Diary 2006/10
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10/01 双星は天に輝かず

オタならほとんどの人が知っているであろうコミックマーケットの米澤代表が亡くなったとのこと。
一般参加、サークル参加と両方やってみてわかったことは「やっぱりネタがあるのであれば、サークル側の方が面白い」ということでした。そういう「参加できる場」を作り出して、あれだけ大きく育て上げたのは凄いことだと思います。
参加者の1人として謹んでご冥福をお祈りいたします。

そのコミケですが、前回の更新で「そろそろ当選発表だったっけ?」とか間の抜けたことを書いてましたけど、週末に発送されたのは受付書でしたね。
あまり確認せずに適当なことを書いてしまってお恥ずかしい限りです。
ネタはもう尽きてしまうでしょうから仮に受かったとして、多分今回のあとしばらくは一般参加オンリーかな〜。
まだ我が家には受付確認葉書も着いていないので書類が受理されているかもわからんのですが(^^;

それはそうと今日はディープインパクトの凱旋門賞も開催されました。
2400のレースで2分31秒っていう結果を見るとやはりスローの流れと、ロンシャンの深い芝は予想以上にパワーを要求するんだなぁと思わされました。

難しいのは十分知っていました。
ヨーロッパの馬以外に勝った馬がいないのも百も承知していました。
それでも絶対に勝てるといつしか信じていました。
エルコンドルパサーでもこの馬でも勝てないなら、あと10年くらいは待たないといけないから。

でも勝てなかった。
もう少し流れが速かったら、斤量差があんなに大きくなければ、本番前に1回叩いていれば……「たら」「れば」を言い出せばキリはありません。
あ〜、でも悔しいなあ。
間違いなく最高のレースだったけど、そこだけは残念です。
直線で先頭に立ったときなんて心臓、ものすごくバクバクしてたよ。
1回レイルリンクに差された後にもう1回差し返したのはさすがでした。
また来年挑戦して欲しいなんて思ってしまうけど、やっぱり年末で引退なんですかね……?

まあ、そんなこんなでお疲れ様でした。
自分たちファンに夢を与えてくれる名レースでした。
次の戦いに備えて休んで、また夢を見せてください。

書くネタはあるんですが、2件続けて衝撃を受けたので今日は延期とさせてくださいm(_ _)m
月曜日か火曜日には更新できると思います。

10/05 トリロジーついに完結

とうとうデュアルボイスどころかマルチボイスシステムがっ!
キャスティングという行為の意味を問う、ある意味革命的なソフトなんじゃないかって気がします。
……ところでこのシステムの紹介を読んだときに「むしろメインヒロインの声を変えさせてはくれないか」と思ったのは自分だけではないですよね? ね?
いつも思うんですけど、あの方をあの事務所はどうやって売り込んでいくつもりなんだろ。
演技だけならまだしも歌も結構(自主規制)な感じですよ?

(注意:今回のネタは普段にも増して人を選ぶ可能性があります。くれぐれもご注意ください)

毎週のように映画を見に行っているわけですが(少しは積みゲーも崩しましょうね>オレ)、今週は秋公開作品の中でもトップクラスの注目作を見に行ってきました。
今回見に行ったのは大人気シリーズの3部作。
洋画だと『スターウォーズ』『バック・トゥ・ザ・フューチャー』『ロード・オブ・ザ・リング』『X-MEN』など3部作の人気シリーズというのは結構見かけるような気がしますが、邦画だと単発か極端に長くシリーズを重ねるかが多くてあまり3部作っていうのはないですよね。
そういう意味で今回見に行ったのはかなり珍しい作品なのかもしれません。
実際に一般にはあまり知られていませんし。
おっかしいなぁ、公開初週は結構上位にランクインしてるのに。

……とゆーわけでごく一部の地域での知名度は抜群の『永遠の法』を見に行ってきました!
もう6年以上前になると思いますけど、第1作目の『太陽の法』では金星に栄えたユリ星人による超高度文明マゼラン星雲人によって乱獲された恐竜など新しい宇宙観・歴史観を我々の前に示し、3年前に公開された第2作目『黄金の法』ではタイムマシン(タイムマシンというアイテムが宗教体系に含まれているのが凄いと思います。30世紀に霊界を介在させることで時間移動が可能になるんだとか)という道具をうまく生かして実際の宗教上の偉人に絡めつつ、その人たちが信奉していた神様は全部ウチの主神であるところのエル・カンターレ(以下エルカン)なんだぜというエルカン中心史観を提唱した幸福の科学プレゼンツの素敵ムービー第3弾。
毎回毎回、大いに笑わせてくれるので今回もワクワクしながら劇場まで行ってきましたですよ!
いやまあ上映中は諸般の事情で笑えないんですけど(ぉぃ
だって笑ったら劇場の外に出られなさそうだし。

