い。
 今日のTVタックルは、中国、韓国に対する、日本の領土問題とその対応について、っていうテーマだったんですが。
 森永卓郎(♪音楽がなります)氏が一人『中国と仲良く』『対話で』『戦争はゼッタイダメ』を繰り返すばかりで、その他全員から叩かれまくっていて逆に可哀想になるくらいでした。
 『敗北主義者!』だの『知らないのに質問するな!』だの、これじゃあ公開リンチだよなあ。もちょっと理性的で議論のできる人間を持ってくるか、せめてもう一人二人、援軍を呼んでやるか。
 しかしなあ。『理性的で議論のできる媚中媚韓サヨク』って、ありえないんですが。B29を竹槍で撃墜するくらいありえない。
 森永氏、なんでそんなに竹ヤリ好きなんだろう。

 兎も角、TVタックルの論調は、今の日本の平均からしたら『軍国主義的極右強硬派』になっちゃう、のかな。
 中国や韓国の無作法に対しては、船の1隻2隻沈めてやって、痛い目を見せてやらないとわかりゃしない、ってあたりまで、話が行きかかったからね。はぐらかして、そこまでは言わなかったけれど。

はまぐち和久@WEB
驕るな韓国、怯むな日本!

 比べて、その後の『報道ステーション』でのサッカーアジアカップ顛末記は、笑っちゃうほど『中国の反日なんてごく一部の行動』を強調しておりました。
 角沢アナウンサー、あんたが行った『料理店』や『スポーツバー』は、本当に『なんの作意もない中国人の集まった場所』だったの? あたしには、信じられないんだけれど。
 とはいえ、中国人の反日感情ったって、そんなもん持ってないなんていう中国人もいるでしょうよ。確かに。
 でも、報道ステーションが流しているような『私の行った場所にはあんな過激な反日の人は一人もいなかった、ブーイングなんか一つも聞こえなかった』っていう構成は、逆に胡散臭すぎませんか?
 本多勝一だの朝日新聞だのが中国や北朝鮮でやられてきた、プロパガンダ垂れ流しのフィクションドラマでは、ないの?
 そういう疑いすら持ってしまうほど、信じられないほどの『話題の沈静化を狙った顛末記』でした。

 だいたいなあ。
 あのスポーツバーでの観戦客も、中国が負けた途端、みんな帰っちまいやんの。健闘した中国選手に対する拍手の一つも無し。
 憮然とした表情でぞろぞろ帰ったり、カードをはじめたり。
 そうか、日本に対してブーイングをしないような『民度の低くない』方々であっても、サッカーに興味はないってワケだ。単に中国が勝つことしか、興味がない、と。

 今回の大会で、一番不幸だったのは。
 中国国民でもない、日本国民でもない、日本の選手たちでもその他の国の選手たちでもない。
 他ならぬ中国サッカー選手たちが、一番不幸だったということ、なんだな。
 精一杯戦ったのに、応援してもらえない、健闘を称えてももらえない。
 中国の観客たちは、みんな日本しか見ていなかったからな。中国の選手なんか見てもいなかった、ということか。
 可哀想だな。

asahi.com : 政治
離日中国大使に川口外相がサッカー・アジア杯で苦言

 川口外相は9日、離任あいさつのために外務省を訪れた中国の武大偉(ウー・ターウェイ)駐日大使に、サッカー・アジアカップ決勝戦で興奮した中国人観客が駐北京日本公使の乗った車の窓ガラスを割るなどの騒動が起きたことについて、「日中両国選手のフェアプレーには心を打たれたが(観客には)残念な行動が見られた」と苦言を呈した。

 これに対し、武大使は「今回の大会を中国政府は非常に重視し、全体として成功裏に終わったと思う。北京の決勝戦には4万7000人の警官を動員し、最大限努力した」と釈明。日の丸が焼かれたりしたことについては「(群衆の)コントロールが難しかった。一部の中国人サポーターの行為は、本当に不愉快なもので中国政府としても目にしたくないものだった」と述べた。

 川口外相は中国での反日感情について「両国の間で中長期的に客観的に分析していくことが大事だと思う」と指摘。武大使は、日本側で中国が08年オリンピックを開催する能力がないような論調の報道があることへの不満の意を示した。 (08/09 14:49)

 こいつ。武大偉って、えらく威勢のいい名前なんですが。
 しみったれた野郎ですなあ。
 オリンピック開催能力を疑問視する報道について、ご不満がおありのようで。
 不満。そうか。日本の報道は中国を絶賛しないと満足しないってことか。
 お国に帰って、オリンピック開催能力について考えたらいいや。

2004年8月8日(日)「しんぶん赤旗」
日本 中国下し連覇/アジア杯サッカー

 【北京=小寺松雄】サッカーの第十三回アジア・カップの決勝が七日、当地の工人体育館で行われ、日本が3―1で中国を破り、一九九二年大会、二〇〇〇年大会に続く、二大会連続三度目のアジアチャンピオンとなりました。

 前半22分、福西(磐田)のシュートで先制した日本は、1―1で迎えた後半20分に中田浩(鹿島)が勝ち越しゴールを決め、終了間際に玉田(柏)が決定的な3点目を加えました。


中国側応援席からおめでとう合唱も

 試合終了のホイッスルが鳴ったときには、中国側スタンドから「残念」の思いを込めたうちわが飛び交いましたが、表彰式が始まるころには「クンシー(おめでとう)」の合唱の大歓声も起こりました。

 日本への「ブーイング戦争」が問題になった大会でしたが、決勝戦の決戦が終わってみると、やはりそこには国境を越えたスポーツの交流がありました。

 会場の電光掲示板には、「礼を持って客人に対そう」「文明的なサッカーファンになろう」という呼びかけが何度も映し出されていました。中国当局も警備に力を入れ、混乱もなく終わったのはやはりスポーツの持つ力といえます。日本の応援席にいた「母が日本人」と言うルンツェ清さん(29)は「今日の試合での中国のブーイングも、スポーツの範囲内のことで安心して見ていられました」と日本の勝利を喜んでいました。

 くらくらするほど真っ赤だね。流石赤旗。
 いくらなんでも、この報道はないだろうよ。
 まあ、試合結果を除けばこれの全部反対のことを言えば、今回のアジアカップを表現できると思います。

Yahoo!ニュース - 政治 - 毎日新聞
<ブーイング問題>社民幹事長、首相発言に激怒

 社民党の又市征治幹事長は6日の記者会見で、小泉首相がサッカー・アジアカップでの中国人観客による日本チームへのブーイング問題で「スポーツに政治的な意識を持ち込まない方がいい」と発言したことについて「自分自身が中国を訪問できない状態を放っている。あの人がそういうことを言う資格はない」と激しく批判した。(毎日新聞)

[8月6日20時48分更新]

 ちょいと古いニュースではありますが。Raptor氏の教えてくれたニュースです。
 いやあ、頑固に護憲、ですね。今日も元気に『靖国神社参拝反対』を叫んでいるんでしょうか。
 共産党、社民党、彼らはどこへ行こうとしているんでしょうか。
 広大な中国大陸を目指しているのかな。

*サッカーアジアカップの勝利を受けての社説を、一つだけ見つけた。
 中国新聞8月8日の社説です。
 面白いので全文を掲載。

中国新聞 社説
'04/8/8 アジア杯サッカー 勝敗より友好第一に

 恐れていた暴動はひとまず回避され、安心した。北京できのう開かれた日本対中国のサッカー、アジア・カップ決勝戦。中国政府は厳戒態勢を敷き、中国人サポーターによる「反日」ブーイングはあったが、試合中は大きなトラブルには至らなかった。

 試合は両チームの好プレーで盛り上がった。だが、日本人サポーターには後味の悪さも残ったと言わざるを得ない。今後はこうした感情を長引かせず、同じアジアに位置する両国の理解を深めることが肝心だ。

 決勝戦で、日本人サポ―ターの安全確保に向けて中国側が万全を期したのは当然である。同国では史上最高の一万二千人規模で警備に当たった。新聞各紙は節度ある観戦を呼び掛け、中国人選手は試合前に「マナーよく声援を」とコメントした。政府要人も試合前日、両国選手と急きょ会見して友好ムードを演出した。こうした対策には、四年後の北京五輪を控え、国際的イメージダウンを避けたいとする中国側の思惑がありそうだ。

 それにしても重慶、済南両市でのアジア・カップの反日ブーイングは異常だった。「君が代」演奏中にやじがやまない、日本人観客にごみを投げる、反日横断幕を掲げる…。スポーツは時には感情を必要以上に高揚させるが、いずれの場面もそうした理由では納得できない光景だった。

 日本代表が四試合に臨んだ重慶市は第二次世界大戦で甚大な被害を受けており、被爆地広島市と友好都市縁組を結んでいる。それだけに、衝撃を受けた人も多いのではないか。日本政府は中国側へ繰り返して警備強化を申し入れた。

 だが、スポーツのマナーの悪さを嘆くだけでは、これからの両国の良好な関係を進めていく上ではプラスにならない。肝心なのは、なぜ反日感情が噴出したか―に思いをはせることだろう。小泉純一郎首相の靖国神社参拝や旧日本軍の遺棄化学兵器、尖閣諸島をめぐる摩擦などで両国の関係は冷え込んでいる。両国首脳の相互訪問は二〇〇一年秋から途絶えており、再開のめども立っていない。

 今回の「反日」ブーイングには、所得格差や就職難などで普段のうっぷん晴らしをしたい人がはけ口とした―という見方のほか、一九九〇年代の江沢民政権による愛国主義教育が影響したという指摘がある。日本の侵略行為の歴史に重点を置いたため、若い世代の間でも反日感情が強いといわれている。折しも日本では「愛国心」を強調する教育基本法改正の準備が進んでいるが、その「愛国心」の危うさの一端も示しているのではないか。

 経済成長が著しい中国との交流はますます盛んになりそうだ。未来志向に立った日中両国の関係構築に向け、なお一層の相互理解を深めたい。

 要約。
『アジアカップ決勝では暴動が起きなくて良かった。サッカーの試合は盛り上がったが、後味が悪い結果だった。中国当局の警戒にはオリンピックを睨んだものだろう。
 中国の反日ブーイングは異常だったが、中国のマナーの悪さを言っても日中両国のプラスにはならない。小泉首相の靖国参拝や旧日本軍の遺棄化学兵器、領土問題などで両国の関係は冷え切っているからだ。
 中国の反日ブーイングには江沢民による愛国主義教育の影響が強いと言うが、日本の「愛国心」教育の危険性を示してはいないだろうか。
 日中の相互理解を深めたい。』

 なんつうか、テンプレートどおりで逆に面白くないくらい。
 中国の反日愛国教育と日本の愛国心教育とを混同しているあたり、正しい愛国心教育をしてこなかった弊害が出ていますね。愛国心教育を受けなかった人間は、なぜか『愛国心』=『軍国主義』『全体主義』と勘違いする。
 まあ、なんでもかんでも『日本が悪い、政治が悪い、小泉が悪い』を言っておけば社説が出来上がる、楽な方々の楽な社説でした。

*頑固に護憲を叫ぶ方々。
 日の丸君が代反対を叫ぶ方々。
 親中反米汎アジアを叫ぶ方々。
 愛国心反対自由最高を叫ぶ方々。

 そういう、叫び続けた左向きの方々にとっては、今の日本はあまりに生き難い状況になっているようです。
 まあ、叫んでいただけだしね。聞かず、思わず、考えず。彼らは、叫んでいただけだから、こうなっちゃったとも言える。

 日本は軍事力を持つべきだし、核武装を考慮に入れてもいい。
 日本は核を落とされたからそんな兵器を持つべきではない?
 唯一核兵器を実戦使用された日本こそ、核兵器をもつ権利と義務がある、という理論もありますよ。
 まあ、核はおいといても。今の日本に存在する『軍事力を全く持たないでも平和が維持できる』と考える方々は、そのための理性的な案を提示できていないという理由により、あまり現実的な言葉を吐いていない、と言える。

 右左という単純な分け方では片付かないけれど、兎も角も日本で『サヨク』と呼ばれる人々が、あまりにもシンプルな脳とシンプルな主張だけで叫び続けているだけだと、そろそろ誰も、彼らの言葉に耳を貸さなくなってしまう。
 それはそれで、あまり良い状況とは思えないのですよ。
 今までは、そういうシンプルな叫び声が大きすぎたから、他の声は掻き消されてしまっていた。けれど。彼らの金切り声が擦れだし、他の言葉が聞こえてくると、今度は『サヨク』の方々の叫び声はただの雑音になってしまう。
 社会党、共産党の凋落を見ると、そういう状態だと思うのだよ。

