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イギリス・パリ Part 3
1996年11月6日〜13日(8日間)
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Part 1 ロンドン、ウィンザー城、ピカデリー・サーカス、バッキンガム宮殿、タワーブリッジ、ロンドン塔、大火記念塔、トラファルガー広場、国会議事堂、ビッグ・ベン、大英博物館、ハイドパーク
Part 2 ユーロスター、パリ、モンマルトルの丘、コンコルド広場、ルーブル美術館、シャンゼリゼ大通り、凱旋門、エッフェル塔 、シャン・ド・マルス公園、ノートル・ダム大聖堂
Part 3 バース・スパ、ロイヤル・クレッセント、エディンバラ、エディンバラ城、ニュータウン、オールドタウン


11月10日 (5日目)

イギリスとパリの地図

『バース・スパ』へ行く予約した列車が運休
 世界遺産のバースへ行こうと思い、事前に8:35発の列車の予約をロンドン・パディントン(Paddington)駅からバース・スパ駅まで取ったのですが、当日駅へ行くと電光掲示板に"Boarding is delayed."と書いてあり、さんざん待った挙句、その列車が車両故障でホームに入線できなかったのです。

 放送で「Bath Spaへは○○行きの列車に乗り、○○駅で乗り換え、○○行きをご利用下さい」とあったのですが、私には言葉のどこに駅名が入っているのかが分からず途方にくれてしまいました。現地の人も意味がわかっておらず皆インフォメーションセンターへ聞きに行きました。私が運休された分の指定券を払い戻すと、出札口の人が列車運休(Service Cancel)の事実を知らなかったのです。連絡不徹底なんて何と言う会社だと思いました。

LON PAR 危険!


エディンバラ ウインザー城 バース・スパ パリ
予約システムの違い
 ヨーロッパの鉄道は日本の予約システムと異なり、列車の始発駅出発2時間前で予約を閉め切ります。JRのように自由席専用車両がありません。列車に乗ると座席に予約票が差し込んであり、自分の席に区間と座席番号などが印字されています。予約票がない座席は自由席となっています。予約票があっても区間から外れていれば自由席となります。但しTGV・Eurostarなど全車指定席の列車の場合は間際まで発売されていて、座席に予約票はありません。
バースの街並とエイヴォン川
バースの街並とエイヴォン川


バースの地図1時間後の列車に乗車
仕方なく私は1時間後の9:30発エクセター(Exeter)行のインター・シティー(Inter City)列車の車掌に、バース・スパへ行くにはこの列車で行かれるかどうかを聞いてから乗車しました。イギリス鉄道の駅に改札はありません。停車毎に車掌は車内を回って改札を行います。なんとチェックシートを持たずに一度改札をした乗客の顔を覚えているのです。但し乗り降りの多い駅を出発すると再度改札(検札)を行います。

 バース・スパへ行く列車はディーゼルカーで最高速度が160kmです。田舎の方では隣の駅まで20分ほどかかる距離です。これは日本のように5分走れば次の駅というわけではありません。旧型車のドアは引戸ではなく、団地のドアのような開き方で手動です。しかも下車するときは外にいる人に開けてもらうこともあります。運悪く自分のドアに乗る人がいないときはドアの窓を下ろし、外に手を出してレバーを動かして開けます。新型車は押しボタン式の自動ドアです。

 11:12にバース・スパに着きました(ロンドンから172km)。バースの町並みはジョージアンスタイルで美しいです。名建築家ジョン・ウッドとジョン・ウッド・ジュニアによって設計されました。


ロイヤル・クレッセント ローマン・バス・ミュージアム
バース・スパ(Bath Spa)に到着
 温泉のある『ローマン・バス・ミュージアム(Roman Baths Museum)』も見ました。これがお風呂をBathというようになった語源です。らい病にかかった王子Bladudは城を追い出され、現在のバースで住むことになったのです。飼っている豚が沼に入るのを見て、王子も豚を岸へ追い上げる為に沼に入ったのです。その沼は温泉が湧き出ていたのです。そしてらい病が治ってきて、喜んだ王子は温泉を整備したのです。現在バースは世界遺産になりました。王子の名前を略してBathになったそうですが、王子の名前Bladudを見たら何でこれが略でBathになるのかと強引で不可解です。ここでは日本語による解説テープを有料で利用することが出来ます。
ローマン・バス・ミュージアム
ローマン・バス・ミュージアム


