追加オリジナルルール追加ルール

**追加ルール**
★サブフライトシステムについて　　ＵＣ００８０年代後半となると、ＳＦＳの配備も全軍に行き届くようになり、宇宙用のＳＦＳも　出てくるようになりました。　　基本的にはＳＦＳは無人機ですので、操作はＭＳパイロットが行う事になりますが、　この時、ＳＦＳのコンピュータにパイロットを登録し、そのパイロットのみが操作権を得ます。　　操作は接触回線で行われ、搭乗しているＭＳの回避値はＳＦＳの欄を使用する事になりますが、　大半のＳＦＳにはリモートコントロール機能がついていて、ミノフスキー粒子の濃度次第では、　遠隔操作が可能です。　　オートコントロール時のＳＦＳは「直進」「旋回」「停止」「指定場所に移動」「攻撃」などの　単純なコマンドを実行します。
ＳＦＳルール　１、コントロール　　・登録したパイロットのみが操作権を得る。　　　　　　　　　　　　　・技能は登録したパイロットのものを使用する。　　　　　　　　　　　　　・オートコントロール時には、ＳＦＳは攻撃できない。　２、判定について　・接触回線の場合は、全ての判定はＳＦＳの欄を使用する。　　　　　　　　　　　　　・ＭＳに当たったときは、ＭＳシートの部位欄で再度、部位決定を行う。　　　　　　　　　　　　　・リモートコントロール時や、ＭＳが乗ってない場合は、命中箇所は全て機体となる。　３、ミノフスキー粒子の濃度と遠隔操作　　　　　　　　　　　　　・低濃度　⇒　遠隔操作をするＭＳを中心に半径３０へクス　　　　　　　　　　　　　・高濃度　⇒　遠隔操作をするＭＳを中心に半径１５へクス　　　　　　　　　　　　　・戦闘濃度　⇒　接触回線

★反応速度の速すぎる機体について
　　いくつかのＭＳは反応速度が速すぎて、一般のパイロットには扱いにくい物もあります。
　　反応修正が－２以上の機体は一定の能力が必要です。（ルールブックＰ１９１参照。）
　　しかし、一年戦争終結後の機体はパイロットの技量に応じて反応速度を鈍らせる事も出来ます。
　　これは、カスタム機にのみにある、パイロットにあわせた機体チュ－ニングです。

機体チュ－ニングルール
　・反応修正が－２以上で、メカ特殊能力欄に“Ａカスタム” とある機体は、反応修正を－４まで下げる事ができる。

　勿論､－２や－３でも構わないが、反応修正の最高値はシートに書かれた値で、その値以上に上げる事は
　出来ない。

★シールドの収納
　　いくつかの専用シールドは戦闘時に短く収納する事ができます。
　　これは、精密射撃時にシールドが邪魔とならないように配慮したものです。
　　また、同じ理由で、戦後のＭＳは左腕にシールド用のラックがあり、左腕に携帯しなくても使用できます。

シールドの収納ルール
　１・基本的なデータは展開時の物を使用する。
　　・耐久値か、展開時の装甲値が０になった場合、通常通りシールドは破壊される。

　２・収納時には防御修正は落ちるが、装甲値は上昇する。
　　・防御修正は（　）内を使用する。
　　・装甲値は（　）内の修正を加算する。

★第３のＡＭＢＡＣ肢（バインダー等、各種）　　
　　一部の機体には、腕や脚以外にＡＭＢＡＣ用の可動肢としても使用できるスラスターがあります。
　　これらは第３のＡＭＢＡＣと呼ばれ、姿勢制御とベクタードノズル専門肢として使用されます。
　腕部による攻撃、脚部の大推力スラスターをＡＭＢＡＣとして稼動せずに、本来の用途専用に使用する事が
　出来るので、この可動肢を持つメカは機体の運動性が著しく上昇します。

第３のＡＭＢＡＣ肢ルール
　・第３のＡＭＢＡＣ肢を持つ機体は全て「装甲値／耐久値」の「部位」欄に腕部や脚部同様に数値がある。

　・この部位が破壊された場合、宇宙空間で腕部や脚部が破壊された時と同様のペナルティー
　「反応修正とスラスターが１段階悪化」がはいる。

★ガンダリウム合金
　　一年戦争時に名を馳せた名機ガンダムが装甲に使用していたチタン系超高張合金を、ＡＥ社が工場品名
　としてガンダムにあやかって、ガンダリウムαとして登録しました。
　　現在、ガンダリウム合金には以下の５種類があり、それぞれに特徴がありますが、装甲材としてはγタイプ
　が優秀です。