 右だとか左だとか、そんなカテゴライズではなくてもいいから。
 例えば小泉首相の言葉に対して、もっと理性的な反論ってやつを、正面から叩きつけるって言うことができる人間が、必要なんだと思うのですよ。
 横や後ろから叫ぶだけじゃなく、さ。

 あたしは、小泉首相はベターだと思うけどベストだとは絶対言わない。
 だから、小泉首相に対して『モアベターはこれだ』と正面から言う人が出てきたら、とても面白いと思うのですよ。

 今のサヨクの方々の叫び声には、それを期待できないのでなあ。

asahi.com : 政治
公明、国立追悼施設の調査費計上を要求へ 05年度予算

 公明党は6日、05年度予算の概算要求に、無宗教の国立戦没者追悼施設の建設に向けた調査研究費を盛り込むよう政府に求める方針を決めた。太田昭宏幹事長代行がお盆明けにも細田官房長官に正式に申し入れる。国立追悼施設は小泉首相の靖国神社参拝に対する中国、韓国などの批判を受け、福田康夫官房長官(当時)の私的諮問機関が建設の必要性をうたった報告書をまとめたが、自民党内の強い反対で構想が頓挫している。

 公明党は「首相の靖国参拝は違憲の疑いがあり、できればやめてほしい」(太田氏)との立場から、これまでも追悼施設の建設に積極的な姿勢を示してきた。

 今回、「施設の種類、名称、設置場所などの調査研究」のための予算を求めることにしたのは、靖国問題の影響で日中両国首脳の往来が途絶えているにもかかわらず、政府・自民党内から一向に建設に向けた機運が出てこない現状に一石を投じるとともに、党の独自性をアピールする狙いがありそうだ。

(08/06 20:43)

 公明党がまた、なんか言っていますよ。
 民主党が公明党を叩き潰し、宗教法人への課税を推し進める、とか言うんなら、民主党を応援することを考慮するに吝かではないよ。
 実際のところは、対立する宗教団体と組んでいるんだから、民主党のダメ加減が見えちゃって、もうなんつか、ダメダメ。

asahi.com : 政治
「あまり騒がずに」 小泉首相、反日サポーター問題で

 小泉首相は9日夜、北京で7日にあったサッカー・アジアカップ決勝戦の際、日本大使館の車の窓ガラスが割られたり、日の丸が焼かれたりしたことについて「スポーツですから、これからも友好的な雰囲気で楽しもうじゃないかということを働きかけていった方が良いと思います。あまり騒ぎだてしないで」と首相官邸で記者団に語った。

 細田官房長官は記者会見で「中国当局も非常に周到な警備態勢をとられて、基本的には身の危険を感じさせるような行動は抑制された」と中国政府の対応を評価した。

(08/09 20:06)

 さて、小泉首相。
 どういう意図だべな。
 この男、のらりくらりとしながら、陰でこそこそと軍事改革進めているような人間なんで。
 あんまり言葉を額面どおりに受け取れませんよ。
 北朝鮮現体制を存続させるような支援をしたりしていますが。
 これについても、日本人にとってわかりやすい外敵を残しておいて、その脅威をタテに日本を変えてしまおうとたくらんでいるのではないか、等と勘繰ってみたり。
 まあ、この言葉の意図はあまり無く、今は中国とことを構える気はない、程度の意思表示かもしれません。

*でわ。

2004/08/08

*今日のご飯はソーセージとセロリのチャーハン。セロリの食感がよい。おいしゅうございました。
 最近お料理づいています。
 今度は、昨日失敗したブロッコリーのスパゲティに再挑戦。
 『ブロッコリーならベーコンとホワイトソースでしょ』とサジェスチョンを頂いたので、ホワイトソースで。

レシピ【ネスレVevey】−料理レシピ検索が簡単−
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ベシャメルソース(ホワイトソース)

  1. 鍋にバターを溶かし、小麦粉をふり入れ、こがさないように弱火で3から4分間炒めます。
  2. あたためておいた牛乳を少しずつ加え、泡立器でまぜながらなめらかなソースを作ります。
  3. マギー無添加コンソメ、白こしょうで調味します。

 いやいや、ホワイトソースから作りはじめんでも。

8月8日の天声人語

『「虫」偏に「文」で蚊。「文」は蚊の飛ぶ「ぶーん」という音を表しているらしい。
 蚊が飛び回るのは鬱陶しく、また蚊は病気を媒介することで知られる。
 北米で流行している西ナイル熱や、毎年100万人以上が死亡するマラリア等だ。
 日本では蚊帳を見なくなったが、これが感染症の予防に貢献している。ザンビアのアンゴラ難民に蚊帳を配布したところ、罹患が低下しているという。』

 『「文」というありがたい文字を名前にいただいて』ってのは、ちょいと意味不明ですな。何をありがたがっている?
 文明? 文章書きという職業? 文民統制? それとも、文化大革命?
 それ以外はまあ、普通のコラムです。まあ特に言うことはないんじゃないの?
 あたしは、子供の頃蚊帳を使った記憶があるな。今ではほとんどないのかなあ。

 西ナイル熱はウィルス性の病気で、媒介するのはイエカ類。
 マラリアはマラリア原虫による原虫感染症で、媒介するのはハマダラカ類。
 他に蚊が媒介する病気として、日本脳炎やデング熱、フィラリア症等があります。

特定非営利活動法人 難民を助ける会
難民を助ける会は、緊急支援・障害者自立支援・地雷対策を中心に活動する国際NGOです。

*明日は新聞休刊日です。
 知らなかったよ。
 ネットで新聞を読む人が増えると、新聞休刊日の意義が薄れると思うのですが。どうでしょうか。

Wikipedia
新聞休刊日

新聞休刊日(しんぶんきゅうかんび)は、日本新聞協会が新聞製作、並びに新聞販売店の慰労・休暇を目的に新聞の発行をお休みにする日。

1990年までは年9回行われていた。

  • 1月1日(元日)
  • 2月11日(建国記念の日)
  • 3月20日または21日(春分の日)
  • 5月5日(こどもの日)
  • 6月第1日曜日
  • 8月第2日曜日
  • 9月23日(秋分の日 但し1988年はソウルオリンピックとの調整で9月11日=第2日曜日に行った)
  • 11月第2日曜日
  • 12月第3日曜日(1989年新設)

これが1991年から毎月実施されるようになり、新たに4月、7月、10月の第2日曜日が加えられた。

 結局、新聞配達屋さんが休むため、っていう意味が大きい。たまにゃあ休まないとね。
でも、ネットだけで新聞を読むようになると、新聞配達屋さんが廃業してしまう。それもどんなもんかなあ、なんて思ったり。
 だいたい、あたしはネットでニュースを見ているけれど、そこに対価を払っていないから。

 そういや、新聞社の収支ってどうなっているんだろう。
 例えば朝日新聞。
 朝日新聞の収支報告って、あるんだろうか。
 ディスクロージャーだの、情報の開示をだの、紙面で声高に叫ぶ新聞社は、自分自身の企業情報についてちゃんと開示しているんでしょうか。

 だってね。
 これはNHKなんだけどさ、番組制作費が着服されていた問題なんて、あるでしょ。
 マスコミニュケーションに携わる人々の取材費着服問題なんて、案外重大な問題だと思うんだが。それを伝えるのが自分自身、マスコミなんだから、隠蔽するんじゃないかって、疑っちゃうでしょ。
 そういう疑いを払拭するためにも、情報開示は必要だと思うんだがな。

ディスクロージャー 【disclosure】
企業が投資者や取引先などに対し,経営内容に関する情報を公開すること。企業内容開示。

*中国ネタでもうちょっとひっぱります。

 結局中国人観客(というか一般中国市民)は暴徒化して暴れまわったし、大使館員の乗る車に蹴りつけたり、窓ガラスを割ったり、なんつう、時代が時代なら戦争の口実にでもなりそうな暴挙を働いた、わけですが。

Sankei Web
「日の丸」焼き警官と衝突 日本公使の車、ガラス割られる

 この事態に対して、日本の外務省はどう考えているか。

JIJI PRESS NEWS
中国政府「一生懸命やった」=アジア杯サッカー対策を川口外相が評価

 川口順子外相は8日の民放番組で、7日に北京で行われたサッカーのアジア・カップ決勝戦について「(日本人の)安全に影響が及ぶことはなかった。中国政府がスポーツマンシップにのっとって見るよう相当一生懸命(働き掛けを)やった」と述べ、中国政府の姿勢を評価した。

 え〜と。川口さん? あなた、何が起こったかちゃんと理解していますか?
 それとも、その言葉には『中国は一生懸命やってもこの程度のことしか出来ない国なんですよ。』とか『一生懸命やってこの程度ですか、信頼に値しない国ですね。』とか、そういう言外の意味を含ませていますか?

 つか、この『民法番組』って、多分サンデープロジェクトだと思うんだけど。
 番組内では、田原総一朗は「この程度のこと、いいじゃないか」なんて言っちゃうし。川口外相は「中国政府は国民をコントロールできない中精一杯やった、中国の人口はとても多いのだから、中国人の全部がそう思って(反日感情を持って)いるというわけじゃない」と、中国擁護に懸命です。
 あんたら、問題の本質をすりかえているよ。
 日本人がオリンピック観光で中国に行ったとき、中国人暴徒の襲撃に怯えていなければならないのであれば、日本人は中国に行くべきではないし、だからこそ「中国はオリンピックを開催するべきではない」と、日本は言うべきなのだ。
 そして、中国人の全部が反日である、というわけではないのは事実だろうけれど。反日である中国人はとても多いし、現実問題として暴徒の鎮圧に10000人を超える武装警察が動員されねばならない状況である。なぜなら、中国は反日を国是として教育しているのだから。その事実は、動かしようがない。

 それに比べて、もっと常識的な対応をする人たち。

Yahoo!ニュース - スポーツ - 共同通信
川淵会長が抗議の意向 アジア杯決勝後の騒動で

 サッカー日本代表が2連覇を果たした北京でのアジア・カップの決勝(7日)後、中国サポーターによる騒動が起きた件で、日本サッカー協会の川淵三郎会長は8日、事実確認をした上でアジア・サッカー連盟(AFC)や大会の組織委員会に抗議する意向を明らかにした。

(後略)

Sankei Web
警備不備と日本側に謝罪 アジア杯サッカーで中国

 北京の日本大使館によると、サッカーのアジア・カップ決勝終了後の7日夜、日本公使の乗った車の後部ガラスが中国人サポーターに割られた問題で、北京市公安局は8日未明、大使館に「警備上の不備があった」と電話で謝罪した。

 公使の車は競技場から出ようとしたところを襲われ、同大使館が中国政府に抗議していた。(共同)

(08/08 21:52)

 一生懸命やったってのは、まあ事実として認めてあげてもいいけれどさ。
 特に実務に携わっていた警察官たち。彼らに対して怠慢であると非難するつもりはないよ。いつだって、前線の人間は一生懸命なんだ。
 でも、後ろにいる人間。踊る大捜査線じゃないけど『会議室にいる人たち』に対しては、その不見識を糾弾すべき、なんじゃない?
 そしてこの場合、言うべきなのは中国共産党の方針そのものに対しての言であり、つまりは『反日教育』という方針への言だと思う。
 他国の教育に口を出すのは内政干渉だって?
 そう思うんなら、他国の教科書検定に口出しする阿呆どもにも同じこと、言うべきだ。中国の内政干渉はキレイな内政干渉、とでも言う? それは『愛国無罪』という間違った思考回路だと思います。

Sankei Web
中国の「民族感情」批判 アジア杯サッカーで台湾紙

 8日付の台湾紙、中国時報は、サッカーのアジア・カップ決勝で中国が日本に敗れたことに腹を立てた中国のサポーターが「日の丸」を焼くなどして騒いだことについて「(反日の)民族感情を好き放題発散させていると、(2008年の)北京五輪のイメージを損なうことになる」と批判した。

 同紙は「試合に勝ち負けはつきもので『民族の恨み』のように見なすなら、北京五輪の際、(中国と戦争をしたことがある)日本やベトナムなどの選手は気をもむことになる」と「民族主義の高揚」に警鐘を鳴らした。(共同)

(08/08 21:52)

 そうだよなあ。中国は近隣の国と一通り戦争しているしなあ。
 そーいやイギリスは阿片戦争で中国人を阿片漬けにした挙句、中国を叩きのめして香港を奪い取った、中国にとっては不倶戴天の敵だと思うんだけど。
 そーいう人々には、何にも言わないのかね。