例によって例のごとく有楽町の丸の内東映・初日初回という絶好のエルカン日和を狙っていったのですが、意外にも人が少なかったです。
『黄金の法』の時はずらーっと人が並んでいたのに今回はそれほどでもなかったような。
1時間ほど前に行ったら余裕で席取れましたし、立ち見もいませんでしたし。
求心力が落ちているのか、はたまた「地元で見ましょう」というお達しでも出ているのかその辺よくわかりませんが立ち見客も出ることを予想していたのでちょっと驚きでした。

んで、内容はというとプロパガンダムービーなのは相変わらずなんですが、よりビギナー向けのお話になっていました。
こう、なんつーか若干興味を持ったお友達にわかりやすく思想を伝えるには最適、みたいな。
3部作の1番最初が1番どうかしているというのは構成ミスとしか思えないのですが……これも映画作りに慣れたがゆえ、ということなんですかね?
逆にいうと過去2作も見たり、ウォッチャーとしてそれなりに勉強をしている自分や一緒に行ったEFAさんみたいな特殊な層にはちょっと物足りなかったというのもまた事実。
もっとこう、飛ばしていこうよ!
ああ、でも誤解のないように書いておくと比較的ビギナー向けになっているだけで、何のフォローもなく「アトランティス大陸で最も偉大な科学者にして、宗教者であったトス」などの超アレなセリフは頻発するので、本当の意味でのビギナーには全くお勧めできません(笑)。
(※よい子のためのエルカン豆知識
タイムマシンさえアリの
エルカンワールドには当然アトランティス大陸は実在しているのですが、そこの最盛期を築いたのがトス。エルカンが地上に降臨した姿のひとつってことになってるんだ! 当然今の教祖さまの前世ってポイントも外さないぜ!)

さて、そんなお話の内容をざっくり紹介。
ざっくりでもこの作品がいかにキているか素晴らしいかはご理解いただけることと思いますので(^^;

◆1.導入〜そして旅立ちへ〜

時は近未来。
エジソンの発明を記念してニューヨークに作られたエジソンミュージアムに遊びに来た主人公・隆太と友人・パトリックとロベルトはその帰り道、謎のシャーマンに呼び止められる。
「エジソンからのメッセージがある」という言葉に半信半疑ながらも付いていった先で、ある1つのイメージを受け取ることに。
どうやらそれがエジソン最後の発明品「霊界通信機」であるらしいと気づいた隆太たちは力を合わせてそれを組み立てる。
完成した「霊界通信機」から漏れるエジソンの声。
が、繋がったことを喜んだのもつかの間エジソンは助けを呼ぶような言葉を残して、通信が途切れてしまう。
なんとか助けられないかと悩む隆太たち。すると通信機が勝手に起動し、「霊界へ連れて行ってやろう」という謎の声が……。


さすがに冒頭だけあってこの辺はおとなしめです。
さりげなく隆太くんのガールフレンドであるところの夕子さんが「宗教系の学校に行っている」という設定だったり、古代インカの霊能力者の名前に精通していたりと微妙に別れたい感じの女性だったりするのですが、まあそれはそれです。
そんなこんなで古代インカ最高の霊能力者こと「ゴッド・イーグル」に連れられて隆太たちの霊界ツアーが始まるのでした。パチパチ(拍手)。
ちなみにツアーへの参加方法は幽体離脱ですが、何か?

あ、あとエジソン役は銀河万丈なんですが彼が『メリーさんの羊』を熱唱しているので、銀河ファンは嬉しいかもしれません。
すいません適当なこと書きました。


◆2.霊界ツアー

ゴッド・イーグルに導かれ、霊界にやってきた隆太たち一行。
霊界の入り口である4次元、5次元を超えて6次元までを急いで見学、次のステージを目指す。
しかし7次元からは「天使の領域」とも言われ善なる魂を持った人間しか入ることができないという。
7次元への試練を乗り越えられなかったロベルト・パトリックと別れた隆太と夕子の前に意外な人物たちが姿を見せる。
その人物とは……?