ロイヤル・クレッセント ロイヤル・クレッセント
 他にバースの見所をと言えば、『ロイヤル・クレッセント(Royal Crescent)』です。クレッセントとは三日月のことです。一部が博物館、また一部が豪華なホテルです。


初めて経験した人種差別
 現地で昼食にしたのですが、七面鳥のサンドウィッチ2個とスプライトでなんと約2000円! イギリスは食事が良くなくて物価が高いです。当時初めて耳にした狂牛病騒ぎがあったため、イギリスで全く牛肉を食べる気分になりませんでした。しかしこのお店で不愉快にも人種差別がありました。お店の小娘は白人に対して愛想が良いのですが、それ以外の人種にはぶっきらぼうで、無言でした。まったく白人至上主義思想の強い教育の足りない奴でした。座って食べている間、小さい男の子が私に指差してアジア系の人種を珍しがっているようなことを言っていましたが、その子の母親は子供の頭をバシッと叩いて叱っていました。
バースで見たパレード
バースで見たパレード


 帰りはバース・スパから15:12発の列車でロンドン・パディントン駅へ向かい、ロンドンに17:00に到着しました。それから市内を少し観光して、日本食が恋しくなったから日本食レストランへ入りました。ここでは何と二人分も食べてしまいました。


11月11日 (6日目)


エディンバラ駅・IC225
エディンバラ・ウェイバリー駅で撮影した
IC225(インター・シティー225)

エディンバラ
 この日はあまり天気が良く無かったです。ロンドン・キングスクロス駅から8:00発グラスゴー(Glasgow)行きのインター・シティー電車(IC225)に乗車しました。この電車は最高速度が225km/hでドアは観光バスのようなプラグドアで自動化されています。事前にお店で買ったフィッシュ&チップスを車内で食べながら、景色の良いスコットランドを車窓から見て楽しみました。エディンバラで下車するのに車掌の車内放送では「エディンバラ」とは言わず「ウェイバリー」としか言わなかった為不安でしたが、一つ手前の駅で「エディンバラ」と放送があったためホッとしました。実はこの駅名は「エディンバラ・ウェイバリー(Edinburgh Waverly)」なのです。列車は12:14に到着しました(ロンドンから633km)。


それからトイレへ行きたくなり、駅周辺のトイレは何処も有料で20ペンスが必要でした。駅直結のショッピングセンターに10ペンスの有料トイレ(アフリカ難民の救済基金となる)を見つけてそこへ行くことにしました。出したくてしょうがないのに、10ペンス硬貨を機械に入れるのですが、財布から小銭を出してもどれが10ペンス硬貨なのかすぐに分からず、まごついていると、すぐ側のお店からお婆さんが出てきて「どうしたの?」と声をかけてくれました。そこで私が小銭を見せると、お婆さんは何と一目で10ペンス硬貨を見つけました。日本人なら10円玉を一発で見つけられますが、外貨までは慣れていないと一発で見つけられませんね。私が御礼を言うと、お婆さんは「落ち着いてね」と言っていました。 エディンバラの地図


ニュータウン オールドタウン エディンバラ城
エディンバラ駅周辺
左側:ニュータウン 中央上:カールトン・ヒル 右側:オールドタウン
中央:エディンバラ・ウェイバリー駅


ニュータウン
エディンバラ城から見た『ニュータウン』
ニュータウン
 一段落したところでエディンバラの街並みを見学しました。この地は世界遺産でスコットランドの首都です。プリンセス通り公園(Princes Street Gardens)を境に南側が16世紀から17世紀の建造物が多い『オールドタウン』で、北側が18世紀からのジョージアン建築が多いニュータウンです。18世紀終わり頃に、ニュータウンは設計士ジェイムズ・クレイグが都市計画図を作成して建設がはじまりました。この場のプリンセスのスペリングはPrincessでは無く、Princesです。この辺りの町並みは非常に美しく感じました。最初にニュータウンを歩きました。