SANSPO.COM
【サッカー】日本代表が帰国…中国各紙は試合後の混乱伝えず

 北京で7日に行われたサッカーのアジア・カップ決勝で、地元中国を破って2連覇を果たした日本代表が8日、成田着の航空機で帰国した。 北京では8日未明まで、敗戦に怒った中国人観衆約1000人が、日本代表が宿泊するホテルを取り囲むなど混乱が続いたため、警察当局は一行が出発するまでホテル前の道路を封鎖。選手が乗ったバスはパトカーに先導されて北京国際空港に移動した。

 中国政府は決勝前日の6日、大会は「成功した」との認識を示したが、7日の試合後、数千人のサポーターが「日の丸」を焼いたり、日本公使の車両に投石した行為は中国観衆の「文化程度の低さ」(中国オリンピック委員会幹部)を国際社会に露呈。メンツも丸つぶれで、4年後の北京五輪に大きな課題を残した。

 8日付の京華時報が「観衆10人が警察に拘束された」と伝えたものの、各紙は「観衆は速やかに帰途に就いた」「アジア・カップは円満に閉幕した」と平穏ぶりを強調した。

 あ〜あ、中国人。国内では『アジアカップは円満に閉幕した』という新聞報道で終わらせて、それを既成事実化しようと言う意図、かね。
 流石言論の自由のない国、中国。
 アジアカップの権威は欧州や南米の大会よりもちょいと落ちるけれど、それは参加国がワールドカップその他の世界大会であまり活躍していないから。それでも、コンフェデレーションズカップのアジア地区代表出場国を決定する大会として、それなりに重要な大会だったと思います。
 つまり、世界中が見ている、ということ。北京オリンピックへ向けても視線は集まっているしね。
 だから、国内的には『円満』とか言っちゃっても、世界中の目は誤魔化せない。
 ちょいと昔の日本だったら、報道管制と圧力とで誤魔化せたかもしれないけれど、インターネットでの情報共有が進んでしまって、日本のマスコミにも誤魔化せなくなっている。
 現に中国から、観戦客の現地報告としてネット上に様々な情報が提供されている。大混乱だったらしいね。
 さて、中国さん。
 どこまで、誤魔化せる?

 ちなみに、中国国内での報道例。

人民網日文版--2004.08.08
サッカー・アジア杯、中国1−3で日本に敗れ2位

 サッカーの2004年アジアカップ決勝が7日夜に行われ、中国代表チームは1対3で日本に敗れ、準優勝となった。中国チームはアジアカップ制覇のチャンスを逃してしまったが、中国のサッカーファンは気落ちすることもなく、情熱も衰えず、かえってさらに理性的になり、中国チームへの自信やこだわり、寛大さがさらに増した。中国のサッカーファンらは、「サッカーは世界のものだ」と話し、永遠に中国チームを応援していく気持ちを示した。(編集SN)

写真左:天安門の前で「中国チーム、万歳!」と高らかに叫ぶサッカーファン

写真右:負けた中国代表チームに喝采を送るサッカーファン

「人民網日本語版」2004年8月8日

 平和的かつにこやかに五星紅旗を振る中国人民が写真に写っています。
 まあ、欺瞞的な報道ではあるが、こういう中国サッカーファンも中にはいた、ということで納得しておこうかね。

*実際のところの中国国内での報道具合は、ヤジ研(野次馬的アジア研究中心)アジアメディアリンクあたりから、中国国内でのネットニュースを見に行く、ということで。

ヤジ研 アジアメディアリンク
アジア各国の現地ニュースが日本語で読めるリンク集

 BBSなんかを見ると、至って冷静な中国人も散見されて面白い。

*例えば、朝日新聞が8月5日の社説で述べたような、日本が中国に対して行ったこと、中国人の感情を逆なですること、ってのを、挙げてみると。

 中国侵略。
 長慶での日本軍機の爆撃。
 済南への進出。
 小泉首相の靖国神社参拝。
 日本人による中国での集団買春。

 あと、他にも『南京大虐殺』『日本軍の遺棄した毒ガス兵器』『強制連行』『尖閣諸島の領有権問題』など、色々と、ネタを持ってきては日本を攻め続けています。
 中国が、だけではない。
 『進歩的』日本人が、そういうネタで日本を攻めている、わけです。

 私は、これらのほとんどが、ウソか、脚色に塗れた作り話か、事実をすりかえた虚言か、でっち上げか、そういう程度のものだと、考えています。

 例えば「南京大虐殺」と呼ばれているもの。
 これはウソだと思っています。
 もちろん、戦争なんで。南京占領時に死んだ中国人が一人もいない、なんて思いもしませんが。
 しかし、いくらなんでも30万人とはあんた大風呂敷を広げすぎでしょう、と思う次第。
 ウソを隠すためにちょっと大きいウソをつき、そのウソを隠すためにもうちょっと大きいウソをつき、だんだん大きなウソになって最後に「あんたそりゃウソだろうがよ」と誰もが思うようになったら、その頃には最初のウソについて誰も覚えていなかった、って話の典型だと思います。

 そういう風なことを言うと「それでも中国人は日本人に殺された、殺された中国人は確かにいるんだ、その人たちの思いを考えたことはないのか」なんて、言い返されちゃったりするんですが。
 それはすりかえだし、あまりにも感情的な言葉だ。
 それが許されるなら、現実として中国人に殺された日本人も多くいる。その、殺された日本人の思いについて考えたら、中国に対して友好的である必要はない、ということになる。

 結局、そういう『中国に謝罪せよ』的な感情をもつ人々の多くは、根っこのところにあるのは『日本が中国に侵略したから悪い』『日本が戦争したから悪い』っていうものなんではないか。そう考えます。
 でも、戦争したのが悪いんだから、日本は中国に謝罪しろってのは、なんとも厳しい言葉だ。だって、じゃあ『謝罪』ってのは、誰がしたら良いのか、誰にしたら良いのか、何をしたら良いのか、どうしたら良いのか、いつまでしたら良いのか、そういうことを何一つ提示していないから。

 例えば、小泉首相の靖国神社参拝がアジアの国々(笑)との摩擦になっている、なんて言を、朝日新聞をはじめとする『進歩的』市民の皆様は言うけれど。
 じゃあ、靖国神社参拝を止めたら、それでいいの?
 そうじゃないでしょ。
 参拝していない間だって中国はしつこくねじ込んできているんだから。

 それとも『日本は謝罪していない』とでも言う?
 そんなわけない。
 なんども謝罪し『土下座外交』と揶揄されるほど、謝っている。
 賠償が済んでいない?
 済んでいる。
 日中共同声明を1972年に出したとき、正式に終わった事になっている。

日中共同声明
日本国政府と中華人民共和国政府の共同声明
(日中共同声明)
1972年9月29日 北京で署名

 で、例えば謝罪が済んでいないとして、では『謝罪』とは何をしたらいいの?
 中国人の皆様の感情に配慮し、彼らのご機嫌を損ねることは一切禁止する、ということ?
 それとも、彼らの命令には全部従う、ということ?
 それとも、もっとお金を払う、ということ?
 国民1億数千万人が、一斉に中国に向けて土下座する『謝罪の日』でも制定する?
 今度は中国に侵略してもらう? 侵略してもらい、国民を皆殺しにして頂き、日本国は滅亡して中国領になればいい?
 何をしたらいいのか。

 謝罪しろ、って言葉は簡単だけれど、それは結局感情の問題でしかない。
 謝罪が終わっていない、なんて簡単に言うけれど、では何をすることが『謝罪』であるか、全然わからない。
 日本人の全てが歴史を正しく認識し、中国に対する謝罪の念を、なんていう人もいるけれど。中国人の言う『残虐な日本人の歴史』とやらが全部正しいなんて思っているのだろうか。
 で、謝罪の念を持つってのは、どういう状態を指すのよ。振り出しに戻ってしまう。

東京新聞:国際
『日本の謝罪不要』に圧力
『対日関係新思考』中国で出版禁止 

 【北京=鈴木孝昌】「日本の侵略戦争への謝罪問題は解決済み」として、新たな日中関係を提起した中国著名評論家の「対日関係新思考」が中国当局から国内での出版を禁じられた。関係筋が31日明らかにした。

 小泉純一郎首相の靖国神社参拝問題に加え、東シナ海の天然ガス田開発など日中間の摩擦が続く中で、中国側もまだ「新思考」は容認できないと判断したもようだ。

 著者は共産党機関紙、人民日報の評論員、馬立誠氏。馬氏は一昨年末「日本の軍国主義復活はない」「中国人の対日観は感情的で未来を見ていない」とする「対日関係新思考」を雑誌に発表。馬氏に「売国奴」の批判が殺到し、中国内での大論争に発展した。

 馬氏は自説を著書としてまとめ、ことし二月に日本語版「日本はもう中国に謝罪しなくていい」を日本で出版した。

 中国語版は「謝罪を越えて・対日関係新思考」と題し、八月にもまず香港で出版する予定。

 出版社は、中国本土での出版許可も求めて、中国外務省に申請したが、七月末に「不許可」の決定が下った。

 馬氏への批判や政治的圧力が続き、馬氏は活動拠点を香港に移した。日中間の「新思考」が始動する日まで、まだ遠い、といえそうだ。

Amazon.co.jp: 本
日本はもう中国に謝罪しなくていい
馬立 誠 (著), 箭子 喜美江 (翻訳)

日本はもう歴史のことで中国に謝罪しなくていい、それよりも中・日・韓「経済一体化」の実現をめざせ! 中国気鋭の論客が21世紀の新たなる日中関係構築のために説いた、鋭く斬新なオピニオン。

Amazon.co.jp: 本
中国こそ逆に日本に謝罪すべき9つの理由―誰も言わない「反日」利権の真相
黄 文雄 (著)

なぜ中国だけそんなにエラそうに言う権利があるのか! 中国人凶悪犯罪の増加、日本総領事館駆け込み事件、靖国参拝…。中国の最大のウィークポイントを鋭くつき、日本の「過去」と現在の中国の政治とのパラレルな関係を探る。

 まあねえ。
 本についての感想は、本を読んでから。
 なんで、この本のタイトルをそのままありがたがる気はないのだけど。
 中国国内では出版できないってのは、流石は言論弾圧の国、だねえ。という感想を。

 そーいや、中国の話で忘れていたけれど、お隣の国、韓国も、言論弾圧の国として有名ですな。
 『親日派のための弁明』は、韓国国内では、発禁ではないけれど『18歳未満お断り』扱いだった、かな。
 先日『韓国の作家を』『親日であると言う罪により』『韓国で』『日本の市民団体が訴えた』という、バカなニュースを紹介したけど。
 基本的に『日本は中国、韓国に対して自己主張してはならない』と考えている人々が多いのだなと、思った。
 韓国にも、中国にも、日本国内にも。

*さて。このニュース、噛み付いてくる『自称・良識派』は出てくるか。

Yahoo!ニュース - スポーツ - サンケイスポーツ
男子代表9選手、靖国神社に参拝

 「立派に戦ってきます!」−。アテネ五輪レスリング男子代表9選手が6日、東京・国立スポーツ科学センターで「100日合宿」を打ち上げ、午後には靖国神社に参拝。お家芸復活を期す日の丸戦士たちは護国の英霊にアテネでの活躍を誓った。

(後略)

 勘違いした方々から『まるで戦時中を思い出します』だの『アジアの人々を不安にさせる』だの『もっと平和の声を聞いて』だの、そういう声が上がってきそうですね。
 レスリング代表だけではない、全ての日本代表選手の健闘を祈っております。
 Z旗でも揚げますか。「皇国の興廃コノ一戦ニアリ、各員一層奮励努力セヨ」てなもんで。

*でわ。

2004/08/07

*今日は、サッカーでした。日本対中国戦。
 そして。

勝ったよー!!
優勝おめでとうーーーーー!!
最高だーーーーーーー!!