とりあえず試練を乗り越えられなかったロベルトたちを全くフォローしないゴッド・イーグルは酷い奴だと思うわけですが、なんですか霊界も成果主義ですか。
結果を出せない奴は切り捨てられるわけですか。
世知辛い世の中ですね。
一方で7次元に足を踏み入れた隆太と夕子は気づいたら離ればなれになっていて、それぞれこの世界で意外な人物に出会うのですが……、せっかくなのでクイズにしてみましょうか。

Q.次のシーンを読んでAに入る人名を答えなさい。
隆太「これは……?」(部屋の中央に置かれた謎の機械を見て呟く)
(上手より男登場)「霊界通信機を改良したものですわ。あんたたちが作った霊界通信機見せてもらいましたけど、まあ、試作器としてはいいできですな」
隆太「あなたは?」
男「(  A  )ですわ」

ヒント1.現れたのは日本人男性。関西弁を話します。
ヒント2.この場所が7次元という霊界でもかなり高位の場所であることを考えてください。


どうです? わかりましたか? それでは正解です。

隆太「あなたは?」
「松下幸之助ですわ」



パナソニックの人、実名キタ━━━━━(゚∀゚)━━━━━━!!!!!

す、すいません、あんまり詳しくないんですがこういう有名人の実名を勝手に使うっていうのはセーフなんでしょうか。
他にも豊田佐吉は思いっきり実名出ていたし、名前は出ていなかったけどツナギを着て自動車を組み立てているどう見ても本田宗一郎です、本当にありがとうございました。な人もいましたし……。
なんでも人類や国家の発展に寄与したような技術者や実業家は死後7次元に行けるという教義に基づく描写みたいなんですが、う〜ん、これどうなんだろうなぁ。
海外だとカーネギーやロックフェラーが7次元にいるそうな。

ちなみにこれと時を同じくして夕子の方は7次元で女神になっているナイチンゲール、ヘレン・ケラー、マザーテレサに会ったりしておりました。
凄く濃い『めがちゅ!』ですね(違
ここで微妙に信者の方々がザワザワするのが面白かったりするんですが、その話は割愛。
ザワつく理由が知りたい方はEFAさんのところをどぞ(手抜き)。


◆3.天界と地獄に両方行くのって『神曲』みたいな展開だよね

7次元をさらに超え、8次元の霊界でアインシュタインやエジソンに会っていた隆太たちの元にゴッド・イーグルが突如出現。
なんでも6次元に取り残された2人が嫉妬にかられたが故に地獄に堕ちてしまったのだという。
エジソン謹製の「霊界エレベーター」に乗って急ぎ助けに向かう隆太。
だが、そこに最大最強の敵が立ちはだかるのだった!


「だった!」とかそれっぽく書いてますが、実際はあんまりピンチになりません(^^;
とりあえずここでの見所は悪魔にされてしまったヒトラーとニーチェでしょう。
ヒトラー(作中ではヒスラー)はまだしもニーチェ(作中ではニーチェス)はなぁ。単に「神は死んだ」と言っただけで悪魔にされてしまったらちょっとかわいそうな気がします。
超展開の連発なので基本的に退屈しない本作ですが、映像的に派手なのはここだけ。
……まあ派手になったからって楽しいかどうかは別問題なんですが。
あと絶対に忘れてはいけないのは霊界ロボットエンゼルX-1の存在です。

こればっかりは公式サイトで見ていただくよりほかないのですが、これはマジでヤバイです。
20年以上前のデザインと言われても全く違和感のないKOOLなデザインがスクリーンで大暴れ。
ちょっと立ち読みしたらかなりどうかした充実した内容だったので、つい買ってしまった映画紹介ムックによれば『鉄人28号』『ガンダム』『エヴァンゲリオン』といった日本アニメの代表作のコンセプトが詰まっているらしいので、公式サイトでも覗いてみてください。


