おいらんち
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2003年に劇場で見た映画の感想です。他人の劇評や世間の評判にはとらわれず、自分の感じたままを綴ります。何故だか大多数の意見とけっこう違う場合が多いけど、こんな人もいるのだな、こんな見方、とらえ方もあるのだなと思っていただければ幸いです。判定は基本的に辛口。それゆえに数少ない高評価のものはイチオシ。
オイラ的判定基準
最高! 面白い! こんなもんさ わからん 失敗した
2003年劇場映画感想 
判定
映 画 名
あ ら す じ 感 想 等
「ラスト・サムライ」
2003.12.10
出:トム・クルーズ
  ケン・ワタナベ
  ヒロユキ・サナダ
日本の近代的軍隊を訓練する教官として来日した米国人が捕虜となりサムライ一族の長と心を通わす。誇りと名誉に導かれひとつの時代の終わりを決める勇壮な戦いを描く。いわゆる外国人が描くヘンテコ日本などではなく、合戦場面も本格的なハリウッドらしいスケールの大きな時代劇。面白かった!ケン・ワタナベ最高!主演トム・クルーズよりも目立ってしまう圧倒的な存在感!あの時代の侍があんなに英語が話せるかというのは少々疑問だが、彼が演ずる侍が話す分にはなんの違和感も持たず、ちゃんと表情・感情と一致していたように思う。

「リーグ・オブ・レジェンド」
2003.11.12
出:ショーン・コネリー

冒険王とかネモ船長、トム・ソーヤ、透明人間、吸血鬼、ジキル博士など誰でも知ってる架空の人物が一致団結して世界戦争を阻止するというお話。ハリウッドらしい盛りだくさんのなんでもありのエンターテイメント映画。なんでもありな所(面白い所)といえば、ショーン・コネリー演じる冒険王はかなりの爺様なのにバッタバッタと敵を倒す圧倒的な強さの持ち主。ネモ船長は超ハイテク超大型超高速の潜航も可能な船を乗りまわす、でも水の都ベニスの川を航行するのは無理ってものでしょう。ジキル博士が薬を服用すると正反対の性格の持ち主ハイドに変わるのは有名だが、あんなに超人ハルクのように筋肉隆々になるとは・・・。透明人間を映像にするのは難しい、おしろいを顔に塗りたくって現れるのだが、何故かヒゲも見えてしまう。世界戦争を企てる犯人のインパクトが弱かったのが難点といえば難点。最後のシーン、あわよくば「リーグ・オブ・レジェンド2」を製作しようという意図がみえみえ。

「インファナル・アフェア」
2003.10.22
出:トニー・レオン
  アンディ・ラウ
ストーリーは、潜入捜査官とマフィア内通者、運命を入れ替えられた二人の対決。お互いの組織で裏切り者がいることが発覚し、皮肉にもボス(上司)から裏切り者探しを命じられる二人。すごく良かった!久々に面白い興奮する映画を見た。あんまり期待せずに見たのが良かったのか。終わりの時間を気にせず最後まで息つく暇なく見ることができた。CG使いたい放題の非現実的な映画が多い今、なんだかとても熱〜い人間ドラマを見させてもらった。涙は出なかったけど泣ける話。この作品はハリウッドがリメイク化権を獲得しブラッド・ピット主演が決まっているらしい。ブラピはきっと潜入捜査官の役だろうね、相手役が誰か気になる。今からハリウッド作品が待ち遠しい。ぜひ期待を裏切らない出来にしてほしい。
「座頭市」
2003.10.16
出:ビートたけし
  浅野忠信
ストーリーはさておき、映像と音楽が非常に良かった。まるで舞台を見ているような感覚で、音楽にのっているうちに気がついたら映画が終わっていた。ヨーロッパ、特に芸術の国フランスで大絶賛というのは、やはりこの映像と音楽のせいなのだろうか。そうなのだとしたら納得。今まで見た北野武監督作品のなかでは、なかなか。
「天使の牙」
2003.9.1
出:大沢たかお
  佐田真由美
麻薬組織の大ボスの愛人を警護中に銃撃され、脳死状態に陥った愛人の身体に警護していた女刑事の脳が移植された。上司の指示によりその愛人として麻薬組織に潜入することになった女刑事と、その事実を知らず復讐を実行する恋人で同僚の一匹狼の刑事。大沢たかおさんは一匹狼の刑事役、アナザヘブンでも同じような役だった。ストーリーはなかなかドラマティックで面白かった。ただ、最後のどんでん返し返し返しが、パパパッとあっという間に過ぎてしまった。もうちょっとじっくりと展開すればよかったのだが、なんだか最後になって時間が足りなくなってしまい詰め込みすぎた感じ。そして話はまだ続くというような終わり方、気になる・・・。原作は大沢在晶さんの「天使の牙」ということなのでさっそく読んでみよう。
「パイレーツ・オブ・カリビアン」
2003.8.21
出:ジョニー・デップ
  オーランド・ブルーム
ストーリーよりも映像ばかりを追ってしまい、なんで「靴ひものビル」の血が呪いを解くのに必要なのかがわからなかったりしたおマヌケなオイラ。映像についていえば、東京ディズニーランドのアトラクション「カリブの海賊」で見た場面がいくつもあったような、というかまるで同じものを実写版にしたような。オーランド・ブルームは、「ロードオブザリング」の弓の名手エルフ役の方、エルフのストレートの金髪も素敵だったが、今回の自然なブラウンの髪もまた素敵でかわいい。そして、ジョニー・デップには衝撃を受ける。えー!これが彼ですか?孤高の海賊という役なのだが、なんだか憎めない変わり者、かつなんだかいやらセクシーな感じもあったりして、そんな曲者役を生き生きと面白がって演じているように見えたのは、嬉しい裏切りだった。ちょっと好きかも。
「踊る大捜査線THE MOVIE2/レインボーブリッジを封鎖せよ!」
2003.8.7
出:織田裕二
  柳葉敏郎