*ところで、中国代表のゴールキーパー、いい男だよね?(笑)
 なんてなことを言うと

 や ら な い か

 とか言われるかな。
 いいじゃんか。
 格好いいヤツには、格好いいって言っても。
 あんな反日中国人が格好いいなんて、信じられないっ。とか、そんなこと言う?
 そんなケツの穴の小さいことは、言いませんとも。

 そうか。
 ケツの穴は小さくないのか。
 や ら な い か(笑)

やらないか【やらないか】[成句]
 山川純一氏・作のゲイ漫画「くそみそテクニック」にて使われている言葉。
シチュエーションとしては、ゲイの世界に興味を持つ青年がハッテン場の公園を歩いているときにツナギを着た男を見かける。そのツナギを着た男がツナギのホックを外しながら発した言葉である。
 「くそみそテクニック」自体の認知はふたばちゃんねるに最初の2ぺージが貼られたことが始まりだが、その後2chに飛び火、各板で一大ブームを巻き起こすこととなる。その盛り上がりようはこの言葉が至る所で使われる他、AAやコラージュ等々を見ても明らかといえる。最終的にはこの作品が収録された単行本の復刊までなしとげてしまうほどだ。
 なお、この作品から出た言葉として「ウホッ、いい男…」というのもある。
関連語:ウホッ!いい男…
参照サイト
http://ime.nu/http://gaty.hp.infoseek.co.jp/kusomiso.html

 ちなみに、中国のゴールキーパー、Liu Yunfeiですが。
 8月5日生まれの25歳で、身長81m、体重183kgだそうです。
 そか。大会中に誕生日をむかえたんだね。
 つか、身長体重が(笑)

PlayerProfile
Liu Yunfei

*サッカー関連は、後ほど。
 8月7日の天声人語

 『何の気なしに語られた言葉が歴史に残ることがある。ふとした瞬間が「決定的瞬間」となることがある。どこにでも、その「決定的瞬間」が隠れている。』

 なんだ、このコラムは。とりあえず、このフランスの写真家アンリ・カルティエブレッソンについてのコラムである、ことは判るんだが。
 ただ、それだけなんだな。

何必館 アンリ・カルティエ=ブレッソン展
ブレッソンは時代を撮った。つまり人間を撮った。カメラの現場とは、そこにしかないのかもしれないということを、カメラを放棄した彼の現代への批評精神とみるべきではないだろうか。少なくとも私には、人差し指一本で撮れる写真であればこそ、撮ることには資格がいる気がしてならない。

 あと、突っ込みとして。
 朝日新聞が捏造して煽動した『従軍慰安婦』『南京大虐殺』『強制連行』『百人斬り』なんて言葉も独り歩きして、歴史の事実とされてしまいましたね。
 『神の国』だの『人生色々』だの、そこらへんの言葉も発言者の意図と違う意味で言葉を定着させたし。
 次の狙いは『長慶大空爆』ですか?

*社説では、朝日新聞の記者の処分について、語っています。
 この事件ね。

asahi.com : 社会
録音流出経緯と本社の対応、改めて記者倫理を徹底します

 朝日新聞東京本社の記者が無断録音した取材内容のMDを別の取材先に渡した問題について、朝日新聞社は6日付の新聞紙面で社内関係者の処分と、処分の対象となった行為を公表しました。読者のみなさまからは、厳しいご叱責(しっせき)とともにさまざまな質問が寄せられています。この問題は、誰から話を聞いたかは明らかにしない「取材源の秘匿」の原則にかかわる事情もありますが、お問い合わせの多い点を中心にご説明します。

(後略)

 ■朝日記者処分――許されない過ちだった
 と、言っています。
 『あってはならないこと』『重い記者の職業倫理にそむき』『取り返しのつかない迷惑』とか言っていますが。
 『専門用語や事実関係を確かめるため』『隠された事実を発掘しようという気負い』等と、自社の記者を擁護するのも忘れません。
 『今まで以上に報道の責務に取り組まねばならないと思う』と言っていますが。な〜んか、言葉を軽く感じてしまうなあ。
 まあね。だって、朝日新聞だし。今までの行いが、なあ。

 ちなみに、この事件については産経新聞コラム「産経抄」産経新聞社説「主張」が取り上げています。
 まあ、朝日新聞大嫌いのサンケイだから、ってのもあるだろうけれど。
 ジャーナリストの根本のところに関連する、重いテーマの話題だからなあ。他紙も、重く考えてもらいたいもんである。

*サッカーアジア大会についての社説、コラムに追加が来ました。
 日経新聞コラム「春秋」、毎日新聞コラム「余禄」、毎日新聞社説、です。
 これで、全国紙は一応ひととおり、来ましたね。
 東京新聞のコラム「筆洗」と、朝日新聞のコラム「天声人語」は、まだこの件について触れていません。

 日経新聞「春秋」

『サッカー嫌いなスポーツマンの先輩が「サッカーは手を使えないから選手にフラストレーションがたまる、それが観客に伝わりファン同士の激突に繋がるのだ」と言っていたことを、アジアカップを見て思い出した。
 日韓ワールドカップでは大きな混乱はなかった。ヨーロッパのサッカーではフーリガンが暴徒化することがあるが、アジアにはアジアの作法があってよい。
 欧州メディアは決勝戦では中国観客が暴徒化すると言っていたが、そんな期待に応えることはない。』

 真っ当に要約してみた。
 春秋子の、アジアとやらへの過度の期待は、華麗に肩透かしをくらった、というところか。既に26:00現在、一部のファンが暴徒化している様子がニュースとして伝わってきています。
 あと、日韓ワールドカップで「大きな混乱がなく」って、春秋子、あんた軽い認識だね。
 韓国人の応援も、今回のアジアカップでの中国人の行動とほとんど変わらないくらい非礼なものだった、と記憶しているんだが。まあ暴徒は出なかったようだけど。

 毎日新聞「余禄」

『中国は礼の国、と言われるが、アジアカップでの日本に対する行動に対しては中国当局が国民に「礼儀ある行動」を呼びかけた。
 北京オリンピックを控えた中国は、国民に「礼の国」の誇りを訴えねばならないような事態である。
 スポーツは現実生活とは違う次元で行われるゲームだ。様々な楽しみ方があるだろうが、だからこそ、そこにはルールが存在している。礼儀作法や、スポーツに政治を持ち込まないという、厳格なルールだ。
 礼儀が人間社会に味わいをつけ、人と社会を熟成させると、中国の古典「礼記」にある。中国人には、先人の言を噛みしめて欲しい。』

 ちょっと、面白い切り口のコラムかな。
 そうね。東方儀礼の国と自称するのは朝鮮半島ですが、彼らの礼儀知らずぶりはよく知られたところ。礼を重んじる、なんて言っている中国も、結局はこの有様だしな。
 まあ、そういう「礼の国」と呼ばれたのは過去の話、だからな。結局は。時が過ぎれば人も社会も変わってしまう、ということなんでしょう。
 日本人もお行儀を気にするお国柄、のようですね。日韓ワールドカップでの日本の方の評判は概ね良かったようですし。今日の北京市工人体育場には「日本中国友好」と書いた日の丸を持ち込むくらいで。お行儀良いにも程がある。
 ま、中国さんは、礼儀ってものを思い出すべき。そういうコラムだね。

 毎日新聞社説「中国アジア杯 北京五輪ホスト国の自覚を」。同日に社説とコラムとで論ずるってことは、このトピックを重視していると言うことかな。

『アジアカップの決勝が今日行われるが、これまでの試合と同様、外国チームの選手が満足に応援が受けられないような状況では、中国のホスト国としての力量に疑問符がつく。北京オリンピックの開催も危ぶまれよう。
 スポーツの場に政治的主張を持ち込むのは国際的なマナーに反している。
 もし中国のチームが外国で、チベットを独立させろ等と言われたら、中国政府はどう対応するか。国歌演奏にブーイングされて笑っているのか。
 中国には「愛国無罪」の伝統がある。愛国目的にはルール違反も許されるという考え方だ。中国の反日愛国教育がこの考えに結びつき、政治的摩擦のたびに爆発している。
 政治問題は存在するが、それをスポーツの場に持ち込むのは誤りだ。』

 口調は穏やかで、諭すような社説なんだが。
 非常に危険な場所まで切り込んでいるね。
 特にチベット。中国はチベットを独立させろ、って言葉をもって来るのは凄いな。日本のマスコミは中国様に配慮してチベット問題に頬かむりしていると思ったんだが。言っちゃったよ。
 それとも、これはアレか。中国人の横断幕「魚釣島は中国のもの」という主張と対置することで、チベットを独立させろと言う主張が荒唐無稽なものであると印象付けたいのか? それは穿ちすぎかな。
 それと『愛国無罪』という思考回路、ね。なるほど、これは面白い。初めて聞いた。
 しかしこの『愛国無罪』という思考回路は、日本のサヨクの方々の脳にもしっかりプリントされているようで。
 憲法を守るためなら憲法を破ってもかまわない! とか考えている方々が、多いからね。
 愛国無罪、というところに切り込んだのは面白いけれど、それは同時に日本のサヨク活動家やプロ市民運動家の方々にも叩き付けられている、と思う。毎日新聞は左寄りだと思ったんだが、いいのか?

*しかし、なんだな。
 新聞各紙の社説、コラムを見てみましたが。
 朝日新聞の異常さが際立ちますね。
 中国の反日の原因は日本。反中国はいけない。政治家はもっと考えろ。これは朝日だけだったからな。
 東京新聞はもちょっと朝日よりだったけど、それでも日本の対応が必要なんて結論にはもっていかなかったし。
 この優勝と、中国の暴徒たちについて、どう取り上げることやら。
 まあ、明日の社説、コラムには、アジアカップ優勝のニュースは間に合わないだろうから、明後日以降の各紙の反応を、楽しみにしましょう。

*あとは、ちょいと覚え書き程度に。

スポーツナビ | ニュース
「日本を代表する大きなチームができた」ジーコ監督=サッカー日本代表

――今日の勝利には、本当に実力で勝ったのか? という議論の余地がある(2点目のハンド疑惑など)が、どう思うか

「(信じられない、という表情で)それなら2人の副審は何のためにいるというのか? 私は35年この世界にいるが、スローインでオフサイドを取られたのは、今日が初めてだ」

スポーツナビ | ニュース
「この敗戦だけは受け入れがたい」中国代表ハーン監督=アジア杯

「今日はいい試合だったが、残念ながらわがチームは敗れてしまった。その原因はあまり言いたくないのだが、やはり経験という部分で――例えば主審に見えないところでのファウルの仕方など――で日本より劣っていたように思う。それは私もプレーヤーだったから、よく分かる。日本はこうした大きな大会での経験があった。そして中国はゲームをコントロールすることができなかった」

スポーツナビ | ニュース
「中国は、日本を認めなければならない」AFCベラパン事務総長=アジア杯

「中国は今日、敗れたからといって恥じることもない。彼らの強さはこれまでの戦いで証明されているのだから。ただ、アリ・ハーン監督の態度については、少し失望している。中国代表の監督は、スポーツマンシップに則り、グッドルーザーとしての態度で臨んでほしかった。彼が表彰式をボイコットしたのは、AFCに対してもプレーヤーに対しても失礼なことだと思う」

*ジーコ監督のコメントは、手馴れたもんだね。
 それに比べてハーン監督、負けて言い訳をするのは見苦しいぜ。しかも「日本の選手が主審に見えないところでファウルしていた」って、どうよ。あたしには、中国の選手は主審に見えるところでファウルをしていながらスルーされっぱなしだったように見えたけど?
 ほんでもって、AFC事務総長に喝を入れられているんだから大笑い。
 しかしまあ、中国の監督、だからなあ。文句言ってねじ込んでおかないと、中国人の暴徒が押しかけて来かねないし。そう考えると、可哀想なもんである。

asahi.com : 国際
アジア杯試合後、群衆が日本チームのバス取り囲む 北京

 サッカー・アジアカップの日中決勝戦は北京市の工人体育場で7日夜、厳重な警備態勢のなかで行われた。これまでの試合で、中国人観客が反日的行為を繰り返してきたことから、中国政府は開催国のメンツをかけて治安対策に力を入れた。だが、日本の勝利で試合が終わると、中国人観客から日本のファンへ向けて物が投げ込まれた。試合後も、会場の外のあちこちで数千人単位の群衆が騒ぎ、日の丸を焼いたり、日本チームのバスを取り囲んだりして騒然とした状態が続いた。

(後略)

YOMIURI ON-LINE / スポーツ
アジア杯試合後も騒然、「なぜ」と憤る日本人観客

【北京=伊藤彰浩】試合終了後も騒然とした雰囲気が続いた――。7日、北京で行われたサッカー・アジアカップ決勝戦。スタジアム外での中国人サポーターの反日的な言動で2時間以上にわたり、足止めをくらった日本人サポーターからは、「政治とスポーツは別。それがなぜこんなことになるのか」などといった憤りの声が聞こえた。

(後略)

 中国の威信をかけた治安対策も、中国暴徒を抑え切れなかったみたいだね。
 今のところ日本人の酷い被害は、まだ報告されていないけれど。
 またチャイニーズキックが日本大使館の車に炸裂したみたいだね。これで大使館員が怪我でもしてたら、そらあ〜たとんでもない国際問題なんだが。戦争一歩手前、くらいの。

 しかし、あの中国の武装警官。すごいね。小銃構えているんですが。
 10000人もの警官隊だったけど、各地で発生する暴徒の群れは抑え切れなかったようです。被害が出ていなければいいんだけれど。