◆4.おわりに

旅の終わりについに9次元へと赴きエルカンと遭遇する隆太と夕子。
前世の記憶も呼び戻されたり呼び戻されなかったり。


紹介が超投げやりなのはせめて最後くらいはぼかしておかないと見に行く人の楽しみを奪ってしまうからで(多分ここを見ている人は誰も行かないと思うけど)、別にいい加減文章を打つのに疲れたからじゃないですよ!
実際この最終章はエルカン映画には付きものの「時空を超えてみんなはエルカンを信じるべく生まれてきたんだよ」「前世でもきっと信じてたんだぜ?」というメッセージ性が強い部分なので、あんまり感想の書きようもなかったり。
でもラストで劇場内には泣いている人もいたようなので、ツボにハマる方にはハマるのかもしれません。
……どういう部分が琴線に触れたんだろうなぁ。

とりあえずゴータマ・シッダールタやトスの霊示を受けて大川隆法先生自らが作詞なされた挿入歌とエンディングは必聴と言っておきます。
サビなんかどう聞いても、奥さんへの愛を高らかに叫ぶラブソングで笑ってしまいました(ぉぃ
「だって僕たちは織姫と彦星」だの「二人の魂は二つで一つ」だの新婚さんですか。
おしどり夫婦のようで何よりです。

あ〜、久々に長い文章書いたら疲れた〜。
ざっくりのつもりが思ったより細かくなってしまいましたが、映画の概要は十分すぎるほど十分に伝わったかと。
3作目ともなって慣れてくると物足りなさもありますが、一般的にはお腹いっぱいどころか胸焼けするくらい濃い内容だと思いますんで、そういうのが好きな人は話の種に見に行ってもいいかもしれません。
話す相手さえ選べば十分盛り上がると思いますよ(笑)。

10/20 時をかける青年

平日は忙しく、週末はついつい遊んでしまう、それがオレのジャスティス!(挨拶)
さらにそこに風邪まで重なったので見事に更新が完全停止しておりました。
その間に足を運んでくださった方、どうも申し訳ありません。風邪はまだ治ってませんが10月の後半は頑張ります。

「事実は小説よりも奇なり」という言葉があります。
皆さんもこれまでの人生で1度や2度はそういう経験をしたこともあれば、この言葉を口にしたことがあるでしょう。
私も先日そんな光景を目の当たりにしました。

さて、話は変わりますが10/16に発売された週刊少年ジャンプが何号だったかご存知でしょうか?
これにさらりと答えられる人はかなりフリークというかぶっちゃけ気持ち悪いですが、後々の伏線となりますので書いておくと46号でした。
んで本題。
木曜日、会議があったためちょっと離れたところにある工場まで足を運んだときのこと。
最寄り駅からバスに乗ると自分の横の人がジャンプを読んでいるのに気がつきました。
「木曜日にジャンプを読むなんて珍しい人もいるな」と思って最初はスルーしていたのですが、どうにも引っかかります。
その人が読んでいるマンガは絵柄が特徴的だったのでちらっと見た瞬間に誰が作者かはすぐにわかったのですが、月曜日に自分が買ったジャンプにはそんなマンガは掲載されていなかったのです。
……とすると、これはどういうことだろう。

ちょっと考えて、こう思いました。
「ネットで水曜日や木曜日に翌週のジャンプのネタバレを書いている人がいるけど、この人はもしかして来週のジャンプを読んでいるんじゃ!?
だとすると、これはもう横から覗き込むしかありません(えー
だって……、だって早く春菜ちゃんのネコミミ姿を見たいからっ……!
どれだけ『ToLoveる』好きなんだよ、オレは。

しかし横の人がめくるページを見ていても不思議感は増すばかり。
次週の予告は読んだはずですが、この作者が読み切りを描くなんて話はなかった気がします。
とゆーか、ものすごく読んだことがある話のような気がしてきました。
いや、間違いなく読んでます。
作中で主人公の名前が呼ばれる場面を見て確信しました。



隣の人のジャンプ(美品)、なんか『タカヤ』とか載ってるんですけど( ̄□ ̄;)
それもまだ学園で戦っていたころのタカヤさんですよ。

あまりにも信じられない光景に何度も読んでいるマンガを確認してしまいましたが、間違いなく『タカヤ』です。
絵柄もそうですし、なによりこんなにComicStudioをフル活用するマンガ家さんは他にいません。
目の前のジャンプでは学園武道会でプロレスラーに買ったタカヤが次なる対戦相手のボクサーに勝つ方法を模索している最中で、岩を連躯で持ち上げてデスクラッシャーの練習に励んでいたり、放送部?の“ゆうかりん”が出てきてヒロインの渚とちょっとライバルっぽくなっていたりしました。
なんだろう、この1人だけアウターゾーンに迷い込んだ感覚というかタイムマシンに乗った感覚というか。
作者もこの頃、まさかラストは異世界でバトルするとは思ってなかったんだろうなとか。
ゆうかりんとか何の意味もないキャラだったもんなぁ。

