おいらんち
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トップページに戻ります ミュージカル・演劇の感想 ここだよ! 本の感想 旅の感想 ぜひぜひ書き込んで〜! オイラとオットについて オイラの徘徊先
劇場で見た旬の映画の感想です。他人の劇評や世間の評判にはとらわれず、自分の感じたままを綴ります。何故だか大多数の意見とけっこう違う場合が多いけど、こんな人もいるのだな、こんな見方、とらえ方もあるのだなと思っていただければ幸いです。判定は基本的に辛口。それゆえに数少ない高評価のものはイチオシ。
オイラ的判定基準
最高! 面白い! こんなもんさ わからん 失敗した
2004年劇場映画感想
判定
映 画 名
あ ら す じ 感 想 等

「僕の彼女を紹介します」
2004.12.29
出:チョン・ジヒョン
  チャン・ヒョク

ギョンジン巡査が引ったくりと間違えて捕らえたのは、善良な高校教師ミョンウ。そんな出会いにもかかわらず、二人は強く惹かれあい、恋に落ちる。しかし二人の日々に、全てを一転する運命の瞬間が訪れる。恋人が死んでしまうという設定には必ず泣かされてしまうけれど、そんな中、物語とは別にコントのような場面が挿入されるのはどうなのだろう。
「ターミナル」
2004.12.23
出:トム・ハンクス
  キャサリン・ゼタ=ジョーンズ
東欧クラコウジアからニューヨークに来たビクターは、渡航中にクーデターが起こり祖国が消滅、パスポートが無効に。アメリカに入国もできず、国情が安定するまでは帰国することもできない彼は、空港で生活することを余儀なくされる。彼がニューヨークに来た目的は?彼が大切にしている缶の中身は?ヒューマンドラマという前宣伝で、きっと泣けるに違いないとハンカチを握り締めていたわけだが、ハンカチの出番はないコメディ色の強いわかりやすいヒューマンドラマだった。
「ハウルの動く城」
2004.11.28
声:倍賞千恵子
  木村拓哉
  美輪明宏
荒地の魔女に呪いをかけられ90歳の老女になってしまったソフィは家にいられなくなり、人里を離れ、美女の心臓をとって食らうという魔法使いハウルの動く城に潜り込むのだが…。話題性ばかりが先行し期待をかけすぎたのがいけなかったのか…。絵はいいのだが、物語的にはどうなのでしょう?戦争の理由も定かではないし、またそれと闘うハウルの目的もわからない。火の悪魔カルシファー、マルクル、荒地の魔女やサリマンとのいきさつや関係もハッキリしない。わかったのはソフィとハウルの恋物語だけ。そういえば最後にソフィの呪いは解けていたのかも定かではない。
「笑の大学」
2004.10.31
出:役所広司
  稲垣吾郎

昭和15年。国民の娯楽である演劇の台本は上演前に検閲を受けていた。そんな時代に警視庁の取調室で出会った2人の男。1人は笑ったことがない男、情け容赦ない検閲官。1人は笑いに命をかける男、劇団・笑の大学・座付作家。この二人の攻防により出来あがった傑作喜劇作品。そして完成の瞬間に訪れる二人の運命は?!もちろん三谷幸喜さん脚本ということで見に行く。役所さんて「Shall we ダンス?」にしてもそうだが、真面目な顔して笑いをとることができる本当に上手な役者さんだ。ぜひぜひ舞台で生の演技を拝見したいものだ。いつか実現するといいな。