*試合のテレビ中継、見ていたんだけど。
 もう、いきなり国歌斉唱でブーイング最高潮で笑ってしまった。
 中国人、期待を裏切らないぜっ! って感じで。
 まあ、あのブーイングといい、異常なスタジアムといい、試合後の暴徒の群れといい、全部世界中が知ることになるんだけれど、中国当局はそれでいいのかな。
 色々と、マズいと思うんだが。
 しかし、だからといって中国国民を力で押さえつけて「反日は許さん」と言ってしまえば、これまでの教育がウソだと言ってしまうことになるし。
 ジレンマを感じるね。

*まあ、色々と不可解なジャッジもあったけど。
 中国チーム、まあまあ、強かったんじゃない?
 でもディフェンダーはすごく弱そうだと感じた。組織的に守るというのができていない雰囲気。
 日本はもっと攻めたら攻めれたんじゃないかな。
 ファールもらったり、タックルされてファールにしてくれなかったり、というのを恐れて、あまりハードに攻めていなかったように見えた。ちょっと抑え気味で。
 日本ディフェンスもそういう雰囲気だったね。激しいボディコンタクトをなるべく避けていたようにすら感じたんだけれど。
 ま、勝ったから、いいや。

*でわ

2004/08/06

*映画『マッハ!!!!!!!!』です。
 これってつまり、肉の映画、なんだな。
 トゥームレイダースの時にも思ったんだが、ベクトルとして『アダルトビデオ』と同じものを持っている。ただ、その内容が『エロス』ではない、というだけで、感じるエクスタシーは同じ。
 演者の肉に興奮し、そのアクションに快感を感じる、という映画だと思う。

 だから、見る人を選ぶよね。評価は割れるでしょう。
 主演のトニー・ジャーの肉と動きが気に入らない人間にとっては最低の映画。気に入った人間にとっては最高の映画。
 あたしは、大好き。だから、最高。

 例えば成龍(ジャッキー・チェン)のアクションと比べると、なんだかものすごく『泥臭い』のだよな。
 花拳繍腿、じゃないけどさ。ジャッキーアクションは、派手で格好いい。比べてマッハ!の格闘アクションは、なんだか泥臭く感じる。
 格好いいんだけどさ。派手なジャンプ、スピン、そんなものも多いんだが。
 何を泥臭く感じるのかと考えると、多分トニー・ジャーの使う格闘技『古式ムエタイ』の動きに馴染みがないからなんだろうな、等と思った。

 面白い動きの、格闘技だね。まあ、そんなに詳しくないから、彼の動きがどれ程『正しいムエタイ』なのかは、知らないのだけれど。
 しかし、えらく肘の多い武術体系だ。しかも肘を脳天に落としたり、膝を顔面に叩き込んだり。人を効率よく壊すための技だなあ。
 良い子はマネしないでねっ!

マッハ!!!!!!!!
一、CGを使いません
二、ワイヤーを使いません
三、スタントマンを使いません
四、早回しを使いません
五、最強の格闘技ムエタイを使います

*久しく、アニメを見ていませんでした。精神が疲れていて、そんな余裕が無かったのだな。
 先日初めて、ギャラクシーエンジェルの新シリーズ(第4期)やっているのを知りまして。
 見てみた、わけだ。

 やー、相変わらず、むちゃむちゃやっておりますなあ(笑)
 やりたい放題だ。

 第9話「じゃんじゃん炊飯じゃー」
 それが、オチかよっ! テクノロジーに溺れた者の末路を示しているのか。鉄腕アトム『十字架島』のプークへのオマージュか。
 いやいや、そんな御大層なもんちゃいますがな(笑)
 こんなデッドエンドな話も平気でぶちかませるのは、流石だ。

 第10話「ラブ米」
 見ているこっちがコっ恥ずかしくなる、を通り越して、ギャグの域にまで達した王道ラブコメディですよ。
 ってあーた、オープニングアニメと主題歌まで造っとりますがな!
 しかも、歌が金月真美だとっ!? 王道ですなぁ。あ、金月真美さんつったら、ときめきメモリアルの藤崎詩織役&主題歌の人、ね。基本にして王道、元祖にして究極です。
 ロストテクノロジーも任務もそっちのけ、部活にテストにおしゃれに恋に、ランファは只今青春街道爆走中なのだ!
 この話、絶対自分の趣味を満足させるためだけに造ったやろ(笑)

 相変わらず、キレ味鋭い作品です。

Project G.A.
どーなっちゃっても超絶ハッピー!

*さて、話はがらっと変わって。
 8月6日の天声人語ですよ。

 『映画「父と暮せば」を見た。「おとったん、ありがとありました」という呟きが、心に染みた。』

 さらっと、流すように略した。
 天声人語子の感傷的なコラムに引きずられたくないし、かといって行間を穿って読むのもなんなんでな。
 まあ、映画の感想は映画を見てから、だし、あたしは見ていないから、感想もなし。

映画「父と暮せば」オフィシャルホームページ
黒木和雄 戦争レクイエム三部作「父と暮せば」

*59年前の8月6日は、広島に原爆の落ちた日。世界で初めて、原子爆弾が実戦で使用された日として、記憶に留めねばならない日。だから、式典が開かれ、新聞各紙は平和への祈りを書いている。

 まあ、その思いを茶化す気はないので、そこらへんに対して突っ込むのは無しにします。
 ただ、8月6日の朝日新聞社説■原爆の日――再び人道の危機の時にについて、ふたつつだけ。

 第5段落
『こうした無差別爆撃は、20世紀の戦争の非人道性のもっとも分かりやすい象徴だろう。先例となったのは、スペイン内戦中の37年に独軍機が行ったゲルニカ攻撃であり、日本軍機が38年から中国の重慶に対して繰り返した大空爆だった。それらがドレスデンへ、東京大空襲へとつながり、結局、広島と長崎への原爆投下に行き着く。』
 この書き方は、卑怯だと思った。
 まるで『東京大空襲も原爆投下も、日本軍の長慶への爆撃が原因だ』とでも言いたげな書き方だ。
 そうか。そんなにこの惨禍を『自業自得だ』と言いたいのか。
 それは、卑怯だなあ。
 人の死をして、その死の原因はお前の過去だ、と言っちゃうのは、あまりにも悲しい。

 第19段落〜第21(最終)段落での『アジア』の連発にはうんざり。
 朝日新聞の言う『アジア』は、極東3カ国しか指していないから。
 実際のアジアは、中東まで含めた広い地域で、そこに住む人はものすごく多く、日本に対する思いは多様だ。
 しかし、朝日新聞などは極東3カ国のみを指して『アジア』と言う。
 そして、極東3カ国の人々のうちの一部の人々の考えが、全てのアジアの人々の考え方であるかのように見せかけているのだ。
 これは、卑怯なすり替えだ。
 第21(最終)段落
『中国との和解を進めつつ、中国に核の廃棄を求める。同時に、アジアの人々と肩を組んで、米国をはじめとする他の保有国にも廃絶を迫る。そんな日本の姿を見たい。』
 中国には『廃絶を求める』のに、米国には『廃絶を迫る』のか。
 よっぽど、中国様と手を取り合って生きてゆきたいらしい。
 私は、日本が中国と和解できないのは、偏に中国と朝日新聞の責任だと、思うんだがな。

*昨日も書いた、サッカーアジアカップについての中国外交部のコメント、という記事。それの、中国人民網版のやつです。

人民網日文版--2004.08.05
サッカーアジア杯の観戦について 外交部コメント

 外交部の孔泉報道官は4日、記者からの質問に対して、次のように答えた。

 ――サッカー・アジアカップの試合の中で一部の中国のサッカーファンが日本の代表チームにとった非友好的な行動について、中国側はどのように評価するか。

 2004年サッカー・アジアカップは、中国側が開催を引き受けた重要な国際試合だ。われわれは、中国代表チームと日本代表チームがすばらしい試合内容で決勝に進んだことを嬉しい気持ちで見ており、中日サッカーファンが8月7日に優れたマナーですばらしい試合を観戦できるよう期待している。

 われわれが理解するところでは、日本チームに関係のある4試合では、会場内外の全体の秩序は良好で、雰囲気は活発だった。誰もが知る通り、国際的に重大なサッカーの試合では、少数のサッカーファンによる過激な行為が時折起こる。これはスポーツの精神と合致せず、われわれは決して賛成しない。これと同時に、指摘する必要があるのは、一部の日本メディア少数の人々の行為過度に報道したり誇張したり、ひいては政治と関係付けたりしていることで、これについてわれわれは遺憾を表明する

 中日両国には悠久の友好と交流の歴史がある。われわれは、スポーツを含む幅広い交流を強化することは、両国の国民の間の理解と友情の促進に役立つと信じている。(編集SN)

 「人民網日本語版」2004年8月5日

 要約すると。
『中国での騒ぎは一部のサッカーファンの起こした、よくある、ちょっとだけ度を越した行動であるに過ぎない。
 それを一部の日本のメディアは、頻繁に、大げさに言い、それが政治的な行動であるかのように書いている。
 ふざけるな。
 日本のマスコミは黙っていろ。』

 いやあ、素晴しい。流石は、大中華帝国の役人です。
 恥ずかしくないのかね。

 まあ『1億死んでも9億残る』ってくらい人口の多い中国だからな。ある都市の全員が反日思想を持っていても、全国民から比べたら『ごく少数』なんでしょうよ。
 北京で日本大使館員の乗った車に飛び蹴りかましたり、日の丸を燃やしたり、煽動されて暴動起こして大学生に暴行したり商店を破壊したり、そんなの日常茶飯事の中国では、スタジアムでのあの程度の混乱くらい可愛いもんなんでしょう。
 普段は中国国内の醜態を日本では放送させないように圧力をかけているから、今回みたいな国際大会の舞台での報道を見ると、びっくりするくらい大量の報道に見えちゃうんでしょう。
 中国人は『反日教育』で脳をファックされてあちこち麻痺しているから、日本に対して何を言っても『政治的』とは考えられないくらい脳機能が低下しているんでしょう。

 だって、中国だし。
 仕方ないよ。その程度の国民なんだから。

 ところで、朝日新聞の記事や論調では『歴史的経緯から、全ての中国人について反日的行動に出るのは仕方がないと思われる』『政治的主張の横断幕もあった』『中国政府への不満の捌け口として日本がある』等、中国外交部様の仰ることとはちょっと違うことを言っておるのですが。
 そこらへん、どうよ。
 どっちがウソ言っているの?

 つうか、中国外交部が、こんな声明出しちゃうんだもんなあ。
 北京オリンピックは、こりゃ失敗かな。

*アジアカップ騒ぎに対する新聞の社説、コラムが、また来ました。
 日経新聞社説と、産経新聞コラム産経抄です。産経抄は2回目(社説も入れたら3回目)。この手の話には、流石にねちっこい。

 日経新聞 社説2 北京五輪に傷がつく(8/6)。昨日の春秋は、ジャブだったようです。
『アジアカップでの中国人の行動は狭隘な民族主義の発露だ。こんなことではオリンピックが開催できるとは到底思えない。
 日中戦争の被害が反日感情を産んでいるのかもしれない。だがそれは、スポーツ精神への冒涜であり、自らを貶める。
 このような行動の背景には江沢民政権の反日民族主義教育がある。だが、そのような偏った教育は自らの国益や品格を損なうものだ。日本は、冷静に対処すべきだ。』

 まあ、今までに出た各紙社説、コラムを混ぜ合わせて、無難なところを抽出した、という感じかなあ。
 最後に『民族主義教育は良くない』『日本は冷静に』を持ってくるあたり、穏健派だね。
 なんとなく『日本は"愛国心教育"なんかしない方がいいよ』と言っているようにも聞こえるけれど。まあ、ここは好意的に『あんな反民族バッシングは格好悪いぜ』と言っていると、受け取っておきましょう。

 産経新聞 産経抄

『アジアカップでは日本の報道まで「中国に謝罪すべきだ」と言っているかのようだ。まるで朝日新聞のように。
 中国の反日キャンペーンは、江沢民による「愛国主義教育実施綱要」に端を発する。
 中国の女優が旭日旗に似たデザインの服を着たというだけで、国民やマスコミが彼女を非難した。その事件を日本のマスコミは無視し、政府は中国に金を送り続けた。
 冷静でなければならない。しかしそれは、見ないふりをしろということではない。冷静に、彼らを批判しなければならない。』

 流石産経新聞。朝日新聞を名指しで非難です。
 まあ、朝日新聞の名を挙げて、その論調を非難しておけば大体間違いない、というのは楽でいいやね。朝日新聞が、首相の名を挙げてそれを非難しておけば大体間違いない、という方法で社説を創っているのと同じようなもんだ。
 産経抄のコラム子は、折角普通にいいことを言っているんだから、朝日新聞を持ち出すような下衆い真似をやめればよいのに、と思う。
 大丈夫。言わなくっても、『ある新聞などは…』なんて匂わさなくっても、読者はちゃんと『ああ、朝日新聞的の言っていることをバカにしているんだな』ってすぐ判るから。そんなすぐに判るようなことをわざわざ言っちゃうから、コラムが途端に低俗になる。もったいない。