結局その人は何事もなかったかのようにその古く、それでいて美しいままのジャンプを鞄にしまいバスを降りてしまったのですが、こんなインパクトのある光景を見てなかなか忘れられるはずもありません。
戻って早速『タカヤ』っていつ頃やっていたのかということを調べてみます。
Wikipediaによると2005年25号〜06年26号まで連載とあります。
なんかもっと前に終わった印象がありましたけど意外と最近までやってたんですね。
で、問題の「あの人」が読んでいた号はどの辺なのかな〜。
ネット上で感想を書いているサイトを見つけてバックナンバーを遡って……あまりにできすぎた偶然に思わず息を呑みました。


問題の号はまさに1年前の46号だったんだよ! な、なんだってー!!
自分で今文章にしながら「こんなこと普通ないよなあ」と思わずにはいられませんが、全部実話。
もしかしてあの人は1年前からタイムスリップしてきたんじゃないか、そんなアホな妄想を膨らませる今日この頃なのです。

さて前回のエントリから2週間、さすがに何もしていなかったわけではありません。
ええ、そりゃもう裏では色々やってましたとも。
暗闇の雲を倒して世界に平和を取り戻したり、まだ鉄巨人は倒していないからレベル上げと熟練度上げをやらないといけなかったり、あ、そうそうオニオンシリーズこれは大事よね〜(まだオニオレットを手に入れてません)だったり、エクスデスが無の力を手にしたせいで世界に危機が迫っているのでまた旅に出ないと行けなかったり、気付いたら来週にはPS2版の『うたわれるもの』が出るんだけど、未だに半信半疑だし、そもそも我が家のPS2が放置されまくっていて正常に動くのか不安で仕方ない――などなど、もう色々やっていました、えへん(なぜか自慢げに)。
とりあえずFF3はクリアできてよかったです。お話の無茶っぷりはともかく面白かったです。
FC版未経験だったんで、経験者だとまた違う意見もあるのかもしれませんけど(^^;

冗談はさておき本当にFF3ばっかりやっていたわけではありません。
せっかくの週末、せっかくのお休み、有効活用しなきゃウソだよね! というわけでちょっと遠出をしまして茨城県は磯原にあります、皇祖皇太神宮に行ってきました。
てなわけで前回エントリに引き続きのEdgeworth Boxが贈る神様ネタ第2弾でございます。
……「お休みの有効活用」?>オレ

この皇祖皇太神宮、ある一部の層(=『ムー』を好んで読むような人々)においては知らない人はいないというくらい有名な神社なんですが、このサイトを見ている方の大半を占めると思われる普通の人はご存じないと思われますので簡単に解説するとですね。
明治時代に竹内巨麿というオッサンが興した天津教という宗教の総本山です。
厳密に言うとちょっと違うんでしょうが、出自をたどるとそこに行き着くのでこういう説明にさせてください。
なんで、そこが有名なのかというとこの神社に伝わる……というか素直に考えると竹内巨麿が作っただけの偽書なんですが、「竹内文書」と呼ばれる文献がエル・カンターレ級に凄いことになっているからです。
どんな内容かという例を挙げますと

*ゴルゴダの丘で処刑されたのはイエス・キリスト本人ではなく実は弟。キリスト本人は日本の青森県で亡くなった。
*モーセの十戒を授かったのはシナイ山ではなく実際にはこれもまた日本。
*神武天皇以前に「万国棟梁天皇」と呼ばれる神とも言うべき天皇が26王朝1168代にわたって存在していた。
*最初の天皇が即位したのは約3000億年前。
*神武天皇以前の王朝において、ミヨイとタミアラが陥没した(ミヨイ=ムー大陸、タミアラ=アトランティス大陸だとか)
*モーセ、釈迦、老子、孔子、孟子、キリスト、ムハンマド…この辺はみんな皇祖皇太神宮に修行に来たんだよ!