エディンバラ城
右側:エディンバラ城


エディンバラ城
 高さ130mの所に建てられたエディンバラ城(Edinburgh Castle)。夏にはミリタリー・タトゥー(Military Tattoo)と言う祭りが開催されます。城の中では日本語解説によるテープを借りることが出来ます。内部の建築は素晴らしく、宝石類の展示もまたもや素晴らしかったです。

エディンバラ城入口


オールドタウン オールドタウン
 エディンバラ城を後にして、再び町並みを歩き、オールドタウンを歩きました。観光に夢中になっていると列車の発車時刻が間に合うかどうか気になってきました。早歩きで駅へ戻っている間に強風で傘が壊れてしまいました。観光時間が4時間でエディンバラを見るのは少し足りないような気がしました。5時間は必要でしょうね。


  写真:エディンバラ城から見た『オールドタウン』


エディンバラ城内部空腹
 エディンバラ・ウェイバリー駅16:00発のインター・シティーに乗車し、定刻に出発しました。しかし列車は途中のヨーク(York)駅で約30分の遅延でした。ロンドン到着は1時間の遅れの見込みであると放送がありました。終点ロンドン到着までに4回ノロノロ運転して停車し、途中駅の停車時間が少々長かったのですが、スピードの出る列車ほど遅れが拡大しやすいのです。列車はロンドン・キングスクロス駅に時刻表上で20:42の到着ですが、実際は21:10ごろに到着し、30分程度の遅れで済んでよかったです。空腹を抑える為に車内で食べ物を買おうとしたものの、ハンバーガーやサンドウィッチなど当時食べたいとも思わないものしかなかった為、車内で食べることを諦めました。値段は日本のお店で買うより50%程高かったです(ユーロスターの半額ですが)。ロンドンで日本食レストランを探したのですが、列車が遅れて夜遅くなったため、閉店してしまったり、臨時休業でなかなか見つけることが出来なかったりと悪戦苦闘でした。やっとの思いで見つけたのは寿司屋でした。ロンドンの寿司は東京の寿司屋より美味でした。北の海とあって素材が良いのでしょう。
 (写真:エディンバラ城内部)


11月12日 (7日目)、 帰国:11月13日 (8日目)


飛行機帰国
 帰国の日がやってきました。ツアー客を乗せたバスがロンドン・ヒースロー空港に到着しました。ここでは団体チェックインを行っておらず、個人チェックインのみでした。テロ防止の為、出発ゲートは90分前にならないと表示されないことになっています。ここは世界一泥棒が多い空港の為、荷物を預ける前に皆荷物整理をしますが、気を取られて荷物の一部を後ろから盗まれてしまうことの無い様に気をつけました。免税店など土産屋が多いのがいいですね。ここでお菓子や紅茶などを買いました。

 VS900便(ヴァージンアトランティック航空900便)は13:00に出発したのですが、この空港は30秒に1回の割合で離着陸する為、遅れの原因となることは後ろの飛行機に迷惑となります。離陸時にスチュワーデスが一人着席していないのに、パイロットはエンジンを全開してしまい、そのスチュワーデスは慌てて走って席へ向かっていました。


ひまわり笑い話
 日本人は外国語が苦手な人種ですね。これは笑い話なのですが、ある男性がロンドンへ列車で行くため、切符を買おうとした時の事です。英語でなんと言ってよいのか考えているのに、"One ticket for London."と言う表現を知らなかったのです。その男性は"To London."と言ったのですが、窓口の人は"Two tickets for London."の事だと思い、ロンドン行き2枚の乗車券を渡したのです。困った男性は、"For London."と言い直しました。そこで窓口の人は"Four tickets for London."だと思い、4枚の乗車券を渡したのです。また困った男性は「えーっと」と言って考えていたら、窓口の人は"Eight."と聞き違いをして、8枚の乗車券を渡したのです。


 この文章を完成させる直前に思い出したことがあります。弱い立場に立った人を攻撃することは良くないことです。イギリスでは喧嘩で倒れた人を殴ってはいけないと言われています。つまり弱いものイジメは絶対悪だという意味でしょう。これをもって筆をおくことにします。

(2002年8月20日編集)


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