 江沢民の「愛国主義教育実施綱要」や趙薇事件に触れているのは、良いね。興味を持った読者が、自分で調べるための足がかりを示している。名前と概要とがあるからにわか知識としても使えるし、インターネットや図書館で調べるためのキーワードにもなる。
 日本のODAについて述べているのもよい。こんな国に援助なんて必要なの? と思わせる。
 まあ、今の日本の、中国に頭を下げて踏みつけて頂くという関係を批判する、普通のコラムでしょうな。

 あとは、昭和60年(西暦1985年)までは日本の首相は普通に靖国神社に参拝していて中国からもどこからも非難なんかなかった、とか。
 朝日新聞が昭和57年(西暦1982年)に歴史教科書検定についての誤報を大々的に流したために、中国からいらぬ内政干渉を喰らった、とか。
 朝日新聞は本多勝一氏の「中国の旅」という中国共産党プロパガンダコラムを掲載し、南京大虐殺をでっち上げた、とか(朝日新聞やテレビ朝日はこの後も性懲りも無く捏造を補強しようとして失敗している)。
 そういうことを言っちゃったら、面白いんだけれど。

 まあ産経新聞には過去、朝日新聞が掲載した『日本軍の毒ガス作戦の証拠写真(捏造)』に対して『この写真は変だ、煙幕なんじゃないか?』と指摘したら朝日新聞の部長が乗り込んできて『うちに楯突くとはいい度胸じゃないか、潰してやろうか』と恫喝された、なんつう華々しい過去(昭和59年10月31日〜11月14日)があるんで。
 本格的に、朝日新聞に対して攻撃を加えて欲しいもんである。
 コラムで品のない当てこすりなんかせずに。真正面から、ね。

JOG Wing 国際派日本人のための情報ファイル
『閑人の直言・曲言NO34』
中国の反日教育を論ずる(安部一郎)
-鋼鉄的伝説 Legend of steel-
『趙薇日本軍旗装事件』から観る中国の変化
ほんとはこの国のこと、よく知らなかった
Q−08、靖国問題
1998年12月13日号『SAPIO』(小学館)記事
朝日新聞の中国へのおもねりが
「南京大虐殺」を独り歩きさせた

*しかし、だなあ。
 ニュースでも言っていたけど、アジアカップ決勝戦に関したご注意、なんつうのを見ると、これはどこの無政府状態の国ですか? と言いたくなる。

北京大使館インフォーメーション
サッカー・アジアカップの決勝戦に関連したご注意
(緊急)(04.08.05) 

重要事項

  • テレビなどの報道に十分注意する。
  • 広場など大勢の人が集まるような場所に近寄らない。
  • 興味本位で群衆に近づかない。
  • 目立つ服装や日本代表のレプリカユニホーム等シンボル的な物の装着は試合会場以外ではなるべく避ける。

(抜粋)

一つ、開催中は家に隠れてテレビを見ていろ。
二つ、部屋の外に出ると危険だ。
三つ、中国人は凶暴だから近づかない。
四つ、サッカーの応援をしない。

 すげえ。
 中国では、日本人はサッカーアジアカップについて見ないふりをし、中国人から隠れていないと危険である、というわけだ。
 これのどこが、サッカーアジアカップの開催国たる国の現状なのよ。
 この調子じゃ、日本が勝ったらまた暴動が起こって、日本人の住む住宅や日本人の経営する商店が焼き討ちされちゃうかもしれないね。
 怖い国だな。
 ついでにもう一つ二つ、付け加えたらどうだね。

五つ、中国は危険だから即刻脱出し、二度と帰ってこない。
六つ、中国は危険だから、旅行で訪れようなんてしない。

 大体さあ、日本からの中国アジアカップ決勝戦観戦ツアーで見に行っている人たちもいるんだよ。
 そんな日本人は、例えば日本が優勝したら、どうしたらいいのよ。
 中国人の反日感情をかきたててはならないから、静か〜に、大人し〜く、こっそりと応援して、こっそりと帰れってこと?
 ふざけた話だね。

 ワールドカップの時も思ったんだけれどさ。
 やっぱり、スポーツを楽しむと言う意味では、ミーハーの方が偏執的愛国心よりよっぽど健全です。
 あと、あのワールドカップでの醜態以降、韓国のサッカーナショナルチームは親善試合を組んでくれる国がなくなってしまい、選手育成にとても苦労しているのだそうです。さもありなん。
 今回の中国の場合は、大会開催能力に疑問を抱かれてしまい、中国でスポーツの大会を開くことが難しくなるかもしれませんね。
 オリンピックとか、さ。
 ま、韓国も中国も、どっちも自業自得、なんだけど。

*バカニュース。

Yahoo!ニュース - スポーツ - 共同通信

重慶市の関係者からおわび 共同通信HPへメール

 中国で開催中のサッカー・アジアカップで、中国人観衆が日本の選手やサポーターに激しいやじやブーイングを浴びせていることについて、「一人の中国人として日本チーム、サッカーファン、日本の皆さんに心からおわびしたい」との中国語のメールが6日までに、共同通信社ホームページ(HP)中国語ニュースサイトあてに寄せられた。

 身分を明らかにしていないが、文面から日本の事情に詳しい重慶市の関係者とみられる。

 「一中国人の見方」という題名のメールは、重慶市の幹部が1カ月余り前、日本サッカー協会を訪問したことを紹介。日本側の協会幹部と懇談した後、この重慶市幹部が関係者に「重慶市民の反日感情がアジアカップの日本チームの試合に暗い影を投げかけないか心配だ」と内心の憂慮を示していたことを明かし「事態は不幸にして彼が心配した通りになってしまった」と述べている。

 日本サッカー協会によると、確かに6月下旬に重慶市副市長らの表敬訪問を受けたが、その時は友好的なやりとりに終わったという。

 重慶市で行われたゲームでの中国人観衆の態度について「観衆の側に非がある」として、その理由を「参加国の国旗や国歌に対する尊重は、国際的なスポーツ行事では最低限守るべき規則であり、中国の観衆は主催国として、対戦する両チームを平等に扱う必要がある」と指摘。

 重慶市は旧日本軍の爆撃を受け、日本への反感があることは理解できるが、「それが道徳を守らない理由とはならない」として「同様に侵略の被害を受けた韓国人は、試合では日本チームを尊重し、試合そのものに勝利することに民族の思いを託している。これこそが成熟した民族の態度だ」としている。(共同通信)

[8月6日14時50分更新]

 こんなメールが、100通も1000通も10000通も来たってんなら、わかるよ。
 でも、たったひとつしか、来ていないらしい。しかもなぜか、共同通信のweb頁に。
 不思議だね。
 何が不思議って、そんなたった一通のメールについて、ニュースにして配信するというのが不思議だ。
 これが、わざわざ書くような記事か?

 こういう諺を思い出したよ。
「犬が人間に噛み付いてもニュースにはならないが、人間が犬に噛みついたらそれはニュースだ」
 中国人が狂的反日であってもニュースにはならないけれど、冷静な中国人はニュースになるんだね。

 というワケで、何がバカニュースかと言うと、こんな記事を配信してしまう共同通信が愉快だね、というバカニュース。
 そのメール、本当に中国人からのものなの?
 朝日新聞はそういうの捏造するの、得意なんだよなあ。共同通信は、どうなんだろうな。
 試しにメールの全文を公開してみませんか? 筆跡鑑定はできないけど、メールの送信先を辿るってのはできるよ。メールの送り主は日本の新聞社だった、なんてのがわかったら面白いし。

*でわ。

2004/08/05

*日記を書いて公開する、という欲求は、結局は『私には伝えたい思いがあります』ということなんだろう。

『伝えたいことがあるんだ 君のことが好きだから』(小田和正「伝えたいことがあるんだ」)

 で、私はそういう思いを伝える場を持ち、それなりの数のビジターに恵まれ、そのうちのいくばくかの方には私の書くことが「(プラス側マイナス側を問わず)興味深い」と感じていただいている、というか感じていただいていた、わけだ。

 なんと、恵まれていることか。
 それなのに、こんなに長い間、なにも書いていなかったというのは。
 私の中の『伝えたいことがあるんだ』という欲求が、枯渇していたからなんだろうなと、分析してみた。
 生活に疲れた、なんてな御大層な理由ではない。単に、自分の中の『魂を動かす血液』が、ドロドロに凝っていた、という感じであろうな。潤滑油が足りないのだ。
 自動車のエンジンもそうだけれど、低回転で回し続けるのは逆に良くない。回転数を上げて回してやらないと、ダメになる。
 仕事がさあ、低調なのよね。橋屋さんには暗い話ばっかり。しかしまあ、もっと自分の回転数上げないとね。

*さて、今日の朝日新聞。8月5日の天声人語

 『自由の女神は米国の、地球の象徴として、映画や小説の中で扱われてきた。その自由の女神の内部観光が再会される。
 自由の女神は自由へ足を踏み出す物言わぬ女神だ。彼女は米国が武力行使へ踏み出す様に対して何を叫ぶのか。』

 え〜と。ヘタクソな要約だなあ。練習が必要だ。
 最もコラムの方も無駄に晦渋な文章なので、こんなもんでいいか。
 天声人語子としては、自由の女神をなにか『平和の象徴』みたいなものとして扱いたいらしいですが。ドラクロワの描く『民衆を導く自由の女神』は、胸をはだけ、銃を手にし、屍骸を踏みしめ、民衆の先頭に立ち戦いに赴く猛々しい女性であるのだがな。
 自由の女神が何を叫んでいるのか。天声人語子の望むような『もっと平和を!』的な言葉でないことだけは、確かだよ。

*昨日言ったとおり、朝日新聞も中国の有様について社説を書かざるを得なくなりました。
 まあ、結論から言いますと、やっぱり昨日言ったとおり『中国人が反日を叫ぶ原因は日本にある』と締めくくった、流石中国の狗たる朝日新聞の名に恥じぬ社説となっているわけなんですが。

 他に、産経新聞社説「主張」、読売新聞コラム「編集手帳」、読売新聞社説が、この件について書いています。日経新聞コラム「春秋」もちょっとだけ触れています。

*軽い、日経新聞コラム「春秋(8/5)」から。

『樹木の年輪のように、好条件にある湖の底には堆積物による"年縞(ねんこう)"が刻まれる。年縞は人類史の古文書と言えるそうだ。欧米の科学者が興味を寄せる急激な気候変動(ACC "Anthropogenic Climate Change"「人為的気候変動」)の答えは年縞の中に隠されているかもしれない。』
『価値観の多様性への寛容を失った国家は衰退する。アジアカップでの中国の観客の無礼・無法は、非寛容の極みだ。』

 最初の3段落は年縞と気候変動の話。最後の1段落はアジアカップの話。最後の段落の唐突さは、なんともいいかげんな印象。ほとんど既成事実作りくらいのコラムです。

産経新聞社説【主張】サッカーアジア杯 五輪開催の資格あるのか7月28日の産経抄でも一回書いているので、これが二回目。ちなみにその時の産経抄は『中国国民は国際化とは程遠い。ところで、日本の愛国心を"偏狭なナショナリズム"と言って噛み付く某紙や政治家は、中国の"愛国心"には何も言わないの?』という、朝日新聞を小馬鹿にしたものでした。

『アジアカップでの中国観客の行動は、君が代にブーイングをし、サポーターを脅し、政治的主張の横断幕を掲げる等、看過しがたい異常さだ。中国当局の対応の甲斐なく、日本人観戦客や選手のの安全が脅かされている。
 その原因は、反日愛国主義教育の影響、中国国民の大国意識、社会への不満の捌け口など複雑だが、中国には大会開催国としての義務を遂行することを望む。このままでは4年後の北京五輪の開催資格へも疑問を呈さざるを得ない。』

 中国の教育を『反日愛国主義』と言ったのは、流石産経。他紙やテレビメディアのように『日本の過去』を言わないのも産経流だね。
 まあ、中道右派の社説としてはこんなもんではないの? むしろ右向きの方からは不満の声が上がってもおかしくないくらい。
 反日だろうがなんだろうが関係ない、国際大会を開催する国民ならもっとしゃきっとしろ、という主張ですかな。

読売新聞コラム「編集手帳」

『日本などから経済援助を受ける途上国でありながら、高い経済成長を続ける中国の愛国心は危うい「成り上がりの愛国心」だ。サッカーアジアカップは中国人に汚された。反日教育でしか国を纏められなかった中国は、4年後のオリンピックまで自らの施した教育の成果に苦しむがいい。』