「アイ,ロボット」
2004.9.30
出:ウィル・スミス
  ブリジット・モイナハン
家庭用ロボットが普及している近未来で最新型ロボットのサニーが殺人を犯す。絶対に人間に危害を加えられないはずのロボットが犯人なのか?その謎を追及する刑事とロボット心理学者が、人類の存亡がかかった驚愕の真相に迫っていく。体調不良の中での鑑賞だったのでドンパチものは有り難かったが、コレはまるで「APPLESEEDアップルシード」の実写版じゃないかしら。結末なんてまるで同じで盗作を疑われないか心配。
「キング・アーサー」
2004.8.22
出:クライヴ・オーウェン
  スティーヴン・ディレイン
  キーラ・ナイトレイ
宝剣エクスカリバーを手に、円卓の騎士を率いて戦い、戦乱の大地に平和をもたらしたイングランドの王、アーサーのお話。中学英語の教科書に載っていたお話だな程度に軽い気持ちで見にいったのだが、これが意外と面白かった。期待を裏切らない王道「正義の味方のヒーロー」のお話なのが良かったのか。それにしても最近は、洋物時代劇ばかり見ている。
「ハリーポッターとアズカバンの囚人」
2004.7.22
出:ダニエル・ラドクリフ
  ルパート・グリント
  エマ・ワトソン
ハリポタシリーズ第3作。史上最強の凶悪犯と言われるシリウス・ブラックがアズカバン刑務所から脱獄し、ハリーの命を狙っているという。ハリー達の成長に伴いストーリーも子供向けから大人向けに変わっていることを感じる。特に吸魂鬼は前列に座っていた子供が泣き出すのではと心配するほどの気味悪さ。中盤グズグズしていたわりに後半はスパッと描きすぎのような気がしないでもない。ネズミは逃げたままだから次回作に期待。
「世界の中心で愛を叫ぶ」
2004.7.2
出:大沢たかお
  森山未来
  長澤まさみ
  柴咲コウ
愛の喪失と再生を描いた純愛物語。話題のセカチューだが酷評。とにかく画面がすごくブレまくり(怒)!登場人物が歩いたり走ったりするシーンではカメラも歩いたり走ったり、上下左右にブレまくりで乗り物酔いならぬ映画酔いだ!例えていうならば、ヘリコプターから遠くをズームした映像、素人パパが家族の様子をビデオ撮影した映像、遊園地の3Dアトラクションに2時間半ぶっつづけで乗っていたみたいなものだった。レトロな感じの演出かもしれないが三半規管と胃腸の弱い方にはオススメできない。と毒を吐きつつも、空港の場面では人並みに涙がポロリと出た。原作でも読んでみるかな。

「デイ・アフター・トゥモロー」
2004.6.8
出:デニス・クエイド
  ジェイク・ギレンホール
  イアン・ホルム

地球温暖化の影響で天候全体が不安定になり世界各地で異常気象が発生。地球は急速に氷河期へと向かっていた。人類を救うべくまた、氷河期となったNYに取り残された息子を救うべく気象学者が奮闘する。「インディペンデンス・デイ」と同じ監督らしいが、な〜るほど同じ展開。同じ展開だけれども、氷河期が地球を襲うという展開はありそうでなかったかもしれない。NYを襲う津波の場面は圧巻で、手に汗握って見てしまう。
「トロイ」
2004.5.26
出:ブラッド・ピット
  エリック・バナ
  オーランド・ブルーム
トロイの王子がスパルタの王妃を奪い花嫁としたことから、自らの名誉と栄光のためだけに戦う無敵の戦士アキレスがいるギリシャ軍は王妃を取り戻すべくトロイに攻め入る。いったいどこまでが史実なのだろうかとチラリと考えたが、エンターテイメント大作としてはとても楽しめる作品だった。ギリシャ側が悪役に描かれていたのと、敗北する側のトロイの内情が詳しく描かれていたのも良かった。ブラピ様の肉体美も一見の価値ありかも。

「APPLESEEDアップルシード」
2004.4.28

未来での世界大戦が終結し、人とバイオロイドが共存する世界を作る。3Dライブアニメ、全編フルCGでありながら2Dアニメーションにある魅力を最大限に引き出すという試みらしいが、3Dの背景に2Dのアニメキャラがいるのはどうにも不自然に感じた。でもオットはわりと面白かったらしい。

