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陳奕迅:新地 272 2・26.02号より

EASONとニコラス

イーソンのコンサート最終日は8時半に始まった。すでに6場のコンサートで十分歌ったはずなのに、まだまだ足りなかったとみえて、ステージを飛び跳ね、あまりに乗りすぎたため、あやうくつけ毛がとれそうになる局面も。突然、洋服を脱ぎだし、ダイエットに成功した体を観客に見せびらかすイーソン。最後の夜、11時半頃終わるはずのコンサートだったが、イーソンの興奮状態は更に高まり、会場の規則はもう眼中にないという感じになり、定刻を40分くらいオーバーする事態となった。さらには観客席に乱入、そのため、主催者側に10万ドルの罰金を払わせる事態になってしまった。コンサートが終わったあとのイーソンは、まったく意に介さない感じだった。「罰金がなんだっていうの?報告書を提出するだって?僕が書く必要ないからね!」

打ち上げパーティのイーソンは、その本来の茶目っ気を大いに発揮、台上で祝杯をあげるとき、EEG社長の楊受成やコンサート開催者の張耀榮に対しひそひそ話をしながら、大笑いをしていた。また、回りに絶え間なく、お酒を飲むように、おしゃくをして回っていた。会場のあちらこちらにいっては、スタッフと共に記念写真をとったり、あう人ごとに、抱きついたり。記者に大してもイーソンは抱きついて、みんな窒息しそうになっていた。インタビューを受けたイーソンは、コンサートでの興奮ぶりは、決してあらかじめ計画したものでなく、その場のムードでやったものだといっていた。「この何日間、服を脱いだり、トランクスに手をいれたりしたけど、全部即興なんだ。楽しかったからね!全身汗だくになったので、寒かった。だから、服を脱いだんだ。でも、脱いだら、もっと寒くなってしまったよ!」彼のクレージーぶりを報道するニュースに対し、このように説明していた。

7日間にわたるコンサートでも、イーソンは唄い足りなかったようだ。打ち上げパーティがおわってからの午前4時に場所をかえて、CAUSEWAY BAYのカラオケに歌を唄いにいった。恋人のヒラリー、ニコラス、エドモンドリョンなど、2時間前くらいから、カラオケの部屋をすでに予約して、イーソンをまっていた。同じころ、偶然にも同じカラオケに他の芸能人がいっぱい。EO2や、Eキッズ、周麗シ其、などなど。イーソンがとなりの部屋に来たと知ると、一緒に遊ぼうとみんなが押しかける。イーソンは歌を思いっきり唄う以外、みんなに、絶え間なく、酒を飲むようすすめていた。

午前6時になって、10人あまりのみんなは、一緒にカラオケからでてきた。悪ふざけの大好きなエドモンドリョンは呉国敬と一緒に話しながらでてきたが、記者が写真をとろうとすると、さえぎるように、とるな〜って叫んでいた。イーソンとニコラスは終始笑顔で、ファンたちをみると手をふったり、おしゃべりをしていた。イーソンは記者に対し、こんな冗談を!「もっと唄いたいよ〜!明日は日曜日だね。よし、セントラルにいってフィリピンメイドさんの前で歌おうかなあって考えてるんだ〜!(
イーソンっておもしろーい)」みんなとってもハイな気分になっており、まだまだ遊びたりないようだった。そのあと、一部はニコラスの家にいき、遊び続けたようだ。徹底的に遊んだイーソンが家に帰ってきたのは、午後2時だった。


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