 なんとも強烈なコラム。中国に対して一片の同情もない、叩きつけるような文章です。
 『反日教育』と単刀直入に切り込んだのは文字数制限のあるコラムならではと言うべきか。アジアカップが汚された、という言葉には、本当に日本の新聞の記事かと目を疑わんばかり。
 産経新聞の論調より、さらに強烈でした。

読売新聞社説[アジアカップ]「“愛国”教育が生んだ反日民族主義」

『アジアカップでの中国観客の異常な行為は、偏狭なナショナリズムの所作だ。
 中国の反日感情は1990年半ば以降、江沢民政権の採ったキャンペーンにより増大した。この「愛国世代」の若者たちにとって反日は当然であり、彼らがアジアカップのスタンドを埋め尽くした。
 共産党独裁政権を維持させるために江沢民指導部は「愛国教育」を施し、反日という不満の捌け口を設けた。
 中国がこのままでは、4年後のオリンピックを開催する能力が疑われる。江沢民前国家主席の育てた「反日」という不の連鎖は、中国が自らの手で断ち切らねばならない。』

 当然のことながら、コラムと同じ内容の社説でした。
 というか、編集手帳を丁寧に詳しく書いたもの、かな。
 中国がいつから異常な『反日』になったのかを、江沢民政権の「愛国教育」に遡ったのは評価できるかな。
 共産党独裁政権の求心力の維持のために、反日がダシに使われていると言っているのは正しいと思う。また、体制批判を赦さない中国の国内事情について述べているのも面白い。

*さて、我らが朝日新聞の社説です。

asahi.com : アサヒ・コム
社説:08月05日付
■中国の「反日」――たかがサッカー、されど

 今年のサッカー・アジア杯は、史上初めて日本と中国とで奪い合うことになった。土曜日の北京。熱い決勝戦を期待したいが、大変な騒ぎにならないかと心配されてもいる

 というのは、これまでの重慶や済南の試合で日本チームが、中国の観客たちから散々な目に遭っているからだ。

 日本がボールを奪うと激しいブーイングが起きる。対戦相手の得点には大喝采(かっさい)だ。「君が代」吹奏のアナウンスにもブーイング。日本のサポーターへの罵声(ばせい)もすさまじい。紙コップを投げられ、取り囲まれて嫌がらせを受けた人もいる。

 国の代表がぶつかりあう試合はナショナリズムをかきたてる。1960年代には、中米のふたつの国がサッカーをきっかけに戦争を始めたこともある。

 欧州でも不測の事態がしばしば起きる。3年前の秋、パリ郊外で開かれたフランスと旧植民地のアルジェリアとの対戦は、アルジェリアのサポーターがフランス国歌にやじを浴びせたあげくピッチに乱入し、中止となった。

 それにしても、日中戦争が終わって来年は60年、国交回復から30年余りがたち、経済的な相互依存がこれだけ深まったなかで、日本たたきが目的であるかのようなスタンドの様子は異様だ。「歴史を直視し、アジア人民におわびし、釣魚島を返せ」という横断幕まで登場した。

 スポーツの場らしからぬ大人げなさと言わざるを得ない。若者向けの中国共産党系紙が「こうした『愛国』には誰も喝采しない」「スポーツと政治を混同するな」とたしなめたのは当然だ。

 重慶や済南での「反日」騒動には、むろん日本の中国侵略という歴史的な背景がある。とくに重慶は、日本軍機の無差別爆撃によって膨大な数の市民が犠牲となった。日本の若者たちも、この事実を知っているかいないかで、騒動への見方が変わってくるだろう

 小泉首相の靖国参拝や尖閣問題、加えて日本人による中国での集団買春など、中国側からすれば感情をさかなでされるような出来事には事欠かない。若者に高まりつつある大国意識や江沢民時代の「愛国教育」の影響もあるだろう。

 それだけではない。重慶のような内陸部は、発展著しい沿海部と比べてはるかに貧しい。就職先のない若者も多い。不満はなかなか政府に届かない。そんなうっぷんを「反日」に託して晴らそうとした面も小さくない。

 そうであれば、スタンドの「反日」をいたずらに過大視することは賢明ではない。むしろ考えるべきは、なぜ日本が標的として使われやすいかだ。歴史の和解に魔法のつえはないが、歴史のとげを抜くことは今日の政治家の責任である。

 中国はもはや、若者の気持ちを共産党が力で押さえ込める国ではないし、そうした変化は歓迎すべきだろう。ただ忘れてほしくないのは、あさっての決勝戦が、4年後に五輪を迎える中国の人々の度量を試す機会にもなることだ。

『アジアカップ決勝、日本対中国戦の熱戦を期待するが、これまでのような中国観客の行動から、騒ぎもも心配されている。世界にはサッカーの試合が原因で暴動や戦争が起きた例すらあるのだ。
 このような中国観客の行いは大人気ない。
 もちろん、反日騒動には日本の中国侵略という歴史的背景がある。長慶は日本軍の無差別爆撃で多くの市民が犠牲になったのだから、日本の若者はその歴史を知り中国の反日騒動へ配慮すべきだ。
 小泉首相の靖国神社参拝や、尖閣諸島での領有権の争い、日本人の中国での集団買春など、中国の感情を損ねる出来事も多い。江沢民時代の「愛国教育」の影響もあるだろう。
 また内陸部の長慶は貧しく、不満の捌け口を日本に求めたのかもしれない
 だから中国の「反日」に過剰に反応せず、なぜ彼らが反日であるか考えるべきだ。そのために(日本の)政治家が働きかけねばならない。
 中国共産党は若者を弾圧することができなくなっている。これは良い兆候だ。』

 いやあ、こうして纏めてみると、吐き気がするほどクソですね。
 流石、中共の狗。
 もっと簡単に要約すると『中国の観客の行動は悪いけれど、その原因は日本にあるのだから、日本の政治家はそこのところを考えろ』ですか。
 愉快な社説ですね。日本のオピニオンリーダー、自称800万部を売る新聞の社説です。
 読売新聞の社説と読み比べると、朝日新聞の突っ走りっぷりがよくわかって面白い。

 とりあえず、第1段落『心配されてもいる』って、あんた、他人事かよ。あんたは心配していないってワケか。日本人など死んでもいいと思っているようで。
 第7段落まで『中国のあの行動はちょっとよろしくないよ』と言っておきながら、その後の段落は全て日本人に対して『でもお前ら、中国が怒っている原因を考えろ』と急反転です。

 第8段落『長慶や済南での…歴史的な背景がある』って、私、済南事件と言うと中国人が多数の日本民間人を陵辱、虐殺した、クソ中国人の暴虐ぶりがわかる最低の事件だったと記憶しているんですが。
 大体、社説子の言う『日本の若者たちも…騒動への見方が変わってくるだろう』って、どういう物言いよ。日本の若者は中国に謝罪しろ、ってか?

 第9段落『…靖国参拝…尖閣問題…集団買春…』って、それ全部、言いがかりじゃない。
 首相が靖国神社に参拝するのは日本国内の問題です。中国なんぞが口出しするのは内政干渉です。日本国内では公式に『A級戦犯は存在しない』ので、なんの問題もありません。
 尖閣諸島は日本の領土です。中国が侵略しているだけです。
 集団買春って、未だにそれを言うのか。セックスワーカーへの蔑視も酷いもんですね。買春が遺憾ってんなら、そっちのお国でもっと厳しく取り締まって、売春産業を潰せ。そんで日本からの観光客を受け入れるな。ついでに中国からの不法入国者も突っ返してやるよ。
 愛国教育をかぎかっこ付きで書いているのは、朝日新聞の悪意だろうな。日本が愛国心教育なんかしたらあんな風になっちゃうよ、という臭いを漂わせたいんだろうな。正しく『反日教育』と言えよ。

 第10段落『…はるかに貧しい。…そんなうっぷんを「反日」に託して…』
 そんな、八つ当たりを推奨しますか。
 じゃあ今の私が不況にあえいでいるうっぷんを朝日新聞本社に殴りこみに行くことで晴らしても、同じように暖かく見守ってくれるのかね、社説子は。

 第11段落『そうであれば、スタンドの「反日」をいたずらに過大視することは賢明ではない』
 全然、繋がりません。この言葉は、前提として『日本が悪い』があり、そこから直接的に繋がる言葉です。しかし、ここまでに見てきたように、悪くないし。
 大体この接続詞の前にあった言葉は『…日本の中国侵略という歴史的な背景…感情をさかなで…貧しい…』と、日本の過去の罪を暴きたて、中国人の不幸を語っています。つまり『日本人が悪いんだし、中国人はかわいそうな人たちなんだから、彼らの行動を咎めてはいけない』と言う繋がりしかない。
 流石、加害者の人権を尊重して被害者の人権を踏みにじる朝日新聞ですね。
 『なぜ日本が標的として使われやすいか』って、朝日新聞が中国を招きいれたんじゃないか。外患誘致、というやつだ。今更どの口で言うかな。
 しかも『政治家の責任である』って、他人に罪をなすりつけ。小泉首相の靖国神社参拝が全ての原因である、ってか。
 昨日も言ったけれど、シンボルだけが嫌いなんていうお目出度い人間はいないよ。

 第12段落『…そうした変化は歓迎すべきだろう』
 全然、変わっていないよ。変化していない。大体、ここで言っている『若者の気持ち』って、どういう気持ち?
 前の方の段落で『中国共産党系紙が…たしなめたのは当然だ』と言っているんだから、それに反する行動、つまり中国当局にも抑えきれない反日行動が『若者の気持ち』であると読めますが。
 中国の若者が反日であり、日本人サポーターに尿入りペットボトルを投げつけることが『歓迎すべき』ですか。
 信じられない。
 体制批判は許さず戦車で轢き潰し、反日webサイトの開設を推奨するような中国共産党の党体制から、彼らは一歩も出ていないよ。

 素人のあたしですら、このくらいは反論できました。
 今日も朝日新聞は、クソでした。

*大丈夫。
 中国外務省も相変わらずだから。

asahi.com : 国際
「一部の行為、大げさに報道」サッカー問題で中国外務省

 中国外務省の孔泉(コン・チュワン)報道局長は4日夜、サッカー・アジアカップでの中国人観客による日本チームへのブーイングや、日本人観客にごみを投げるなどの行為が問題化していることについて「少数のサッカーファンによる過激な行動には賛成しない」としたうえで、7日の日中による決勝戦では「両国のファンが文明的な態度で観戦することを期待する」との談話を発表した。

 孔局長は同時に「日本のメディアが一部の人の行為を大げさに報じ、政治問題化させているのは遺憾だ」とも述べた。

(08/05 01:40)

 中国政府はちゃんと大会運営しろ、と言われて逆ギレ、日本は黙れと怒った。というワケだな。
 流石、大中華帝国である。
 これで明日っからのマスコミ報道が『中国側に配慮した』ものになったら、大笑いですな。
 つうか朝日新聞さん、権力者が報道へ弾圧を加えているんですが、いつものジャーナリスト魂はどこへ行ったんですか?
 政治権力が報道にちょっと注文付けたら『言論弾圧だ大本営発表だ暗黒時代だグンクツの音が聞こえる』と噛み付くのに。
 小泉首相が『一部の反米マスコミの皆さんは…』と言ったら、すぐさま社説で『「反米」発言――朝日や毎日のことですか』等ときゃんきゃん噛み付くのに。
 中国外務省の一役人のお言葉には、平身低頭ですか?
 ジャーナリスト魂、見せてみろよ。

*まあ、ここまで中国をこき下ろしてみたけれど。
 この有様も結局は、中国共産党の反日教育の賜物であり、反日と言う甘い毒に脳をファックされたバカがはしゃいでいる、というだけなんだろうなと、思う。
 ワールドカップの時の韓国についても、思ったんだけどね。
 そういう、子供のときからの教育ってのは、とっても重い。だってそれって、洗脳だもの。
 カルト教団の洗脳よりも大掛かりだ。だって国家挙げて、やっているんだもの。
 まあ、日本でも同じ教育をやっているんだけどね。
 朝日新聞とか、そういうところが。反日教育を_| ̄|○

*バカニュース。

Sankei Web
親日作家“袋だたき” 韓国で相次ぎ起訴

 【ソウル=黒田勝弘】日本でのベストセラー『親日派のための弁明』の著者、金完燮(キムワンソプ)氏(四〇)が韓国で相次いで起訴されるなど“袋だたき”に遭っている。独立運動家など歴史上の人物に対する名誉棄損を理由にした刑事裁判二件、民事裁判一件で法廷に立たされているが、損害賠償の民事訴訟では、教科書問題で新しい歴史教科書つぶしに積極的に動いている日本の左派系運動団体も原告団に加わり、関心を集めている。