　ガンダリウムα（アルファ）
　　αタイプは、一年戦争時に連邦軍が開発した、非常に優れた合金ですが、現在ではほとんど
　使用されていません。
　性質としては硬度が極めて高い事に加えて、耐蝕性、耐熱性も高く、放射能を遮断するという特質も
　持っていました。
　　装甲材としては、現在でも匹敵する物の無い硬度ですが、それに見合うだけの値段がつき、費用対
　効果で考えると、おいそれとＭＳの装甲材には使用できません。

　ガンダリウムβ（ベータ）
　　βタイプは、ジオン公国軍が使用していたルナチタン合金で、ジオニック社の吸収合併時にノウハウごと
　入手しました。
　　αタイプに比べ安価ですが硬度も低く、主に弾丸の先端や間接部分に使用され、装甲材には使用されま
　せんでした。
　終戦後、連邦軍では、αタイプの代わりにβタイプを改良した合金を、いくつも作り、装甲材として使用して
　いました。

　ガンダリウムγ（ガンマ）
　　γタイプはαタイプと性質が似ていますが、より安価で、加工しやすくなっています。
　　硬度は及びませんが、既存の装甲材よりも軽量で、数分の１以下の装甲厚で同程度の性能を発揮します。
　　その為、βタイプの改良合金と積層構造にすることにより、αタイプを使用していたＲＸ－７８の装甲性能を
　越せるので、ＵＣ００８７年後半ともなると、ほとんどの機体が装甲に使用するようになります。
　
　ガンダリウムδ（デルタ）
　　δタイプは、ＭＳＮ－１００・百式に使用されている構造材といわれていますが、真実は不明です。
　　噂では、設計者のＭ・ナガノ氏が「百年間、もつように」と名づけたＭＳ百式は、氏の願いであると共に、
　このδタイプを使用している事から百年間、美しい金属光沢を放てるＭＳとしての自信の表れとして名づけ
　られたとも言われています。

　ガンダリウムε（イプシロン）
　　εタイプは、エプシィガンダムだけに使用されていて、その性質上、装甲材としてよりも、核爆発に耐えうる
　構造材として、剛性に重点を置いて開発されたようです。
　　しかし、εタイプは、いくつかの欠点を持ち合わせています。確かに、全てのガンダリウム合金中、最高の
　剛性で装甲にも適応可能ですが、αタイプよりも高価で、非常に重い合金となっています。
　

ガンダリウム合金ルール
　・ルール上では「Ｌ」表記のままで、変更はありません。
　

★戦闘補正　　
　　戦後、ＭＳの進歩は目を見張るものがありました。　
　　リニアシートが導入された事でパイロット保護システムが向上し、人間が耐える事のできる運動限界性能が
　軒並み向上していますし、センサー性能の向上と全天周囲モニターの採用により、早期の敵機発見が行われ
　るようになっています。
　あげればキリがないほどですが、基本的にガンダム戦記は一年戦争時の機体に搭乗して遊ぶゲームですので、
　Ｚ世代の機体を再現しようとすると通常通りのルールでは、無理がでます。
　　そこで苦肉の策がこの戦闘補正ルールです。　　このルールは反応修正と同様に機体固有の値として設定し
　てあり、各戦闘基本値の修正としてシートに明記してあります。

戦闘補正ルール
　１・目安として以下のポイントが割り当てられている。
　　・全天周囲モニターでイニシアティブ＋１
　　・リニアシートで回避／操縦＋２
　　・第３のＡＭＢＡＣ肢でイニシアティブを除く全基本値＋１
　　・装甲材がガンダリウムγ使用で全基本値＋１
　　・全身ムーバブルフレームで全基本値＋１・耐久値上昇
　　・一部ムーバブルフレームで全基本値のどれか＋１・耐久値上昇
　　・戦後の連邦軍純正（アムロ育成）ＯＳでイニシアティブを除く全基本値＋１
　　・その他のＯＳでイニシアティブを除く全基本値のどれか＋１
　　
　２・操縦が難しいＭＳは、反応修正を１上昇して全戦闘補正値を－１
　　
　３・偵察機、強襲機、支援機、狙撃機、白兵戦機などの特殊ＭＳは回避／操縦をなくす。
　　・回避／操縦１につき、全基本値のどれか＋２

　４・ＭＳ固有の性能で基本値のどれか－４～＋５

　５・第２世代ＭＳセットで回避/操縦＋５、その他の基本値＋３