ソリッドシューターにおける各種弾薬についての考察・後編


ソリッドシューター冷凍弾
極端な冷却によって、機関部等の動作不良を引き起こさせる砲弾。

恐らくは金属水素(水素が固体化たもの)や固体化ヘリウム等々の極超低温物質を砲弾に充填し、命中と同時にそれが敵の装甲板に付着することで冷凍を実現しているんでしょう。
だけど砲弾に内包されている程度の量で被害を与えるほど冷却できるとは思えないんですが(^^;


ソリッドシューター焼夷弾
様々な可燃性物質を充填し、命中と同時に燃焼を開始する砲弾。

とりあえず二通りが考えられますね。
まずは油脂類燃焼系…やっぱりここはナパームしかないでしょうね。着火しやすいし、粘りけがあるためにたとえ命中箇所が垂直な装甲板部分だったとしても簡単には流れ落ちませんから。
外部だけの燃焼だからAKに被害は与えないだろう、と言う方もおられましょうが、火炎でエアインテークを塞げば酸素を必要とする機関は止まりますし、機体内部を冷却することが出来なくなります。 たとえエアインテークを塞がなくとも、火災が広がっている機体部分は極端な温度上昇が発生し、装甲板内部の可燃物が引火する事があり得ますし、熱でパーツが機械的におかしくなる事も十分にあり得ます。あと金属の場合、高温で熱せられた場合強度がもろくなることがあります。

次は無機燃焼系。純粋なアルミやマグネシウムに火を近づけると酸化反応で強烈な熱を生じさせることが可能です。これらの場合、持続的な燃焼は期待できませんが、最高到達温度がかなり高いんです。条件次第でしょうが2000度位は軽いのでは…。この直接的な温度で装甲板を融解して、ダメージを与えることが出来ます。
(酸化剤を加えれば更に燃焼温度は上がります)


ソリッドシューター溶解弾
強力な溶解液を内包しそれを装甲板に塗布することでAKにダメージを与える砲弾。

属性にも「酸」が付いている以上…考えられるのは金すら溶かす「王水」でしょうね。これなら世の中の大抵の物を溶かすことが出来ます。


ソリッドシューター徹甲弾
非常に硬い弾心を装甲板に命中させ、その装甲板を運動エネルギーのみで打ち抜く砲弾。

MMの方では劣化ウランが使われているようですね。この劣化ウラン、何がすごいって、高密度の物体でかなり重いことと強度があることですね。戦車の装甲板にも使われるほどです(まさしく矛盾(爆笑))。

ただこの劣化ウランをそのまま砲弾の形にして砲から打ち出したのでは、大した威力が
ないと思います。非常に重い物体ですから、初速が上がりにくいですからね。
そこで、APFSDS弾にしていると思います。運動エネルギーの法則、「運動エネルギー=物体の重量×物体の持つスピードの二乗」から、多少砲弾が軽くても速度を上げた方が有利ですからね。それに初速を上げることは有利な面が多いんです。


ソリッドシューター炸裂弾
砲弾内部に爆薬を内包し、命中と同時に炸裂し砲弾の破片で敵にダメージを与える砲弾。

文字のイメージからHE弾(瑠弾)と勝手に断定し、HEAT弾(成形炸裂瑠弾)やHESH弾(粘着瑠弾)は省きます。特徴としては直接命中しなくても破片で敵にダメージを与えられることが挙げられます。たとえ破片でも構造的に脆弱な部分、カメラアイ、レーダー及び無線のアンテナ、腕、足の関節部分等々を破壊することが出来ますが、直接装甲板を打ち破ることは難しいでしょう。装甲板を打ち破る砲弾、徹甲弾ですら跳ね返されることがありますので。

この威力を増大するなら、飛散する破片は砲弾の前方に集中的に放射されるよう砲弾に細工をし、近接信管を用いて敵に命中する前に炸裂させ、ショットガンのような感じにすると良いでしょう。


ソリッドシューター凝固弾
装甲板を打ち抜き、内部に凝固剤を注入することによってAKを動作不能に陥らせる砲弾。

考えられるのは、徹甲弾に発砲ウレタンフォーム類を充填することでしょうね。
内部に充填されたウレタンフォームが敵装甲板の内部に注入され、それらが発泡、凝固することでAKの機械部分、電気部分にダメージを与えるのでしょうが…破壊力9って買いかぶり過ぎだと私は思うのですが(^^;



Spetial Thanks   Major Flint(ホームページ



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