(後略)

 何がバカかって?
 だって

 これがバカなジョーク以外の何物だっての(笑)
 いや、今の評は私の言葉ではなく、Venom ◆vr7wMBGNJ2氏のものですが。
 あまりにも適切且つ大笑いだったんで、使わせてもらった。

 ちなみに、日本の市民団体とは「子どもと教科書全国ネット21」と「歴史教育アジアネットワーク・ジャパン」だそうで。
 なんつうか、ご苦労様なこってす。

子どもと教科書全国ネット21
「従軍慰安婦」記述を教科書から削除し検定を強化せよ、などという教科書攻撃についての情報を交換し、各地でその非を明らかにする運動をさらにすすめましょう。
歴史教育アジアネットワーク・ジャパン
 私たちは「つくる会」教科書をごく僅かな採択に終わらせる成果をあげましたが、今回の歴史歪曲教科書問題を通して学んだこと、すなわち、日本の状況を正しくアジアの人々に伝えるとともに、アジアからの声を日本社会に伝える努力が必要であること、「慰安婦」や「南京大虐殺」などの歴史的事実を教科書から消し去る企てに対するアジアの人々との連帯行動が必要であること、歴史歪曲を許さないためにも共通の歴史認識を作り上げることが重要であること、などの取り組みが今後の課題として自覚されました。

*なんか、新しくどこかからかリンクが。

クラシック音楽庵
クラシックの音楽CDやLPの聴き比べに快楽と幸福を求める人の為のエピクロスの園
クラシック音楽庵

 ページレイアウトはシンプル。でも内容はヘビー。
 クラシック音楽の深〜いところに、ぐいぐいと潜り込んでいる、と言う感じでしょうか。や、全然詳しくない領域なんで、評できない(笑)。
 ものすごく狭い範囲だけれど、とことん深くまで掘り進んでいるという、基礎杭みたいな頁なのだな、ということだけはわかりました。

 しかし、なんであたしの頁にリンクしたの?(笑)
 リンク集では『日記?』とコメントされています。うん、それ以上、言い様がないよなあ。
 精々書いて『自堕落日記』とか?
 あとは…『似非右翼のクダ巻きの日々を綴った日記風文字の羅列』とか?(笑)
 ま、なんでもいいや。思った通りに書いてくだされ。
 リンク、ありがとうございました。

*映画『マッハ!!!!!!!!』、見てきました。
 すげえっ!
 古式ムエタイって、格好いいなあ。現代のムエタイとは違う、風格を感じるね。

マッハ!!!!!!!!
一、CGを使いません
二、ワイヤーを使いません
三、スタントマンを使いません
四、早回しを使いません
五、最強の格闘技ムエタイを使います

*でわ。

2004/08/04

*ま〜た、サボっている。
 とか思っていたら、電脳補完録のリンクの説明文が更新されていました。

Paranoiacな日々
説明:約2ヶ月振りに復活
がんばってね。

 ⊃д;)
 ありがとう。
 ごめんね。
 誰かは知らないけど、ありがとう。
 がんばるよ。

*今日のトリビアで、ゴルフの片山プロが、傘でコースをまわっていました。
 紳士用傘で、Par4を13打。
 あたし、ゴルフクラブでまわって、13打以上打っているなあ…。

サッカーアジアカップですが、中国人のどーしよーもない行動に、呆れかえっている諸兄も多いかと思います。
 ええかげん中国のクソ行動をかばいきれなくなったか、いつもなら『中国様の仰る通り』の朝日新聞でさえ、中国共産党の『愛国教育』とやらに言及せざるを得なくなる始末。
 ま、正しくは『歪んだ反日教育』なんで、そこまで踏み込めない甘さにはがっかり、なんだがね。
 朝日新聞にはなんにも期待していないんで、どーでもいいけど。

 自分の経験を振り返ると、政治や歴史について考え、調べ、その上での韓国嫌いになった契機は、2002FIFAワールドカップ™の韓国の謎(笑)の躍進でした。
 世の中的にも、そーいう経緯で反韓感情を持った方々も、多いかと思われます。

 そして、今回のアジアカップでの中国。
 なんだ、中国なんて所詮こんな国か。程度の低いやつらだ。
 そう、思った人も多かったのではないかと、思う次第。
 まことスポーツの熱狂は、(歴史や教育や生活の充実度も含めた総合的な)国民性を良く写す鏡であります。

 ワールドカップの時の、日本人がどんなんだったか、考えてみたらいい。
 どんだけ、楽しかったか。どんだけ、大騒ぎして、盛り上がったか。
 どんだけ、感謝されたか。
 ワールドカップの時は、アメリカは韓国で試合していたけれど。
 もし、日本での試合があったなら。その試合会場で米国の過去の空爆や原子爆弾の使用を非難した"Yankee go home!"だの『鬼畜米英』だの書かれた垂れ幕が踊っていたら、どう感じるでしょうか。
 あなたは、そんな日本人の存在を『まあ当然だよね』なんて赦すかね。

 まあ、歴史だのなんだのは、どーでもいいや。
 彼らの信じる『日本帝国主義の暴虐!』なんていうアジテーションについて一つ一つ反論するのは、ここでの趣旨ではないので。
 ただ、その煽動的歴史記述が事実だったとしても『だから何?』程度の感慨しか、今の私は持ち得ませんな。
 中国人の『死者に鞭打つ』メンタリティをして否定はしませんが、私の日本人的感覚からしたら『阿呆の自己満足』にしか見えないし、それを日本に押し付ける態度には中華思想の傲慢しか感じないし。

*日本の新聞でも、今回の中国人の態度について社説やコラムがいくつか書かれています。

Sankei Web
産経抄:平成16(2004)年7月28日[水]

 日本人が「国際感覚」を身につけたとすれば、それは昭和三十九年の東京オリンピックを機にだったといわれる。外国から選手ばかりでなく、観光客やマスコミ関係者がどっと日本を訪れた。これほど多くの外国人と接点を持ったのは初めてだった。

(以下略)

東京新聞
社説:2004.08.03『重慶の騒ぎ スポーツにそぐわない』

 中国でのサッカーのアジア・カップに出場、重慶で試合を行った日本代表や国歌の演奏に観衆が激しいブーイングをあびせた。残念なことだ。日中関係の今後にさまざまな問題を投げかけている。

(後略)

 まだ、このくらいみたい。
 日本は決勝に進み、中国と対戦することになったから、そろそろ新聞各紙も書かざるを得なくなってきたと思う。
 ま、上に挙げた東京新聞の社説みたいに『先の大戦での日本の侵略や、小泉首相の靖国神社参拝が反日感情を煽っている』程度の、もうおなかいっぱいなオチでお茶を濁すんだろうけれどな。特に朝日新聞とか。

 例えば『日の丸・君が代は戦前の日本のシンボルだから、それに反感を持つのは当然だし、日本人はそんなものを棄てるべきだ』という主張をする方々がいるわけだ。
 私は彼らをして『バカ』であると断じます。
 大体『お前は嫌いじゃないが、お前のシンボルが嫌いだ』等という『嫌いな理由』を言う人間が本当にいると、思っているのでしょうか。
 そんなもん、有り得ない。
 なぜなら、シンボルはシンボルでしかない。日本語で言えば象徴だ。

 象徴そのものが嫌い、なんていうのは有り得ない。
 それは、そのシンボルが表す対象が嫌いである、というだけだ。
 日本は好きだが、日の丸・君が代が嫌いだ。それが、本当のことだと思う?
 そんなことを言う人間を、私は信じないよ。

しょうちょう しやう― 0 【象徴】
(名)スル
(1)直接的に知覚できない概念・意味・価値などを、それを連想させる具体的事物や感覚的形象によって間接的に表現すること。また、その表現に用いられたもの。例えば、ハトで平和を、王冠で王位を、白で純潔を表現する類。シンボル。
(2)記号のうち、特に表示される対象と直接的な対応関係や類似性をもたないものをいう。
(3)芸術において、直接的に表しにくい観念や内容を想像力を媒介にして暗示的に表現する手法。
「―詩」「―絵画」
〔(フランス) symbole を中江兆民が訳した語〕→比喩

*サッカー、アジアカップです。
 アジアカップは『アジアの代表チーム一を争う大会、1956年に第1回が開催されて以来12回を数える』(日本サッカー協会)大会です。
 日本は前回の2000年大会で優勝しています。
 それなのに。
 AFC AsianCapの公式web頁では。
 見て判るとおり。
 英文、中文、アラビア語、コリアンしか、頁は存在しません。
 日本語は、無し。
 日本人は見に来なくていい。そういうこと、らしいですよ。

 観光資源として考えても、こんだけ大きな大会なんだから、金持ちの国日本からの観戦観光客を大量に受け入れ、ついでに国内で外貨をばら撒いていってもらうのが一番得である、と思うんだがな。
 それすら、必要ないらしい。
 日本人サポーターに暴行を加えるくらいだからな。
 中国人は、日本人には来て欲しくないようです。
 中国ってのは、所詮その程度の国だってことです。

 まあ、今回の大会は、非常に価値のある大会だった、のでしょうな。
 いやまあ、日本が優勝したら、本当に価値があったってことなんだけれど。それ以外でもね。
 つまり、日本中に『なんだ、中国ってこんな国か。この程度の国民か』っていう情報を、止めようも無くマスコミが流さざるを得なかった、という意味においてね。
 ワールドカップの韓国の醜態の後の、ウソ臭いほどに美化された『韓流熱風』とやらでも判るとおり、マスコミ関係者は日本人には他国(除、米国)に対して過度にネガティブな感情を持って欲しくないようです。
 そこら辺の情報操作にあまりにも熱心で、伝えるべき報道すら伝えない有様。どころか日本の悪を捏造してまで『アジアの国々』擁護をする始末。
 だから、今回のアジアカップの後では鼻につくほど『中国万歳』な報道が続くだろう、というのがウォッチャーの見方だそうで。むべなるかな。

 とりあえず、試合としては、日本が中国をグゥの音も出ない程に叩きのめして、優勝して欲しいもんです。
 審判の微妙な判定や、異常な反日Booingにも負けずに、王者の風格で勝ちきって欲しい。
 それでこその、価値ある大会の価値ある優勝、なんだろうな。

*4年後の北京オリンピックが、今から楽しみですよ。
 もう、ネガティブな意味での楽しみ、ね。

*朝日新聞を読もう!(笑)
 最近の天声人語や社説は、ちょっとパワー不足。
 面白かったのは8月3日の社説『岡田発言――党首の重みを自覚せよ』かな。
 前日の報道ステーションで、古舘が『護憲平和主義と言うロマン』と言い、岡田党首が『国連決議の元での海外での武力行使の容認』を言った、非常に面白いインタビューを受けての社説です。
 朝日新聞としてはよっぽど岡田氏の言が気に喰わなかったんだろうなあ。
 しかしまあ、岡田民主党の言う国連中心主義も、屍臭漂う胡散臭い考えであるのは事実。
 しかし、だからといって(朝日新聞的逆説の接続詞)、朝日新聞のように『そんな改憲を国民も望んではいない』等といった『朝日新聞の言葉は国民全ての声である』的な傲慢をぶちかます気もないのですが。

 あと、同日の社説『水の週間――ダム頼みを考え直そう』ですが。
 橋の設計屋さんとして一言。
 ダムも造ろうよ(笑)

 笑い事じゃない。
 例えば先月、東海北陸自動車道で7人が死亡する自動車事故がありました。(→東海北陸道で7人死亡 トンネル出口付近で衝突、炎上
 あれ、片側1車線の対面通行だったけれど、本当は片側2車線の分離構造とする予定なんだよね。今は暫定路線ということ。  東海北陸自動車道の4車線化工事では、あたしが設計した橋もあるのですよ。
 あたし、もっと働くからさ。もっと設計するから。橋、造ろうよ。必要なところには、橋を架けたい。
 そういう感じ。
 ダムも、そう。
 なんでもかんでも、公共工事反対自然を大切に! だけじゃ遺憾のではないか?
 大体こういう『自然を大切に』を叫ぶ方々は、火力発電所や原子力発電所に対しては『日本には自然エネルギーが沢山あるんだ、CO2削減を!』と言いながら、ダムによる水力発電を重視するんだから、やってられない。

*一応、8月4日の天声人語

 『暑い。旅に読書に、夏休みを満喫しましょう』

 いや、なんにもないコラムですなあ。
 もちょっとこう、なんつうか『夏のにおい』みたいなものを身近に感じられるような短文にはならんもんでしょうか。

*また、明日。

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