今回のストーリーは、組織と個人の対立を軸にした手がかりの見えない異常殺人事件に、湾岸署所轄内に現れる謎の噛み付き魔、親子連れの万引き一家など、四方八方で事件が交錯しているというもの。いつものように警視庁(本店)VS湾岸署(所轄)という確執をからめつつ事件を解決していき、テンポよく笑いも涙もある爽快な映画だ。ただ、5年ぶりの映画ということもあってか、すべてがリキミすぎのように感じた。また盛りだくさんなのはよいが、詰めこみすぎ。よく聞く感想だが、殺人事件の犯人たちの動機付けがイマイチ薄い。
「ターミネーター3」
2003.7.16
出:アーノルド・シュワルツェネッガー
ニック・スタール
クリスタナ・ローケン
ストーリーは基本的に「ターミネーター1・2」と同じような展開で、同じようにカーアクション、カーチェイスが手に汗握る。ジョン・コナー役の方が、もう少し男前だといいのだが。「2」の時の少年が成長するとああなるのか?とてもかわいい顔だったのになぁ。「3」のジョンは、白人には珍しく鼻の穴が真ん丸系。そのせいかどうしてもチビノリダー(ワカゾーくん)に見えてしまってねぇ。それにしてもアーノルドさんのあの肉体美、55歳とは思えません。いつか「4」を作るだろうねという終わり方、そして懲りずに見に行ってしまう予感。
「トゥー ウィークス ノーティス」
2003.6.6
出:ヒュー・グラント
ストーリーはありがちなパターンで、最初は反発ばかりしていた二人がそのうち恋仲になるというラブストーリーの定番、王道をゆくものだった。別に良くも悪くもなく、きっと何ヶ月後かには記憶の彼方へいってしまうだろう。ヒュー・グラントはいつもこんな役だね。
「シカゴ」
2003.5.28
出:レニー・ゼルウィガー
  キャサリン・ゼタ・ジョーンズ
  リチャード・ギア
久々にミュージカル映画を見たが、なかなか良かった。映画ということで、おそらく、見所をもれなく細部まで、歌、演技、表情等も最高の物を撮っているはず。ストーリーはさておき、歌、ダンスは素晴らしかった。演技だけしか見たことのない役者が歌って踊っているのを見て、単純に「へぇ、なかなか」と見直した。ただ主役のレニーよりもキャサリンの方が圧倒的な存在感を発揮していた。レニーはちょっと痩せすぎ感があったが、操り人形のダンスの時にはそれがかえって良かったりして。歌は女看守のママの歌が最高!舞台でもぜひ見てみたい作品だ。