この例だけで十分お腹いっぱいになっていただけることと思います(笑)。
3000億年前って、ビッグバン以前は時間が存在しなかったという物理学の考えに従うならばそもそもそんな時間軸はありえないわけですが、恐ろしく壮大です。
いやまあ元々仏教は阿弥陀如来の再臨までに時間かかりすぎとか、色々とんでもない宗教ではあるんですけど。
それにしても明治〜昭和にかけて成立しながらこれほどまでにトンデモ宗教のおいしいとこ取りをしているとは、竹内侮れません。
完全にエルカン先越されてるじゃねーか。


まあそんな超偉大なる神社ですので、これはもう偉大な建物であることが予想されます。
伊勢神宮とはいかないまでも、ぐるっと回るのに30分や1時間はかかるような規模なのは間違いないでしょう。
そう期待しながら現場へ向かったMU-6さんが見たものとはっ!(無駄なあおり)



ふつーに民家2,3件分のスペースがあっただけでした(´Д`;

えーーーーっ!? いくらなんでも小さいにもほどがあるよ?
こんなのMU-6さんの実家の方にある毎年初詣に行く神社より小さいじゃんよ。
っていうか拝殿の横にある建物なんて思いっきり管理人さんの住居だし! NHKの集金ステッカーとか貼ってあるし!
どこのご家庭でも普通に見かけるNHKのステッカーと、公式サイトのいわれのコーナーに書かれているような「日本語でおk?」と書きたくなるような珍文看板が並んでいるのはなんともいえずシュールで自分好みでありました。写真を取り忘れたのが悔やまれます。

しっかし、このいわれ現地で見たときも思ったけどやっぱり凄いですね。
祀っている神様が「天御光太陽貴王日大光日大神(あめみひかりおおひなかきおうひおおてるひおおかみ)(またの名メシヤ)」だとか、文字通り神代の昔に万国棟梁天皇が持っていた神剣の名前が「神日本魂剣(かみやまとたましいつるぎ)」だとか超センスがいいです。
普通「神日本魂剣」って言葉は浮かばない。
なんだこれは。
FF6のカイエンの技名みたいに使える漢字が限られてたんでしょうか?

予想外に小さかった上に拝殿に上がることができなかったのであっという間に参拝も終了してしまい、一緒に行った友人ともどもしょんぼりしながら帰ろうとしたとき、それまで気付かなかった案内の看板に気がつきました。

初めて参拝される方がまず疑問に思われる「なぜこの神社では四拝八拍手をするのか―」「なぜ組手のとき人指だけ立てるのだろうか―」ということからご説明します。

疑問に思われるもなにも、どこにもそんな参拝方式の解説はなかったように思うのですが、それは脇に置いておきます。
我々は一般的な「二拝二拍手一拝」のマナーに則ってお参りをしたのですが、どうもこれではいけなかった様子。
超偉大なる神社の超御利益をこんな初歩的なミスで逃したら悔やんでも悔やみきれません。
四拝八拍手の元ネタは絶対出雲大社の「二拝四拍手一拝」なんだろうなという自分の心の呟きを隅に追いやっていざ再チャレンジ。

えーっと、まずは四拝ですね。
ぺこり、ぺこり、ぺこり、ぺこり。
んでもって次は八拍手。どうか良縁に恵まれますように……とさて、いくぞ〜。

パンパンパンパンパンパンパンパン


なんだか『まじかるアンティーク』をプレイしている気分になってきた(マテ
あるいはフラメンコダンサーになった気分でも可。
全然笑うところじゃないはずなんですけど、妙にツボにはまってしまい一同境内で爆笑してしまいました(罰当たり)。
現物の建物はちょっとがっかりでしたけど、内容的には期待通りの(ある意味で)素晴らしい神社でしたわ。
読んでいる人に思いっきり退かれていないかちょっと不安ですが、行ってよかったです。あ〜楽しかった。

以上、久々に長文書いて疲れたのでこの辺で。
ところで皇祖皇太神宮の神様とエルカンとどっちの方が格が上なんだろ?
どっちも世界中の主要宗教の開祖より上みたいなんで気になりますね(とても棒読みで)。
そのうちスパロボ風に『スーパー宗教大戦』とか誰か作ってくれないかな(笑)。

