オーランガバードのホテルからエローラ石窟寺院群に行く途中。立ち寄ったドライブイン。飲み物と簡単なインド料理があった。

１番窟から外を撮った。１番〜３４番窟まであるが、１〜１２が仏教窟。お坊さんが寝泊まりする僧院窟（ビハーラ窟）と仏塔や仏像がありお参りする塔院（チャイティア窟）がある。

石窟の前は歩道がついている。奥の方か手前に１番窟〜３４番窟まで番号が付いている

ビハーラ窟。見事に彫刻された列柱の外側に居室がある。奥に仏像がある。長いベンチのようなものは講義を受ける為の机と言われている。

仏教窟の中で唯一の塔院（チャイティア窟）。

中に仏塔がありその前にお釈迦さまの座像がある。仏塔礼拝から仏像礼拝に移った頃（７世紀頃の造営）
天井はアーチ型。木造を模した梁が削り出されている。

３階建てのヴィハーラ窟。間口に比べて奥行き浅く、ホールはなく仏堂が掘られている。

こちらも３階建て。最大級のヴィハーラ窟。１１窟と１２窟は並んであり、外見ではよく見ないと見分けがつかない。１２窟は各階に列柱がある大ホールが有り、その回りに居室があり奥に仏堂がある。

上の写真の正面の切りかきの所を入ると広い前庭がある。３階の仏堂の両側には過去７仏の像が左右にある。

昼下がりの木漏れ日の中、サトウキビを噛む牛。私たちも昼食をとった。

ここで写真を撮ろうと思ったら普通のレンズでは収まらない。とても大きく、しかもカメラを構えて後ろに下がれないのでこういうことになった。アジャンタ、エローラなどの石窟寺院を訪れるときは出来るだけ広角レンズのご用意を。後ろに下がりすぎて川に落ちないためにも。

がけの上から撮った写真。横の斜面を登ると、寺院を上から見ることが出来る。岩山から掘り出した様子がよくわかる。

第３２窟ジャイナ教寺院の内部。ジャイナ窟の中でも徳に細密な彫刻がされ完成度が高い。
ミニカイラーサとも呼ばれ構造が似ています。

土産物、スナック、飲み物いろんなものを売っている。正面の黄色い看板の所は、電話ＢＯＸ。ダイヤル直通の国際電話が掛けられ、その場ですぐ料金がわかる。ホテル出かけるよりずっと安い。