「オーシャン・オブ・ファイヤー」
2004.4.9
出:ヴィゴ・モーテンセン

灼熱の砂漠を超えるという壮絶なサバイバル・レースに孤高のカウボーイ・フランクと雑種の野生馬ヒダルゴが挑む。大自然の恐怖のほかに、人間の野望に絡む陰謀がフランクを襲う。ヴィゴさんは「ロード・オブ〜」と同様に馬をさっそうと乗りこなす狩人風の役がよく似合う。
「ペイチェック」
2004.3.31
出:ベン・アフレック
  ユマ・サーマン

ハイテク企業の極秘プロジェクトに参加するフリーのコンピューターエンジニアが機密漏洩防止のためプロジェクト終了後に高い報酬の代わりにその間の記憶を消される。ところが記憶を消された後、自分が報酬を辞退したことを知る。何故そうなったのかは、自分が自分宛に送った封筒に隠されている。なかなか面白いストーリーだが、最近ありがちでもある。おまけに「キル・ビル」のユマ・サーマンは特別きれいでもない。

「ロード オブ ザ リング
      〜王の帰還〜」
2004.2.26
出:イライジャ・ウッド
  ショーン・アスティン
ロードオブザリング3作目の最終章。またしても約3時間の長編だったが面白かった!今回はサムが大活躍、本当にいい奴なのだ。そして物語は、分かっちゃいるけど無事に指輪を捨てることが出来、世界を平和に導く。ただ最後の指輪を捨ててからのフロドのその後についてが、トイレを我慢していた私には、ちょっと長ったらしく感じた。
「シービスケット」
2004.2.19
出:トビー・マグワイア
  ジェフ・ブリッジス
  クリス・クーパー
大恐慌で一家離散に見舞われ天涯孤独の騎手、巨万の富を得ながら愛息を失ったオーナー、孤独なカウボーイだった調教師。彼らは一頭のサラブレッド「シービスケット」と出逢い、まるで家族のような絆で結ばれ、生きる希望をみとる。連戦連勝を重ねるシービスケットだったが、ある時騎手が乗馬ができないほどの重症を負い、またシービスケットも競走馬として致命的なケガをしてしまう。そして奇跡的な再起をとげる。こんなドラマティックな実話があるもんだね〜。
「解夏」
2004.1.30
出:大沢たかお
  石田ゆりこ
  富司純子
徐々に視力を失っていくという病に犯された主人公、失明するという恐怖に日々悩まされ、恋人へも負担をかけるとの思いから別れを告げる。苦悩し、やがて全てを受け入れるという心の変遷を大沢さんが好演。失明する恐怖という辛い行を経て、失明した瞬間に恐怖から解放される、その日が“解夏”であり、そこからが始まりでもある。こういう考え方が出来るって素晴らしい。
「ミスティック・リバー」
2004.1.21
出:ショーン・ペン
  ティム・ロビンス
  ケビン・ベーコン
幼なじみ3人のうち1人が事件に巻き込まれたのをきっかけに別々の道を歩み始めたが、25年後ある事件をきっかけに殺された娘の父親と、刑事、そして容疑者という悲劇的な再会を果たす。3人ともが少年時代のあの事件に巻き込まれたのが彼ではなかったら…という思いをつねに持ちつつ生きている。そして事件に巻き込まれた少年が、その後容疑者として疑われた挙句…なんともいえない後味の悪い結末で気分が沈んでしまう。
「半落ち」
2004.1.20
出:寺尾聡
  原田美枝子
  柴田恭平
  樹木希林
3日前にアルツハイマーを患う最愛の妻を殺した元刑事が自首してきたが、何故か殺した日から自首までの2日間については口を閉ざす。空白の2日間にいったい何があったのか、かたくなに真相を隠す訳とは。もっと入り組んだ複雑な事情があるサスペンス調かと思いきや、自分のためでなく相手を守るためだけに真相を語らないという、そんな強い男の話だった。目と鼻が真っ赤になるほど泣いてしまった。樹木希林は3枚目のイメージが強かったが、今回の泣かせる演技でかなり見直す。そして寺尾聡演じる主人公の強い生き方には感服。だが期待ほどではないのが残念。

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