10/30 何がしたいのかわからない

伊藤静に叱られる? ……むしろ望むところだ!(変態挨拶)
のっけからMっ気丸出しのダメ挨拶でこんばんは。

以前発売されたおにいちゃんCDは「相当頭おかしいな」と思って見ているだけでしたが、今回はちゃんとプロの方を何人も使っているところを見ると結構売れたんですかね?
力丸乃りこさんなんかはそもそも叱るようなキャラをやること自体少ないと思うんで、その辺どうなってるのかな〜という普通の意味でも気になるCDです。
しかし、「叱る」という縛りは結構厳しいんでしょうかね。
セリフ一覧を見ていると作っている側の苦悩が透けて見えて面白いです。
とりあえず「オタクっぽい」とか「そんなにデブデブ太って知らないわよ」とかは「叱る」とは違うと思うですよ。
まあ、このCDを買う客層(オレ含む)には並のお叱りよりも刺さるかもしれませんが(ぉ

あと気になって気になって仕方ないのがセリフ一覧の73番。

>このやろー、うちの畑荒らすなー

いくらなんでもシチュエーション特殊すぎるだろ。
このセリフを聞いて嬉しがる層も、刺さる層も想像できません。

先月末に買った『バルドバレットリベリオン』をクリアしました。
持ち歩けるDSのゲームと違ってPCのゲームは最近なかなか遊ぶ時間が取れなくて進まないのが悩みなんですが、さすがに未来世界を舞台にした作品だけあって忙しい現代人にも安心のボリュームでさくっとプレイできましたよ☆

……と遠回しな書き方をしても仕方ないと思うので、以後持って回った表現はやめますが、プレイした知り合いから短いと聞いて覚悟はしていたものの、それでも驚くくらい短かったです。
それでも『フルアニ』よりは長いあたりマジで泣けるけどな!(;´д⊂)
Hシーン以外の音声はそれなりに真面目に聞きましたが、それで大体7,8時間といったところでしょうか。
最近の少し大きめのタイトルだったら初回プレイも終わらないかもしれません。

内容については言いたいことは山ほどあるんですが、先に褒めどころだけ書いちゃいますか。

といってもあんまりないんですが、1番主軸たるアクションの部分は今やってもそんなに見劣りするものではないと思います。
システムを洗練した『FORCE』をやっている人ならまた話は変わってくるのかもしれませんが(MU-6は未プレイ)、マウスをクリックするだけでどうしても飽きが来てしまうエロゲの中にアクションが盛り込まれていると、それだけで気分転換にはなりますので。

自分みたいなアクション下手だとあまり深いところまでやりこめないんで、どれくらい多くのことができるかっていうのはなかなかコメントしづらい部分ではあるんですが、もう少し空中戦など選択肢が増えた方がアクションを得意とする人には受けたかも……って、元祖が出てから数年経っている今それを書いても仕方ありませんね(^^;
ま、適当に走り回りながらホーミングミサイルばらまくだけでも難度EASYのストーリーモードは簡単にクリアできるんで、気分転換とストレス解消には最適でした。
現時点でのチームバルドヘッド最新作であるところの『デュエルセイヴァー』よりもこの点に関しては気に入っていたり。
終盤でアホみたいな回数の戦闘させることもないしね。

あと絵やBGMなどの新規素材については全般的にレベル高かったと思います。
特にCGについては『デュエル〜』のとき正直に評して「これはひどい」としか言いようがないレベルの立ち絵が散見されたので、かなり不安だったんですが今回はそんなこともなくどのヒロインの立ち絵、イベントCGもいい感じだったんではないでしょうか。
テレジアの立ち絵など一部でジャギが気になるものもありましたが……。
絵の枚数は少ないですが、ここについてはそもそも全体のボリュームが全然少ないのでいかんともしがたいところかと。
シナリオごと増やしてくれればよかったのになあ。
CG彩色にアルケミストの名前が挙がっているのを見ると、ついついコンシューマ移植作のようにアルケミストのスタッフあたりにシナリオ加筆させればよかったのにと思ってしまいます。
え? それだと今度は品質が不安?
だいじょーぶ、大丈夫、これくらいのクオリティならそんなに差はつかないって(暴言)


さて、あっという間に褒めどころが終わってしまったので、既にちょろっと書いてますがシナリオについて。
まずは私が色々と語る前に公式サイトを見に行っていただけますでしょうか?