「ロード オブ ザ リング〜二つの塔〜」
2003.5.23
出:イライジャ・ウッド
  ビリー・ボイド

面白かった。合戦の場面が多く、手に汗にぎり息つく暇がないほど。かといって悲惨で凄惨なシーンは少なくそこはファンタジー映画だ。1作目をよぉく覚えているとより楽しめそう。オイラは見ていたのだが細かな部分は忘れていて惜しいことをした。次の日に1作目のDVDを借りてきて見たら、1作目がこんなに面白かったのかと驚愕。というか、2作目を見てからでないと面白さがわからないかもしれない。3作目がとても楽しみ。ハマリそうな予感。
「ロスト・イン・ラ・マンチャ」
2003.4.26
出:テリー・ギリアム
  ジョニー・デップ
試写会で見たものだが、ジョニー・デップ出演と券には大々的に書いてあったくせに、ほんのちょっとしか映らない。それもそのはず。映画界の風雲児(?)テリー・ギリアム監督の新作映画に対して、資金面や、その他色々なトラブルに見まわれ撮影を中断、休止せざるを得ない状況になる様子、そして再起を決意するまでのドキュメンタリーであった。何故に映画館でドキュメンタリーを?試写会でホッとした。皆様、騙されないように。
「キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン」
2003.4.25
出:レオナルド・ディカプリオ
  トム・ハンクス
レオ様の実年齢を感じさせない容貌・演技に脱帽。ストーリーは、資金繰りにあえぐ父親が、妻に浮気され離婚、そして事業も失敗する。そんな両親の様子に心を痛めた息子(レオ様)は17歳で家出、小切手詐欺をはたらくようになる。結局はFBI捜査官に捕まるのだが、彼の根底には常に両親への愛(家族愛)があり、とても切なくさせられた。実在の人物(現在は小切手詐欺専門のFBI捜査官)のお話とは最後まで知らなかったが、それを聞き、頭の良い人がいるもんだとそして、アメリカさんはそれを上手に利用するところがすごい。
「戦場のピアニスト」
2003.3.13
出:エイドリアン・ブロディ
セリフはほとんどなく映像と音楽だけの場面がほとんど。それでもとてもリアルで顔を背けたくなるような場面が続き圧倒された。ユダヤ系ポーランド人のピアニストが色々な人に助けられ戦争を生き延びる話。鑑賞後もあらゆる場面がよみがえり戦争についてを考えさせられる作品だった。ただ、ドイツ兵の残虐な振る舞いと過去の日本兵がだぶっているように感じ、なんだか嫌な気分になる。でもオイラにとってこの先もずっとずっと忘れられない作品になることは間違いない。
「猟奇的な彼女」
2003.2.21
出:チョン・ジヒョン
前半は破天荒な彼女の性格や行動をクローズアップさせ笑いをとり、後半は女心のせつなさにホロリとさせる。前半はちょっとグロイところもあり、そこはちょっと・・。最後の最後までよく練られたストーリーで最後まで飽きることなく見ることができた。「シュリ」とは全く違った映画だけど意外に面白かった。
「ハリーポッターと秘密の部屋」
2003.2.11
出:ダニエル・ラドクリフ

前作は見ていたものの、今回は予定外に見た。何の心構え、期待もなく見たせいか案外面白かった。ただ前作の内容をけっこう忘れていて悪(闇)の大王(?)ヴォルデモートって結局どうなったんだっけ?となったのはマヌケかしらん。ダニエルくんが声変わりをしてかなりの成長ぶり。

「オールド・ルーキー」
2003.1.24
出:デニス・クエイド
かつてプロ選手だったという高校の教師であり弱小野球部の監督をする主人公が、野球部が地区優勝をしたら自分も今一度プロに挑戦するという約束をし、ついにはメジャーで登板するというもの。実在の人物の話らしい。立派な話だけれども、なんだか全体的に地味〜な印象。俳優陣もマイナー系な人々だし。
「マイノリティ・リポート」
2002.12.19
出:トム・クルーズ
意外と面白かった。テレビCMで流れている場面はほんの一部であまり重要ではないようだった(当たり前か)。予想していた話が割と早い段階で解決してしまったので、この後どうなるのかと興味深く見れた。最後の選択も、予想外だが納得のものだった。
「Dolls」
2002.11.7
出:菅野美穂
  西島秀俊
オットの付き合いで観る。北野武監督作品ですが今までの彼にはない映画でした。そして私があまり好きではないジャンル・・・。難しい・・・。単純明快なのが好き。
「ロード トゥ パーディション」
出:トム・ハンクス
「ゴッドファーザ」ーみたい?って「ゴッドファーザー」は観たことないけど。
「竜馬の妻とその夫とその愛人」
出:木梨憲武
  中井貴一
大好きな三谷幸喜さんの脚本ということで、乗り気でないオットを連れて観ましたが・・・・。面白い内容なのですが、やはりこれは舞台で観た方が良い気がします。舞台をそのまま映画に撮った感じです。個人的には、中井貴一を見直した、なかなかいい味だしていました。憲さんは、なんだか張り切りすぎの印象。

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