サイト開けましたか? そしたらまずはキャラクターの項を見に行ってみてください。
6人のヒロインが出てきますね。いずれもなかなかに可愛らしいキャラクターばかりです。
各キャラクターの詳細を見るとテレジアとカーナは「no data」ばかりであることに気付かれるかと思います。
これを見て「なるほど、これはテレジアとカーナが物語の主軸となるキャラなんだな」とすぐに察することが出来たあなたはまずまず優秀なエロゲオタです。
そんな褒められ方しても嬉しくないですか。そうですか。

一通りキャラクターの紹介を読んだらストーリー紹介の項目を開いていただけますか?
結構凝った世界観、組織同士の対立……そんなものが見えてくるのではないかと思います。
実際設定はかなり入り組んでいて、メカや組織の設定などがマニュアルで3ページにわたって記されています。


……で、ここまで読んで私が想定していたのはこんな構成でした。

攻略順序制御がかかっていてテレジアとカーナは最後にしかクリアできない。
他のヒロインのシナリオをクリアしていく過程で徐々にバルドルシステムとBFA、さらにはバルドルシステムを製作したジャハナム・インダストリーの関係・陰謀といったものが浮き彫りになっていき、その全てが戦争の終わりを描く最終シナリオに収束していく――!


我ながら非常にベタで工夫のかけらもない構成ですが、これだけ入り組んだ大きな世界を描こうとするとこれくらいはやらないと難しそうだなと思ったわけです。
まあ細部は違うにしても大きくは外れないだろうと高をくくっていたのですが。
まさか、6人キャラ載ってて5個しかエンディングないとは思わないじゃん(えー
ついでに言うとうち2個はいわゆるノーマルエンドであり、ちゃんとしたお話に絡んでくるヒロインはテレジアとカーナだけですよ!
あの2人がメインだっていう予想は当たったけど、本当にそれだけでした。
軽く100本以上はエロゲやってるオレの裏をかくとは、やるじゃねえか(褒めてない)。


まあ別にエンディングが少なかろうが何だろうが面白ければそれでもよかったんですが、さっき見ていただいたのであればわかるように世界観的にはそれなりに大きくてですね。それをコンプリートまでに約8時間、初回プレイに約5時間弱程度で描いてしまうわけですよ。
その結果、どういうことが起こるか。
もれなく展開が超スピード&説明不足に陥ります(´Д`;

……うん、まあ、そうなるよね。
第1話の終了時から2週間経過時からスタートする第2話においていきなりレベッカが何の理由もなく主人公にめちゃ惚れていたり、第5話の冒頭で「スーパーハッカーであるところのステイが命をかけて情報を盗んできた」という説明だけをお供に世界の裏側にある陰謀が一挙公開されたりと尺の都合に伴う無理やりな随所に見られます。
随所に見られますが、特に目立ったのはメインの片割れカーナさんルートでしょうか。
彼女と主人公は敵同士でありながら物語の冒頭から「なぜか」何か惹かれ合うものを感じるのですが、この「なぜか」の部分は最後まで明かされません(´Д`;
さすがにちょっとこれはどうなの? と思わずにはいられませんでした……。
本気でわからなかったんで、もし自分の読解力不足なら指摘いただきたく。
リメイクなんだからシナリオそのままっていうのも、わからんではないですが、こういうあからさまに当時の力不足&時間不足に起因している部分は手を入れてもいいと思うんですけどね〜。


なんとゆーかやたら壮大な世界観含めてライターさんの頭の中では色々物語が動いているんだろうなぁと苦笑せずにはいられないお話でした。
多分、ですけど相当にハードでクールでかっこいい大人の世界の戦場が描かれているはずです。
それが彼(あるいは彼ら)の脳内キャンバスから出てこなかったことだけが失敗だったと。

まとめ。色んな意味で2000年当時の戯画らしさに満ちている作品だったかと。
偶然かもわかりませんが、世界を支配する企業の名前が「ジャハナ」だったりとかね(笑)。
まあ、あからさまなシナリオの弱さを補うために企画屋に近づいたとか妄想するとちょっと面白いかな。
とりあえずシステム・ストーリーともにパワーアップしているはずの『FORCE EXE』も積んでいるので、いずれ機会を見てプレイしたいところです。
…………そうですね、『バルドフィフス』(作ってるか知らないけど)が出るまでには、きっと(ぉぃ